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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/354


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自分のトピックを作る
81: 三月兎、グリフォン、羊、ダリア [×]
2025-10-20 19:05:02



>オルカード

リトルオイスターなら、海賊船に行けばいつでも会えるよ(足元の落ち葉を軽く蹴りながら、彼の声を拾うように淡々と告げる。木漏れ日の中、彼の歩幅に合わせてゆるく歩いていたけれど、楽しそうに話すその反応を見て、自然な表情でふっと鼻で笑い「……あの子もアクセサリーの話、好きそうだもんな。きっと話が合うよ」そんな風に同意を見せて。少しばかり黙っていたが、横を歩く彼の表情をちらりと伺うとそこに浮かぶ素直な目の輝きに、僅かに口元が緩み「絵が全部同じになるって言ってたっけ?」言いながら、両手をポケットに突っ込んで、視線を前に戻し「それさ、たぶん“君の作風”ってやつだよ。何を描いても似るなら、それはもう、君の目で見た世界そのものだ」軽い調子で言いながらも、声の端にだけ柔らかさが滲み。歩くリズムに合わせて、片足で小枝を踏み砕く音がパキッと響き「……うん、悪くない。むしろ、それが魅力ってやつじゃない?」一拍の間を置き、ちらりと横目を向けた。そのまま小さく片眉を上げ、口角をわずかに上げて「じゃあ、君の気が向いた時でいいから──俺を描いてみてよ」軽く笑うように言葉を放ち。それから教えられた彼の仕事に関心を持って瞬いて「俳優、ね」繰り返すように低く呟きながら、ほんの少し首を傾けて彼の横顔を眺めるとサラサラとした髪は光の加減で白と黒のコントラストが際立ってに見え、その整った顔立ちに納得するように目を細め。「なるほど、妙に立ち姿が様になると思った」納得をするように少し鼻を鳴らして笑い、歩幅を合わせて前を向きそうだね、と前置きをすると「ドードー鳥の補佐とか、向いてそうだな」指先で枝の葉をちぎり、何気なく空に放る。「遊園地を仕切るし、ショーもやる。君みたいなやつがいたら映える」分析でもするみたいに言いながら、横目でちらっと彼の反応を見て、にやりと口元を歪め「……ただし、気をつけな。あいつ、好みにはすぐ手ぇ出すから」わざと軽く、けれどどこか本気の忠告を混ぜて伝えて。そのあとの問いに、ふと足を止めて考える仕草を見せる。一瞬だけ視線を上げ、風に揺れる枝を見上げながら「好きなもの?」向けられたその問いを口の中で転がすように呟き、やや困ったように片手で後頭部を掻いて。「物作り以外だと……浮かばないな。あ、でも、──公園の出店で売ってるクッキーは好きだよ」思い出したように、ふっと声を和らげて「人参のクッキー。甘すぎなくて、ちょっとだけ苦い。……あれが丁度いいんだ」そう言って、彼の方を見る。目元はやや細め、声は柔らかく。風に髪を揺らしながら、片手をポケットに戻し、また歩き出して)君も、今度食べてみなよ



>リオ

(ちらりと彼女の顔を見た後、無愛想に腕を引かれて店に入る。自分にとっては時々来る程度の店なのに、こんなにも楽しそうに眼を輝かせる姿を見てしまうとこっちまでつられて楽しい気持ちになってしまうようで。普段ならこんなにわかりやすくキラキラとしてる人を見つけては面倒くさがって遠巻きに見るだけなのに、彼女とこうして過ごす時間は自分でも驚くくらい、引っかかることが多くなってきた。その気持ちを素直に認めることは出来ないけれど「別に、照れてねぇし。」だなんて、無愛想に返しながら嬉しそうに店の中を見渡してる彼女のことを無意識にも目で追いかけてしまう。それだけではなくて、腕にまだ残る余韻のような温かさが、妙に気になってしょうがないと不思議な感覚に意識が逸れた。そんな時に彼女から向けられていた声が意識を戻すと「クッキーもいいけど、俺はマフィンが好き。」好きなものを話すからだろうか片方の瞳を細めるような少し悪戯じみた笑顔を見せて返事をし。そうして迎えた店内は砂糖やチョコレート、キャラメルなのか様々な甘い匂いが漂っていて、色とりどりのグミやキャンディが並んでいる。その奥にはパン屋のように好きなものを自分で選ぶ焼き菓子たちが並んでいて、トレイとトングを手にすると迷うことなくいくつかのマフィンを乗せた。チョコレートチップの混ざったものと、キャラメルナッツの混ざったもの。ドライオレンジが入ったものも乗せたところで尋ねるように声をかけて)お前は?なんの味がいい?
?


>ロメオ

…………、へぇ。気に入った。肝の据わった男はスキよ。気が利くなら猶更ね(言葉をなくしたように沈黙し、現状から得られる情報を少しでも多く見つけ出そうとする姿が何よりも目の前の彼が今この国に来たばかりだということを教えてくれた。それでいて、怯えや泣き言は言わず、それだけじゃない。無駄な質問や隠しきれない不安すら表に出さなかった。──そこがいい。満更じゃないといった様子で浮かべる笑みは良い商品を取引するときに似ている。必要以上にフリルの乗った日傘をその手へ握らせればそれだけでは終わらない。ン、ともう片方の手へ指示を出すようにバスケットを持たせようとして「最初から最後まで説明するのは時間がかかって好きじゃないの。それはまた何処かの機会にお人好しの誰かにやらせて。……メリーはアンタがそこの糞ほどつまんない城に囲われるところを助けてあげる。十分でしょ?」誰のものでもない、来たばかりのアリスを拾って家に連れて帰るなんて気紛れはそう起こすことじゃない。幸か不幸か、賢い彼の処世術が羊をそう動かしてしまったらしい。彼のことを引き連れながら一歩ずつまた歩みを再開させるとそこで漸く、あまりにも今更過ぎる自己紹介を口にして)アタシは羊。誰かが羊って呼んでいたらアタシのこと。でもね好きじゃないのよ、その呼ばれ方。だからメリーって呼んで。



>有咲

本、好き?……俺は好き。本を読めば俺の知らないことを知れるし、俺じゃない誰かになることも出来るじゃん。だから好き。(本の整理から導き出した自分の職業と、それに対する彼女の反応に驚くことはしなかったがどこか嬉しさを持って笑みを深めて。くるくると表情が変化する様子を一通り見届けてから先ずはといった様子で彼女が本を好きかどうかその気持ちを問いかけて。それから彼女の返事を待つより先に自分が好きだということも伝えれば「好きだから仕事が出来ないんだ。それで本を読むより整理を進めろって怒られてんの。」反省するそぶりは見せずに、むしろ悪だくみでもするようなそんな様子で笑み交じりに伝えれば「だから、ちゃんと仕事をしてくれるアリスが来てくれるなら俺も芋虫も大歓迎。あとね、アリスを見つけたときは仕事よりもアリスが優先だから大丈夫。……あ、でもこの手を何回か使ってるからもし怒られたら本当にアリスを助けたって説明するの手伝ってくれたらうれしいかも」しゅん、としてしまった彼女の頭へ大きな手を向ければワシャワシャっと犬にするような手つきで撫でて)アリスの仕事は固定じゃないから、気が向いたらうちを手伝ってよ。きっとアリスに手伝って欲しがるやつらは沢山いるからさ



82: 赤の女王 [×]
2025-10-20 19:05:52

■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3

■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87

■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0

■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1

■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/


これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。

また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。

皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。



>只今のお時間リアルタイム交流の募集受付開始

83: リオ [×]
2025-10-20 19:57:07




>81 グリフォン


マフィンが好きなんだね、あ!これなんだっけ__カヌレっていうんだ。それにこれは?うわー全部美味しそう!( 照れてないと無愛想に告げる彼を少し盗み見てはご機嫌そうに鼻を鳴らして店内へ。見たことこそあれど殆どの菓子を口にしたことはなく珍しそうに店内を食い入るように見回す。マフィンが好きと聞けばトレイに乗せられていくマフィンを彼の背後から覗き込むように見る。それからマフィンの横にあった焼き菓子などに興味が湧いて指さしては名前札を見て名前を知っていく。興奮冷めやらぬまま何の味がいいか聞かれれば寧ろ何の味が美味しくて何がいいかなどわからず少し固まってマフィンを見つめる。下唇を噛むようにして悩みながらもゆっくり指さしたのは紅茶の味のマフィンで。「 これなら紅茶とマフィンいっぺんに味わえるよ。 」と新発見とばかりに彼を見上げながら真面目な顔で。その後再び店内を見て歩けば先ほどの質問が頭をよぎる。今までアリスって呼んでたのにお前、になったのにはなにかわけでもあるのかと。別に理由がなければいいが、そういえば自身の名前を言ってなかったと思い出し駆け足で彼の元へ帰ればトレイを持っている腕に優しく触れて )そういえば私、リオっていうの。アリスって呼ばれてたから気にしてなかったけど、グリフォンには本当の名前も覚えててほしいから。覚えやすいでしょ?






84: 天女目 有咲 [×]
2025-10-20 22:31:01



   
>ダリア

(疑似体験と知識欲、彼の”好き”の理由を双眸を和らげながら受け取っていく。共感するように頷いていたが、告げられた事実に瞳を瞬かせてから小さく吹き出して。_なんて素直な人_可愛らしいと思いながらも困ったように笑い「ふふっ。気持ちは分かるけど、それはいけないわねぇ。他の人の為にも、これから読まれる本の為にも、頑張って整理してあげないと」とひと言。そのまま励ますようにわしゃわしゃと撫でられる心地良さに、しゅんとした表情はゆるゆると解けるように和らいだ。もっと撫でてと言わんばかりに僅かに頭を傾けては、その手に微かに擦り寄る。安心しきった瞳は伏せられ、唇は弧を描いた。そのまま「……ええ、勿論。怒られてしまった時には、私からもちゃんと説明するわ。それにしても、みんな本当にアリスが好きなのね。アリスなら、履歴書要らずで即採用なんじゃないかしら」くすくすと冗談ぽく笑いながら、しみじみと口にして。人柄がどんなであれ、アリスという役割を与えられた人ならば此処では無条件に可愛がられ歓迎される。何をもってアリスとされるのか、その共通点や謎を知りたいと思う傍ら……彼が何回かアリスを理由に仕事を遅れたという事実に、友人の優しさを誇りに思う反面じわじわと靄が胸の奥で広がり。芽生える嫉妬と独占欲は、まだまだ小さいものではあれどしっかりと根を張っていく。)

…私もね、本が好きよ。理由を挙げたらキリがないけれど……そうねぇ、読むとちょっとだけ世界が優しくなるから、好き。 __ねぇダリア、図書館にはこの国に関する本もきっとあるでしょう?情報収集のためにも、最初は図書館のお手伝いをさせて欲しいの。

(改めて口にした好きの理由からは、彼女が比較的穏やかなジャンルの本を好むことが伝わるだろうか。そのまま彼を見詰めては、いい?と問いかけるように首を傾げてみせて。)


   

85: ロメオ [×]
2025-10-20 22:46:46


>羊様

俺も美しい人が好きさ。メリー、貴方みたいに特別の煌めきを放つ人には特に目がない
(どうやら誤った選択肢を選ばずに済んだようで内心胸を撫で下ろす。平凡な自分が彼の存在感に喰われ呑まれてしまわないように、努めて堂々と立ち居振る舞いながら左手に預けられた傘をその美しい白が日に焼けてしまわないよう頭上に差し出し、喜んで右手に荷物を提げればふんわり香る甘い匂いに「うーん…良い匂いだ。誰かへの贈り物?それとも自分へのご褒美?」ただでさえ甘味を好むのに薔薇の香りにも辟易していた今、鼻腔を彩ったそれを逃がすまいとバスケットを顔に近付けて。中身はケーキかもしれない、勿論水平を失わないようにそうっと香りを楽しんで、歩み出した彼に日陰を供給し続けるため日傘を持ったままそれに続き「俺の置かれた状況にも興味はあるが、まずは貴方のことを知りたいな。可愛いメリー、なぜ羊と呼ばれるのが嫌なの?」言葉は少々お行儀が悪いが詰まるところ彼は自身を匿ってくれるつもりらしい。鬼が出るか蛇が出るか、ひとまず羊に攫われてみるのも悪くないだろう…根無し草だから逃げ足には自信がある。彼が指すのが遠くに見える赤いお城だと気付けば、九死に一生を得た心地で肩を竦め)何にせよ助かったよ。正直なところ赤色は不得手でね、…俺ってブルベなのかな



86: グリフォン [×]
2025-10-20 23:42:02



>リオ

ここのマフィン美味いんだ。取り扱う店主は最悪だけど、並ぶ商品に間違いはない。(まるで初めてその菓子のなを知るかのように名前を呼ぶ姿は新鮮で、元の性分だろうか気前よく彼女が気になるものを全部食べさせてやりたい気持ちになった。「大発見だな」と真面目な顔で伝えられた提案に対して馬鹿にするのではない肯定を口にしてから指差された紅茶の茶葉が生地に使われたマフィンを選び、トレイに乗せて。それからもう一つ、カリッと焼かれた艶のあるカヌレも乗せて。そこで伝えられたのは彼女自身を表す名前、それでいて自分には呼ぶことができないもの。だったからだろうか、少しだけ表情をこわばらせると口元をムと結んで「俺は呼ぶことができないけど、ソレは大事なもんだから忘れんなよ」彼女が忘れて仕舞えば都合がいい。けれどそれは彼女の事を思えない自分本位な考えのものだと思い直すことができた事を胸中で褒めて、名前を呼べない代わりに彼女が好きだと話したそれが多数並ぶ場所を示して)クッキーはそこ。好きなやつあるか?



87: ダリア [×]
2025-10-20 23:57:54



>有咲

それは心強いや、芋虫ってばいつも俺に甘いんだけどたまに凄い怒るからさ。……履歴書?働くのに必要なのは気持ちだけだよ(艶がありサラサラとした白金の髪は指通りが良くて、折角綺麗に整えられていた髪型も少し乱してしまったのに機嫌を悪くするところか、むしろ彼女が頭を寄せてくれたことが嬉しくて緩やかに口端を持ち上げて。そんな彼女の発言を拾うように少しだけ頭を傾ければ触れていた手を引いて、代わりに自らの胸元をトンと親指で指し示し。そんな彼女が一つ目の働き先として自らと同じ場所を選んでくれれば肯定の代わりに嬉しそうに笑顔を見せて「じゃぁ先ずは腹ごしらえをしなくちゃ。沢山食べて、今日はゆっくりしてから、また明日図書館で待ってる。もしかしたら俺はいないかもだけど、その時は芋虫がいるし、芋虫がいなかったら俺がいるから大丈夫」その時、扉をノックする音が聞こえたからか。立ち上がり迎えたのはメイドが数名、手慣れた様子でテーブルセッティングをしてくれた。ローストビーフのサンドウィッチとコーンスープ、イングリッシュスコーンにクロテッドクリーム。色とりどりの可愛らしいマカロンとふんわり香るティーセット。メイドへ「ありがとねメアリアン」と感謝を伝えてから見送って)



88:  [×]
2025-10-21 00:28:32



>ロメオ

ふぅぅぅん。素直さは魅力ね、そのままいなさいよ。……メリーのお気に入り、城でしか手に入らないホワイトチョコレートを使ったロールケーキ。アリス、アンタ美味しい紅茶は淹れられる?もしメリーが満足する紅茶を用意できたならこれはメリーとアンタで食べてもいいわよ(日差しが己に当たらないように彼の気遣いを感じる。大きな作りの日傘とはいえ人に持たせれば、それが男同士となれば尚更多少の日差しは覚悟していたけれど、それが少しもないことに更なる好感を得た。だからこそ彼を気に入っている事を普段の羊を知っていれば伝わるある意味では不器用なやり方で示しつつ、自らについて問いかけられれば一瞬だけ視線を揺らし「臆病な羊なんてアタシの柄じゃないもの。」答えにしたのは短い一言。彼のいうブルベの単語は意味を理解することが出来なかったがそれを口にするのはプライドが許さなかったようで、赤色が不得手だという彼の発言を拾って強い目力で彼のことをまじまじと見つめ。クックックと肩を揺らしてから豪快に彼の背中をバシンと叩き「確かに、アンタには赤よりメリーみたいな白が似合うかもね。」そんな風に話しながら庭園を抜ければ今度は森の中へ、フーと吐き出したため息で顔にかかる前髪を揺らせば「もうちょっと歩くけど、薔薇だらけよりはマシでしょ?」そんな風に自分のことを鼓舞する意味も込めて語りかけ、忘れていたというようにもう一人の同居人について触れて)そうだ、ウチにはねもう一人いるの。頭のおかしいやつだからあんまり気にしないでちょーだい。あは、でも赤が不得手ならアンタ苦手かもしれないわ




89: リオ [×]
2025-10-21 00:53:38




>86 グリフォン


___うん。わかった。( 自分の言葉を彼はいつも真剣に聞いてくれる。マフィンのことも馬鹿にすることなく肯定してくれたのが嬉しく満面の笑みでその言葉に返す。名前の話題が出れば彼の様子が少し変わったのがわかり、この世界に名前というものがどんな形として存在しているのかがわかれば深く聞くこともなくただ頷いた。それに、彼が呼んでくれる名があるのだからそれだけでいいとさえ思った。自分の名前が何なのかより、相手が自分をどう呼ぶかを大切にしようと思った。自分の名は胸の奥底に。いつの間にかトレイにはたくさんの焼き菓子が並べられ次に招かれたそこには自分が最初に口にした菓子があり、それは自分が知っているものよりも多くの種類があって再び笑顔を取り戻せばチラリと彼の顔を横目で見て「 全部食べてみないとどれが好きかわからないなー 」と悪戯っ子のように歯を見せ笑い。店内を隅々まで見たからか満足したように彼の隣で落ち着き「 全部いっぺんに食べたら勿体無いからちょっとずつ食べよう。あと、全部気になるから半分ずつにして。毎日2個ずつ食べるとして__何日かかるかなー 」トレイの上の焼き菓子を数えるように指差していき指折り数えながらその様子はこれからが楽しみで仕方ようで。ふと今の幸せを噛み締めるようにギュッと目を瞑る。幸せは長続きしない、いつか離れてしまうかもと過去の自分の気持ちが蘇ってくる。短時間彼といただけだが、既に依存に似た感情が芽生え始め、横にいる彼を見上げて少し不安げな様子で )ね、グリフォン。これからも一緒にいてくれるよね?またこのお菓子屋さんも一緒に来るよね?このお菓子、食べ切っても離れないよね?__1人に、しないよね。





90: ロメオ [×]
2025-10-21 19:31:13



>羊様

ホワイトチョコとは…分かってるねえ。それが城でしか手に入らないなら、俺の紅茶はこの手でしか淹れられない。特別なティータイムを約束するよ、可愛いメリー。
(こんなに会話が心地よいと感じるのは随分久しぶりなような、それこそ無邪気に弟と晩ごはんのメニューを当てっこした幼少期にまで遡るかもしれない。きっと彼の音吐のテンポが良いのだ、そう納得しながらカカオの苦みを排した甘い甘いホワイトチョコに思いを馳せれば胸がときめく。睦言を交わしながら嗜むのは大抵アルコールだった、誰かのために紅茶を淹れるなんて経験数える程しか無い。でもそれは弱みではない、いつだって身一つで商売してきた根無し草は楽しそうに「各砂糖は何個まで許してくれる?それなりに甘党でね」おねだりするように、隣の彼を含みのある垂れ目でじっと見つめて。きっと彼が持っているティーセットはお洒落だ、先行きへの不安は抱えきれないほどだが美しい人生を送るにはまず可愛い人と美味いものを食べなきゃ。問いへの答えは実に端的で腑に落ちるものだったから、余計に彼の瞳が揺らいだように見えたのが気になって「確かに、臆病な羊は群れに隠れるが君は孤高な女帝のイメージだ」少し顔を覗くように前のめりにじっと彼を見つめると、背中に感じた衝撃に目を細めて。豊かな森を見て「海は見飽きたけど、森にはなかなかお目にかかる機会がなかったよ。見事だね」マシどころかこちらから頼み込んで散歩したいくらいだと目を輝かせ、きっとこの景色に慣れっこな彼の横で生き生きと歩みを進めながら「貴方みたいな淑女を歩かせるのはどうにも性分に合わないな。馬車は通ってないの?」きっと歩きにくいだろう服装を心配しつつ「それはご挨拶が楽しみだ。何、赤色があっても差し引きで上回るほど好きな所を見つけるさ」あくまで楽観的に、呑気に言葉を繋いで)出来れば〝説明するのが好きな人〟もご紹介願いたいな。



91: 天女目 有咲 [×]
2025-10-21 19:43:19

   
   
>ダリア

(芋虫。アリスに赤の女王に白の女王に帽子屋、きっとそれらと同じような役の名前。名前だけではどんな人物か想像もつかないが、彼の言葉の端々から察するに随分と彼に目をかけている存在らしいことはわかって。微笑ましげに表情を和らげつつ話を聴き、離れた手を名残惜しく思うとその温もりを追うように手櫛で髪を整える。その柔らかな動作のまま、この国はやる気さえあれば何でもやらせてもらえるのだろうかとぼんやり考えて。図書館の場所や”芋虫”と呼ばれる人物について、尋ねようと口を開いたその矢先。扉の音に唇は閉じ、右に倣うように立ち上がれば次々と運び込まれる料理に息を呑んで。手伝おうと身を乗り出しかけたが、無駄のない動きを乱すだけだと悟り静かに手を引く。立ちのぼる香ばしい匂いが鼻腔を擽り、鳴りそうになるお腹を必死に押さえながら彼と同じように「ありがとうございます」と確かに伝えて。メアリアン、可愛い名前。記憶にしっかりと残しつつ、彼女らが部屋を後にするのを目で見送り、椅子に座り直せば改めて料理に視線を戻す。)

美味しそう…!こんなに美味しそうな料理が食べられるなんて…夢みたいだわ。 __…ねぇダリア、これってマカロン、よね? 味が3回変わることって……あるかしら?

(頬がふわりと綻ぶ。空腹と安堵、そして歓迎されているであろうこの温かさに、心も体もふわりとほどけていくのを感じて。ふと目を留めたのは、淡い色合いの可愛らしいマカロン。上品な仕草で指し示しては、ほんの少しだけ首を傾げて問いかける。元いた世界との相違を、そしてあの童話に似ているからこそ有り得そうな事を確認する為に。こんなことを聞くのも恥ずかしいけれど、目は真剣そのもので。)
   
   


92: オルカード・エリス [×]
2025-10-21 20:54:46



>三月兎


じゃあすぐ会えんね。楽しみだなあ。
(彼からの同意も後押しに、未だ地理も把握していない其処へ向かう決意をいっそ軽率な勢いで固める。その一瞬に海賊船の方へ想いを馳せてから、また直ぐに隣に関心を振り戻す。「えー…そうかなあ?そうかもなあ、魅力かあ。」思いがけない絵の評価に初めは戸惑ってもごもごと問い返し、だが言葉を重ねられる内に照れてはにかむ色に表情も声音も染まって、最終的には行き場の無いむず痒さを頭を掻き乱す事で散らす。「この、ヘアさんの褒め上手め。そんな言われたら描くしかないよなあ。」少しの無作法はご愛嬌、彼の肩を微かに触れる程度に小突いて一度はそれを茶化したものの、単純なほど調子に乗って浮かれた顔でその“気が向いた時”を快諾した。それから彼の仕草に合わせて己も一旦前を向いたが、「でっしょー?オレ、人気者の有名人だかんね。」映える、の一言がまた満面の笑顔を引き出して、自らの頬をつついて指しながらもう何度目かの自賛を口にする。それからドードー鳥という人物について告ぐその表情に、「忠告あんがと。でもまーかせて。」今度は悪戯な気色を笑みに混ぜ込んで、「生まれてこのかた二十五年、役者やってからは二十年、オレ一回もスキャンダルなんて起こさなかったかんね。」その言葉は単にそういった縁が無かったというものではなく、躱し方や立ち回りを知った上で楽しんでいる――そんな小狡い自信を滲ませた言い回しで。続いての問いには悩んだ様子、歩調を合わせていた足を自分も止めて、首を傾げ彼を覗く動作と共にその答えをじっと待つ。「人参のクッキー……聞くだけで美味そうだなあ。」僅かな間の後にやっと話した内容以上に、その声から伝わる柔さに自然と呟きが落ち、「あ、どうせなら一緒に食おうよ。今度オレが土産に買ってヘアさん家まで遊び行くからさ、ヘアさんはとびきりの紅茶かコーヒー用意しといて。良いもんは皆で食う方が一番美味いかんね。」そのまま思い付いた提案まで悩む間も無く放り上げる。親指で自分を差し、人差し指で彼を差し、最後にピースサインを自らの顔に寄せるおちゃらけた所作もついでに添えて一人勝手に約束を繋いだ。「いやしかし、海賊船に、遊園地に、ウサギさんにドードー鳥さんに……なーんかめっちゃ面白いとこ来ちまったなあ。」一通りの話が終わった後に、貰った情報を指折り数え。そのどれもがわくわくと心を擽るもののオンパレードとくれば、地に足が付かない上にスキップの一つも跳ね零れそうな心地であり。「ホントさ、オレが来てて大丈夫なとこ?何かの間違いとか夢だったりしない?」また歩き出す彼に並んで問うその声は不安など見当たらず、鼻歌混じりの冗談にも似た機嫌の良さだけが全面に溢れて。)




93: グリフォン、羊、ダリア、三月兎 [×]
2025-10-22 01:12:51



>リオ

………それなら今日は5枚まで。クッキーは日持ちしないから湿気ってから食うのは勿体ないよ(悪戯好きの子供のように笑いながら長期戦で楽しもうとする彼女の声を聞くと数秒だけ考えるように沈黙を置いてから、夢のない現実的な意見を言葉にして。元気があり溌剌とした印象を与える彼女が時折ぐらと揺らぐように不安を見せる。それはここに来たばかりのアリスだからと決めつけるのは違う、彼女の彼女が持つ彼女だけの不安からだろうと少しだけ瞳を伏せて。ここで舌触りのいい今この場を繋ぐだけの安心を与えるのは簡単で、だけど、だからこそ、そんな適当を彼女には送りたくなかった。ン、ン、と短く喉を鳴らしてから「それは約束できない。俺はグリフォンだから、お前と一緒にいてもアリスが俺を呼べばそこに行かなきゃなんないし、お前だけと一緒にいるって言うのは現実的に難しいから。……でも、お前とここに来るの、楽しかったからまた誘ってやっても良いよ」真摯に向き合うようにリアリストらしい返事と、に。と歯を見せるように笑えばそれで終わらせずに現実的で前向きな考えも添えて)



>ロメオ

そんなのアンタが好きなだけ入れなさいよ。メリーはね人の味覚にまで文句つけるような小せぇ器じゃないんだから(美味しい紅茶をいれること、それを条件にして思いがけず一緒に美味しい物を楽しむ約束ができたことを嬉しいと感じているくせに素直じゃない様子でふんと鼻を鳴らし。色気を持った垂れる眼差しが強請るように伝えたその内容にシッシと払うような動作で片手を振り豪快な物言いで答えて。わずかな言葉の中から彼自身のことが少しだけ垣間見えると興味を持った。フゥン、と相槌を打ってから鋭い視線は並ぶ彼へと向いて「海はないけど、湖ならあるわよ。どっかのアリスが身投げしたって曰く付きのね」自然を喜ぶように目を輝かせている彼へ、馴染みがある海は無いけれど似た物ならばと意地悪にもマイナスポイントを添えて。彼よりもよっぽど慣れている森の中を進む際に彼の声が届けばその優しさにそれが己に気に入られるようとするための生き抜く術だとしても悪い気はしなかった。「アッハッハ。アンタかわいーじゃない。そう思うならいつかグリフォンみたいにでっけえ翼生やしてよ。そしてその時にはメリー専属の空の運び屋になってちょうだい」肩から力を抜くようにしてゲラゲラと笑う姿はいい意味で無邪気、素の表情で笑ってると言っても過言じゃなくて。「甘いもんが好きなら仲良くして損はないよ。だってそいつの店はこの国一番のお菓子屋だもの。頭がおかしいから説明役には向いてないけどね。……説明するのが好きなお人好しなんて木の棒振り回してたら当たるくらい多いから心配しなくていいわよ。っていうか、まだ難しいことは考えないでメリーの美しさだけ見てりゃいいのよ。余所見なんかしたらそのケツ引っ叩くからね」簡易的に同居人の説明をしたかと思えばビシッと釘を刺すように言い切って。)もう少ししたら曲がんの。そしたら最高にお洒落で品のあるメリーの家に到着よ



>有咲

ほっぺたツネってごらんよ。夢じゃ無いってわかるからさ(並ぶ食事は急遽用意したのだろう軽食だ。それを前にして夢のようだと喜ぶ姿を見ればこの姿をコックに見せてあげたいなと思うくらい、自分が作ったわけじゃ無いのに胸がほこほこと温かくなり。席につけばちゃっかりと自分もご相伴に預かるつもりらしく、遠慮なしにサンドウィッチへ手を伸ばし。大きな口をあんぐりと開いたときに彼女から伝えられた質問に思わずキョトンと瞳を丸くして「んー、どうだろ。今まで俺は味が変わるマカロンを食べたことないけど、でもハンプティダンプティに言ってみたら喜んで取り入れそう。お菓子を扱うのにあいつほど長けた人はいないんだ。」真剣な眼差しの質問を茶化す様子は少しもない。むしろ彼女の閃きを大切にするように、同時にその閃きを喜びそうな男の名前をあげて「ふふ。君は発明家のアリスだね、味が変わるマカロンだなんて面白い」それから今度はお菓子について詳しくない自分の目線で感心した雰囲気のまま口にして)



>オルカード

まだ作品を見てないからなんとでも言えるんだ。見た後だったら酷評になるかもしれないけど、楽しみに待ってるよ(言葉にして伝えるものは全てが本音であり、そこに人当たりをよくしようと言うお世辞なんかは持ち合わせていなかった。同時に軽い動作で小突かれることも気にせずに受け止めながら今一度期待していることを言葉で伝えて。彼が人との距離感の保ち方について自信を見せて話してくれれば少しだけ頭を傾けて唇を結んだまま澄んだ瞳に彼だけを映してただまじまじと、黙ったまま見つめるようにその顔だけを覗き込んで十分な時間を使ってからふ。と僅かに微笑んで「それならいいけど。……きみ、懐っこい犬みたいだから。心配になるね」少しだけ、と前置くように彼と話す中で抱いた印象を伝え。好きなものを伝えたかと思えば今度はそれが魅力的な提案になって戻ってきた。紅茶かコーヒーと受けた指示に思わずははっと声をあげて吹き出し笑いをし「うちは帽子屋邸、なんでもない日をお祝いする家だよ。お茶会を開かない時なんてただの一日だってない。君がクッキーを持って来てくれるならいつだって大歓迎だ」この国の中でも異色である特徴の一つ、終わらないお茶会を開く家に今向かっているのだと言うことを暗に匂わせながら頷いて。言葉だけを掬うなら心配のはずだけれど、その声には不安が一切見当たらない。むしろ楽しそうで仕方がないその雰囲気に彼への興味を募らせつつ見えてきたのは大きな邸宅。広々とした屋敷は庭の中ではまさにガーデンティーパーティーが開かれている様子が窺える。先ずはそちらではなく自身のアトリエへ向かうつもりのようで)アリス、こっち。疲れたんじゃない?大丈夫?



94: 天女目 有咲 [×]
2025-10-22 20:38:15

   
   
>ダリア

(そういえば、まだ一度も典型的な確認をしていないような。最早此処が夢かもという思考は薄れ、目の前のことを受け入れ始めていたが…念の為に頬をぷにっとつまむ。少し引っ張ると、ちゃんと痛い。夢じゃないわねぇ とくすくすと楽しげに肩を揺らした直後、彼の答えを聞くと瞬きひとつ。茶化すことも、笑い飛ばすこともなく、ただ穏やかに全てを受け止めてくれる様子に胸の奥はあたたかくなり。全てを聞き終えると、ふわへなと表情は和いだ。「ダリアはなんでも肯定してくれるわね。…お菓子に詳しい人、かぁ。早くお会いしてみたいわ。」ダリアが案内してくれたお礼の品について、とびきり良いものを教えてくれるかもしれない。彼の好きな甘いものが何か具体的に知っているかも?お菓子作りのコツも教えてくれるかもしれない。想像するほどに楽しくなり、この国の人達と交流するのが待ち遠しくなって。 当然彼も一緒してくれるだろうと思っていたが、久方振りの誰かとの食事に心は弾んでいて。手持ちのゴムで髪をふわりとお団子に結い直すと、両手を合わせて「いただきます」。ローストビーフのサンドウィッチに手を伸ばし、口を開けてはぱくり。口に含んだ瞬間、じゅわりと広がる旨味と香ばしさに自然と双眸は細まる。ふわりと頬は緩み、確りと幸せの味を噛み締めては嚥下して。「んふふ、美味しい」あまりの美味しさに言葉が零れてしまう。それからふと、思い出したように顔を上げては彼にひとつお願いをして。)……そうだわ。食事が終わったら、図書館の場所を教えてもらえるかしら?ダリアも忙しいでしょうし…簡単な地図だけでも、お願いしたいの。それと…明日図書館に向かう前に、一報入れた方がいいでしょう?連絡先も知りたいのだけれど……。


(/台詞とロルの間に一行開ける書き方をしてきたのですが、皆様に倣い変えてみました。初めてする書き方なのでおかしな部分があるかもしれませんが…その場合指摘していただけますと幸いです…!此方主様のご負担になってしまうといけませんので、返信には及びません…!)

   

95: ロメオ [×]
2025-10-22 20:59:09


>羊様

ハハ!最高の気分だ。〝二個までにしときなさい〟って言われなかったの人生初。
(空気と一緒に喜びを弾けさせるような快活で歯切れのいい笑いと共に、この手の話題でお小言を言われたことを思い出して。厳しくも愛情ある母、客の一人だったマダム、誰に言われたかまでは靄がかって思い出せなかったけれど「きっとこれがメリーと俺の最初の思い出だ」木漏れ日あふれる美しい森の道で、白を司る女王様みたいな彼に贈ってもらった言葉をずっと忘れたくないと素直に願った。彼にとっては益体もないただの雑談だろうけど、自分にとっては嬉しい出来事だったと全力で表すように周囲に音符マークを浮かべる勢いで声を弾ませて。「そりゃ気の毒に。いつか湖の畔でその子のためにバーベキューでもしたいね。…待てよ、アリスってのは俺の事じゃ?」まさかアリスの役割をある日突然背負わされた人間が自分以外にも存在するという事か?何気ない彼の一言から感じた違和感は角砂糖無制限サービスによって浮かれていた脳内に一挙に現実感を思い出させ、この件についてもまた親切な誰かに教えてもらう必要があるなと頭の片隅にピン留めして。「……いいね。貴方の笑い方、とても好きだ。またそんな風に笑わせられるように、翼を生やしてくれる魔法使いでも探さないとな」夜が明けたら無に帰す駆け引き、仮面舞踏会みたいな無為な言葉遊び、幾多と経験してきたそれらの中にこれほど純粋無垢な笑顔はなかった。職業病ではなくロメオという人間として、その太陽みたいな笑顔は心から素敵だと、羨ましいと思えてじいっと見惚れてしまったが、最後にはらしくないとばかりにハッと息を吐いて軽口を。「良いこと聞いた。そのクレイジーで天才的なパティシエの名前は?」甘味に目がない自分にとって何よりの耳寄り情報に目を輝かせながらずいっと彼の方に顔を寄せて。彼だけを見る、その言葉をもちろん額面通りには受け取らず、あっちこっちにふらふらと気の向くまま綿毛を飛ばす根無し草は「引っ叩くのは一日一回までで頼むよ」せっかくこんな素敵な場所に来たんだから、当然余所見しまくってやるとばかりに垂れた目尻をぱちりと閉じてウインクを飛ばして)それはさぞゴージャスなおうちなんだろうね。だったらしみったれた俺の過去は玄関に置いていかなきゃ



96: リオ [×]
2025-10-22 22:08:09




>93 グリフォン


じゃあこれとこれと…、( 悪戯な発言は彼にはあまり効果がない。現実的で真っ直ぐ真面目に意見を返してくれる彼は今回もさらりと自分のちょっと悪い気持ちを躱していく。それはそれで別に悪い気はしないし、それが彼だとわかっているからツンと下唇を突き出すことで不発を悔しがり、その後は彼の返事に答えるように5種類のクッキーを指さしていく。だが、そんな彼が嫌いじゃないからかまた笑顔で「 食べるの楽しみ! 」と肩を揺らす。彼は本当に優しく素直だ。自分の不安にまっすぐ応える。自分だけのグリフォンにはなってくれない、彼が自分を見つけてこうして一緒にいてくれる時点でわかっていたことだった。彼はアリスに優しくしてくれる。彼の返事に顔を伏せる。笑顔で誤魔化して、自分の気持ちなんてなかったみたいに、彼を困らせないように、と考えながらも、素直に我儘を言いたい、自分だけを見て欲しいと。なんで返せばいいか葛藤していると、笑顔の彼の顔が視界に入ってきて思わず目頭が熱くなった。どこまでも優しい彼の言葉に救われたから。「 私も誘う。どこか行きたくなったらグリフォンの名前を呼ぶよ。それでまた空を飛んで色んなところに連れてって。 」彼と同じように歯を見せて笑う。でも、ほんの少しだけ、許されるなら我儘を。彼の肩にこつんと頭を当てるように寄り添い )___グリフォンの翼、あんまり他のアリスには使わないでよ。






97: ダリア、羊、グリフォン [×]
2025-10-23 01:59:47



>有咲

………あは。きみは本当に可愛いねぇ、ね。俺はちゃんと存在したでしょ?(楽しそうに頬を抓って見せては現実であることを実感する彼女に、その純粋さを受けてか楽しそうに緩さを含んだ笑い声をあげて。ここが夢じゃないこと、現実だからこそ自分が存在しているのだということ、その二点を改めて伝えるように己の姿を真っ直ぐに彼女へみせて。それから教えた役持ちについて彼女が興味を持った様子に気がつけば、その人物が己にとって親しい友人だとは言えども何でだろうか少しだけ胸がそわりとしたようで。そんな彼女が髪を括りちょこんお団子を作ればそんな気持ちは直ぐに落ち着いて「もし他の誰かに会いに行くならその髪型にしなよ。よく似合ってるし、それに、──俺とお揃いみたいだし」大きな口が頬張る一口はとっても大きい。頬を膨らませるほど頬張ればモグモグと数度の咀嚼を行って、それから見せるのは悪戯をする時に似た少しだけ悪い笑顔。彼女の髪型を固定しようとするのは自分でも気づいていないくらい小さな焼きもちからで。準備を進めようとするその様子と、一報について申し出てくれる彼女の丁寧さにもう一口大きく食べれば図書館についての説明を口にして「ご飯食べたら地図をかいてあげるね。……一報なんて要らないよ。俺が帰ったら芋虫に伝えとくし、大丈夫。あ、でも、きみからの手紙なら欲しいかも。手紙を書いてからそこの窓際にあるベルを鳴らすと、いつだって働きものの鳥が飛んでくるんだ。その子に送り先を教えればちゃんと届けてくれるんだよ」彼女の礼儀正しさに好感を持ちながら、ちゃっかりと彼女からの手紙は望むようにここでの連絡手段を教えて自己アピールをするようにひっそりと付け加えて。)俺、手紙もらって返事をしないような男じゃないよ

(/書き方のお気遣いをありがとうございます!ですが元々の書き方にも読みにくさなど少しも感じていませんでしたので背後様の書きやすい方法で続けていただければ一番嬉しいです!また今後の参考に少しでもなれば…!と当初より少し変更を入れて図書館と芋虫とダリアの家についてをまとめたので読みにくいものにはなりますがお手隙の際に参考程度に見ていただければ嬉しいです。
https://alice.mamagoto.com/設定/20251023)


>ロメオ

アンタの幸せってば随分と簡単なのねえ、メリーが拾ったからにはもっと最高の気分にしてやるから、こんなもんだと思わないでよ(他愛のない言葉のやり取り、それを彼が丁寧にリボンをかけた贈り物のように喜べば意図せずとも驚いてしまう。少しだけ瞳を動かせばまだほとんどを知らない彼のことは少しずつ知れればそれでいいと深くは追わず、その代わり根拠のない幸せを約束して見せて。それから彼がアリスについて疑問を持ったことに気が付けば自分にとっては当然の知識のそれも彼にとっては何のことやらなのだと改めて知った。「ああ、そう。アリスはたくさんいんのよ。アンタ以外にもね。残念かもしれないけどメリーの家にいるアリスはアンタだけよ。アタシ賑やかなのとかピーチクうるさいのとか嫌いだもの、余計なアリスは拾わないことにしてんの。だからアンタは特別」スラリと伸びた指先を自らの顔元に寄せればキラキラとしたパールの乗ったネイルの爪でトントンと自らの輪郭を撫でて、ストレートな褒め言葉には満更じゃない表情でその言葉をほんの少しも謙遜せずにアリガトと一声。きっと同居人も彼のことを気にいるだろうと言うのはこの短い時間の間に十分察しており、綺麗な顔でウインクをする気のいい彼の言葉も合わされば顔が寄っているのを良いことに遠慮ない力で彼の頬を鷲掴み。ぶにっと指先に力を込めながら片方の口角を持ち上げる不敵な笑みを見せて「同居人はハンプティダンプティ。早速メリーの言うことを聞かないって宣言をするおバカな犬の名前は?」ここで初めて問いかけたのはアリスではない彼自身の、彼だけの名前についてで。頬を掴んだままの近い距離で向ける眼光は鋭く、見つめると言うよりもいっそ穴を開けると言った方が正しいかもしれないくらいで。最後にはふ、と微笑みを見せながら彼へ向けていた視線が我が家へと向き、その視線の先には乙女が夢見る豪邸のような建物があり。)アンタがどこに遊びに行っても仕方ないから許してあげる。でもね、最後に帰ってくるのはメリーの家よ。家を忘れるバカ犬なんか最初からメリー要らないわ。……それで、アンタはお利口な子?それともおバカな子?

(/お世話になっております。簡易ながらですが羊邸についてまとめたページが出来ましたので共有いたします。ただ、無駄に長くなってしまったのと読みにくいかと思われますので、お暇な時にでもなんとなくこんなものかとざっと読み流して頂ければ嬉しいです。
https://alice.mamagoto.com/設定/20251022)


>リオ
(幼い子供のように不服を訴える唇に気が付きながら、それに触れることはせず、選ばれたクッキーを一枚ずつトレイに乗せて。最初に伝えた通り、彼女が5枚目のクッキーを選び終えた頃には再度笑顔が戻っていて釣られるように少しだけ口角を持ち上げて。続いて伝えられる彼女の気持ちはきっととても繊細で、簡単な返事をするのは違うことだと考えなくてもわかっていた。だから控えめなそのわがままにも直接的な返事をすることはせずに、肩に触れる彼女に触れ返すこともできないまま、そのまま会計に向かってしまって。短い間だが何やら店員に話をすると購入したはずのものを何も持たずに彼女のも元へと戻り、彼女の前に立ってから今度は遠慮なく彼女の肩へ自らの腕を回して「──仕方ないから、たまにだったら俺も誘ってやる。俺が恋しくなったらいつでも手紙をくれよ、そしたら会いに行くし、あと、そうだな、んん、めんどくせーけど、たまにだったら返事も書いてやる」そんな風に伝える声は無骨ながら彼女が向けてくれた彼女の気持ちに自分なりの歩み寄りで。そのまま肩に回した腕に力を込めると誘導をするように店の外へ歩き始めて。外に用意されたテラス席に向かえばそこには輪切のオレンジやストロベリーが浮かぶティーソーダが注がれたグラスと先ほど共に選んだスイーツが皿に乗って用意されていて。肩に回した腕を離せばひと足さきに席について、少し控えめな声で内緒話をするように伝えて)ここのティーソーダ、俺が好きなやつ。他には言ってないから内緒にしろよ



98: オルカード・エリス [×]
2025-10-23 18:41:21



>三月兎


えー急に厳しいじゃん。そんじゃ頑張るっきゃないなあ。
(彼是と甘く飾らない彼の物言いは一見辛辣だが、その率直さが芸能業に浸る己には反って心地良くて、どちらにしても機嫌良く勇む返事を打ち返す。だが此方を見詰める眼差しの意図は読みきれず、首を傾げながら目を合わせた暫し後、「犬さんじゃなくてシャチさんだって。……でも心配あんがとね、ヘアさん。嬉しいよ。」思いもよらない評価に唇を尖らせ、拗ねた顔で改めて自認を訂正したものの、それも数秒の話。その言葉の意図までは無下にせず真っ直ぐと感情を伝えた。それから提案に返ってきた言葉は、昔に読み演じた覚えのあるお伽話そのもので、「“なんでもない日、おめでとう”って?最高じゃん、クッキーだけじゃなくってワインも持ってこうかな。」そのまま記憶から引き出された台詞を軽やかに放って此方も笑い、ついでに話中に出てくる名詞に引っ掛けた品まで土産の候補に出した。――到着したのは想像以上に大きなお屋敷。「すご…でっけえ……」そこにきらきらとした興奮の眼差しを向けて感嘆を漏らした後、「おっ邪魔しまーす、と。」調子良く弾む声で訪問の挨拶を告げて彼と共に足を踏み入れる。そこから少し覗けば話に聞いた通りにお茶会が開かれているようで、童話の一員になった気分に浮かれるまま彼方も其方も忙しなく視線を回して。ふと掛けられる問いに、招かれるまま追っていた彼へと意識を戻せば、「んー?あー…歩き詰めだったかんね。まあ体力には自信あっけど……休めるなら休みたい、ってとこ?」些か悩む間を空けたのは燥ぐあまりに自覚が薄かった為。ひょいと自身の脚に目をやって窺った疲労は然程深刻でもなさそうで、しかし厚意があるなら甘えたいと正直な状態をさらっと述べ。「あ、ヘアさんこそ疲れてんじゃないの?たしか仕事帰りって言ってた…よね?大丈夫?オレ、ヘアさんに無理とかさせてない?」その後に今更気が付いた様子で顔ごと彼の方を向き直せば、屋敷までの道中に聞いた事も確かめつつ心配を滲ませた下がり眉で同じ問いかけを返し。)




99: リオ [×]
2025-10-23 22:58:05



>97 グリフォン


わっ。__手紙?( 彼と触れていたぬくもりが消え、返事のないことが彼の答えだと。なくなってしまう温もりなら最初から知りたくなかった、そう思って顔は伏せたままこの後彼にどんな顔を向ければいいのか。思案しているところに突然彼の腕が肩を回り、声がすれば驚きながらも疑問を口にする。この国では手紙でやりとりするのか、あまり勉強をしてこなかった自分にとっては字を書くことすら時間のかかるものだが、それでも彼の言葉に希望を持つように先程の曇った顔は少し晴れたようで。「 うん、手紙書くよ!あんまり字上手じゃないけど、がんばる。 」顔を上げて小さく笑えば彼に引かれるままテラス席へ。机の上に煌めくように並ぶスイーツやティーソーダに目を奪われれば店内で見たときとはまた違う高揚感で。呆然と見つめながら彼の後に席に着けば彼の控えめな声が耳に入る。内緒話みたいにそれが伝えられれば他には言っていないということに自分だけの特別ができた喜びで、ぶわっと花開くように頬を染める。自分と彼だけの秘密ができたみたいで自然と口角があがっていき、これだけで嬉しくなる自分はチョロいななんて思えば彼にそれがバレないよう両手で頬から口当たりを隠し「 誰にも言わない。 」ともごもご答え。少し落ち着いてから、いただきます、と一言伝え、まずは彼おすすめのティーソーダに手を伸ばして一口啜る。フルーツの香りと紅茶の香りが鼻を通り、ソーダの刺激がまた美味しく目を見開きながら再び口にする。言葉にせずとも美味しいことが表情にでているようで。その次はマフィンに手を伸ばし一口。ほとんど口にしたことのない甘いマフィンに顔はどんどんとろけていき )美味しい__グリフォン、これすっごく美味しいよ。今日は間違いなく幸せな1日だよ。空も飛んで、美味しいものも食べて、グリフォンとも出会えたんだ。たのしかった。





100: 天女目 有咲 [×]
2025-10-23 23:39:24

   
   
>ダリア

ええ。……安心したわ

(ほんのひとときでも、あたたかく楽しいこの記憶が全て夢として終わってしまったら、それはそれで哀しかったろう。けれど今、彼の存在と胸に灯るぬくもりが確かに本物だと証明されたようで、ほっと息をつくように笑みが溢れた。そうして食事を始めた中で、彼の言葉を受け取るとまた意外そうに瞬きを繰り返す。発言の理由を知る由もなく素直に頷くと「お揃い、だなんて言われたらもう他の髪型になんてできなくなっちゃうわね」と冗談めかしながらも、頬に浮かぶ笑みはどこか嬉しげで。実際にはもう少し丁寧に結うだろうが、兎角彼女の中で今後誰かに会いに行く時の髪型は決定したらしい。さて、目の前で食事を頬張る彼の姿は見ていて気分が良いもので。頬が膨らむ様はリスやハムスターを想起させ可愛らしくも感じる。対する彼女のひと口は彼の半分にも満たず、それでもちまちまと丁寧に食べ進めながら話の合間に小さく相槌を打っていって。地図や連絡を引き受けてくれたことに感謝を込めて「何から何までありがとう、ダリア」と微笑みはしたが、連絡手段に手紙を挙げられたことと、鳥が運ぶと聞いては目を瞬かせた。「…なるほど…って、鳥さんが?すごい…とっても優秀なのね」思わず感心したように呟く。伝えれば届けてくれるなんて、なんて賢いのだろう。有り得ないと思ってしまいそうになるが……思えば薔薇が喋る世界なのだ。もしかしたら鳥も喋るかもしれない。もぐもぐとサンドウィッチを頬張る間にもそんな考えが巡り続けて。彼の”手紙が欲しい”という言葉にすっかりその気になっていたところへ、更に甘やかな一言が重なると思わずきょとん。その後双眸を柔らかく細めては、からころと小さく笑った。)

ダリアったら本当に上手。そんな風に言われたら、余計書きたくなるでしょう?

(髪型といい手紙といい。気付けば自然と彼にに誘導されている。それが不思議と悪い気はせず、寧ろ心地好い。一先ずローストビーフのサンドウィッチを食べ終えると、ゆらゆらと揺れる紅茶の水面に視線を落とし遠い記憶を辿る。手紙なんて、幼少期にかえらない家族へ宛てたものか、将来の自分へ向けたものくらい。どちらも、待てども返事が来るはずもなく。それを理解できていなかった幼い頃の、寂しく待ち続けた記憶が飛来しては少しの間瞳を閉じた。懐かしそうに息を零すと、ゆるりと再び開いた双眸は信頼の光を宿し彼を映していて。その言葉を信じた彼女は、とても嬉しそうに、愛おしげに微笑んでいた。)

最後に手紙を書いたのはいつだったかしら。……ダリアはちゃんとお返事をくれるものね。待つ時間が好きになれそう


(/ そう言っていただけて安心いたしました!お言葉に甘えて、以前の書き方でお返事させていただきますね。
図書館と芋虫様、ダリア様のお家の詳細もありがとうございます~!一緒に他の方のお家やお店についても拝読させていただきました!どの場所も夫々の個性に溢れ、それでいて不思議の国らしく読んでいてずっとわくわくしておりました。他の方々との交流も楽しみでしたが、お店やお家を体感するのも楽しみで仕方がありません……!
素敵な世界観をさらに広げて提供してくださり、本当にありがとうございます!)

   
   

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