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版権(元ネタあり)なりきりチャット
自分のトピックを作る
1224:
ノア [×]
2025-01-24 10:44:36
>レオナ
──似合っているのならよかった。折角のものだから、素敵に身につけていたいからね
( 似合っていると、もちろん生徒的には俺が選んだからという枕詞がついている可能性はあるけれどそれはそれとして嬉しい賛辞が聞こえれば満足だとでも言いたげに手を元の位置へ。やはり大きく存在感があるカラフルなそれは生徒の手にあるのがいい。しっくり、とはまさにこのこと、と椅子に腰掛け直したタイミングで届いたケーキと紅茶のセットに、再びぱっと表情が明るくなるのも仕方がないこと。紅茶は透き通って飴玉よりも光っているし、チョコレートケーキもグラサージュされた表面はツヤツヤで粉糖が掛けられたデザインも可愛らしい、生徒の前に置かれたフルーツタルトも一つ一つのフルーツが大きく宝石の山みたい。凄い!と大きくは声を出さないものの、指先だけで小さく拍手をして。贅沢だ、陽の当たる場所で綺麗なケーキと美味しい紅茶をいただけるなんて )
すっごく綺麗。ここまでくると芸術の域ですね・・・どこから見ても素敵、欲張らずに次回の楽しみに取っておいてよかった
1225:
イデア・シュラウド [×]
2025-01-24 18:21:04
(/明けましておめでとうございます。忙しく月末の返信になってしまいすみませんでした。今年もこのトピで皆さんと仲良く出来ればと思います。今年もよろしくお願いします!)
>ノア
綺麗、か…
(髪をいじる司書に楽しいのかと考えつつ目を伏せて。普通と違う蒼い炎の髪は自分にとってコンプレックスだったがこうして褒められるのは嫌じゃないと考えつつ三つ編みにされた毛束の感覚に「…楽しい?」と視線を向けて)
>ラギー
まあ、万が一の事があった時の対象方は考えてるんで大丈夫だけど気をつけて…。ああ、オルトはエース氏達と遊びに行ってるから一人ですけど
(遊びたいと言わんばかりにこちらに視線を向ける犬を横目にため息をついて。確かに自分は名家の人間だがそれ以前に同じ学生で変に気を遣わなくてもいいのにと考えつつ面倒な事になったら困ると心の奥にしまいこの場にいない弟について話しなにか用でもあるのと訊いて)
>レオナ
殴り込みより相手の弱味握って社会的に制裁する方がしょうに合ってますわ…拙者暴力は好きじゃないんで
(目的地に向かう途中頭上を飛び交うカラスに視線を向けながら告げて。直接出向くのが面倒なのが本音だし出来るだけ罰を与えるような事態は避けたいと考えつつ脅しのような言葉に「怖…逆らわんどこ…」と呟き肩を竦めて)
1226:
ノア [×]
2025-01-24 19:20:40
>イデア
──ほら、可愛くできましたよ
( ふわふわの髪の毛は確かに質量を持っているのに、毛先に向かうとふわりと指先から消えていくような感覚。本当に熱くない炎に触れているようで、そんな髪が綺麗な三つ編みになるものだからどことなく満足気に結びきった髪を指先で摘み、ほら、と軽く持ち上げてみて。満足気に目元を緩めたなら )
楽しい。司書も髪が長い時期がありましたが、ここまで長く伸ばしたのはもう随分と前だから──良い髪の毛ですね、ふわふわで、傷みもなくて
1227:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-26 08:49:09
>>1124 ノア
ちゃんと似合ってる。自然体なお前に似合うようなものを選んだつもりだ。無理に着飾る必要もない。
(少し間を置いて口を開く。念を押すように言葉を区切りながら紅茶に手を伸ばし、視線を彼女から外す。湯気の向こうでフルーツタルトのカラフルな輝きと、窓から射し込む陽の光に照らされる鮮やかな黄色のワンピース、それから彼女が身につけたブレスレットの控えめな光が重なり合い、妙に収まりがいいと感じた。日頃キノコでも生えそうな図書館に性別も曖昧な地味な服を着てこもりっぱなしの姿からすれば、もはや正反対と言えよう。彼女の殊勝な発言に思わず口元がわずかに歪むが、それが笑みなのか、からかいなのかは曖昧なまま。――だが、美しいものを見つけたときの純粋な反応は、悪くない。軽く肩をすくめ、テーブルの上の紅茶のカップに視線を戻す。著名な絵画の名前を出しながら、彼女にとってはそれに引けを取らないであろうフルーツタルトの乗った皿を少しだけ彼女の方へと寄せた)
ああ――あのあたりの画家が描いた色彩を思い出すな。……1口とは言わず、好きなだけ食べていい。
>>1225 イデア
ハッ!対して違いねーだろそれ。
(相変わらず陰湿な奴だなと呆れたようなジトッとした半目で聞いていれば、結局精神的な暴力に行き着いた相手の変わらない結果に鼻で笑う。とはいえ、やられっぱなしではないところは性分が合うため、軽口だけ返していれば、自分の寮に到着して。自分が現れると「あ、寮長」とチラホラいた寮生がレオナからイデアへと視線を向ける。どう見ても考えられない組み合わせに些か困惑した様子ではあるが、説明してやる義理もないので「おう」とだけ返事をして行くぞとばかりにイデアのより丸まった背中を無遠慮にバシッと叩き)
――俺の部屋はこっちだ。ちゃんと着いてこないと食われるからな。
(/ あけましておめでとうございます。イデア君を相も変わらず怖がらせてしまいすみません;本年度ものんびり話しにお付き合いいただけましたら光栄です)
1228:
ノア [×]
2025-01-26 10:02:49
>レオナ
──司書をここまで甘やかすことがエスコートの中に含まれているとは到底思えないけれどね。一番美味しいところをいただいてしまいましょう
( 教えるようにゆっくりと紡がれる言葉を咀嚼して飲み込んだ。お世辞だろうとか、体裁だけでもだとか、そういうことは抜きにして・・・この生徒はそういう言葉を紡ぐとき、善人ぶった顔をするタイプだろうし。お礼の言葉も一緒に飲みこんで、こちらへ寄せられたタルトに喜色に光った目をまばたきひとつでそれとなく隠し、どうやら司書を存分に喜ばせるつもりらしい目の前の生徒に不貞腐れたような声色で抗議を。とはいえ、食べ物に罪は無いので。まだ汚れも曇りもないフォークを宝石のようなタルトの先端部分にさくりと突き立てて。バランスよく獲ることができたフルーツごと持ち上げれば確かにそれは示された絵画に引けも劣らない美しさ──ぱくり、とそのまま口にほおばれば、その味の素晴らしさは驚いた猫のように丸くなった目が存分に伝えるに違いない。むぐむぐと味わったあと、おずおずと口を開き )
──レオナさん、いちごの部分も食べていいですか
1229:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-27 02:35:12
>>1228 ノア
お前がどう思おうが、俺が好きでやってることだ。
(タルトを味わう彼女の様子に、わずかに目を細める。丸い目をして驚いたり、不貞腐れたり……百面相する彼女に可笑しくなり思わずクックックと喉を鳴らすように笑った。彼女の持つフォークの先が次にどのフルーツを狙うのかを観察しながら、肩をすくめて静かに口を開くいた。女性の要望はなるべく叶えてやるのが男の甲斐性であり、家庭を円満に収めるコツなのだとどこかの誰かが言っていた言葉を思い出す――そもそも自分は好きで目の前の子猫を甘やかし倒しているのだが。彼女の問いに答えるように軽く手を振る。自分は紅茶で構わないと、再びティーカップへと手を伸ばした。深い琥珀色をした液体は光を受けてきらめき、どこか楽しそうな自分を映していた。自分の姿をかき消すように、1口含めば渋みのない軽やかな甘みと爽やかな茶葉の香りが鼻腔をくすぐる。紹介された店なだけあって紅茶まで完成度が高いことに感心しながら)
さっきも言っただろ。イチゴでもオレンジでも、好きなだけ食っていい。お前の要望を叶えるために来たんだからな。
1230:
ノア [×]
2025-01-27 10:19:43
>レオナ
──キミは司書を随分とダメにしたいらしい
( 満足気に笑われるのは少々癪に障る、が揶揄うような表情ではなく一応は多少なりやわらかく優しいもののようだから許してやろう・・・と上から目線の感情もそのままに、突き立てるのを迷っていてはフルーツたちも怖かろうと宣言通り苺の乗った部分にフォークを差し込む。甘やかされている自覚がある分、受けたことのない直接的なそれに少々気後れするがケーキに罪は無いし。つやつやの苺、少しだけ一緒に巻き込んでしまったオレンジ・・・嬉々として口に運んでは、甘酸っぱく美味しい心底満足したようにタルトの皿を生徒の方へそっと戻し。合わせて己のチョコレートケーキも生徒の方へ・・・優雅に紅茶を飲むその姿は洗練されたもので、写真集か画集の1頁だと言われても疑わない麗しさだが、生憎と司書は生徒のそういう点だけを賞賛するつもりはない。ただ、陽の光を浴びてきらきらひかる髪だとか、時折紅茶の水光を反射して光る緑色の目だとか伏せられた瞼を縁取る長い睫毛だとか・・・ちらりと周りを見れば、当然のように人目を引いているその姿に無意識とは恐ろしいなとほんの少し笑う。いや、正しくは無関心なのかもしれないけれども。フォークを置いて、紅茶に手を伸ばしながら告げた意地悪を多分に含んだ言葉はこの店まで地に足をつけさせてくれなかったことへの意趣返しのつもり )
──美味しいものを一人で食べても、キミと後から共有できる感想が減ってしまうじゃないか。ねえ、キミも食べて・・・それとも食べさせてあげましょうか、アイスみたいに
1231:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-27 12:11:28
>>1230 ノア
……ダメになってくれるのか?
(彼女の冗談めかした言葉に、口角を上げる。彼女の揶揄の色も、咎めるような……物申したそうな目も素知らぬ顔で、受け流すように視線を相手に預けたまま、少しずつ身体を前傾させるように彼女との距離を縮める。頭を少しだけ横に傾ければ、三つ編みが輪郭を撫でる。どこか甘えた響きを帯びた低い声で彼女に囁いた。そのまま姿勢を崩さず、彼女の返事を待つようにテーブルへと手を添え、自分の分のフォークは彼女からみえない自分の体の影へ弾く。それに周りの客の視線が刺さるものの、いい意味でも悪い意味でも注目される身であるため素知らぬ顔で、更に彼女の方へと体を寄せた。彼女は1人でよくいるクセに、他者と分かち合いたいタイプらしい。それとも普段1人でいることが多い反動からなのか……どちらにせよ、彼女のからかいの延長戦に応じるつもりである。小休止と置かれたフォークと、こちらに寄せられたケーキたちに視線を向けたあと、どうぞと言わんばかりに再び彼女のビターチョコレートの瞳を見つめて)
1232:
ノア [×]
2025-01-27 14:24:09
>レオナ
・・・そうだった、そうだった。キミはそういう子だったね。本当にいい性格といい趣味をお持ちだこと
( この生徒は相手との距離を詰めることを基本的に厭わない、正しく言えば、それが愉しいことや必要なことである場合に、かもしれないが。僅かに伏せられていた長い睫毛の向こう側、緑の瞳は完全に子猫相手に遊ぶ時のソレだし、テーブル上にさっと視線を泳がせても相手のフォークは見当たらないし、極めつけは少なからずこの生徒に好意を持ったレディならおそらく落ちるであろう甘い言葉ときた。一方のこちらは不慣れなそれらにむしろ頭痛がする、照れたりなんざしないけれど。紅茶に伸ばしていた手を止め、忌々しそうに目の前の生徒を睨んでしまうあたり、おそらく周りの客人らが期待したであろう甘い乙女のそれでは無いだろうが、こういう時のこの生徒はどうにも司書を音の鳴る玩具か何かだと思っている節がある。紅茶を飲んでいる最中でなくてよかった、と思いつつ、今度はもう照れて顔が赤くなるようなウブでも、子供でもないのだからと示すように己のフォークをチョコレートケーキに刺し、一口分を相手の口元へ差し出して。生徒の色仕掛けにも似た甘い言葉も声も吐けない代わりに、とびきり嬉しそうに目元を溶かして微笑んでみせることにしよう )
はい、どうぞ。断面もとっても綺麗──生憎と、司書はキミのような子ども相手にダメにはなってあげないよ
1233:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-27 17:51:59
>>1232 ノア
――今のはお前が誘ったんだと思ったんだが。お気に召さなかったか?
(大人の余裕とやらを見せつけてきた司書に対して、子ども扱いされた獅子は、より一層楽しむように身を乗り出し、手をヒラヒラと翳してご機嫌取りのように少しだけ上目遣いで見つめ。渡されたフォークの先に乗るケーキの一口。丁寧に切り取られたその断面は断層のようにクリームとスポンジが重なり合い確かによくできている──わざとらしく大きめに開け、口にする。フォークから口を離すと唇に僅かについたクリームを赤い舌がペロリと舐め取った。グラサージュされたくどいくらいねっとりしたチョコレートと芳醇なカカオの香りがするクリームに、自分には甘いなと彼女のとびきりの笑顔と共に思う。彼女のわざとらしい笑みの真意を探るかのように緑色の瞳を細める。傍から見ればイチャついて微笑みあうカップルにでも見えるだろう──そんな様子が周囲の視線を引きつけ、うら若き女性たちの話のネタに既になっている。小声で囁かれる「素敵ね」「羨ましい」など月並みな戯言に阻まれぬように司書の方へと丸い耳を向けて。乙女たちの期待とは裏腹に鉄壁の彼女は可愛らしい表情とは別に未だに自分がとった行動の数々にご立腹なのだろう。かと言って謝ってやる気も省みる気も毛頭ない。子猫のように動き回る彼女はそれはそれで愛らしいのだから、背伸びなんかしなくても良い……そのまま軽く笑ってみせるも、視線は真っ直ぐ司書を捉えたままで)
子どもだと思って線引きしたいだけだろ。そんなに俺はお前にとって良い男って訳だ。
1234:
ノア [×]
2025-01-27 19:49:05
>レオナ
てっきり誘いに乗らずに呆れると思っていたのだよ──まあ、古代言語が理解出来て、その上話せて、司書が上手く訳せなかった箇所の説明もできる方なんて早々居やしないでしょうけれど
( 持ち得る武器は全て使う、とでも言いたげにこちらを覗き込む表情は憎らしいほどに麗しい。生憎と、もう顔を赤くして狼狽える真似はしてやらないと決めた数刻前がある・・・が、一瞬思いのほか大きく開かれた口と無抵抗なままその向こうへ消えたケーキ、ついで覗いた赤い舌、こちらを変わらず見据える緑色に目を逸らしてフォークを引く。色っぽいとか、艶っぽいとかは恐らくこういう場合に適切な表現として生み出されたのだろう。周りが何やらコソコソと話しているのは分かるけれど、言葉まで捉えられる程の聴力は有していない。逸らした目の向きどころに悩んだ結果、手元のケーキに落とし・・・少し考えるように首を傾けて。そりゃあ、ここまで・・・多少言いたいことはあるがエスコートをしてもらって、大切に扱ってもらって、望むのを与えられて、そういった事に感謝こそ尽きないけれど、大人びたその行動よりも・・・己がこの獅子の子を素敵な生徒だと思う理由は、知識の豊富さなどの別のことだ。し、何よりも、生徒は生徒で、司書からして子どもである事実は事実なわけで・・・良い男、かと言われれば、客観的に見てそうだと認めざるを得ないが、司書にとってと言われると難しい。何よりも、単純に司書は如何せん司書なので、大人というものにも、良い男というものにも、その対応に疎い自覚がある──学園には大人の男性と呼べる存在が少ないもので )
キミの育ちや学内での評価や信頼、それら全てを抜きにして──確かに司書はキミを素敵な人だし、良い男と呼ばれる部類なのだとは思うけれど。同時に事実として可愛らしい生徒なものだから、線引きかと問われると・・・どうなのだろう、キミは司書からの子ども扱いは不満?大人として扱ってほしいと言うのなら、司書にはあまり知識がないから勉強の時間がほしい
1235:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-28 00:55:07
>>1234 ノア
レディに誘われたら断らねぇよ……教養は嗜みだろ。
(彼女が視線を逸らした先に何かあるのか?とばかりに自分を視線を追って首を傾げてみせる。自分も甘い対応はしたが、フォークを差し出され、自分の手を握って連れ回した直後に「子ども扱い」だと言われれば、随分薄氷のような線引きだと軽く笑う。そもそもこちらはとっくに20歳、学園内じゃ珍しい“大人”だ。それでも彼女はどこか無意識に距離を取ろうとしつつも、また今度を楽しみにこちらに手を伸ばしてきているのが奇妙なバランスで薄氷の上に立つ彼女の姿そのもので――彼女が真面目に考え込んだと思えば、さっきまでの態度と打って変わってこちらを評価してくる。真剣に自分と向き合ってくれている彼女の真心が伝わってきて、その純朴さが余計微笑ましいと感じる。言うとまたムキになるだろうから口にはしないが……舌の上に残る甘ったるいチョコレートを転がしながら、笑みをひとつ零して。彼女が知識や経験に疎い自覚を口にしたのは少し意外だった。この1日で随分と彼女の引く線に近寄れたのだろう。彼女の生真面目さがなせる技かもしれないが。だからといって「勉強の時間がほしい」なんて言われて「はい、そうですか」と引き下がるような性格ではない。へぇ。と興味深そうに片眉を上げながら耳を反り立たせる。こちらに甘えることを覚えさせるのも、育てがいがあって面白いのだし──わざと少しだけ間を取って考えるポーズをとりながら口元に薄く笑みを浮かべ)
俺と接していれば、大人の男との付き合い方くらい嫌でも覚えるだろ。お前がそれを望むかどうかは別として。
1236:
ノア [×]
2025-01-28 01:58:12
>レオナ
教養で学んで身につけられるものばかりではないとも、だから──司書はキミの知識はもちろんのこと、身につけるまでの過程を尊敬しているわけで
( 生徒は生徒、子供は子供。そういうものだと思っていたのだけど、この生徒の話曰く生徒は生徒、大人は大人というカテゴリがあったとしても良いらしい──確かに学びに年齢が関係ないといえばその通りだし。外のことはよく分からない、こちらの世界のことは基本的に本の中しか知らない、その点この生徒よりも己はきっと子どもで、学びを多く得られる立場なのだろう。そう思えば・・・まあ悪くないのかもしれない。チョコレートケーキを一口分掬い上げ、断面を眺めながら少しだけ思案する──この生徒と接していれば、きっと今より学べるものがある。司書の知識が一朝一夕でないように、この生徒の持つ全てはこの断面よろしく積み上がったものなのだから・・・下げていた瞳を目の前の獅子に向け直し、悪戯っぽくとも、あるいは無邪気とも取れる笑みを浮かべたなら愉しそうに言葉を紡ぐ。嫌でも覚えると言い切るほどに、少なくともこの生徒は司書の手が届く範囲にこれからも居続けてくれるらしい。こちらの世界の人達を信頼しているとは言いきれないが・・・多分この獅子は己を悪いようにはしないだろう )
そう──これでも司書は、物覚えが良いほうなのだよ。キミに関われば覚えられるというのなら、司書はありがたくキミから学ぶことにしよう
1237:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-28 02:39:10
>>1236 ノア
――学のない王なんざ御免だからな。お前のギフテッドと同じだ。お前は記憶力が良くて、俺は勉強できる環境があったってだけだ。
(表情から透けて見える気取ったような無邪気さを、気に入らないわけじゃない。むしろ、それを引き出したのが自分だと思うと自然と口角が上がる。それを隠すように軽く肩を竦めながらも、謙遜のような言葉を並べている時の笑みは自信に満ちたものに変わっていて。彼女の褒め言葉を有難く頂戴することにして、尻尾をゆるりと揺らす。彼女のやる気に満ちた態度にそのまま軽く息を抜くように笑い、片肘をテーブルに乗せるのは避けつつ身をやや前に傾けたまま。話の続きをうながせば、嗚呼と彼女の言葉を肯定するように一瞥する。先程見せつけられた彼女の記憶の良さには舌を巻くほどだ。本当に学ぶことが好きなんだなと、彼女の承諾の言葉で理解して。挑発と甘さを含ませた言葉を紡ぎつつ彼女の反応を探るように視線を絡ませた)
――次のデートの行先もバッチリだもんな?仰せのままに、お姫様。
1238:
ノア [×]
2025-01-28 04:05:44
>レオナ
──ノーコメント。今はこのケーキを楽しみます
( 与えられたものを最大限に活用できる存在というのは希少だと思う、この生徒はその地位に甘んじないだけの実力を、司書はそれを活かす場所を掴んだだけに過ぎないけれど。ノブレス・オブリージュとはよく言うものの、そもそもが面倒見のいい性格なのだろう・・・いや、あるいは作戦にせよ何にせよ、己の思い通りに駒が動く様が好きなだけの支配者か。テーブルの上で縮んだ距離と確かな揶揄いと僅かな甘さとを含んだ視線に、今度こそこれ迄のように・・・甘やかされるのは不服ですとでも言いたげに瞳に一瞬の敵意とも反抗心ともつかないそれを宿したなら、ケーキを口の中へ。デート、だなんて揶揄いに言葉が一瞬詰まったのは、今日のコレがとある鴉の謝礼の上に成り立った契約上の楽しみだという自覚があるからなわけで・・・そんな瞬間的な苦味とは裏腹に、甘く溶けるチョコレートと少しだけ香るブランデー、ガナッシュは濃厚で甘くて美味しい。うっとりと心底幸せそうに目元を溶かしながら、2口目に取り掛かろうとフォークを向けたところで気がついた。そういえば、先程この生徒のフォークがテーブル上に見当たらなかったような・・・ )
──そういえばレオナさん、フォークは?
1239:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-28 10:13:46
>>1238 ノア
クク……今は言及しないでおいてやるよ。
(感情を押し込めたような不服そうな顔を隠さない相手に、喉の奥でクツクツと笑う。おどけた言葉を返してくるかと思ったのに、拗ねたようなその態度が彼女が嫌う子猫を彷彿とさせるのだ。ケーキを食べれば直ぐに機嫌がなおるところが特に。それだけ自分の発言が効いている証拠だと思うと笑みも深くなるというものだろう。ケーキを幸せそうに頬張る彼女に、食わせ甲斐が有るなとフッと吐息を漏らすと、再び紅茶に口をつけた。ケーキを堪能していたはずの彼女の視線が忙しなくなったことになんだと眺めていれば、どうやら自分のフォークを探していたらしい。テーブルから自分へと視線が向けられる前に、少し身を引いて体で隠していたフォークをソーサーにティーカップを戻す動作と共に手にして。体重を後ろへと移動させながら再び椅子の背もたれへと体を倒す。その時腕の影からフォークを取り出せば、何も無い空間からフォークが出てきたかのように相手からは見えるだろう。ミスディレクションを利用した初歩的な手品だ。昔広場で見習いマジシャンがやっていたものをチラッと見ただけなので再現性に欠けるだろうが。この場に食器で遊ぼうが叱るお目付け役もいない。簡単にできたな。と片方の眉をわずかに上げると、余裕たっぷりの視線を向ける。手の中にある未使用の銀のフォークを指で挟み、猫じゃらしよろしく揺らした)
――ほら、ここだ。俺の国では祭りごとになると遠方から稼ぎに来るやつもいてな。こういう手品を見たことがある。
1240:
ノア [×]
2025-01-28 11:22:32
>レオナ
──「手品」
( 今は、とは随分殊勝なことで。それはそれは愉しげに笑う生徒に、行きのバスの中にいた彼の寮生たちはきっとこんな姿を想像していた訳ではないだろうと思う・・・おそらく己の今の姿も同じくらい想像がつくものでもなかっただろうが。再び空いた互いの距離に視線を持ち上げれば、ぱっと視界に現れた銀食器。ちらちらと外の光を反射して光るそれは確かに己が手にしているものと同じで、突然目の前に姿を現したものだから──魔法かと思ったら、手品だと言うし。見たことがある、程度で行うにしては随分上手いものだった。目を丸くしたまま、数度まばたきをして、それから告げられた単語を繰り返す・・・いや、それにしたって簡単にやってのけるものでもない気がする。し、そんな素敵な催しがされる国なのかと憧れも抱いたりする。驚いたり笑ったり怒ったり、感情の起伏が激しい一日に目眩がしそうだ──一度深く息を吐き出して、己のフォークを置くと今度こそ紅茶に手を伸ばし )
キミは手先まで器用なのか・・・この世の不平等さに些か頭が痛くなってきたのだけれど
1241:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-28 13:24:43
>>1240 ノア
手品なんざやったのは初めてだ。
(彼女のなにか思案しているような、心情を慮っているような顔が驚きに変わる。それを見ると、胸の奥にじわりとした満足感が広がった。この司書は本当に素直だ。その上、感情がそのまま表情に出る。普段の彼女からは想像もつかない発見だった。この縁が無ければ、一生知らずにいたかもしれない。それは少し、惜しかったろうと思う。彼女の顔をもう一度撫でるように見つめる。目を瞬かせて己の手の中の銀色を凝視する反応の良さに、こちらとしても反応を楽しませてもらえるというもの──思いのほか効果的だったフォークの手品に、目を丸くする姿は見た目の若さ相応だ。その後に続いたのはため息とぼやきだったが……それも彼女の特徴(らしさ)と言えよう。肩の力が抜けるようなフッとした笑みを浮かべる。自分の手先の器用さを羨む言葉が出てくるのが、いかにも彼女らしい。冗談めいた拗ね方にまた可愛げを感じながら、フォークをテーブルの上に戻して。世の中のシステムにほとほと愛想が尽きるのは同意だが、今やったのは遠い記憶の再現レベルの簡単なものだ。別に王座をひっくり返す訳でもあるまい――軽く肩をすくめてみせる。表情にはどこかぶっきらぼうさが混じった伏し目がちな目だが、その目には不公平な人生の中で身につけたマシな生き方、足掻き、闘争心が沈んでおり、その言葉と共に最後には軽口を叩くような飄々とした口調に戻って)
――嗚呼、人生は不平等だよなぁ。器用さもまたひっくり返せねぇ才能だ。だが、この程度なら努力で埋められる。これくらいでしっぽ丸めてちゃ、生きるのはさぞお辛いだろうな。
1242:
ノア [×]
2025-01-28 14:27:56
>レオナ
・・・そのうえ、煽るのも上手いときた。全く、末恐ろしい生徒だこと
( 初めてでソレだというのなら驚きを通り越して呆れ返ってしまいそうだ。手に取ったティーカップからはまだ少しだけ湯気が立っていて、水面に反射した己の目は朝よりもいくらか光って見える。香りに誘われるままに紅茶を飲み下せば、ほっと一息・・・鼓膜を揺らした意地悪でも何でもない、ただの一匹の獅子が身につけた生きる術にどこか可愛らしい小さな獣を見るような優しい目を相手に向けて。何かを埋める努力をしてきた者、民を思いやれる王たる器とより良くを目指せる強欲さ──本当は、司書を使えばキミが欲しかったものも手に入るかもよ?なんて甘言を吐けるし、事実きっと叶えられるだろう術を知る己が、単にそうしないのは、この生徒があらゆる不条理に対して正面突破する姿が見てみたくなってしまったから。別に正義のヒーローは望んでいないし、正統派の王子様も求めていないけれど、十二時の鐘が鳴って帰ろうとするお姫様をあらゆる扉を締め切って逃がさないくらいのエンターテインメントを見せてくれる相手ではあるだろう。紅茶を半分飲んだところで、カップをソーサーへ。フォークで気持ち大きく己の分のケーキを切り取ったなら、どこか満足気に口に運び )
──生憎と司書にはキミのように丸められる尻尾も、可愛らしく畳める耳もなくてね!いつかキミがその素敵な尻尾を司書に巻き付けて、猫のように喉を鳴らしながら手品でも日々の物語でも・・・今日司書が得たような素敵なものを強請る日を楽しみに待っているといい
1243:
レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-01-28 16:20:30
>>1242 ノア
お褒めに預かり光栄だな。
(彼女の瞳がこちらに向けられた瞬間、思わず一瞬だけ虚をつかれたように目を瞬かせた。魔法が使えるとはいえ彼女の思考を完全に読み取れるわけではない。その欲望をよく読み取ろうとして再びテーブルへと体を預けた。どこか期待と興味を孕んだその視線には、民衆が兄に向ける憧憬に似たものがあった。いや、それ以上に純粋で、より力強い一等星のような煌めきを感じる。そう思った瞬間、目を逸らすことができなくなっている自分に気がついた。その目を自分に向ける者は少ない。眩しそうに目を細め、しばらく考え込むように視線を落としたあと、わずかに表情を和らげる。どこか半分冗談めかした口調で言いながら、今度はマジックではなく本来の目的で――フォークを手に取り彼女が食べ終わった皿に目を落とし、残っているタルトの一欠片を仕留めた。フルーツの酸味と甘み、サックリと焼き上げられたタルト生地もほのかに甘く、フルーツを支えるホワイトカスタードクリームの滑らかさがそのふたつをより引き立ている。上品な甘さが口の中に広がる瞬間、ふと満足気に口角を上げた。自分がケーキに舌鼓を打っている間に目の前の彼女はプリプリと苦言を呈し、ヒートアップしてゆく。彼女の反応を楽しむかのようにしげしげと見ながら一通り彼女の言い分を聞き終えたところで、紅茶を1口含み余裕たっぷりといった態度のまま口を開く。可愛らしいだとかなんだとか自分のことを褒めていただいたのはすんなり受け取る。何せ蝶よ花よと自己肯定感爆上がりに育てられたので。――……王族の自分が欲しがるものは少ない。恐らく世界の中でもかなり無関心な方だろう。しかも相手個人に求めるものなど、かなり限られてくることだ。大袈裟にやれやれと肩を竦めながら、意地悪そうに微笑んで告げた言葉。最後に軽く目を細めながら、彼女の反応を伺うようにじっと見つめて)
大胆なお誘いだな、お姫様。俺の尻尾に巻き取られたくて、それからお前が欲しいと言ってほしいだなんて――お姫様が裸足のまま舞踏会に参加するってんなら、考えてやらなくもない。
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