TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

晦冥へ、手向けの百骸【 3L / 人数制限有 】/212


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
203: 朽葉 [×]
2022-12-19 23:58:22



>200 蘇芳

(たった一言だけではあるが、耳朶を叩く彼の声はいつになく精彩を欠いているように思える。にも拘らず声に反応して立ち上がろうとするものだから、驚きに瞳を丸めて思わず押し留めるように手を伸ばしかけて。しかしこちらが制するまでもなく、再び沈み込んでいく彼に行き場を失った手をそろりと下ろせば、暫し彷徨った後に合わせられた視線に思わずきゅっと眉を寄せて。「焦点を合わせるのに数秒、かつ立ち上がれない程の体調不良は、十分大したことよ。――例えそれが”いつものこと”であったとしても、ね」窘めるようでいて、どこかもどかしそうな声音でそんなことを言えば、彼の隣へすとんと腰を下ろし、白うさぎのぬいぐるみを反対側に座らせる。それから「おいで、ミコト」と自身の眷属の名を呼べば、姿を現した真っ白い狼の首元を撫でてやりつつ、彼の顔を覗き込むように見つめ。「人であれ神であれ、具合が悪いときは横になって目を閉じるのが一番よ」心配の色を瞳に宿し、そんな言葉に続ける形で提示するのは、休息or休息のやや強引な二択。断られたのならそれ以上は言わないだろうが、少しでも早く回復してくれればと考えながら、その場で身体を横たえた白狼のお腹と自身の膝とを、順に示すように軽く叩いてみせて)
――今ならこの子のお腹とわたしの膝、好きな方を貸すけど、どうかしら? 移動できそうなら、神様の寝床の方がゆっくり休めるとは思うけれど……。


>201 千草

(彼が手を伸ばしてくれた事で安定して紙面を提示することができるようになれば、自然とその表情を窺うだけの余裕が生まれる。まぁるい月の写真にその視線が縫い留められているのを見て、思わず小さな忍び笑いを漏らしてしまったのは、思惑が上手く嵌ったからに他ならない。かつて受けた衝撃を、今度は別の誰かへと。そんな些細な悪戯が成功したような心持ちでいれば、彼の唇から零れたのはある意味当然の疑問で。期待を孕んだ眼差しを向けられると、先ほどの言い回しはちょっと意地が悪かったかもしれない――などと反省しつつ、僅かに本を押し上げるようにして彼へと預けようとして。もしその意図が伝わって受け取って貰えたのなら、彼の視線が室内をさらう間に隣へと回り込み。独白のような要望に一つ瞬いては、その視線の意味に合点がいったように淡く微笑み。「ええ、いいと思うわ。――もし気になるようなら、貸出管理簿に名前を書いていったらどう? 無事ならカウンターのところにあるはずだけど……まぁこの際、紙なら何でもいいかしらね」気休めにすらならないかもしれない提案を口にしては、ちらりとカウンターの方へと視線を向け、とても無事とは思えない様子に微苦笑を一つ。再び彼の方へと視線を戻して小さく肩を竦めては、気を取り直して紙面を指差し。前置きとともにゆっくりと指を滑らせれば、月の海が描くうさぎの姿をそっとなぞっていき)
言い伝えもいくつかあったけれど、一番分かりやすいのはやっぱりこれね。月面にうさぎが見えるの――ここが耳、顔…体で……これはお餅をつくための臼、らしいわ。




最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle