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《─ 不純なエルドラド ─》【 NBL / 指名制  】/51


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42: 責任者V [×]
2022-12-16 14:31:30


度々の訂正失礼いたします。>41で上記>38はこちらとは無関係な方と表記していましたが、ただしくは上記>39です。大変申し訳ございません……!



43: サーヤ [×]
2022-12-16 17:18:14


>28

地獄?......それ痛くないの?...なんで笑ってるの、まず手当てしてよ!
(不穏な答えに意味がわからず、困ってしまって眉を下げる。地獄とは、どういうことだろうか。ますます頭が混乱していると、ガラス越しの彼の手から赤々しい血が流れているのに気づき、膝立ちから立ち上がって彼の手を見る。流れているそれを見つめると、怒ったように顔を顰めて大きな声を出す。怪我をしたのに何故彼はまだ自分を見つめているのか理解できない。答えの意味はわからないが質問に答えてくれたのは感謝している。だから手当てをしてくれと相手を睨む。そうしていると、彼は何かの機械を操作し始めた。今度はどうしたのかとまだ怒りながら見ていると、自分が入っているなにかに上から無機質な音声が響く。投薬?これは一体。天井を見回した後、彼の方を向くと低い声で怖いことを言われる。ここは何か悪い人達の場所ということか。でも、前を覚えていないなら、彼の言う通り好都合かもしれない。戻りたい戻りたいと悲しむことは無さそうだ。)
これ、何の薬なの?


44: リン/ドラグ/ベール/ケリル/レド [×]
2022-12-19 15:40:48


>35【 ギニ― 】#リン

ああ、説明すべきだったね、すまない。……私はリン。この場所、≪エルドラド≫の管理者だ。
(慎重に発された言葉に瞬きを重ね、苦笑を浮かべながら首元に提げたネームプレートを指し示す。人差し指と親指で摘ままれたプレートは小さな長方形、名刺代わりのような代物。彼女にも認識可能な言語で綴られたそれは簡素な銀色の光を放ち、頼りない蛍光灯の光に反射してちらりと輝いた。そんなわずかな光に照らされる自身の顔は、悪戯気な青年のようにも映るかもしれない。管理者と名乗るには少々歳が足りないようにも見受けられる表情と…その嘘臭さがさてどんな印象を与えるか、そんな反応すらも観察の範疇のうちで。同時に並べた説明不足は早々に切り上げ、操作盤に指を乗せる。同時に映し出されたのは培養槽のガラスの中央、揺らめく青のホログラムは『ギニ―』の文字と彼女自身が眠る姿を象って。触れても質感を持たないそれを人差し指で示しながら、半ば事務的な口調で質問を投げかけて)
さて、今度はこちらから尋ねよう。君はどの程度、自分のことを覚えているのかな?…ああ、答えられなくても結構。これは尋問ではなく質問だからね。

獲得情報:≪エルドラド≫
≪エルドラド≫1:この場所のこと。管理者はリン。


>36【 ネヴァ 】#ドラグ

目が覚めたっつーのはホントか?ホントならはよ返事しろ、被験体。
(がりがりと飴を噛みながら、横柄な態度で培養槽の佇む部屋へ。ポケットに突っ込んだ両手と斜めに傾いだ頭とは裏腹に、その歩調は限りなく早い。うっすらと埃の積もる床にスニーカーの底をこすりつけ、被験体の姿を目にする前に張り上げた声は容易にその音を届けるだろうが、少々大きすぎてうるさく思われるかもしれない。やがて彼に目を留めたなら、見つけた、とばかりに目を眇め、口内に転がした飴を一層強い力で?み砕く。さて被験体はどんな表情をしているか、戸惑い途方に暮れているならばそれもまた一興と考えていた──がしかし、その表情はどちらかといえば安穏としたもので。眇めた目はすぐに丸くなることとなり、それを隠すように頭を?く。再び被験体を見上げた瞳には苛烈な炎が宿っていて。勝手な予想を裏切られた腹いせとばかりに喚くさまは子どもの癇癪そのもの、とはいえ背丈が背丈である故か、威圧感はそれなりのものだろう。軽い力で培養槽の隅を蹴りながら、暴論もいいところの理屈を振りかざして)
起きてんじゃねーか。サッサと言えってんだ、俺以外が来たらどーすんだ。


>37【 テイア 】#ベール

死なれたら困る……髪が伸びる…?被験体としての意識があるの…?いや、それとも……
(彼女が衒いもなく零していく情報に、先程仕舞いかけたペンが忙しく動く。これ程手を動かしたのは何年前だろう──等と思索に耽ることも束の間で、矢継ぎ早に投げかけられる質問に錆びついた脳内がゆっくりと回り出して。此方に向けられる表情に悪意は感じられず、被験体と呼んだ彼女の瞳に引き込まれそうになる。これは駄目だとうっすら積もる危機感に、こっそりと自身の右袖の中へ左手を突っ込んで。隠された白衣の袖の中、カチリという機械音は被験体に届くか否か。無機質な音とほぼ同時に気を取り直したならば、改めて彼女の方へと視線を向ける。…確か、『この場所のこと』『名前』を聞かれていたはずだ。取りこぼした質問は≪何か≫の副作用なのか、それはまだ判然とせず。硬直した思考を気にしないまま操作盤に手を乗せて、彼女の問いへの答えを入力する。ロックの解除音と共に内部スクリーンに映し出されるのは彼女へ提示するための「ベール」、「エルドラド」の文字。それは彼女の手のひらほどの大きさ、被験体の身体を取り巻くように青色の文字がめぐる筈で。今にも落ちそうな瞼を無理やりに上げて、ひとつひとつ説明を)僕は、ベール。そういう君は、テイアでいいんだよね…?……ん、えーと、あとはここのことだっけ…。ここは≪エルドラド≫。君のための、場所。

獲得情報:≪エルドラド≫
≪エルドラド≫1:この場所のこと。被験体のための場所。


>38【 ステラノヴァ 】#ドラグ

!──いって、
(うつらうつらと舟をこぎながら、簡素な気の椅子に腰かけていたのは培養槽の傍ら。それは目覚める兆候アリとされていた被験体の起床を待つためで、他職員が苦笑いで呆れていた姿を思い出す。構うものかと意地を張っていたためか、眠気にさいなまれる中でも被験体の微かな声を聞き逃すことはなかった。…はいいものの、慌てて立ち上がった為か足元が覚束なく、もつれてそのまま倒れこんでしまい。内部に響いた派手な音を誤魔化すようによろよろと立ち上がって一度咳払い、白衣に付着した埃を乱暴に払いのけて。ガラスに手を付き周囲をうかがっている様子の被験体に人差し指を突き付け、何の脈略もなくにらみつける。失礼極まりないその態度を省みることもなく、ただ責めるような言葉を唐突に投げかけて)
おせえ!起きるのが!もっと早く起きろってんだ。


>38【 ナシェ 】#ケリル

ん、目が覚めたんだ。おはよう、被験体。
(特に感情を揺らすこともなく部屋の内部に足を踏み入れて、培養槽へ歩み寄る。モニターが示す情報から、既に被験体の意識が覚醒していることは察していた。であるならば、与えられた内容を忠実に実行するのみ。それとは別に前々からその肢体の美しさに少々触れてみたいという邪な欲がないでもなかったが、職務の前では詮無き事である。彼女の視線がこちらに向いたとするならば小脇に抱えたバインダーを振って、敵意がないことを示そうか。表情はあまり変化しないものの、微かに緩めた目元からもその意志は伝わってくれるだろうか。胸ポケットに差したペンを取り出し、バインダーに挟んだ紙に先を触れさせる。同時に出来上がっていくのはフォークとナイフの小さな絵。落書きは無意識的なのか、まるで何事もなかったかのように抱え直すと、改めて彼女の方に視線を向けて)さて、聞きたいことはいろいろあるだろうけど、まずは健康を確かめさせてもらうよ。どこか違和感を覚えるところはあるかな。


>43【 サーヤ 】#レド

…手当え?面白いこと言うね、アンタ。今俺に閉じ込められてんだぜ?
(一瞬黙り込んでしまったのは、被験体の反応が予想の範囲外だったため。泣くか喚くか、命乞いをするか、憎悪の目でにらみつけるか──それならば気が楽だったのに。彼女の視線はそのどれもを裏切って、血を滲ませる自身の手へと向けられた。何となく怪我を負った掌を隠すように庇いながら、モニターに目を落とす。投薬まであと二秒、開始されればわずかに青みを帯びた気体が被験体の身体を取り巻き、数十秒後にその姿は溶けて消えていくことだろう。もしかすればその際に、初夏に咲く白く美しい花の匂いが香るかもしれない。此方までは匂ってくるはずのないその花を幻視して、脳裏に微かな同情が浮かぶ。だが、もう止めることは出来ない。端的に尋ねられた薬の効果にはフンと鼻で笑うような態度を取って。最悪なその対応に彼女がどう出るかは分からないが、願わくば此方を恨んでくれますように。身勝手な願望を口には出さないまま、彼女の言葉を一蹴して)
さあ。効果が出なきゃわかんねえな。その身で確かめてみろよ。

ルート分岐:薬の効果
選択肢説明:薬の効果について選択肢が発生しました。下記よりおひとつお選びください。

1:一日一回、人差し指の爪の先に小さな宝石が宿る
2:指先に≪何も焼けない小さな炎≫を灯らせることが出来るようになる
3:何も起こらない



45: 管理者v [×]
2022-12-19 15:45:21


#25 ギニ―様(>35
病気の有無についてお答えいただきありがとうございます!そして混乱させてしまって大変申し訳ありません、以下追記させていただきます。基本的にリンの外見は、特に描写されている時を除き、ギニ―様の認識によって変動すると考えて頂いて大丈夫です!ミスを頻発してしまい本当に申し訳ございません……

#36 ネヴァ様
ご登録ありがとうございます!≪ドラグ≫がお迎えに上がりました。友愛や恋愛どちらに転ぶかは未定とのことでしたので、重要な分岐では一度声を掛けさせていただきます。お話の中でのネヴァ様のご決断を楽しみにしています!

#38 ステラノヴァ&ナシェ様
ご登録ありがとうございます!不安な思いをさせてしまって申し訳ございません。またステラノヴァ様とナシェ様に対し、それぞれ≪ドラグ≫≪ケリル≫がお迎えに上がりました。よりご希望に添える方を選んでいただけると幸いです。また後者に関してはメインの職員変更可能ですので、ご希望でしたらお申し付けください!



46: ステラノヴァ/ナシェ [×]
2022-12-20 14:22:24


>44 ドラグさん宛て

_わ、大丈夫っ?
(ガラス管内から目線を右往左往に彷徨わせていれば、薄暗い中ガラス壁越しにぼんやりと浮かぶ。慌てたように動く気配の次に、響いた派手な音で其方へ視線が向き。よく眼を凝らすと、倒れ込みよろよろ立ち上がっているところで。駆け寄ろうとすれば、矢張りガラス壁が其れを阻む。己が身を置く状況を把握するよりも、例え赤の他人や害を成す者だろうが如何であれ、相手の事を気に掛け。致し方あるまい、此れが本当なら今は亡きステラノヴァの性なのだから。ガラス管内である此処から出られないかと宛てがうだけでなく幾度もペタペタ触れ、ガラス壁の境に周辺を探っていれば、受ける鋭利な視線に突き付けられた人差し指から、其の後方へ視線を移すと薄暗くも色彩がはっきり際立つ赤髪に長身で威圧的な図体の男性が。態度はさて置き、彼の着用する白衣に割れてはいるが試験管の数々である空間は似つかわしくなくもない。唐突に投げ掛けられる責めのような言葉で意識が途切れたあの後、果たして生存者となっているのか、閉じ込められている訳も謎だらけな、まだ何も把握出来ていない混乱とした頭にはあまりにも酷だが、怯まないようにしつつ一先ず詫びの言葉を口にするも、困惑の色と疑問の響きを声音に含ませる。私が早く起きなかった所為で、責められる筋合いはないのだろうが、彼に迷惑を被らせたようだ。彼が怒る事の顛末となった経緯はよく分からないけれど。が然し、其処ではた_と気付く。若しや椅子に腰掛け目覚めるまで待っていたのだろうか。其れなら責められる感覚も構わない、"アリガトウ"とでも言うかのように嬉々とした笑顔を浮かべ。初対面だよね?と思えば、此のよく分からない状況下でも口はよく回るらしい、先手で自己紹介し終え、可能なら彼の手をも包み込みたいものだが、うずうずと期待に満ちた眼差しを注ぐ。教えてくれたならば親しみを込め、くん付けで呼ぼう。まぁ先ずは彼の反応を見て許可を得ようか。)
えっ、その…ごめんね?若しかして私が起きるまで待ってくれてたのかな。私の名前はステラノヴァ、ステラでもノヴァでも、好きなように呼んでね。はいっ、次は貴方の番よ、貴方はだぁれ?貴方のお名前はぁ?


>ケリルさん宛て

そう、やっほー。おはよー。
(何処からともなく、バインダーを小脇に抱えた白衣の男性が踏み入る。待っていたのだから当然、視線は彼へ向き。白髪に金の瞳、其の容姿を繁々と見詰め、些細な仕草で敵意のない意思が伝わってくる。其れへ返すよう、友好的な笑みを浮かべ気さくに手をひらひら振ってみせ。其れは被検体、と呼ばれた事で一瞬だけ表情や空気が無に近いものとなる。挨拶はするが被験体、に対し此処での反応を示す事なき。何事かを書き出す彼を見下ろすが、然程興味はないようで手元を覗き込む事をしないまま、落書きであるとは露知らず。改め此方へ向けられた視線と言葉に、しなやかな腕を伸ばし欠陥や不調がない事を示すよう見せる。不意に話題を変え被験体と呼ばせたくないのか名乗り、空間や身なりから察するに彼の正体である予測しておいた素性を尋ねて。)
うん、至って健康そのものかな。其れよりも、さ…アタシの名前はナシェ。_あ、ナシェで良いよ。其れで?貴方は研究者さんか何か?


>45

(/参加許可、及びお迎え有難う御座います!参加者が多くいる事により、何方かだけでもと悩んでいましたが両者ともご登録して頂き、非常に嬉しく思います。また、登録されるまでの一件に迅速且つ丁寧な対応も有難う御座いました。お陰様で直ぐ様心の安寧が保たれ平穏に過ごす事が出来、感謝致しております。展開は流れに委ねさせて頂く所存です。此れから宜しくお願い致します、此方のキャラとも楽しんで頂けると幸いです!)



47: ネヴァ [×]
2022-12-20 19:36:26



>44


(全くもって見覚えのない自分。他人の顔を見聞するかのように見つめて寸刻経ったか。人は何かに集中していると他が見えなくなるものだ…、誰がここに入ってきたなど気づきもせず、突然降りかかった大声にびくりと体を撥ねさせた。ばくばくと鳴る心臓と共に、視界に微かに人の姿が見える。緑色の液体越しに見える姿はほんの少し歪んでいて、色彩もエフェクトがかったように緑が滲んでいたが、ああ、人だと、なにか事情を知っているかもしれないと相好を緩ませれば、楽観的性格ゆえか、警戒の見えない声色で軽く返事を。すぐさま相手の実際の色彩と表情を伺うようにガラスに近づく。……が、彼の顔を鮮明に見れる位置について、そんな軽薄な感情はすぐに消えてしまった。そこには焼けてしまいそうなほどに轟々と燃える瞳と、ひりつくような剣呑さ。突如降りかかる威圧感に驚いたように目を丸くすると、続く癇癪を起こしたような言葉に答えを返す暇もなく、触れていたガラスが揺れる感覚が伝わってくる。思わずぎょっとすれば、彼の足元。どうやら蹴られているらしい。そこまで激しく揺られない様子からしてそこまで力は込めていないのだろうが、突然の暴挙にわぉ、と不意をつかれたような声を上げ、ガラスからぱっと身を引いた。一体どうしてこんなに怒っているのか。「えっと…、なんかごめんね?一応さっき起きたばっかなんだけど…、」取り敢えずと、緩く首を傾げながらも笑みを浮かべるのは、打算でもなんでもなく心からのもの。その人懐っこさが相手の瞳にどう映るのかは定かでないが、言葉を聞く限り、彼は自分を知っているんだろう。先ほど言われた被験体という言葉の末恐ろしさは置いておいて、今の自分にとっては単語一つだって大切な情報。まず彼の話を聞いて、状況を把握すべきだと思い至れば、眉の下がった困ったような笑みと、謝罪の言葉をもう一度。戸惑いの残る瞳で彼をじいと見つめ、慎重に言葉を紡いだ)
…なんかすごく怒ってるよね。 俺なんかしちゃった? 俺さぁ、なんも覚えてなくって…。 とりあえず君以外とはまだ誰とも会ってないけど、俺もしかして、他の人たちに見られたらやばい感じ?

( / 一度ミスを犯してしまった中、寛大なご対応ありがとうございます…!
承知いたしました。ドラグさんの心を少しでも揺るがせるような物語が紡げていけたらと思っておりますので、拙い文ではありますが、その選択肢までお付き合いいただけると幸いです…!
もし途中で相性の不一致や、指摘などございましたら遠慮なく仰っていただければと思います。どうぞこれからよろしくお願いいたします。)



48: テイア [×]
2022-12-20 22:56:46



>44 ベール

(思いつくままに口を開いた後、その手に握られたペンがメモ帳の上を走るのをどこか不思議そうな面持ちで見つめる。特段記録に残すべきようなことを喋った覚えは無いのだが、どうもここまでの反応からして、彼とは認識にいくらかの齟齬がある様子。目覚めて一番驚いた髪の変化についても知らないようだし、被検体としての意識なんてそれこそ今更の話だ。齟齬どころではない相違には気が付かないままに、管轄が異なればそんなものだろうかと一人納得していれば、不意に響いた硬質な音にふと視線を落として。しかし目に見える範囲で音の発生源が確認できなければ、それ以上興味を惹かれるようなものでもない。一瞬の違和感も霧散してしまえば、目の前に現れた青の文字に感嘆の声を上げ、追いかけるようにその場でくるりと回る。問いかけには頷くことで肯定を示せば、巡る文字へと思わず手を伸ばしつつ彼の説明へと耳を傾けて。「ふんふん、なるほど――そっかぁ。あなたはベールね……うん、覚えた!よろしくね、ベール!」答えのあった質問と、そうでない質問。現状ではその取捨に偶然も意図も見出せず、故にそれ以上考える事は止めにして。彼の名前を確かめるように口に出し、その瞳をじっと見つめること暫し。インプット完了とばかりに大きく頷けば、握手の代わりにガラスへと両手をついて、満面の笑みと共にそんな挨拶を。それから更に増えた疑問をひとつ口にしたところで、ひどく眠そうな彼の様子に気付けば、言葉を切って心配そうに覗き込み)
ところでその、テイアのための場所って言うのはどう言う――……?ベール、大丈夫…?なんだかとっても眠たそう。




49: ギニー [×]
2022-12-21 00:28:43



>44 リンさん


( ガラス越しの青年は"リン"と名乗り、首元に提げたドッグタグのようなものをつまんで見せた。近視の癖で無意識に目を細め、指し示されたそれを見る。必死に思考を巡らせるが、リンという名の知り合いも、エルドラドという名の施設も記憶の中には存在しなかった。不安は拭えないどころか、質量を増してわたしの心に陰りをもたらす。そのまま沈黙したわたしをよそに、彼は何かを操作して……宙に浮かんだのはブルーのホログラム。呆気にとられるわたしに対して、彼は一つの問いを投げかけた。"これは尋問ではなく質問だから"……なんて物騒な補足を頭の中で反芻し、ギニーの3文字と眠る女の幻影を見る。……これはわたしの名前と、わたし自身の姿だ。自宅で眠りについた以前の記憶はごく鮮明で、やはりわからないのは今この状況のことだけだった。 )
わたしは……XX市の自宅で眠っていたはずです。エルドラド?に来た記憶はありません。そもそもここがどういう場所なのか……わかっていません
( 想像していたより、ずっとかたい声が喉を出た。語尾は震え、地に足がついていないような高い声。会話のすべてを彼が握っていて、わたしがこの場を制することは不可能だと、直感だか本能だかで確信めいて嫌になる。もしかすると、生かされているだけ幸運なのではないかとすら思えた。"どの程度自分のことを覚えているのか?"……その質問の意味と意図が、わからなくて怖かったから。果たしてあんな答えでよかったものか、不安に駆られたわたしは焦ったように言葉を付け加え )
ただいつものように眠りについたら、ここで目が覚めて……最初に見たものはあなたです。聞いた音も、あなたがたてる音以外は、何も……



(/とんでもないです…!外見の件、承知いたしました。
特に何もないようであればこちらご返事には及びません。改めまして、今後ともよろしくお願いいたします…!)




50: サルビア [×]
2022-12-24 20:38:59



名前:ヒッツェ・ヴェーデル
年齢:24歳
性別:男性
容姿:身長177cm。揺らぐ炎を彷彿とさせる濃色のジンジャーヘア。量が多く、癖の付きやすい柔い毛は、目下に前髪を整えた前下がりショートボブに一応切り揃えられている。強い光が当たってようやっと色が窺える程に深い青の、瑠璃石の如き丸みを帯びた吊り目に、端の上がった太めの眉、八重歯の覗く大きな唇と、快活さを印象付ける面立ち。色白で、隆々とはいかないが、運動神経の良さが主張された確りと筋肉の張る均整の取れた体躯。最期の日には青のカッターシャツに白のパンツを着ていた。
備考:性格を一言で言うのなら「イカれた知りたがり」。“知らないものを知りたい”、“未知に飛び込みたい”、といった冒険心や好奇心が人の何倍も強く、それ故に何にでも興味を示す。加えて、起きている間は会話や物弄り、実験や運動等、外的な刺激を常に望み執着する病的な退屈嫌いでもある。普段は非常に友好的且つ感情豊かで、第一印象は人懐こい犬のよう。その性格上、興味が彼方此方に散る落ち着きの無さが目立つが、「知りたがりの耳目」は存外、物事や機微を聡く捉えている。
また、生前に人のルールを外れた事は“まだ”“辛うじて”無かったものの、生まれつき道徳、秩序、倫理といった思考の螺子を締め損ねており、人と深く接する程、その感性のズレが顕著に窺える。言葉遣いは丁寧で、はきはきと意思表示をする。一人称は僕、二人称は貴方、〇〇さん、〇〇先生。オリジナルの記憶は、命の終わりまでの全てにおいて欠落や欠陥は無いが、被検体としての自覚も無い。

登録の有無:有り
指名の職員:どなたの職員様も素晴らしく、選択に迷っております。可能でありましたら、主様の方で相性の良い、もしくは主様の理想の展開に出来そうな職員を選んで頂いても構いませんでしょうか?
希望ルート:恋愛(または家族愛)→革命を希望致します。いずれかの職員と関係成立後、そのまま関係を成立させた相手と協力する形で革命ルートへ移行する…といった道筋を取りたいのですが、可能でしょうか?
展開の要望:概ね流れに任せますが、出来る限り多くの職員様方とお話をさせて頂けると嬉しいです。
開始ロル:(踊るように地を踏む夕暮れの帰り道。明日は何を知ろう。次は何を覚えよう。そう希望に溢れた瞳が最後に映したのは、目の前に迫ったトラックと、それを停めている筈の赤信号。「え――」声を上げる暇も無く、撥ね飛ばされた自分の身体が地面に落ちる音が耳に響いて、その次には激痛と共に血や体温が急速に抜け落ちていくのを感じて、ああ自分は助からないなと、嫌に静かな判断を下す頭に未練が渦を巻いて…――ふと、光が差した。一秒遅れて、右も左も、上も下も、覚えの無い緑色が視界を満たす。ひしゃげた筈の自らの身体は、ふわふわと何の痛みも無しに宙を漂っている。その、とびきり異常である現状に、頭の中は疑問符で埋め尽くされていく。「……はて?夢…では、なさそうで、…?」あの最期の光景にか、この緑の光景にか、一人呟き――そも、声が出る事にも驚いて言葉は不自然に消え、興味は今己を取り巻いているものへと移る。…液体にしては軽いのに、身に纏わり付く感触が有る。空気と呼ぶには重いのに、呼吸にも声帯にも影響は無い。これは何だろう、知りたい、知りたい。物質の構成も、用途も、身体への影響も。堪らず動き出した腕で漂う緑を掻けば、視界が揺れて上体が前に進む。そのままそれを繰り返した何度目か、不意に指先が行き止まりに触れる。こつりと爪が当たった音を切っ掛けに、顔を液体らしきものから正面へと上げ、目を凝らしたその向こうにまた好奇を奪われる。知らない場所、知らない機体、知らない書類。自身の状況さえ掴めないような未知を前に、恐怖も混乱も皆無の、只々冒険欲に駆られて輝き色付く頬で両手を硝子に突き、ぐうっと其処に額をぶつけんばかりの勢いで景色に顔を近付けた。)


(/こんばんは、>26にて質問させて頂いた者です!後れ馳せながら、ご回答有り難う御座います。改めまして、被検体情報を纏めましたので、お時間のある時にご確認をお願い致します。なにぶん、作り上げた彼が癖の強い人物である自覚はありますので、此方の雰囲気や主様のお好みに合わない場合は、遠慮無く仰って下さいませ。それでは、これにて失礼致します。)




51: 弟切草 [×]
2022-12-26 14:37:09


Ⅴ《 被検体情報 》

名前: ムル
年齢: 22
性別: 男性
容姿: ふわふわとした猫っ毛の髪はクリーム色。前髪は目にかかる程度に伸ばされていて、後ろ髪は肩につくほどの緩くレイヤーの入った髪型。血色のいい白い肌には、鼻から頬まで薄茶のそばかすが散りばめられている。瞳は黄金色で瞳孔はなんだか少し四角い。可愛らしい小ぶりの鼻と花弁のように赤く小さな唇。その端正で可愛らしい顔立ちはご婦人方に評判が良い。
細い身体は男性にしては華奢で、ふにふにと肌が柔らかく、その身体のほとんどが脂肪であることが分かる。身長は165cm程。
服装は白く大きめのシャツに焦げ茶色のストレートなワイドパンツとなんの個性もないような格好。ピアスやネックレスなどの装飾品も無く、綿やウールを使用した服を好んで着ていた。

備考: オリジナルの記憶は鮮明にあり、謎の水槽に居ることと自身が死んだ日のこと以外はハッキリしている。生まれつき瞳の色素が薄く弱視であるが、特になにかハンデがあるとは本人は思ってはいない。視界は至近距離にいてもその人の顔が認識出来ないほどで、文字を読むにも眼鏡か点字が必要になる。補助として眼鏡を持ち歩いているが、度がかなりキツく目や頭への負担も大きい為あまり好まない。また、持ち物として回収されてしまったので、もう一度使う機会があるかは分からない。
田舎町の農夫の三男として生まれ、その容姿や不自由な体も相まってか、みなから大切育てられ、特に苦労をすることもなく悠々自適に過ごして来た。その為様々な面で非常識な事がある。また平和な片田舎の生まれであるが故に楽観的でのんびりとした性格で、田舎での生活は恐ろしい事との接点が少なく、そういった事にめっぽう弱い。

登録の有無: 有り
指名の職員: ケリルさん
希望ルート: 友愛 恋愛 → バットエンド
展開の要望: ケリルさんであれば、やっとお友達になれてハッピーエンドかと思いきや、美味しく食べられちゃう、とかも良いなと思っております。当方の勝手な想像で、解釈違いでしたら大変申し訳ないのですが、ケリルさんは、お友達になって情が湧いた方が美味しく頂ける。なんてことを最初から思っているんじゃないかと少し期待してしまって・・・。また、少し他の方とも交流できると嬉しいなと思っております。

開始ロル:ん────。ふぁぁ─────・・・いてっ。
( その夜は彼の22歳の誕生日で、夜明け前までコルクを開け、ワインや麦酒の瓶を空にして飲み騒いでいた。明日は早起きだというのに中々席を立てなかったのは、次の日にはこの町を出ることが決まっていたからだった。数時間後には都市部行きのチケットと少ない荷物を持って電車に揺られていることだろう。昂る気持ちを抑える為に深呼吸をして、瞼を閉じる。アルコールで上がった体温は気持ちの良い睡眠を促し、ものの数秒で意識は深い落ちていった。夢は見なかった、と思う。早く起きなければと自覚しているのだが、なんの危機感もなくゆっくりと瞼を開く。寝ぼけ眼は薄い緑で視界が埋め尽くされ、それ以上でもそれ以下でも無い。夢というには少し薄味で、現実と言われても中々現実味がない。ひとつ欠伸をして、もう一度瞼が閉じられる。この理解出来ない状況に対して考えることを放棄した。が、数秒後に鈍く籠った音が空間に響く。反射的に目が開かれ、小さく声を漏らす。目前の光景はさっきと何ら変わりなく、緑色が一面を覆っている。後頭部に当たっている物体だけが明確に違うものであることを主張していた。すぐさまそちらの方に顔を向けるも薄ぼんやりとしていてよく分からない。ただ、そちら側だけ緑色が薄まって他の色も含まれているように感じる。ぺたぺたとその見えない壁を触りながら、夢として一旦は片付けたことを頭の中で訂正して。)


(/ 大勢の参加者様がいる中失礼致します。とても素敵で緻密な世界観と魅力的な職員様に惹かれpfを練らせて頂きました。設定が素敵過ぎた為pfを練っている時間もずっと楽しめました・・・。宜しければご検討頂けますと幸いです。/)



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