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【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】/2001


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自分のトピックを作る
1985: ノア [×]
2025-11-25 10:13:03




>1984 レオナ


──キミが教えたんでしょう、ソレもコレも。それに、司書に尻尾はないもの

( 些かハードルが高いコレは生徒が教えたことだ。ソレ・・・甘ったるい砂糖漬けの紅茶は生徒が何気なく口にした異国の文化で、生徒の国なりの表現はまあロクに知らない。妬いた素振りも冗談だろうに、と咎めるように目を向けても、今この時だけは置いて行かれない安心感が勝る。目元を緩めた後──流れるように動いた手と向こうに消えた口に、ギョッとした顔をして慌てて宙を彷徨う両手、行き場のない二つを結局己の口元を隠すように当ててから、もごもごと「上着取ってきます」のようなことを言って小走りに自室の扉へと消える。意地悪な獅子の子め!箒に尻尾が絡まってしまえば良いんだ!なんて悪態を心の中でついても、羽織り・・・と手が伸びたのは、買い与えてもらったカーディガンで、部屋着の上に着るにはと、中も適当なブラウスに変えたところでハッとする。納得いかないが待たせるのもいただけない、ストールも掴むと再び小走りに部屋を後にして図書館側へと続く扉へ。落ち着いていなくては、大人なのだから、あと箒から落ちるようなことは避けたいところなのだから )





1986: イデア・シュラウド [×]
2025-11-25 12:57:17



>レオナ

負ける事はないんでご安心を…
(ベッドに座り端末を操作しながら告げ目を細めて。彼の機嫌がいいうちにこのゲームを終わらせようと考えつつ相手の出方を伺うように手元の端末の画面に集中して)

>ユウ

はぁー、早く課題終わらせて帰りたい…
(昼休みに植物園に魔法薬学の課題使う薬草を取りに行った帰りに裏庭を通りがかって。外に出る授業なんて面倒だと目を伏せふと見えた姿に目を瞬かせた後邪魔しないようにゆっくりと近づいて)

(/初めまして、イデアの性格上声をかけない形の絡み文になってしまいましたが絡ませていただきました。絡みにくい等ありましたら伝えてください。宜しくお願いします!)

>マレウス

え、あ…うん、人気だよ
(見覚えがある程度でも共通の話が出来るのは嬉しい。だからこそテンションが上がりすぎてつい相手を置いてきぼりにしてしまいがちだと目を伏せて引かれたかと恐る恐る視線を向ければ話を聞いてくれている様子にホッとして。そういえば彼もオタク気質なところがあったなと思い出した後告げられた言葉に目を瞬かせ「そんなお返しなんて…でも、良いのなら欲しい…」と視線を向けて)

>ノア

あぁ、まあ、出来ますけど。と言うか出来なきゃボドゲ部の部長やってませんし…
(黙々と自分の分のホットミルクを飲んでいてふと問われた言葉に目を伏せながら告げて。幼い頃から暇つぶし程度にやっていたのもありボードゲームは得意で司書の誘いに少し考えた後「別に構いませんけど、司書殿ボドゲ出来るんです?」と視線を向けて。勝負に誘ってくるくらいだから多少は出来るのだろうが念の為にと確認して)



1987: ノア [×]
2025-11-25 15:31:44




>1986 イデア


・・・多少の心得はありますとも、頭脳戦は嫌いではなくてね

( それは確かに仰る通りで。くぴ、とカップを傾けて優しい温かさに満たされながらボドゲ部・・・のメンバーをぼんやりと思い出し、ああそういえば個性の強い秀才揃いだったなと瞬きをした。眠気が訪れるまでの暇潰し程度に誘ったつもりではあるが、白熱したらそれはそれで面白いのだし、何よりこの寮長様の負けて悔しがる面を見てみたい気もする。冷えた指先に熱を取り戻すようにカップに押し当てたまま、どことなく悪戯っ子のような光を瞳に宿して生徒を見遣り )

普段はチェスで生徒を虐め・・・遊ぶのだけどね、もしキミのオススメがあればそれでも構わない。眠気が来るまでの暇潰しができたなら満足なのです





1988: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-11-25 18:43:37

>>1986 ノア

成長著しいな。教師として鼻が高いぜ。

(自分が教えたと言われれば、悪い気はしない。それに、それはライオンの子が大人の狩りを見て学ぶ姿に似ている。そうすれば、自然と笑みも浮かぶというもので。成長した、だなんて軽口を叩いた。実際、彼女の表情がコロコロと変わり、外に出ることに興味を示したのは良い兆候と言える。──尻尾が無い分、表情が如実に語っているが。あんまりにもからかうと拗ねられても困ると、思うだけに留めて。部屋の扉に消えていく背を、肩越しに一度だけ振り返って目で追い、鼻で短く笑った。扉を押して狭い通路を通り、カウンター横の扉から出る。そのまま出入口の扉を開けると、閉館時間をとうに過ぎていることもあり廊下には誰もいない。月明かりだけが光源の青白く照らされた廊下は、特に新入生は怖がって通らない。静かな空間に満足して、壁にもたれかかる。腕を組み、片足の踵を壁に預けて目を閉じて。ただその扉が開くのを待っていた)


>>1986 イデア

ますます負けた時の面を拝めるのが楽しみだな。

(普段気弱でマイナスなことしか言わない彼にしては強気な言葉──いや、コイツは煽ることに関しては一流なんだった。と、眉をつんとつり上げた。余裕綽々な相手の鼻っ柱をへし折るのが乙というもの。その態度にますます機嫌良く、まずは一手。好戦的なサバナクロー寮とは思えぬ慎重さ。なにせイデアが出来るというのだから、かなり腕がたつには違いないのだ。どんな戦略でどういう攻め方が得意なのか。彼の一手一手すべてが情報。非常に癪だが、ボードゲーム部の彼の相棒と呼べる蛸に似ている形かもしれない。手元の切り札になり得るカードを視界に入れながら、楽しげに口端をつりあげた)

1989: 文月 悠 [×]
2025-11-25 18:55:40

ノア様宛

「なるほど、、」

ケーキの前で迷っているうちに、ふと気づけばもう時間が経っていて、隣では貴女がお茶を入れ終えていて、
 こちらを見て『半分にしてしまえばキミも沢山食べれるのでは?』と微笑まれる、、うちの寮長はかなりの食いしん坊で明日の朝まで箱の中身が残っているかどうか怪しい、、そう思うと今のうちに気になるものは食べておいた方が良さそうな気がして。ナイフを手にとり、迷っていたケーキを次々半分にしていきながら貴女の言葉を聞いて浮かんだアイディアをニコニコと笑いながら話して
「ノアさん、こんなにあるしスイーツバイキングしませんか?」

レオナ様宛

「ありがとうございます、そんな、、素人が作った物に対して過分ですよ」
危機を瞬時に判断し対応した動体視力のよさに私は完全に呆気にとられつつ、助けてくれた御礼を伝え。
 普段のふるまいからすれば良い人とは言いきれないけれど、素人の作った物をこんなにまっすぐ褒めて、親身になってくれる貴方からは威圧感は感じない。私が知らなかっただけで、思ったより褒め上手で世話焼きな人なのかもしれない、、、雑巾をギュッ!とするような動作にクスッと笑う口を手で隠しつつ
 今日の貴方からはいつもの気だるげなオーラが見えなく、軽口を言う声音も柔らかく。だから試しに、と自分の鼻のてっぺんをツンと指で押しながらほんの少しだけ期待を含んだ視線を向けて

「お叱りもありがたいけど、今は先輩のよくきくお鼻を貸していただけませんか?」

イデア様宛

「イデア先輩…?』

静かな森のなか、ページをめくる音だけが響いていて。ふと向こうからガサガサ、と小さな物音がする。思わず顔を上げて振り返ると、そこにいたのは今日も合同授業を一緒に受けた同級生のお兄さんで、
 彼はまるで音を立てないようにゆっくりと、慎重な歩き方でこちらに近づいてくる。その様子が少し不自然で私は首をかしげ『この学園のことだし、またおかしなトラブルに巻き込まれて逃げている最中だったりして…?』そこまで考えたら 自然と「どうかされましたか?』と小声で話しかけてしまっていて

----------
全然 大丈夫です…!
ご迷惑でなければ絡ませてください、こちらこそ宜しくお願いします!/蹴推奨

1990: ノア [×]
2025-11-25 19:37:54



>1988 レオナ


──お待たせ、し、ました

( この時間に外に出ることはあまりない。あってもサムのところに行くか、少しだけ散歩に出るか・・・それも一月に片手で収まる程度の頻度のこと。夜目が利くわけでもないし、何よりどれだけ長く時を過ごそうが不気味なものは不気味だから。二日連続で外にでるだなんて、レアケースもいいところ。図書館の鍵を掴み、ストールは一旦腕にかけたまま、古い扉を出れば静かな廊下に馴染むように生徒の姿があった。一先ず扉に鍵をかけて、ポケットにしまいながら下から覗き込むように顔を見上げて──本当に、黙っていれば美術品のような御人ですこと。声をかけることが何となく憚られたものの、待たせたのは事実・・・なので、揶揄うように口元を歪めて言葉を付け足しておく。お生憎様、煽り文句のボキャブラリを増やしたのも目の前の生意気な教師にほかならないので過去の自身を恨むとしていただこう )

・・・起きて、キュートな王子様。生憎とキミを目覚めさせるキスは品切れでね



>1989


・・・最高、素敵、キミってば、さては天才なのでしょう?

( お湯を注いで待つこと三分ほど。紅茶と似たような要領でいれてしまったがあっていただろうか・・・と小さな器にポットの中身を注げば、透き通るような緑色が流れ出て目を細め。柔らかい匂いがする、と興味深そうに湯気ののぼるそれらを見下ろしていれば聞こえた声、目を向ければ次々と切られていくケーキたちに瞬きを一つ。ぱっと表情を明るくすれば、生徒の提案に嬉しそうに頷いて。素敵な提案だ、だってほら、誰かの手が入ったものを警戒せずに好きなだけ互いに食べられるというのは中々レアケースなわけだから!嬉しそうに近くの棚からトレーを取り出し、緑茶を二人分そのトレーに載せれば、近くの引き出しに入っていたフォークとスプーンも手に取って )

ぜひともそうしましょう!・・・カトラリーも一緒に司書があちらに持って行ってしまいますね




1991: マレウス・ドラコニア [×]
2025-11-26 00:53:20


>1975 ノア

声?……ああ。最近は毎日、歌の稽古をしているからその成果だろう
(こちらに気づいた一瞬、相手はまるで苦虫を噛みつぶしたかの様に表情を硬くする。その刹那の変化を不審に思うも、図書館に退く気配が無いのを見て余計な詮索は控える事とする。視線で対面の席へ座るように促すと着席するより先に彼女は、己の声を褒めてきた。唐突な賛辞に思考が一拍遅れ、きょとんとした面持ちで喉仏に触れ。声─との連想は、誕生の際に授けられた力を想起するがそれは祝福とは名ばかりの代物、どの種族にも安らぎを与える類のものでは無い。連想を排し次に浮かんだのは秋ごろに行われる、とある大切な行事だった。四人で臨む、最初にして最後の大舞台。思うほどに胸奥は待ち遠しい気持ちが積もり、滅多に緩む事の無い表情が頬の端から自然とほどけてゆく。補足を告げる声はいつもより弾みを帯び、石壁に手形を刻む様に虚空に己の手を押し付けてみせた。)
お前もグルーヴィー・アリーナで開かれる音楽祭の話は聞いているだろう。優勝した寮は音楽堂に手形を刻めるそうだ。

>1976 ユウ

よく来たな。ヒトの子よ!
(鏡面は淡く白み、微細な波紋が静かに広がる。その揺らぎの中から現れた待ち人の姿に顔がぱっと輝いた。手を振る彼女に応じる寸暇すら惜しみ転移魔法を行使し。門番の驚愕の声が掠める間に、瞬く間に賓客の目前へと身を移した。喜びから小さな牙をも見せて笑い友人の訪問を心から歓迎する─はずが、どうにも視線が合わない。何故こちらを見ないと唇をへの字に曲げるがその足取りがひどく心許なげに竦んでいるのに気づき、ふと視線の先へ目を遣る。そこには渦を巻くかの如く繁りあう茨の群生。自分と同行している限り彼女が奈落に転落する事はまずもってあり得ぬ事であり、茨達もまた、己の命令なくして彼女に危害を加える事など無い。それでも月光さえ差さぬこの夜。夜目の利かないうえに翼を持たぬ彼女が怯えるのも仕方のない事だった。なおも俯いている彼女へ手を差し伸べる。相変わらず尊大な物言いながら魔法植物に熱中している友人への、ほんの僅かな気に食わない感情も含んでいて。)
茨ばかり見ていないで隣にこい。顔を上げるのなら……触れる事を許す。

1992: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-11-26 04:44:01

>>1989

どういたしまして。……俺がそう思ったから言っただけだ。素直に受けとっておけ。それとも、俺の褒め方が気に食わなかったか?

(お礼を言われれば実際自分が手を貸すまでもなかったことなのだし、なんて事ないと返事をして。彼女の茶色の目が、サテンのリボンと自分の緑の目を行き来する。そして、困ったように眉を下げられれば、今度はこちらが眉を顰める番だった。女性陣はどうも謙遜する気がある。少しは他の寮生共にも見習ってほしいものだと、お前が言うなと総ツッコミを受けそうなことを思いつつ──白い牙を剥き出しにしてニッと悪そうに笑って見せた。俺の褒め方が気に食わなかったかなんて、微塵も思っていない。本当に彼女の爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いほど傲慢な態度であるが、それは彼女にこれ以上謙遜させないようにする手法のひとつで。そんな中での彼女の申し込みに、「は?」とでも言いたげに瞬きをし、視線だけで問い返した。今しがた見ていた薬草の調合でもするのか、毛玉の尻尾を追いかける羽目になるのか……頭の中で数秒ほど、面倒臭さとメリットとに天秤が揺れる。この後クルーウェルにガミガミ言われながら錬金術をするか、彼女の手伝いをするかならば……後者の方が早く済みそうだし、楽そうだ。天秤はメリットの方へと傾いた。スルリと立ち上がると、彼女の方へと手を伸ばして)

後輩の頼みとあれば断れねぇな。いいぜ、貸してやる。


>>1990 ノア

(こちらに近づく足音、扉がギィと開く音と、鍵の回る音──ピクリと動いた耳はそれらを全て聞き取っている。彼女が近付いてジッと顔を見つめてくる気配も。ようやく声をかけてきたと思えば、からかい半分の声に瞼を持ち上げる。睫毛の影に覆われた緑の双眼が彼女の方を向いて、楽しげなブラウンの彼女の瞳とかち合った。慌てたらしく少し乱れたミルクティー色の髪に、普段使いしやすいようにと選んだブルーグレーのカーディガンは、日頃黒い制服に身を包んでいるからか、彼女に馴染んでいる。カーディガンだけと思ったが、ご丁寧にシャツまで着替えてシンプルなブラウスになっており、自分の横に立つことに関してああだここだと言ったのが効いたのか、それともおめかししたい気分だったのだろうか。どちらにせよ、自分に感化されたという点は気分が良い。目を細めながら背中を壁から離すと、次はなんて意地悪をひとつ。パチンッと指を鳴らせば自分たちの頭の上に星がふよふよと浮かびそれぞれ光り始める。これで夜目が利かない人間でも多少は見えるようになっただろう。その辺に立てかけておいたバカ高い特注の箒を手にし)

次からは用意しておけよ、お姫様。とりあえず学園一周でもするか?

(/ すみませんよくよく考えたら図書館の入口って外ですね;廊下ではなく外で待っていたということにしてください~お手数お掛け致します)

1993: ノア [×]
2025-11-26 08:48:34




>1991 マレウス


・・・気を悪くしないでもらえたらと思うのだけど、キミはそういうことに興味がないのだと思っていました

( 勧められるがまま椅子に腰を下ろす。馴染みのあるはずの図書館椅子が、場所を帰るだけでこんなにも違って見える──荷物を目の前のテーブルに置き、カップと紅茶の入った容器を取り出しながら生徒の話をふんふんと聞いていた。どこか、嬉しそうに楽しそうに口にされる言葉は無邪気で・・・誰かと協力したりだとか、前向きに何かに取り組んだりだとか、そういう姿よりはいかに相手を貶めるかを考える話ばかりを耳にすることが多かったからか、宙に置かれた大きな手を少しだけ驚いた顔で見てしまって。特に、この生徒はある意味高潔なものだから余計に。お菓子はクッキーとチョコレート、個包装のそれを生徒の前に置きながら素直な感想を一つこぼせば、どこか可愛らしい生徒を見守る大人の表情で続け )

なるほど──楽しみなのだね、その日が。うん、とても素敵なことだと思う、キミたちの姿が短い誰かの一生にも最高の思い出として刻まれるのだし



>1992 レオナ


しばらく入荷の予定はありませんね──わ、あ、ええと

( ゆっくりと長い睫毛が揺れて、覗いたエメラルドは真っ直ぐこちらを見据えていた。昨夜も思ったことではあったけれど、月明かりとは別に何となく光って見えるもので不思議と美しい。壁から離れた身体に倣うように己も姿勢を戻す。夜の影に隠れたそれを暴くようにして頭の上に小さな光が揺れ、思わず顔を上げれば青白く、時折黄色や虹にチラつく星のまたたきが瞳に反射して・・・絵本の中のような光景に、反応が遅れた。視線を戻して、生徒の声に追いつくように何とか頷く。行先はどこでも構わない、ただ純粋に今より少しだけ空に魔法の力で近付いてみたいだけ。咄嗟に「ごめんなさい」と言葉を選びそうになって、そうではなくて、と途中で方向を切りかえた結果若干甘噛みになったが )

夜にごめ・・・んぁ、あ、りがとう、ございます。滅多にこの時間は出歩かないので、嬉しいです


( / ご丁寧にありがとうございます!本当に訳分からん立地に図書館が鎮座しておりお手数をお掛けいたします!本当、どうしてあの位置なのでしょうね・・・ /蹴 )





1994: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-11-26 09:46:26

>>1993 ノア

なら、リクエストでも出しておく。

(人工の星々に照らされたノアの瞳に星の色がチラチラと映り込み、淡い揺らぎを眺めていたふと唇の端を上げた。入荷してほしい本のリクエストするように、彼女のなんて事ない日常風景っぽく言っておく。──謝罪じゃなくお礼を選んだという、小さな変化。出会った頃は謝ってばかりだったというのに。口をもにょ、と窄めて言い直す彼女に何も言わず手を伸ばし、そっと頭を撫でる。優しく髪を梳く指先は、褒め言葉よりずっと雄弁だろう。それに、えらいえらいと言えば、それはそれで萎縮しそうだ。彼女の肩に引っかかったストールへ視線を落とし、「ちゃんと巻いておけよ」と話題を切りかえて。そのまま箒の柄から手を離すと、木製の身体がひとりでに横向き倒れ、腰辺りまでの高さにふわりと浮かび上がった。授業用のものよりしなやかで丈夫、なにより乗り心地が良いものではあるが、魔力のない人間が跨れば、十中八九すぐ落ちるだろう。彼女の頭から腰へと腕を回した。彼女を抱え込むように乗るのが妥当であろう。自分は手離しで箒くらい操れる。最悪安全バーの如く抱えておけばいい。乗れ、と宙に浮いた箒を顎で指して)

抱えたまま乗る。どっか掴まっとけよ。

1995: ノア [×]
2025-11-26 11:08:09




>1994 レオナ


( 受け付け拒否の赤いスタンプを思い描いたところで口にはせずにおくのが大人というやつだ。相変わらず無遠慮かつ慣れたように髪を梳く指に音はないのに、褒められていると自覚するには十分でどうやら判断は間違っていなかったらしいと少しだけ得意げな表情を零しておくこととした。言われるままにストールの端を解けないように結び直して、しっかりと暖をとるように身に纏いながら視界の端で浮かび上がった──何度見ても宙に浮かんでいる様子には「魔法だ」とありきたりな感動を覚えずにはいられないが──箒と、恐らく落ちないように支えてくれるつもりらしい生徒の腕を視線が一往復して。確か、こうして、こうで・・・と飛行術の授業を遠くから眺めていた時のことを思い返しながら箒を掴んで跨るようにして座り──若干爪先が地面から浮く感覚に、それだけで何だかもう嬉しくて眩しいものを見るように目を細めて。指先にしなやかな木の感触がする、大切にされてきた本の背表紙のようで好ましい・・・もちろん粗野に扱わずに、ある程度の手入れがされていなくては保てない質であることくらいは、仕事柄分かるものだから余計に )


──上等なものですね。造った職人と使い手の質が良ければ、こんなにも・・・キミ、実は己のテリトリー内のものは存外大切に出来る御人だったりするのかしら




1996: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-11-27 01:11:12

>>1995 ノア

(ふふん!と得意げな顔を見せる司書は、可愛く結んだストールもあってまるで甥っ子が見て見ておじたーんと絵を見せびらかしてくる姿を彷彿とさせる。大人のレディと言い張っている割には幼い仕草にクスリと笑みがこぼれた。彼女が箒に跨るのを確認すると、その後ろへ跨り、そのまま腕を彼女の腹元を遮るようにして安全バーのように抱え込む。覆い被さるようにすれば、彼女の小さな体はすっぽりと収まってしまい体格差は歴然だ。腕に少しだけ力を入れて……箒がゆっくりと空へと上ってゆく。彼女の褒め言葉に、本当はアクセサリーの管理も箒の手入れもラギーの仕事だ。だが、それを任せているのは自分であるため管理してあるという点において頷くのに何の抵抗もない。何様俺様レオナ様なので。そうだなと答えると、余っている方の手でノアの顎先に触れた。指先でそっと掬うようにして上を向かせ、顔を覗き込みながら、低く笑う。何も大切にしてやるのは物だけではない)

そうだな。流石当事者、よくお分かりで。

1997: ノア [×]
2025-11-27 07:02:49




>1996 レオナ


( しっかりと箒を握ったとはいえ怖くないと言えばまあまあの嘘になる、未知なことはいつだって怖い。知らず身体が強ばっていたことを腹部に回った腕と背に当たる体温に突き付けられて、外の世界も、知らない場所から見る星空もこの生徒の傍なら怖くなかったじゃあないかと・・・箒は握ったままふっと肩の力を抜き、生徒に委ねることにした。少しだけ背を預けるように、後ろに重心を調整していればふわりと身体が浮く。見上げるばかりだった景色と目が合い出す。凄い、と変わる景色に目を奪われて──指先だけで意識と視界を占領するとは、相変わらず随分生意気な生徒である。両手を離してもなお安定している体幹にも文句を言ってやろうかと口を開いたというのに、告げられた言葉に声が音にならなかった。なわばり内の相手への面倒見の良さは、対寮生の様子や、己の身を持って知っている。その上で・・・箒を例に示したテリトリー内の“もの”は“所有物”の意をはらんで口にした言葉だったから。分かっていて冗談を言いそうな生徒ではあるが。いつものように大きな手に爪を立てることもできずに、何とか絞り出した言葉は動揺しきった胸中がそのまま飛び出したようで。近い距離で光るエメラルドを見据える勇気はなく、すすっと目を逸らし )

──いや待った、ここで動揺するのが一番の悪手だった。全面的に司書が悪い・・・キミの“所有物”に対する評価だったものでね・・・キミが司書をなわばりに招き入れてくれたことは、お国柄と一時の気の迷いとはいえずっと嬉しく思っているし、大切にされている自覚を持つには十分なのだけど、その切り返しは想定外で──顔を伏せてもいいですか、ちょっと今は動揺した己がいたたまれなさすぎてキミの目を見れない






1998: 文月 悠 [×]
2025-11-27 09:27:58

ノア様宛

「ふふ、ノアさんなら一緒に冒険してくれるって信じていました、」

普段は博識で大人っぽい貴女が子供のようにシンプルな感想を口にする、、あまりに嬉しさが溢れているのが一目で分かり、私までつられてクスッと笑ってしまって、
 モクモクと湯気をあげる緑茶は透き通った緑をしていて素人の自分から見てもはじめて淹れたと思えないほど綺麗な色だと思い。お茶の味に期待が高まりつつルンルンで貴女がキッチンから出て行くとまた笑ってしまいながら私もストップしていた作業に戻り。全てを切って盛りつけた大皿を持つとリビングへ移動し、フォークや食器を並べてくれた貴女に下記を言い
「お待たせしました....!」

マレウス様宛

高い場所はどうしても苦手で早く彼のもとへ行きたいのに足がすくむ。息は浅く速くなり、視線を下へ落としたまま歩いていると、すぐ近くから貴方の声が響いた。『いつの間に...?』と驚いて顔を上げれば、大きくて手が差し伸べられていて、、膨れた顔で『となりへ来て顔を見ろ』と言われると怖かった気持ちがフワッと軽くなって、もしかしたら私の勘違いかもしれないけれど、、、なんて思えば王子様らしい尊大な言い方も可愛く思えてくる、
 ニコニコしながら近くへいくと見上げるだけじゃ足りず背伸びをしてみて。まだまだ遠い目線の高さに、屈んでほしいと手で合図しながら
「ツノ太郎もうちょっと頭下げて!」

レオナ様宛

「いえっ、、あんな風にストレートに褒めてくれるイメージがあまりなかったから少し意外で、、嬉しかったです」

『褒め方が気に食わなかった』と聞く貴方の表情だけ見れば人を困らせる側なのに、声音は優しいためきっと私を気遣ってくれたのだろう、、、そう考えると謙遜はやめて照れくさそうに指を擦りあわせつつ思ったまま伝えて、
 なにかを考えたあと手を出す貴方を見て私の言葉が貴方の予定を乱してしまったのではないかと不安になり、目尻を下げながら一応『あの先輩もしかして他に予定があったりとかは、、』と聞いてみることにして。
貴方といえば授業中でも植物園でスヤスヤしている場面を見かける自由人で、、さっき黙った間に ひょっとすると私と貴方の事情を天秤にかけていたのではないかと勘が働いて

1999: ノア [×]
2025-11-27 10:08:58




>1998


・・・会場はここで構わなかった?

( ああ、今さては容姿に引っ張られた反応を微笑ましいとでも思ったな?と、相手が相手であれば嫌味の一つでも言うものだが、大人なので飲み込んだ。先程の部屋に戻れば一先ず目に付いたテーブルに盆を置いてお茶をそれぞれ下ろしておく──また片付けで使うだろうと、盆はテーブルの端に置いておいて。よし、と、聞こえた声に目を向ければその手元に集まった甘味たちにぱっと再び瞳の奥で光が散って。無様に小分けにされてしまったケーキたちには申し訳ないが、頭を働かせるためのエネルギーとなってもらおうじゃないか!それにしても生菓子でこの量だというのなら、焼き菓子の方は一体どれ程の量だったのだろう・・・重たいとは思っていたが、己の部屋にある分と生徒の分、下手をしたらまんまるの生徒の親分が爆誕する量だったかもしれない。軽く肩を竦めて )

これは焼き菓子も早めに消費しないと・・・食べ切れる適切な量というものを度外視して渡された可能性が出てきましたね




2000: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-11-27 13:35:30

>>1997 ノア

(丁度胸付近に彼女の肩が触れる。小さくて軽い重み。目は口ほどに物を言うとはいうが……箒と共に気分も上昇する。普段なら箒の上に仁王立ちして適当にかっ飛ばすが、無駄に揺れたりしないように重心がブレないように繊細に魔力を調節する。ふわっと高度が上がって、彼女の長い髪が頬をかすめた。そして──自身の台詞に、普段の10倍は話し始める。もし抱えていなければ地上へ落ちそうな勢いで動揺しているのが丸わかりで。隠す余裕もないのだろう。その姿にクククと喉を鳴らす。頭上には地上より近くなった星々。高度は更にあがり、先程までいた図書館の屋根が真上から見えるまでになっている。ビターチョコレートの瞳が揺れ、逸らされるのを見て、ダメだという代わりによくお喋りする頬を挟むように片手でムニムニと挟んだ。わざわざ俺が飛んでやっているというのに、下を見てばかりではいつもと同じだろうにと、意地悪く頬を引き上げて)

クク、まるで物語の主人公だな。胸中を全部語ってくれるなんざ。


>>1998

俺はいつも素直だろ。

(イメージにない、と言われればあ?と眉を顰めるものの、続く素直な御礼に面食らったように目を瞬かせた。照れたように笑う悠の顔を見れば、さっきまでの遠慮がちな空気が嘘のように柔らかくなっている。ようやく言葉通りに受け取る気になったらしいと分かれば、胸の奥がひとつ満足げに鳴るのを隠すようにフンと短く鼻を鳴らし、息をするように嘘をつく。なにせ根っこが歪んでいる獅子の子なので。不安げに目尻を下げて今後の尋ねられると片眉を上げた。どうやら彼女は思った以上に察しが良いらしい。ならばと、わざわざ“してやった”と言わんばかりの、恩着せがましい言い方で。けれど、手を差し伸べた手首は軽く返事を促すように曲げられ、大変王子様らしい仕草だけは妙に優しいくチグハグだ)

可愛い後輩のお願いなんだ、予定くらい変更しておく。……で、何するんだ。とっとと済ますぞ。

2001: ノア [×]
2025-11-27 14:37:58




>2000 レオナ


──キミはいつも通り意地悪な王子様ですよ!生意気な獅子の子め、まったくもう!

( 頬を撫でていく風がずっと冷たくなって随分と高い場所に居るのだと思い知る。下を向くことを咎めるように固定された両頬に、そんなことでと己も思ったものの・・・いつも通りのその傲慢さに少し落ち着きを取り戻して、一度だけゆっくりと瞬きをしてから生徒を睨んだ。それから、視線を空へ。夜のしんとして冷えた空気の中で、昨夜は少しだけ違う場所から、いつもは小さな窓のガラス越しに眺めていた星が、目の前に、いつもよりも少しだけ近くにある。綺麗だ、し、多分この先の長い生涯でもきっとこれ以上はないだろう。遠くに街の灯りが少し見えて、広くて持て余す図書館はどうにも小さくて、魔力のない己が飛んでいて、後ろにはこの場に連れてきてくれた生徒がいる。返せるものなんて何も無い身に抱えきれないくらいの献身を受けて、もうどうしたらいいかも分からないままこの数日を過ごしているけれど、夢みたいだ。バランスを保ったまま、片手をそっと箒から離して頬を掴んでいる方の生徒の手首を握り )

・・・我儘を聞いてくれてありがとう。想像していたよりずっと、ずっと綺麗だった──キミに何も返せないことだけが心残りだけれどね





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