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Secret murder/133


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自分のトピックを作る
100: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-04 18:26:15


>アイザック

____そういえばドレッド子爵が亡くなったそうですね。お可哀想に、貿易商でいらしたとか。
(黙って横をすり抜けることくらい簡単だったはずだった。僕は立ち止まって、前を向いたまま逡巡する。兄の貴族然とした高貴さを尊いと思う自分がまだいた事に、殺意を覚えたのだ。馬鹿らしい格好をしてまで変えたい世界は、きっと僕と貴族以外の人々のためにあるのだから…僕のためだけになら、この場でナイフを取り出したって構わないのに。さっさと壊してしまいたい、が、今では無い、自由に外に出してもらえている間は大人しくしなくては…僕を閉じ込めることくらい簡単に出来る、この兄にはその権利がある。こちらを見下ろす冷たい瞳をゆったりと見上げ、にこりと人形のように微笑めば差し出していた煙草にマッチで火をつけて咥え。書類はそのままマッチで燃やすように火をつける。書類の端の“貿易商”の文字が煤けて消えるように地面に落とせば、)
ですがこれで、この街の人々にも綿や食物が行き渡るのですから、やはり“持つ者は与えよ”ですね…貴族の嗜みです、お兄様。葬儀には僕も出席させてくださいね、お礼くらいは言わないと



101: リリー・ヴィルデローゼ [×]
2021-11-04 21:31:31



>クリス

おや、あなたは…。
(街中のチョコレート店にて。モントリギューの嗣子、アイザック様に差し上げようと思い立ち今に至る。紙袋を提げ外に出れば、日が沈みかけていることを知らされた。
袋を手にしつつ、少し買いすぎてしまっただろうかと歩いていると、何やら見慣れた後ろ姿が視界に入る。濃紺のジャケット、金色の髪、背丈…判断に時間は要さなかった。アイザック様の言うことに耳を貸さず、自分を貫き振る舞うモントリギュー家の次女…いや、次男と言うべきだろうか。しかし、なぜ一人でここにいるのか分からず、無意識に声を掛けていて)
(/受理の件、ありがとうございます!これからどうぞよろしくお願いします。)


>アイザック背後様
(/絡み文に関してお聞きしたいのですが、カフェに向かっているアイザックさんに付き添う形で絡ませていただいても宜しいでしょうか?もし、問題があればお申し付けください…!)
                           


102: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-04 22:32:48


>リリー

おや、ここでお会いするとは思ってもみませんでした…そうだ、折角ですし僕とお茶でもいかがです?この辺りは少し詳しいのです、
(いつも通り目立たない場所で馬車を降り、徒歩で裏路地へ向かう途中、聞き覚えのある声に歩みを止めて、振り向いた。僕より高い背と鋭い光を放つ瞳…ああ彼女か。にっこり笑みを浮かべて、貴族の次男らしく踵を揃えて片手を胸元に。彼女の手に抱えられた袋は僕も贔屓にしているチョコレート店のものだ。屋敷から街に出掛けるにはまだ時間が早い…仕事前か、今からあの屋敷へ行くのだろう。あの居心地の悪い貴族の家へ…お兄様の足を引っ張るわけではないが、お兄様が傍に置く彼女には興味がある。慣れたようにお茶に誘いながら僕はうっそりと目元を歪め)



103: エース [×]
2021-11-04 22:45:36



( / 皆様はじめまして、エース背後で御座います。折角ですから当方は皆様が投下された絡み文に絡ませていただこうと思います。商人とは名ばかりの生意気な悪餓鬼ですが、これからよろしくお願い致します…! )


>24 / クリス

( 陽が西に傾き空が徐々に夜の帳を落とす夕暮れ時。店の出入り口に掛けていた札を表から裏へとひっくり返せば本日のお店屋さんごっこはおしまい。このまま部屋に戻って休みたいところだが今夜は『本業』の仕事がまだ残っている。店の戸締りをしっかり済ませた割に鍵の扱いはぞんざいで掌でポンポン遊ばせながら、一件目の取引先の元へ。程なくして辿り着いたのは路地裏の最奥、並んだ2つの扉は金と黒、行き着く先はどちらも変わらないが自分は金のノブを捻り…って開かないじゃあないか。ここの店主様含め黒い扉をくぐる者は揃いも揃って血腥い事情を抱えた奴ばかり。僕はというと彼等みたいにおっそろしい事、考えたこともないので金の扉を開けて貰おうとノックを続け。 )
おーい、僕だよ僕。こっちの扉鍵が閉まってるんだけど開けてくれないかな。

( / 主様この度は参加を許可して下さりありがとう御座います!1つ質問がありましてよろしいでしょうか?性別を偽っているクリス様ですが、息子はどのように接すればよろしいでしょうか?仕事柄女性だと知っていても不思議ではないと思う反面、身内でもない愚息がクリス様の秘密を知る1人になって良いのかと悩んでしまいまして…。主様の方で希望などございましたら是非お聞きしたいです! )


>34 / アイザック

( 己が店を構える付近と違い市場は人が多く、若干うんざりしてしまうがそれももう少しの辛抱だ。最後の買い物を済ませてしまおうと目当ての店の傍までやって来たところで店主ともう1人、見慣れぬ人影を捉えて。見たところ男性は押し売りに遭っているようで、適当にあしらえばいいものを律儀に対応している。何だアレ…?と思うが早くこの喧騒とおさらばしたいが為にキビキビと足を進め。「やあ、お話し中にごめんねミスター。僕少し急いでてさ…オジさんトマトとレタス、それからレモンが欲しいんだけどあるかい。」両者の間に颯爽と割って入れば男性に向かって申し訳無さそうに軽く会釈し、続いて紙袋に詰められる野菜に目を向け。 )




104: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-05 01:11:59



>100 クリス

──は、何が貿易商だ。あの下衆め。
( どんなに不愉快な目にあっても、また破顔せざるを得ない状況であっても、常に微笑を浮かべて穏やかに務めるのが貴族の美徳として育てられた身、妹の嫌味を受け流すことなど造作もない事にも関わらず、こうして反応してしまうのが己の情で甘さなのだろうと思えば、吐き捨てる語調も尚更投げやりになるようで。民を豊かにするために施された知識と、国を守るために与えられた力を、私腹を肥やすために使うなど貴族あるまじき愚劣な男だが、アイザックの父とそう変わらない年頃の老獪な子爵は、法の穴をかいくぐって悪事を働いており、正攻法ではとうとう追求しきれぬままに、死という安寧につかせてしまったことは忸怩たる思いで。書類が燃え尽きる寸前に見えた貿易商の文字に、クリスへの負い目がさらに重く胃の底を抉りとるも、それでも真っ直ぐな背筋を揺らがせることなく、煙の向こうのクリスを見据える瞳はいつも通り真っ直ぐで。 )
お前がわざわざ出向いてやるような価値のある男ではない。そんな暇があるのなら、己がなすべきことをよく考えることだ。一部の者にのみ"与える"のは癒着と言うんだ。


>101 リリー背後様

( / 此方の絡み文へのご配慮ありがとうございます。勿論でございます!他にも絡み辛いような点があれば、変更致しますので仰っていただければと思います。これからよろしくお願い致します。)


>103 エース

あ、ああ……?
( 帰れば十分な食材があると、妻はまだいないとどんなに説明しても、やれ食べ物が沢山あってこ悪いことはない、奥さんの機嫌取りにピッタリだと、次々に食材を持ってくる店主に半ば感心すら覚えていれば、人混みから素早く現れた青年が目の前に滑り込み。相手にその気があったかは不明だが、結果として店主から逃れられたことに安心すれば、再び店主に捕まらないように少し離れた場所で彼の買い物が終わるのを待ってから、彼に向かってこれまたこの通りでは目立つ優雅なお辞儀を。 )
どうもありがとう、君のお陰で助かった。野菜は今いらないと言ったのだが聞いて貰えなくて……



105: レイラ・ディルシア [×]
2021-11-05 02:44:38

               >クリス
あら…あれは……

(色々買い物をした後なのか腕に洋服屋の袋を3つほどぶら下げた状態で、いつも常備しているクリスにあげる為のチョコレートを補充する為にチョコレート屋に寄るつもりだったらしく向かっていると前方に見慣れた姿が見えたので、声をかけようとしたものの人違いだったり、何より外で思いっきり名前を呼んでしまってはダメでは?と言う考えに至り、ならばどうやって声をかけようかと悩みながらもとりあえずクリスへと距離を縮めていき


                >ALL
さて、情報も得たし帰りましょう。

(茶葉を切らした為買い物に少し外に出るとその日もまた彼女の情報力を妬む者からの襲撃を受けるものの意図も簡単に返り討ちにしてしまい、その上その相手から依頼をした人物から依頼主の情報などを手に入れて満足そうに日常に帰ろうとするものの足に違和感を覚えたのかふと足元を見ると、戦った衝撃からかヒールが折れてしまった様子でそのまま歩く事などできず、靴屋に行こうにも距離がある為困った様に道端へと座り込んでしまう。


(/皆様しっかりとした炉留を回されている為私の拙い炉留では絡みに行くのも申し訳ないと感じたので、絡み文を提出を選ばさせていただきました。お手数ではありますが絡んでいただけると幸いです。

106: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-05 09:25:54

>エース

(幼い少女の友人がいなくなってしまった、らしい。泣きながらこんな路地裏の奥へとやってくるくらいだ、嘘では無いのだろう、つまり事実であり…迷子ならば友人の親がやってくれば良いところを姿は見えない。親は容認せざるを得なかった、ということは…物音。澱んだ沼のように濁ったサファイアの瞳を扉へと向け立ち上がる。「黒い方から入れば良いじゃないか、開いていることは分かっていたはずだろうに。まったく…」金色のノブを捻って開けた、「エース、おかえり。」彼くらいのものだろう、僕に扉を開けさせるなんて)

(/クリス背後でございます。ご質問ありがとうございます…今のところは、次男として扱っていただければ、と思います。いつか、何かしらの形で性別を知ることになった時にクリスが笑って許すのか、何かしらの形で吹聴されることを避けるために条件を提示するのか…それすらも楽しんでいただければと思うのですが、いかがでしょうか)


>アイザック
____分かっています、お兄様。僕もそこまで能無しではありません。それから、あまりそのような事を言うと…お父様に叱られます。
(冷静な頭の向こう側で、この兄は僕なんかよりよっぽど人間的で感情的だと思うことが多い。一歩間違えれば、それこそ貴族院に殴り込みに行くのではないかと思うくらいに…その時は僕も仲間を連れて全てを壊しに行くのだろうけれど。僕は元あった場所に貴族が持ち去ったものを返しに行くだけ、兄のように貴族なのだから与えなくては…なんて思考回路には反吐が出るけれど、口先だけで真似をすることには慣れた。きっと僕らが観ている世界の汚さは同じなんだ。僕の汚い両手では民に触れることは出来ないが、せめて、貴族としての義務くらいは果たさなくては。相手がどんなに下衆だとしても。今度こそ兄の横をすり抜けて、豪奢なガラス扉に手をかけて)
僕のこの頭脳も、地位も、全ては民の為にあります。だから、きっと彼の死にも意味がある…僕は子爵の死を哀れみはしませんが、その死に民への祝福として花を手向けるくらいの義務はあるのです…お兄様、屋敷に戻りましょうか。僕とお茶にするくらいのお時間はあるでしょう?

>レイラ

(後ろから早足で近付いてくるヒールの音、走り出さない辺りこの周りに追っている人がいるのだろう、とはいえこの周りにいるのは…物売りか、追う理由も無いな。ということは、僕が目的であり…標的にするならば、予め顔が見える位置から確認をするだろう。つまりは、顔見知りで、僕の名前を呼ぶか迷っていることから店の利用者で、ヒールを履いていることから客人では無いのだから、つまり…ぴたりと足を止め、振り向いて困ったように微笑む。ビンゴだ)
…やあ、レース。僕のことを呼んでくれても構わなかったのに、この辺りでモントリギューを見かけるのは珍しいことではないだろうから大丈夫だよ



107: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-05 15:09:55



>105 レイラ

( 麻のこざっぱりとしたシャツに皮革のベスト、髪も固めずに自然に下ろしていると、普段よりいくらか若く見える出で立ちで。というのも本日はモントリギュー家の領地の視察にお忍びで街を訪れており、休憩に外の空気を吸いに路地に出てくれば、不自然に座り込む女性を見つけ。心配で近づくも自分の容姿が人一倍威圧的な自覚があるため、怖がらせないように優雅な動作でふわりと彼女の前に膝を着いて穏やかに声をかけ。 )
失礼。レディ、どこかお体の調子でも?


>106 クリス

……分かった、好きにするといい。
( いつも通り口ばかりは従順な妹に、怒りとも諦めともつかないため息を漏らせば、瞳から剣呑な光を消して。どんなに冷たく当たってもクリスを否定しきれない理由は、自分もまた今のクリスと同じ頃には平民から良いように搾取する貴族に義憤を抱きもしたからだ。しかし、皆が平等な平均的な国になってしまえば、外国との争いや、天災や内乱の際に誰がこの国を守れるのだろうか。そうなった時にまず犠牲になるのはきっと己ではなく、罪のないもっと弱く小さき者達だ。それならば、民から得た金で知識を蓄え、民の作った小麦で人より大きく丈夫に育ち、その代わりにいかなる戦場の最前線に立って民を守るのが貴族たる己の役目なのだと、父母や歴代のモントリギュー当主達のように誇り高くあらんと決めたのだ。自分の脇をすり抜けて行く妹に振り返って、ガラスの扉を開けようと手を伸ばしていたが、思わぬクリスの発言に一瞬ギョッとしているうちに、その小さな手がガラス扉にかかって。少し遅れた短い返事の際の完璧な微笑は、むしろ相手の意図を訝しんでいるために浮かんだ外行きの表情で。 )
……ああ、喜んで。

( / お世話になっております。アイザックの背後です。息子がクリス様に毎度失礼な態度をとっており大変申し訳ありません。気高くも情熱的なクリス様にレスの度キュンキュンさせられております……!
もしお茶について、他の意図があるようでしたら無視していただいて大丈夫なのですが、この後特に何も無く本当にお茶をする場合は、アイザックはクリスを訝しみつつも素直について行きますので、進めやすいように場面を変えていただいて大丈夫です。よろしくお願い致します。/蹴可 )




108: リリー・ヴィルデローゼ [×]
2021-11-05 19:45:44


>アイザック

…はぁ。
(今日は予定が立て込んでおり、街行く人に愛想笑いをする余裕など今の自分にはなかった。モントリギュー家嫡男、アイザック様の背中を見て歩く。中々前に進めず、うんざりしたようにため息をついた。
今日の予定は全て済み、いざ帰ろうとしたが、生憎馬車が立ち往生してしまい。動くまで時間潰しにカフェーへ、と言い出した彼に付いて行っているところである。向かっているは良いものの、目の前の彼は疲れていないだろうかと秘書らしい心配をし)
アイザック様、お疲れではありませんか?お鞄でもお持ちいたしましょうか?



>クリス

(彼の兄に比べたら関わりの少ない人物である自分など、軽くあしらわれて終わりだろう、そう頭をよぎったが、予想外の発言に拍子抜けした。片手を胸元に添え、いかにも貴族らしい振る舞いをした相手には瞬きを。彼には警戒されているだろうと思っていたが、案外そうではないらしい。その上、時間には余裕があるため、目の前の少年の誘いに頷き)
えぇ、是非ご一緒させていただきますわ。



>レイラ

(珍しいことだった。今日はあの方曰く「今日は自由にして構わない」とのこと。買い物をし、カフェーで読書をし、自分にとって満足な一日を過ごした。そろそろ帰ろうかと路地に出るや否や、座り込んでいる一人の女性を見つけて。転倒したのだろうかと心配し、相手の方に近づき、声を掛けて)
あの、どこかお怪我でも…?



>all

…さて、どうしましょうか。
(広いパーティー会場内にて。呟いた言葉は吐息に混じっているようだった。自分の正体が感づかれぬようにと、貼り付けたような笑顔に慣れない格好。いつもと何ら変わりない出来事である。しかし昨日は書類の片付けに追われていたためか、疲れが溜まっており、今になってそれを実感する。
目当ての情報を手に入れ、あとは帰るだけなのだが、この賑やかな雰囲気の会場から路地へ足を踏み入れる瞬間までも油断はできない。良いタイミングを見計らおうと、華美な椅子に腰掛けたまま腕を組み)
(/皆様宛の絡み文を提出させていただきました。拙いものではありますが、どうぞよろしくお願いします。)
                           

109: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-05 21:10:22

>アイザック

…嫌だなお兄様、僕はただ愛しいお兄様とお話がしたいだけですよ。いつもお仕事ばかりで、僕もここに居ないことも多いですし
(兄はきっと僕よりも多くのことを見て学び、そうしてこの道を選んだのだろう。貴族は貴族として、多くの民を救うために血を流す…その在り方を僕は否定はしない。ただしその責務を建前に、この血を作る民を蔑む真似をし、戦いの前線にすら立たせ、まるで自身が神であるかのように振る舞う貴族がいるならば…僕は、僕が持つ知識を民に与え、貴族を消し、民がこの国の資本となりえるようにいくらでもこの手を汚そう。いずれ僕が貴族か、もしくは知識をつけた民に粛清されようと…その時は悪役も悪くない。作り物のように微笑んだ兄は、やはり僕とどこか似ていて吐き気がした。扉を開けて、先立って歩き出す…通りかかったメイドにお茶のお願いをしながら、僕は何事もないかのように言葉を続け)
うん、お兄様のお部屋まで紅茶とスコーンをお願いしたいのだけれど____いいよね、お兄様

(/お世話になっております、クリス背後にございます。いつも気品に溢れ、強かで、経験があるからこそクリスのようにバカにはなりきれないお兄様をニコニコと見守らせていただいております!お茶につきましては、少し条件付きのゲームなどクリスからけしかけようかと思いまして…勝っても負けてもお兄様を利用してやらんとするクリスではありますが、いかがでしょうか)

>リリー

嬉しいよ。ほら、僕はお兄様と話す機会も少ないから…あなたとお話しをしたかったんだけど。お屋敷で世間話なんて、あまり良く思われないでしょう?
(敵意はもちろん無い、利用するつもりもさらさらない。ただ…兄の傍にいるあなたに興味はあった。あの兄が傍に置くのだから…どのくらい、優秀なのだろうと思って。僕の味方を信用していない訳では無いし、能力的に劣るとも思わないけれど、もし、万が一…僕の計画の邪魔になりそうであるならば少し考えなくてはならないし。くるりと方向転換し、カフェの方へ足を向けながらニコニコとした表情は変わらず。だって、打算もなしに楽しいのだ。この賭け事のような空間が)



110: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-06 01:48:56



>108 ヴィルデローゼ

( 視察やら急な商談やら、朝から秘書の彼女と共に転々と飛び回り、やっと屋敷に帰れるとなったところでの立ち往生。これが自分や男の家臣のみであれば、御者の手伝いをしても良いのだが、本日同行しているヴィルデローゼを馬車の脇に何時間も立たせ続ける訳にも行かず、カフェーでの休憩を提案してみたが、今度は押し売りに捕まる有様。今日は厄日だなと思っていれば、背後からも優秀な秘書である彼女から、珍しくため息が聞こえて振り返り。気丈にもアイザックを気遣う相手に、申し訳なさが込み上げて眉間の皺を深めれば、ごく慣れたスマートな動作でエスコートするために手を差し出して。 )
いや、貴女の方が顔色が良くないようだ。
配慮が足らなくてすまないな。


>109 クリス

( よくもまあ思ってもいないことをペラペラと。彼女にとってそれは褒め言葉ではないだろうが、自分より余程彼女の方が貴族社会に向いていると常々思う。どんな時も微笑みを浮かべて思う方向に話を進められる才能は、社交界ではこれ以上ない武器となるだろう。民を思う気持ちも十分、彼女が望めば素晴らしい淑女に、とまで考えてその思考を振り払う。それを彼女が望んでいないのは、ガラス扉を自らの手で開けるその姿からも明白で。いつかは対峙する道の予感に、願わくば自ら直接この少女に剣を向けることがないように、と祈る気持ちで「構わない」とだけ返事をした。
メイドが何が言いたげな表情をしたのは、この兄妹がお茶を一緒に飲むなんて、ということだけではなかったらしい。いざお茶を飲むつもりで自身の部屋にクリスを招きいれれば、プライベートな空間にも関わらずあちこちに仕事の書類やペン、書籍などが転がり、落ち着いて紅茶を楽しむのに適した空間かと言われればNOとしか言いようがない。重厚な印象のテーブルと椅子周りだけ申し訳程度に片付ければ、片方の椅子をクリスに進めて自らは部屋の窓を開けに行き。高い位置にある窓も難なく開けながら、紅茶と菓子を用意しているメイドが来る前に、その意図を聞こうと振り返って。 )
うん、まあ、そこに座るといい。
──それで、愛しい兄と話とは?

( / お返事ありがとうございます。なるほどかしこまりました、アイザックの部屋という事でしたので勝手に場面変更させて頂きましたが、問題があればお申し付けくださいませ。クリス様の賭けのお話にアイザックが乗るかは未だわかりませんが、背後としては素敵な展開だと思いますので、領民やクリス様の安全などアイザックにとって譲れないラインを割らなければ、できるだけ乗っていきたい所存です。よろしくお願い致します。)




111: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-06 09:44:29

>アイザック

兄弟で世間話をするのに構えないでください。僕はただ、お兄様と世間一般の人達がそうであるようにたわいない話がしたいだけなんです
(兄の部屋は良くも悪くも…書類やら手紙やらが広がっては落ちていた。勧められた椅子に慣れたように腰掛けて脚を組み、兄からの問に笑う。警戒されているのか、それとも心の底から誰かとの会話全てに意味があると思っているのか…最も、僕は後者なのだから、その反応は正しいものだが。兄の部屋で唯一綺麗な場所といえば寝台くらいなもので、よく目にする売春宿の簡素な寝床とは似ても似つかなくて目を閉じる。こうやって幾つものことから目を背けてきた兄や父や母を、今更家族だと笑うのも吐き気がするくらいだが…いつか、僕が思い描くシナリオには兄がいてもらわないと困る。民衆から、僕も貴族の一人として断罪されるか、貴族から反逆者として処分されるか…どちらにしても、その時には民衆の力が貴族を脅かしているはずだ。そんな僕を手に掛ける貴族は…兄である方が都合がいい。家族も汚いこの国も同時に壊せるのだから。閉じていた瞼を少し持ち上げ)
そういえば、キングスベリーの裏路地で平民の少女が惨殺されていたらしいのです…あの近くは貴族街ですし僕らも気をつけなくては。ほら、今度の金曜日の立食会、キングスベリーのホールでしたよね?

(/こちらこそありがとうございます。場転も非常にありがたい限りです。続々と勝手にお兄様のスケジュールを決めていくタイプのクリスで申し訳ありません、こちらこそご不都合な点などございましたらお申し付けください。引き続きよろしくお願いいたします/蹴)

112: 路地裏事務所 [×]
2021-11-06 12:30:25

>>all

(/以下整理でございます)

■クリス・ド・モントリギュー
(プロフィール:>>2
(初回絡み文:>>24

□アイザック・ド・モントリギュー
(プロフィール:>>21
(初回絡み文:>>34

□モントリギュー家長男の家臣(男):>>27様キープ中

□リリー・ヴィルデローゼ
(プロフィール:>>97
(初回絡み文:>>108

■リッパー
(プロフィール:>>10
(初回絡み文:準備中)

■レイラ・ディルシア
(プロフィール:>>32
(初回絡み文:>>105

■エース
(プロフィール:>>30

□モントリギュー家長男の取引(商売)相手:>>29様キープ中

※キープは1週間程度を予定

113: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-06 15:01:58



>クリス
……。
( クリスの空言に付き合うのもいい加減うんざりしてきて、自身も彼女の向かいの椅子に腰を下ろせば、不機嫌そうに腕を組み視線で早く要件を話せと促す。キングスベリーでの事件の話になれば、痛ましい表情でああ、と小さく相槌を打って。貴族街との境界の外側で起こった事件、被害者が平民の少女だったこともあってか、憲兵の調査結果も未だ芳しくないと聞いている。モントリギューの領地であれば被害者の地位で調査をサボる憲兵など、その詰所ごと罷免してやるのだが、王のお膝元である首都ではそうもいかない。非常に痛ましい事件ではあるが、目の前の少女がこの件を態々持ち出してくるには何か理由があるのだろうと、億劫そうに眉間に手を当て次を促して。 )
まったく、首都は治安が良くないな……それで?



114: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-06 15:31:42

>アイザック

今度の金曜日、僕もご一緒させて頂こうかと思って。
(平民の少女が痛ましい最期を迎え、それでもその場で行われるパーティーは幕を引くことがない。僕は…それを間違っているとは思わない、対岸の火事に過ぎないのだから。それでも、僕は、あの少女の死が病でもアンダークラスのせいでもないことを知っている。兄はきっとまだ知らない、アンダークラスの中にも階級があることを、少女など最下層に過ぎず…憲兵からしてみれば、鼠一匹の死に過ぎないことを。ジャケットの内ポケットから取り出したのは、僕宛ての招待状。兄の手元にも同じものが届いているに違いない…長兄だ、対外的にも行かないという選択肢はないだろう。そして僕も、行かないと行けない理由があるのだから。不機嫌そうな兄を困ったように見据え、)
残念なことに…どんなに着飾ったところで、僕は生物学上女性です。齢もその少女と大差ない、僕が単独で動いて狙われればお兄様にも迷惑がかかる…馬車で現地に共に向かうだけです、いいでしょう?

115: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-07 01:59:52



>クリス

──今年の貴族名鑑には 勿論目を通してあるんだろうな?
( ゆっくりと足を組みかえてからクリスに視線を向けた。それまでの冷たくはあれど、クリスに対してどこか諦めたような穏やかさは なりを潜め、見定めるような視線がピリピリと部屋の空気を揺らす。目の前の妹にとっては呑気なお遊びか、精々貴族たちの見栄の張り合いにでも見えているだろう社交界は、その全てが政治である。和やかに笑いあうその下で利権が絡み合う、国の未来を左右する場はアイザックの主戦場でもあって。当然、複雑に絡み合う勢力図を理解していない者など論外だが、賢い妹に対してアイザックが問うたのはそちらではなく、名鑑のモントリギュー家の項目に、クリスは"長女"として記載されているということで。言外にアイザックの"妹"としてであれば連れて行ってやっても良いと答える表情には、普段に馬鹿げた格好は辞めろと諭す兄ではなく、領主としての揺るがない責任感が滲んでおり。 )




116: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-07 06:48:24

>アイザック

____私を誰だとお思いですの、お兄様?
(体感的には折檻部屋に入れられた時、あるいは僕の仲間の命が目の前で脅かされた時に近い恐怖とも怒りともつかない感情が湧く。肌が痛いほどの、兄ではなく僕の大嫌いな貴族としての圧力に僕はいつも通り柔らかく微笑んで返す言葉はYesだ。表面を撫でるだけの薄っぺらい貴族のための政治、嫌われたら負けの交友ゲーム、兄の盤の上で手駒になるだけの対価は目的から支払ってもらえばいい。動きにくく、弱さを象徴するような淑女然としたドレスは好まないが武器を隠すには悪くない。僕だって不本意なんだ、女性であるが故に男性の下にされるこの国の制度を正し終えたなら、僕がどう名乗ろうと構いやしないのに。性別、身分、強要、容姿…あらゆるもので評価される貴族社会には吐き気がする。屈辱とも、兄への純粋な恐怖ともつかない感情で声が震えそうになるのを抑えながら脚を組み替え)
ふふ、何色が素敵でしょう…お兄様の瞳のような菫青なんて似合うでしょうか、それとも私には分不相応かしら



117: リリー・ヴィルデローゼ [×]
2021-11-07 12:57:59


>クリス

私と…?
(話をしたかったという旨を聞けば、またもやそれを不思議にに思い、相手の歩幅に合わせながら呟くような口ぶりで応答して。流れで目前の少年に同行しているが、裏をかけるような要素も彼にはない。それほど関わりのない人物とも言えるのである。彼の表情を見るかぎり、付いて行っても大丈夫だろう、と判断して、特に意味もなく自分に言い聞かせ)
そうですね、お屋敷の方では…あまり。
ところで、あなたはここで何をされていたのですか?



>アイザック

(振り返った彼の眉間に刻まれている深い皺を目にし、私と同様やはり疲れているのだと思っていれば、手を差し出され。
おそらく自分よりも疲弊しているであろう相手に気を遣わせてしまったと自分を情けなく思い。いえ、お気遣いなくと言いたいところだったが、断るのも失礼だろうと考え、手をそっと重ねて。相手の謝罪にはかぶりを振り)
いえ、とんでもございません。お気遣いに感謝いたします。
                           

118: アイザック・ド・モントリギュー [×]
2021-11-07 13:38:00



>クリス

菫青か、悪くないが少し時代遅れだな。青が好きならもっと鮮やかな蒼が今年は……とにかく、デザイナーと商会主を呼んでおく。相応しい物を用意しておきなさい。
( クリスの素直さに、隠した目的の重要さを窺い知るも、その上で了承した理由に、モントリギュー領の特産品の絹織物がある。上質なシルクのシャツやドレスの主な購買層は貴族達であり、毎年安定した注文を得るために、モントリギューの人間は自らその織物製品を身につけて、社交界での広告塔を担っている。アイザックのタイもその1つで、それは両親たちも同様だが、やはり1番の商材は若い女性のドレスに違いなく。話題に登った商会主も、もし首都で貴族相手の売上が伸びなければ事業を畳まざるを得ない。彼はそれでも蓄えがあるだろうが、お針子たちや労働者達の生活は一気に破綻するだろう。毎年1番上等な品を祈るような顔でモントリギューに納めに来る商会主や、靴を買えた、子供を学校に通わせられると喜ぶ領民達を思えば、たとえ何かを企んでいたとしても、ドレスを着たクリスを連れていくことには十分な価値があると判断して。パーティに連れていく条件をクリスに了承させれば、威圧的な表情は消え失せて、元の穏やかで妹に甘い兄の表情に逆戻りし、口調を変えたクリスを居心地悪そうに視線だけでチラと窺い、メイドの用意したお茶に口をつけてから顔をあげ。 )
……まあ、金曜の夜にヘマをしなければ今まで通りに過ごせばいい。他に話がないのならば失礼させていただこう。


>ヴィルデローゼ

さて、どこか足を休められるところがあれば良いんだが、貴女は知っているかな。
( こうして押し売りに捕らわれている時点で決して間違っている訳では無いのだが、どうにも相手からは世間知らずのお坊ちゃん扱いをされている様な気がする時がある。剣術を嗜んでいる大男と彼女であれば、どちらに体力があるかは歴然だと思うのだが、申し訳なさそうに手を取る相手に頼りない主人である自分を反省して。元々ヴィルデローゼを慮って向かっているカフェーのため、そこの向かうこと自体が彼女の負担になるのであれば本末転倒だろう。普段道を歩かない自分より、彼女の方が街に詳しいに違いないと思えば、申し訳ないが素直に訪ねてみて。 )




119: クリス・ド・モントリギュー [×]
2021-11-07 14:47:52

>リリー

僕の行きつけのチョコレート店がこの近くなんだよ。古書店もよく足を運ぶし、ステッキもこの近くの店のもので…お兄様達_第一後継者の貴族はあまり街を歩くことは出来ないから、僕がこうして街に来ればそれだけでモントリギューの価値は高まる。
(そう、あなたと。兄の傍で多くの貴族たちや商売人の情報を得ているある種の特務員であるあなたと、話がしたかった。カフェの扉を開け、中に促すように手を向けてはにこりと微笑んで。残念ながら、この街のこの通りに淑女をお連れできるような店は少ない。限られてはしまうけれど、それでも裏路地のパブになんて彼女を連れ込んだ日には兄が黙ってはいないだろうし)
ここの紅茶は絶品なんです。気に入って頂けたら嬉しいのですが


>アイザック

青に限らず、私に似合うドレスならお兄様がよくご存知でしょう?折角ならお兄様とお揃いの生地でも、モントリギュー家としては良い影響があるかと思ったのですけれど
(この歳になって思うのは、幼い頃に着せ替え人形のようになっていたのは大人の思惑があってこそのことだったということ。モントリギュー家の長女として、兄と共に会場へ赴けばそれだけで僕を“疑う”理由もなくなる上に、僕はこの権力を最大限に生かせるというもの…この家の道具になることは些か不満があるとはいえ、何もこの家の地位を下げる真似はするつもりはない。いずれは、僕のものになるのだから。僕が次男として振る舞うと不満に顔を陰らせて、長女として振る舞うと気まずそうな兄は、僕なんかよりよっぽど人間らしくて同情してしまう。こんな世界でもなければ、さぞ生きやすかっただろうに。そっとカップに注がれた紅茶を飲み干して、スコーンは夕食後のおやつにしてもらおう。本当はゲームでもして要求を重ねようかと思っていたのだけれど…それは次回でも良さそうだ。行くことが決まってしまえばここから先は僕の仕事、自室に戻るために立ち上がり)
ああ…でも髪を纏めるには少し短くしてしまったから、ヘッドドレスもいただけると嬉しいわ。私の方は、新しい化粧品でも用意させるようにします。楽しみね、お兄様

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