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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/71


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36: 帽子屋/グリフォン/ダリア/フラミンゴ [×]
2025-10-03 20:33:54


>レオンハルト

(彼というアリスと出会ってから今の今まで、共に会話をしながら過ごしている間に生まれた違和感。その違和感が謙虚な物腰だと見た瞬間、どうにもこらえきれなくなって喉の奥からアハハ!と笑い声が零れた。笑いながらも視線だけは鋭く、これまで交わしてきた会話や仕草の端々を思い返している。よく言えば紳士的で、物語の中の王子様のように端正な男。けれど逆に言えば、彼らしさというものが掴めない。空を掴むような輪郭の曖昧さ。そこが面白くて、つい観察してしまうのだと理解した。伸ばした腕が彼の半分束ねられた髪の下あたりに届く。撫でるというより、犬や猫にするような手つきで軽く触れて、乱さない程度に。わざとらしく肩を竦めて、冗談めいた声をかけて「ねえ、ちょっと。もう少し肩の力を抜きなよ。今からそんな風に畏まってたら最後まで持たないよ」軽口のように言いながらも、触れたのは短い時間だけ。そのまま彼が選んだ道へと自分の足も進めていく。薔薇の赤を背に、城を出て森に続く細道を抜けていくと、濃い赤が消えて深い緑の木々に変わる。「今から向かう涙の湖はね、静かで綺麗な場所だよ。美しい水面と、控えめな花があってね。目にやさしい世界が広がってるんだ。あーそうだ。折角ならお菓子でも持ってくれば良かったな。……アンタの髪みたいに甘そうな、チョコレートのクッキーとか」閃いたように手を合わせては残念そうに言いながら、口元にいたずらっぽい笑みを浮かべる。冗談めかして軽く投げた言葉に、どこか柔らかい温度が混じっていて。)


>リオ

(彼女が横に並んで覗き込んできた瞬間、ほんの一拍だけ目を瞬かせる。見上げるその顔にはどう見ても不安より期待が勝っていて、普通なら怯えるはずの状況で平気そうに笑っていたことに驚いたからだった。その笑みを見れば喉の奥でククッと笑い声を漏らし、笑ってるんだか呆れてるんだかわからないそんな低い笑いをあげて「……あんた、肝据わってんな。普通ならここまで来る間に泣いてるか、足すくんでる。」淡々とした指摘をするような声なのに、友達にするような親しみがあるどこか褒めるような響きが混じっていて。彼女へと下ろしていた視線を正面に戻し、歩調を崩さないまま彼女が求めていた質問への答えとして口を開き。「名前はグリフォン。俺は城になんか住んでねぇ、涙の湖の近くに家がある。で、教えられることなら教えるが、ここのものは、自分の目で見て触って確かめた方がいい。俺がどんなに言葉を重ねても、この世界はお前の見た色にはならねぇよ」そう言って、ふっと彼女を横目で見た。相変わらず笑顔を崩さず、小走りで隣にいるその姿に、今度はちゃんと息をついて笑って。「俺が出来るのは国の案内と、迷子になった時の手助けくらいだよ」そう言いながら、彼女の頭上をかすめるように片翼を軽く広げて、風を送る。悪戯っぽい笑みを浮かべ、わざとらしく肩を竦める。)さ、冒険の続きだ。聞きたいことがあるなら今のうちに訊けよ、アリス


>リオ

(薔薇の香りを孕んだ風が頬をかすめる中、彼女の横顔をちらと見やる。頬を朱に染め、素直に褒め言葉を受け取っているその姿は純粋で、どうにも無邪気な子供めいて見えて微笑ましさを感じた。この国で生きる以上、名前がどれだけ大事なものかを改めて思い直す。名前を忘れた時、アリスは元いたクニには戻れなくなるのだと、そのことを知っているのに敢えて口にする役持ちはそう多くないと言うことも改めて胸に落とした。そこまでを知らないとはいえ、名前が大切だと言うのを自覚した上で名前という重みのあるものを自分に託してくれたと言う事実にむずりと口元にニヤけが浮かんだ。それは彼女が自分の中でどれだけ信頼を寄せてくれているのかを示しているようで、じん。と胸が温まるように嬉しくなるが自分だけの秘密にすることにした。肩から力を抜いて、わざとらしくふーと深く息を吐くと気怠げな笑みを浮かべ、片手をポケットに突っ込んだまま、白金の髪の揺れる彼女を横目で見て。「どうかな。俺が覚えてるかは、わかんないよ」少しだけ困ったように吐き出した言葉は無責任な調子。だけどその目だけは誠実さを持ち真摯に向き合うように笑っていない。秘密を胸にしまい込んだまま、声だけを軽く弾ませて。わざと視線を外し、ゆっくりとした動作で空を仰ぎ見る。青とも灰ともつかない空の下で、口元だけが小さく笑みを描くと責任を放棄するような言葉の奥には確かに彼女が託してくれたということに自分なりの決意を隠して。彼女の視線を感じながら、軽く片肩をすくめて。)ま、忘れてなかったら助けになるよ。

>ヴァイオレット

(彼女が足元を気にして下を向いた瞬間、無意識に一度、へにょりと眉尻を垂らした。彼女の答えがまるで自分の不安がそのまま映し出されたようで、思わず口を小さくへの字に結ぶ。けれど、ほんの一瞬の後に自らの頬をパシ、と軽く叩けば気合いを入れ直す仕草を見せた。長い指先が頬を離れる頃には、腹を括って見せたようで「……ま、そーだよなァ。汚れんの気になるよなァ」彼女の声に自らの声を重ね、指先で顎をかきながら長い髪を片側に払うようにしつつ、選択肢を並べてみせることにした。それを伝える声は不思議と柔らかく、どこか安心させるようなそんな色をしていて「靴、新しいやつ見繕いに行ってもいいし、遊園地行くでもいい。お前が好きなほー選んでいいよ」そして、指先をひょいと振って注意事項を忘れずに送り「あ。でもよ、どっちにしてもなァ、森の中は歩くから靴はもーちょい汚れるぜ、覚悟しとけヨ」長い前髪の奥から視線だけを彼女に向けると、少しだけ揶揄うように笑ってからぎこちなく人差し指で頬をぽり、とかいて。それからこの国の基本中の基本を伝えることにしたらしい。「それから……お前は此処にいる以上、アリス、だぜ。アリスって呼ばれたら、自分のことだと思って返事しなきゃダメだ。わかったかァ?」最後まで言えば不器用な笑みが、ほんの少しだけ優しさを帯びる。言い終えた後、長い指先で髪をくるくる弄びながら、ぽつりと付け足して)俺もかわいーもん、好きだョ。フワフワしてんのとかァ、ちっこいのとか。




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