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【ALL版権/版権・完全創作有り/戦闘・探索※第四回】霧と灰の街【本編※ホラー要素有り】/248


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ID:896f7f474 2024-08-15 17:43:56



>>218 >>220 シエラ・ジェラミス、オベロン、森林ALL

【森林(移動中→廃コテージ)/ゴードン・ヒラツカ、????×1】

――“後ろのやつ”は多分、無理なんだろうけど他の怪物って物理攻撃って効いたりする?

後ろは振り返らずともちゃんと気配で付いて来ているかを把握しながらも聞こえてきた彼女(シエラ)の本人からしてみれば素朴な疑問、そもそもその場凌ぎの自衛ならば兎も角、文字通り(戦う)気満々な様子の相手(シエラ)の言葉に民俗学者はやや苦笑しながらも…自分の知らない(異世界)ならばそういう(存在)とも戦う事が普通なのかも知れないと思い直しつつ

ヒラツカ「君は勇敢だな…私は基本的にああいう(モノ)に出くわしたら逃げの一手を打つけれども――そうだな。強いて言えば直接触れる事が出来る(存在)が多いんじゃないかな。それと―性質を知れとは言わないけど、この世の理から外れた(人ならざるモノ)というのは(苦手な物)も(弱点)も持ち併せている事が多い。」

と言いながら一際きつめの斜面を時々手を地面や木々についたりしてバランスを取りながら更に駆け上がりやや舗装された山道に出ると更にスピードを上げて(しかし少女がついて来れる速度は維持しつつ)進んで――

此処までくると追いかけて来ていた(ナニカ)のイヤな気配は徐々に薄れ始めておりこの様子なら捲き切れるかと思いながらも油断せず振り返る事はせず――薄まる霧中に見えて来た建物…少なくとも(雨風は凌げる位)の廃コテージが見えてくる。

先ほど下で少女(シエラ)と出くわす以前に此処を周辺の探索の仮拠点にしており、軽装で出歩く前の自身の道具や所持品も其処に置いて来てある。



廃コテージの敷地内に入った時点で何やらその周囲をウロウロしている人影、よくよく見るとキラキラした王冠やら不可思議な色合いをした蝶の羽やら児童書の世界観から飛び出して来た様ななんともメルヘンな雰囲気の塊めいた人物(オベロン)

敷地内に入って物陰からその人物(オベロン)の様子を伺いつつ…続いて合流した少女(シエラ)に彼(オベロン)の方を指差して…

ヒラツカ「――彼、何者だろうな。私は少し様子を見てから接触するか決めようと思うが、君はどうする?」

と同行者である彼女(シエラ)の意見を尋ねる。

――

一方、コテージ周辺をウロウロしている彼(オベロン)の付近、廃コテージの野外物置小屋らしき場所――のドアが不意に吹き飛んで、中から何かが現れる。

巨大な蜘蛛(ブラックタイガー)、毒々しい体色の人工的に(造られ)たB.O.W(有機生命体兵器)

4~5m近くある馬鹿でかい大蜘蛛の怪物。

其れは手近な彼(オベロン)を捕食対象と認識したらしく巨体に見合わぬ速度で跳躍し、襲い掛かる。



>>208 狩人、廃屋敷ALL

【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×2(死亡?)、Suicider?×2】【ガスコイン神父戦の突破率の低さは当時結構話題になりましたもんね…まさに新米狩人には目には鱗の立ち回りで心強かった彼が墓場で肉屋めいた解体やってるかと思えば(貴様もどうせ、そうなるのだろう?)とか言いつつ刃を剥いて来るのは恐ろしかったです(殴、一週目は死にまくってオルゴールに火炎壷、使える物総動員してどうにか勝ちましたがオルゴール関連の話で凄くやるせなくなったのはいつものソウル系でした…リボンの少女はきっとあの大豚にリボンで内蔵攻撃決めて危機を脱したのだと思い込んでます()】

ことも「ちんせいざい…おくすりと…おるごーる?ありがとうかりうどさん、だいじにする。」

ある意味お互いに使えそうなモノの物々交換の様な形になったが彼(狩人)がくれた“おくすり”、こと(鎮静剤)は簡単な説明を聞いて、(気が狂う)――という感覚に近しい強烈な体験を割かしした事がある少女(ことも)は直感的にその使い道を理解しつつ、更に貰ったオルゴールを少しゼンマイを回して聴いた音色に幼いながらも(きれいなおと、でもなんだかなきたくなる)と言う率直な感想を残す。

――

ドアの軋む音――霧に混じって強烈に鼻をつく(腐臭)

H■E■■LP■M■E

ことも「…ひっ」

上半身を中心に腫瘍の様に膨張しドクドクと脈打つ剥離した皮膚の内側と体組織、腐敗と中途半端に継続される新陳代謝で体内で蓄積した腐敗ガス――

膨張した部分は服が破れ、露出したオレンジ系の色の皮膚が波打っている。

僅かに伺えるのは其れ(Suicider?)が、避暑地の観光客めいた格好をしていた名残りがある点南洋の奇病“クブ病”由来の(生ける屍)の中でも最悪の状態の一つになった哀れな犠牲者。僅かに残る言語機能で助けを求めながら近付く彼らを救う手段は最早(殺す)事だけだろう。

だが歩く爆発性ボンベと化したソレらは非常に危険だ。

取り分けこういった屋内に於いては――彼我の距離は10mも無い。

そうして徐々に近付く二体の(Suicider?)



>>223 博麗霊華&霧雨亜理紗 旧校舎ALL

【旧校舎(校内1F玄関)/カーヤ(天の邪鬼)】

???「ふん、学校の“おばけ”が学校にいちゃ悪いのか?――お前たちこそ片方(霊華)はボールなんか持って御手玉でもする気か?」


冷静な少女(亜理紗)の問い掛けに、何とも癖のある声のオッドアイの黒猫はぶっきらぼうにそう答えながら顔を洗うのを止めて棚の上で立ち上がり改めて二人を見据える。


???→天の邪鬼「…まぁいい。中々肝は据わってる様だな。オレ様は天の邪鬼(あまのじゃく)、本題に入るがお前たち――このふざけた(場所)からオサラバして元いた場所に帰りたくないか?」


何やら勝手に納得して、(化け猫)では無く捻くれた神代の妖怪(天の邪鬼)はそう二人(博麗霊華&霧雨亜理紗)に提案してくる。


天の邪鬼「恐らく(切っ掛け)は何処かの馬鹿が何かしら(余計な事)でもしたんだろう。そのせいで――混ざる筈のないモノが混ざって、在る筈のないモノが在っちまってるのさ。――オレ様はその乱れの中から(抜け道)があるんじゃないかと踏んでいる。――人間なんぞに助力を請うのは癪だが―――コトは確実にして置きたいモンだろう?」


そう話すオッドアイの黒猫はニヤリッと妖しく笑う。


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