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 ――黄昏島―― 【切甘/1対1/NBL】/147


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自分のトピックを作る
97: アレン [×]
2017-02-28 16:52:29


>ロア

謝ることはないから。少しは落ち着いた?
(彼女が本当は誰を想っているのか何を考えているのか、きっと己は一ミリだって理解できてないのに黄金色の瞳から涙が溢れる度にまるで己自身が苦しんでいるように胸が締め付けられ。出来る事ならこのままずっと。腕の中に閉じ込めていられたなら――彼女が思い描く夢と喰い違う“現実”を知らせなくて済むのに。涙が服に染みるのなんて気にも留めず抱く力を少し強くして、だが顔を上げる仕草を察すれば彼女の動きに制限を掛けてしまわない様回していた腕をそっと解き。受けた謝辞には穏やかな微笑みを浮かべて緩く頭を振って、先程より引いてはいるが未だ彼女の目尻にはいつ零れ落ちてもおかしくない水玉が数個震えている。ス、と親指の腹で其れらを拭ってやりながら「僕の名前はアレン。もしよければ、君のも教えてくれる?」強制ではないことを暗に伝える様に飽くまでも控えめな声色で尋ね)



98: 長老 [×]
2017-02-28 16:54:30


【 落ち。以降は置きレス進行となります。 / 新規参加者様は募集中です! 】



99: 91です [×]
2017-02-28 18:49:46

名前/榊原 伊月(さかきばら いつき)
性別/男
年齢/16歳

容姿/無造作に遊ばせたミディアムショートの髪は明るいブラウン、焦茶色の光彩を持つアーモンド型の瞳はぱっちりと開かれた二重。なだらかな曲線を描く眉は細く、しかし前髪が乗っかるためやや見えにくい。口角が下がり気味の唇は厚めで赤く膨らんでいる。体格は細めの中背。着痩せするタイプなので服の上からでは分からないが適度に引き締まった筋肉が隠されている。身長168cmと平均的であり、特段これといったような何か秀でているものはない。格好は学校指定の青色ブレザーと白シャツにネクタイ、灰色のズボン。靴はスニーカー、腕に時計。見た目はやんちゃ系男子だが、印象に対して中身は相反している。

性格/基本的には真面目。人知れず努力を重ねるタイプであり、労している姿を見せたくない見栄と強情を持ち、そしてそれを否定されたくない臆病者でもある。甘え下手の甘えたなので親しい人にはぶっきらぼうな振る舞いをしてしまったり、本心とは逆の対応をしてしまうこともあって大体は後悔に苛まれる。精神的な成長もまだ未熟であるため依存しやすく、その執着心は根強い。

備考/施設育ち。10歳頃に里親となった義理の父親に引き取られ、その半年後に母親となった女性は交通事故にて故人となり、義理の父と子だけの生活が始まった。伊月自身が既に10歳を迎えていたため手が掛からないこと、父に妻以外を再婚相手に迎えるつもりがなかった点から二人きりで過ごすことに。そんな義理の父だったが、彼は伊月を本当の子として接し、熱心に愛してくれたので此方も父に対して本物の家族のような、それ以上の感情を抱くほど父は大事な想い人となった。裏切らないこと、どんな時も誠実であるところが何よりも好き。一人称は俺、二人称〇〇さん。



想い人

名前/榊原 甚太郎(さかきばら しんたろう)
性別/男
年齢/35歳

容姿/短く切り揃えた清潔感のある黒髪で前髪は7:3分け。面長で鼻梁は高く、怜悧さを感じさせる黒い瞳、口許に湛えた小じわが穏やかさな雰囲気を与える。髭は毎朝剃っているため顎付近はつるつるで若々しさを残しており、健康と体型に気を付けていたので中年男性と感じさせない容姿をしている。服は大手会社の営業マンで基本がスーツ。私服でもシャツとベスト、スラックスという組み合わせでいることが常であった。身長は179cm。学生時代にバスケをしていたことからガタイは宜しい方。

性格/穏やかで優しく、不正を許さない誠実な男性。学生時代にバスケ部のキャプテンをしていたため人を惹き付けるカリスマ性があり、実直且つ真摯な姿勢で物事に取り組むので人望に厚い。仕事も出来るが、家庭にも熱心。とくに義理の息子である伊月は血こそ繋がりはないが実の子として最初から接し、亡くした妻の分まで心から愛そうとしていたが、それが家族愛を越えた感情であったかは不明。周りからは過保護だとは言われていたらしい。頭はキレるが恋愛沙汰には天然なので妻とも出逢いから結婚まで長く友人曰くプラトニック過ぎると揶揄されていた程。

備考/一人称は私。二人称〇〇さん、〇〇君。息子は名前そのまま。26歳で結婚し、その一年目にしてめでたく第一子を懐妊した。が、その子供はあえなく流産、以降二人の間にはどうしても子が生まれなくなり、検査の結果、妻は妊娠出来ない身体になっていた。しかしどうしても子が欲しい、何歳でもいい、と。そういった同意のもとで出逢ったのが伊月であり、彼の里親として息子に迎え入れることを決めた。交通事故による妻の死後、暫くは抜殻のような日々を過ごしていたが、伊月からの「お父さん」と呼ぶ声に叱咤され、前に進むことを目指した。趣味はバスケ、ランニング、音楽。料理はいつまで経っても上達せず、食卓事情は伊月に一任していた。呼び方は普通に「伊月」と柔らかい調子で名を紡ぐ。

亡くなった理由/運転中に飛び出してきた小学生を急ハンドルで切ったことによる電柱への衝突事故

貴方との関係性/義理の父子

「おはよう、伊月。よく眠れたか?」
「ああ、ごめんごめん。また焦がしてしまった。どうも私には料理の才能がないらしいようだ……ははは」
「どんな時でも私はお前の味方だ。だから安心していいんだ」



ロルテ
(学校での授業中に届けられた報せ。父の不幸に息が止まり、自分だけ時間が停止したような、漠然とした虚無と絶望に包まれたのが先日のこと。死亡届、事故の処理、警察、葬儀、父の親戚……目まぐるしい環境の流れに取り残され、何一つ追い付けないまま、火葬と納骨を済ませた日の翌朝、日々のルーティンから郵便受けへと泣き腫らした顔で赴くや中には一通の招待状が。黄昏島、甚太郎……、思わず口を衝いて出た父親の名、その瞬間、目映い光が視界を奪い、意識が遠ざかっていくような感覚へと陥っていく。それからどれ程の時が経ったのか、気付けば見知らぬ船着場らしき所で腰を抜かしていて、周囲の風景もガラリと変わっており「ここは、どこなんだ……?さっきまで家の外にいたのに……」そう疑問を口にするが、矢張り此処は見たことのない土地なので表情は困惑と不思議が入り雑じっており)


(/すみません一人称が抜けておりまして、ご指摘下さりありがとうございます!(蹴可))

100: ロア [×]
2017-02-28 19:40:41




>アレン


( 呆れているだろうか、不快さに顔を歪めているだろうか、と思い顔を上げたが彼の浮かべる表情はいつかの彼と同じ優しく穏やかな微笑みで。ん、とだけ短く問いに肯定し親指の腹が目尻を撫ぜるように透明な雫を拭い去っていくとやや照れ臭そうに琥珀の瞳を伏せ。頬に若干朱が差しているように見えるのは果たして羞恥からかそれとも夕陽の所為か。優しい声音が又鼓膜を震わせ、然し続いて発せられた単語――否、人の名前にどくりと心臓が跳ねるのを感じ。改めてその名を聞かされると出し切った筈の涙がまた溢れ出しそうになる。堪えるのに必死で何の反応も示す事が出来ずに居たが、軈て今度は己の名を彼に教えて。第一声は僅かに震えて仕舞ったが、口角を歪に上げ急ごしらえの笑顔を浮かべてみせ。 )
――そう。…私は、私の名前はロア。好きなように呼んで。

                                 

101: 榊原 伊月 [×]
2017-02-28 19:42:40

>甚太郎さん
え……?
嘘、なんで……? と、父さん……?
(此処が自宅であれば感じることのない潮の香り、髪を撫でる微風。振り返ってみると後ろには波打つ海、頭上には広々とした空が。嗚呼、間違いない。少なくとも地元ではないと事態への把握に頭を回していたが、そこで柔らかい声が耳朶に触れれば顔を前に向けて。するとその目前には先日亡くした父と瓜二つの人物が。顔立ちだけではない、優しいトーンの声音、口振り、背格好など幾つもが類似しており、それは父が甦ったのではと錯覚してしまう程。あまりにも同じ過ぎるため暫くは呆けた目で座り込んだ姿勢のまま相手を凝視していたが、じわじわと熱くなってくる目頭、咽喉の引き攣りを感じた時には目尻から枯れた筈の涙が滲んできて「まさか、父さんなの?ああっ、父さん、父さん!」立ち上がり、衣服に付着している砂埃など構わず息を巻きながら何度も呼び、歓喜のあまり勢いに任せて抱き着こうと。最期に見た姿が物言わぬ骸だったからこそ逃したくないかのように)



(/遅ればせながら受理ありがとうございます!
甚太郎さんイメージ通り過ぎて問題なんて全くありません!のでこのままでお願いします(蹴可))

102: 更木 奏 [×]
2017-02-28 22:32:41


>佐久間さん

い、行きます行きます!私、直人さんの作るオムライスが大好きで……
(一瞬相手の腕から力が抜け身体がずり落ちそうになった為慌てて両手に力を入れてしがみつき、直ぐ様持ち直されたことで彼の首をこれ以上締めてしまわぬよう腕から力を抜こうとした刹那、逡巡するような唸り声の後に鼓膜を揺さぶった誘い文句に瞠目してしまい、驚愕のあまり今度は自らずるりと落下しそうになって。シチュエーションは異なれど“お礼は要らないから食べに来て”、と未だ交際を始める前に彼にそう言われたことを思い出し、背負われたままぐっと上体を寄せて赤らんだ彼の頬に顔を近付けては意気込んで首を縦に振り。かつて婚約者に告げた同様の言葉を言い差して、はた、と彼が別人であったことを束の間でも失念していたことを恥じ、然れど自覚が遅かった所為で最早取り返しがつかない発言を安易に訂正することも出来ず、一度強く唇を引き結んでは「あの……それじゃあ、下ろして頂けませんか?これ以上は、佐久間さんのご負担になるでしょうし」切り出しがぎこちなくなってしまったが少しでも先の失言を誤魔化せればそれで良いと思い、トントンと彼の鎖骨辺りを軽く叩き己を地に下ろすよう催促して)




103: アレン [×]
2017-03-01 00:09:57


>ロア

ろ、あ。――ロア。良い名前だ。
(涙を拭った指先は赤く染まる頬を悪戯に撫でながら引き戻しつつ、名前の響きが女の子らしく可愛いと素直に思い一度目はその響きを楽しむ様に、二度目は大切に胸に刻むべく口にすると名前を知れた喜びからニィと満足そうに口角上げて。しかし再び涙で潤んだ瞳や無理に笑顔を作ろうとする彼女を見れば、今はこれ以上彼女に質問を投げかけるのは酷な気がして。依然穏やかではあるがそこにプラス紳士的な雰囲気さえも感じさせる柔らかな口調で「ロア。歩けるか?」すす、と手を差し出すと彼女が握ってくれたならそのままゆっくり歩き出すつもりで)



104: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-01 00:20:44


>伊月君

もし私に君のような息子がいたら、……ッはは、毎日楽しそうだな。
(返ってきたのは安否についてではなく、譫言の様に父親を求める声。よくよく顔を見てみれば薄っすらと涙まで滲んでいるじゃないか。これは只事じゃないと認識するものの、穏やかな性格とそして長年生きてきた人生経験があるからか、決して取り乱すことなく終始優しい眼差しを送り続けているだけで。彼の手が己に向かってきたことで咄嗟に持っていたペットボトルと鞄を手放せば、歳の割に鍛えられた腕は彼に極力衝撃を与えない様に配慮された力加減で確りとその身体を抱き止め。今時の若者らしい明るい髪にそっと触れながら、遠回しにだが己にとって息子に該当する人物がいない旨を伝えて)



105: 佐久間 直人 [×]
2017-03-01 00:35:41


>更木さん

オムライス――、作りますよ。俺の得意料理だから。
(緊張の面持ちで前を見据えていたが、頬に吐息が感じられる程彼女との距離が近いと気づくや否や心臓はバクバクと更に鼓動を速め。己に向けられた言葉じゃないと分かっているのに、彼女が好きだと言う其れを他の誰よりも美味しく作ってあげたくて。想い人の面影重ねながら言われたのだとしても今は未だ気づかないふりしてやり過ごす余裕は残っているらしく、今度は彼女がずり落ちそうになったハプニングを背中で感じながら、ふは。と小さく笑ってオレンジ色の空を仰ぎ。次の約束を快く受け入れてもらった喜びに満ちたのも束の間、鎖骨を軽い力で打ってくる仕草にほんの少し寂しそうに口角を下げ。そもそも負担ではないし、背中に感じる温もりを失くなってしまうと思えば下ろしたくはないけれど、このまま密着し続けるのもそれはそれで離れる時名残り惜しくなりそうだと考え。渋々と言った感じの緩慢な動きでその場で腰を落とし姿勢を低くすれば「仕方がないから下ろしてあげる」まるで幸せなひと時が終わってしまうような口ぶりで態とらしく唇尖らせ。ケラ、と直ぐに破顔させながら彼女の足が地に着くのを待って)



106: ななしの参加希望 [×]
2017-03-01 01:55:53




【 参加者PF 】


名前:三上 秀次 ( みかみ しゅうじ )

性別:男

年齢:17歳

容姿:少し痛んでいる黒髪に吊り目気味の黒い瞳、その両方が黒曜石の様な色。身長174cm。整った顔立ちではあるが仏頂面や近寄りがたいオーラのせいで黄色い声を浴びる機会は無かった宝の持ち腐れ野郎。寒色系の色を好み私服は青や黒といった落ち着いたものを選んでいるが稀に赤色の様な目を引く服も着る。服に対し拘りは無いらしくぽいぽいと適当なものを組み合わせている模様。制服は学ラン。私服制服全体的に黒い、暗い。

性格:比較的まともな部類に属しておりクラスではストッパー役。頑固かと思えばそうでもないし真面目な堅物かと思えば冗談も通じる。第一印象と離れたイメージを持たれる事が多く、見た目と性格との違いに大抵周りは最初戸惑う。サボった分働け主義の持ち主で、サボりは絶対許さないぞ主義の委員長とは対立関係にある。リーダーシップを発揮し学校の行事等ではまとめ役になる場合が多い。初対面や敵意を持たない相手には丁寧で柔らかな物腰で接する反面、苦手意識を持ったり敵として認識している相手には敬遠したり番犬の如く噛み付いたりする。

備考:シスコン?と友人らに茶化される程度には四歳上の姉を酷く慕っている。両親が海外出張の多い仕事に就いていた分他の姉弟よりは大分仲が良かった模様。
不慮の事故、と周りに呼ばれる形で姉を亡くしてからはその原因である者より姉を殺したも同然と思っている彼を酷く憎む様になる。目の下に隈ができる日が以前より圧倒的に増え、顔色も一向に良くならない日が数ヵ月ほど続いていたある日、郵便受けに手紙が入っている事に気付く。


【 想い人PF 】


名前:迅 秀一 ( じん しゅういち )

性別:男

年齢:19~21辺り

容姿:青い瞳と赤の混じった茶髪を持つ身長179cm。前髪の両サイドを残したオールバックで、見た目だけ言うなら爽やか。よく浮かべる読めない笑顔がどことなく印象的で、詐欺師みたいと毒付かれた事もある。湖を映した様な青色のジャケットを着こなし全体的に青っぽい。

性格:表情豊かで明るい。自身は勘定に入れず計算してしまいがちで、親しい友人からはその点をよく注意される。お人好しと呼ぶには躊躇う部分が多いが、外道と言う程でもない。少しでも良い結果になる様に、と人を切り離したり唆したりはする。一部からは嫌われ一部からは心配され一部からは尊敬される、そんなふしぎな存在。時々淋しそうな顔をするのは本心からなのか演技なのかは世界中の誰もが分からない。

備考:四年前通り魔に襲われそうになったところを三上姉に助けられ、自分は無傷で助かったという過去を持つ。三年前母を亡くしている事もあり、三上姉の死に耐えれる強さは持ち合わせていなかった。その翌年海難事故に遭い行方不明者となる。
その事実を知った三上弟は立て続けに起こった受け入れ難い現実に対応しきれず、きっとまだどこかで生きているに違いないと信じ込み最早日常化している彼への憎しみを絶やさずにいる。日に日に増していく彼への憎しみが姉への想いに勝っている事には微塵も気付いていない。
一人称『俺』二人称『お前、名前、名字』

亡くなった理由:座礁し船ごと海へ沈んだ海難事故

貴方との関係:自身を庇った女性の弟と大好きな姉を殺したも同然の男
「 おー、いい眺め。お前もこっち来て見てみろって 」
「 んー。まだ大丈夫なんじゃない?ここはまず様子見ってことでひとつ 」
「 よう久しぶりだな。元気してたか?飯はちゃんと食っとけよー 」


【 ロルテ 】


__夢なら早く覚めてくれ
( 夕日を海面に映す美しい海を背後に、眼前に広がる光景に些か顔色が悪くなる気がした。学校帰り、習慣になっている郵便受けを覗く作業を今日も繰り返していると、いつの間にか郵便受けに置かれていた手紙に気が付き。何も書かれていない事を怪訝に思いつつ中身を改めると、一生忘れないであろう男の名前と黄昏島とだけ書かれた紙だけが。何だこれは、という怒りも恐怖も不思議と沸かず、思わずといった体で迅秀一の名を口にした途端景色が変わり現状に至る。夢であるなら感じる筈が無い胃痛と頭痛のダブルアタックに虐げられ、これは現実なんだと文字通り痛感するも、あまりの非現実さにかなりリアルな夢だなという気も捨てきれないでいる。見知らぬ土地ではまず第一村人を発見しろと友人に言われた事を思い出し、とりあえず船着場から動こうと足を踏み出した挙げ句、ふらふらの状態で突然動いたせいか体のバランスを崩しそのまま浅瀬へと落ちてしまい )



( / こんな真夜中に失礼致します!以前から素敵なトピだと思ってはいたのですが、今日やっと勇気を振り絞り参加希望を出させていただきました。愛情ではなく憎悪の想い人となってしまいましたが、設定的に無理は無いかなと思い提出したのですが、もしアウトであったのならPFの不備などと共にご指摘ください。相性の問題もあるかと思います故、遠慮なくお断りしてもらって構いません。ご検討お願い致します )



 

107: 榊原 伊月 [×]
2017-03-01 02:07:02

>甚太郎さん
あ……、もしかして、人違い……?
ああ、すみません……っ、あまりにも父に似ていたものだから……
(耳朶を打った声音は父親とよく似ていたが、間違いを伝えるそれに束の間の夢から現実へ引き戻されれば眉を下げ、男性の胸に飛び込んだ状態のまま徐に顔を上げてみてはその容貌を見詰める。壮年を感じさせぬ若々しい端正な顔、筋の通った高い鼻梁、笑えば柔和に弧を描くであろう薄い唇、どう見たってどれも父と同じ造形を備えているが、どうにも彼は自身が慕う者とは別人であるらしく、ともすれば錯乱気味であったとはいえ失礼な真似をしてしまったものだと焦り謝辞を口にしながら慌てて離れては頭を下げて。悲嘆に明け暮れるあまり似た人を父に重ねていたのかもしれないが、男性からすれば突然父親扱いされたのだから何事と驚くのは当然だろう。言い訳がましいかもしれないが、素直に勘違いした理由を述べると泳いで止まない視線を周辺へ向けては首を傾げて「此処は、何処なんですか?」自身は先程まで別の場所にいたはずだと不思議そうな様子で問い掛け。)

108: 更木 奏 [×]
2017-03-01 21:58:13


>佐久間さん

ふふ……佐久間さんって、意外と子どもっぽいんですね。
(想い人の姿を投影してしまった相手に対する罪悪感や後ろめたさは唇を尖らせる茶目っ気のある仕草によって破顔と共に瞬く間に打ち消され、思わずくすりと微笑みを零して。そうして視界が低くなれば地に二つの足をつけ、「ありがとうございました」感謝の意を言葉だけでなく労わるように背を撫ぜる仕草でも伝えては腕を解いて腰を上げ、ゆっくりと体を離していき。腕を天へ高く突き出してぐっと一度伸びをし、深呼吸もして新鮮な空気を肺に取り入れると先程の相手の可愛らしい仕草を見たことも相俟って緊張感は大分和らいでおり、怪我をしてしまわぬよう足元に十分気を付けながら彼の隣に立てば「さあ、行きましょう?こんな時間ですし、お店が閉まってしまいます」急かす声には明るく弾む色さえ滲んで、時計は所持していないものの自分達を染めるオレンジ色の夕暮れを時刻通りのものと解釈しては無意識に婚約者と酷似した手を繋ごうと)




109: 迅 秀一 [×]
2017-03-01 22:27:45


>秀次

▶︎第一章 忘れはしない憎き顔

(人を欺くなんて簡単だ。特にこの黄昏島には疑心を抱いている人は少なく、それ故に己にとって居心地の良い場所であり。表向きは普通の大学生、裏では怪盗としての二重生活を送り早数年、今では島民の間で神出鬼没な怪盗の噂が飛び交っていて。今日も普段通り大学の授業を終えると本業になりつつある盗みの方へ思考を切り替えながら帰路を辿り、家まであと少し、最後の角を曲がるべく身体を方向転換させたその時「秀一君、」声の張りはないがその代わり深みのある長老の声は己の足の動きを止めるには充分で。意識的になのかそれとも自然に滲むものなのか判断し難い笑みを浮かべて声の主を振り返れば、依頼された世話係の件に一瞬眉を顰めるも直ぐに「俺なんかで良ければオーケーっすよ」ぱあ。と表情明るく答えては早速船着場へと駆け出していき。着衣のまま浅瀬に座り込んでいる姿は遠くからでも目立っており、クク、と楽しげに喉奥を鳴らすと走る速度を徐々に落としながら海の中で夕陽を浴びる彼に近づき「――よう。服着たまま海水浴?」そんな筈ないと知りつつ、意地悪く問いかけてはニィと口角上げて)

(/参加希望ありがとうございます。当トピを以前より気に掛けてくださっていたこと、心から嬉しく思います。そして個性的な息子様と掴み所の無い男性をありがとうございます!想い人としての関係性も今までにない角度からのもので、とても楽しみです。憎悪の想い人でも何の問題もありませんし、不備もありませんので島民として歓迎致します!

提出していただいたものを参考に上記のような提供キャラとなりましたが、如何でしょうか?貴方様のイメージする提供キャラと多少違う点も出てくるかとは思いますが亡くなった本人かどうかわからない、黄昏島でのひとつの謎、としてその点も楽しんでいただければ嬉しく思います!もちろん、イメージと大きく掛け離れている場合には改善致しますのでご指摘願います。そして既に確認済みかもしれませんが>6 に追記があります、未だ見ていなければ一度ご確認お願い致します。 また、職業が指定されておりませんでしたのでPFを読んで考え、学生と怪盗という二面性を持つ人物にしたのですが、お相手様の中で何か決まっていたものがあれば教えていただけると嬉しいです。

特に問題ないようでしたらこちらは蹴っていただいて構いません。これから宜しくお願い致します!)



110: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-01 23:24:05


>伊月君

いや、いいんだ。そんなに似ている人がいるならいつか一度くらい会ってみたいものだ。
(そっと見下ろしてみた彼の顔は己に現実を突きつけられたことで弱々しいものへと変わっていて、そんな表情にさせてしまった少しの罪悪感から此方も申し訳なさそうに肩を落とし。彼の父親似らしいが、彼の顔を見詰めてみても己と酷似するパーツは何方かと言えば少ないように思え。少々疑問に思うものの母親似なのだろうと自己解決に至ったところで、腕の中から離れていく彼の頬を励ましたい一心でそっと撫でてやり、彼が余計な気遣いをしなくて済むように、己と瓜二つらしいその人物を見てみたい等と間違われたことをどこか楽しむような口調で返し。言い訳をしない誠実さに感心している中、投げかけられた疑問には先程落としてしまったペットボトルを拾い砂埃を軽く払いながら「此処は黄昏島。君も直ぐにこの島を気に入ると思うよ。喉渇いてない?これ良かったら……どうぞ」証拠と言わんばかりに黄昏島と印刷されてあるラベルが彼に見える様差し出し)



111: 佐久間 直人 [×]
2017-03-02 00:23:49


>更木さん

だけど、ほら――女性って少し子供っぽいというか、幼い面を持つ男性に惹かれるって言うじゃないですか。
(お礼と共に背中に優しく触れられたことで心臓がドキリと跳ね上がるのを痛いくらいに実感しつつ、彼女の足が無事地面に着いたのを見届けてから屈めていた腰をゆっくりと戻して。幼稚な一面を見られてしまった事に、参ったな、と困った様な笑顔を浮かべながら額をポリポリと掻き。ずっと背負われていた所為で凝り固まってしまったであろう姿勢を伸ばしリフレッシュする華奢な背中に向けて、子供染みた言動を逆手に取った言葉連ねていけば「更木さんは、そういう男性どうですか?」と、まるで己を値踏みしてもらうかの様な質問を悪戯に問い掛けて。こんな色の空だから、彼女が急ぎたくなる気持ちもよく分かる。黄昏島はずっとこのオレンジの景色でしかないことを伝えそびれていたと口を開きかけた矢先に重なった手、あ。と思わず驚きと喜びの入り混じった声漏らし。繋がった手に視線落としてみると、彼女の薬指には他人の所有物の証である指輪が輝いていて。咄嗟に煌めく其れから目を逸らしては、罪悪感とこのまま触れ合っていたい気持ちの狭間で数秒揺れた後「……旦那さんに叱られるよ」ぽつ、と呟きながらも手を振り解くという行動へは移せないでおり)



112: 三上 秀次 [×]
2017-03-02 05:06:45




>迅


そんなわけ………迅?
( びしょ濡れになった制服、髪、体。一体どこで乾かせばいいのか。知らない土地での最悪な一歩に座りこんだままどうしようか思考を巡らせていると、どこか聞いた覚えのある声が耳に届き。問いかけられた内容が頭にくるが、今はとにかく不快な濡れた感触をどうにかしたい。どこか乾かせる場所がないか聞かなければ、と否定の声を出しながら顔を上げた瞬間、視界に映った相手の姿に絶句し。自分を見下ろす目の前の男は忘れられない記憶の中の姿そのままで、他人の空似では片付かないほど酷似していた。手紙の中身を改めた時と同じように彼の名前を呟けば、ぽたりと落ちる水滴以外呼吸さえ止まっているかのように静止して )



( / 参加受理ありがとうございます。問題無いようで安心しました、これからよろしくお願いします。あまりに男性が扱いにくい、またはうちの息子が鬱陶しいようであれば途中でもどうぞ遠慮なく切ってくださいね!長老様にはご負担をお掛けしたくありませんので。

職業について書き忘れ申し訳ありませんでした!此方もイメージとしてはう~ん仕事かぁ…思い付かんなぁ無職かな??というくらいほわほわなイメージでしたので長老様が設定してくださった学生(怪盗)のまま進めてくださって構いません!

蹴推奨なのにお返ししてしまってすみません、蹴るという行為に勇気が要りすぎて……此方は構わずお蹴りください。改めて、これからよろしくお願いします! )



 

113: 迅 秀一 [×]
2017-03-02 10:23:41


>秀次

んん……?俺のこと知ってんの?
(捉えようによっては小馬鹿にしているとも受け取られてしまう質問だっただけに、一体どんな反応が返ってくるのかと密かに楽しみにしていたのだが、此方をまじまじと見詰めてくる整った顔立ちに思わずゴク、と息を飲み。水もしたたる良い男とは正に彼の事だろうと頭の片隅でぼんやり思いつつ、鼓膜を揺らした自身の名には心底不思議そうに瞳を丸くして。ますます彼に興味が湧いてきたのか、爽やかな青色ジャケットを脱ぎそれと一緒に肩から斜めに掛けていた鞄を砂浜に放って。ジーンズにTシャツだけの格好になればスニーカーが濡れる事も厭わず数歩浅瀬に踏み出していき「ほら、立てるか?風邪引くぞー」人形の如く動かなくなってしまった彼の眼前で片手をひらひら揺らした後、そのまま手を差し伸べて)


(/負担だなんてとんでもないです。初回から楽しませてもらっております!想い人があまりに魅力的なので上手く操作できるか自信がなく……もしもイメージと違うようでしたら都度言っていただけると嬉しいです。此方も何かあれば背後よりお声掛けさせていただきますね。

今回お返事させてもらった理由なのですが、職業について長老も最後まで無職にするか学生にするか悩んでいたこともあり。もし背後様の方で無職かなと考えていたのであれば其方に変更させていただくのがベストなのかなと思いまして。
一応怪盗につきましては、悪さをするという感じではなく、人と人との縁を繋いだり、逆に決別した方が良い人たちにはそのキッカケになるような盗みを働くというか……今後物語上で語っていくつもりではあるのですが、簡単に説明するとそんな怪盗を思い描いております。ただ怪盗というとやや非現実的な雰囲気が物語に出てきてしまうことも考えられるので、無職設定の方がよりリアルになるのかなと。
無職でのらりくらりと生活している秀一と、学生と怪盗という二重生活を送っている秀一と、背後様としてはどちらの方が良いでしょうか?どちらを選んでも楽しくなりそうで長老としては決めかねている状況であります。秀次背後様の好きな設定で進めていきたいと思っておりますので、一言いただけると嬉しいです!

長々と申し訳ありません。お返事のんびりとお待ちしておりますね)



114: 長老 [×]
2017-03-02 10:37:19


【 島民名簿 】

▶︎女性

更木 奏様 >24
永塚 弥生様 >62
ロア様 >60

以上、3名


▶︎男性

榊原 伊月様>99
三上 秀次様>106

以上、2名




人が増えてきたのぅ。みんなよく来てくれたな、ありがたいことじゃ。

来てくれた者達、一人一人とじっくり話を紡いでいきたいという背後の思いが強くてな、あと数人で参加を締め切ろうと思っておる。
もしも現時点で参加を考えてくれている者が居れば注意してほしい。

それじゃあ、今日も皆にとって良い一日になることを祈っとるぞ。

【 只今置レス、のんびり進行中 / 新規参加者様は残り数枠で締め切り予定 】



115: 永塚 弥生 [×]
2017-03-02 11:05:16



>明浩さん(>87

(手放すのが惜しいけれど、折角貰ったそれが溶けてしまわないように。手の平にそっと乗せたまま話を聞き一度頷いて。「それは有難いです。――お世話係、ですか。明浩さん、面倒見良さそうですもんね。よろしくお願いします」少しでも相手と長く居られることが分かれば心の中で密かにガッツポーズなんてして。命令だ、と言いつつも島や生活についての丁寧な説明、励ますように渡されたチョコレート。それらを思い返せば根の優しさがじんわりと心に伝わってきて。つい可笑しくて笑ってしまいそうになるのを抑えるように下を向き。「……あーもう、すぐそうやって捨てるんだから。今度携帯灰皿でも――」下を向いた時にちょうど視界の端へ入り込んできた煙草をしゃがんで指先で摘まみ上げると、ぐい、と相手の体へ押し付けるようにして。つい昔の様な口調で叱咤してしまった事に気が付くとハッと口を閉じ。「ごめんなさい、失礼な口利いちゃって。……ゴミ、外に捨てちゃうのよくないです」突き出した手を引き、持っていたチョコレートはスカートのポケットへ。代わりに指先で挟んでいた煙草を手で握りしめると、気まずそうに目を逸らし)




116: 三上 秀次 [×]
2017-03-02 17:42:57




>迅


…一人で立てる
( 呆然とした状態からハッと我に返ると、差し出された手は取らずに立ち上がる。そのまま彼を横切って浅瀬から砂浜へと歩いては、途中目についた上着やらカバンやらを拾い付着した砂をぱっぱと払って。作業の間ずっとしていた嫌そうな顔を崩すことなく彼を振り返ると、当然のように夕日も目に映ってくる。上着とカバンを持つ手とは逆を顔の前にかざすと、少し夕日の光もマシになって。「 迅秀一。忘れるわけがないだろ、ずっと捜してた 」どこか刺のある声で“ 俺を知っているのか ”という問いに答えれば、彼がどう出るのか観察するかのようにそれ以降は黙りこみ )



( / 楽しんでもらえてると知りとても安心しました!引き続き楽しくやり取りできますよう全力を尽くします。犬の様にわくわくしながらお返事お待ちしています、ゆっくりのんびりやっていきましょう!

ご丁寧にありがとうございます。そこまで考えて頂けるとは思っておらず、正直とても嬉しいです!
当初は怪盗と聞いておおそこを突いてこられたか!とまさかの職業に驚いておりましたが、説明を聞いて納得致しました。確かにリアルさでいうなら無職の方が良いかもしれません、けれど人との縁を生業にする怪盗も捨てられません。
う~んう~んと悩みまくったのですが本当にどちらも私の思う秀一らしさが滲み出て…しかし、せっかく長老様が怪盗という職業を考えてくださったのですから、私はそれを尊重したいです。なので、秀一にはこのまま怪盗と学生の顔を持ちながらのらりくらりとやっていってほしいなぁ、と…。わがままですみません、お許しいただけるでしょうか…? )



 

117: 榊原 伊月 [×]
2017-03-02 18:09:23

>甚太郎さん
……そうですね。逢えたらきっと気が合うと思います。ところで、あの、貴方の名は――あ、すみません。俺、伊月と言います。姓は榊原。お水、ありがとうございます。
(明るい調子で返してくれる父親似の男性に、父は先日故人となりました、なんて告げるような無粋は出来ず、撫でられた後の頬に手を重ねてはその仕草すら愛しく感じてしまい、涙腺がまた緩みそうになり。であればまともに視線を合わせられないのか伏せ目がちになりながら当たり障りない応答で言葉を紡いだ後、彼を別人と認識するため名前を訊ねかけるものの途中で口許を抑え、知るより先に自身の名から伝えるべきだろうと姓も含めて開示し、最後に差し出された水入りペットボトルを躊躇気味に両手で受取りつつお礼を。見てみればラベルには黄昏島という文字が印字されており、その様相から察するに此処は観光地の一種なのかもしれないと推測が働き、同時に見知らぬ土地であることの事実と確信を抱くと不安は更に膨らみ、ペットボトルを胸に抱き締めると男性が使った気に入るという表現の意味に怪訝と眉を崩しては「気に入るよ、と言われても俺は此処について何も知りませんし、黄昏島なんて聞いたこともないです。これからどうしたらいいのかすらも……」戸惑いの渦中に投じられている心地に沸いてくる不安は思考を巡らす程に増えていっており、どうしても表情には曇り空が浮かんでしまうようで)

118: ロア [×]
2017-03-02 19:34:51




>アレン


…ありがとう。アレンにそう言って貰えると嬉しいよ。
( 目下辺りを悪戯に撫ぜる彼の指に視界を移し擽ったそうに黄金色の瞳を細める姿は、どちらかと言うとツンと大人びた顔付きの彼女の印象ががらりと一転するほど幼くあどけなく。彼の唇から、彼の声音でゆっくりと紡がれる己の名、何て甘美な響きなのだろう。もう何年振りかに呼ばれたロアという名前を確りと耳が聞き届けると涙腺と口元が同時に緩んでいくのを感じ。優しく穏やかな笑みを拵えてはお礼を言い、横から吹く微風に藍の髪と黒のワンピースを静かに靡かせ。す、と眼前に差し出された白い掌、歩けるかと問い掛ける彼とその手を交互に見遣っては「 変わらず優しいね、アンタは。 」彼がいつかの日に自分を助けてくれた彼ではないと分かっているのに、遠い昔の日の彼を思い出すように憂いを帯びた微笑でそう呟くと、肯定の意を示すようにゆっくりと自分の手を重ねて。 )

                              

119: 更木 奏 [×]
2017-03-02 22:03:15


>佐久間さん

ッ――!
(和やかな談笑はまるで出逢ったばかりの頃の記憶を現実に再現しているかのようで、穏和な振る舞いの中からちらりと小悪魔であざとい一面を垣間見せる相手に己が抱いた素直な印象を伝えようと唇を割り開いたその刹那、耳朶に触れた指輪の指摘に背筋が――否、全身が一瞬凍り付いて。咄嗟に解いた手を自身の胸元に引き寄せ、薬指を銀色に彩るシンプルなデザインのそれに右手の人差し指を這わせては「……ごめんなさい」と謝罪を紡ぎ出すもそれは亡き婚約者と傍らに立つ男性と、果たしてどちらに向けて放ったものだったのか。勿論婚約指輪の存在を忘れていた訳ではないにせよ束の間であっても意識の外に追いやってしまっていたことに凄まじい罪悪感を抱き、それは相手に対して向けたあらゆる感情より遥かに勝るもので、左手を覆い隠す右手にぐっと力を込めつつ意識的に彼との距離を開き、つい先程まで二人の間に流れていた穏やかな空気は一変して一呼吸さえ躊躇われるような重苦しいものへと。「結婚は……していないんです。なお――彼は、籍を入れる前に……」指輪の意味を説明せんと試みたが、口にした後にして思えば言い訳がましいと誤解されても何ら不思議ではない拙い弁明。それでも沈黙よりは良いだろうと、鋭利な砂利を避けながら橙色の地面の上を歩き進めて)




120: 大宮 明浩 [×]
2017-03-03 01:51:42


>永塚

……、お前絶対人を見る目ないぞ。
(己に向けて言われた言葉なのか、それとも違う“アキヒロ”へのものなのか彼女の心は読めないが、己としては面倒見が良い方だとは思っておらず寧ろその真逆たと思っていて。それなのに彼女の一言に喜んでしまっている己に少々動揺してしまい、暫し間を置いてから恰も彼女の眼が可笑しいとでも言うように淡々とした口調で。吸殻を拾い上げ押し付けられれば口煩いと思うより先に、己に誰かを重ねてしまった彼女の方が遠慮がちに手を引っ込めて。彼女の綺麗な手が吸殻を持っているというのがどうにも気持ち悪く、「はいはい。わかりましたよ」怠そうにではあるが素直に頷くと奪う様にして吸殻を取り上げて「行くぞ。――そのまま歩けんのか?」家に案内すべく歩き出そうとするも、ふと彼女のパンプスに目を向け砂浜が暫く続く為パンプス無しで歩き続ける方が楽かとは思うものの、そもそも怪我等していないのかという医者目線での心配から足下を重点的にじ、と見つめ)



121: 迅 秀一 [×]
2017-03-03 01:53:33


>秀次

なんだよ。ツレねぇなー。
(当然の様にその手は掴まれるものだと確信していたから、自力で立って通り過ぎていってしまう彼の行動に、え。と間の抜けた声をあげ。宙を掴んだだけの片手をひらひらとさせながら、己も砂浜に歩き出せば上着や鞄の砂を払ってくれている優しい行動からは考えられない嫌悪感剥き出しの視線や言葉を痛いくらいに浴びて。フルネームまで知られているとなれば只の偶然で済む領域を超えている気がし、うーん…と眉を寄せ顎に触れながら考え込んで。矢張り心当たりは無いのだが個人的に彼の食ってかかってくる様な目つきは好ましく「捜してた?俺を?――そりゃ会えて嬉しいね。でも……何で?好きなの?俺の事」茶化しているのか真剣なのか全くと言っていい程読みとりにくい態度で質問に質問を重ね。彼との距離を詰めれば私物を返してもらおうと両手を伸ばし)


(/丁寧なお返事ありがとうございます。それでは学生と怪盗ということでこのまま話を進めていきたいと思います!選んでくださりありがとうございました。これで迷い無くやっていけます。これからも何か相談事があればお声掛けしますし、秀次背後様からも遠慮なくお声掛けくださいませ。こちらは蹴っていただいて構いませんので、引き続き宜しくお願い致します)



122: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-03 01:56:49


>伊月君

偶然っていう言葉だけで片付けてしまって良いんだろうか……。私も“榊原”って言うんだよ、榊原甚太郎。宜しくね伊月君。
(既にこの世に存在していない故人だとも知らずいつか会えたなら――と想いを馳せて、名前を聞くなり偶然の一致とは到底思えない驚いた様子で瞬きし。難しい顔で腕を組めば偶然とも運命とも判断つかない彼との出会いに胸が騒つくのを感じながら己の名前も明かして、心に引っ掛かりは残るもののそれ以上に騒ぎ立てる訳でも不審に思うでもなくいつの間にか表情は穏やかな笑みへと戻っており。鞄を拾い上げては軽く砂を払いながら立ち上がって。不自然なくらい視線も合わないし、その表情からも心が沈んでいるのは一目瞭然でついつい甘やかしてしまいそうになる己を叱咤する様に拳を握り。知らない地に来て心細い気持ちは分かるが、男ならもう少し男らしくあってほしいとまるで居もしない息子に告げるように「それなら伊月君はずっとこの船着場に居る?君自身が動き出そうとしなければいつ迄経っても何ひとつわからないままだと思うよ。どうする?」選択を彼に委ねては未だしゃがみ込んだままの彼の肩にとん、と手を乗せ)



123: アレン [×]
2017-03-03 01:59:08


>ロア

そういう顔もするんだ。かわいいね。
(顔立ちが整っていることやつり目がちな目元のせいか彼女の脆く儚げな雰囲気だけを強く感じ取っていた気がする。だからこそ何気無く浮かんだあどけない表情とのギャップに心が強く惹きつけられ、お世辞ではない心からの褒め言葉を囁く様に呟いて。泣き顔にも特有の色気がありもちろん良さはあったが矢張り彼女には笑顔が似合う。誰を想って手を重ねてくれたのはわからない、でも今はそれでいい、そう心の中で自分に言い聞かせれば「ゆっくり歩こうか。伝えなきゃならないこと山ほどあるんだ」目指す中央地区の方向につま先を向けると華奢な手を引いて歩き出し。二人の空間だけ切り取ったようなのんびりとした時間が流れ。この島のことや世話係となったこと、そして彼女には住む場所も用意されていることを、混乱を招いてしまわないよう気をつけながら順序立てて説明していき)



124: 佐久間 直人 [×]
2017-03-03 02:05:30


>更木さん

(まるで其れも身体の一部であるかの様に大事そうに指輪に触れる光景を見てしまえば、たとえ一瞬でも手が重なり喜びを感じてしまった己が馬鹿みたいに思えてきて。彼女の謝辞にどう返すのが正解なのかわからずただ黙って首を小さく左右に振り、手を繋ぐという罪悪感を手放した代わりにそこに残ったのは先程までとは打って変わった重苦しい空気感。沈黙を避ける目的か、話し出す彼女の声に途中まで耳を傾けていたが無理に話し続けているせいで次第に彼女の歯切れは悪くなり、聞くに耐えない内容も伴って「あのさ、」珍しく大きな声量で割り込めば少し先を歩いていた彼女の顔も見ないまま追い越していき。「俺にだって話したくないことの一つや二つ、あるよ。聞いてほしいならいくらでも聞くけど、今の更木さんは俺に聞いて欲しくて話してる様には……どうしても見えない」振り返ってしまったら彼女がどんな顔していようとこの腕の中に閉じ込めてしまいそうで、ぐ。と気持ち堪えては靴屋のある春の区域目指して一心不乱に歩みを進め)



125: 榊原 伊月 [×]
2017-03-03 09:15:52

>甚太郎さん
……っ!?
(告げられた名前を聞くや目を見開き、思わず刮目する。その気持ちを形容するなら驚愕、或いは愕然とも。容姿と声だけでなく名前までもが父親と一致しているのだ、驚かずに居られる訳がない。仮に彼が父に酷似しただけの人物であるならばそれまでだが、最早此処まで偶然が重なると運命的な感覚を錯覚してしまい、甚太郎という眼前の男性へ揺らいでいた心に拍車が掛かり。すると動悸に似た息遣いに呼吸が変化していき、この人をもっと知りたい、話してみたいという欲求が沸き立ち。それに伴って行動指針の選択を与えられたことも含めれば何か決心したかのように首を縦に振り、自身の肩に触れる父に似た大きな手にそっと利き手を重ねて添えると立ち上がり「この島のこと、教えて下さい。お願いします、と――甚太郎さん」砂埃を払い落としなから、黄昏島について教えて貰うことを進言し、小さく頭を下げてみせた次の瞬間には視線を逸らさず真っ直ぐと互いの顔を向かい合わせるようにして)

126: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-03 18:26:59


>伊月君

そう言ってくれると思っていたよ。
(己の名を聞いて一瞬時が止まったかの如く動かない彼を見て不思議に思うものの、それよりも自ら立ち上がる選択肢を選んでくれたことが嬉しく顔をくしゃりとさせた優しい表情で見守っていて。触れ合った手は彼を勇気づける様に一度きゅ、と握ってから引き戻し「ああ、もちろん。私が知っていることは全部教えてあげよう」意思の固まった真っ直ぐな彼の視線に応える様にして見つめ返せば、背広と鞄を片手に引っ掛けて船着場に背を向けると「――今から君の家まで案内する。その間に島のことも話せればと思うんだが、歩けるかい?」焦茶色の双眸覗き込みながら伺い立てて)



127: 三上 秀次 [×]
2017-03-03 19:58:23




>迅


好きじゃない、憎いだけだ
( 茶化しているのかどうか分からない質問に絶対零度の瞳と冷たい声で返せば、上着とカバンを押しつけあからさまに距離を取って。磁石でも付いているのかと思わせるほど離れると、ようやく安全だと判断したのか立ち止まる。飄々とした態度を崩さない彼に不満気な顔を向けると、不意に何か考えるような仕草をしては足元の砂へ視線を落とし。しばらくの間そうしているも、唐突に顔を上げては真偽を確かめるような目で彼を見つめ。少しの逡巡のあと、躊躇いがちに口を開けば「 四年前、髪の長い女性に助けられたことは? 」責めるわけでもなく縋るわけでもない、妙に落ち着き払った声色でそう訊ね。答えを聞くのが恐ろしい気もするし、待ち遠しいような気もする。彼の答えを待つ間は気持ちが悪いほど遅く感じ、時間が止まった錯覚さえ覚えた )



 

128: 迅 秀一 [×]
2017-03-04 00:57:08


>秀次

憎い、って。初対面の人に言っちゃ駄目だろー。
(好き嫌いなら未だしもそれらを通り越した憎しみを向けられているのだと分かれば、今までの嫌悪剥き出しの態度にも納得がいき。だが憎まれるくらい彼のことも知らないし、きっと彼も同じく己のことを知らない筈なのに。そう思いながらも押し返された上着と鞄を元通りに身につけ直しながら、不自然に空いた距離に只々苦笑い溢すことしかできず。突きつけられた質問の裏に彼が深い想いを抱いているなんて、落ち着き払った声色からはこれっぽっちもその本心を読み取れないまま「世の中の人間はみーんな、誰かに助けてもらったり、助けたり。そうやって生きてんでしょ」肯定とも否定とも取れる答えを返せば暢気にヘラリと笑ってみせて。彼が何を知りたがっていて、何を求めているのか――皆目見当もつかないが、鋭い視線に臆する事もなく一歩二歩と彼に近づいていくのは無意識に底知れぬ興味を抱いてしまったからで)



129: 榊原 伊月 [×]
2017-03-04 14:51:58

>甚太郎さん
え、俺の、家……ですか?
それは一体どういうことなんです?
この島に俺は来たことは一度もない、はずだと思うんです、けど。
(握り締められた温もりを追うように手指で空気を掴むようにしながら此方も腕を引き、父親と瓜二つの眼差しに高鳴る心臓の鼓動音を耳裏にて感じつつも彼の説明に首を傾げては不可思議そうに眉を持ち上げ。自分の家は海に面していない内陸側で都内からも少し離れた閑静な住宅街にあり、黄昏島のような潮の風を肌に受ける開放的な環境とは疎遠な場所に建っている。在る筈がない、そうは思うのだけれども、きっぱり断言出来ないのは目先の人物に心惹かれるあまり否定的な態度や反応を示したくないから。それを裏付けるように濁る語尾、どちらにしても話を聞かねば分かるまいと「いえ、質問は後にします。島のこと、甚太郎さんのこと、色々と教えて下さい」貰った水ペットボトルを大事そうに抱え、確認の問いに頷いてみせれば移動に問題はないとばかりに歩くや彼の隣へ立ち)

130: 三上 秀次 [×]
2017-03-04 19:30:22



>迅


………くしゅっ……
( 望んだ答えは得られず、これまで以上に機嫌が悪くなるのが自分でも分かった。 “ そういうのが欲しかったんじゃない。そんな、道徳の教科書にでも載ってそうな言葉 ” と無意識に唇が尖り眉間にしわが寄る。子供のころ何度か味わっていた欲しがったおもちゃを買ってもらえないような気分だ。悔しいような悲しいような、けど腹の底に怒りも溜まっている__そんな、変な気分。それが態度にも表れ、発している雰囲気も先ほどとは違い刺々しさが増す。黙りこんだ姿は貝を連想させるが、寒さから出たくしゃみのせいで不機嫌アピールも半減し。暫しの沈黙のあと、一向に沈む気配を見せない夕日を背後に近付く彼から一歩後退りしつつ 「 __もし俺とお前が本当に初対面だとするなら… 」 と、この島に来て初めて申し訳なさそうに表情を緩め。 “ 事故の影響で記憶喪失に ” だとか “ 誤魔化そうとしてる、うそをついてる ” とか、彼に対する疑念は尽きない。しかし、姉が庇った男を疑いたくもない。彼の『 初対面だ 』という言葉を信じた上で言うのだと自分に言い聞かせながら 「 今まで疑ったりして、…その…悪かった 」 なんて小さく謝罪を口にして。謝るなんて最近はしていなかったことと、散々疑って警戒していた相手だということもあり羞恥の気持ちが一層強く、それに影響されて頬も紅潮していき )



 

131: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-06 11:57:43


>伊月君

本当に何も知らないんだね。この黄昏島はずっとこの夕暮れ時、方角によって四季はあるんだ。時々、君と同じようにこの島に迷い込む人がいてね――黄昏島の長老はそういう人たちを分け隔て無く迎え入れている。伊月君もきっとその内の一人なんだと思う。
(この状況を理解できていないのに前を向いて進みだそうとする心の強さには親子程離れた歳の差なんて関係なく、ほう。と吐息混じりに感嘆の声を洩らして。隣に立った彼に歩調合わせ砂浜を歩きながら己の知る限りの情報を提供するも、己のことについては何故そんなに知りたがるのか不思議に思うのと同時、語る程のものでもないと思っている様でフと目を伏せれば「私の事……?聞いてもつまらないよ。ただのサラリーマンだしね」言葉通り他に秀でている所もないと思っている為、困り顔で片手に持った鞄を軽く振り。強いて挙げるとするならば歳の割に運動神経が優れているところくらいだろうか、夏の区域を抜けるまで若い彼の足取りに遅れを取らず歩き続けており、木々に囲まれた一帯を抜ければその先に広がった民家がぽつぽつと見える長閑な風景にス、と双眸細めて彼の顔を振り返り)
此処には空き家が沢山あって、その一つを君に貸すってさ。長老からの伝言。



132: 迅 秀一 [×]
2017-03-06 12:01:17


>秀次

(ありきたりな回答では満足いかなかったのだろう。一段と刺々しさが増した彼の様子から察するに、次に向けられる言葉はきっと想像以上に辛辣なものになる筈で。強気で進めていた足もこの時ばかりは一時停止、ついでに両手で耳を塞ぐ真似まですれば彼からの罵声に備え。しかし張り詰めた空気を救ってくれたのは他の誰でも無い、彼の生理現象。思わずキョトンと目を丸くさせ呆気に取られたのも束の間、残り僅かだった距離をトントンと歩んで詰めれば先程身につけ直したばかりの上着を脱ぎ今度は己から彼に押し付ける様にしながら「ほーら。風邪の予兆出てるじゃんか、コレ着とけって」笑うでも小馬鹿にするでもなく、寒さに震えているであろう彼の身体が心配で。パタパタと忙しなく今度は鞄を漁り、折り畳み傘の代わりにと急な雨に備えて忍ばせていたハンドタオルを引っ張り出せば「お前とは今日初めて会った――本当に、それは真面目に言ってるから」伝え終わるや否や己にまで謎の羞恥心が伝染してしまう前に、夕陽に反射して明るく色付く髪にタオルを掛けてやると有無を言わさずゴシゴシと雑な手つきで水気を拭い始め)



133: 迅 秀一 [×]
2017-03-06 13:09:54


>秀次

あ、悪い悪い。ひとつ訂正させて。
ハンドタオルじゃなくフェイスタオルな。ハンドタオルじゃ流石に小さすぎだよな。読み返してて笑ったわ。
んじゃ、ちゃんと伝えたからな!脳内変換よろしく頼んだぞー。



134: 榊原 伊月 [×]
2017-03-06 13:50:40

>甚太郎さん
何て言うか、不思議な島です。
ずっと夕暮れなんて……
俺はその長老という人に助けられた、ということなんですね。なるほど……
(説明を耳にして何となく、それも奇妙な方向で物事を理解してしまう。日本に於いて常に夕暮れ時など有り得ず、黄昏島という地名も存在していない。彼が嘯いているだけなら兎も角だが、此処まで不思議が重なると演技とは考えにくい。何より故人である父親に恐ろしく似ている事も踏まえると弾き出される答は一つ、此処はきっと現世ではない、ということ。自身は何らかの理由で天国ないし地獄か手前の世界に迷い込んだか、若しくは白昼夢でも視ているんだろうと考えを帰結させるや不安が和らぎ、先程と比べて気分も落ち着きを取り戻していて。冷静なのではない、悲嘆に陥りつつある訳でもない。多分に、嬉しいのだ。夢だの冥土だの何であれ恋い焦がれていた人物にまた逢えたから。別人でもいい、単なるソックリさんでもいいからと、彼と肩を並べて歩けることに口許を緩ませては頻りに甚太郎の横顔を目に入れながら道中の木々や足場の変化も平然と進みつつ、軈て見えてきた住まいの紹介に目を瞬かせると「俺に、空き家を? 一人で使っていいんですか?」長老の寛容さに舌を巻きながらも確認の問いを投げてみる。こんな成人も迎えていない学生に一軒家とは恐縮、というか独り暮らしの経験がないため生活面に不安があり、その表情には戸惑いの色が浮かんでいて)

135: 永塚 弥生 [×]
2017-03-06 13:50:51



>明浩さん(>120

そんなことないです。明浩さんは、自分のことがよく見えてないんじゃないですか?
(謙遜か、照れ隠しか。聞こえた言葉に再び視線を戻してから、とにかくそのどちらもをキッパリと否定する言葉を言い放ち、からかうような口調で続け。吸い殻を取り上げられるときょとんと目を丸くして数度瞬き。まるで叱られた子どものような態度が可笑しくて、ふはりと笑い声こぼし。「――さっき、落ちてた貝を踏んで少し切れちゃったけど……用意されてるお家に絆創膏ってあるでしょうか。あ、でも土踏まずの所だから、ちょっと気を付けていれば下に触れずに歩けるから大丈夫です!」向けられた気遣いに慌てて口元を締め、先程歩いた時に小さな傷を作った右足の裏へちらりと視線を遣り。何の気なしに言ってしまったけれど、これでは相手に心配をさせるだろうと顔の前で慌てて手を振って、その箇所を少し浮かせるような立ち方をして見せて)




136: 三上 秀次 [×]
2017-03-08 21:13:21




>迅


う、っ…悪い、洗って返…します
( 風邪の兆候。痛いところを突かれた、とでも言いたげに小さく唸れば先程の様子とは打って変わって大人しくなり為されるがままに。わしゃわしゃと撫で付けられる感触は今まで味わったことのない乱暴な手付きだったが、不思議と嫌な気はしない。ずり落ちないよう彼から押し付けられた上着を手に握ると、何となく夕日の浮かぶ海を眺め。橙の光を放つそこは美しくもあるが同時に眩しくもある。視界に映りこむ海をぼんやり見つめているも、夢から覚めたようにバッと顔を上げその勢いのまま彼に詰め寄り。 「 ここは一体どこなんだ!?日本のどの辺りにある?なんで俺はこんなところに… 」 最初こそ語気が強かったものの、後半につれて独り言のようなぽつりとした声に。自分がどうしてここにいるかさえ分からないのに何故今の今まで平気でいられたのか不思議に思えてくる。困ったように眉を下げると、不安を押し殺した声で 「 …帰れなかったらどうしよう 」 と一言 )



 

137: 榊原 甚太郎 [×]
2017-03-10 22:32:26


>伊月君

長老は来る人来る人、みんなの世話をしている。優しくて良い人だよ。
(不思議だとそう言われればそうなのかもしれない。事実此処では追い返される者もおらず、人種問わずそして人類以外にも住み着くものたちが多い。長老にどんな事情や役目があるのかなんて年齢でも経験でも勝る点のない己が考えてもわからないが、その滲み出る人柄だけはよく知っているつもりで、ふと長老の顔を思い浮かべては優しい皺を顔に刻んだ笑顔を作り。一人きりが不安なのだろう。不安な気持ちが声や表情に出てしまっている彼に気づきながらも再び足を進めてやがて小さめの青い色の屋根した家の前で止まると「ここが君の家。一人で使って良いし、一人が嫌なら誰かを招いたり、誰かの家に行ったりすればいいんじゃないかな。……不安になる事はないから、私もいるしね」何も心配要らないと主張できるのはこの島の人達を信頼している証拠。持っていた背広に腕を通せば、トンと己の胸を叩いてみせてもしもの時には頼ってくれという意味を込めた目配せを添え)



138: 大宮 明浩 [×]
2017-03-10 22:35:40


>永塚

ばーか。ガキに言われるほど俺の目は腐ってねえよ。
(か弱いだけの女の子だろうと勝手に思い込んでいたこともあり、主張してくるような強い意志を持ち合わせていた事にやや驚いて。迷いなく言い切られる形になれば目を逸らし、オマケに笑い出されてしまうと不本意な展開に不満気に舌打ち、ガシガシと後頭部掻きながらぶっきらほうに言い返し。明るい声色で伝えられようが負傷を知ってしまった以上放置は出来ずそのまま歩いて家まで向かうなんて論外で。海水浴用のシャワー設備の存在を思い出せば彼女に背を向けて腰を屈め「医者として歩かせるわけにはいかない。絆創膏なら手持ちにあるが……先ずは傷口を洗ってからだ。――乗れ」言葉の最後に振り返ると、後ろに両腕を伸ばし誘う様に指先をクイ、と折り曲げて。もし遠慮しようものなら強制的にでも連行していくつもりらしく視線は彼女にジイと向けたまま待ち)



139: 迅 秀一 [×]
2017-03-10 22:47:10


>秀次

――なんだよ、急に畏まって。洗わなくていいっての。変な奴。
(抵抗されるとばかり思っていたから忠犬の様に大人しく拭われる様子を見ていると、その愛らしさに庇護欲がかき立てられて。最初の刺々しさは見る影も無くこうも素直になられてしまえば己もそれ以上強気の言葉を並べるつもりもなく。気を遣ってくれたのか洗って返してくれるという彼らしくない発言に思わずふは、と笑いながら雑に撫でていた手の動きをゆるりとした優しいものへと変えて。粗方水分を拭いきったその時勢い良く顔を上げられたことにより手からタオルが滑り砂浜に落ち、それを取り上げるよりも先に困惑した表情を視界に捉えては意識を彼に集中させ、尻すぼみになっていく言葉を聞けば不安感がひしひしと伝わってくるのか少しでも力になりたいという気持ちが己の心に芽生え「此処は黄昏島。日本ってのは単語だけは聞いたことあるけど、この島が何処にあるのかは知らない。俺は……いや、きっとこの島の人たち全員がこの島のことしか知らないと思う」きゅ、と控えめに手を握ったのは安心させようとする意味もあるが、無性に彼に触れてみたくなったから。帰れないと心配する彼を余所に、己は正反対のことを考えており「俺が居るじゃん。大丈夫だから――」帰るなんて言うな、と。そこまで言う権利もないし間柄でもない。頭ではわかっているのに出逢ったばかりの彼を閉じ込めてしまいたいというイかれた思考が生まれたのも確かで、今度は己がぽつぽつと呟く様な声量になり。言葉の最後には目を伏せて)



140: 三上 秀次 [×]
2017-03-12 01:17:32




>迅


………ありがとう
( 自分よりも温かい手の温度に、思わず握り返してしまいそうになった。すんでのところでそれを堪えると、拒むわけではないのだと言い聞かせるようにゆっくり彼の手を解いていき、感謝の意を伝える。タオルの礼でもあったし、安心させようと握ってくれた手の礼でもあったし、俺が居るからと慰めの言葉をかけてくれたことに対する礼でもあった。出会ったばかりの人間、その上初対面だというのに噛みついてきた己を、それでも気遣う彼の懐の深さは一体どうなっているのだろう。彼と関わる人達は足を踏み外して落ちぬよう気を付けないといけないな、なんて冗談を頭に浮かべながら、自分のせいで落ちてしまったタオルを手に取り。水気を含んだせいか、砂が多数付着してしまっているそれは、先程の彼が落とした上着達のように簡単には取れなさそうだ。 ” 彼はまるで自分に帰ってほしくないようだ ” と、片膝ついた姿勢のまま、都合の良い妄想を重ねていく。 “ 帰り方も分からないし、暫くはここに滞在してみよう ” “ 少しだけ、ほんの少しだけ。彼があんまりにも居てほしそうにするからしょうがない ” この島に滞在する理由を彼のせいにするなんて、と思わず自嘲気味に口角が上がる。緩んだ頬を一瞬で引き締めると、伏せられた彼の目を見上げるように顔を上げ。「 変な奴でも何でもいいが、とりあえずタオルは洗って返させてくれ。それと……できれば風呂を借りたい 」彼のおかげで大分マシになったものの、やはりそれでも湿った学生服は気持ち悪く今すぐにでも着替えたい気分だった。よっこいしょ、と声を出しながら立ち上がると、ほのかに石鹸のような匂いがするタオルを片手に彼を見遣って )



 

141: 迅 秀一 [×]
2017-03-13 20:44:09


>秀次

(握り返されることもなければ、弾かれることもない手。拒絶されているのではないと理解は出来たが、不思議と心に少し傷がついたのは何故だろう。謝辞を述べてくれた次の言葉が待ち遠しい様なほんの少し怖い様な中途半端な気持ちになり己からは話し掛けられずにおり、タオルを拾い上げてくれた彼から放たれた言葉にほ、とやっと安堵の息を吐いて。どう答えを導き出したのかは知らないがどうやら急ぎで帰る気はなさそうだ、そうわかれば自然と己も調子を取り戻し表情にも光が差し。僅かにだが彼の頬が緩んだと揶揄いを目論んだのも束の間、すぐにもと通りになってしまったのを見ては残念そうに肩を竦めるという大袈裟なリアクションと同時進行にて、脳内は彼が希望する風呂の話題へと既に思考を切り替え済みであり。「……風呂、風呂な。はいはい、りょーかいしましたよ、っと。それなら行こうぜ」握られたタオルは有難く洗濯を頼むことにし、立ち上がった彼を誘うよつに顎をクイ、と今から目指す中央区域に向け。トントンと砂浜を軽く蹴って先に歩き始めると「あっちにお前の家が用意されてある。本当世話好きな長老なんだよ。――つうかさ、名前教えて」寛ぐなら己の家よりも自分の家としてある民家の方がいいだろうと目的地を彼の家だと暗に示しては、衝撃的な出逢いだった故にすっかり聞きそびれていた名前を遅ればせながら尋ねて)



142: 三上 秀次 [×]
2017-03-15 19:44:26




>迅


家…?
( 歩き出した彼の半歩後ろに控えると、耳に入ってきた言葉にぎょっとして。まさか自分の家が用意されているとは夢にも思わずまるで鸚鵡のように返してしまう。世話好きの限度を越えていないかそれは、というか長老って誰だ、なんて言葉が次々と頭の中に浮かび暫しの間思考が迷走するが、名前を尋ねられるとハッと我に返って。__名前、言ってなかったか。思い返してみると、此方が一方的に糾弾していただけで会話らしい会話をしていなかった。本日何回目かの申し訳ない気持ちに襲われながら「 三上秀次 」とだけ答えれば、愛想悪くそっぽを向いて。今更どう接すればいいのか戸惑う自分を認めたくはなく、だからといって綺麗さっぱり忘れるのは都合が良すぎる。こうして彼と歩くのは何だかいけない事のように思えるし、初対面だという事実を受け入れたはずなのに油断するとつい彼を己の知る迅秀一と重ねてしまう。だから、せめて意識しないようにと彼を視界に入れない為に関係ない方向を見るのは仕方が無いはずだ。彼が話し掛けなければずっと貝のように口を閉じていようと決心するや否や、好きな食べ物や姉の事を考え必死に気を紛らわそうとするも、船着場に立ち尽くしていた時以来の頭痛に襲いかかられてはそんな思考もままならず )



 

143: 迅 秀一 [×]
2017-03-16 20:28:07


>秀次

秀次?――あー、わかった。お前の探してる奴って兄貴?
(教えてもらった名前は漢字こそわからないものの、己のものと似た響きであることは確かで。秀一と秀次、まるで兄弟じゃないかと後方にいる彼を振り返りながらニィと緩めた口元は自信満々に短絡的な答えを紡ぎ。名前を伝えたきり口を一文字に結ぶ様子に気づけばどうしたものかと気遣うも、ここは下手に話し掛けない方が良い等という無難な考えに及ぶ筈もなく「……んでさ、その長老がさあー、」マシンガントークに近い勢いで次から次へと長老のことや黄昏島の説明を延々と続けて。勿論、本人に悪気は無くむしろ彼が喋り下手だという仮説を立てた上での良心からくる言動であり。喋り続けて十分もすれば少しずつ喉の乾きが気になってきたのかゴホンと咳払いを挟みつつ、それでも太陽みたいな笑顔と明るい調子を崩すことなく時折彼を振り返っては様子を窺って。「到着っと。ほら、この家好きに使って良いってよー」間も無くして見えてきた一軒の青い屋根の古民家まで辿り着くと真っ新な木製表札に爪を立て“ミカミ”と先刻知ったばかりの苗字をケラケラと楽しそうに刻み)



144: 三上 秀次 [×]
2017-03-20 19:01:08




>迅


( / 突然で申し訳ありません、本体より連絡しておかねばならない事が…!
最近用事が立て続けに舞い込んでくるため、中々返事を書き進められません。今月中に返事できるかどうか…連絡も無しにお待たせするのは申し訳ないと思い、勝手ながらお伝えさせていただきました。遅くとも四月初旬には返事が可能かと思います。もし長老様がよろしければ、どうか待っていてほしいのですが如何でしょう…?
久々の顔出しがこんな形で本当に申し訳ありません。御返事、気長にお待ちしております。 )



 

145: 長老 [×]
2017-03-22 20:48:13


>秀次

(/お忙しい中ご連絡ありがとうございます!そして日頃より、当トピックにお越し頂いている感謝の気持ちをこの場にて伝えさせてください。いつも素敵な文章と秀次君の思春期特有の可愛らしさに楽しませて頂いております。ありがとうございます!
返事が遅くなることは、どうかお気になさらず。こうしてご連絡も頂けたので安心してゆっくりとお待ちしておりますね!そしてこれは此方からのご提案だったのですが、トピに来てくださる方も少なくなっており三上様以外のキャラはリセットとなる時期にございます。長老も最近私生活が慌ただしくなっていて、改めて他にお相手様を募集することは生活が落ち着くまではないかと思います。その為、一度このトピを休止という形にし、三上様とは個別に一対一へ移動してやり取りを続けさせて頂きたいのですが……如何でしょうか?このトピで続けたいというお気持ちであれば勿論このままでも問題有りませんので、三上様のご希望に沿いたいと思っております。もしも移動してもいいというお返事であれば、長老にてトピ作成致しますね!どちらにしても三上様との、この貴重な縁を切ることなく関係を続けさせて頂きたいと思っておりますのでどうか今後とも宜しくお願い致します。また、此方の返事につきましても焦らず、三上様のご都合の良い時に返して頂いて構いません。のんびりお待ちしております)



146: 三上 秀次 [×]
2017-03-27 15:21:18




>長老様


( / 比較的落ち着いてきましたので、今の内にお返事をさせていただきますね。
まず最初に、お褒めの言葉ありがとうございます。返事が遅れたりロルの長さがバラバラだったりと散々な奴ですが、それでもお相手してくださる長老様にはいつも感謝しております!此方こそ返事が来る度に飛び上がって喜びその上楽しませてもらっていますので、お礼を言うなら長老様ではなく私の方です。いつも本当にありがとうございます!移動の話ですが、私は長老様さえ宜しいのであれば移動したいと考えております。しかし、トピ作成の負担を長老様に負わせてしまうのが気掛かりです…何かありましたら遠慮なく頼って下さい!気が早いですが、長老様との一対一が今から楽しみです。
そちらの私生活も慌ただしいということで、無理をなされていないかが心配です。気長に待っていますので、自分のペースでゆっくりお返し下さいね。 )



 

147: 長老 [×]
2017-03-31 19:16:21


>秀次

(/主のことまでお気遣い頂き誠にありがとうございます!感謝の気持ちでいっぱいです。一対一へ「黄昏の物語」というトピをご用意致しますので、続きは其方にてよろしくお願いします!)




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