TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

あなたはどんな夢を叶えますか?【オリジナル/戦闘/近未来/途中参加歓迎!】/272


最初 [*]前頁 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
253: レアリゼ [×]
2023-12-24 00:16:41

>>247


差し伸べた手を、彼女は掴んでくれた。その手からは彼女の流した……いや、自分が流させた血の感触と、温かな体温が感じられた。彼女を起こし終えた後、右手の掌を見つめる。自分の流した血と彼女の流した血が混じりあって、黒くなりつつあった。ふと顔を上げれば、そこには彼女が何かを取り出して上に放り投げる姿があった。何だろうと思ってその投げられた物体を見上げれば、それは炸裂音と共に周囲に煙を撒き散らした。一体これは、という疑問は彼女の言葉によって即座に解消された。彼女は、自分を見逃すというのだ。何度も殺そうとした筈の相手を、生きてはいけない筈の化け物を。

「……やっぱり、良い人……ですね。エレナさん」

自分は他人と傷付け合うことでしか生きられない存在。生きているだけで、周囲の人に危害を加える文字通りの害悪。そんな自分を、見逃すと。何度も何度も感じていた事だが、彼女は……やっぱり良い人だ。そんな良い人に、“あの時の判断が間違っていた”などと後悔させる訳にはいかない。だから誰かを傷付ける行為とは、距離を置かなければ……。今まで身勝手な理由で散々他人を傷付けた癖に、今更中断するなんて随分と虫の良い行為であることは自覚している。しかし積み重ねてきた罪の清算は彼女がしてくれる。自分が出来ることは、清算が行われるその日まで彼女に後悔の念を抱かせないことだ。

「ごめんなさい、一つだけ頼みがあります。もし私を殺す時が来たなら……ただ頭を撃ち抜くのではなく、あなたの思う最も残虐な方法で私に苦痛を与えてください。今まで積み重ねてきた罪に対する罰を、私に刻み付けてください……」

それだけ言い残すと、彼女に言われた通り小走りでこの場から逃げ出した。

254: 蜘渡 權翔 [×]
2023-12-24 07:36:20

>ALL

北エリア

某日、裏路地にて、巨大な蜘蛛の巣に張り付けになった…というよりしたキメラ派閥の構成員3人を滑稽と感じながら嫌な笑顔をして見つめる男が1人。

「…あなた方も金に目が眩んでも、喧嘩を売る相手を間違えない方がいいですよ。まぁ口も聞けないですし、言ってももう遅いでしょうけど。」

その男は張り付けになったキメラ派閥の構成員達に向けて嫌味口調の舐めた態度で忠告するが、もう遅いでしょうとその人間達を舐めるように見つめながら語りかけた。
キメラ派閥の構成員が何故こうなってしまったかと言うと、10分ほど前。懸賞金目当てに權翔を襲ったキメラ派閥の構成員達だったが、健闘も虚しくかすり傷1つ負わせれないまま、蜘蛛の巣で張り付けになってしまい今の状態へとなった。

「ここで誰にも見つからず凍え死ぬか、ユニコーンもしくはグリフォンに見つかり捕えられるか…金に眩んだ者としては良い末路です。あ、キメラは助けには来ませんよ、あそこはあなた方構成員を1つの駒としか考えていないので。…それでは良い終末を。」

話を戻して、張り付けのキメラ構成員達の武器を奪取しながら、口が聞けないとわかっているのにも関わらず、キメラ派閥の構成員達の予想されるこれからの末路について何処か面白そうに語りかけ、武器の奪取が終わると、嫌な笑顔で一言皮肉混じりの言葉をかけて、その場を立ち去ろうとした。

(/確認ありがとうございます、まだどのような方がいるか分からないので、とりあえずALL文を投げさせていただきました、遠慮なく絡んでください!)

255: アナスターシャ・カルヴィシェフ/焔凍 白夜 [×]
2023-12-24 21:50:38

>蜘渡さん

北エリア

全てが凍りつきそうなほどの氷点下が当たり前な街『北エリア』その一角の路地裏にて雁字搦めにされて動けないキメラと呼ばれる危険勢力の構成員達とユニコーンと呼ばれる組織の一員『蜘渡 權翔』。
雁字搦めにされ悶える蛾のような格好のキメラの構成員三人に一通り憎たらしい口調で皮肉を吐いた蜘渡はその場を立ち去ろうとする……が、その背後で激しく何かが焼き尽くされる音と眩い光がが路地裏を満たす。そして肉の焼ける匂いが後から漂っていく。

白夜「……処理は確実になさってください、權翔様。キメラに手心は不要……行先が『死』しか無いとしても一縷の望みすら与えてはいけません。」

緩やかで優しくも凪いだ冷酷な声と一本下駄の軽々とした音を鳴らしつつゆっくりと蜘渡の背後から近づいてくる。その人物は口調から先程まで蜘蛛の糸に雁字搦めにされていた男たちを容赦なく殺害したようだ。

(/絡み失礼します

256: 蜘渡 權翔 [×]
2023-12-25 08:11:51

>255

「…!はぁ…キメラを誘き出すための囮としての利用価値も見出してはいたのですが…妙なものが引っかかりましたねぇ…」

眩い光と焼ける音と温度に新手が来たと期待して振り向く…が、それが組織の同僚だと一気に気を落としてため息をついて、呆れながらキメラの構成員達を放置していた真の理由を語り、嫌そうな表情で白夜を「妙なもの」と言い表し、待機させていたであろう小型の蜘蛛を回収する。

「全く…危うくあなたの炎のせいで私の蜘蛛たちが焼かれ死ぬところでしたよ。…それで、ここへは何をしに?忠犬であるあなたが、飼い主でもない私にお説教をしに来た訳でもないでしょう?」

無関心なのか白夜の話には聞く耳持たないの様子で回収した蜘蛛を指で撫でながら逆に自分の蜘蛛が焼死するところだったと表面だけの笑顔を浮かべながら文句を言う。だが、白夜が自分のためにわざわざ死体処理の指導のためだけにここへ来たのかと疑問に感じ、白夜を次は「忠犬」と表して問いかけた。

(/絡んでくださりありがとうございます!)


257: アナスターシャ・カルヴィシェフ/焔凍 白夜 [×]
2023-12-25 13:41:09

>256

白夜「蜘蛛などいくらでも居るでしょう。それにキメラに斯様な囮に掛かるほどの『情』は持ち合わせておりませんよ……それなりの地位を築いている構成員ならまだしも、これらのような末端の末端などは。」

死体処理も兼ねているのか、先程焼き焦がした構成員だったものを一瞥することも無く冷凍して足で細かい粒になるまでに砕きつつ、蜘渡の『忠犬』という言葉に然程気にしていないのか無視しつつ話を続ける。

258: ニーナ・グラス [×]
2023-12-25 20:08:45

>>218おばあさん

(交わされた約束。指切りに満足そうに微笑んだ後、言葉を濁す老女を見て何かしらの事情があるのだろうと察するとそれ以上に言葉を続けることはせず、老女が自分の自己紹介にどう思っていたかなど露知らず、次いで自己紹介されると嬉しそうにパンと手を叩いて見せた)

「アデルさん!ニナ覚えたよ!えへへ、よろしくね!わぁ、それすごく素敵!ニナの好きなものはママ!世界一大好き!アデルさんは?」



(/遅くなりましたっ!認識把握しました。ではその流れに乗っていきます。
あと、メリークリスマスです)



259: ティオ [×]
2023-12-25 20:27:57

>>249 アナスターシャ様

「軍人……?」

女性の言葉に、ティオは難しそうな表情を浮かべる。軍人という存在を知らないわけでは無いのだが、この街では鍛え上げられた屈強な兵士よりも夢を持って能力を発現させた少女の方が何倍も強い。そのため街の外からどこかの軍隊が攻め込んで来ることは無いし、街の中でも争い事のほとんどは発現者によってなされる。故に軍人という存在はこの街ではかなり珍しいのだ。

「へぇー、軍人! 軍人なんて初めて見たぜ。なんか特殊な武器とか技とかが使えるのか?」

女性が発した元軍人の「元」は聞き逃したわけでは無いのだが、初めて見る軍人の存在に目を輝かせるティオの頭からは既に抜け落ちている様子だ。

260: エレナ [×]
2023-12-25 20:47:57

>>247 レアリゼ様

「残虐な殺し方…ね…」

エレナが呟いた時には既にレアリゼの気配は周囲から消えていた。徐々に薄まりつつある煙の中をよろりよろりと歩を進め、記憶を頼りに手から離れてしまった銃を探す。いくら目が良くとも、透視ができるわけでは無いため直接的に視界を潰されるとどうしようもないのだ。
そして銃を拾い上げたエレナは小さく嗚咽を漏らす。

「私はっ…! これから…、どうすればいいのよ……!」

ああ言ったものの、おそらくエレナはレアリゼを殺せないだろう。例え今ここで両親が蘇って「レアリゼを殺せ」と命じたとしても。ならば全てのキメラとこうして仲良くなるか? それも無理だ。今回の戦闘でキメラに対しての憎悪は一切変わっていないし、今回痛み分けで済んだのもまぐれだ。こんな事を繰り返していたらあっという間に地獄行きだろう。
そしてレアリゼ以外のキメラなら躊躇せずに引き金を引けるかと言われればそれもまた違う。エレナは復讐を果たしたいだけであって、いたずらに命を奪いたいわけでは無い。しかし復讐と命を奪う事がイコールとなってしまっている事に気付いてしまった以上、これからエレナは何もできずに湧き上がる復讐心を抑え続けるだけの生活を送らなければならない。

「あなたならどうしますか、…リーダー……」

ユニコーンのリーダーである老婆の顔を思い浮かべながら、エレナは建物を出る。そこから数日間エレナの姿を見たものはいない。

261: 蜘渡 權翔 [×]
2023-12-26 07:52:51

>257


「使役する蜘蛛には少なからずとも愛情を与えねば。貴方も飼い主から代わりはいくらでもいると言われて見捨てられるのは嫌でしょう?それと同じです。」

蜘蛛を無げに扱うような発言をする白夜に対して、自身の蜘蛛対する接し方を語り、まだ白夜を忠犬扱いしながら、飼い主から嫌われるのは嫌だろうと皮肉混じりに言う。

「まぁそんなことは百も承知です。私としては地位のある者だろうと無い者だろうと引っかかれば、囮と一緒に狩ろうと考えていたので。それに彼はどの地位であれ自分の利益のためなら同族など関係ない…そうまるで死体に群がるゴキブリのようなもの。例え末端の人間で死体であろうとキメラにはまだ利用価値がある…そう期待して囮として仕掛けていたのですが…まぁ結果どころかその前に一掃されてしまったので今となっては無意味です。」

白夜の話に一言返すと地位あるなし関係なく狩っていたと言い、囮をはっていた理由についての付け足しとして、自身が持っていた期待とキメラの動機についての考察を淡々と話していく。がその結果に関して語る際はその意図も分からずに爆破されたこと…もしくは蜘蛛を無下に扱われたことに関して根に持っているのか分からないが先程の淡々と語っていたのとは打って変わって、まるで白夜のせいで台無しとでも言っているように残念そうに言った。

262: 焔凍 白夜/アナスターシャ・カルヴィシェフ [×]
2023-12-26 09:21:37

>259

アナスターシャ「・・・・・・戦争屋って言うのは何もアンタが考えてるみたく正面から相手と殺し合う奴らだけじゃない。」

アナスターシャ「軍人は『対人間』のエキスパート、そして特に『総力戦』に強いのよ。 特殊な力とは言えないかもだけれど、こと『殺し』における能力は持ってるつもりよ、特にこの街に来てからは対能力者についてもね」

元軍人としてなにか特殊な力があるのかと聞かれると、先程までの気怠げな雰囲気から一転して『殺しに慣れた人物』恐らくは軍人としての冷たい瞳を浮かべて淡々と話す。
彼女曰く、手から炎が出せようが時間を止められようが『意識外からの狙撃』や『綿密に組まれた計画からの毒殺』などそういった『対人戦』のスキルをこの街で『対能力者』のスキルへと昇華させていると言う。

>261

白夜「・・・・・・まぁ、確かに死体に群がる畜生は何時の世も常に有るものでしょう、丁度其方の『屑』のような・・・・・・ね?」

絶対零度にて凍らせたキメラの死体を粗方細かく砕き終わったのか、ゆっくりと高めの漆塗りの一本下駄を鳴らしながら蜘渡に近づいていく、そして横を通り過ぎると蜘渡の丁度背後の部分に掌を軽く撫でるように動かす。
すると、突然何も無い空間に火花が散り霜に覆われたミイラのような状態の人物が現れる。

白夜「背後には御気を附けを・・・・・・能力者でなくとも、最近はキメラも潤沢な装備を揃えて居ります。『光学迷彩』と言うのも視野に入れなければ成りませんね。」

恐らくは『光学迷彩』を利用したステルス機能を利用して蜘渡を背後からどうこうする予定だったのだろう。然し、其れを僅かな空間の視界の揺らぎを見逃さなかった白夜によって阻止され、暗殺を試みた恐らくキメラの構成員は『超高音』と『超低音』を一瞬にして複数回行き来させられ体内の水分を全て奪われた、所謂『フリーズドライ』にされて絶命している。
白夜は凪いだ口調をそのままにゆったりとした足取りで路地を抜けようと歩いてく。

263: 焔凍 白夜/アナスターシャ・カルヴィシェフ [×]
2023-12-26 09:21:38

>259

アナスターシャ「・・・・・・戦争屋って言うのは何もアンタが考えてるみたく正面から相手と殺し合う奴らだけじゃない。」

アナスターシャ「軍人は『対人間』のエキスパート、そして特に『総力戦』に強いのよ。 特殊な力とは言えないかもだけれど、こと『殺し』における能力は持ってるつもりよ、特にこの街に来てからは対能力者についてもね」

元軍人としてなにか特殊な力があるのかと聞かれると、先程までの気怠げな雰囲気から一転して『殺しに慣れた人物』恐らくは軍人としての冷たい瞳を浮かべて淡々と話す。
彼女曰く、手から炎が出せようが時間を止められようが『意識外からの狙撃』や『綿密に組まれた計画からの毒殺』などそういった『対人戦』のスキルをこの街で『対能力者』のスキルへと昇華させていると言う。

>261

白夜「・・・・・・まぁ、確かに死体に群がる畜生は何時の世も常に有るものでしょう、丁度其方の『屑』のような・・・・・・ね?」

絶対零度にて凍らせたキメラの死体を粗方細かく砕き終わったのか、ゆっくりと高めの漆塗りの一本下駄を鳴らしながら蜘渡に近づいていく、そして横を通り過ぎると蜘渡の丁度背後の部分に掌を軽く撫でるように動かす。
すると、突然何も無い空間に火花が散り霜に覆われたミイラのような状態の人物が現れる。

白夜「背後には御気を附けを・・・・・・能力者でなくとも、最近はキメラも潤沢な装備を揃えて居ります。『光学迷彩』と言うのも視野に入れなければ成りませんね。」

恐らくは『光学迷彩』を利用したステルス機能を利用して蜘渡を背後からどうこうする予定だったのだろう。然し、其れを僅かな空間の視界の揺らぎを見逃さなかった白夜によって阻止され、暗殺を試みた恐らくキメラの構成員は『超高音』と『超低音』を一瞬にして複数回行き来させられ体内の水分を全て奪われた、所謂『フリーズドライ』にされて絶命している。
白夜は凪いだ口調をそのままにゆったりとした足取りで路地を抜けようと歩いてく。

264: 焔凍 白夜/アナスターシャ・カルヴィシェフ [×]
2023-12-26 09:21:40

>259

アナスターシャ「・・・・・・戦争屋って言うのは何もアンタが考えてるみたく正面から相手と殺し合う奴らだけじゃない。」

アナスターシャ「軍人は『対人間』のエキスパート、そして特に『総力戦』に強いのよ。 特殊な力とは言えないかもだけれど、こと『殺し』における能力は持ってるつもりよ、特にこの街に来てからは対能力者についてもね」

元軍人としてなにか特殊な力があるのかと聞かれると、先程までの気怠げな雰囲気から一転して『殺しに慣れた人物』恐らくは軍人としての冷たい瞳を浮かべて淡々と話す。
彼女曰く、手から炎が出せようが時間を止められようが『意識外からの狙撃』や『綿密に組まれた計画からの毒殺』などそういった『対人戦』のスキルをこの街で『対能力者』のスキルへと昇華させていると言う。

>261

白夜「・・・・・・まぁ、確かに死体に群がる畜生は何時の世も常に有るものでしょう、丁度其方の『屑』のような・・・・・・ね?」

絶対零度にて凍らせたキメラの死体を粗方細かく砕き終わったのか、ゆっくりと高めの漆塗りの一本下駄を鳴らしながら蜘渡に近づいていく、そして横を通り過ぎると蜘渡の丁度背後の部分に掌を軽く撫でるように動かす。
すると、突然何も無い空間に火花が散り霜に覆われたミイラのような状態の人物が現れる。

白夜「背後には御気を附けを・・・・・・能力者でなくとも、最近はキメラも潤沢な装備を揃えて居ります。『光学迷彩』と言うのも視野に入れなければ成りませんね。」

恐らくは『光学迷彩』を利用したステルス機能を利用して蜘渡を背後からどうこうする予定だったのだろう。然し、其れを僅かな空間の視界の揺らぎを見逃さなかった白夜によって阻止され、暗殺を試みた恐らくキメラの構成員は『超高音』と『超低音』を一瞬にして複数回行き来させられ体内の水分を全て奪われた、所謂『フリーズドライ』にされて絶命している。
白夜は凪いだ口調をそのままにゆったりとした足取りで路地を抜けようと歩いてく。

265: 焔凍 白夜/アナスターシャ・カルヴィシェフ [×]
2023-12-26 09:22:49

(/おおっと?なんかバグって3つ投稿してしまいました・・・・・・申し訳ない!)

266: アデル [×]
2023-12-28 00:08:09

>>258

母親が一番好き。この言葉だけで、この子の家庭環境がよく分かる。きっと大切に愛情を持って育てられてきた、良い家庭なのだろう。だからこそ真実を伝えるべきか迷った。ほぼ偏愛とはいえこの子の兄の愛は紛れもない本物で、こんなに妹の事を愛している兄の存在を知らないまま終わってしまうのは哀しい。だから真実を告げるべきかもしれないが、しかし兄がユニコーンという荒事の多い組織にいると知ってしまえばこの子が争いに巻き込まれてしまう可能性が高くなる。特にこの子は優しい子だから、戦っている姿を見てしまえば間違いなく首を突っ込んでしまうだろう。そうして万が一この子の幸せな家庭が潰えてしまうことになれば、それこそ本当に終わりだ。
しばし悩んだ末、今は真実を伏せる事に決めた。何も二つしか選択肢が無い訳ではないし、今この場ですぐ決断せねばならない訳ではないのだ。あまり黙り込んでいると心配されてしまうかもしれないので、ひとまず質問に答えた。

「あたしかい?あたしの好きなものは……そうだね、笑顔が好きさ。誰かが笑顔でいてくれれば、あたしも嬉しくなるのさ。アンタの言葉を借りるなら、“笑顔でハッピー”が一番だよ」



(/返信遅れて申し訳ないです!3日遅れですがメリークリスマスです!!)

267: レアリゼ [×]
2023-12-28 07:37:46

>>260

あの後、武器も荷物も回収せずに衝動のまま飛び出してしまったので、ボロボロの服を着替えることも血塗れの体を洗うことも出来なかった。普通なら夜の暗さが全てを覆って隠してくれるが、不幸なことにここは夜でも明かりが絶えない南エリア。闇を照らし夜間でも活動する為に大量に設置された人工の光は、自分の血濡れの姿もそれに付随する罪も白日の下に晒けだしてしまう。誰かに見つかって、捕まる訳にはいかない。自分の命はもう彼女のもの、それ以外の人間に奪わせる訳にはいかないのだ。人の目を掻い潜る為、人通りの少ない裏路地に入り込み、ゴミ置場に身を潜め、下水道の排水に文字通り潜り込んで、自分の部屋がある西エリアを目指した。大通りを避ける為に大きく迂回し、人の気配を感じる度に物陰に隠れ……そうして結局西エリアの自室に辿り着いたのは数日が経ってからだった。


……

今、自分の手には新しい回転鋸が握られている。裏商人から購入した新品だ。
自分のような化け物でも、見逃すという選択をとってくれた彼女。そんな良い人の彼女に、“見逃す選択をとったのが間違いだった”という後悔をさせたくなかった。だから出来るだけ音と臭いを我慢するように──即ち、傷付け合いたい衝動を抑えるようにしていた。でも、駄目だった。傷付け合わないということは、あの不愉快な虫の羽音と、体中にこびりついた汚泥と廃棄物と下水道のドブが混じったような臭いが絶え間なく襲いかかるということ。そんな状態ではまともな生活すらままならず、誰かを無意識に傷付けてしまう事を恐れて部屋から一歩も出られなくなった。どんなに自分を傷付けても、それだけでは音と臭いを消し去ることはできなかった。結局耐えきれなくなって、傷付け合う為の道具──回転鋸を買ってしまったのだ。

「ごめんなさい……ごめんなさい……」

鋸を胸に抱きながら、謝罪の言葉を繰り返した。果たしてそれは、誰に向けられたものなのか、自分でもよく分からなかった。



(/返信遅れてごめんなさい!!
今回の絡みは一旦ここで終了、という認識で大丈夫ですか?)

268: ティオ [×]
2023-12-29 10:33:35

>>262 アナスターシャ様

流石のティオでもこの街で戦うグリフォンなだけあり、軍服の女性の雰囲気の変化を感じ取った。そして彼女の口から語られた対能力者の殺しの技術。キメラ以外でそんなものを持ち合わせている集団はひとつしかない。ティオはポン、と手を打ち、問いかける。

「アンタ、ユニコーンってやつか」

ティオは名声を手にして勇者になりたいと考えているためグリフォンとして活動しているが、金や名声関係なくとにかくキメラを潰す事を目的とした団体。規模は小さいためそこに所属する人物を見た事は無かったが、話には何度か聞いた事があったのだ。
そしてそれは、ティオが探しているキメラについての情報を持っていないという話が真実である事を意味していた。キメラを潰したいのであれば、その情報を隠す必要が無いためである。


(/返信遅れました。申し訳ございません…。
そんなバグがあるんですね…。私は問題ございません!)

269: エレナ [×]
2023-12-29 10:36:11

>>267 レアリゼ様

(/そうですね、一旦はここで絡み終了で問題ございません。素敵な戦闘ありがとうございました!
豹変っぷりが凄くて圧倒されちゃいました!w)

270: ニーナ・グラス [×]
2023-12-29 17:21:43

>>266アデルさん

「わぁ!アデルさんもニナと同じなんだね!一緒で嬉しい!」

(老女からの返答にキラキラと目を輝かせながら嬉しそうに笑顔を浮かべて胸元で両手を軽く拳を作って上下に小さく揺らした。車椅子でなければこの場でぴょんぴょんと飛び跳ねていたところだ。老女のことをたくさん知りたいという欲がフツフツと湧き上がってきて、次の質問をどんなものにしようかと「うーん」と考え込んでから、ふと何かを閃いたかのように顔を上げると、再び笑みを浮かべて)

「アデルさん。さっき見せてくれた手品以外でニナにもできそうなやつある?ニナ得意なことが全然なくて作りたいんだ」



271: レアリゼ [×]
2023-12-30 10:20:07

>>269

(こちらこそありがとうございました!レアリゼの二面性は特に力を入れてた所なので嬉しいです!
エレナ様の、最初は罰を与える復讐者として、最後には復讐心と命をみだりに奪うことの間で揺れる姿がとても魅力的でした!)

272: アデル [×]
2023-12-30 10:55:26

>>270

「では少しだけ待っとくれ。簡単な手品を紹介しようじゃないか」

袖の中に手を入れ、少ししてから引き抜く。その手には、プラスチックのケースに入れられたトランプの束が入っていた。ケースを開け、トランプの束を取り出すと、扇状に広げて差し出した。

「まずは一度、手品を見てみるのが早いだろう。この中から一枚引いて、その数字と種類を覚えるんだ。覚え終わったら、そのままあたしに返しとくれ」

手品を教えるだけなら、披露までする必要はない。だがそうしなかったのは、最初から説明するよりも、実際に体験してみる方が分かりやすいと思ったからだ。それから手品の種明かしを行えば、直感的に理解しやすいだろう。……勿論そう思っているのは本当だが、本音はただ手品を披露したかったのだ。先程も跳び跳ねそうなくらいの喜びを見せたこの子を、もっと喜ばせたかった。

最初 [*]前頁 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle