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晦冥へ、手向けの百骸【 3L / 人数制限有 】/212


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89: 朽葉 [×]
2022-10-23 16:07:08



>83 蘇芳

――こんにちは、蘇芳。
(耳に届いた言葉に数回瞬いたのは、彼の献身が人間以外にも向けられていることへの驚き故。しかし彼が振り返る頃には柔らかな笑みを浮かべ、同じように挨拶を返して。それから数歩足を進めて小さな墓標の前にしゃがみ込めば、傘代わりにしていた葉を軽く地面へと突き刺す。そこに眠るいきものへの手向けのように、あるいはただの雨除けのように。ちょいちょいと葉に触れ、やがて納得のいく角度になれば満足そうに一つ頷いてから立ち上がり、朽葉色のポンチョのフードを被りつつ口を開いて)
ね、蘇芳。この子がまだ生きていたのなら、あなたは助けた?


>84 千草

――さて、ね。生きた時間の半分以上も眺めていれば、愛着も湧くというものだわ。
(思わずローブの色について口にしたのは、彼の視線がそれを捉えていたからだろうか。思いがけない評価を貰ってくすりと笑み零せば、肯定も否定もせずに肩を竦めてみせて。折り合いがつくだけの時間があったからなのか、折り合いがつくほどしかこの色のない時間を過ごさなかったからなのか。考えても分からないような事は一旦脇に置き、今一度彼の言葉を反芻してみる。己の纏う色が好きかどうか分からないと口にする彼は、自身よりはよっぽど大人の出で立ちをしているけれど、何故だか迷子のように思えてしまう。しかしその極めて個人的な感想が対人関係において失礼であることは分かっているし、慰めも激励も今は何だかしっくりこない。故に常と変わらない穏やかな微笑を向ければ、先ほどの回答の延長のように口を開き。「そう。でも――わたしは千草の色も好きよ」大地に萌ゆる種々の草と、広く続く空とを掛け合わせたような色。親近感を覚えるのは、自身の瞳と通ずるものがあるからだろうか。努めて無邪気に感想を口にしては、互いの色と空を見上げる彼の視線を追うように天を仰いで。「……ふふ、それは何よりだわ」そうと決まればちゃぷちゃぷと水面を揺らしつつ岸へと向かい、水遊びの終わりを告げるように控えめな水飛沫を上げつつ、水中から身体を引き上げて)

(/お声掛けくださりありがとうございます。場面回収、賛成でございます!どのご提案も大変魅力的なのですが、せっかくなので地続きの場面としてどこかで夜を明かしたりできればと思いますが、如何でしょうか?)


>85 瑠璃

(何百、あるいは何千と繰り返していれば、ある程度の傾向は見えて来るもの。とは言え一人として同じ存在はないのだから、一瞬垣間見えた激情は彼女だけのものだ。許すように、受け入れるように、薄らと微笑む表情には慈愛すらも滲ませて。いつか見上げた偶像と同じに、しかし決定的な差をもって、彼女の求めに応じて口を開き。「そもそも”死を終わらせた先に生があるのか”と言う問題はあるけれど――仮に、生前と全く同じ状態に戻ったとするわ。その人が嘆くのか、喜ぶのかは分からない。でも……一つだけ確かなことがあるの」そこまで言って一度言葉を切れば、視線を伏せて息を吐く。呼吸ひとつ分の時間を置いてから、白うさぎを抱き締める腕に僅かに力を込めて。「――その人はね、もう二度と死ぬことができなくなる。永遠に終わりを失ってしまう。他の誰もが居なくなっても、世界が滅んでしまっても、どんなに望もうとずっと、ずぅっとよ」きっと人間は、それに耐えられるように作られてはいない。だからこそ死と言う終わりが初めから与えられているのだろう。そんなことを考えながら再度視線を上げれば、確かな意思を宿した瞳で彼女を見上げてきっぱりと言い切って。次いでふと表情を和らげれば、無邪気な少女の様相で微笑み)
だから、生物の死を終わらせることはしないと決めているの。――と、ここまでが神様としてのお話。……わたしはね、”朽葉”となった事に意味があるって信じたい。死こそが不可逆な終わりで、この力はそれを与えるものだと思うから、わたしは――終わり奪うのではなく、与える存在でいたいのよ。


>88 梔子

(例え神の力による夢幻だとしても、目の前に広がる光景はどこまでも長閑で、優しくて、温かい。彼女の幸福な思い出に触れているような気持ちになって自然と表情も綻べば、きちんと靴を揃えてからシートの上へと上がる。腕の中の白うさぎを傍らに座らせ、お弁当を味見する彼女の様子を伺えば、その反応にくすりと笑みを零し。「ありがとう。それじゃあ――えっと、いただきます」勧められるままに手を伸ばそうとして、何かを思い出したように一度引っ込める。確か食前にはそれ専用の挨拶があったはずだと記憶を辿れば、両手を合わせてから再度お弁当へと手を伸ばして。空腹などと言う感覚はもう薄ぼんやりとした記憶でしかないけれど、こうしていざ食事の真似事をするとなると、食欲が湧いてくる気がするから不思議なもので。お弁当を一口口にして咀嚼すれば、いつかを懐かしむように目を細めて)
美味しい……うん、確かにこんな感覚だったわ。思い出させてくれてありがとう、梔子。




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