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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
304:
赤の女王 [×]
2025-11-21 04:16:13
>オルカード
>オルカード
(/此度も我儘な申し出であったにも関わらず、快く受け入れて頂き本当に有り難う御座います……!オルカードさんとの物語を、こうして引き続き紡がせて頂けること、とても嬉しく、有り難く思っております!。
また、次の交流についてフラミンゴと言うことで森の中、遊園地内のどちらが宜しいでしょうか。フラミンゴの性格的には遊園地内の方が積極的なコミュニケーションが取りやすいかなと思いつつ、森で出会ってから遊園地へ向かう流れも自然なのかなとも…!もし差し支えなければ、お好きな方をお選び頂き、その場面で先に歩いている方の描写を頂ければ嬉しいです。
それでは今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!)
305:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 04:17:42
>有咲
───困ったな。いなくなるつもりは無かったが、そんな風に言われてしまったら断ることなんて出来ないよ(瞬きをする。それは彼女がほんの少しだけ向けた我儘とも言い切れないくらい控えめな申し出に驚いたから。それは損得勘定ではなく、自身が彼女にこの国に残ってほしいと思うのと同じ気持ちからでた言葉だろうと、そうであって欲しいと。そう思う内容だった。ふふ、と浮かべた微笑は自信を持った凛々しいもの。彼女へ向けて握手を求めるように片手を差し出せば「長い付き合いになりそうだ。」それは彼女からの言葉を受け止めて、その上で自身のものとして約束をするように。彼女が握手に応えてくれたなら、一度立ち上がり「少し待っていてくれ」と一声を。それから席を外せば数分だけ時間をかけて、戻ってきた手には深い赤の色をしたノートとそれに添えられるクリームの白を基調として金色が映えるペンが。それを彼女へ差し出し)待たせたね。俺も大事なことを紙に書くということが好きなんだ、女の子が好むデザインとは言い難いんだが、きみが好きなものを買うまでの間として使ってくれ。
>陸
うちは金が欲しいっちゅう奴らに金を貸したる、っちゅうのが仕事や。けど、返せるええ子ばっかりやないねん。悲しいことやけど。返せへんっちゅう人らには何で返せへん間のカバーをして貰ったらええと思う?無い袖は振れへん、金がない奴から金は回収出来ひんやろ?(真剣な様子で説明を聞く姿は雛鳥が一歩を踏み出すための知恵を集めているようで悪い気はしない。ただ、この子は誠実に学ぶ気持ちはあるが実践には弱いのだということをその笑顔が教えてくれた。折角練習する不器用な笑顔をからかうことはせずに、先に彼が責任をそれで払わないで済むように説明をすることにした。「一日が24時間っちゅうのは皆平等やと思うてる?ちゃうで、俺らは人の時間も自分のもんとして使える。意味わからんやろ、見せたろか。」懐から取り出した小さな瓶には利子として奪った誰かの“時間”が金色の粒として入っている。それを一つまみ分自らの手のひらに落とせばその粒はすぐにすうと消えて、──時間が止まる。音がすべて消えた空間で、二人だけが動くことができた。口元の笑みを強めれば「今この世界で動けるの、俺らだけやで。」テーブルの上の砂時計に手を伸ばして逆さまにする。しかしその砂は少しも動かず、時間を刻むことをしなかった。そして静寂の中、クイと顎で窓を示せばよりわかりやすい証明を口にして)空飛んでる鳥もそのまんまや。見といで
306:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-21 04:18:42
>ユリーシャ
………、ふふ。嬉しいけど、少し照れますね(脈絡がないように思えるほど唐突に“彼女”についてのことを教えられれば、その一つ一つを聞き漏らしてしまわないように確りと胸に残す。最後には好きなものとして、そっくりそのままの見た目を持つ片割れとの唯一の違いで自分だけの色を挙げられると、思わず言葉を返す事ができなくなってしまった。それは純粋な気持ちでの嬉しさと、それだけではなく彼女のことを“アリス”として早くこの国に捕らえてしまいたいと思う気持ち、反するように“ユリーシャ”としての彼女をもっと知りたいと思う気持ち。それらが混ざり言葉を選ぶ事ができずに数秒の沈黙と、それを誤魔化すように笑い声を落としてから口にして。暫く歩いて到着したのは一つの扉の前で、ぴっとりと寄り添う彼女を離すのはなんだかもの寂しいと感じつつも「お待たせしました。ここが貴女の部屋になります。この扉は貴女にしか開けられないので、僕が迎えに来た時は開けてくださいね」声をかけてから抱えていた軽い体をそっと降ろし、軽さをもった声ですぐに来るだろうその場面を想定したお願いをして。それから約束をするようにパチリとウインクをしてから付け加えて)もちろん、その時はリボンとメッセージカードのついたプレゼントも一緒ですよ
>ロメオ
ダメだ!__俺はアンタのそういう優しいところ好きだけど、優しさと無鉄砲は違うだろ。だから今はまだダメ。あれはそう言うんじゃない。好奇心が強すぎる猫はなんで自分が殺されたかもわからないまま殺されるぞ(彼が断片的な情報から真実に少しでも辿り着こうとするのを心臓を爪の先でカリカリと掻き毟るようなむず痒さで感じ取る。真実を知らない彼が持ち前の善意で“それ”に近づいてしまう可能性を前に、思わず感情的な声が出てしまった。鋭い犬歯を覗かせるようにひと鳴きしてからボツボツと言葉を抑える事ができずに確信を得ない独り言にも近い発言を並べてしまう。それは薬物依存者が禁断症状に怯えるような不安定さが垣間見える、異常な反応にも似ていて。明らかな動揺を抑えてくれたのは彼がそんな自身に向けて共犯者になると言葉なく伝えてくれたからで、眉尻を下げてから「ごめん、取り乱した。……けど、約束して。絶対一人で夜中の遊園地を歩かないって。いつか絶対、俺の言葉で説明するって俺も約束するからさ」彼と話をした中で優しい男だと言うことは十分知った。それだけじゃなくて筋肉の乗った体に見合う自信を持っていることも。彼がか弱い少女じゃないからこその油断が命取りになるのだと言うことをどうにかして伝えたくて、互いの約束という形で持ちかけて。近づく距離、そこで聞こえた吹き出し笑いに視線を向けてから釣られるように口端を上げて「馬鹿だなあ、俺が誘うの珍しいのに。──いいよ。それくらいなら喜んで」ぽん、と緩く握った拳で差し出されている彼の拳に触れる。いざと言う時の最終手段として提案したそれが思いがけない方向からストップがかかると、悪い気どころか嬉しくなった。そんな話をしながら歩いていれば次第に見えてきたのは洋館にも似た建物、しかし決して羊邸のような豪華さはなくてどちらかといえば子供が夢を見るようなポップな雰囲気で。ハートの形をした扉にてをかければ目的の物について口にして)ここがうち。蝋燭とマッチ、すぐ用意するから少し休んでったらいいよ
307:
赤の女王 [×]
2025-11-21 10:10:58
■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87
■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0
■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1
■ 手紙 ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%89%8B%E7%B4%99
■ 常時イベント ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/
これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。
皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。
>どのお時間でも登録アリスをお待ちしております。
>只今の時間リアルタイムでの反応が可能なので、無登録アリスも大歓迎です
308:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-21 12:04:04
>芋虫
(彼の返答と表情に、心底嬉しそうに双眸を細めると自然と唇は柔らかく弧を描いた。差し出された片手を躊躇うことなく握り返すと「ええ。末長くよろしくね、先生。」親しげであたたかな声色で紡がれた言葉には覚悟と安心も乗せられていて。今後の結論を出したからこそ、手を離す頃には胸の内はスッキリと軽く、同時に熱が宿っていることも自覚し。立ち上がり席を外した彼を見送りながら、握手の余韻に浸るように手のひらを見詰める。やがて戻ってきた彼の手にある深紅のノートと優雅なペンに瞬きを。差し出された瞬間、瞳は柔らかく揺れて。)
まあっ、素敵…! 私、このデザインすごく好きよ。それに__…ほら、先生みたいで嬉しいの。瞳の赤とリボンの白。……ね?
(それらをそっと受け取ると指先でノートの表紙を撫で、吸い付くように馴染む赤に笑みを零した。嬉しさの滲む声で言葉を紡いでいくと、彼を指さす訳にはいかないから自分の片頬にそっと人差し指の腹を添えて瞳の赤を示し。次いで首元に触れリボンの白を示す。にこりと微笑んでは、再度ノートを両手で抱きしめるようにして小さく幸せそうに肩を揺らし「また宝物ができちゃった。大事に使わせてもらうわね」そう言葉を残して。他の質問は、とも思ったがすぐには思いつかなかったらしい。現時点で色々と教えてもらったことが多いからこそ、欲張りすぎて分からなくなってしまうように控えて。代わりに彼を見つめては小さく首を傾げてみせた。)
聞きたいこと……は、これくらいかしら。先生のお時間をいただけて嬉しいわ、ありがとう。……逆に先生が私に聞きたいことはある?
>タスク
(仕事の話となれば、自然と背筋が伸びる。ゆるかった視線は真面目な色へ変わり、時折相槌を打っては聞く姿勢も崩さない……けれど、時間の話になれば呼吸が一拍遅れて。見せる、という言葉に瞳は吸われるように彼の手にある小瓶へ向けられる。取り出された金色の粒が、音もなく空間へ溶けた刹那……室内を満たしていたはずの音が全て消えて瞬きをひとつ。不気味な音楽も、外の風の音も、波や船の軋む音すら、すべて。不気味な違和感に瞳の奥が微かに揺れた時、彼の言葉と共に逆さにされた砂時計を見れば……珍しく双眸瞠目。目以外の表情こそ変わらないものの、瞳は微動だにしない砂時計に釘付け。言われるがまま、小さく頷いてから窓辺に近付き静止した風景を目の当たりにすると「……マジか」思わず短く零れた言葉は酷く小さなもので。誰かの時間を、使う感覚。その人が過ごして何か成し得られたかもしれない時間。大事な時間をこうして担保に差し出せてしまう世界の仕組と、今のように勝手に使われるかもしれない恐怖がじわじわと身に染みて。)
……恐ろしいの。誰かの時間を、今俺らが使って消費しよる……んじゃな? これ、…寿命みたいなもんなんか?
(窓辺からソファへ、腰を下ろして再度小瓶を見つめると小さく首を傾げる。恐ろしいと感じながらも、口は止まらない。大切なものを扱うことになるからこそ慎重なのだろう。失敗しても次に活かせれば良いし、失敗しなければ気付けないこともある。だから悪いことでは無い…と今迄考えていたが、ここではなるべく失敗はしたくないと心の底から思う。客の為にも自分の為にも。真っ直ぐに彼を見詰めては、その答えを待ち。)
309:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 15:55:03
>有咲
本当だ、確かに似ているかもしれないな。──この濃い赤色が好きでね、物を買うときにはつい選んでしまうんだが、きみが迷った時の支えになれるならこんなにも嬉しいことはないな(差し出したそれは少しの間でも彼女の役に立てばいいと思ってのこと。それを宝物だと話してもらい、増してや自身の持つ瞳とリボンの色に重ねられれば無自覚に選んでいたから、彼女に気付かされたことが少しだけ照れ臭い。少しでも彼女がこの国で生きるための手助けになればと思ったものが、自分の代わりとして彼女の支えになれるのなら誇らしいと感じた。途中、ははっと声を上げるように笑ったのは純粋な気づきと少しの照れ臭さからで、彼女の宝物に含めてもらえたことを喜びながら「だが、本当に困った時には本物の“先生”を頼るんだよ」最後には自分が彼女の支えになることを伝えて。首を傾げながら伝えられたその質問に、ふむと考えるような間を置くと彼女の髪型を乱さないように気をつけつつ距離を寄せるように首元に手を添えて気取ると言うよりも屈託のない笑みを見せつつデートの誘いを持ちかけて)きみがよければ、次は俺にきみの時間をもらえないか?
>陸
アッハッハ!!!!これが堪らんねん。……おもろいやろ、時間も金もこの世界では平等と違う。(時間が止まる。文字通りに動きを止めた秒針と、この世界から切り抜かれたように静寂の中で戸惑いながら動く彼を見れば少しも我慢することなく大きな声をあげて溌剌とした楽しそうな笑い声を高らかと上げて。それから程なくしてテーブルの上の砂時計が砂を落とし始めた。パラパラと落ちる砂や、止まったままだった鳥がどこかへ手紙を届けるためにその動きを再度始めればそれが時間が動き始めた証拠となって。くつくつと喉の奥を震わせるように噛み殺した笑い声を余韻のように残しながら、たった今、二人きりで使ったこの時間がどうしてそう使われたのかを理解して、その意味に恐れを持つことが大事だった。頭の切れる彼がその意図を汲んでかどうか、しっかりと恐れと時間の重みを理解してくれたことが伝われば愛想のいいにっこりとした笑顔を見せて「時間も金も、生涯で持てる分っちゅうのは決まってるんちゃう?ほなこれは金を払えへんやつが代わりに出した時間で、その時間は文字通り身を削って出してくれたものになるわな。」なんてことのない明るい声色で世間話のようにするのは肯定。少しだけ頭を傾けては無理なのを知った上でその言葉も添えて)あんたが失敗して金を回収し損ねた、っちゅう時もあんたが“金”で利子を払えるんやったら問題ないから安心しぃや。そもそも余計な情を持たなかったらええねん。へーきへーき、あんたお頭がええ子みたいやし、すぐ一人前になれるで
310:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-21 17:58:00
>芋虫
あら、先生の”好き”も詰まってるのね、素敵。 ……頼りにしてるわ、先生
(彼の好きな色を記憶すると同時に、深紅という色が自分の中で彼そのものの色に思えてきてしまって。これからも支えてくれるというその申し出も嬉しいもので、また大切そうにノートやペンに触れては澄んだ蜂蜜色に彼を映してはにかみ。やがて首元に触れた手の感触に擽ったそうに片目を細める。降ってきた思いがけない言葉に驚いたようにぱちぱちと瞳を瞬かせては、頬はほんのりと朱を帯びていって。いつかの自分と同じことを望まれるのは純粋に嬉しく、またこうして二人の時間が約束できる喜びを花が咲くような笑みで表現しては。)
ええ、喜んで! 先生のために時間が使えるなんて嬉しいわ
(すぐに頷き嬉しそうに言葉を紡いだ。こうして話すでも、どこか行くでも、お手伝いをするでも、きっと何をしても楽しそうだと胸の内を弾ませつつまた親しげに微笑むと穏やかな声色で。)
その時は先生のアリスだから、何でも言ってちょうだいね
>タスク
(部屋に響く、彼の楽しそうな笑い声。なんだかおちょくられたようで笑い過ぎだと唇を尖らせそうになったものの、その後に続いた言葉を呑み込む為に口は閉ざされて。少しすれば世界は音を取り戻し、ぱらぱらと落ちゆく砂に安堵すら覚える。あんなに恐ろしいと思ったのは初めてで、それを見られたことが妙に気恥ずかしく片手は自然と項に触れ気を紛らわすように軽く掻いた。相変わらず愛想のいい彼の笑顔を眺めつつ、軽く告げられた問の答えを飲み込んでは心を落ち着かせるように珈琲を少し胃に流し込む。頭を傾げたことで、彼のふんわりと柔らかそうな白茶の髪が揺れて。絶対に無理なのをわかっているであろうに言葉にされれば悔しげに小さく唸りながらも、彼が言うと本当に平気になれる気がしてしまうのも事実。僅かに身を乗り出しては、その綺麗な海色の瞳を真っ直ぐ見詰め言葉を紡ぐ。意地と憧れ、幼いほどの素直さも織り交ぜ。)
んぐ……。兄さんが言うならすぐなれるじゃろうし、そうなるよう努力は惜しまんよ。…兄さんにもすぐ追いついてみせるけ
(軽く瞼を伏せては目標であり憧れである彼の笑顔を裏に描く。確かにいち早く一人前にならなければならないが、今は赤子同然でいられる貴重な時間でもあるわけで。今しかできないことをするのも良いだろうと思い立ち、幾分か甘さを含んだ声を発してはほんのりはにかむような笑顔を見せる。なめられないようにするための笑顔のつもりではあるが、どちらかと言えば無防備に近い表情で。)
しっかりできるようになったら、その分もっと可愛がってくれな
311:
オルカード・エリス [×]
2025-11-21 20:07:13
>304 赤の女王様、フラミンゴさん
(/いいえ、私もこの不思議の国にオルカードと共に居られる事、まだお話を綴らせてもらえます事、大変な幸福と心から歓喜しております……!
遊園地か森の中か……どうにも迷ってしまって仕方ありませんが、今回は森の出会いからにさせて頂きました。ただ、フラミンゴさんとコミュニケーションを取る上ではやはり遊園地の方が良いだろうとは考えています故、出会い以降はさくさくと遊園地の方へ場所を移し、園内を巡りつつお話出来たら良いなと、ふわっと何となくではありますがそんな流れを構想しております。それでは、またこれより精進して参りますので、何卒今後も宜しくお願い致します!)
(涼やかな水辺を離れてから体感で恐らく一時間か二時間ほど。実際にどれだけの時が過ぎたのかは扨置き、現在は森の中をのんびり進んで、その時折に立ち止まっては首を傾げる。「――うん、迷ってんね。」何度目かの傾ぐ仕草の後、何でもない事のように溢した独り言は自らの問題ある状況。彼方の木々に此方の茸と興味の赴くままに足を動かした結果、行く道も戻る道もすっかり見失ってしまって、近くに人や建物の気配も感じられない。少々ばかり唸って周りに視線を回し、ふと視界に入った桃色の花の前へしゃがみ込み、「なあ、フローラちゃん。どっか面白そうな所に行ける道とか知らない?」あの綺麗な銀の兎に道を拓いた薔薇のように、この愛らしい花も話を聞いてくれはしないかとほんのり期待して、些か軟派じみた甘い調子でそれに愛称を付けて問う。そのまま十秒程度は見つめていたものの、「……なーんて。ま、何とかなるなる。ごめんなあ、急に話しかけちまって。」ふっと冗談に笑って立ち上がり、木漏れ日の差す天を仰いで大きく伸びを一つ。それからその花へひらりと軽く手を振って別れを所作で告げ、「んー……こっち行っとくかあ。」改めて周囲をぐるりと見回して、目の前に在る道の内から一つを勘で選んで再び足を上げる。ついでに記憶から引っ張り出した“ロンドン橋”や“羊”を含むマザーグースの幾つかを繋げて口笛で奏でて、地を踏む音に拍子を取って、迷う道中も上機嫌な自身の呑気さで彩りながら歩んでいき。)
312:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 22:03:41
>有咲
(持ちかけた誘いは気の良い友人からの遊びの誘いとして受け入れられたらしい。ほんのりと染まる頬は少しは自身のことを気に留めてくれたのかもしれないけれど、それよりも紡いだ約束をこんなにも喜ばれてしまうとそれ以上の修正や強引な言葉は無粋なように思えた。穏やかな声色で伝えられたその言葉が彼女からの純粋な信頼を表しているようで、鏡写しのように優しく穏やかな微笑みを釣られるように見せて「きみを喜ばせるような素敵な場所を考えておくよ──お。ダリア、用事は終わったのか?」彼女が喜んでくれるならその期待に応えられるような素敵なデートにしようと心を決めたところで人が帰ってくる気配がした。彼女に触れていた手はそのまま顔を上げて声の方へ顔を向ければわかりやすく彼女との距離を作ろうとする弟分に思わずハハハと楽しそうな愛情深い笑い声をあげて「この子は一生懸命仕事を頑張ってくれたよ。……え、あ~。それは仕方ないな」彼女に触れていた手を下ろして伝えられたのは断ることのできない内容だったからこそ残念がるような声で)
ダリア:
ねえ、アリスってもう帰っちゃったの?図書館寄ってから来───アリス!。芋虫!距離の近い男は嫌われるよ、それでなくても芋虫は馴れ馴れしいんだからさ(別件で向かっていた用事が終わったのだろう戻ってきた自宅、その前には図書館に立ち寄っていたようでそこにいなかった彼女と彼の姿にその声は甘えを含んだ拗ねるような音をしていて。リビングにて見つけたのは芋虫が彼女に触れている姿だったからか反射的に大きな声が上がり、直接的な嫉妬を向けるのは照れ臭さから出来ずともそれらしい理由を並べて二人の距離を離そうとする声掛けで。大きな作りの口がへの字になるように不満げに落とし、目元を顰めて「白兎が芋虫に頼んでる資料を届けてって。急ぎで欲しいって言ってたよ」それを話しながらわざと割入るように二人の間に収まって、揶揄うような芋虫の表情にべ、と舌を出してから彼女へと笑みを向けて挨拶を口にし)ただいま、アリス。
>陸
…………お。ええ武器を持ってるやないか。(素直に恐怖を受け止める事が出来るのは良い反応、ここで強がってそれを恐れなければ学びを得ることは出来なかっただろうと思うからこそ尚の事。身を乗り出した彼が余所見をせずにこちらをまっすぐに見つめながら見せたはにかむ笑顔、それは不器用に無理やり浮かべたものではなかったからこそ懐に入り込むのにぴったりだった。どちらかと言うならば自身が特に可愛がる同居人がよく使う手法に似ていて、無防備な反応はこの男にとって“効果のある武器”になるらしい。「しっかり出来ることだけが結果と違うで。しっかり出来んくても、頑張ろうとしてたんなら俺も大工もあんたを可愛がるわ」回答として送るのは素直な言い分ではないが彼のことを認めるという内容で。すっと立ち上がれば彼のことを見下ろしてから「ほな部屋に案内しよか。……せや、あんた。珈琲淹れるんは上手かったけど、食うもんも作れるんか」彼がここで過ごすための場所へ案内するつもりらしい。ふと眉を持ち上げるとこの国についてでも、仕事についてでもない、彼についてを問いかけて)
313:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-21 23:54:38
>トゥイードルダム様
(自分より大人に見える相手がきちんと言葉に耳を傾けてくれて、それだけでなく反応を返してくれる。それを当然だと思いながらも、彼の感情を動かしたという事実にはまるで自分の言葉が小さな魔法になったみたいに感じて、胸の奥は不思議な満足感を覚えて「ユリの言葉がちゃんと届いたのね」彼の胸元に頬を寄せたまま、指先で服の布地を縫い目に沿ってなぞる。まるで何か模様を描いているように意味のない線を描き遊んでいると丁寧に地に降ろされて。従順にされるがままに受け入れるもやっぱり彼の腕の中は居心地が良くて手放し難く、彼の袖をそっと抓んで、くいと軽く引っ張り距離の空いてしまった顔を見上げて「ユリがお部屋にいなくても、プレゼントだけ置いて帰ったりしないで。」贈り物は大好き、けれど彼が自分の前に現れて声をかけて目を合わせてくれることが何より心地良いと知ってしまったから、もし彼に会えずに物だけが残されていたらという想像は綺麗な夜空みたいな彼の瞳が自分の存在をすり抜けてしまうようで、ほんの少し怖かった。声は命令のように真っすぐでありながらどこか甘えるような柔らかさも含み、そっと後ろ手に扉を開けて「またね、ダム。メッセージ楽しみ」そう言い添える顔は口角を柔らかく上げているのに目元は悪戯な笑みを描く、まるで心の奥にしまった宝物をちらりと覗かせるように。ひとときの別れの余韻よりも次に受け取るものへの甘い予感を滲ませて、冷たく無機質な病室とはきっと正反対なお部屋に心躍らせるだろう)
>チェシャ猫様
(彼の声が鋭く跳ねた瞬間、胸の奥で小さな鐘が鳴ったように立ち止まる。警告の言葉は刃物のように鋭いが、その刃の裏にあるのは友を守ろうとする必死さだと直感し、心の中では熱い鉄を水に落とした時のようにじゅうと音を立てて感情が沈静化して、戸惑いや反発ではなく自分の身を本気で案じてくれているのだという改めての実感が湧いて。同時に、彼が声を荒げて牙を覗かせた瞬間、本能的にこのまま放っておけないとも感じて。琥珀の目には、親友の不安定さが凍った湖面に走る亀裂のように映る――表面はまだ保たれているけれど、その下には深い水圧が潜んでいるのだと。「…分かった、約束する。俺はわざわざ石橋を叩いたりしないが、渡るべき時を待てる男さ」軽く息を吐いてから片方の手をひらりと上げて。それは降参の合図ではなく、きちんと聞き届けたから安心してくれという静かな応答の仕草で、優しさと無鉄砲の境界を指摘してくれた彼のお陰で拾った命を有効に使うと胸に誓って「チェシャは硝子細工みてえだな。ふとした拍子に壊れちまいそうだが、俺は壊さず支える道を選ぶぜ」だからいつでも寄っかかってきな、と隆々とした上腕を見せ付けるようにガッツポーズを取ってニカリと笑って。なんだか彼の印象とは少し異なる気がする形の扉に思わず茶化すような口笛を鳴らし、遠慮の欠片もなく誘導に従うつもりで)君のうち、って妙に安心する響きだ。お言葉に甘えてお邪魔するぜ
314:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-22 01:27:32
>芋虫、ダリア
…もう、先生がいるだけで嬉しいの、に、__ダリア!
(彼の時間を強請った時にダリアの同伴を提案されたからこそ、今回ももしかしたらダリアも一緒かもしれないと思っていたようで。けれど純粋に二人でのお出掛けとわかった途端、意外だったのか不意打ちのように言葉も甘く聞こえ始めて。そのせいか、触れられている箇所が熱を帯びたようにも感じてしまう。単なる遊びの誘いだろうに変に勘違いしてしまいそうで、恥ずかしくなって頬は再び紅潮。”嬉しすぎて死んじゃうわ”なんて軽口めいた口調で続けようとしたけれど、誰かの気配に言葉は止まり同じように顔が向く。やがてひょこりと見えた姿にパッと表情は華やいで。愛情深く楽しげな芋虫の笑い声と、出会った時より素直で幼く見えるダリアの表情に彼等の親密度が高いことが窺えて。一連の流れに微笑ましそうな眼差しを向けくすくすと肩を揺らしつつ、挨拶をしてくれたダリアへ柔らかな微笑を向けては会えた喜びの滲む声色で言葉を紡ぎ。)
ふふ。おかえりなさい、ダリア。先生が少し早めに区切りをつけてくださって、ひと足先にお邪魔してたの。また会えて本当に嬉しいわ
(用事を終え帰宅する前に一度図書館に寄ったらしいことがわかったからこそ、ごめんなさいねと苦笑もしていて。嫉妬めいた仕草がなんとも可愛らしくて、そして彼もひと仕事終えた労いとしても、そうすることが当然かのように頭を撫ぜるべく手が伸びる。もし止められなければ柔らかな髪を梳くようにして優しく撫ぜ終えた頃、芋虫へと顔を向けては多忙さに驚きつつ折角三人集まれたのにと、仕方の無いことだけれど少し残念そうに眉尻も下げて。)
資料まで頼まれてるのね…!急ぎで、ってことは……すぐ向かわれるのかしら?
>タスク
……優しいの。頑張りもちゃんと見よってくれるんじゃな
(もうすっかり懐いてしまっているのだろう。薄らとでも一度和らいだ表情筋は比較的素直なようで、微かに驚いたように目を見開いては照れ臭そうにまたほんのりと口元に笑みが浮かぶ。それでもまた少しすれば元の表情に戻ってしまうが。ただ、返ってきた答えに意外そうに瞼が小さく震えるとぽつりぽつりと言葉を口にする。結果だけが全てだと言い聞かせられていたからこそ、酷く優しい言葉に胸の奥はまたあたたかくなり。やがて立ち上がった彼を一度見上げてから、追うように立ち上がると問い掛けに対しこくんと頷き。「…ん、作れる。自炊はようしとったし。……、…魚も捌ける」ひと通りの料理は嫌でもやってきたし、他に趣味もないからか、生きるに直結する睡眠や食に関しては割とこだわりがあったと思う。故に淡々と答えつつ、ふとこの環境のことを思えば使えそうな要素もひとつ加えて。)
……嫌じゃ言われにゃあ、毎日でも作るけ。ほいで、タスク兄さんは何が好きなん
(世話好きな面でも出たか、率先して作ることを申し出つつ彼の好みを問い掛けた。折角作るなら特に喜んで欲しいという気持ちが強いようで。)
315:
フラミンゴ [×]
2025-11-22 01:35:42
>オルカード
随分ご機嫌だけど、……迷子のアリスってお前であってんのかァ?(眉尻が落ちた困ったような形の眉毛と花から聞いていた話と違うから疑問に抱くような様子で頭を傾けて口笛を奏でる彼に声をかけて。自らのうなじの辺りを指先で撫でながら花が教えてくれた“迷っているアリス”と言う情報とは重ならず、傾ける頭が少し深くなったところで「ア゛~、行きたいところがあるんなら案内してやるョ。どーする」キョロキョロと周囲を見渡したのは周辺に他の役持ちがいるかどうかの確認で。しかしいるのは彼一人で間違いがなかったから、問いかけるように送る声は控えめで首元に当てていた手を下ろして、視線を向けると言うよりも彼の顔から少しした辺りに落ち着かせるように目を向けて)
316:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-22 01:41:20
>ユリーシャ
プレゼントを貰って喜ぶ貴女の顔が見たいんです。それを見逃すようなことしませんよ(暫くの間腕の中にあった温もりが離れてしまうとなんだか無性にもの寂しく感じてしまう。そう思っていたところで甘い砂糖に漬けられた花びらを食べた時のような、そんな甘い言葉をもらうと彼女に会いたいから会いにくるんだと言う意思表示を。このまま別れてしまうのが名残惜しいと思うほど、正直に後ろ髪を引かれている。きらきらとした水晶のように綺麗で無垢な彼女のことを他の誰かに見つかってほしくないと、そう思っている自分の気持ちに気がついた。彼女が部屋に入ってしまう前に距離を近づけるように身を寄せて、形が良くて綺麗な額へ口付けを落とし締めくくるのは不確かな次回を期待するものではなく、確定するように伝える言葉で。それを証明するように自身の被る帽子を彼女の頭へ被せてしまえばそれを託してから寄せていた体を下げてひらりと手を振って)すぐに会えますよ。──それ、僕の大切なものなんです。預かっていてください
>ロメオ
………ん。硝子細工ぅ?自分より年上の男相手によーく言うなあ(感情を抑えることができなかったことで空気を悪くしてしまったと自覚があるからこその反省を。感情がそのまま乗るように尻尾がだらりと地面に垂れたところで彼から突拍子もない例え話が出てくるとふざけて見せるような彼の動作を見てからからりと笑って見せて「頼もしいけどそんな繊細なもんじゃないし、俺はクレバーな男だから力はないけど頭で安全な道に導いてやるよ」筋肉が目立つその腕をポンポンと軽い力で叩いてからその手で自身の頭をトンと指差して。自身にとっては慣れ親しんだ我が家への帰宅だからか扉を開くとすぐに目を引くのは広々としたリビングの真ん中を占拠する大きなメリーゴーランドで。ただそれだけじゃなく、床やソファの上といった至る所にラジコンやブリキ人形といった細々とした玩具が落ちていて。そんな状況を見ればあちゃー、と両目を細くしてから「うち片付けすんの苦手なのしかいなくてさ、何踏んでも怒んないから怪我だけしないで。」と注意を一つ。彼が今きた家とは全然違うだろう我が家に少し肩を竦ませて「メリーが見たら卒倒するだろ。」と笑い飛ばすように口にして、“ほい”と声をかけてから投げ渡すのはトランプのハートのクイーンが描かれたマッチケースで。スライド式のそれの中にはまだたっぷり中身が残っているマッチがそのまま入っていて。悪びれると言うよりも笑い飛ばすような声色でもしもの可能性を先に伝えて)それ使ってないから持ってっていいよ。使ってないから火がつかなかったらゴメンな
(/お世話になっております。ユリーシャちゃんとの交流の方がキリが良さそうでしたので一度回収をさせて頂ければと思います…!無垢で愛らしいユリーシャちゃんにダム共々ドキドキとときめいておりました…!次の交流ですが事前に受けていた流れで進めるなら赤の城に滞在している役持ちでしたらどれでも大丈夫なのですが、興味のある子は居ますでしょうか。気になる役持ちが居ましたらどうぞ遠慮なく言ってください!)
317:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-22 09:43:37
>トゥイードルダム様
(不意打ちのように額に触れた柔らかな感触はまるで夜空にひとつだけ落ちてきた星の光を受け取ったようで、何が起きたのか一瞬分からなかった。だいすきな赤の女王様がくれた祝福と同じ仕草なのに、そこに込められている思いはなんだか似て非なるもののような気がして、自分の中で整理しきれず正体も掴めない情動は淡く戸惑うようにきょとんとした表情に溶けていって。決して不快なものではなく、むしろその反対だったから袖口を柔く掴んでいた手にきゅっと力を込めて「今の…好き」新しく好きなものを見つけた幸運や高揚に自分自身の感情が追い付いていないのか、ぼんやりとした声で、でも内容は真っすぐシンプルに伝えて。自分には少しオーバーサイズの帽子をそっと頭に乗せられて、彼と離れる少しの寂しさを塗り潰すような特別な役割を与えられた気がして、目許はつばで隠れていても口元にふわりと笑みを浮かべる。帽子の重みは軽いのに心の奥には不思議な温もりが広がっていって、まるで彼の手のひらごと預けられたような感覚にとくりと胸が鳴って。「ユリはね、すぐ物を失くしちゃうんだから」帽子のつばに指先で優しく触れ、遊ぶようにくるりと少し傾けて。まるで自分のものにしてしまったかのような仕草で、片目だけを覗かせるように悪戯っぽく彼を見上げる瞳は、秘密を隠した宝箱の鍵穴のように最奥に確かな光を小さく宿して、覗き込む者を誘うようなすぐの再会を願う言葉で締め括って)
>チェシャ猫様
そういう君には俺が何歳か当てられるのかよ?
(ずっと同年代だとばかり思い込んでいたからこその気安い態度だったが、年上と言われるとぱちりと目を瞠って。顔立ちや髭のせいで実年齢より上に見られがちだからこそ言われ慣れていない発言に、気恥ずかしさを誤魔化すように挑発的な言葉を笑い交じりに返して。彼は繊細ではないと言ったけれど、人は鏡が無ければ自分の顔も分からないのと同じで、自分から見たチェシャ猫という存在の印象はまた彼の自己評価とは異なる。とはいえ食って掛かることはせず「じゃあ俺達完璧なコンビじゃねえか」と楽しそうに返すに留めて。彼の家がどんなか想像はついていなかったけれど、きっと何を思い浮かべていたとしてもメリーゴーランドのインパクトには敵わなかっただろう「君も乗るのか?」その設備を指さして彼の顔を見ながら純粋な質問を。あちこちに散らばる玩具はメリーの家とは趣の異なる生活感を醸し出していて何だか微笑ましく、ラジコンの一つを拾い上げてまじまじ観察しながら誰のためのものなのだろうかと思索して。同居人の双子は子供なのか、はたまた〝人形〟の暇を慰める贈り物候補なのか、あれこれ考えながらも口をついたのは「飯に困ったら片付けしに来ようかな」とちゃっかりしたアイデアで。こちらの注意を引こうとする声に顔を向け、反射的に手を出して受け取ったそれを見て「ほんとに女王様が好きなんだな」と愛おしさを含んだ感想を落としてから「ありがとな。助かる」感謝を示すように敬礼のポーズを取って、そのまま手を前にスナップさせるようにして。眠る前の儀式に必要な火が点かなかったら、それはそれで困るが一晩徹夜するだけのこと。深刻さの欠片もない、冗談だけを詰めた軽い口調で)そん時ゃチェシャの枕元に立ってやる
( / こちらこそ大変お世話になっております。紳士的な振る舞いの中に可愛らしさのあるダム様、とっても素敵でした…!最後に帽子を預けて下さったところは背後共々きゅんとしました。素晴らしい交流をありがとうございます…!次についてですが、赤の城の皆さまでしたら黒兎様か赤の騎士様と交流させていただけますでしょうか。今回でも次回以降でも構わないのですが、いつかムカデ様ともお話してみたいなと思っております。差し支えなければ眠れずに夜中のお城をさまよう場面をお出ししますので、主様に不都合なければお申し付けください。)
318:
オルカード・エリス [×]
2025-11-22 18:26:42
>315 フラミンゴさん
(知っている唄の最後の一節まで高らかに吹き終えて、さてもう一周と息を吸った所に声が掛かる。それに足も口笛も一旦止めてそちらを振り向けば、少し前に話しかけた花よりも淡い桃色が視界に差した。「おっと、こんにちは。そうそう、オレ迷子。今何処歩いてんだかさっぱりなんよ。」この森に入ってから初めての人影に瞬いた後、この迷路を抜ける手掛かりをようやっと見付けた喜びが咲く口元で問いを肯定しつつ、然程深刻でもなさそうな茶目っ気混じりの仕草で肩を竦めて。続け様に先程までと変わらない軽やかさで彼の傍に歩み寄ったのと丁度、届いたのは願ってもない申し出で、「え、良いの?やった、あんがとお兄さん。そんじゃあ楽しそうなとこ……あ、そうだ遊園地。オレ遊園地行きたい。」問い返した音は驚きより嬉しさが大きく上回って、行き先を迷う様は何処と無く燥ぐ色さえ含まれていた。間も無く場所を決めたその次、「案内してよ、お兄さん。」自らの背を屈め合わない彼の視線を下から掬い上げながら、屈託無い輝く笑顔で彼からの厚意に素直に甘える。それから直ぐ様姿勢を持ち上げ、「いやあ、お兄さんに会えて良かった良かった。もうこのまんまなら野営かなーって覚悟してたし……ホント助かった――」呑気極まりない長閑さで改めてこの幸運と彼への感謝を、冗談とも本気とも付かない思案も交えて渡す途中で、はたと気が付いた。「……あれ?なんで迷子って知ってんの?オレさっきの今まで一人だった……よね?」 振り返って見るのは今まで歩いてきた道。間違いなく人っ子一人気配さえ無かった筈で、しかし出会い頭に彼は“迷子か”と問うた。よもや本当に花と話せる等とは露知らず、只々湧き上がる疑問符を戸惑いの淀みと共にぽろぽろと落としては、その解決の助けに彼を窺い。)
319:
ダリア、タスク [×]
2025-11-23 18:51:19
>有咲
(挨拶を送った彼女が見てわかるほど喜びを声や表情に表してくれた事が嬉しくて拗ねるような表情はすぐに普段浮かべているような緩やかな微笑みに代わる。そんな彼女の手が自らに伸びてくるとその意図を察してす、と頭を下して彼女が撫でやすいようにと頭を寄せて。そんな風に甘えることに関しては恥もプライドも無いようで寧ろ芋虫へその様子を自慢するように誇らしそうにすらある表情で目を向けて。それすらも“よかったな”と言葉なく訴える芋虫の眼差しで返されると愈々不貞腐れていた気持ちがすべて消えたようで「なんか前に話してた本が欲しいんだって。──待って。待って待って。アリスは帰らないよね、折角会えたのに一緒に城に行くなんて言わないでしょ」残念だよねぇ、と思っているのか思っていないのか、そんな相槌を見せたところでハタと気が付いた。それは行き先が赤の城だということで彼女がそこへ芋虫と共に出向いてしまうのではないかという不安で。来た時と同じように一度図書館へ向かうべく扉へ手をかけている芋虫に彼女が取られてしまわないように、ほとんど反射的に彼女へ腕を伸ばせばクイッと引き寄せるようにすっぽりと背後から彼女のことを抱きしめて。)やっと会えたのにもう行っちゃうなんて嫌だな
>陸
魚とか貝とか、海鮮料理。……ほーん、大工はほんまにええ拾いもんをしたんやなぁ。(頑張りを評価するという自身にとってみれば当たり前のことを彼が驚いたように受け止めたから、そこに不思議だと思うように頭をほんの少しだけ僅かに傾けて見せる。しかし彼に向けた問いかけの解答が自身にとって喜ばしい内容だったからこそ平生を装うような笑みを浮かべながらもその声には本心である感情が浮かび。ぴたりと足を止めて彼へ顔を向けながら「作れそ?」ときっとできると答えが来るのだろうと踏んだ状態での確認の問いかけをして。それから人差し指でクイクイと彼を近づけるように動かして「この海賊船で料理が得意なやつはおらん。……これがどう意味するかわかるか?」質問のように向けた声はまるでここでの生き方をテストするためのような問題で、彼の出す答えを楽しみにするようにすう。と両目を細めてその顔を覗いて)
320:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-24 00:23:13
>ダリア、芋虫
(ころころと変わる表情も、撫でやすく身を預けてくれることも、どこをとっても本当に愛くるしくて柔らかく双眸は細まる。名残惜しそうに手を離してから口を開きかけるも、ダリアの声により言葉は出ずに閉ざされて。白兎について気になったし、今後任せてもらえる仕事を増やすためにも城まで行きたい気持ちは確かにあり。すぐ戻ってこられるだろうし今日はお泊まりができるから大丈夫……、そんな考えもあったからこそ、現に身体はやや芋虫側へ向きかけていて。けれど甘えてくる子供のような、どこか不安を含むような彼の声が耳に触れた瞬間、ハッとする。其方を見て微笑みかけようとした刹那、気付けばふらりと吸い寄せられるようにしてすっぽりと彼の腕の中に収まっていて。最初こそ何が起きたのかと瞳を瞬かせていたものの、背中から伝わる体温や頭上から落ちる心地好い声、彼特有の甘い香りに胸の鼓動を酷く掻き立てられ。頬から項にまで広がる赤は、髪を下ろしていれば隠せただろうがもう誤魔化しようがなく。”会いたかった”という気持ちがこの腕に全て込められているのだと思うと、ひどく嬉しくて堪らなくて。彼の腕にそっと触れてから、小さく身じろぎすると身体の向きを変える。見上げた先の彼へ、目元は愛おしげに和らぎ、緩やかに向けた片手は可愛がるように頬に優しく触れて。)
__ッ。 ……言ったでしょう、ダリアに寂しい思いはさせないって。……本当に可愛い子なんだから
(_ 弟がいたならこんな感じかしら _そんなことを考えながら、堪らず漏れた声には愛おしさが滲む。どこまでも甘やかしてしまいそうな自分に心の中で苦笑しつつ言葉を続け手を離すと、もうひと仕事してくるであろう芋虫に笑みを向けてはしっかり送り出そうともして。)
ちゃんといるわ、ダリアの傍に。……さ、先生に”いってらっしゃい”しましょ
>タスク
(声に滲む感情をしっかりと感じ取ったらしい。今までと違って嬉しそうに聞こえたからこそ、瞳の奥は柔らかくなって。魚介のレパートリーを頭の中に思い浮かべながら歩いていたため、唐突に立ち止まられた拍子に危うく彼の背へぶつかりそうになる。慌てて足を止め半歩引くと、呼吸を整えるように短く息を吐いて「ん。楽しみにしよってな」と返す。確かな肯定と、魚介料理に自信があることも滲ませて。やがて、”おいで”とでも言うかのように仕草で示されては、耳打ちをされるのかと勘違いし思っていたよりずっと近い距離にまで顔を寄せてしまい。違うと気付いた途端に反射で身を引こうとしたが、覗き込んでくる澄んだ海色の瞳に捉えられればほんの一瞬動きが止まってしまって。問われたことに対し、緩慢な仕草で双眸を微かに細めると逆にその瞳をじっと見つめ返して。)
……俺の出番で、且つ重宝されるってことじゃろ
(それは自分の価値でもあり、武器でもある。大袈裟に言ってしまえば、この海賊船の健康事情を自分が握ることにも繋がるだろう。自分の席は自分で掴めと、暗に言われている気もして。さも当然のように淡々と答えながらも、内心ではその席を誰にも譲りたくないという欲が溢れてくる。仕事でありつつ、家族や仲間を支えるという特別な場所でもあるだろうから。そのあたたかさを無意識に渇望してもいるのだろう。「ほいで、兄さん達に毎日”美味い”って言わすことが俺の仕事のひとつで、生き甲斐にもなるわけじゃ」そう堂々と一頻り答えたところで、さらに純粋な疑問が口から零れもした。)
……今までどがぁしよったん…?
321:
チェシャ猫 [×]
2025-11-24 21:08:16
>ロメオ
……俺より少し若いくらいだろ、落ち着きはあるけど目元や笑った顔にはあどけなさがある。───まだ二十代だとみた。外れてたか?(笑いを交えて伝えられたその内容には今一度彼の姿をまじまじと見つめる。それは観察をするようなそんな眼差しで、同時に彼と話してきたこれまでの時間を振り返るようでもあり。十分時間を使ってから満足した様子でにんまりとした笑みを浮かべ、自信満々といった様子で観察結果を言葉にして。大体の来客が興味を持ってくれるその遊具は彼も例に漏れずといった様子らしい。しかし予想と違ったのは彼が一番最初に問うたのがメリーゴーランドそのものへの質問ではなく、それを使うのかどうかという自らに向いた内容だったこと。だからこそ最初は瞳を丸くしてきょとんとした表情を浮かべ、それからすぐに予想外の内容が面白いという様子で軽さを含む声色で「まさか!家にあると乗らないもんだよ。これは部屋の飾り、あとたまに洗濯物干しになってる」男同士と言うのが気取らずにいられるのか、隠すこともせずにこの遊具の使い道を教えると彼が洩らしたそのアイディアにナイスアイデアだと乗りかかり「それ。本気でいいかも。結構前向きに美味いもん揃えて仕事頼んじゃおうかな」ぴ、と伸ばした人差し指の先を彼へ向けてこちらもまたチャンスを逃すまいと口にして。それから遅れて持ってきたのは夜明けの色をそのまま閉じ込めたようなグラデーションがかかる、約20cmの高さと8cmほどの幅がある蝋燭で。それを手にして彼の元に戻ると、少し頭を傾けてから片方の目を細めて)うちにあんのこれくらいかも。普通のやつの方が良かった?
(/黒兎、赤の騎士、ムカデ、その三名でしたらどれでも相談で頂いている内容で提供可能です!黒兎でしたら交流する場所が黒兎の部屋となり、赤の騎士でしたらユリーシャちゃんの部屋、ムカデでしたら城内の薬品調合用の部屋になるかなと考えております。この中で気になるのが有りましたらその役持ちにてお城を彷徨うユリーシャちゃんのお迎えに向かわせて頂きます…!)
322:
ロメオ、ユリーシャ・ゼレンカ [×]
2025-11-24 22:30:09
>チェシャ猫様
……やるなぁ。俺の事ちゃんと見てやがる。アリス時代に探偵稼業でもやってたんじゃないか?
(当てられっこないだろうと高を括っていたから、ドンピシャの回答に目を丸くして一瞬息を詰まらせて。驚きは水面の波紋のように胸に広がり、片眉を上げて挑発的に見せながらも自分の若さを見抜かれた口元には照れ隠しの笑みが溶け出し、指先で無意識に耳の後ろを掻く仕草と抜群の観察眼を茶化すことで気恥ずかしさを誤魔化して。「ハハ!随分贅沢な物干し台だ。ここじゃ違和感ゼロだけどな」飾り気のない素直な物言いで明かされたそれの用途に思わず肩を軽く揺らして笑って。こんな立派なメリーゴーランドも彼らの生活の一部になっているのだと想像すれば微笑ましくて、軽やかに草原を駆けるような恰好の白い馬に片腕を預けるようにして寄りかかって。白馬の頭を指先で掻くような仕草で撫でながら「流石、話が早いね。俺の食欲は君の想像よりちょっと派手だぜ。遠慮なくテーブルを埋め尽くしてくれよ」口角を片方だけ高く上げ、人差し指を空中に掲げ大きな円を描くようにして〝食卓いっぱいに料理を並べてくれ〟と視覚的に訴えるようなジェスチャーを。彼が蝋燭を探してくれている間は物珍しそうに部屋の中を見て回って、戻ってきたその手にあったものの大きさに思わず目を瞠り「でけぇな!」と笑い交じりに率直な感想を。困った、これほどの立派な蝋燭を一夜にして燃え尽くしてしまうのはもったいない。問い掛けに対して口ごもる様子を見せたのは、彼に遠慮しているわけではなく蝋燭と火を欲した用途を伝えることを躊躇していたから。数秒の逡巡の後、覚悟を決めるように軽く深呼吸をして「…こんな立派な蝋燭、一晩で燃やしちまうのは忍びねえな」声は低く、冗談めかす明るさもなく口元に浮かばせる笑みもどこか弱々しさを帯びて。普段の儀式で使う小さな蝋燭なら眠る前に燃え尽きるのが当たり前だが、この特別な蝋燭を一晩で溶かしてしまうことに抱いた引け目がじわりと苦々しく表情に滲んで。まるで友から贈られた宝石をただの石ころのように扱ってしまうのではないかという不安にも似て、蝋燭に視線を落としたまま「蝋燭に火を灯して、燃え尽きるまで眺める。そうやって自分に過去を刻まないと、俺は夜を越えられない。そんな都合に付き合わせるには、こいつはちっとばかし特別すぎねえかな」自分をさらけ出すのは誰に課されたでもない十字架に縛られ縋り生きる自分の弱さまでをも白日に晒してしまわないか心配で、どうにも苦手。だから堂々とした自信に満ちた語り口調は鳴りを潜めて、軽々しく蝋燭に手を出せずにいて)
>黒兎様
(すっかり夜も更けたのに、一向に誰も部屋を訪ねてこない。十二分の時間を費やして、ようやくこの広い部屋にひとりきりで眠らなければならないのだと勘付いて、胸の奥がひやりと凍りついた。でも女王様やダムがくれた祝福を反芻するようにそっと額を撫でてから、彼が預けてくれた帽子を抱きしめてまるで温もりを繋ぎ止めるようにぎゅっと目を閉じてみる。けれど静寂は冷たく孤独は布団の隙間から忍び込む風のように足先を震わせ、胎児のように縮こまる身体は安心感とは程遠く、到底眠りは訪れなかった。夢遊病者のようにのそりとベッドから起き上がって、お願いどうか守ってね、という益体もない祈りと共にサイズの合わない帽子を頭にかぶり、深夜の廊下へひたひたと足を踏み出す。お日様が入っている時間帯はそんなこと思わなかったのに、ちらちら揺れる蝋燭の灯りと壁に伸びる影が孤独や恐怖心を刺激して、心細さを紛らわせるように歩を進める内にいつしか道を見失い迷子になってしまって。その場でしゃがみ込み、帽子のつばを両手で持ちながら「…ダム」と小さく呼んでみる。ただ広い城の静けさだけが逃げ場など無いと言うように自分を包み込んでいるように感じて、冷えた足先をきゅぅと重ね合わせるようにして縮こまり)
( / ロケーションのご紹介、ありがとうございます!赤の騎士様やムカデ様はお城の外でもお会いする機会がありそうなので、今回は黒兎様にお迎えをお願いできればと思います…!交流文を提出させていただきましたが、広げにくい等ありましたらご遠慮なくお申し付けください。)
323:
フラミンゴ [×]
2025-11-25 19:04:32
>オルカード
(此方の存在に気づいた彼がパッと花を開かせるように喜びを咲かせると、おどけるように迷子であることを肯定して見せる彼のその様子に押されるようにパチパチと瞬きを数回繰り返して。そんな彼が行き先として口にした場所が自身にとって一番過ごす時間の長い“遊園地”とあれば口下手のせいもあり流暢に言葉が流れる彼の合間に口を挟むことができずに一先ずは彼が喋り終わるのをそのまま大人しく待つことにして。そんな彼が一つの疑問にぶつかるように徐々に言葉が止まるとそこで漸く閉じていた口が開き「花に相談したろ。花が蝶に伝えて、蝶が鳥に伝えた。そして鳥が俺をここまで連れてきた。……から、お前が迷子だって知ってんだョ」自らの口元を指先でポリと引っ掻くように掻いて、眉尻を下げた困り眉でここに来るに至った理由を、順を追って口下手なりに説明をする。顔にかかる髪をその指を使って耳にかけてから「感謝ならお前が迷子を伝えた花に言ってやったら喜ぶぜ」自身が彼を知る切欠となった花へのアドバイスを添えてから彼が行き先として選んだ遊園地へと足を進ませて、問いかけるように口にして)なァ、なんで遊園地?
324:
ダリア、タスク [×]
2025-11-25 19:52:07
>有咲
(背後から捕まえるみたいに抱きしめていた彼女が体の向きを変えて、伸びた手が頬に触れる。甘やかしてくれているのが表情や話す声の音、瞳動きからさえも伝わると彼女が此処に残ることを決めたことが確りと伝わって心が奥の底から満たされた。芋虫に対しての優越感も生まれてのことなのか、不敵に口端を持ち上げながら見送りをしようとする彼女のことを腕の外へ自由にすることはせず、依然変わらずに彼女のことを胸元に閉じ込めたままマイペースな雰囲気で片手をゆらゆらと左右に振り「いってらっしゃい。急いで帰ってこなくていいよ」なんて調子づく言葉も添える。芋虫より『彼女のことを困らせてはいけないよ。』と注意に似た言葉を受けるも、気にしない様子でばいばいと手を振って。そんな彼が彼女には『すぐに戻るつもりだが、何かあればダリアを頼るように。家の物は好きに使ってくれ』と一声を掛けてから扉の奥へと消えてしまった。そこまでを見送ってから今度はもう一度両腕で彼女のことを抱きしめてから「お仕事おつかれさま。……俺がいなくて寂しかったでしょ」なんてからかいを含んだ声で口にして)
>陸
(この短い間にすっかり彼の信用を得たらしい、ということが無防備に距離を近づける彼から感じ取ることができた。近くに寄せられた顔はその様子からも何か秘密ごとでも話すかのように至近距離の顔に少しも動じることなく向けた視線はそらさず、その解答を待った。交わるように互いの瞳が同じものを映す中で、彼が口にした答えは納得いくものだった。更にはその武器をどう使うか、そうして得た場所でどう生きるかまでを発展させた彼にくっくと喉の奥からこみ上げるような笑い声をあげて「よう出来ました。」とその答えを認める発言を先に返してから近いままの彼の頭を犬にそうするような手つきで数度撫でて。それから向けられたのはシンプルな疑問、“あー”と間延びする声をあげてから「そん時に手が空いてるやつがまとめて作っとった。けど別に全員料理が好きな訳とちゃうし、買ってきたもん食うことも多いで」これまでの食生活を振り返りながら一つの扉を開く。そうしてこれから彼が使う部屋だと紹介するように声をかけて)ここ、好きに使ってええよ。クローゼットの中の服も着てええし。
325:
チェシャ猫、黒兎 [×]
2025-11-25 19:52:34
>ロメオ
オニーさんを舐めんなってこと。興味ないことは少しも見ようとしないけど、興味あることは細かく知りたい。知るためには余所見をしないでそれだけを観察するんだ。俺の世界はさ、俺の好きなもので埋め尽くしたいから。好きなものからは目を離さないんだ(瞳に浮かんだ驚きや照れを隠すような笑い方が言葉よりも正解を教えてくれていた。だからこそその正解に満足する様子で自身の持つ考え方を口にして。ふと目にした彼は白馬がよく似合っていて、その場を切り抜くだけで絵になるようだった。かと思えば大ぶりなジェスチャーで身振り手振りの訴え方をするのが面白くてその様子を見ながら楽しそうに笑い声をこぼし、そう思えば?燭を受け取った彼がほどなくしてもごもごと言葉を詰まらせたことに耳の先をぴくぴくと動かし、真剣な姿勢で彼が言葉を選ぶのを口をはさむことなく大人しく待って。彼が蝋燭を求めるその理由を聞いてから、改めて少し強引に彼の手へ自らが持つ蝋燭を握らせてしまって。「ロメオ、時計は持ってるか?無いならそれも今あげるからさ、……燃え尽きるまで、じゃなくて眠る前の五分間をその時間にしろよ。長くても短くてもダメだ、ぴったり五分間。その五分間はその日一日の振り返りでもいいし、男前の俺に思いを馳せたっていい。その五分が終われば火を消して、また次の夜を待つ。……この蝋燭、少しずつ朝を迎えるみたいに色が変わるんだぜ。」伝える声はできるだけ説教臭くなってしまわないようにだけ気を付けて、そして彼の思いや考えを無下にしてしまわないように丁寧に受け止めていることを第一に乗せた口調を選び。最後には悪戯な笑顔を見せて“どうだい”と提案をするように持ち掛けて)一日五分間じゃそう簡単に朝は迎えられないけど、その日を迎えた時は夜を超えることができてるかも。
>ユリーシャ
(日の高い日中よりも静かな夜のほうが息がしやすくて居心地がいい。両耳がペタリと垂れ下がるのはもとからの癖らしく、顔にかかるうねうねと癖を持った黒髪が近づきにくい陰鬱な雰囲気に拍車をかけていた。そんな男が静寂の中を誰も引き連れずに歩いていれば、廊下のその先に見覚えのある帽子を被る見覚えの無い少女の姿あった。怪訝がるように双眸を細めて眉間に皺を寄せる姿はわかりやすいほどの警戒心があり、小動物が恐怖心の中で体を小さくしてこの瞬間を耐えているかのような様子の彼女をこのまま放置して部屋に戻ることも頭に過る。途中まで、本気でそう思っていたがそれをそうしきれる程、冷酷にはなれなかったらしい。「アリス。……あなた、こんな夜更けに何をしている。」かける声は棘は纏わないが、優しさが溢れている訳でもない、そんな淡々とした感情の乗らない音をしている。しゃがみ込み、目線を合わせるでも手を差し伸べるでもないが、彼女が顔をあげて困っていることを訴えるならそれに応えるつもりの寄り添いを持って瞳を向けて傍に立ち)
(/交流文の先出をありがとうございます…!いかんせん人付き合いが苦手な癖のある役持ちとなってしまいますので、もし交流の中で相性が合わないなどありましたら遠慮なく伝えていただいて大丈夫です!すぐに引っ込めますのでご安心くださいませ。それでは改めてよろしくお願いいたします!)
326:
赤の女王 [×]
2025-11-25 19:54:49
■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87
■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0
■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1
■ 手紙 ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%89%8B%E7%B4%99
■ 常時イベント ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/
これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。
皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。
>どのお時間でも登録アリスをお待ちしております。
>只今の時間リアルタイムでの反応が可能なので、無登録アリスも大歓迎です
327:
ロメオ、ユリーシャ・ゼレンカ [×]
2025-11-25 22:32:17
>チェシャ猫様
(彼の世界との向き合い方を聞いて、胸のとても奥深くで何か音が鳴った気がした。"好きなものからは目を離さない"という考え方は自分にとってただの性格の説明ではなくて、世界の見方そのものを示す哲学のようにも響いて。まるで夜空を見上げた時、星座の一つだけを選んでずっと追い続ける天文家のような──そこまで考えて、なんだか自分とも重なる気がした。彼は好きなものだけを見つめ、片や自分は暗い過去を見つめて生きている。どちらの方が美しいか、そう反射的に比較してしまいそうになってぶるっと首を振り「良いね、好きな考え方だ。俺も見習うよ、でなきゃきっと炎に気を取られて本当に好きなモンを見落としちまう」頬から余計な力が抜けた笑みは、新たな選択を静かに受け入れるような穏やかな決意と納得に満ちて。手に収まった蝋燭はずしりと重い気がして、自分がそれに見合うか戸惑うように彼の目を見て。伝えられた言葉は滑稽なルーティンに対して親身になってくれていることが伝わるだけでなく、最早訪れる事を諦めていた長い長い夜の末の朝焼けの可能性を思わせるような、希望や救いの類の光を彼の笑顔に見出した気がして、ぐっと口元を引き結ぶようにして一瞬呼吸を止めてから「……ありがとな」彼の言葉、気遣い、真心、その全てにまずは噛み締めるように感謝を。それから、ふっといつも通りの勝気で余裕のある微笑みを戻して「少しだけ、夜を迎えるのが楽しみになった。こんな感覚…ガキの頃以来だ。なあ時計もくれよ、俺の夜を区切るためにチェシャの時間を貸してくれ」自分の弱さを少しだけ認め、受け入れる事が出来たのは紛れもなく彼のお陰。この儀式はもう自分一人のものじゃなくなったと感じられて、夜を越えるための灯りが彼との絆の証に変わったような感覚に胸の底がじんわりと熱を帯びるような気がして。瞳にはまだ弱さを受け入れきれない迷いが残っているものの、その奥に前向きな光を確かに宿しながら彼を見つめて)炎じゃなくて、君との馬鹿話と笑い声で一日を刻む。いつか、そんな風に夜を越えてやるぜ
>黒兎様
(さむい、こわいとそればかりに気を取られていたからか近付いてくる足音は耳に入っておらず、明確に自分を指す声が突然静寂を切り裂いたように感じてびくりと肩を震わせ反射的に帽子をぎゅっと握りしめて。でも、呼びかけられた”アリス”の響きに、自分の存在を見つけてもらえた安堵がすぐに胸に広がる。この国で出会った人はまだ数少ないけれど、アリスと呼んでくれるならばきっと悪いようにはされない。そんな自分勝手な解釈は愛されて当然という歪んだ驕りの延長線上に実ったもので、声の主を伺うようにそろりと顔を上げて「……兎、さん?」問い掛けに対する答えを忘れたのは視界に入った垂れ耳があまりに可愛らしかったから。声にはほんのりと灯りが宿るような、わずかな光を滲ませながら、でも困った様子で眉尻はしゅんと落とし「ユリはね、ひとりじゃ眠れないの」助けを求めるように、でもほんの少し拗ねたように顔を正面に戻して「ほんとは女王様と一緒に寝たいの。だけど、ゆっくり身体を休めて欲しいから…我儘、言わないの」明け透けなほど自分目線の本音を並べながら、冷えた足先を重ね合わせたまま彼の存在に寄り添うように身体を少し傾けて)
( / 細やかにお気遣いいただきありがとうございます。こちらこそ、息子・娘ともども何かございましたらいつでもお伝えください。是非、今後ともよろしくお願いいたします!)
328:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-25 23:33:32
>ダリア
(依然、彼の腕にやわらかく捕らわれたままであったけれど、芋虫を見送るべくまたくるりと身体の向きを変えて。彼らしい軽口混じりの見送り方とそれに対する芋虫の反応を見ては、矢張り仲が良さそうだと微笑ましさが胸に灯りくすくすと小さな笑み声が漏れた。此方へ一声掛けてくれた彼に微笑を向けては「ええ、ありがとう。気を付けていってらっしゃい。…ダリアといい子で待ってるわね」そう言葉を返しゆるりと手を振って。扉が閉まる音と共に訪れるほんの一瞬の静寂。てっきり解けるかと思った腕に再度抱きしめられると、思わず甘えるように軽く体重を預けてしまい。心地好い温もりに双眸細めていたところへ、頭上から降るからかいめいた声。口元には自然と笑みが浮かぶ。からかっているのは明らかだけれど、先程迄の彼の様子や発言で双方同じくらい寂しく思っていたかもしれないと分かったからで。)
……ええ。ダリアと同じくらい、寂しかったわよ。
(”やっと会えたのに”先程彼がこぼした言葉を思い返しながら、腕の回る位置へ甘えるようにそっと擦り寄るとゆったりとした口調で答えて。彼がすぐに腕を解いてしまわないように、そして此処は自分の特等席であると今だけでも独占するかのように、両腕に指先を添えると唇を開き。)
図書館でも、なんだかんだダリアのことばっかり考えていたわねぇ。……あまりにも寂しくなってしまったから、今日はお泊まりさせてもらう事にしたの。
(予想外の自分の変化に、観念したように小さく微笑みながら、それでも楽しげに言葉を紡いでいく。泊まることを今になって伝えては、彼がどんな反応をするのか見たいが為に僅かに身を捩って見上げようとして。)
>タスク
(解答に対する反応に心の中で安堵したも束の間、撫でられるとは思っていなかったようで双眸は微かに瞠目。されるがままに撫でられつつ、視線は戸惑うように下がり彷徨ったが最終的には心地良さそうに、ほんの少しだけ目元が和らいで。さて、彼の後を歩きながら以前の食生活事情を聴くと「ほぉん。……そういやぁここってコンビニやらあるん?」なんて、全く知らないからこそ今更ながらに問いかけた。ついでにさり気なくボトムスのポケットを探るも、財布もスマホもないことに気付き一瞬眉間に皺が寄る。何処かで落としたろうかと不安が過ぎったものの、扉が開かれた音に視線は其方に吸われて。彼の言葉を耳にしてから、ひょこっと部屋を覗き込むと第一声は「ぅおっ」なんて品もなく。優しい木漏れ日のような光と水のゆらめき。反射した光は波のような揺らぎを創り出し、穏やかな海に包まれているような心地好い浮遊感すら覚えて。今までの重厚感溢れる部屋や音とは一変する雰囲気に、誘われるように室内に入ると視線はゆっくりじっくりと内装に向けられる。繊細な装飾と柔らかな色調を眺めては「……お洒落な部屋じゃの。こがいにええ部屋を好きに使わしてもらえるなんて……ありがとの」ぽつぽつと感想を零しつつ、部屋を宛がってもらえたことに感謝し。どこかそわっとした空気を漂わせつつ、彼の言葉に誘導されるかのようにクローゼットにも足を向けるとそっと開く。現れた海賊風の衣装やペンダントを一目見ては一瞬 コスプレか と、どう扱うべきか分からず少し固まってもしまって。此処は海賊船で、彼も海賊風の服を着用していると思えば別になんてことは無いのかもしれないが、気恥しさはどうしても拭えず。この世界ではきっとこれが普通なのだと、たった数秒の間に受け入れることにすれば試しに衣装を手に取り。トップスを体に宛がってはサイズ感を確かめる。)
すご……サイズも合いそうじゃの。……タスク兄さんみたいに華やかじゃったらなぁ。よう似合うたかもしれんけど……
(服を胸に宛がったまま、彼を見てはそう言葉を零して。)
329:
チェシャ猫、黒兎 [×]
2025-11-26 02:03:31
>ロメオ
…………よーし。大事な友人のために人肌脱いでやる。出世したら恩を返せよ(良くもあるが悪くもある、そんな生き方も存在すると選択肢を一つ得た彼の表情にはどこか清々しく何かを一つ振り切った事が伝わる。そんな彼から時計を介して時間を貸してほしと頼まれれば断るなんて選択肢は存在せず、むしろ誇らしくすら感じた。彼のことを抱きしめるように片腕を彼の背に回して身を寄せてかパシっとその背を叩き、彼の隣を通り過ぎる際に「ちょっとだけ待ってな。すぐに戻るから」と期待を煽るように舌先をべと出してから自室に向かうべく煙に巻くようにその姿を消して。それから数分、彼をリビングに残したまま時間が過ぎると消えた時と同様に突如としてその姿を表して「お待たせ。俺の時間を貸すに相応しい時計を持ってきた」ニヤニヤとした笑顔は正に童話の中に出てくるチェシャ猫そのままのようで、はいどうぞと差し出したのは一つの懐中時計。一見すると黒いそれは彼が手にしたならその体温を受けて鈍い紫色が浮かび始めるもの、チェーンは猫の尻尾を思わせるS字にくねるもので、揺れる際には金属が擦れてくすくすと笑うような音がする。煌びやかな物ではないが、チェシャ猫と言う自身の名前に相応しいそんなデザインをしていた。年代物のような雰囲気が感じられるが、丁寧に扱われてきた事が伝わるそんな使用感の時計を彼へ向けて自慢をするような口振りで声を添えて)これ、俺がここぞって時に使ってきたやつ。中々イカすだろ
>ユリーシャ
……………。話がちぐはぐだ、あなたが眠れないことと廊下で縮こまることの何が関係している。(驚いたように大袈裟なほど肩を振るわせた彼女が顔を上げた。その際に目視した帽子は見覚えのあるもので間違いが無いらしいと改めて判断し、幼い子が一生懸命に言葉を探して現状を教えてくれているかのようなその喋り方を黙ったまま表情を変えずに最後まで聴き終えて、それから更に時間をかけるように無言を貫いてから漸く開いた口が告げるのは厳しい指摘だった。そこに悪意も意地悪も存在せず、ただ率直にそう感じたからそれを言葉にしただけにすぎないと「ここは冷える。風邪を引いてしまうことを陛下は望まない。あなたが愚か者でないならば、部屋に戻り朝が来る前で布団の中で過ごすべきだろう」違うかと問うような声で言葉を全て言い終えればその口を閉じ、彼女の口から女王様と言う言葉が挙がった時点で彼女のことをこのまま此処に放置する未来なんてすでに消えており。何よりも見上げた彼女のその瞳の色が女王陛下のその色と似ていたから、それに気づいてしまった時点で「眠れないなら、ついて来るといい。私もまだ眠れないからあなたの夜更かしに少し付き合ってやる」そう声をかければ彼女の返事を待たずにカツ、カツ、と靴の音を立てるように先を歩き進めてしまって)
330:
ロメオ、ユリーシャ・ゼレンカ [×]
2025-11-26 18:51:43
>チェシャ猫様
任せろ。チェシャがヨボヨボになっても俺が面白おかしい日々を送らせてやる
(人のように見えて人間の域を外れた存在である彼らに果たして寿命や老いの概念があるのか定かではなかったが、等身大の大切な友人に信頼を置くあまりそれを疑いもせず自分も同じようにこの不思議の国で時を重ねると暗に示し、まるで激励のような暖かさを感じさせてくれる背中の衝撃の名残を感じながら消えゆく彼を見送って。メリーゴーランドの白馬に寄っかかり、手の中のファンタジーな色合いをした蝋燭を持ち上げじっと眺めて。溶ければ溶けるほど朝に近付くと彼が説明してくれたそれを羊のイヤーカフと同じくらい大事にしようと心に決め、ふと近くの陶器の馬と視線がかち合えばニッと口角を上げて近寄り、物言わぬ馬の鼻先を撫でて「お前らのご主人様はこの国一番の良い奴だな」彼の知己にでも語り掛けるような軽さで言うと、彼の神出鬼没な登場に慣れ始めてきたのか今度は驚く素振りは見せず「ハードル上げるねえ」彼の特徴的な笑顔と温度感を合わせるように、揶揄い交じりに言ってから楽しそうに近寄りそれを受け取って。自身の保有する一般よりも高い体温に触れるとたちまち紫を帯びるそれにぱっと目を瞠って「すげえ!」と無邪気な感想を。色んな角度からまじまじと観察して、尻尾のシルエットをした造形も金属が囁くような音も全てを発見し、その度に何だコレだのどうなってんだだのと楽しそうな独り言を零して時計に夢中になって。とっておきの品であることが伝わる言葉を聞けば、今度は蝋燭の時のように引け目を感じることなく胸を張って「成程、君も本気ってことだ。だったら俺も全力で応える、この最高に洒落た時計に笑われないようにな」生来持っている情熱的な面を隠そうともせず、男くさい台詞を臆面もなく吐き勇ましく眉尻を上げて「グラツィエ。チェシャだと思って大事にするぜ」母国語で最上の感謝を告げ、ひとまず首から懐中時計を引っ提げて。ふと針の現在地を見れば思っていたより時間が経っていた事に驚き、それだけ充実していた時間なのだと嬉しく思いながら、次の約束を取り付けるように彼の肩を数回穏やかに叩いて)そろそろ帰らなきゃメリーが心配…はしねえか。次は遊園地に連れてってくれよ、俺の未来のボスに紹介してくれ。
>黒兎様
(彼の淡々とした言葉に一瞬きょとんと目を瞬かせる。まるで自分の心情を説明する糸が途中でぷつりと切られてしまったような感覚は全く身構えていなかったこともあって心に衝撃を与え、でも悲哀や不快の類ではなくただただ不思議の国という世界の新たな側面を受け入れるように「…ユリにそんな冷たい言い方をする人もいるのね」とぽっかり目を丸くしたまま呟いて。ここでいう一人称には〝アリス〟という意味合いも込められていて。ダムも女王様も自分のペースに合わせて優しく柔らかく会話をしてくれていたのだと気付けるほど内省能力があるわけでもなく、都合よく彼の最後の一小節だけを拾い上げ「夜更かし、しても怒らないの?」既に歩き始めた彼の背中に向けて意外そうに問い掛け、歩くべき道を見つけたことで心細さは霧散しゆっくりと立ち上がり急ぐ素振りもない足取りでゆったりと後を追いながら、脅すわけでも不満を訴えるわけでもなく、ただ良い事を教えてあげると言った調子で)せっかちな兎さん。ユリを置いていったら女王様が悲しむのよ
331:
オルカード・エリス [×]
2025-11-26 20:16:41
>323 フラミンゴさん
あ、あの可愛いフローラちゃん?そっかあ、あの子伝えてくれたんだ。
(彼の言葉を最後まで確り聞き、浮かんできた心当たりに人差し指をぴっと立てて表情から疑を晴らす。「ふーん……なんか良いね、何処に居ても見っけてもらえそうで。」あの地に根差した花から森を舞う蝶へ、更に空を駆ける鳥から目の前の彼まで――順繰りに視線と想いを馳せた後に頬を弛めた顔は、嬉しいようなやっと安心したような、そんな柔らかさが含まれていて。「そりゃ勿論。今度はちゃんと、“ありがとう”ってお顔合わせて言わなくちゃね。」助言には自らの胸を掌で叩き当然と、一度は冗談にしてしまった詫びも籠めて、真摯に向き合う約束をする。「ん?んー……そうだなあ、今知ってる中で一番楽しそうなとこだからかな。まあ遊園地って仕事でしか行った事無いから、想像だけど。」それから歩き出した彼の隣に歩調を揃えつつ、問いへ第一に挙がったのは稽古勉強仕事と子供時代を積み上げたが故の純粋な遊び場への興味。「それと、いずれは其処で働きたいから、関係者さんにご挨拶しとこうかなって。いきなりだから話は無理だろうけど、この顔覚えてもらうくらいは出来んでしょ。」ついでと続くのは働く大人としての礼儀。仕事は下積み地固め必須と、それすら楽しむ一つとして歌うように語りながら前髪を掻き上げ、戯れに自分の顔を陽差しに晒して笑い。そのまま額を通り過ぎた片手の平で彼の方を差し、「オレからも質問。お兄さん、お仕事は?イカした格好してっから、モデルさんとかデザイナーさんとか、そういうファッション系?」さて今度は此方の番と、軽やかに問い掛けるのは彼自身に関するもの。チュチュに踵の高いミュールと、彼によく似合う瀟洒なその服装に、此方からの予想も一緒に幾つか並べて、「モデルさんだったらオレとほぼ同業じゃんね。親近感湧くかも。」答えを貰うその前にもう一つ、少しばかり先走った期待もそこに添えた後、答えに耳を澄まさんと一旦口を閉ざして眼差しを彼へと向けて首を傾いで。)
332:
ダリア、タスク [×]
2025-11-27 01:19:01
>有咲
じゃぁ、すごく寂しかったんだ(“同じくらい”と言う言葉を使って寂しさを教えてくれた彼女にその言葉を使うからこそ伝えやすい自らの気持ちを伝えればくすくすと柔らかい音で楽しそうに笑って。そして思いがけず彼女がこの家に泊まるのだと言うことを教えてくれると睫毛を震わせるように瞳を少し大きく開いて驚いた様子を目元に浮かべ、それから嬉しさを浮かべた表情で静かに笑みを深めて「それって最高」と歓迎の声を口にしながら身を捩る彼女が動きやすいように少しだけ腕の力を緩めて「仕事、楽しかった?今度は俺が一緒の時にまた働きにきてね」彼女がこちらを向いてくれたならその顔を覗きながら今日一日をどんな風に過ごしたのかを問いかけるように声を送り、ちゃっかりと次の希望を載せれば“いいでしょ”とでも言うように彼女の瞳と自身の視線を交わらせるようにして)
>陸
コンビニ?……なんそれ。(彼が口にした単語が自らにとって知らない単語だった。その単語自体初めて口にしたと言う様子で彼が口した通りの音を繰り返すように知らないと言うことを伝えて。彼に続くように部屋の中に入れば素直に感謝の声を口にする彼にその部屋の中をぐるりと一瞥してから「ええねんええねん、最後に使ったんがわからへんくらい昔やから部屋も喜んでるわ。」それはアリスを部屋に迎えたことが記憶の遠くになるくらいないと言う事で。クローゼットの中にある服は訪れたアリスのために用意されたものであり、彼がこの部屋に踏み入れた時点で彼のための服に変わっている。サイズが合っているのもそのため、その服を当てがったままどこか困惑をするように躊躇うその様子に僅かに頭を傾けて「別に制服とちゃうし着たい服があるんやったらそれ着てかまへん。これは俺らが好きで着てるもんやし、大工は着てへんやろ。」そこにコスプレを感じ取ってのこととまでは気づいていないが、躊躇いを見せていることまでは感じ取る事ができた。強要をするつもりはないと実際海賊船らしくない服装を纏う同居人の名前をあげることで具体性を出しながら自由を与えつつ、当てがうそれを一瞥して)でも似合うてるよ。うちの子って感じでええやん。
333:
チェシャ猫、黒兎 [×]
2025-11-27 01:19:57
>ロメオ
それ、俺がジャバウォックに頼んで作って貰った“俺のための時計”なんだぜ。同じものはこの国に存在しない。……あ、俺が格好つけなきゃいけない大事な時は返してもらうかも(渡した時計に対して期待以上のリアクションを貰えばその反応が見たかったからこそ満足するように鼻高々と数回うんうんと頷いて見せて。オーダーメイドの時計は彼が話すことも強ち嘘では無いくらい“片割れ”であり、しかしそれを聞いた彼が遠慮をしてしまわないように冗談めかすように言葉を添えて。時間を確認した彼の発言に楽しかったからこその時間の経過に驚きながら「仕方無いなあ、迷子になって帰るのが遅くなったら怒られるの俺になりそうだからメリーの家まで送ってあげる。久しぶりにハンプティにも会いたいし」もう少し彼と一緒にいたいと思ったのは胸中に収めつつ、羊邸へ彼のことを送り届けようか──。)
>ユリーシャ
怒る?どうして。……眠れない夜は誰にでもある、それを怒る権利は、私には無い。(カツ、カツ、と静かな靴の音が廊下を叩く度に小さく鳴る。背中に向けられた問いかけを拾うのは耳、視線や顔は彼女に向けられることが無いまま正面を向いて言葉を返した。しかし続けられた、まるで導きを与えるように伝えられたその内容にはすぐに言葉を返す事ができずに浅い呼吸を落とし「……黒兎。私のことはそう呼ぶように。」何よりもまず先に伝えたのはこの世界における自らの呼称、彼女が“兎さん”と呼ぶのは今後他の兎と出会ったときに誤解を招きかねないからだと言う理由を添えることはしないまま「その帽子はトゥイードル・ダムの物だろう、なぜあなたが?」アリスの部屋の並ぶ場所に連れて行くのが正しい道なのだが、思いやりに欠けるこの男は躊躇いなく自室へ向かっている。この場所からはアリスの部屋よりも自室の方が違いと言うことと、他の誰かに遭遇してしまう可能性の高さから無意識に逃げているからで。その道中、彼女には些か大きすぎるサイズの帽子、彼女に意識を向ける切欠の一つのそれについて触れるように声を投げて)
(/チェシャ猫との交流をありがとうございます!ロメオさんのテンポの良いやり取りにチェシャ猫もとても楽しませて頂きました…!キリが良さそうでしたのでこのまま〆とさせて頂きましたが次の交流で興味のある役持ちはいらっしゃいますでしょうか…!)
334:
フラミンゴ [×]
2025-11-27 01:20:30
>オルカード
今回は俺がたまたま近くにいたからよかったんだぜ。誰もいなかったら、おめーが先に言ってた通り今夜はここで過ごすことになってたカモ。(ほっとするのが彼の声や表情から伝わると慣れない環境下でこの森の中、どう動いて良いかもわからないその不安を思うと近くにいられた事に此方もほっと胸を撫で下ろすこととなる。どこにいても、と言うのは誰かが近くにいれば確かにそうかもしれないが、そうじゃなかった時の事を考えて少しばかり脅しかけるように言葉を返して。楽しそうな場所だから遊園地に、そう伝えられただけではなく働きたいとまで聞けばパチリと瞬きを行なって。自身が正に遊園地の住人だと言うことを答えるよりも先に軽やかに伝えられたその問いかけに「………俺は、デザイナーだけど服飾系じゃねェよ。建物とか、内装とか、そっちのデザインをしてる。」人見知りの自身にモデルとは似合わないけれど、悪い気はしなかった。もぞりと口元に小さな笑みを浮かべて)イカしてるし、似合ってるだろ、──これは趣味なんだ。
335:
赤の女王 [×]
2025-11-27 01:27:47
◆12月/赤の城クリスマスイベントのお知らせ◆
冷たい風が頬をかすめる季節となりました。
背後さま方も、どうぞお体にはお気をつけくださいませ。
12月1日から31日までの一ヶ月を、赤の城では大規模なクリスマスイベントとしてお楽しみいただけます。
※参加は自由です。参加される場合は一言お知らせください。※
◆ 下記、イベント概要(ミニゲームのイベントも考案中)
● 城内の飾りつけ
赤の城は12月とともに一変し、国中がクリスマスの色に染まります。
特に城の中、大広間の巨大ツリーは朝も夜もきらきらと輝き、いつ立ち寄っても幻想的な光景が広がります。
● 立食パーティ
毎日、立食会場にはクリスマス料理とデザートが並びます。
住人が自由に厨房を使い、手の空いた者から腕前を披露。
アリスの皆さんも厨房はご自由に。大人向けアルコールの用意もあります。
● ゲームルーム
隣の部屋にはダーツ、ボードゲーム、そしてクリスマスや不思議の国をテーマにしたパーティゲームが。
住人と気軽に交流するにはぴったりの空間です。
● 雪の庭園散策
普段は真っ赤な薔薇の庭園も、冬だけは真白な雪に覆われます。
酔いを醒ます散歩に最適のスポットです。
● 宿泊・休憩スペース
期間中、全住人は城に滞在します。
アリスの居室は別のエリアにご用意していますので、いつでも好きなタイミングでお戻りください。
仮眠室・休憩室も自由に利用できます。
● 城外への外出もOK
イベント中も、お好きな場所へ外出できます。
多くの地域がクリスマスカラーに染まっております。
● 仕事はお休み
この期間は役持ちは全員“仕事休み”扱いとなり、自由に過ごすので多くの役持ちがアリスとの交流を楽しんでいます。
仕事だらけの役持ちとの交流もこの機会にぜひ。
◆ ドレスコード
交流希望時、または初回ロル内にて、パーティに相応しいドレスまたはスーツなどの簡単な描写をお願いします。
◆ イベント中の新規参加
新規参加も歓迎しております。
プロフィールに「イベントスタート」または「通常スタート」のどちらを希望するかご記載ください。
迎えに向かう住人がそれに合わせて登場します。
◆ プレゼントについて
イベント期間は長めのため、序盤に住人へ贈り物をいただいた場合、よほどの不義理な者でなければ後日お返しを持って伺います。
もし期間中に間に合わない場合も「誰が何をあなたに贈ったか」を頂ければ、イベント終了後に必ずお礼をお渡しに向かいます。
すでに親しいアリスに関しては、役持ち側が先にプレゼントを用意している場合もありますが、お礼は強制ではございません!。
◆◆◆
長くなりましたが、ご不明な点があればお気軽にお尋ねくださいませ。
それでは引き続き、どうぞ不思議の国で心温まる冬をお過ごしください。
336:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-27 19:04:26
>ダリア
(なんだかんだ仕事中も彼のことを考えていた事を再度自覚しては、胸の奥がじんと甘くなる。柔らかなその声につられるようにして笑みを零すと「そう。すごぉく、ね」と付け加えて緩まった腕の中で其方を向き直り。改めてしっかりと彼をその瞳に映しては、楽しげに口角を上げながら「ええ。あんなに楽しかったお仕事は初めてよ!今日は他のアリスが読んでいった本を、元に戻す作業をしたの。」ざっくりと内容も語って。視線が絡めば双眸は甘く細まり、頷く代わりに自然と彼の背に腕を回してぎゅうっと抱き締め返す。「先生に褒めてもらえたから、それなりに役に立てると思うわ。ダリアとお仕事できるの、楽しみにしてるわね」ぽんぽん、と優しく背を軽く撫ぜてから名残惜しそうにゆっくり抱擁をほどいていき。すると何か思い出したように「あ」と声を漏らして。自分より背の高い彼を見上げたことで、蜂蜜色の双眸は光を受けきらりと蕩け。)
そうだわ。先生から聞いたの、ダリアは楽器が得意だって。……良かったら、聴かせてくれる?
(楽しげに声を弾ませては、最後には甘えるような声色で言葉を紡ぐ。「お仕事、いっぱい頑張ったんだもの。ご褒美に……いいでしょう?」そうして小さく首を傾げて。)
>タスク
え、24時間営業の……マジか
(漏れた声は、予想外の反応に素で出たもので。コンビニの説明を試みようと口を開きかけたが、ここは薔薇が喋り、時間を小瓶に詰めることができる世界__元いた世界とは完全に別物として捉えた方が良いだろうと結論に至って小さく頬を掻いては断念し。部屋を見渡す彼の言葉を聞きながら、改めて部屋を見渡す。誰も使っていなかったとは思えぬほど埃ひとつ無く、_マメな人達やな_と自然とそんな感想が胸の中に浮かんで。彼の言葉を聞きながらぱたぱたと服を畳み定位置に戻すと、ぽやぽやとここへ連れて来てくれた男のことを思い出す。「確かに着とらんかったな……制服か思うたけどそがいな訳でもないんか。」と納得したように言葉を零して。着慣れていて、且つ拾ってくれた彼と同じスーツか海賊服か。非常に悩ましいところではあるが、彼から”似合う”なんてお世辞だとしても言われてしまえば、自然と答えはそちらに寄ってしまう。実際”海賊船のアリス”だとわかった方が良いだろうと判断すると「ん。兄さんが似合う言うてくれたし、用意してもろうた方で過ごすわ」と、今後の服装が決まり。さて、クローゼットを閉じては近くの棚に置かれた見慣れぬものに視線を滑らせてから彼を見遣る。そのまま微かに首を傾げては、ここでやらかさぬよう問い掛けて。)
兄さんらの部屋やら、キッチンやらは何処にあるん? ……入ったらつまらん部屋もあるなら教えてほしいんじゃけど
337:
オルカード・エリス [×]
2025-11-27 20:27:29
>334 フラミンゴさん
それはカンベン、気を付けるよ。……なるべくね。
(覚悟を決めていたとてやはり避けられるなら避けたいもの、それが再び自分に返ってくれば顔は思い切り渋く顰められて、何とも形容し難い濁った呻きを引き連れ文字通りお手上げの仕草と共に頭を振る。萎れた反省の言葉もそこそこに、問いに答える声へ耳を傾けて、「建物の方かあ、惜しい。…でもなーんか、納得のお仕事かも。」所謂建築デザイナー、というものらしい。この国の建物をそう多く見てはいないが、思い出すものと目の前の彼とを結び付けるには充分で、悔しがる以上に腑に落ちた頷きを。それから、「趣味?良いなあ、最っ高にセンスあんじゃん。オレもお洒落好きだけど、こういうんは天賦のもんだよなあ。はー…羨ましい……」何処となく距離を感じていた彼が笑う姿に此方も嬉しげに輝かせ、改めてその姿をまじまじ眺めては、しみじみ感嘆を溢しつつ一度自らの服の襟を摘まみ弄った後、「なあ、今度オレの服も見繕ってよ。暇な時で良いからさ。そんで一緒に遊び行こ。」まるっきり友人に掛けるような親しい音色を纏い、自分と彼とを交互に指してからから楽しげに強請りと誘いを紡ぐ。「まあでも、まずは遊園地行かないとね。……お兄さん、この後予定ある?無かったら案内ついでに一緒に園内回ろうよ。」一周回って話は現在の目的へ。そこにほんの数秒考え込む顔が空を仰ぎ、しかしまた明るさを眼差しに伴って彼の元へと帰れば、不意にそんな提案を一つ投げ込んで。)
338:
プロ [×]
2025-11-27 20:41:42
参加希望です。素敵ですからね。なかなかに。
339:
ユリーシャ・ゼレンカ [×]
2025-11-28 09:11:53
>黒兎様
夜に子供がいつまでも眠らないと、先生のお仕事が片付かないって怒ってた。…先生は夜を否定して雷みたいな声を出すけど、あなたの声は夜の湖そのものみたい
(退屈だった孤児院時代、なかなか寝付けずに何度も夜の廊下を徘徊してその度に職員に冷えたベッドへ連れ戻された嫌な記憶が蘇り、むぅと表情を曇らせて。ベッドで孤独に耐えじっと静かに夜を凌ぐなんて我慢強さを持ち合合わせていない事が伺える内容を恥ずかしげもなく明らかにしつつ、まるで夢の中で語りかけるような静謐を持った調子で先生と彼の違いを表しながら、懐かしさと不思議さが混ざり合った無垢な柔らかさで表情の陰りを取り払い「黒兎はお城に住んでるの?」与えられた呼び方はダムとは少し毛色の違うものだったけれど、違和感を抱く事なく素直にすんなりと受け入れて。彼は自分よりずっと前からお城に居るから道に詳しいのかしら、と興味本位で問い掛けて、帽子について触れられては陽だまりを思い出したようにふっと表情を柔らかくして「大切なものだから、次に会うまで持っていて、って。ダムが預けてくれたの」嬉しそうに語る声には誇らしさも含まれて、これは自分が此処にいていい証でありダムが夢の終わる朝のように消えてしまわない事を証明する物だと帽子の縁を両手できゅっと掴み「女王様がね、言ったの。ユリはダムの大切で、女王様もユリを見守ってくれるって。だからユリもダムの大切を大事にするし、女王様のために頑張るのよ」ダムの帽子に触れると、まるで小さな灯火を両手で守るような心地になる。自分を"大切"と呼んでくれたことの余韻がまだ胸の奥で静かに燃えていて、無垢な決意と危ういほどの無力さが同居する感情をうまく言葉にできないまま、ただ"頑張る"と抽象的に宣言するしかなく、どこに向かっているかなんて気にも留めないまま無防備に彼の背を追う歩みを重ねて)
(/こちらこそありがとうございました!とっても親切で頼れるのに精神的な不安定さも持ち合わせるチェシャ猫様の魅力にお返事を頂くたび惹きこまれました。〆ありがとうございます、次の交流について少し迷っておりまして恐れ入りますがご相談させていただきたく。紅茶を淹れるのがお上手だとお名前を挙げてくださった方の内どなたか(帽子屋様以外)にレッスンを受けさせていただくか、もしくはチェシャ猫様に遊園地へ案内してもらい悪魔様かその他の遊園地で働いておられる方に取り次いでいただくか…。帽子屋様とは、もう少し国に慣れてから、チェシャ猫様のアリス時代の名前に近付く足掛かりとしてコンタクトさせていただけたらなとふんわり思っておりますが、上記いずれも主様や不思議の国の世界観にとって不都合ありましたらお手数ですがご指摘ください。また別件ですが、素敵なクリスマスイベントに心がほんのり華やぎました!大食い息子は立食会場に入り浸って良い気分で酒の飲み比べを申し出しそうですし、娘は初めて見る雪に胸を打たれいつまでも庭園を眺めていそうです。質問なのですが、イベント中にドレスコードを満たすためのお洋服や役持ち様にお渡しするプレゼントは既に持っているという前提で自由に描写して問題ないでしょうか?)
340:
ダリア、タスク [×]
2025-11-28 11:48:50
>有咲
へぇ、……ありがと、助かるよ(こちらに向き直った彼女が声色からも楽しかったことが伺えるそんな様子で今日の仕事を教えてくれれば相槌をするようにコクコクと浅い動きで頭を縦に振り、彼女が行ってくれた仕事は大切だけどどうしても優先順位としては後回しにしてしまう内容だから、彼女が進めてくれたとあれば伝える感謝は心からのもの。それから彼女が何かを思い出すように声を上げるときょとんとした眼差しで彼女のことを瞳に写し、それから情報源は聞かずともわかるその内容を伝えられるとぱちぱちと瞬きをしてどこか照れくささを隠し切れずに両方の瞳を細めて「得意っていうほどじゃないよ、好きでちょっといじるだけ」まずは彼女の期待値を下げるように素人が趣味として行う腕だということを伝え、とはいえ自身の特技を彼女に求められてしまえば悪い気もせずに何処となく得意げな雰囲気でふ。と笑みを見せて)それでも良いなら聞かせてあげる。きみは俺の特別だから
>陸
そらええ、俺とリトと同じ格好してればそれだけで舐められることは少なくなるんとちゃうかな。いま着てる服はアリスだけのやろ、失くさへんように気ぃつけや(彼が何かを言いかけて言葉を途中で切ればそれを追いかけることは一旦しなかった。また何処かのタイミングで掘り下げれば良いと彼が口にした“コンビニ”という単語を頭に刻む。そして彼がここで過ごすにあたっての服装を決めれば、彼が選んだ服装が自身ともう一人と同じ物だということが嬉しいとまでは言わずとも悪い気がしなくて無自覚に口端が持ち上がり。そして同時に彼がいま身にまとっているその服装を改めてみればそれもまた、彼と元の世界をつなぐ糸の一つだからこそ理由は伏せて忠告だけを添え。問いかけが戻ればああ、と声を上げてから「この隣が俺の部屋やで。飯作ったり食ったりするんはこの並びの奥んとこ。行ったらあかん場所は無いけど、この船の一番奥にある金庫室、債務の心臓は別に行かんでもええよ。あんたみたいなのが見て心が折れても敵わんわ」ぽん、ぽん、ぽんとテンポよくある程度の情報を与えれば会話の中から感じる彼の人の好さを思ってか、そこに溢れんばかりに置かれるたくさんの“時間”はきっと彼にとって荷が重いはずだと言葉を締めくくり。)
341:
フラミンゴ [×]
2025-11-28 11:49:35
>オルカード
そりゃドーモ。……気が向いたらなァ、俺、外出んのあんまし好きじゃねェ、から。けど服見繕うのは嫌いじゃねぇし、そこまでなら喜んで。(いっそ恥ずかしくて仕方がなくなるくらいの誉め言葉の数々に照れくささをそのまま浮かべた表情で自らの頬を指先でぽりぽりと掻いて。今出会ったばかりとは到底思えない懐っこさで誘いを受ければ“う゛―”だの“あ゛―”だのと渋るような声を呻くみたいに上げてからそうなるに至る理由も添えて、服を選ぶ楽しさとそれを着て出歩くという苦手要素の天秤で葛藤するように眉間に皺を寄せて。それから持ち掛けられた提案には断る理由も無く、こくん。と浅い動きで頷いて「それは構わねェけど、俺案内とかすんの得意じゃ無いし下手でも勘弁してくれョ」と予防線を張るように口にして)
342:
赤の女王 [×]
2025-11-28 11:50:06
>338 様
(/この度はこちらのトピに興味を持ってくださり有難う御座います。ですが現時点で交流に向けての不安が見られるため参加をお断りとさせて頂きます。お声がけありがとうございました。)
343:
黒兎 [×]
2025-11-28 11:50:58
>ユリーシャ
夜の湖、……。(例えられたそれはあまりにも綺麗なものだったから、肩の奥で小さく息が揺れた。そんな透き通ったものではなく、底の見えない沼のほうが似合ってるのだからと胸中で呟きを落とし。後ろから続く彼女の足取りは、疑う事を知らないように素直だから、良い対応とは世辞にも言えない自身に対してそう言葉を伝えられるのは鈍さゆえか、はたまた強さからか。どちらにしても自身には持ち得ない種類の光だと感じる。ここに住んでいるのかという問いかけには振り返らず、短く頷く。その仕草一つで十分だと言わんばかりに肯定をして。そして抱えた帽子を彼女が持っている理由を受けると、同時に能天気な男の顔が脳裏に浮かんだ「あの男がしそうなことだ。」そう落とすのはぽつりと気の抜けたような短い相槌で。先程より彼女は躊躇いなく“女王”を語る。その声はまるで祈りのようで、迷いも陰りも持っていない。そんなアリス、まずいないと考える。普通は自分のことばかり話すのだ、見たものや食べたもの、驚いたものと言ったこの国に来たばかりの子らしい無邪気な浅さを語るのに、彼女は違う。赤の女王を語るアリスで、女王のために“頑張る”と言い切るアリス。そんな彼女に興味を持つなというほうが無理だった。歩きながら気づけばその横顔をちらりと盗み見て、危うい灯火みたいな少女だと感じた。吹けば消えそうで、それでも真っすぐ熱を持っているのが伝わるとも。目的の扉に辿り着いたときそっと手を伸ばし、開くその前に、扉に触れたまま、低く釘を刺すように声をかけて「部屋のものには触れないように。」それは雷みたいに怒鳴ることはなく、必要最小限の注意それで充分だというようで。扉を半ば開いたところで、興味を抱いた彼女にだからこそふと喉の奥が疼き、言葉が零れた)後もうひとつ。眠る時間を決められるほどあなたは幼くない、歩くのも留まるのも、夜とどう向き合うかも、あなたが決めていくものだ。
(/御相談を有難うございます!では同じ家に住むものとしてハンプティダンプティでのご挨拶と紅茶の淹れ方を学ぶお時間、または悪魔のカジノまでチェシャ猫が連れていき橋渡しを終えた状態で悪魔との交流のどちらかは如何でしょうか…!前者であれば帽子屋邸との橋渡しがハンプティより可能で、後者であればお金を得ることが出来るので行動範囲が広がるかと思います…!
クリスマスイベントについてもお目通し有難うございます!こちら持っている前提(衣装はユリーシャちゃんなら赤の城に沢山のドレスが用意されている中から好きなものを選ぶ、ロメオさんなら羊がいくつか見繕った中から選んだなどの流れ、プレゼントはNPCとの仕事で得た収入で用意したものや、手作り品など細かいことはそこまで気にせずに大まかにで用意して頂いて大丈夫です!)で問題ありません。もし探すにあたり不安などがあれば都度御相談頂ければと思います…!)
344:
赤の女王 [×]
2025-11-28 12:46:38
■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87
■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0
■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1
■ 手紙 ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%89%8B%E7%B4%99
■ 常時イベント ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/
>No.335
クリスマスイベントについて
これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。
皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。
>どのお時間でも登録アリスをお待ちしております。
>只今の時間リアルタイムでの反応が可能なので、無登録アリスも大歓迎です
345:
ユリーシャ・ゼレンカ [×]
2025-11-28 13:07:06
>黒兎様
ダムのことをよく知ってるの?
(暗闇の中で小さな灯りを見つけたように瞳がふわりと揺れて僅かに輝きを帯び、とたとたと小走りして彼の横に並ぶ。自分にとってダムは女王様とは似て非なる形の祝福をくれた特別な存在であり、その名を知るばかりでなく人格や性格までをも熟知しているらしい彼の言葉には思いがけない秘密の扉が開くような予感がして、本の読み聞かせを強請るように〝知っていることを聞かせて〟と雄弁に語る眼差しで隣を歩く彼を見上げて。注意事項に素直に首肯を返した後、語られた夜との向き合い方はまさしく暗い道の先を照らす導きのランタンのようで、選択も決定も自分の意のままだという響きはまるで閉ざされた窓がひらりと開いて優しい夜風が頬を撫でるような、そんな解放感が胸に咲いて。「…そう。夜と仲良くするのも、眠らないで歩くのもユリが決めていいのね。先生は夜を閉じ込めたけど、あなたは夜を許してくれるんだわ」夜の静けさに溶け込むような淡い響きは喉の奥から力強く押し出すのではなく、胸に灯る小さな火をそっと息に乗せて吐き出すように。喋り方は急がず、言葉の間に小さな間を置く沈黙を恐れないその間合いが醸す浮世離れした雰囲気のままに「黒兎はどうやって夜と仲良くするの?」ヒントを求めるように、そして何より夜の似合う彼に対する興味を率直な質問に変えて。ここまでに彼がくれた言葉から、冴えた月夜のような凛とした冷たさを持つ彼の中にも優しさや暖かさといったものを感じた気がして、変えようもない過去と分かっていながら少し唇を尖らせて)孤児院の先生が黒兎ならよかったのに。そしたらもっと素敵な記憶になったはずだわ
(/ご丁寧な提案ありがとうございます、どちらも素敵なので今回選ばなかったものもいずれ叶えていきたいです…!大変悩みましたが、次のお相手はハンプティダンプティ様にお願いしてもよろしいでしょうか。紅茶の淹れ方と帽子屋様との出会いの足掛かりを手にした後、チェシャ猫様に悪魔様の元へご案内いただいて、そこでお金を得られたら紅茶に合うお菓子か可愛らしい置き物かを購入して、教わった紅茶と一緒に羊様へお礼として振舞わせていただければと…!あくまで現時点のざっくり空想ロードマップですのでこの通りにいかないかもしれませんが、なんとなくそんな方向性で不思議の国を歩かせていただけたらと思います…!
クリスマスイベントの質問へもご回答ありがとうございます。諸々承知いたしました!雪に包まれた赤のお城も羊様のおうちもとっても素敵だろうなと想像しています。イベントもこの先の物語もとっても楽しみです…!)
346:
黒兎 [×]
2025-11-28 14:58:46
>ユリーシャ
特別親しい訳ではない。ただ、此処で暮らしていれば顔を合わす回数も話を聞くことも多い。あの双子は仕事を放置して姿を眩ます、これからは困っているトランプ兵が助けを求めている姿をあなたも見かけるだろう。(いつの間にか隣に並んだ彼女がその人物についてを伺うと、隠すつもりも過剰に教えるつもりも無いといった様子で平坦な声色がその帽子の持ち主についてを答えて。ふ、と心に灯りをつけるように御伽噺の中の少女のような喋り口で伝えられる言葉を全て聞き終えて、それに対する答えを口にするよりも先に部屋の中へ足を踏み入れてしまう。その部屋の中は深い黒や紫色を基調とし、光が殆ど反射しないように多くの布が部屋中を覆っていて。部屋に飾られるものは殆ど見当たらないが、テーブルの上には数冊の詩集と写真の入っていない黒い額縁が置かれていて。音のない部屋の中は静寂が支配するようなそんな静かすぎる空間となっており「勘違いするな、私は別に夜と仲がいい訳ではない。昼よりはマシだというだけだ。」無愛想な対応ながら、彼女を迎えた時点で睡魔が来るまでの間、話に付き合うという心積りのようで横に長く作られたソファの上へ先に腰を下ろし、そこで初めて彼女の顔をしっかりと覗くように顔を向ける。それから彼女の発言の中に女王が存在することからきっと会ったのだろうと推測を立てて抑えきれなかった疑問を送り)陛下は。………元気そうだったか。
(/承知いたしました!それでは羊邸にてハンプティとの交流をよろしくお願いいたします!恐れ入りますがどの場面でも構いませんので初回交流文を頂いてもよろしいでしょうか。その後の流れもとても魅力的でなぞっていけるのがとても楽しみです…!
それではイベントまではまだ少し日がありますが、私もとても楽しみですので一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします…!)
347:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-28 16:19:24
>黒兎様
(部屋へ足を踏み入れた瞬間、まさしく夜の湖の底に沈んだような印象を抱く。彼の言うように昼間の陽光だけでなく夜の月光さえ拒むように折り重なる黒と紫に目を奪われるように室内を見渡し、肌を包むような静寂を全身で受け止めて。飾り気のない空間は独特の冷たさと、同時に目に付いた空っぽのままの額縁は何か秘密を抱え込んでいるようで、そんな雰囲気がほんのりと心地よく感じられて「……すてき」ぽつりと落ちた呟きは未知の世界に対する憧れに近い響きを持ち、問いかけを聴きながら彼の隣にちょこんと腰掛けて。答えを探すでもなく、ただ思い出の断片を口にするように「……女王様はね、ユリを見て笑ってくれたの。光そのものみたいで、すごく綺麗だった。ユリの言葉は薬よりも効くって…、ユリのおでこにキスしてくれたの」あの優しい微笑みを、穏やかで凛とした佇まいと美しい声を思い出すだけで、心がふんわりと熱を取り戻して指先に血が通うような気がする。稚拙ながらも純度の高い敬愛を分かりやすく顔に滲ませながら足をゆっくりぶらぶらと動かして、ダムに関する彼の言葉を思い出して視線を向け)ねえ、ダムは何のためにトランプ兵さんを訓練してるの。
>ハンプティダンプティ様
(まだ夢の残り香をまとったまま、朝の気配に瞼を押し上げる。快適で清潔なベッドと友人のくれた品々のおかげで日々問題なく睡眠を取れており、大きな欠伸と共に伸びをして立ち上がって。寝間着として一枚羽織っただけのプラッシュローブ姿のまま、毛先が遊ぶようにくるくると跳ねる寝起き頭を掻きつつリビングへ。「メリー?、…いないのか」朝の紅茶が必要か、お伺いを立てるための呼び掛けには応答なし。ここに住まわせてもらってどのくらい時間が過ぎたのか、少なくとも棚や引き出しの位置はもう身体に馴染んでいて茶葉の缶もカップの並ぶ戸棚も手を伸ばせば迷わず届くほど。今朝は紅茶よりも腹の虫が先に鳴いて、「…ベーグルでも焼くか」のそのそとキッチンへ足を運ぶ。窓から射す朝の光がまだ半分眠っているような横顔を照らし、着々と朝食の準備を進める手元に静かな活気を与えていく。メリーの不在を気にしながらも、自分の手で今日という日の朝を始めるべくオーブンのスイッチを入れて。)
(/お返事ありがとうございます。ロメオの初回をご用意させていただきました!何か不都合や解釈の相違等ありましたらすぐ書き直しますので、ご遠慮なくお伝えください。)
348:
黒兎、ハンプティ [×]
2025-11-28 17:28:48
>ユリーシャ
………。(その語り口はまるで今日をどう過ごして来たかを教えるような、思い出を共に振り返るときのような想像しやすくて情景が目に浮かぶようなものだった。彼女の言葉が飾ることのない等身大の物だったから、そうだったからこそ斜に構えてしまう自身にも捻くれた捉え方としてではなく、その言葉を素直に受け止める事ができたのかもしれない。覗く表情の柔らかさ、目元の和らぎ、口元にふんわりと浮かぶ微笑み、その全てが陛下に対する敬愛を語るようで、たったそれだけの要素が一定の距離を保とうとする要塞のようなこの男の心を幾分か溶かして温めた。表情は無愛想なもの、変わらないが最後まで彼女の言葉を聞き終えた後に短く返す「そうか」という相槌の声はどこか親しみを持つような、ツンと冷たいものではなくて丸みを帯びた声色をしていて。それから何気ないように向く彼女からの問いかけには表情を変えないまま暫く沈黙を置き「何かしらの役割がなければ生きていけない。私は黒兎としての役割を、ディーとダムはトランプ兵の指揮とりを、トランプ兵は何かが起こる訳じゃなくとも緊急時のために備えて訓練を行う。それが彼らの役割だからだ」明確な答えはない。端的にまとめてしまうなら、それはそういうものだから。たったそれだけの内容を小難しい言い方にしてしまうのは性分であり悪癖か。彼女がダムの帽子を身に纏うからだろうか、少しだけ顔を寄せればくんと短く息を吸い、それがその男の目的なのかもしれないが指摘をするように告げて)あなた、それを被っていてはダムの匂いが染みつくぞ。
>ロメオ
────んがっ。あああああ、カラダいってえええ。(リビングの隅っこ、そこで死体の如く横たわり寝こけては今を迎えたらしい。高い所から落下をする夢でも見たのだろうガクッと体をびくつかせてから鼻が詰まるような声をあげて、それから大きくてギョロリとした二つの目が剥き出しになるように開かれて。バネが跳ねるような動きで横たわっていた体を起こすとガシガシと自身の頭部を掻きむしり、床の上で一晩を明かした弊害である体の軋みに嘆く声を大袈裟な独り言としてあげて。キッチンから感じる人の気配に誘われるように足先は自然と吸い寄せられて、そこにいる共に寝起きだろう彼の姿に最初こそ無表情のまま見つめてから今度は一転、大きく見開かれた目はそのままに笑顔を浮かべ「モーニンモオニン!!よおお、アリスう。何作ってんだ!俺も俺も。俺も腹ペコなんだよう」図々しく、馴れ馴れしく、彼がオーブンに触れていることから朝食の用意だろうと察して、そんな彼にそばにうろちょろと纏わりついて「なあなあ!ベーコン焼いたのと目玉焼き作ってくれよう。俺がやると手え震えてタマゴが綺麗に割れねーんだァ」ヒャヒャと笑いながら挙げるリクエストの姿は酔っ払いのだる絡みに似ている。寝起きとは到底思えないテンションの高さと、起き抜けであることが伺える少し掠れた声ではたと姿の見えないもう一人の同居人に気がついて、その姿が無いのをいいことに懐から紙煙草を取り出して)メリイ出かけてんだァ。こんな早くから元気だなあ、アリスもそー思うだろ
349:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-28 19:06:30
>黒兎様
(ああこのひとも女王様の事が好きなんだと理屈ではない感覚で感じ取る。女王様の体調を気に掛ける言葉から始まって、答えを聞き届けた後の声の変化は自分にも判別できるものだった。好きなのになぜ自分で女王様に会いに行かないのかしら、彼が沈黙する間に浮かび上がった疑問を、女王様に病気の事を伺った時と同じように無邪気に無遠慮に伝えようとした寸でのところで彼の方が先に口を開いて。真剣に口を噤んでまっすぐに彼を見つめながら耳を傾け、最後まで聞き届けると不意にふっと表情から力を抜いて微かに口角を上げ「…よかった。女王様を狙う悪者はこの国にはいないのね」心から安堵したという風にふにゃりとした印象で微笑んで。兵隊さんは悪いものから王様を守る人というイメージがあったからこそ、女王様を守るように侍る彼らそのものが女王様に対する脅威の裏付けとなることを恐れていたのだが、杞憂に終わって良かったと自分の胸元にそっと両手を重ねて。「あなたの言う事、わかるわ。ユリの役割はアリス。そうでしょ」女王様が丁寧に説明してくれたから、自信満々といった様子で得意げな顔を向けて。最後の指摘は思ってもみなかった内容で、まるでそれが良くない事のように言われる理由が分からずきょとんとして「…いけないの?ユリはダムのにおいが好き。安心するもの」両手で帽子を外して顔の前ですんすんと匂いを嗅いでみるも、全く不快ではなくむしろ揺り籠のような彼の腕の中を思い出してとろりと目許を緩めて)
>ハンプティダンプティ様
(自分一人だと思っていたから、背後から聞こえた声に反射で勢い良く振り向いて。誰だ?いつからここに?溢れ出て止まらない疑問の渦中にメリーが話してくれていたもう一人の同居人について思い至って。髪の半分を占める赤色に、ああ彼が言っていたのはこの事かと合点がいってふっと一人思い出すように笑って。こちらから挨拶をしようとしたワンテンポ早く空腹を訴えられてはハハッと楽しそうに笑い交じりの息を吐いて「ベーグル焼いてたんだよ。君がハンプティダンプティだな、やっと会えて嬉しいぜ」握手の為に手を差し出し、追加のリクエストにはパッと顔を輝かせて「気が合うな兄弟!そりゃ俺の大好物で今朝の朝食のメニューさ。任せとけ、まん丸のやつ作ってやる」食材を並べる手は止めないまま、賑やかなお祭りのような彼の雰囲気に当てられて寝癖頭ながらこちらも陽気な調子で言葉を貸して。ふと彼が手に持つ物に気付けばチェシャ猫の忠告が頭を過ぎってぎょっとしたように目を瞠り、ちょうど焼けたばかりのベーグルにクリームチーズと生ハムをサンドしたものを彼に齧らせるように口の真ん前まで持っていき、代わりにどさくさに紛れて紙煙草を取り上げようと手を伸ばしながら)家の中ではこっちにしとけよ。…酔っ払って帰ってきて一晩中そこで寝てたのか?
350:
オルカード・エリス [×]
2025-11-28 20:26:18
>341 フラミンゴさん
…ごめん、無理なら別に、
(随分と悩む呻きを上げるものだから、断られてしまうのかと思考が過る。だからと先回って撤回をしかけたものの、続いた返答に表情はまた元の輝きを取り戻す。「やったやった、約束だかんね。へへ、楽しみい。」二つ目は無理でも、一番の希望は叶えられる。その喜びは弾む声だけではなく、二、三歩スキップに跳ねた足取りにも顕しながら、その“いつか”を確かと結ぶ。此方の提案には予想通りの是、ただその後に引かれるラインにはふっと軽く息を噴き出し、「Take it easy、お兄さん。犬に散歩させるくらいの気持ちで充分。」強引に線を踏む真似はせず、しかし緊張や不安は撫で払うつもりで自らを犬と指差しそんなジョークを。「オレだって――」“一人で行くのは味気無いだけ”或いは“虚しいだけ”、“寂しいだけ”――そんな心を勢い余って口にしそうになって一瞬止まる。この国へ来てからはどうにもこうにも、少し調子が狂い気味のようで困りもの。だが、「――優しいお兄さんと回れたらもっと面白いだろうな、ってその場の勘だけで喋ってんだから。」うっかり咲かせた白い薔薇を赤で塗り潰すように、“場違いな本音”は相手への賛辞と冗談へ替えて自らの感情を騙し、調子をあっという間にコントロールする。それから不自然だった一瞬に言及されるその前に、ぱっと視線を景色に移して、「…お、アレかな?」まだ距離はあれど目的地らしきシルエットを視認し、目を凝らした数秒後には彼へと燥ぎ笑う顔を向け、「はーやく行こ、お兄さん。オレ待ちきれない。」言葉通りにそわそわ先走る足は彼の隣から一歩前に出て、ついでに落ち着きの無い手も案内してくれている筈の彼を引っ張らんとその腕に伸びて。)
351:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-28 22:31:27
>ダリア
あら、充分にすごいじゃない! それに”好き”から生まれる音って一番綺麗なのよ。ますます楽しみになってきちゃった
(あまりプレッシャーをかけるようなことはしてはいけない……とは思いつつも、楽器に触れたことなんて滅多に無いが故にすごいすごいと口から零れてしまって。何処か照れが滲む彼の反応も可愛くて仕方がなく、愛情たっぷりに双眸は細まっていくばかり。そんな中、得意げな笑みを見せる彼の口から”特別”という言葉が紡がれると呼吸が一拍遅れて。どんな意味があろうと、彼の特別でいられるのは純粋に嬉しいこと。素直に言葉を受け取るとじんわりと胸の奥はあたたまり、ほんのりと頬に朱が差していく。その嬉しさを噛み締めるようにはにかむと、真っ直ぐに彼の瞳を見詰めて。)
……それでも良いなら、なんて逆よ。ダリアの音なら”それがいい”の。
(自分にとっても彼は”特別”なのだと、言葉の響きにそっと想いを滲ませては口元に小さく笑みを浮かべ。視線を一度、彼の手元へと向けては指先でそっと触れる。どんな風に演奏するのだろうかと改めて手の形を見、視線を戻しては「…だから、聴かせて。ダリアの音」静かに、けれどはっきりと口にして。)
>タスク
(彼の発言から、リトルオイスターという人物も同じ服装らしい理解すると、続いた言葉にはなんの疑念も持たずに素直に頷き。特別思い入れがある訳でもないが、かといってぞんざいに扱うつもりもない。なにより、彼が言うのであれば大切に管理しておこうと頭のどこかで決めて。テンポよく与えられる船内の情報を追うように、視線は自然と入ってきた扉へと向けられる。心の中で簡易的な船内の地図を描きながらも、最後の言葉を聞いた途端その脳内地図はふっと霧散して。視線は自然と彼に戻る。”債務の心臓”__応接室で見たあの金色の粒が、誰かの大切な時間が大量に積み上がっているのだろう容易に想像ができた。心が折れるなんて大袈裟な、と一瞬思いかけた自分が浅はかに思えるほど、胸の奥が強く縮む。呼吸がすうっと細くなる感覚に気付き、小さく息を吐けば「……兄さんは、俺のことほんまよう見とるのぉ。」なんて言葉を零して。気を遣わせてしまう申し訳なさ、仕事をするなら本来入れて当然の場所に、まともに足を踏み入れられそうにない無力感。それらに苛まれながらも、言葉で先ず守ってくれた感謝を示すように双眸はすうっと僅かに細められて。)
……兄さんは怖うなかったん?その”時間”のこと知って
(そうして何気なく問いかけたのは彼のこと。慣れて平気になったのか、しっかり恐れを抱きながらも仕事と割り切って考えられるのか……彼はどう向き合っているのか純粋に知りたくなったようで。)
352:
黒兎、ハンプティ [×]
2025-11-28 23:46:55
>ユリーシャ
(周囲ごと暖かさに包むようなそんな微笑みを浮かべる彼女のことを視界に収める。そして心底の安心を言葉からも感じ取る事ができると、そんな彼女の表情を逸らすことのない真っ直ぐな目で見て。静かに少しだけ頭を傾ければ、帽子の主が随分と信用を得ていることが伝わるその様子に一拍を置いてから「あなたが良いなら構わないが、誤解を招いて蜥蜴に怒鳴られる可能性がある。庭園を歩くときは特に“蜥蜴のビル”に気をつけるように」出会ってから今まで、彼女という存在は単純なようで雲を掴むような、どこか朧げな輪郭を持っている。繊細であり、綿飴のように溶けて消えてしまいそうな、そんな印象を持たせる彼女だから。誤解だと分かればすぐにフォローをするだろう男だけれど、そんな男の印象が悪くなってしまわないようにと事前に可能性の一つとしてそれを口にして)特別鼻が効く訳じゃない私でも匂いに気づく、鼻のいい蜥蜴はもっとわかるはずだ。
>ロメオ
ベエグル!!!起きてちゃんとした飯が食えんの最こお!(差し出された手を少しも考えずに両手で包むようにガッチリと握り、遠慮のない動きでブンブンと上下に振り。すっかり自分も素敵な朝食に招かれる気でいるようで、同時にリクエストメニューも聞いてくれるということで彼に対して歓迎の気持ちとなりご機嫌の鼻歌を口ずさんですぐ、目の前に差し出された見てわかる美味しそうなそれに寄り目になるほど二つの目が縫い付けられて。大きな口をぱっかりと開き自身の手でそれを持てば手につかんでいた煙草はそのまま落とすこととなって。それを彼が手にすることにも既に意識が向いていないようで齧り付いたそれに舌鼓を。最後に食事をしたのがいつだたろうかと思うくらいには空腹で、そんな空きっ腹に美味しいベーグルが与えられれば頬張るほどの大きな一口を味わうようにもぐもぐと噛み締めてゴクンと飲み込み。数日ここを離れていた理由を口にしてからはたと気づいたのはここにいるアリスという存在についてで。大きい目を大きく見開いてずずいと距離を詰めては彼の顔をしっかりと正面から覗き込んで)うめっ。俺生ハムめ~ちゃ好きなんだよなあ!酔っ払ったんじゃねえよう、新しいキャンディに手ぇつけたらキきすぎちまってこっち帰って来れなかったんだ。……アレ。うちアリスいたっけ。まだ夢ん中かあ?
353:
フラミンゴ [×]
2025-11-29 01:10:39
>オルカード
……、フラミンゴ。俺の名前(何かを伏せたような、隠そうとするような、それが何かはわからなけれど何かを箱の中に閉じてリボンを結び片付けてしまうようなそんな彼に気がつく。しかしそれを追求することはしない、隠そうとするということは彼にとってそうするべき理由があるのだろうと考えてのこと。その代わり、“優しいお兄さん”というその言葉を拾えばその部分を訂正するように自らの呼称を口にして。見えてきた遊園地を前に彼が嬉しそうにすると、その様子は見た目から伝わる彼よりもずっと幼く見えた。腕を引かれれば困り眉を更に下げて「ぅお、……急がなくても逃げねえヨ。つうか、どーすんの。夜が来る前に建物ん中入んないとダメだぜ。夜中から明け方までは出歩き禁止、それが遊園地の決まり」腕を引かれれば引っ張られるままに少しだけ早足になり、ふと気になったのは同伴者を連れていない彼が口振り的に初めての遊園地なのだろうということ。ともなればここの決まりを知らなくても仕方がないことだと考えを連ねて、いざとなれば今夜はうちで迎える心算で確認をして)
354:
ダリア、タスク [×]
2025-11-29 01:11:30
>有咲
……そこまで言われたら仕方ないなぁ。こっちだよ(“自分の音”だから聞きたいと言ってもらえる事がどれほど嬉しい事なのか。きっと彼女が思っているよりずっといま喜んでいると自覚をして。はっきりとした声色で伝えられたその言葉に少しだけ照れくさそうに微笑んでから頷いて、彼女のことを楽器を置いてある自身の部屋へと誘導して。その道中、自宅に彼女がいるということがなんだか不思議で、それなのに気持ちが弾むのを微笑みという形で表情に表して「変なの。きみが俺の家にいるなんて」変だと話すその声にはまごう事ない嬉しさが浮かんでおり、そう遠くない距離を歩けば一つの扉の前で足を止めて「ここが俺の部屋。綺麗にしてたかなぁ、汚かったらごめんね」扉を開く前に予防線としてそんな言葉を添えてから冗談めかすようにくすくすと笑って見せて。それから部屋の中に入ればそう尋ねるように口にするのは自身の特技を披露するのに見てほしいと言う感情が隠しきれずにいて)ねえねえ。ギターもピアノもできるんだけど、どっちの方が気になる?
>陸
───。考えたこともなかったわ、(短い呼吸で気持ちを落ち着かせなければいけないくらい、先ほど実際に体験させた時間が彼にとってとても重いものとなったことが窺えた。申し訳なさそうにする彼に少しだけ首を伸ばして、逆に向けられたその質問に回答通りのキョトンとした顔を見せてからその質問に似合わないくらいケラケラと屈託ない笑い声をあげて「少しも怖ないで、やって俺の時間とちゃうし。俺は自分が困らん程度の金も持っとるし、時間を担保にする必要もあらへん。せやから最初から何も怖ないな」そう続ける発言は所謂人に対する思いやりの欠如にも似た発言で。自分に関係ないことだから、誰かがそこに時間を費やす結果となっても別にどうとも思わない。それを言い切る様子には少しの迷いも持っておらず、申し訳なさを見せた彼だからその感情を否定しないように「せやけど、あんたは違う。少し話したらある程度の人となりはわかんねん。あんたは優しすぎるお人好しやろ」そしてそんな人間を嫌いじゃない。その一言は音にせず、肩を竦めて見せて)
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