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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/67


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53: グリフォン/三月兎/ダリア/フラミンゴ [×]
2025-10-05 20:56:16

>リオ

(差し出された手に視線を落とす。わざとらしく肩を竦め、ほんの少し意地悪そうな笑みを口元に浮かべながら意図を汲んだ上で差し出される手は取らずにすっと彼女の隣に並ぶように歩き出して。「──あー、アリス。お前、顔が良いんだから必要以上にベタベタすんなよ、マジで。……中には手が早いやつもいる。喧しいと思うけど、お前が困るから言ってんの。」そうして手を取らなかった理由を吐き出したその声は、突き放すと言うよりもむしろ不器用な優しさを含んでいて。ふわりと吹く風が二人の髪を揺らし、彼女の選んだ道を横目で見ながら歩をゆっくりと進め。「どっちも当たりで、どっちもハズレだぞ。──なぜなら、ってやつだ。」にや、と笑えばわざと芝居がかった口調でそう言って。それからどこもかしこも咲く悪戯好きの薔薇に視線を投げると赤い花弁がくすくす笑っているようにも見えて「おい、城に行きたいんだ。邪魔してないで道くらい開けろ。いうことを聞いてくれんなら、代わりにビルに剪定をさせてやる。」交渉をするように軽口まじりにそう告げると、まるで合図に応えるように薔薇たちがしゅるしゅると蔓をほどき、目の前の小道が少しずつ開けていく。すると簡単にも迷路は終わりを告げて行く手に、うっすらと城の入口が見えはじめた。「ほらな。何を選んでも当たりではずれだろ」両手をポケットに突っ込み、得意そうに笑って彼女の方をちらりと見て。「城ついたら、うまいもん食おうぜ。どうせなら何か食いながら話した方が突っ立って話すよりマシだろ。」その誘いは口の悪さに似合わず、不思議と温かい響きを持っていて。彼女と一緒に歩むことを当たり前のように受け入れながら、さらに一歩、城に向けて薔薇の道の奥へと進み)


>オルカード

(ふ、と短い息を吐く時にほんの僅か目尻を下げた。氷のように冷たい青の瞳には目の前の彼のことを拾ってみたいという好奇心が見える。口元は嫋やかに笑っているが、その笑みの奥ではずっと先に向けた思考が巡らされている。「へえ、君はまた、……随分呑気なアリスだね。」そんな風に感想の如く落とした声は柔らかく、笑っているように聞こえるのに底の方では彼の反応を一つひとつ観察するような冷静さを見せて「まず確認させてくれる? “初めて”って、赤の城に来るのが初めてって意味なのか、ここ“不思議の国”自体に来るのが初めてってことなのか。それによって僕が君を助けるべきなのかどうかを決めようかな」問いかけは遊び半分に聞こえるが、声の奥にはこの世界について“知っている側”の者が持つ特有の余裕が浮かんでいて。「ああ、それと──僕のことは“三月兎”って呼んで。ここ、兎が多くてさ、兎だけだとややこしいんだ。」忘れていたとでも言うように言いながら、絵の具でまだらに染まった服をひらりと揺らし彼との距離を詰める。人懐こいように見せたその動きは、まるで獣が間合いを取るかのようなほんの少しだけの緊張感を持って。そしてためらいなく指先が彼の頬に伸び、親指と人差し指で軽く摘むように。触れるというより、確かめる、という所作で遠慮なく触れて「……ふうん、目に見えるところに火傷はなし。見た目も悪くないね。」まるで評価でもするように淡々と呟いて掴んだ頬から指を離すと、その仕草にもどこか好奇心が混じり「僕は帽子屋邸に帰る途中なんだけどさ」青い瞳が彼をじっと見たあと瞬きを一度だけゆっくり行い「アリスがどうしてもって言うなら、赤の城まで連れて行ってあげてもいいよ。」そう提案する顔は優しい笑みではないけれど口元だけは悪戯っぽく笑って見せて。条件も理由も示さないまま、持ちかけた道は、城に向かう道と帽子屋邸に向かう道その二つの提示で。)


>有咲

(彼女からの返事を聞き、その言葉の意味を理解すると思わず肩を震わせて笑ってしまった。喉の奥で零れるその音は愉快そうで、けれどどこか“可笑しくて堪らない”とでも言いたげな響きを孕んでいて「……ははっ、そう来るんだ。嘘を吐かれても構わない、ね。」片手で口元を覆いながら、目許だけが愉悦に細められる。その眼差しは、まるで飴細工を光に透かして観察するように繊細で純粋に楽しんでいるようで「ほーんと、アリスちゃんは面白いアリスだ。」そう伝えるのは純粋に予想外の選択に心を動かされたからのようで。彼女の選んだ道がどうであれ、少なくともダリアの心を揺さぶったのは紛れもなく事実で。そうして暫し歩みを進めれば、赤く聳える城の門が姿を現した。トランプの兵士たちが整列しているのに対し「お疲れさま」と軽く手を上げ、通り過ぎて。城内では足音が大理石の床を小気味よく叩き、光の粒が高窓から差し込んで、金の装飾がきらめいていた。どこまでも整然と、どこまでも作り物めいて美しい空間を背にするようにしてふと足を止め「アリスちゃん。ようこそ、赤の城へ。……思ったより、悪くないでしょ?」彼女を見て、片眉を上げるように笑って見せて。それから少しだけ視線を城全体へ向けると’アリスちゃん’ともう一度呼びかけて)でもね、アリスちゃん。もしここが君に合わないと思ったら──その時は僕のところへおいで。家主に話を通しておくから。まあ、気まぐれなやつだけど、悪い取引じゃないと思うよ。


>ヴァイオレット

(可愛くて、ふわふわ。彼女がそう言った瞬間、まるで心臓を撫でられたみたいにピタリと固まった。言葉の意味を脳内で何度も反芻して、ようやく自分のことを指していると理解する。驚きと困惑が混じったように、瞳を丸くしてぽかんと口を開けたまま裏返るような声で伝え「……え、俺ぇ?まさか、だけどョ。俺のこと言ってんのかァ?」間抜けな声を漏らしてから、はっとして鼻先を掻きり照れ隠しに視線を横へ逸らしては赤く咲く薔薇の花に目を向けて。熱い顔を冷ますように風が吹いて、顔にかかる長めの前髪がふわりと揺れ「……その言葉は似合わないと思うケド。……ま、いっか。アリスの目がそう見えるんなら、それで」口の端を少し上げて、からかうように笑いながらも、思いがけない評価の言葉にどこか嬉しそうな色がその瞳に浮かび。彼女が名前を問いかけて首をかしげた瞬間、ようやく自分が名乗っていなかったことに気づき。あ゛ー、と間抜けな声を漏らし、後頭部をかきながら苦笑を見せて「俺は……フラミンゴ。まんまそのまんま、鳥のフラミンゴだ」肩を竦めて、自嘲気味に笑う。彼女の視線を真正面から受け止めきれず、一瞬だけ下を向いて靴先で小石を蹴って「遊園地のサーカス小屋で暮らしてんだ。ドードー鳥って男と一緒に。俺はこの国の空間デザインとか演出とか、まぁそんな感じの仕事してる」今更ながらの自己紹介として話しながら、彼女の肩越しに見える空をちらりと仰ぐ。瞳には雲が滲んで、そこに小さな鳥が飛ぶのが見えた。その景色を目で追ってから「……外出るの、そんな得意じゃねぇんだけどさ。今日はアリスに会えたから、けっこう久しぶりにしては、悪くねぇ日になった。」そう呟いて、横顔に柔らかい笑みを宿す。ふと彼女と並んで歩く距離を詰め、歩幅を合わせるように足を勧め)

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