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版権(元ネタあり)なりきりチャット
自分のトピックを作る
■:
スレ主 [×]
2023-04-06 01:16:23 ID:896f7f474
霧は未だ晴れず、積もった灰は四度朱に染まる。
沈殿した遍く蠢くモノは尚も道連れを望んで贄を見定める
そうして訪れるは霧深き紅い夜。
消え掛けて点滅を繰り返す街灯の下に佇む――人影は、いやに澄んだ声で曰く付きの民謡を謡い続ける。
その眼下で繰り広げられる限りの無い地獄を傍目に
何かを呪う様な謡声はその霞んだ見通しの利かない赤と灰の闇に融けて消える。
>開始までレス禁止
1:
スレ主 [×]
ID:896f7f474 2023-04-06 02:02:15
参加を希望される方は、先ず募集・設定板 https://www.saychat.jp/bbs/thread/687967/ へキャラプロフ投下をどうぞ!
>開始までレス禁止
2:
プロローグ/本編開始 [×]
ID:896f7f474 2023-04-08 13:25:36
―異様な程の濃さの濃霧、そしてそれに畳み掛けるが如く延々と遠くまで、漂い、舞っている細やかな灰の粒子。
それらが織り成す視界不良は、まるで意図的にこの中で繰り広げられているこの世の物とは思えないような悪夢の数々を覆い隠すかの様にすら思えてしまう、少なくともその只中に故意にせよ不本意にせよ(飲み込まれ)た全ての者にとっては
既に三度繰り返された悪夢は――果たして終着に至る事が出来るのだろうか?
――
―
【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム】
(カンカンカンと板切れをドアに、窓に、一心不乱に釘で打ち付けていく音――昔ながらのレイアウトの古びたBARに、命からがら駆け込んできた二人の男が、彼らが其々(追って来る)、何かに対して備える様に即席のバリケードを拵えていく。―――十数分ほどでそこそここの酒場の守りを固めた後、二人の男の内の片方、やや猫背気味の地下鉄職員の制服と帽子を被った黒人系の若者…ジム・チャップマンは緊張の糸が切れた様に、バリケードを背にへたり込む様に座り込んで悪態をつく。)
ジム「畜生め! ジーザス! なんだって、こう、“立て続け”に、こう、なん、だ、ろう、なぁっ!」
(一方、もう片方の白人の壮年の男、火事場から着の身着のまま逃れた、しかしそれですら割かしサマになっている様なノワール物の無頼めいた私立探偵の彼、ダグラス・カートライトは即席のバリケードを築き終えるなり、酒場のカウンター、カスタマーエリアからバーテンの立ち位置辺りに歩み寄ると、何やら物色し始め…目当ての物を見つけ出す。治安が悪いのかどうかは不明だが、大体暴動めいた諍い事の現場になり易いこの手の場所ではトラブルメイカーや暴徒やらから客と店を守らなければならない事が多く、直ぐ手の届く場所に――あった)
ガチャ
ダグラス「ツイてる。」
(カウンターの裏に備えられていたスペース、そこに掛けられていた比較的短銃身の12ゲージのポンプアクション式ショットガン、フォアエンドを軽く引いて薬室の状態を確認し、続いて取り出したショットシェルの入った厚紙箱から数発無造作に掴み取り、慣れた手つきで装填しポンピングする。)
ジャゴッ!
ジム「……本当にツイてたら、あんな(奴ら)に追われてこんな所に立て篭もったりしてないってば。」
ダグラス「外で生きたまま貪られるよりは幾段かマシだと思うが?――逃げ場があっただけ幸運だろう。」
ジム「贅沢を言ってるつもりはないんだけどな?オレとしては…」
そんな微妙に噛み合わないやり取りをしながら―――二人の男は、片や不安げな視線を、片や険しい視線を、この得体の知れない街の得体の知れないモノが蠢めいているであろう濃霧へ向ける。
>レス解禁、ALL
【南部住宅街/マーフィー・シーカー】
――
―
マーフィー「ハァハァ…畜生、俺とした事が」
霧の立ち込める住宅地の一角、その玄関先に仰向けで倒れ掛ける形になっている緑と黒を基調とした背中と肩章に(白と赤の傘のロゴ)が入った戦闘服姿の一人の兵士の様な格好のニット帽の男、その右脇腹からは血が滲んでおり、玄関の床を赤黒く染めつつある。―ベストのポーチから取り出した止血用の個人装備のガーゼを押し当てて血を止めようとしているが中々止まらない様子だ。
濃い血の匂いが周囲に漂う…
――血は香り立ち、惹かれた有象無象の(異形)を誘う事になるだろう。
>ALL
【路地裏/雛沢・加奈江】
べきっごきゃ――ずる…ずる…
肉と骨を砕き血を啜る音が――霧に包まれた路地裏に響く。
転がる複数のヒトガタの(怪物)の屍、どれも酷く損壊している様子のそれらの上に座り込み
一心不乱に真っ赤になりながら血を啜り続ける一人の少女。
滴る血に染まる前から染まっていたらしき何処かの学生服は時間が経った様に赤黒く変色し――まるで元からそういう色であったかの様な有様だった。
――ずる…ずる…
>ALL
【廃雑居ビル/2F/ニコライ・ジノビエフ】
霧の立ち込める街中に存在する放棄された雑居ビルの一フロアにて…
数回の銃声と、打ちっぱなしのコンクリートの床に数発分の空薬莢の転がる小気味良い音。
そうして数拍遅れで倒れ伏せる誰か…緑と黒を基調とした背中と肩章に(白と赤の傘のロゴ)が入った戦闘服姿の兵士の様な格好を(撃った方)も(撃たれた方)もしており――まるで仲間割れか何かがあった様な有様である。
???「――軍…曹…やは…り、お…お前は…」
ニコライ「………………」
撃たれた兵士はそのまま息絶えて絶命する―― 一方で撃った銀髪の兵士(ニコライ)は今し方、撃ち殺した兵士の死体から幾らかの(資料)を漁って奪うと何食わぬ顔で踵を返す。
――
―
>ALL
3:
タイガーズ・アイ/ホークス・アイ/フィッシュ・アイ [×]
ID:c2dcf2371 2023-04-08 14:24:32
>ALL
【図書館廃墟】
フィッシュ・アイ:う……ん?あれ?僕、いつの間に寝ちゃってたんだろ…。(椅子に座ったまま目を覚ますと、うーんと軽く伸びをする)それで、次のターゲットは決まったの?タイガーズ・アイ。(つい先程までの会話の続きを口にしながら、自分のすぐ真横を見る)あれ?居ない…というか、此処は何処なの?(やや困惑した顔で周囲をキョロキョロと見回す)
【南部住宅地】
ホークス・アイ:……ここは?(住宅街のど真ん中で、立ったまま目を覚ます)確か、先程まで僕はタイガーズ・アイ達とバーでいつものように作戦会議をやっていた筈ですが……。一体此処は何処なんでしょうか…。(ふむと先程までの状況を思い返した後、怪訝な顔周囲をよく見渡す)
【廃雑居ビル・F3】
タイガーズ・アイ:…まったく、もう!何処行っちゃったのよあの子達は!悪戯にしては度が過ぎるわ!近くに居るなら出てきなさいよ!(プンプンと怒りながら雑居ビルの廊下を前進し、時折ドアを開け部屋の中を覗き込む)それにしても、何なのよ此処は!今にも気持ち悪い化け物が出てきそうじゃない…!(周囲の不気味さから気色悪いモンスターを思い浮かび、青い顔でブルブルと体を震わせる)
(/絡み文、失礼しました。やや絡み辛い内容ですみません。主様、参加者の皆様、どうぞ宜しくお願いします。)
4:
レイチェル・ガードナー [×]
2023-04-08 14:31:23
>ALL
【レイチェル・ガードナー/南部住宅街】
……見覚えのない場所……それになんだか血の匂い……
(霧と灰が立ち込める空間の中でプラチナブロンドの長い髪を揺らし、独りそう呟きながら歩く少女がいた。
いつも通り病院に来ていたはずのレイチェルは、住宅街のとある一室で椅子に座った状態で目を覚ました。辺りを見渡しても覚えがない。ここはどこだろう。
どこからか漂う血の匂いに誘われるようにふらふらと歩いていては)
5:
匿名さん [×]
2023-04-08 15:00:20
【BARアシュリー/沖田総悟】
>>ジム、ダグラス
(ザッザッザッと、落ち葉を踏みながら走る音が森の中へ響く。その音を出している張本人は薄茶色の頭に黒い隊服を着た一人の少年……沖田総悟。ちらりと後ろを振り返れば、人のカタチさへ取っているものの、人のカオをしていない異常な奴らが彼を喰らわんとゆっくりと後を追っていた。)
『…チッ、ゲームみたいにライフルとか落ちてりゃァ彼奴らなんて一掃出来んのに』
(悪態を着くものの総悟が望む物がいきなり現れる訳でも無く、怪物共を巻くために視界の悪い霧の中を走り続ける
_____森の中を抜けて広いところを出てもなお、奴らは手を前に伸ばし、こちらに迫っている。再度舌打ちを打てばくるりと振り返り、彼の身丈に似合わぬ巨大なバズーカを担げば)
ドシャァァン
(躊躇いもなく奴らに発射した。バズーカの弾が着弾した場所は異形の奴ら共々吹っ飛ばし土柱が上がる。
だが、それに伴い震えるような轟音も響き渡る。やり切ったという表情を浮かべた彼には被害に遭わなかった異形のモノがまだ居ることと……近くのバーの中に人がいる事に気がついてはいないようだった)
((絡み失礼致しますm(_ _)m
他の方の絡み文には伽羅を増やしてから絡ませていただきますのでお待ちください。。
6:
マホロア/マルク/レティア/ペルーテ [×]
2023-04-08 15:22:14
【〈遊園地〉-入口付近-〔マホロア〕〔マルク〕】
>ALL
マホロア「ウーン……ローア…大丈夫…アレッ?」
マルク「あ、やっと起きたのサ?」
マホロアがふと目を覚ますと、目の前に見えるのは遊園地。
先程まで謎の異空間を観測して、自身の乗る船「ローア」を方向転換させて逃げた筈だが__もしかして逃げ遅れたのか?と、今自分自身が覚えている記憶を辿っていくが、やはりそうとしか考えられない。
とにかく、なんらかの衝撃でこの世界に来たに違いない。先程自分は宇宙を渡っていた筈だから、恐らく自分の知っている世界ではないことは確かだ。
いや、その前にここは何処だ。そして何故「アイツ」がここにいる。
友人であるマルクを乗せた覚えはないし、まさか巻き込まれたのか?
そう思いながら少しキョトンとした表情をしているとマルクは苦い顔をして言った。
マルク「何考え込んでるのサ。」
マホロア「イヤ、ダッテ…なんでオマエがここにいるんダヨォ。」
マルク「それはお前にも言えることなのサ。ボクは昼寝してただけだってのに。」
どうやらマルクも目を覚ましたらここにいたようだ。事情はさておき、まず自分達のいるところがなんなのかを調べる必要がありそうだ。
マホロア「…ボクはローアに乗ってた所マデハ覚えてるヨォ。」
マルク「あっそ。…とりあえずここが何処かわかんねーし調べようぜ。」
マホロア「…全ク…」
マルクはマホロアの事情に関してはそっちのけの様子。いつも通りではあるものの、知らない世界に来た割には落ち着いている。
それは自分もそうなんだが。
まあ、むしろマルクは久しぶりに面白そうなことに巻き込まれてワクワクしていそうだ。現にちょっとニコニコしている。
とりあえずマルクの言う通り、ここを調べる必要がある。
立ち上がり、浮遊しながらこの不気味な遊園地の周辺を調べることにした様子で。
【〈廃屋敷〉-リビング-〔レティア〕】
>ALL
「もー、ペルーテは何処にいっちゃったんだろ~…」
水色の羽を生やした妖精が、パタパタと浮遊している。中が暗いので、炎魔法で辺りを照らしながら進んでいくが、従者の姿は見当たらない。
先程までティータイムを嗜んでいた筈だが、突然この世界に迷い込んでしまったのだ。気付けばこの屋敷の中に一人取り残されてしまった。
「迷子なのかなあ?」
首を傾げながらもこの屋敷に手がかりがないか探す。今はくたびれてしまったが、かつてはどんな人が住んでいたんだろうか、と想像しながら探索をしている。
小刻みに肩を震わせて、泣きそうな気持ちをグッと堪えながら、慎重に歩いていて。
【〈倉庫地帯〉〔ペルーテ〕】
>ALL
「主様~!?主様~!!
…ダメだ、テレパシーも出来ないし…うぅぅう…怖いよぉ…」
うさ耳が垂れ下がり、ビクビクと怯えながら倉庫内を探索する獣人。
小さな光の魔法を放ちながら、辺りを探索していた。
暗く、不気味な雰囲気を漂わせる倉庫内。
先程まで主人と一緒にいたはずが、どうやら離れ離れになってしまった様子。魔法も何故か範囲が決められているのか、どうにも通じない。
一人の従者は、警戒心を強く高めながら彷徨いている様子で。
(/絡み文失礼します!皆さんよろしくお願いします。)
7:
周 美優 [×]
2023-04-08 16:24:19
【遊園地(入口付近)/美優】
>マホロア&マルク (/絡ませていただきます/)
「迷い込んでしまいました。それに、何ですかあの生き物達は…」
気ままに散歩をしていた美優は、いつの間にか知らない遊園地に迷い込んでしまった。
そして、彼女にとっては得体の知れない2人(マホロアとマルク)が周辺を探索していそうな様子が視界に入った。
1人で行動するのはつまらないと考えたので、とりあえず後を追ってみようとする。
(/キャラを増やしてから他の方にも絡ませていただきたいなと考えております。もう少しお待ちください。/)
8:
マホロア/マルク/レティア/ペルーテ [×]
2023-04-08 16:55:45
【〈遊園地〉-入口付近-〔マホロア〕〔マルク〕】
>美優、遊園地ALL
マホロア「にしても…気味の悪イ遊園地だねェ」
マルク「…誰なのサ、アンタ」
マホロア「ン?」
二人が周辺を歩いているとマルクは人の気配を感じ取ったのか背後を振り返り声をかける。マホロアはこの遊園地の独特な奇妙な雰囲気を感じ取り、少し嫌そうな顔をしつつも探索に集中していた為か気配なんてそっちのけだった。
マルクの声に気づいたマホロアはその場で停止しなにがおきているのかをおあくにんする。
自分達を尾行している人物、もしかしたら敵である可能性も否めなかったからか、両者共少し警戒心を剥き出しにしていて。
9:
スレ主/本編開始 [×]
ID:896f7f474 2023-04-08 20:19:49
【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム、ゾンビ×18(増加中)】
>5 沖田 アシュリー周囲ALL
突然の爆発音
ジム「――んなっ!?オイオイオイ今度は何だよ!?」
ダグラス「!!近いな…」
バリケードを構築してBAR内で一息ついていた矢先に巻き起こる爆発音に対して、半分涙目で怯えを含めた黒人系の地下鉄職員の反応を他所に、ショットガンを片手に様子を見るようにBARの窓から爆発音と振動が来た方向を見据える元刑事の探偵…
ダグラス「…誰かいるのか?」
――
―
―爆発音の影響で周囲に死人めいた肌色をした緩慢な色々な服装をした人影(ゾンビ)が幾つも歩み出し集まり始めて――重火器(バズーカ)で手っ取り早く目に付く(異形)を吹き飛ばして始末していた彼(沖田)の方へふらり、ふらりと近付いて行く。
動きは鈍いが力は身体のリミッターが切れている分、人間の肉を容易に引き千切れる程のモノなので
完全に取り囲まれるのは得策ではないだろう。
>3
>5 レイチェル・ガードナー、ホークス・アイ
【南部住宅街/マーフィー・シーカー、ゾンビ×5】
―出血は相変わらず止まらないが、気休めレベルの応急処置を施しつつ…ニット帽を被った手負いの傭兵―マーフィーは、ふと玄関先で壁に背を預けながら…周囲の空気が変わった事を感じ取る。
マーフィー「…クソッ――」
ジャゴッ
装填済みの弾倉が半分ほど減ったコルトM4A1――U.B.C.S制式5.56mmアサルトライフルを腰溜めで構えながらふら付く足で玄関先からゆっくりドアを開けて外を伺う…
霧の中、歩いて来る人影――(奴ら)かとゆっくりとライフルを腰溜めから標準射撃姿勢に構え直して――覗いたドットサイトの照準器に映るのは白金色の綺麗な髪をした少女(レイチェル)の姿と――何処か夢見心地の現実感の無い様子で歩く彼女の背後から喰らい付かんと緩慢に近付く動く死人(ゾンビ)の白濁した目と白い肌。
死人ゆえに気配は無い――少女(レイチェル)と其れ(ゾンビ)の距離は5mも無い。
迷う時間は無く、傭兵は引き金を引く。
TAAAAAN!
小口径高速弾特有の甲高く短い銃声が霧の漂う南部住宅街に響き渡る。
ライフル弾は、彼女(レイチェル)の背後からゆっくりと近付き喰らいつこうと音も無く迫っていた何処かのビジネスマン風の男の活性死者(ゾンビ)の額を撃ち抜き、後方に脳漿を散らさせ無力化する。
周囲に血が飛び散る。
マーフィー「おい!そこの君、こっちだ!早く逃げろ!」
アサルトライフルを構えたまま手負いの傭兵は、更に周囲に霧に紛れてゆっくりと近付いて来る(ゾンビ)の存在を意図して、少女(レイチェル)に逃げて来る様に促す。
――
一方、状況把握に努めんとしている異世界の秘密結社の幹部クラスの彼(ホークス・アイ)の周囲にも緩慢に歩み寄る数体の普通は死んでいる様な傷の色々な風体の死人の様な肌色の人間(ゾンビ)が歩み寄ってくる。
まるでハロウィンの夜か昔ながらのホラー映画の様に――漂う死臭から、それらが仮装の類で無い事は一目瞭然だろう。
>3 タイガーズ・アイ、廃雑居ビルALL
【廃雑居ビル/2F(移動中)/ニコライ・ジノビエフ、※怪異発生中】
――自分の居る階の更に上階でやや怒った様な荒々しい足音とドアを開け閉めする物音が聞こえてくる。
その物音に対して訝しげな表情を仏頂面に交えて浮かべる、ロシア人の傭兵は――ひとまずイレギュラーが起こりつつある現状把握を優先する上で…その物音の主(タイガーズ・アイ)が脅威足り得るかを思索してゾンビの類とは異なる相手と判断すると…
ニコライ「(心※最悪、始末すれば良いか)」
とかなり情け容赦の無い思考回路で(情報収集)の為、接触すべく上階(3F)へ続く連絡階段を静かに上がり始める。
(霧)は外は勿論屋内にも入り込んで急速に視界を悪くしていく。
一方、この見知らぬ廃雑居ビルの不気味さにイヤな想像を掻き立てられている異世界の秘密結社の幹部クラスの彼(タイガーズ・アイ)だが、3Fのある部屋のドアを開けた際、奇妙な現象に襲われる。
ズズズズズズズ…
―ドアを開けた途端、――足元に氾濫した水流の様に、真っ赤な(血)が部屋からジワジワと染み出して来る――という現実離れした怪奇現象…
更に血の染み出てきた冥い部屋の中から――くすくすくすくすと何者かの小さな笑い声が聞こえてくる。
>6 レティア 廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×1】
たったったった
軽い足音を立てて、霧の中を駆けていく小さな人影、背負った小さなうさぎのリュックが揺れる。
どこか動き慣れた様な身のこなしで――しかし途方にくれた様な疲れの見える足取りで荒れ果てた廃屋敷へと躊躇無く入って行く。
ことも「……ここは、わたしの“まち”じゃない。」
―思わずそう口に出してしまう幼い小学生低学年ほどの少女(ことも)だったが……
不意に感じた悪寒に息を止めて…リビングの棚の陰に隠れる。
??「う~やま■い~も■うしあ~げる■■■■」
喉が詰まった様な濁った声で、不明瞭な歌らしきモノを口ずさみながら…引き摺る様な足音と共に
何かが屋敷の奥からリビングに歩いて来る。
―明らかに其れは(人)では無い、嘗てはそうだったのかも知れないが…
ぼろぼろで赤い染みでよごれた割烹着姿の女性(屍人)―手には出刃包丁を持ち――顔は…目元や口から赤い何かを垂れ流し、血の気の無い青白い顔はにこやかで、しかし目は焦点が合わずギョロギョロと在らぬ方向を見ながら上機嫌そうに歩いて来て――
??「か~ごめか~ご~め~■ンッフフ かぁごのなぁかのとりぃは~■いつい~つ出やぁるぅ■夜ぉ明けぇのぉばぁんにぃ■んっふふ■■あらぁ■明る■い■わねぇ?」
明らかに異常でしか無いがこのままだとリビング内の彼女(レティア)と鉢合わせする事になるだろう…
>6 ペルーテ、倉庫地帯ALL
【倉庫地帯/???※怪異発生中】
――からんからんからんからんからん―
人気の無い薄暗く霧の掛かった倉庫地帯で、前触れも無く響く(何か金属質なモノが崩れた音)、空き缶や立て掛けていたバラバラのトタン辺りがバランスを崩して転がった様なそんな音。
―崩れたのは工場へ運ぶ為に用意されていたらしき鉄の資材、――其処からぬらりっと(何かの手)が隙間から一瞬覗く。
――無機質な視線は、魔法の小さな光を放ちながら恐る恐る周囲を探索する獣人(ペルーテ)に向けられている…
ただ倉庫内の暗がりの中なので――(何が)いるのかまではまだはっきり分からない。
10:
聖羅 [×]
2023-04-08 20:36:41
【路地裏/鶴丸国永】
>>all
鶴丸「主と光坊とはぐれちまったな…。
ったく、ここはどこなんだ」
(本丸で、主と旧知の仲の刀剣と一緒にのんびり過ごしてたら見覚えのない場所に来て一瞬驚くが辺りを見渡し、他に人が居ないか探すために歩き出して
【図書館廃墟/月彩、燭台切光忠】
>>all
月彩「…本丸で過ごしてたのに。ってかここどこ…。鶴とはぐれたよ。」
燭台切「うーん…。わかんないけど…主は僕と行動しないとだよね。なんかあったら困るし」
月彩は辺りを見渡し、唯一一緒になれた燭台切光忠に聞くと、光忠は首を傾げ、ここがどこなのか知るために2人で歩き出して
11:
レイチェル・ガードナー [×]
2023-04-08 20:40:08
>マーフィー
【レイチェル・ガードナー/南部住宅街】
「……?うん……」
(すぐ近くで銃声が聞こえたかと思えば、こっちだ、と促す男性の声。姿があまりよく見えないが、声の方に進んでいけばいいのだろうか?
血の臭いで早くも酔ったのか、それとも起きたばかりだからだろうか、どこか覚束無い足取りで彼の元へと進もうとしては)
12:
マホロア/マルク/レティア/ペルーテ [×]
2023-04-08 21:54:01
【〈廃屋敷〉-リビング-〔レティア〕】
>ことも、屍人、ALL
「…!」
歌の様な詩の様な奇妙な声と口調、引きずる様な足音__
“何か”がこちらへ来ている。
__こんな廃屋敷に?
しかも声からしてまともに通じる話し相手ではなさそうだ。
奥から近づいてくる様だ。
見つかったら…ただでは済まないはず。絶対。
ただならぬ雰囲気を察知したのか、レティアは小声で呪文を唱える。
__ステレスィーナ__
魔法が通じるかどうかはまだ確証が持てない、効かなかったら負けは確実だ。
とりあえず、隠れる_いや、もし隠れることができたとしても殆ど筒抜けな場所が殆どだ。
テーブル、カーテン、棚、キッチン__キッチン?
あそこだ!と大体の居場所を見据えた後「透明化」の魔法を発動しようと念じている様で__
【〈倉庫地帯〉〔ペルーテ〕】
>ALL
「ひぃ…!?主様!?いらっしゃるのですか!?」
からんからんからんと崩れる音を聞き取り、耳がビクッと一瞬立った後歩く足を止める。
視線を感じる__だが、暗過ぎてその視線の正体を掴み取ることができずそのまま辺りを見回す__が、見つからない。
主人が__レティアが居るのか、と僅かな希望を賭けてその場で大声を上げる。
単純に怖いから、というのもそうだが威嚇の役割も大声が果たしている。
何が起きるかわかったもんじゃない__暫く突っ立っていては危ないだろうか?
暫くしたら再び歩き出すが、やや足取りを早くしている様子で。
13:
美優 [×]
2023-04-08 22:29:28
【遊園地(入口付近)/美優】
>マホロア&マルク、遊園地All
「あっ、名前は、美優って言います。私は散歩してたらここに迷い込んじゃったんです。あなた達も同じような状況だと思ったので、着いてきてしまいました。(少し緊張しながら話す)」
なんとなく警戒されていると感じたので、尾行した理由を説明してみる。
14:
沖田/川端 [×]
2023-04-08 23:24:51
【BARアシュリー/沖田総悟】
>>ジム、ダグラス
「…まーだいやがんのか。執拗い奴らでさァ」
(バズーカを打ってもまだ此方にやって来る異形の化け物。もう一度肩スコープを覗いて標準を合わせるも…数が多すぎる。同じ事になるのは目に見えていた、ただ、刀で一掃するのも現実的ではない。何度目かの舌打ちをした後に、ふと辺りを見れば建物が見えた。微かだが人の気配もする。
バズーカを背中に背負った後、踵を返して___)
「…っ……!!!」
(総悟が走っている地面から、蒼白い腕が無数に突き出てきた。刀を抜き刃を滑らせながら腕を切って行くも
___ずるり
後ろから出てきた数本の腕が右の足首と刀を掴んでいた。BARの中から見えるのは立ち止まった総悟と、後ろから見える異形のモノだろう、)
【図書館廃墟/川端康成】
>>燭台切、月彩
「嗚呼…この本も読めない……本が…泣いています」
(崩れ落ちた本棚に少しだけ残っている本を取りペラペラと捲る。そして、掠れたり破れたりボロボロになった読めなくなった頁を見て目を伏せる。そんなことを繰り返しながら、白髪の青年__川端康成は廃れた暗い図書館を歩いていた。
ふと、気配を感じ前を向けば2人の人影が見えた。自分と同じような境遇の者だろうか……そう思い話しかけようと足を踏み出せば、小さな揺れを感じた。)
ガシャンッ!!ガタガタガタっ
「そこの方々、しゃがんで__!」
(その揺れは一瞬にして大きくなる。咄嗟に屈めば、先にいる彼女ら2人に叫び)
15:
アンドルー/ガイスト [×]
2023-04-09 13:30:17
(/参加許可ありがとうございます!それぞれ絡み文を出しました。疎い文などあるかもしれませんが宜しくお願いします!)
【墓地/アンドルー】
>ALL
…クソ、何処だここは…
(いつも通り荘園の『遊戯』に参加していた。その途中ハンターと追いかけっこをして気がついたら見知らぬ場所にいて。不具合で1人だけ飛ばされたありえない状況に困惑しつつ辺りを見渡していて)
【廃病院/ガイスト】
>ALL
ここは一体…レヴ!どこだ…
(いつものように浮遊城で仕事をしていた。その途中で謎の光に包まれ目を覚ました時には何処かの病院の中にいて。先程まで一緒にいた息子の姿も無く内心安否を心配しつつとりあえず出口を探そうと散策し始めて)
16:
タイガーズ・アイ/ホークス・アイ/フィッシュ・アイ [×]
ID:c2dcf2371 2023-04-09 14:04:07
【図書館廃墟】
>図書館廃墟ALL
フィッシュ・アイ:それにしても、此処は何処もかしこも本ばっかりね。資料の保管庫か何かかしら。(自分が目を覚ました部屋を歩き回りながら独り言を口にすると、気まぐれに近くの本棚から茶色い表紙の本を手に取る)何これ。全然読めない…あーあ!ここに居るのも飽きちゃったし、さっさと二人を探して帰ろっと!(海外の歴史書のようだか英語で書かれているため全く読めず、元の棚にやや乱雑に本を戻してから部屋の出口に向かう)
"ガタガタガタッ!"
∑きゃあぁ!!何なの!この揺れは!!(突然の地震に慌てて悲鳴をあげる)
【南部住宅街】
>南部住宅街ALL
ホークス・アイ:…とりあえず、まずはタイガーズ・アイ達を探すとしますか。全く世話の焼ける人達ですね…ん?(とりあえず逸れてしまった仲間の捜索をしようと歩き出すと、ふと背後に人の気配を感じ振り返る)タイガーズ・アイ?居るんですか?(背後の人物を仲間かと思い、声を掛ける)
【廃雑居ビル・3F】
>廃雑居ビルALL
タイガーズ・アイ:∑ひぃっ!ちょっと、何なのよこれは!(ドアを開けた途端部屋から溢れ出てきた血のような液体を見て、青い顔で飛び上がる)もう!お気に入りのブーツが汚れちゃったじゃない!!(赤い液体が付いてしまった靴底を必死にゴジゴジと床に擦り付ける)
"くすくすくすくす"
…その声は、フィッシュ!あんたね!こんな悪戯をして、今日という今日は許さないわよ!!(真っ赤な顔でビキビキと青筋を立てながら愛用の鞭を持ち、謎の笑い声の主を仲間と思い込んだまま憤然と部屋の中に飛び込む)
(/返信が遅れてしまい、すみませんでした。汗)
17:
スレ主/本編開始 [×]
ID:896f7f474 2023-04-09 14:24:58
>10 鶴丸国永、路地裏ALL
【路地裏/雛沢・加奈江】
路地裏に入った途端に嗅覚を突く濃い鉄の匂い。
ずる…ずる…ずる…
加奈江「…………」
無数の人か化け物かも知れぬ屍の山の上で赤黒い血塗れ姿のまま血を啜り続ける一人の少女は顔を上げて――やって来た何者か…銀髪金眼に白の和装姿の青年(鶴丸国永)をジッとその長い黒髪の間から紅い双眸で覗く――
それは本能的な威圧とも――(相手)を品定めする様な視線とも言えた――
場の空気が一気に凍てついてゆく。
>16
>11 レイチェル・ガードナー、ホークス・アイ
【南部住宅街/マーフィー・シーカー、ゾンビ×9(増加中)】
マーフィー「…何だ、あの子(レイチェル)も怪我をしてるのか?」
――真後ろで撃ち抜いた動く死体(ゾンビ)が血と脳漿を飛ばして倒れているにも関わらず何処と無く夢遊病患者めいたイメージの覚束ない足取りで此方へ向かって歩いて来る。
その様子に精神的なショックだとか…件の(人喰い病)の発症初期段階という忌むべき想定がニット帽の傭兵の脳裏に思い浮かぶが―少なくとも(民間人の救出)が自分達(U.B.C.S)が雇い主(アンブレラ)から受けた任務…
(感染)していようがしていまいがまだ正気なら――救出対象だ。
マーフィー「急ぐんだ、奴ら(ゾンビ)が集まって来てる!」
TAN!
TAAAAN!
今度は正面から少女(レイチェル)からはっきり見える形で右肩に食い千切られた傷を持ったオフィスレディ風のゾンビと腹部に大穴が空いて其処から内臓をぶら下げる作業服姿の工事作業員らしきゾンビが襲い掛かってくるが、再び響いた二回の銃声と共にそれら二体とも正確にヘッドショットされて脳漿を散らして斃れる。
―漸く薄まった霧の中、住宅の一つの開いたドアからガーゼと包帯を巻いた右脇腹から血を滲ませながらもアサルトライフルを構えた兵士の様な装備と格好のグレーのニット帽を被った男(マーフィー)が促すように片手で招いているのが見えるかも知れない。
一方
彼(ホークス・アイ)から掛けられた声に対して――返事は無く、ただゆっくりと歩み寄ってくる。見れば近付いて来る誰も彼もが明らかに(人間)ならば致命傷になる傷を負っているにも関わらず――
一体は首があらぬ方向に曲がり
一体は胸部に幾つも穴が空いて血を滲ませて
一体は顔が半分(欠けて)いる。
それらが目の前の彼(ホークス・アイ)に喰らいつかんと確実に迫っているのだった。
>14 沖田 BAR・アシュリー周囲ALL
【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム、ゾンビ×18(増加中)】
ダグラス「…どうやら“ツイてる生きた人間”は俺たちだけじゃないらしい。」
ジム「へっ?」
チャカッ
不意に濃霧の中から聞こえてきた誰かの疲労感の混じった声、――割と小さかったが不気味な静寂が支配するこの場所では耳を澄ませば聞こえてしまう。改めてジムが様子を伺おうとしたとき、ごつい壮年の私立探偵はその地下鉄職員のジャケットのポケットに仕舞われていた45口径(M1911A1)を無言で勝手に引き抜くと…おもむろに構えて
ジム「!?ッアンタ何を!」
DON!DON!(銃声)
狙い済ました二点射撃、霧の中で銃声が二度響き――謎のサムライブレードを駆り伸びてくる手を切り伏せながら移動している彼(沖田)の背後から不意に腕を伸ばし捕らえた(異形)に撃ち込まれる。
ダグラス「おい!其処のお前!此処まで来れるか!?――必要ならカバーする!」
BARの外へショットガン片手に飛び出し、入口付近で構えながらそう大声で厳つい探偵は呼び掛ける。
>12 レティア 廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×1】
ひゅっ
からんころっ(離れた床に小石の転がる音)
??「■おぉ■やぁ?■ど■なた■?」
不意に何処からか投げられた小さな小石が静まり返った廃屋敷の中で乾いた音を立てて転がり――リビングへ一直線に歩いていた割烹着姿の(ナニカ)の気を引き付ける。
??「■■だれ■か■いらっしゃ■る■の?■」
ずっ…ずっ…
足を引きずりながら小石の落ちた方向へ歩き出す割烹着姿の(屍人)
すすすすすすすすっ
その間を駆け抜ける赤いリボンのついたカチューシャにうさぎのリュックを背負った小さな少女(ことも)は
ことも「こっち」
と小声で彼女(レティア)に呼び掛けてキッチンの方へと走ってゆく――どうやら人と姿は異なれど、彼女(レティア)を(悪いモノ)とは考えていないらしい。
>12 ペルーテ、倉庫地帯ALL
【倉庫地帯/???※怪異発生中】
――かさりっ
かさかさかさかさー
かさかさかさかさかさかさかさかさかさ――
声に応じる様に暗い倉庫の中から聞こえてくるのは金属音では無く何か節足動物辺りの耳障りな足音――それも一匹や二匹では無いらしくかなりの数らしい。
薄気味悪い暗がりの中からまた異質な(ナニカ)が現れようとしている…とも捉えられるだろう。
まだ姿は見えないがそのイヤな音はイヤな気配と共に徐々に近付いて来つつある様だ。
【少々分けます】
18:
加州 [×]
2023-04-09 14:38:42
【廃病院/加州清光】
>>アンドルー
「うわー、不気味…いかにもって感じじゃん?」
(剥がれた壁紙に放置された車椅子、ゴミが散乱した廊下を歩く茶髪の青年…加州清光は顔を顰めながら呟く。角を曲がった時、先にいる赤い染みの着いた神父服の男(アンドルー)の後ろ姿を見つけた。話しかけるべきか…否か…刀の柄を握りしめ、ぐるぐると色々なことを考えている時
「うわぁぁぁっっっ!!!?」
(ふと後ろを振り向いた加州は、悲鳴を上げ角から飛び出れば目の前にいる男に叫んだ)
「そこの人逃げて!!!早くっ!」
(___加州に続くように少女が現れる。だが、その目からは血が垂れ首が有り得ない方へと曲がっている。。のにも関わらず少女はニタニタと笑いながら追いかけてくるのが視認できるだろう)
((絡み失礼します。拙い文章で絡みづらかったら申し訳ありませんm(_ _)m
19:
レイチェル・ガードナー [×]
2023-04-09 15:02:51
>マーフィー
「…………誰かいるの?」
(時折聞こえる銃声の中、薄くなった霧の奥で手招きをする男性が見えたような気がする。抑揚に乏しい声で、かつ光のささない青の目でそう呟きながら声の聞こえた家の扉の方に向かおうとする。
まるで様子がゾンビ化初期段階に思われそうだが、本人は至って通常運転である。
ましてやゾンビに追われているなど、未だに気づいていないのだから。)
20:
スレ主/本編開始 [×]
ID:896f7f474 2023-04-09 15:20:11
【>18 加州様 恐らく病院の方のキャラはガイスト様かと思われます故】
>16 タイガーズ・アイ、廃雑居ビルALL
【廃雑居ビル/2F(移動中)→3F/ニコライ・ジノビエフ、※怪異発生中】
ぱしっ!
怒りに任せてそのまま鞭片手に部屋へ飛び込もうとした彼(タイガーズ・アイ)の腕を不意に掴むタクティカルグローブの掌。
ニコライ「待て…飛び込む前に中を良く見ろ。」
何時の間にか3Fまで上がって来ていたらしい銀髪短髪で仏頂面なロシア人の男―(背中と肩章に赤と白の傘のロゴが入った)緑と黒を基調とした戦闘服姿のそんな傭兵は見ず知らずの相手(タイガーズ・アイ)にそう言うと、部屋にベストのバックパックから取り出した折って発光させたケミカルライトを投げ入れる。
パチャッ
溢れる血濡れの室内に転がり青く発光する其れ(ケミカルライト)に照らし出されるのは――
口…無数の口――壁も、床も、天上も――不揃いな人間の其れに似た(歯)をビッシリ備えた無数の口がしきりに開いたり閉じたりを繰り返しているという生理的嫌悪感溢れる有様だ。
――だが、先程の(くすくす)笑いの主は何処にもいないらしい。
ニコライ「入っていたらそのまま餌食だったろう?」
>15 アンドルー、墓場ALL
【墓地/エディ・ドンブラウスキー、ゾンビ×11】
完全に困惑しているアルビノ体質な(墓守)を他所に、霧の深い墓場の反対側から誰かの悲鳴が聞こえてくる…
エディー「―ひっ…ひぃいいい、イヤだ!イヤだ!」
と言いながら半ば転び掛けつつ走ってくるトラッカー帽を被った小太りの青年が素っ頓狂な声を上げながら彼(アンドルー)の方向へ逃げてくる――そうして一瞬目の前で驚いた様に後ずさるが目の前の彼(アンドルー)が人間だと気付くと
エディー「…や、やあ」
と混乱してるのかやや気後れのある挨拶をしつつ後ろを振り返って更に(ひぃ)と小さく悲鳴を漏らす。
霧の向こうから緩慢に歩み寄ってくる人影、墓地だからか喪服すがたの様な黒っぽい格好の死人の様な肌色の人々が白濁した目を此方に向けながら近付いて来る。
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