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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
41:
津原 映奈 [×]
2017-11-20 22:57:42
>>39 加我 佑哉
悩み…、…無いわけじゃないけど、加我くんが気にする程の事じゃないよ。
(普段、友人や両親のご機嫌取りばかりしているせいか自分で気付かぬ癖のように接してしまい、それが相手には堅苦しい印象を与えてしまっていたのかと反省しつつ、先に店に入った相手を追うようにして。カプチーノを注文し、商品を持って彼の待つ席へと向かえば問い掛けに答えてゆっくりと正面の椅子に座り。─悩み。悩み事は確かにたくさんあるけれど、実質出会って数十分しか経たない彼に詳細まで話してしまう必要性は無いだろうと敢えて内容を濁して。とはいえ、彼には窮地を救ってもらったわけであるし、流石にベラベラと全てを話すわけにはいかないが聞かれた以上はこんな曖昧な言葉で返してはいけないかと思い直して、こくりとカプチーノを一口飲んでから再度口開き)
…まあ、強いて言うなら家の事とか、学校の事とか色々ね。考えてみると、最近は溜め込んでばかりかも。
42:
ジャック・マクガヴァン [×]
2017-11-20 23:37:39
>>40 メーヴィス・ロウ
“Ipse se nihil scire id unum sciat”、か……ソクラテスみたいなことを言うね、おまえ。どうやら俺が考えてたよりずっと聡いお嬢さんらしい。ああ、だから惚れたんだろうなあ……おまえさえ良けりゃあよ、このままひと晩心行くまでデートして、互いのことを深く知り合うってのも悪くないと思うんだ。でもおまえ、どうせ俺を振るんだろう?
(刑事としての在り方をあくまでも貫き通したまま、犯罪者の心理への感化を断固として跳ねのけたまま。それでもその範囲において、こちらの人格をハナから否定的に見ず、真実のみを求めて慎重に探る姿勢。それは彼女の秘める刑事としての才能の強さを覗わせ、嬉しい驚きを浮かべた表情で器用に片眉を上げて呟き。激情に駆られながらも、冷静さを見失わない。殺意に滾りながらも、己の本分を忘れない。殺人鬼を憎悪しながらも、清らかさ故に全否定しない。嗚呼、こんなにも絶妙な味わいの女が己を地の果てまでも追わんと決意している刑事だとは、全く神とやらはなんと慈悲深い男だろう。余りに恵まれた己の人生に思わずクックッと笑いながら次にしみじみと呟いたのは、こともあろうに愛の告白。たちの悪い冗談とも本音ともつかぬ言葉を連続して零しながら男はやおら立ち上がり、彼女が全身を緊張させて拳銃を構えなおすのを気にも留めずに、懐からライターを取り出すと咥え煙草に火をつけて。口元の紫煙を美味しそうにくゆらせながら、それはマリファナだったのか錯覚させるほど恍惚とした表情で、夢見心地に彼女を見据え。)
ロウ。信じられないかもしれないがな、俺は結構、あんたのことが好きなんだ。べっぴんなところも、肝っ玉のあるところもな。俺ぁてっきり、本当はあんたも俺のことが好きで、だから追いかけてくれてるものとばかり思ってた……ああ、だから俺のことをちっとも理解する気がないってぇのは、正直少しだけ残念さ。残念だがまあ、そこは時間をかけてゆっくり知って貰えれば良い。取り合えず、今言ったそれで今夜のところは及第点だ。
さあ、今度はおまえさんが自分のことを俺に教えてくれる番だぜ。例えば好きな酒はなんだい、え? カナダのドーソン・シティにゃあ、サワートゥっていう特殊なカクテルを出すバーがあってな。こいつはな、しわくちゃになった人間の足の指をグラスに入れて美味しく呑むってもんなんだ。嗚呼、あんたの好きな酒が知れたら、毎月毎月、殺した奴から大切に切り取ったそれを瓶の中に堕とし入れて、美しく包装して、あんたにプレゼントするんだがなあ……
43:
No.29 [×]
2017-11-20 23:42:16
名前:Mary Unsworth (メアリ・アンズワース)
役柄:持込設定
年齢:22歳
容貌:父親譲りのやや色素の薄い栗毛は毛先にかけて緩やかな内巻きの癖をもち、長さは鎖骨に届くロングボブ程度だが毎日丁寧に手入れを成されふんわりと軽く滑らかな指通りを保っている。少し重ための前髪が眉を隠し、自然に右へ向かって流れる。しん、とした早朝の冬空を思わせるようなアイスブルーの瞳は、表情に柔らかみをもたせるアーモンド型の垂れ目。下睫毛が濃くはっきりとしているのが特徴的。日光への耐性の無さを象徴する白い肌は若さ故の瑞々しさと張りをもつが、陽によく当たる鼻柱や頬の辺りには雀斑が見られる。まだ年若く化粧の仕方もナチュラル傾だが、時折妙に大人びて色気のある微笑み方をする。身長は162cmほどで中肉中背。残念ながら女性らしい膨らみの成長はいまいちだったようで、特に少しばかり控えめな胸の膨らみの事をひっそりと気にしている様子。服装はシンプルながら女性らしさを失わず生活感のあるものを好み、パンツ・スカートどちらも穿く。気をつけている事と言えばあまりラフな格好をすると顔立ちや髪型の雰囲気から幼く見えてしまう為、それを避けようと本人なりに拘っている。
性格:分かり易く言って裏表のはっきりとした性格、周囲の人間に見せるそれと本来もつそれとの間に大きな差がある。人前ではどちらかと言えば控えめな性格で、あまり積極的に前に出る事はなく寧ろそっと一歩下がって様子を窺いながら動くタイプ。良くも悪くも普通の子、それが逆に親しみ易さを生む事も多く控えめな割に友人が出来るペースは意外にも早い。その実、目立たず大人しく当たり障りのない過ごし方をしているように見えて、その裏に何か企みをもたずにはいられない。本来は打算的で強か且つ自らの欲求に対して非常に忠実な性格。自分の好きなもの、大切なものに対してのみ何処までも真っ直ぐな素直さを見せるが、その逆もまた然り。とても極端な考え方の持ち主である事に加えて頑固者、そして欲深い。生まれ育った境遇故か年齢よりもずっと大人びて捻くれた部分と、子供の頃から然程変化の見られない我侭で幼い部分とが同居しており、その不安定さを抱えたまま生きている。
設定:殺人鬼に殺された女性の娘。生い立ち、殺人鬼との接点及び殺人鬼に対して抱く心理については>>29 を参照。母親の死後、行方を晦ました殺人鬼との再会の為に全力を傾ける事となる。幼い身では満足に動く事は出来なかったが、中学生になる頃には可能な限りの情報集めを始め、その後成長するにつれて広がっていく行動可能範囲、集めた情報、協力者、利用し得る全ての物を余す事なく使いきりながら殺人鬼の居所を探る。全ては嘗て一目惚れをした、たった一人の彼を見つけ自分のものにする為である。テーマは「エディプス・コンプレックス」「欲しかったもの」。メアリが求め続けたものは実は幼い頃から何一つ変わっておらず、幼いままの自分が大人になっても尚自分の中に在り続けている。そんな意味を込めて、ふたつめのテーマは敢えて難しい言葉を使わず簡単で分かり易いものにさせて頂きました。
要望:この物語の核として「父娘」と言うものがある為、殺人鬼との間にある程度の年の差があればと思っています。従って、30代後半から上限である42歳までの間が理想です。殺人鬼がどんな人間であろうと盲目的に慕いますが、例えば何か僅かでも父性を感じさせるものがあれば一層強く惹かれる事と思います。
ストーリーへの要望:物語の展開と致しましては、十余年の恋慕と捜索の末に再会。何でもするから傍に置いて欲しいと懇願するメアリと同居を始め、>>24 にて主様が仰っていたような構造でふたりの歪な日常を描いていけたらと…!結局の所、メアリが真に求めているものは「父の愛情」ひいては「父という存在そのもの」である為、生活を共にし、互いの狂気に触れ、時にぶつけ合いながら過ごす内にそれを手に入れる事が出来るのか、それとも叶わないのか。それを見守りながら物語を展開していきたいと考えております。
ロルテ:
新しい手帳、買わないと…
(使い古した手帳の最後の一ページ、びっしりと書き込まれているのはどうやら何処かの住所のようだ。ひとつやふたつではない。電話帳か何かと間違えられても不思議では無い数の住所が並び、最後のひとつを除いては赤いペンでバツ印をつけられている。もうこれ以上は書き込めそうもないその手帳をぱたんと閉じて、肩に掛けたトートバッグの中にしまいこみながらぽつりと呟いた。午後11時30分――日中は家族連れやカップルの姿も多く、明るく楽しげな声と笑顔とで賑わっていた日曜日の公園も、この時間ともなればまた違った姿を見せる。この日は夕方から天気が崩れ、重たい灰色の雲が覆い被さった月の光は夜闇に包まれた辺り一面を照らし出すにはあまりに弱々しい。気味が悪いほど静まり返った空間がそこにはあり、古くなって所々錆び付いたブランコが前後に小さく揺れる度、キイ、キイ、と響く耳障りなその音がやけにはっきりと聞こえるような気がした。誰も座っていないブランコが、大して風も吹いていないのに揺れている。本来遊具として遊んで貰える筈が、今はただこうして無意味に揺れている事しか出来ない――ブランコに感情移入をするのは本来可笑しな話なのだが、何処と無く寂しげに見えたその様子にほんの僅かシンパシーに近いものを感じたのだろうか。帰路につくべく公園の出口へと向かう予定だった足が方向を変え、つかつかとブランコに歩み寄ったかと思うとそのまま冷たい座板に腰掛けた。それからゆっくりと顔を上げ、まるで今の自分の状況を映し出すかのように星も月も見えない夜空を仰ぎながらはーっ、と白い息を吐いて。)
明日は――見つけるから、絶対。
(/長々と読み難い文章をきちんと読み込んで下さった上、興味をもって下さいましたこと、本当に嬉しく思っております。ありがとうございました。この度、改めましてPF作成の上でのお返事とさせて頂きます。背後の語彙力や拙い文章力の為に上手くメアリと言う人間を表現しきれていない可能性も大いにありますが、一度目を通して頂き、相性や主様の好み諸々等を含めましてご検討頂ければ幸いです…!尚、エンディングに関してなのですが、矢張り実際にふたりの日常を描き、関係性の変化を観察していく中でそれにあったものを改めて考え、組み立てていけたらと思い今回は明記をしない事を選びました。もし、参加のご許可を頂く事ができ、ふたりの物語を綴っていく事ができるようになった暁には、何通りもあるエンディングの中から最もお互いに納得のいくものを見つけていく事が出来ればと思っております。それでは、長くなりましたが、宜しくお願い申し上げます。)
44:
加我 佑哉 [×]
2017-11-21 00:12:53
>>41 津原 映奈
今日初めて津原と話したくらいだから、俺はおまえを殆ど何も知らねえけど──それでも今さっきみたいに凄く気配りするところからして、それこそ溜め込んでるのかなってのは……なんとなくだけど感じるかな。
……あんまり、無理すんなよ? 人間なんて、溜め込んだら耐え切れなくなって破裂しちまう生き物なんだ。適度に発散するのは、別に悪いことじゃあない。俺だって、誰だって、そうやってバランスとってんだ。
(明らかに濁した返答、やはりまだよく知り合っていない間柄だというのに唐突に踏み込みすぎたか。慎重さを取り戻さんと目を陰らせたのも、しかしごく僅かな間のこと。白いカップに口を付けた彼女が再び開いた口から遠慮がちに紡がれた言葉を、表向きはあくまで軽く、だが実際は細心の注意を払いながら聞いていて。年の頃が年の頃だから、学校の事で悩むというのはまあ取り立てて珍しくもない。誰でも一つや二つ、悩みごとがあるものだ。だが気になったのは、家の事、という言葉。するともしかして、目の前にいる少女からどこか不安げな雰囲気を感じ取れるのは、胸の内を吐き出せる場所、安らげる場所があまり無いからなのだろうか。こちらも再びラテを味わってから、間を置いて言葉を継ぎ。半ば独り言のようにも呟くそれは、己の短い人生の中で獲得してきたひとつの信条。事実己も、噴き出す異常な衝動とうまく付き合っていくために、時たま遠く離れた場所でごく静かに罪を犯して発散しながら生きてきたのだ。日常に疲弊しているらしい彼女も、そんな彼女が行っていた先ほどの軽犯罪も、どちらも肯定するように、焦げ茶色の瞳を見つめながら穏やかにそう告げて。)
45:
アンジェル・フィリエール [×]
2017-11-21 00:13:26
>>38 ジャン=ノエル・バルザック
……その人、どんな風だった?
(救急箱を地面へと置き膝をつくと此方へと駆けて来る酷く怯えた様子の童女を迎える。小刻みに震え続ける矮躯を落ち着かせる様に軽く抱き締めると耳許でゆっくりと囁き、部屋の中に居る人物の様子を聞き出そうとして。恐怖と幼い言葉遣いが相俟ってかなり分かり難かったが、漸く其奴が男でブギーマンと名乗った事、其れに酷い怪我をして居て此処では見た事の無い人物だという事が把握出来て。兎に角、これ以上この子をその男に近付けてはいけないだろう。勿論ブギーマンだと信じてる訳では無いが、明らかに孤児院内に居る人間では無いのだ、何をしでかすか分からない___そう考えると童女の手にペンライトを持たせて部屋へ戻る様に促す。「シスター、ブギーマンはどうするの…?」一歩進んだもののそう言って振り返る童女に軽くロザリオを振って見せると「シスターはね、どんな悪い奴でも此の十字架でやっつけられるのよ」そう言いくるめると再び歩き出した童女が廊下の角を曲がり姿が見えなくなるまで見送り。直ぐに件の部屋を見遣ると一呼吸置いてから救急箱を拾ってから歩き出し。部屋の中へと足を踏み入れると扉を閉めてまだ暗闇に慣れて居らず何も見えない状態で何度か瞬きをして。血腥い部屋の中、月明かりでぼんやりと周囲が見える様になった所で窓の下に座り込み濃い鉄の香りを漂わせる人影を見つけると少し躊躇ってから口を開き)
____初めまして、M.ブギーマン……聞きたい事は色々と有りますが、一先ず怪我の手当てをさせて頂けませんか?
(/寛容な御言葉有難う御座います…! そう言って頂き安心しました。
取り敢えず背後はそろそろ引っ込ませて頂きますので、御用が有れば何時でも呼び出して下さいませ…! /蹴り可)
46:
Nobody [×]
2017-11-21 01:28:51
>>43 メアリ・アンズワース
(かつて世界中で報道された世紀の殺人鬼である己も、寄る年波には抗えなかった。愛する殺しを何よりも優先させて不安定な生活を無節操に繰り返し生き永らえてきた結果、輝いていた皮膚はくすんで痛み、皴が寄り、黒髪には決して少なくない量の白髪が混じりはじめている。ただでさえ痩せた身体は未だ筋肉を残し引きしまってはいるものの、それでも若い頃のような溌溂とした生気は失せて、いかにも社会闘争に敗れた、食事に気を遣う家族などないために栄養の足りていない貧しい男のそれへと次第に落ちぶれつつあった。──まだぎりぎり若い方ではある、それでも老いを痛感する日々だ。そのせいか、今では殺しのペースも以前よりぐっと落ちていた。若い頃の無謀さは鳴りを潜めて歳相応の落ち着きを持ち、今では人並みのごく平和な一日を過ごすことすら増えている。飢えた牡犬のように刺激を貪って生きていた若い頃の己なら、今の自分を心底蔑んだことだろう。だが正直、こんな生活も悪くない。普段は静かに世間に紛れて、善良な一市民と同じ平穏を与かって、人を殺す時のあの愛しい感覚に時折気まぐれに会いに行って──そんな人生も、悪くない。
その日の夕方もいつも通り、3日がかりの近距離トラック運転手の仕事を終えて寝不足のまま我が家に帰宅し。日本円にして家賃9万の、ボロいが居心地はさほど悪くない安アパート。ふたつ隣に住む外国人カップルの激しい痴話喧嘩を聞き流しながら、立てつけの悪いドアの鍵穴に鍵を差し込み、ゆっくりとドアノブを回して。)
(/まずはPF提出ありがとうございます。ふたつ目のテーマ、「欲しかったもの」というのが胸にずしんと来ました……簡易な言葉ながらふたりにとって非常に重い意味を孕んでおり、まさしくこれ以外にないと思える最高のテーマです。改めて、是非ともこちらこそお相手をお願いさせていただきたく思います……!
つきましては、確認したいことがいくつか。まず絡み期間については、長期ご希望ということでお間違いないかとは思うのですが、ロル数にご指定はありますでしょうか?
次に、殺人鬼の年齢を仮に41歳とさせていただきますが、彼の名前を決めるにあたり、アメリカ、イギリス、カナダなど、お好みの舞台を教えていただけたら幸いです。
3つ目に、エンディングについて了解致しました。ふたりの心理反応の行く末を見守りつつ、それに合わせて決めるというのは、此方も大賛成でございます。歳の差のあるふたりがどんな結末を迎えるのか、今から非常に楽しみです……!
そして最後に。「物語の核に『父娘』があること」、「父性を感じさせるものがあればより惹かれやすい」とのことから、殺人鬼の性格や生き方を老いにかこつけて多少変化させてみようかと思い、それを上記ロルにて少しばかり表現してみたのですが、そうしてみても宜しいでしょうか……?
人物上決して子育てなどしたことがない、その適性も全く持たない殺人鬼ですが、年をとり落ち着いた頃になってメアリと再会することにより、彼女の求める穏やかな父性を醸せるようになったまさにそのタイミングで同棲が始まるのも良いかなと思い……。勿論本質は全く変わっていないので、物語に緩急をつけるメタ的な需要からも、若い頃と同じ残虐さや苛烈さを時たま惜しみなく発露するところもございます。また、この年代になると殺人鬼とはいえ独り身が多少侘しくなるころであり、老いに伴って身の回りのことも細々と増えていくので、その意味でもメアリとの同棲を彼が受け入れる理由づけにもなるかなと……。此方の願望を押し付けてしまいすみません、ご検討いただければ幸いです!)
47:
ジャン=ノエル・バルザック [×]
2017-11-21 02:11:11
>>45 アンジェル・フィリエール
っは、嗤えるな……神に殉じる敬虔なシスターと、ぶっ刺された怪我ぁ抱えた、どこの馬の骨ともわからねえ変な男が、真夜中の、暗い密室で、ふたりきり、ってか──
(噴き出すアドレナリンにより今まではかろうじて耐えられていた傷の痛みも、脳内麻薬が枯渇してきたのか、熱した鉄を強く押し付けるかの如く激しく痛覚を苛んで。こらえようとはするものの、息は熱く、荒くなり、額には脂汗。おまけに視野狭窄が始まっている……そんなときにどこか遠く聞こえたのは、この部屋の扉を閉める軋んだ音。小刻みに揺れる瞳で、それでも野生の獣じみた本能からどうにか意識を覚醒させてその姿を認識すれば、そこにいたのはひとりの凛とした佇まいのシスター。相手もおそらく闇に目を慣らしていたその僅かな数秒、男がぼんやりと考えたのは、さっきのガキさえ捕まえていりゃあ、手負いの今でもこいつをどうにかできたのに──という苛立ちにも似た思い。最早一巻の終わりだな、そう覚悟しかけたその時、しかし躊躇いがちに彼女が欠けてきた言葉は、尋問は一旦伏して手当を優先させるというもの。あまりに意外なその言葉に、一瞬傷の痛みも忘れるほど呆気に取られた、間の抜けた表情になり。次いで何がおかしいのか吹き出し、こんな時だというのに相手の不興を買いかねないジョークを飛ばした……のもそこそこに、大人しく従う姿勢を見せると、上着のポケットから取り出したライターを彼女の足元に力なく投げ、弱々しい笑みを浮かべて。)
……くっそ、だめだ、つまらんことしかほざけねえくらいに気力ってもんが残っちゃいねえや。ああ、頼む。死ぬ気はさらさらねえってのに、あの世にちょっと持ってかれそうだ……明かりかなんかは、あのちびっこいのにやったんだろ? それ、俺の……ライター、だ……変なもんじゃあねえから、それで俺の怪我、診て、貰えるか……
48:
津原 映奈 [×]
2017-11-21 10:48:37
>>44 加我 佑哉
──凄いね。加我くんって、まるでカウンセラーの人みたい。
(あくまで全てを話そうとはしなかったが、想像していた以上に相手が関心を寄せてくれた事に少しばかり驚き。今まで、全く自分の悩みを相談した事がないわけではなかった。しかしここまで親身になって聞いてくれた人は彼が初めてであり、一つ一つの言葉が胸に染み込んでいくような気がして、思いもよらず涙で目の前が滲み。それが溢れぬよう指先で目元撫でては力の抜けた笑みを浮かべて。どれだけ長い時間を共にした両親であっても友人であっても見い出せなかった心からの信頼感。彼にならばそれが芽生える可能性もあるかもしれない。そんな期待を心の何処かで持ち始め。ただ、こうしていると一方的に此方の情報ばかりを向こうに与え、向こうの情報はまだ殆ど得られていないのではと気付き、手にしているカップを傾けながら尚も多少の遠慮を残した声色で下記述べ)
加我くんになら、私の悩み…全部話せそうな気がする。でもね、図々しいかもしれないけど、私も加我くんのこと…もっと知りたいなって思うの。私のこと全部話すから、貴方のことも教えて欲しい。
49:
メーヴィス・ロウ [×]
2017-11-21 13:54:39
>42 ♦ ジャック・マクガヴァン
なッ…、馬鹿な事を云わないで。
( 信念と真実、有りの侭の思いを飾らない言葉でぶつけたものの、果たして此の解答は正答だったのかと深い思案に耽るのも束の間、どうやらお気に召したらしく幼い子供さながらに嬉々と笑顔を見せる彼から賞賛を受け取り一先ずの安堵。──次に告げられるのは一体何か。彼の見解や矜持、一言も取り零さず聴き届けようと真摯な面持ちで耳を傾かせた矢先、飛び込んできた物は愛の告白も同然の科白。思わず拍子抜けし、激しい脱力感に全身を見舞われ拳銃を握る掌からも緩やかに力が抜け、動揺を全面に出し。然し甘美な囁きに頬を染める程無知でも初心でもなく、動揺に微かに揺れ動く双眸を訝しげに送ると端的に一蹴。人気のない裏路地、薄らと霧の漂う宵闇を惜しみ無く照らす美しい月夜明かりの下、凶悪な殺人鬼に告白をされるという奇妙なシチュエーションに何とも言えぬ感情を燻らせつつも単なる冗句だと潔く割り切ると態勢を立て直し、月の鎮座する天に向け徐に紫煙を薫らす彼の恍惚に満ちた顔を真向から毅然と見つめ。 )
そう、貴方のような男に好かれる何て光栄ね。──殺人鬼に恋慕を寄せて追い掛ける、そんな刑事は前代未聞よ。私が貴方を何処までも追い縋るのは仇討ちの意志を込めた復讐心から、それ以上でも以下でもない。でも、貴方の事を知る必要が有ると考えているのも事実、馴れ合うつもりはないけれど貴方の言葉通りこれから知っていくわ。
随分と手の込まれたカクテルね?聞いただけでのインパクトですらこんなにも強いんだから、きっと味も凄いものなのかもしれないわね。…けどお生憎様、余りお酒は嗜まないわ。そうね、辛うじてピムスを飲むくらい。だからその素敵なプレゼントも遠慮しておくわ。──今私が一番欲しいのは貴方の身柄よ。
50:
加我 佑哉 [×]
2017-11-21 14:12:42
>>48 津原 映奈
……、そんなんじゃねぇよ。
(カウンセラーみたい──彼女は何気なく零したであろうその感想に、カップを口に近づけたままぎくりとし、伏し目がちにぶっきらぼうな小声を返して。興味を抱いた人間の心理に過干渉してしまうのは昔からの悪癖だった。彼女が覚えるその感覚は大抵、次第に「不気味」や「怖い」に変化していき、ある時不意に此方の本性を悟るのだ。そうして警察に知らせようと電話に伸ばしかけた手をすぐさま断ち切ったことが、これまで幾度となくあった。聡いと名高い彼女なら、今までの彼ら彼女らよりずっと早くに気取ってしまうかもしれない。そう危ぶみながらもう一度、滲む涙を拭っている彼女に灰色の目を向けて。話題が変わればほっとした顔色に変わり、ソファー席に深く座り直してからゆったりと頬杖をつくと、聞けば人間性を疑われるような自身の話を、あくまで軽く、あっさりと話しはじめ。)
俺のこと? 別に面白い話は何もねえよ?
……まあ、もう知ってるかもしれねえし、いずれにせよ遅かれ早かれ小耳に挟むんだろうから、変な噂を刷り込まれる前に俺の口から言っておこうか。
今はタメにふたり、後輩にひとり、学外にひとり、彼女がいるよ。──昨日、タメで付き合ってたもうひとりと別れる時に、どうしてひとりに絞れないのって言われたから、お前は何週間も食パンしか食えない生活に耐えられるか、って真面目に言ってやったんだ。そしたら横っ面引っぱたかれてさ。
あいつに言わせりゃ、俺は女を不幸にする最低の屑男なんだと。……だから津原、おまえもあんまり俺を信用しない方が良いのかもしれないぜ?
51:
ジャック・マクガヴァン [×]
2017-11-21 15:26:35
>>49 メーヴィス・ロウ
おっ? おっ? 良い、良ーい顔だぜ、メーヴィス・ロウ! なんだよおい、可愛いとこもあるんじゃねえか。ますます俺の気に入ったぜ。
しっかし、そうか……そうかあ。俺のことを知ってもらうためにも、サワートゥ・ピムスを贈ってやりたかったとこだが……なんでなんだかな。本当、なんで女って生き物は皆、男が真心込めて贈るプレゼントなんかまるで塵芥みてえにちっとも見向きしないってのに、手に入らないもんばっかりはやたらめったら欲しがんだかなあ……
(此方の言葉等また冷たく切り捨てられてしまうだろう、そんな前提で告げていたために、ほんの僅かだが銃を構える手も脱力してしまうほど彼女が大きく動揺したのを目の当たりにすれば、顔が露骨に喜色で輝き、手を叩き合わそうなくらいに無邪気な歓声を無遠慮に上げ。今のからかい言葉程度で刑事からただの女に容易く堕ちるようでは却って興醒めだったろうし、直後の、また瞳をぐっと細め、冷静だがどこか僅かに不器用に此方の言葉を蹴ったのも、その前の珍しい動揺をより引き立てているようでたまらなく好みだった。──だが、次に続いた彼女の毅然とした言葉を聞くうちに、その興奮も次第に落ちつき。如何にからかおうと、半ば本気で口説こうと、断固として揺らぐことのない彼女の決意の堅さ、此方の会話に乗って尚回帰する刑事としてのプライドと意地に触れれば、此方もそれを理解しつつも、心惜しそうに眉尻を下げ。哀愁漂う様子でしみじみと呟きながら、骨ばった指を添えて煙草を一度深く吸い、それを足元に投げ捨ててぐりぐりと残り火を揉み消し。──次にあげた時その顔は、妙に晴れ晴れとした表情で。再び軽く両腕を広げ、確認するように頭を片側に傾げると、長いコートを羽織り直し、一歩二歩とごく自然に後ろ歩きしはじめながら、白い夜霧に紛れようとして。)
──まあ、これであんたの事もまたちょっぴりわかったよ。今までの俺の戦績のへぼっぷりを思えば、今回は随分と大漁だったな。こうして真夜中の逢い引きもできたわけだから、大進展だ。そうだろう?
だがな、そろそろ俺ぁ帰らにゃならん。あんたもどうせ、明日の朝は早いんだろ。何より度の過ぎる夜更かしは女の肌にすこぶる悪い。今夜はここでお開きにして、また今度、あんたの飲めるピムスでもゆっくり傾けながら、もう少し深く話そうぜ。──指も、忘れずに持ってくるからよ。
52:
津原 映奈 [×]
2017-11-21 19:28:32
>>50 加我 佑哉
思ってた以上に彼女さん多いんだ…。でも、食パンの例えはちょっと面白いなって思っちゃった。
…自分でもどうしてだか分からないんだけど、加我くんが最低な人って聞いても、信用しない方が良いって言われても、私はそうは思えないかな。今の内だけかもしれないけど。
(相手がどんな人間なのかもっと詳しく知りたい。自分の好奇心混じりのお願いにも関わらず答えてくれた彼の言葉を聞いていくと、想像以上に女性との関係があると分かり目をぱちくりとさせ。耳にしていた噂から、複数の女性との交際がある事は理解していたものの、学外や後輩にも居るなんて、と何故だか逆に凄いと思ってしまい。決して相手の行いは推奨されるものでは無いが、先程自分を助けてくれた人の良さといい、話を聞いている限りでは本当に信用出来ない人にはどうしても見えず。彼を信用出来ないというならば、自分の周囲の人間はどうなるのだろう。実の親である父と母でさえ、娘への愛情というよりも自分達の子供である故に恥さらしな存在にはさせられないという思いをぶつけられているように感じていて、友人達も頼れば断らないのを良いことに此方を利用しているようにも見える為に、わざわざ自分を助けてくれた相手の方がよっぽど信用する事が出来そうだと考えるようになっており)
53:
メーヴィス・ロウ [×]
2017-11-21 19:59:37
>51 ♦ ジャック・マクガヴァン
だ、黙りなさい!…全く、減らず口を…
サワートゥ・ピムスを飲んだ所で貴方の事を知れやしないわ。自分の事を知って欲しいのなら確りと口頭で云って。──まるで女を何もかも知り尽くしている、っていう口振りね。
( 矢張り子供のようだ、と。蟻を見付けた幼子の如く、玩具を与えられた幼子の如く、純粋な思いからか洒落や揶揄の類か判別のつかぬ賛辞を憚らず歓声のように上げる様を、烈火の如き憤慨と動揺、微かな怨恨に苛まれた心情をありありと顔に浮かべ、釣り上がった柳眉とぐしゃりと歪んだ形相で軽く睨め一喝し。饒舌に女の理不尽さと性質を説く殺人鬼の節々から女との関わりの影が見え隠れすると胡乱げな視線を寄越し独白に近い言葉を口から滑らせ。未だ募りゆくは負の感情、然し愁いを帯びた様に翳りを落とした面差しを目の当たりにし、彼は凄惨な殺人を犯した憎悪すべき罪人だというのにこうも寂しげな色を見せるのかと僅かな戸惑いを覚え。──駄目だ、感情移入は刑事たるもの捨て切るべき行為だと決起し拳銃を強く握り締め再度照準を定めようとした矢先、彼は既に夜霧に紛れようと足を踏み出した次第であり、此処で取り逃す訳には行かない、と追跡しようにも先程から通信機器が震えていて。恐らく現行犯の類、緊急の案件が入っている。此の状況下にあれば冷気を纏う身体をその場から直ぐに動かす事は出来ず、荒らげた言葉は静かに空気と同化していき。 )
ちょッ──!待ちなさい、此処で逃がす訳には…!
( /背後から失礼致します。取り敢えず一段落ついたのかな、と勝手ながら思い顔を出した次第です…!時間軸を後日にし、再度対峙した時に物語の本筋である「殺人鬼と二人で別の殺人鬼の縄張りに閉じ込められる」という部分に入って行こうかと思ったのですが如何でしょう?勿論このまま遣り取りを続けて頂いても全然構わないのですが…!もしこのまま続ける場合も先んじて幾つか確認を取らせて頂けたら幸いです。
別の殺人鬼の縄張りに閉じ込められる、とありますがそれまでの経緯や流れの方を詳しくお話出来たらと。次点での対峙の際、二人が足を踏み入れた土地が偶然にも彼らの縄張りであり、そこから追いかけられ建物等に身を隠しつつ逃げ惑うという流れなのか、若しくは二人が居た場所に居合わせた別の殺人鬼により不意をつかれ拘束され建物内等に監禁、そこから脱出を目指すべく探索に近い形で行動していくのか…当方が思い浮かべましたのは大まかにこの二種類でした!前者の場合閉じ込められた、という事態には行き届いていないように感じられたので後者の方が近いのかな、と。主様の考える経緯と流れがあるのでしたら是非是非お聞かせ願えると嬉しいです。 )
54:
アンジェル・フィリエール [×]
2017-11-21 22:29:31
>>47 ジャン=ノエル・バルザック
…何処が面白いのかが全く理解出来ませんけど、貴方の事は神に誓って死なせはしません。ライター、お借りします
(生死が関わっている状況の中でいきなり吹き出した相手を呆気に取られて見つめるが、足元に滑って来たライターを拾うと我に帰って早々と火を灯し。傷口に近づけて見ると出血量の割には傷口が深くない事が分かり、安堵して。一番手っ取り早いのは金属を熱して傷口を焼く事だが、小さなライターでそんな事を出来る筈が無い。そうなると傷口に綺麗な布を当ててある程度出血が収まってから包帯を巻く、所謂直接圧迫止血法が良いだろう__そう考えると清潔な布を求めて部屋の中を見回し。視線が約一周した所で孤児院の部屋には大抵設置してある飾り気の無い木製のクローゼットが視界に入って。確か其処には予備のシーツや枕カバーが入っていた筈だ、と薄い記憶の中から引っ張り出すと表情を輝かせて近づき。予想通りクローゼットの中から真っ白な枕カバーを取り出すと座り込んだままの相手の元へと急いで戻り、枕カバーを四分の一に折り畳んでから傷口へ両手で強く押し付けて。)
……呉々も痛みが落ち着いたからと言っていきなり動かないで下さいね
55:
加我 佑哉 [×]
2017-11-21 23:45:36
>>50 津原 映奈
面白い? ……マジか。女からは初めて聞いたな、その感想は。
(思えば、己の異常性をある程度は自覚しているがために、自分からこの手の話を積極的にすることなどなかった。なればこそ、多少理由はあるものの、下手をせずとも特に女性には嫌われ易い己の生き方の一側面を、ほぼ初対面の彼女に自然な気持ちで打ち明けたのは何故なのだろう。……我ながらそんなことを思いつつ話していたため、目を瞬かせた彼女が零した感想にこちらもぴくりと反応し、驚きの色の混じる声を返して。その瞳を見つめるうちに、どうやら彼女はマイナスな情報を得て尚此方に好感を持っているらしいと気づき。いつもならそこで、ああ、ここから落とすのはすぐだとしてあとどのくらい保つかな、などと下卑た計算に移るだろう。だが奇妙なことに、自身の胸を満たすのは同じような安心感だった。ラテの残りを飲み干すと、静かに笑みながららしくもないそのままの本音を打ち明けて。)
まあその通り、本当に「今の内」だけだろうな。……その間だけでも津原と過ごせんなら、悪い気はしねえけど。 いろんな女と話すたびにちょっとずつ嘘ついてきたが……おまえにはなんでかそうする気が起きねえわ。だから、楽だよ。話しはじめてすぐの相手に言うのもなんだけどさ、話しててほっとする。
56:
Nobody [×]
2017-11-22 01:31:13
(/大変申し訳ございません。一時間ほど粘ったのですが眠気の方が少々酷く……途中までは書いたものの、粗雑なロルをお返ししては取り返しがつかないので、メーヴィス背後様、アンジェル背後様への返信はもう数時間後にお返しするということで一旦落ちるのを許していただければ幸いです。大変申し訳ございません……!)
57:
ジャック・マクガヴァン [×]
2017-11-22 08:23:52
>>53 メーヴィス・ロウ
……、言われてみればそれもそうだな。次からはちゃんとそうするよ。
(可愛いとからかえば本気で怒りを露わにすることを躊躇わないその気性の激しさを、ああ、やはり好きだと肩を震わせて笑いながら受け流していたが、「自分のことを知ってほしいなら言葉で伝えろ」──そう言われると途端に真顔に引き戻って。尤もな意見だと思ったのももちろんあるが、何より『言葉で伝えれば彼女は自分に興味を持って理解しようとしてくれる、そう期待しても裏切られない』……そんな可能性を感じさせる台詞のようにも聞こえたのだ。故に最後にそこにだけは食いついてから、彼女が拳銃を握りなおしたのを朧げに視認しつついよいよ姿を掻き消して。最後に一度、霧の彼方から妙に響く甘い声だけを届けると、冷たい宵闇と霧の中で気配すらも匂わせなくなり)
また会おうぜ、女刑事さん。今夜はなかなか楽しかったよ。あんたとの次のデート、楽しみに待ってるぜ──
(/返信が遅くなりすみません、おはようございます。いえいえ、ご想像の通り此方も、ここらが一旦「相互理解」という第1ポイントの辺りなのかな……と思いながらロルを打っておりました。
ここから時間を後日に飛ばし、再会した時にいよいよ物語の本番が始まるという展開、大賛成でございます。そして背後様にあげていただいた案ですが、此方も後者の「誘拐・監禁されて、探索しながらの脱出を開始する」という案に同意です。一応此方が考えていた案を申し上げますが、少々長いです、申し訳ございません……!
「ジャックとメーヴィス&警官チームが裏街で再会、銃撃ありの追いかけっこ」
→「ジャックは道端の大型トラックの荷台に飛び乗り、荷物の奥に隠れてやり過ごそうとするが、メーヴィスひとりが追いついて彼の隠れ場所にいち早く気づき、同じく荷台に飛び乗る」
→「いよいよ追い詰めた・追い詰められたと思ったその時、人が乗ったことに気づかなかったのか、荷台の扉が外側から閉められ、ふたりを閉じ込めたままトラックが走り出してしまった。扉は内側から開かない」
→「更に2人は、閉じ込められた荷台の中に積まれていたのが十数人の人間の他殺体だということに気づいて戦慄する」
→「別の大量殺人事件に遭遇してしまったことに気づくメーヴィスは仲間と連絡を取ろうとするが、なぜか無線も携帯も使えない。流石に異常事態とあって、ジャックも冷静になる」
→「数時間後、トラックがどこかのガレージに入ったかと思うと、ごみ収集車が埋立地に積載物を吐き出すように、トラックの荷台が傾き、ふたりは突然死体ごと外に放り出される。そこは巨大な倉庫らしき屋内にある、大きな穴の底のような場所で、他にも同様に上から降ろされたらしいおびただしい死体の山があった」
→「壁があまりにも高く、トラックの走り去った地上には登れそうにないため、ふたりは周囲の壁を調べて、角にあった扉から内部の地下通路に入り込む」
→「余りに異常な場所なので、兎にも角にも脱出が最優先だ。メーヴィスは自分独りでは現状何もできないからと、応援を呼べる場所まで逃げ出すことを考え、彼女を生かしたい(無事に返して、外の世界でまた追いかけっこをしたい)ジャックは、彼女を手助けすることにする」
→「しかし、大量の死体をかき集めている第2の殺人鬼(たち)は、生きた人間が偶然荷台に紛れ込んで自分の殺人現場を知ったことにじきに気づいてしまった。そのためふたりを口封じに殺そうと、屋敷の設備や自分自身を使って襲いかかり、刑事メーヴィスと殺人鬼ジャックは脱出の過程で共闘することになる」
……というのが、此方がぼんやり考えていた流れでございました。一方からの雁字搦めの妄想ですので、参考程度にお考えいただければ……!背後様の第2の案と多少似ているかなと思うのですが、部分程度でも検討してくだされば幸いです。)
58:
ジャン=ノエル・バルザック [×]
2017-11-22 08:54:07
>>54 アンジェル・フィリエール
神に誓って、か……おう、りょうか……ってェ……っ!
(負う経緯が経緯だけに、今まで傷の処置というものは自分自身で行ってきた。故に、立場上看護になれている誰かに己の傷を任せられるというのにかなりほっとしたらしく、ぐったりとはしながらも寛いだ表情で部屋を見回るシスターを観察し。ミルクのように白く洗われた清潔なウィンプルの中にしっかりとたくし込んだ輝くプラチナブロンドの髪、気が強そうだがたおやかさも窺わせる深い紺色の瞳、女性らしい華奢な身体つき。如何にも、町から少し離れたところにある素朴な教会で日々身を清めている清楚なシスターと言った感じだ。だからこそ、胡散臭い怪我人の男相手にも一旦は事情聴取を飲み込んでまで奉仕精神を働かせるのだろう。だがこれなら、別段いつものようにせずとも己の望む展開に持っていける気がしないでもない──そんな算段を組み立てていたその矢先に布を強く押し付けられては、大の男でありながら悲鳴をあげて歯を食い縛り。こんな時にもしかし喋りだしてしまうのは、もはや己の性だった。痛みをどうにかごまかそうとばかりに、間近に明日彼女の顔を見上げながら問いかけて)
……そういや、さっきの、嬢ちゃんは……ちゃんとベッドに、戻ったのか……? 怖がらせた、みたいでな……すまんかった。あの子の、名前、何てんだ……
59:
津原 映奈 [×]
2017-11-22 11:20:59
>>55 加我 佑哉
初めてそんな風に言われたかもしれない…。私も加我くんと話してると、自分が自分でいられる感じがする。あんな場面を見られたからっていうのもあるのかな。
(彼の普段の様子がどうなのかを詳しく知っているわけではないものの、自分がひた隠しにしてきた後ろめたい万引きという行為を咎めずにいてくれた上にこうして認めてくれているところから、彼にならば本当の自分を見せても問題無いだろうとこの短時間にも感じており。学校でも家でも息苦しい過ごし方をするあの苦痛な時間に比べたら今のこの時間は幾分もリラックスでき、正直に自分の本心を打ち明けられそうな気がしていて。少しぬるくなってきたカップの中身をゆっくり飲み干しては一息つき、一応店内に知り合い等が居ないかどうかを確認してから、相手にだけ聞こえるように若干身を乗り出しつつ話し始め)
…私の両親ね、お父さんが医者でお母さんが学校の先生やってるの。それで私は一人っ子なんだけど、…まあ、二人とも厳しいんだ。何て言えば良いのかな?愛情を感じない…って言い方は変かもしれないけど、とにかく愛されてる実感が沸かないんだよね。ただ自分達の恥にならないようにしたい感じなのかな。そういうのに耐え切れなくて、あんな事してストレス発散してるってわけなんだけど…。
60:
メーヴィス・ロウ [×]
2017-11-22 18:43:50
>57 ♦ ジャック・マクガヴァン
──はい。──はい。…では、見付け次第各自確保という事で。
( 因縁の相手である殺人鬼と対面し、互いの心中を吐露してから早くも一ヶ月近くが経とうとしていた。あの日の別れ際、彼が囁いた言葉は常に鼓膜に木霊し、纏わり付いて離れない。結局真意は掴めず胸に燻りを抱えた侭、日々を忙しなく過ごしていたが、例の男の目撃情報が刑事課に報告されると、証言が成された裏路地に同僚と共に急遽出動し。其の路地の一隅で発見した場合の流れを確認しつつちらりと周囲を一瞥すると、路地全体に漂う荒廃と冷気が綯い交ぜになった雰囲気を全身に感知し如何にもあの男が好み、現れそうな場所だと納得するや否や微妙に眉を顰め僅かな不快感を露に。最終的な方針が決定すると、各自散開と命を受け少数精鋭の小規模団体で、警戒を一切怠る事なく辺りを捜索していき。──今日こそは絶対に捕えてみせる。夜の帳が降り、疎らに雲の掠める濃い闇空に決意するように天を仰ぎ、浅い息を一つ吐いて。今宵もロンドンは賑やからしい──都市部である事に加え真反対は表通り、煌々と光る照明が微かではあるが此方にまで行き届いているお陰で視界に困る事はなく、軽快な足取りで次々と周辺を確認していき。 )
( /同じように思っていらっしゃったようでとても安心しております…!
長い何てとんでも御座いません!寧ろ細かく緻密に流れを練って下さり嬉しく思います。端的に言わせて頂きますと、主様の案に大賛成ですので、是非とも提示して下さった流れで遣り取りをしていければと…!その一連の流れの中で、どちらか一方が怪我をする、逃げる途中又も拘束されてしまう、等のハプニングも取り入れたれたら物語に更に盛り上がるが入るのでは、と勝手ながら思案させて頂きましたので、其処の部分をご検討して頂けると幸いです。
絡み文も後日の場面からに一新させて頂きましたが、絡み難い等有りましたら仰って下さいませ…! )
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