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【 GL/魔女/学園 】 いつか散りゆく貴女へ 【 途中参加歓迎 】/78


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75: クチナシ [×]
2022-07-12 19:37:21



>> アザミ (>>72

そうかそうか。それは良かった。ははっ、ワタシがソル──偉大な魔女様だったのなら、きっとこんなところで居眠りなんてしてはいられないだろうさ。
(何かを隠すように伏せられた視線に僅かに首を傾げるも、間を置かずに返された答えには安心したように緩く微笑み。己の捻くれた問いに対して笑い飛ばすでもなく正面から答えた言葉にその真っ直ぐな心根が透けて見えれば、どこか満足げに笑みを深めて。遠目に姿を見かけたことこそあれど、真正面から相対するのは初めてであるはずの相手。しかしその面差しに、淡い感傷を伴う懐かしさを覚えるのは、きっと気のせいではないのだろう。相手が続けた冗談めかした台詞につられるように、気安く開いた口から飛び出しかけた呼称は何事もなかったかのように飲み込んで肩を竦め、探るように投げかけられた端的な疑問には、「何のことだい?」とさらりと惚けて見せて。そのままあくまで気負いの無い様子で自身の隣の席を指の背でトントンと軽く叩き。)
……もし知りたいことがあるのなら、こっちに来てお手伝いをしておくれよ。眠くて敵わん。こう見えてもワタシは物知りだからね、ちょっとばかり魔力を恵んでくれれば面白い話が出来るかも知れないよ。


>> ブルネラ (>>73

神様のお友達、か。それは素敵だ。まぁもっとも、ワタシの方が友達だと思っていても神様はワタシのことなど覚えてすらいないのかも知れないけれど。それこそ神のみぞ知るって奴さ。
(控えめに微笑み再度謝る相手に対し依然としてニコニコと上機嫌な笑みを向けつつ、自身を称した言葉を復唱すれば眦を細めてうっそりと笑い。つらつらと、言葉だけを聞けばどこか悲観的な台詞を口にしながらも、その声音はあくまで楽し気で。しかし、隣に腰掛けた相手に半身を向けたところで向けられた何気ない問いには、「いや、昔は、よく来ていたんだが」と曖昧に言葉を濁し。珍しく言い淀み、顔を伏せたのは一瞬。何かを振り払うように軽く髪を掻き上げてから顔を上げ、普段と変わらぬ軽い口調で「キミは?」と問い返し。そこで改めて相手に向き直れば、何かに気付いたように瞬きをして。どこか不躾な視線でもって目の前の少女の頬から首筋、肩口から指先までをゆっくりとなぞり見て、それからすみれ色の瞳に目を合わせてそっと口を開き。)
……相変わらず孔の無い滑らかな膚をしているね、ブルネラ。滲み出る魔力が殆ど感じられない。キミの戦闘スタイルから見れば理想的とも言えるが……、もしかして、対外的な魔術は不得手だったりするのかい?


>> ハイドランジア (>>74

そうだった、キミのそれは“おまじない”だった。困ったな、何を願おうか。……おまじない、“お呪い”か。魔女の十八番だな。祝福も呪詛も魔術的には同質のものだ。裏表ですらない。だが……、
(甘く掠れたハスキーボイスで囁かれた諾の返事に、青灰色の瞳を細めて淡く微笑んで。かと思えば次の瞬間には、はたと顔を上げて目を丸める。祝福のキスだ何だと知ったような口を利いておきながらその本来の目的をすっかり失念していたらしいクチナシは、相手が発した単語を口の中で転がしながら、しばらく己の思考の一端をぶつぶつと意味も無く垂れ流し。それなりに付き合いの長い相手であるのを良いことに好き勝手脱線しそうになる思考を辛うじて引き戻し、それからようやく、殊更に柔らかく響いた相手の言葉を拾い上げ。「ブルジェにしか話せないような悩み事なんてものは無いけれど、キミにしか頼めない願い事なら、あるよ」と、呟き目を伏せる。そうしてそのまま何気ない仕草で傍らのカリューカを引き寄せ、その艶やかに黒い縦笛の表面をそっと撫でつつ、半ば独白にも近いトーンで静かに問い掛けて。)
──フルールの蜜を諦めて欲しいと、そう頼んだら、キミは聞き入れてくれるかな。

 

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