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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1574


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161: ラザロ [×]
2020-03-25 22:07:43



>レオ


――…、
( 何やら言葉に詰まっている貴方の様子に、片手の人差し指で肘置きを弾く。一定のリズムで繰り返されるそれはやがてテンポを増してゆき、貴方を急かす意図は皆無なれど無意識の短気さがありありと滲み出ていた。しかしその不穏なメロディーも、予想だにしなかった申し出にピタリと止んで。静かな動作で表情を隠すように俯き、そのままガシガシと自身の短髪を掻いて「 ったくよオ、妙な獲物に目ェ付けちまったモンだぜ。 」呆れるような、怒るような声音は意図的に作り上げたもの。決して貴方に見せぬよう伏せた表情は、真っ向から獲物に頼ってもらえた充足感、或いは喜びに締まりなく綻んでいて。再び顔を引き締めるべく咳払いをした後、勢いよく面を上げれば、いつもの仏頂面に元通り。突き合わせた貴方の顔は、さながら庇護欲をかき立てるか弱さすら感じさせ、それを目に焼き付けんばかりに数秒真っ直ぐな視線を送る。そうして、ペリリと音を立てて自身の手の甲の鱗を一枚剥がせば、それを貴方へ放り渡し「 俺の獲物の証だ。強制力があるわけじゃねえが、物分かりの良い怪物ならそれを見せりゃ襲ってはこねえ筈だ。肌身離さず持っとけよ 」竜の鱗は希少価値が高く、何よりドラゴンにとっての誇りでもある。主の元を離れても、輝きを失うことなく紺碧の光を放ち続けるそれは、決して誰にでも渡すことはない特別なシロモノ。けれどそれを言葉に出すのは気恥ずかしく、ゆえに敢えてそこには触れずに「 言っとくがよ。俺が手前の御守をすンのは、手前が食べ頃になるまで、だ。俺好みに肥えたらスグサマ喰っちまうからな 」偉そうな態度で足を組み上げたまま、腕も同じように組んでふんぞり返る。突き放すような言動は、互いに情が移りすぎないようにセーブをかける為か )




162: レオ [×]
2020-03-25 23:15:38



>ラザロ


(返事を待つまでの間。時間にしてみれば大した事も無いそれが、妙に長く感じられる。いつの間にか作った膝の上の拳にぐっと力を籠めた一呼吸後、聞こえたのはあまり好意的とは取れない色の声。それと俯く仕草。…駄目、だろうか。表情の窺えない彼へ過った不安に、何か発さんと口を開いたが、その前に顔を上げた彼と視線が合う。その次の瞬間、彼の手の甲から意図的に剥がされた鱗が己へ放られる。光を反射しながら向かってくるそれに慌てて両手を構え、何とか落とす事無く己の手の内に収めた。「…これは。」改めて深い青色をした彼の断片を丸く開く視界に入れてから、渡された訳を捉えかねて彼を見遣る。と、同時に受けた説明に行動の理由を理解するのと共に、願いを受け入れられた事を知って、困惑に強張った頬は嬉しさにすっかりと弛んでいく。続いた脅しじみた言葉さえ、気にならない。思い切り握ったとて傷一つ付けられないだろうその鱗を、真綿にでも触れるようにそっと指を丸めて包む。「ああ、ありがとう。ラザロ。」喜色を雄弁に語る細めた瞳の中に映った彼に、何処か浮かれた音を含んだその声で、ただ真っ直ぐな礼を告げた。)




163: ラザロ [×]
2020-03-25 23:31:11



>レオ


…っ、兎に角!今夜俺が忠告したこと全部、忘れンじゃねえぞ!
( これまで一度も取り乱すことなく、凛とした静かな佇まいを一貫していた貴方。その表情が、まるで花弁が開くように柔らかく綻んだのを見てしまえば、獲物へ向ける食欲よりも、小動物へ向ける愛玩欲の方にわずかに天秤が傾きかけるのを自覚し、慌てて弾かれるようにソファーから立ち上がる。不躾にも貴方を指差し、胸中を暖色に彩った感情を誤魔化すように、無駄に大きく声を張り「 それ、失くしたら承知しねえからな。 」どこまでも不愛想な言葉選びに加え、貴方へツカツカと歩み寄る足取りはやけに攻撃的だったが、ふんわりとした髪をくしゃりと撫ぜた手つきだけは妙に優しく丁寧で。「 寂しくなったら、俺の名を呼べ。それが手前の手の中にある限り、どこにいたって俺に届くはずだ。 」柔らかな純毛の手触りは心地よく、いつまでも触れていたいと思わざるを得なかったが、強がるように手を引っ込めては、貴方へ渡した鱗を顎先で示そう。そうして踵を返し、退室の為に扉を開ける。そこで立ち止まるが、振り返りはせずに「 俺以外に喰われンなよ。 」今夜を通して最も素直な思いを言葉に乗せ、照れ隠しなのかわざと雑に後ろ手で扉を閉めて。そのままドラゴンの足音は遠ざかってゆくだろう )


***


レオ、今夜も遅くまでお相手ありがとな。時間ってのはこんなにあっという間に流れるモンだったか。
キリが良さそうだったから一旦回収させてもらったぜ。今後の展開でやりたいことがもし思い浮かんだりしたら、ココでも宝箱でも構わねえから気軽に声掛けてくれ。
それじゃあ、またな。良い夢見るんだぜ。




164: レオ [×]
2020-03-25 23:42:48


>ラザロ


***


此方こそ、ありがとう。今夜もとても楽しかった。
また暇を見付けて此処に来よう。君と話すか、他の者と話すかは…うむ、その時に決めさせてもらおう。
では、また今度。体調に気を付けて、息災に日々を過ごしてくれ。
おやすみ。良い夢を。





165: 執事長 [×]
2020-03-26 18:13:42



>募集開始[ どなた様でも大歓迎! / 1~2名様 ]

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>皆様と同じく黒薔薇の屋敷へ拉致されたルネコという青年、その生活を怪物の人となりを交えながら書き記した日記です。もちろん通読は任意ですので、皆様のグランギニョルライフのご参考までに!


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166: 執事長 [×]
2020-03-27 17:19:07




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167: 執事長 [×]
2020-03-30 16:49:52



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168: 執事長 [×]
2020-04-01 18:44:18




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169: 執事長 [×]
2020-04-02 18:13:04



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170: レオ [×]
2020-04-02 19:00:25



こんばんは、執事長。レオだ。前回は私の願い、聞き入れてくれて本当に嬉しく思っている。さて、此度は前回指名した彼と親しい者、つまりアッシュ、もしくはウーミンと話をしてみたく思い、此方に参った。検討、宜しく頼む。



171: 執事長 [×]
2020-04-02 19:25:16



よう。また会えて嬉しいぜ、あれから変わりはねえか?体調崩してたり、鱗失くしたりなんかしてやがったら許さねえぞ。
さて今夜の指名だが、折角だし二人ともに声を掛けておいたぜ。下に二種類の文を置いておくから、好きな方に返事をしてくれ。それじゃあ、今夜も宜しくな。


***


アッシュ:
――ィよオオオ!
( ダンダンダン!と力加減を無視したノックの後に、不躾にも応答を待つことなく無理矢理に扉をこじ開ける。ギョロリ、と部屋を見回して貴方の姿を見つけたなら、不気味なほど丈夫そうな歯が整然と並ぶ口角をニィィと吊り上げ、音量調節という言葉を知らない大声で片手を振り上げ挨拶を。そのまま無遠慮にズカズカ貴方へ歩み寄り「 ユーがレオだろオ?!ラザロブラザーから聞いたぜイ! 」ゾンビ特有の微かな腐乱臭と鉄臭さをまとったまま、挨拶代わりのハグと呼ぶには強すぎる力で貴方を抱き竦め「 アイツよりも仲良くしてくれよナア! 」ガハハ、と豪快な笑い声を耳元で上げつつ、抱き締めたままゆらゆらと左右に揺れて )


ウーミン:
――ねえねえ、レオってあなたのこと?
( か弱さすら感じさせる小さなノックを3度、その後にすぐ扉越しに話しかけよう。その声音はどこか舌っ足らずでふわふわしているものの、確かな期待を滲ませていて「 あのね、えっと、ラザロがゆってたのね、 」照れ臭くてもじもじしている、というよりも、ワクワクと気が急いて言葉が口に追いつかない。そんな前のめりな喜色を滲ませながら「 このへやにいる、レオってひとが、うーとあそんでくれるって! 」例え貴方が扉を開けてくれていなくても、向日葵が咲いたようにぱああと顔を輝かせて「 ねえ、ほんと? 」無邪気さの中にもわずかな寂しさを孕んだ瞳で、扉或いは貴方をじぃと見つめよう )




172: レオ [×]
2020-04-02 20:14:59



私も、会えて嬉しい。勿論鱗を失くしてなどいないとも。大事に大事に、持っている。
ああ、わざわざ二人に声を掛けてくれたのか。ありがとう。では、今夜はウーミンと話をさせてもらおう。
今夜も、お互い楽しもう。

***


>ウーミン


(食事の心配も無く、する事の一つも無い。そんな状況に置かれて早数日。只ひたすら生きる為に動いてきた身体は未だそれに慣れず、手持ち無沙汰とばかりに部屋を彷徨く。…一人で出るなと言われたな。そんな事を考えては小さな呻きを零し、何とは無しにドアの方に顔を向ける。──と、その時。些か弱く曖昧だが、確かに其処を外から叩く音を耳が捉える。続け様、聞こえてきたのは幼さを感じさせる少女の声。その声が紡いだ自分の名と、初めに会った彼の名に、ぱっと表情に喜色が滲む。「ああ。…今、開ける。少し待ってくれ。」直後、調度品の方を向いていた足をドアへと転換して踏み出し、取っ手を握る。躊躇いも無く開けたドアの先、広がっていたのは見事な金色。それから、「……翼。」鱗をくれた彼とは違う、多少見慣れた鳥のような。だが、こうして人の形をしたものからは生えている筈の無い羽。示した興味をぽつり呟いて、数秒それを見詰め──はっと我に返る。「っと…すまない。少し、驚いてしまった。」詫びの言葉を枕にしつつ、彼女の緋色と視線を交わらせる。「君は、彼の友人かな。勿論良いとも。」彼女の輝きに釣られたように此方も笑んで答え、しかし直ぐに眉を八の字に下げる。「ただ、私は遊びというものに疎い。だから、君がしたい遊びを教えてくれるかな?」己よりも幼く見える少女と丁度目線が合うよう少しばかり屈み、恥も無く只純粋な想いとして彼女に遊びの教えを請うた。)




173: ウーミン [×]
2020-04-02 20:43:20



>レオ


えへ、よかったあ。
( 開かれた扉の向こう、初めて見る獲物の顔は、己が捕食者であるにも関わらず歓迎するような表情を浮かべてくれている。恐れられることはあれど、喜んで出迎えられる経験なんて、怪物としてはなかなか出来るものではない。だから、貴方を見上げてはふにゃりと表情筋を緩めて「 んぅ?そおだよ、これでふわーって飛ぶの。あんまりながくはむずかしいけど 」視線が自身の背後に向けられていることに気付けば、その先を辿るように首だけで振り返って翼を見遣る。ふよふよと柔らかくその場で翼をはためかせれば、それだけでくすんだ白い羽根がいくつも宙を舞って。「 やったあ!うーね、あそんでくれるひとだぁいすきっ 」貴方が屈んでくれるのが早いか、華奢な身体は地を蹴って勢いよく貴方へ抱き付いて。すり、と小動物のように身を擦り付けた後、少しだけ離れては貴方を見上げ「 んっとね、うーがすきなの、いっぱいあるよ!おめめをぐりんってするのも、べろをばちんってするのも、骨をごきんってするのもすきなの! 」自分の好きなものについて話して、なんて言われた途端に目をキラキラ輝かせる。その双眸に宿るのは、純粋なまでの獣性――まさに無邪気な邪気と無垢な残酷さ。どれもこれも人間の価値観では到底遊びと捉えられるものではないが、無論そんなことまで思い至らない幼い怪物は、貴方の服の裾をきゅっと握って「 レオはどれがすき? 」どれでもいいんだよ、なんてちょっとした背伸びを感じさせる語調で、期待に胸を弾ませながら貴方を見つめよう )




174: レオ [×]
2020-04-02 21:33:38



>ウーミン

おっと、っと…
(動いた翼からふわりと落ちゆく欠片達に肌を擽られたその刹那、此方に飛び込むようにして抱き付く彼女に少々面食らい、一度大きく目を見開きつつも何とか平行を保つ。擦り寄る仕草がいつかの日に懐いた動物を想起させ、和やかな気持ちで眼前の旋毛へ手を置きかけた直後、彼女の告げる答えに動きは止まる。合った瞳は変わらずきらきらと輝きを保っており、邪気は無い。だというのに、背筋をぞわりとした寒気が通り抜け、身が強張る。…このまま話を続けるのは駄目だ。頭が発した警告に、返す言葉も視線も迷いで濁ってしまう。それから十秒、何処か緊張した面持ちで目を合わせ、口を開く。「う、むむ…どれ、と言われても、どれもやった事が無いからな。それに、君の言うその遊びを私がされてしまったら、私は生きていられないだろう。…それは、まだ困る。」誤魔化しもはぐらかしも、しようという発想は無い。故に、真っ正直に彼女の問いへ答える。「だから、君の好きな遊びではなくて申し訳無いが…屋敷を探索するのはどうだろうか?ただ話しながら歩くだけでも、君の好きな場所に行くのでも構わない。」次いで、否定してしまった遊びの代案を一つ。「…私と共に、屋敷の探険に行ってくれるかな?」半端なままで止まっていた手をぎこちなくも今度こそ彼女の髪の上へと滑らせながら、不安が宿って微かに揺れる声と固い表情で、そう問いかけた。)




175: ウーミン [×]
2020-04-02 22:23:05



>レオ

えへへっ。あなたならうーのこと、受け止めてくれるとおもったあ
( 力強く危なげなく、己が身を抱き止めてくれたことが嬉しくて。何よりヒトの温もりに捕食以外で触れられることは非常に稀で、頭上へ伸ばされた貴方の体温が自身に重なる事を期待し、その動きを目線で追う。だが、終ぞそれは髪に触れることなく止まってしまい、緋の双眸をぱちくりさせて「 …どおしたの? 」口許にはゆるゆるとした締まりのない笑みを浮かべたまま、少しだけ背伸びをして自分から貴方の手のひらに頭を摺り寄せて。そうして" にひひ、 "と無邪気に笑えば、貴方の真っ直ぐな言葉をしっかりと静聴して「 ああ、うん、そっかあ。たしかにね、こーやってあそぶとね、みんなすぐ動かなくなっちゃうの。 」合点がいった、とばかりに、至極素直にこくりと頷く。もしその場凌ぎの言葉で茶を濁されていれば、無邪気な怪物は瞬く間にその不誠実を見抜き、こうしてあっさりと理解を示すことはなかっただろう。するり、貴方の身体に回していた腕をほどいて数センチの距離を開け「 探検? 」代替案として挙げられたそれに、こてんと首を傾けては貴方を見つめ「 レオがしたいなら、うーもさんせいっ 」その体勢のまま、綻ぶように破顔しよう。そうと決まれば、さっと貴方の手を握り、引いて導く先は扉――ではなく、両開きの大きな窓。空中に手をかざすだけで、内側から錠を解き窓を全開にすれば、猫のしなやかさでふわりと窓枠へ跳躍し、手を繋いだまま振り返って「 いくよ、レオ。だいじょうぶ、うーをしんじて! 」月明りに照らされているとはいえ、周囲は闇夜に変わりなく。地上何階かも測れないほど高い位置にある貴方の部屋は、窓の下を覗き込んでも奈落の底すら見えないだろう。それでも、ボロボロの翼を目一杯広げた堕天使は、ただ無邪気に微笑んだ。吹き込んだ穏やかな夜風が、金色の長い髪をゆるやかに揺らして )



176: レオ [×]
2020-04-02 22:59:35



>ウーミン

(納得してくれた。その事実にほっと息が洩れる。続いて、己の案を受け入れた彼女が自身の身を解いた為に、彼女の頭に添えた手は垂れ下がる。次いで繋がれた手に一度視線が向き、直ぐ様戻した先には嬉しそうに見える彼女の顔。「そうか。…ありがとう。」その表情に漸く此方の顔も綻んで、引かれるままに足を踏み出す。──が、その先は出入り口とするには不適当な窓。それが宙を撫でる彼女の手を介して開いた事にも、底の見えない高さから飛び降りんとする事にも驚いて一瞬後方に重心が寄る。…しかし、“信じて”と告げる彼女の顔に曇りは無く、月の光を負って広がる翼と夜風に流れる髪は、其処から飛べるのだと強く思わせるだけの幻想さを持っていた。「…ああ、行こうか。」だからこそ、そう応えた。見開いた目は緩やかに細まり、恐れの無い穏やかなその声音で信じると暗に告げる。それと殆ど同時、退きかけた足は前方へと床を踏み、彼女が居る窓枠へ乗り出すように静かに跳び上がった。)




177: ウーミン [×]
2020-04-02 23:18:59



>レオ


うーの手、はなさないでねっ
( きゅ、と繋いだ手に力を込めれば、貴方の跳躍とほぼ同じタイミングで窓枠から飛び立った。――否、飛び降りた、と表現する方がこの場合は適当で。魔界にも重力は存在する、ゆえに二人の身体はぐんぐんと垂直に落下してゆき、堕天使は楽しそうにきゃらきゃらと笑い声を上げた。長い髪は重力と風圧に従って天へ伸び、露わになったおでこを貴方のそれとくっつけて「 せーのっ! 」弾けるような楽しげな声と共に、ぶわりと翼を最大限広げれば、それがパラシュートの役割を果たして落下のスピードが極端に落ちた。宙へ放り投げたパラソルが、風の抵抗を受けながらゆるやかに落下していくのと同じ要領で、ふより、ふよりと二人は虚空を滑ってゆく。無論貴方の身体に負担がかからないように、翼の揚力がなくても落ちる事はないよう、浮遊の魔法もかけていて。「 おつきさま、きれいだね 」繋いだ手が離れれば魔法の効力も途切れる、だからこそモゾモゾと指を動かし絡め合わせ、いわゆる恋人繋ぎのような形で離れないようにしっかりと繋いで。無論それに他意はなく、ゆっくりと宙を舞いながら暢気にお月見を。すでにかなりの高さから落下したはずだが、まだ地上は見えない。巨大な満月と輝く星々、それらを見上げながら、翼の角度を変えて屋敷から離れる方向へと空中を移動して )


***


ふわあ…、うーもう眠くなっちゃった。まだまだあなたと話していたいけど、これいじょうは文章がまとまらなくなっちゃいそうなんだあ、えへへ。
あなたもゆっくり、すてきな夜を過ごしてね。またタイミングがあえばいつでもきてね、今夜もたのしい時間をありがとお!




178: レオ [×]
2020-04-03 00:27:55



>ウーミン

ああ…!
(強く繋がれる手。それを頼りに窓から飛び出す。──瞬間、落ちていく身体。彼女以外に寄る辺の無い、腹の中が混ぜられるような不安定な感覚に唇を固く結んで、瞼をぐっと瞑る。たが、その感覚も合わせられた額と愉快そうに上がる声をきっかけに終わりを告げる。突然に緩む落下速度に恐る恐る目を開け、眼前に映る彼女の姿を認識して、安堵からか強張った唇の力がふっと抜ける。ふわりふわりと宙を漂う身は、それこそ一枚の羽根にでもなったような錯覚をさせ、何とも不可思議な気分になる。途中、ふと零された彼女の言葉に釣られて上げた視界の中には、ちかちかと瞬く星達と見た事も無い程の大きな月。「ああ、確かに。あの山で見るのとはまた違う。…うむ、綺麗だ。」思わず、嘆息する。己が住んでいた山とどちらが、等と無粋な事は考えない。比べる事は無意味だと、そう思わせる程の光景だった。暫しその景色に見惚れていたが、不意に変化した方向に気を取られ、無意味ながら平行を保とうとして足が僅かにばたつく。同時に、意識もしない内に絡め組まれていた指に力が籠り、くい、と軽く自分の側に彼女を引き寄せるように腕が動く。「…む、すまない。」数秒遅れて自らの行動に気付き、詫びと共に引いた分の距離を戻す。「君の行きたい方に行ってくれて構わない。私は此処の事をまるで知らないのだ。だから、何処にでも好きなように飛んでくれ。」未知の場所を探険する。幼稚にも思えるそんな好奇心が疼くまま、彼女へ楽しげに口角を上げた顔を向け、そう空を舞う散歩の続きを促した。)


***

ああ、今日も遅くまでありがとう、ウーミン。私も楽しかったよ。無理せずゆっくりと休んでくれ。
それではまた、いつかの夜に。…それまで、息災を願う。良い夢を。




179: 執事長 [×]
2020-04-03 17:51:47



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180: 執事長 [×]
2020-04-04 10:46:40



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