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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
121:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 19:04:58
どうもこんばんは主さん、ザカリー・アーバーンだよ。この間はミリと話せてすっげー楽しかった、ありがとう。ペコって呼ばれたのは吃驚したな、ハハハ。
…で、今日も来ちゃったんだけど、ミリのお友だちが気になってさ。もし良ければその子と話したいんだけど、ダメかな?
122:
執事長/サイクロプス [×]
2020-03-18 19:11:34
>ザカリー
ペコじゃん、おっつー。来てくれたんだ、また会えて嬉しーよ。さんきゅう。
あーしのダチね、もち大歓迎。ヴィンスかアッシュ、どっちか選んでくれたらすぐ呼んでくるよ。
123:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 19:14:23
>ミリ
やあ、ミリ!俺も会えてすごく嬉しいよ。んー……じゃあ、ヴィンスをお願いできる?
124:
ヴィンス [×]
2020-03-18 19:34:19
>ザカリー
にゃは。実はあーしさ、あんたに昨晩(>102)のお返事書いてたんだよね。今日の絡み文もその下に書いておくから、あーしからのレスにはお返事不要だよん。んじゃすぐヴィンス呼んでくんね、今夜もよろみー。
やったじゃん、あーしとオソロ。 部屋に飾ってもいーよん
( まだまだ味気のない淡白な部屋へ、大した彩りは添えられないが想い出の欠片を残すことは出来る。自身の目隠しに描かれた目玉を指差し 「ま、要らないってんなら捨ててもいーケドさ」 と、努めて素っ気ない口調で予防線を張っておこう。 もし次この部屋を訪れた時、旗の存在がどこにも見当たらなくても、無為に傷つかなくて済むように。盲目である分、声色や雰囲気による変化の機微には極めて敏く、貴方から幾ばくかの寂しさを感じ取り「 そお?生きる為に殺すのはさ、 別にあーしもあんたも同じじゃん 」ただその対象が、家畜動物か人間であるかというだけ。ヒトからすれば全く同じだとは感じられないかもしれないが、怪物である自身から見れば命は命、それ以上でも以下でもない。だが、怪物にしては豊かに備わっている倫理観が顔を覗かせ「 ま、あーしはあんたが誰かに食べられたら悲しいかも。ほんのちょっとだけね 」出会ったばかりの、しかも仮にも獲物のうちの一人に過ぎないのに、不思議とそう感じてしまうのは貴方の人柄に少しでも触れたからだろうか。確かに貴方の印象はことごとく鮮烈で、怪物としての脅威を認識してもらうために見せた牙を結麗だなんて形容されてしまえば、もう口を噤むしかない。「 マジであんたが心配。危機感なさすぎ 」貴方の引き締まった頬に押し当てていた拳を開き、手の平を下へ向けてぷらぷらと振って。手持無沙汰にベッドから立ち上がり、危なげのない足取りで室内を散策するように舞いながら「 イイやつだよ、極度の出不精で怠惰だけどさ。ヴィンスってゆーんだ 」手近にあった上質なキャビネットを、つつ、と指でなぞる。使い魔の掃除や管理が行き届いているのだろう、埃や塵一つない滑らかな感触に満足しつつ「 アッシュってやつもなかなか面白いよ。バチバチに煩くて、ぐちゃぐちゃに寂しがり屋のゾンビ。食欲にはガンガンに忠実だけどね 」もう一名、自身が比較的よくつるむ怪物の記憶に思い至り、くるりと貴方へ向き直ってはキャビネットに背を預ける。付け足した言葉はもちろん脅しではなく、 空腹時の彼には気を付けて、という婉曲的な助言のつもりで )
***
ヴィンス:
はー………。
( よたよたと肩を下げながら廊下を往く、口からは今夜何度目かも数え切れぬ溜息が尾を引いて。自他ともに認める怠惰の化身が、出不精の重い腰を引きずって貴方の部屋へ向かうのは、とある単眼の怪物に頼まれたからで。表情に変化はないが、億劫な感情を表すくすんだ紫の花が手首辺りに花開く。漸く辿り着いた一つの扉の前、弱々しいノックを3度落としてはただただ待機。もし何かしらの反応があれば「 ……"ミリアム"、覚えがある名前の筈でしょ。俺はヴィンス、君は――、えーと、ペロ…? 」いたずらに貴方を警戒させてしまうと、余計な手間がかかる。こちらとしても出来る限りの面倒は避けたい、ゆえに面倒くさがりの自身にしては親切に類される自己紹介を。貴方の本名は彼女から伝えられていないうえに、その可愛らしいあだ名を教えられたときに寝惚けていたのもあって、自信なさげに語尾を上げながら「 ……随分可愛い名前だね。 」よもやそれを貴方の本名と勘違いしており、抑揚のない声で賛辞を贈ろう )
125:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 20:03:15
>ヴィンス
( 随分穏やかなノック音にふと顔を上げる。先日ミリと自身を称する彼女から貰った旗を手持ちぶさたにいじくり回していたところで、前触れなしの訪問者にパッと疑問符が浮かんだ。彼女にしては弱い音、片手にはお守りのように旗を握って立ち上がり。何か用事だろうかと首を傾げてドアへ向かえば、"ミリアム"と音が聞こえた。声音から恐らく男と判断しつつ、自己紹介が終わるか終わらないかのうちにドアを開けると同時、見慣れない美しい誰かが視界に入る。思わず全身に視線を這わせれば手首に咲く花、まるでそれが人体から生えているかのように思えて思わず息を飲んだ。「ヴィンス?ミリの友達?」会話の最中にポロリと混ぜられた言葉を反芻しつつ、少しだけ警戒を滲ませながら確認を。纏う雰囲気にどうにも油断してしまうが、危機感をぬぐうには未だ判断材料が足りない。……と思っていたが、ペロと聞いた瞬間思わず脱力してしまった。正真正銘、ミリの友人のヴィンスだろう。気だるげな雰囲気も特徴に一致する、出不精なのにここまで出向いてくれたのかと思えば感謝の念すら出てくる。「 ペロじゃなくてペコだと思うよ。……いや、ミリ、俺のことペコって紹介してるのか…… 」困惑と込み上げてくる笑いとをない交ぜにしながら、あだ名の訂正。「 あとひとつ言えるのは、俺ペコが本名じゃないよ。ザカリー・アーバーン。ペコって呼ばれたのはここが初、ザックって呼ばれることが多かったんだ 」賛辞に頬を掻きながら、堪えきれなかった笑いをぶはっと吐き出して。不名誉なあだ名だからペコって、と一際愉快な思い出を語るように両目を細める。「よろしくヴィンス」と小首を傾けながら右手を差し出し。そうしてハッと思い出したように「 ……あー、入る?俺来たばっかだし、マジで何もないけど 」と生活感のない部屋に向けて指を差す。「 あ、強いて言うならミリに貰った旗がある 」と子供が自慢話をするような調子で以前の小さな贈り物を揺らして見せ )
126:
ヴィンス [×]
2020-03-18 20:43:11
>ザカリー
げ……、友達じゃないよ。
( 彼女との関係性には、表情こそ変わらぬものの至極不服そうな声音と共に否定を告げよう。耳朶あたりに遺憾を示す灰色の花が小さく咲いたあたり、どうやら照れ隠しでもなく「 ただの隣人、それだけ 」と付け足しては、何かを払いのけるようにしっしと手を振るジェスチャーを。全身に貴方の視線を感じれば、控えめに肩を竦めて「 ……怖い?大丈夫、俺には牙も爪も食欲もないから 」恐らくこの屋敷では最も安堵を呼ぶであろう要素を口にしつつ、複雑な感情の入り組んだ笑顔をぼんやりと眺める。いくら人と見た目がそう変わらないとはいえ、自身は怪物。捕食者を前にして朗らかに笑える貴方に、肝の太い子だ、と感心するが、初めて会った怪物が彼女なのだとしたらシリアスな現実の仔細は伝えていないのだろう。さては説明役を押し付けられたか、と再度短く嘆息し「 ……そ。よろしく、ザック 」細く冷たい手にて握手に応える。いっそ可愛らしいあだ名で呼んでしまおうかとも思ったが、それは貴方と彼女に遠慮して。部屋に招かれればゆっくりと深く頷き「 ソファーがあれば十分。獲物の部屋まで足を運ぶなんて久々だから、少し疲れた 」貴方と歩調を合わせて入室しつつ、手近にソファーを見つけては緩慢な動作で腰を下ろして。くつろぐように長く吐息した後、疲れた、なんてネガティブな単語を出してしまえば貴方が気後れするかも、とようやく気が回り「 君は何も気にしなくていいよ 」と付け足して。部屋を見回して、成程彼は新入りだ、と納得する。そのままの視線の流れで小さく揺れる旗が視界に入れば「 …そういうのが好きなんだ?、無邪気だね 」表情筋は仕事をしないが、微笑みの代わりに首筋から淡く明るい黄色の花を咲かせよう )
127:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 21:26:04
>ヴィンス
( 友人云々という言葉を受け、ポンと咲いたのは鼠色の花。どう言う仕組みなのだろうと視線がそちらに引っ張られるが、心底不本意だと訴え掛ける態度には口の端から笑いが漏れる。「 隣人ね、部屋が隣だったりすんの? 」友人を否定するのも肯定するのも何だかと、笑いを含んだままに隣人という称号にスポットを当て。「 あー、怖くはないけど、やっぱここじゃ牙も爪もスタンダードなんだな 」気遣いか心配かの言葉の内に込められた意味に、改めて屋敷の存在の特異性を意識する。あまり温度の感じられない手はそれでも人の存在を感じさせるもので、少し嬉しくなって握られた手を軽く振った。どことなくワインを思い出す赤紫の髪の後ろ姿、流れのまま部屋内に歩を進めるのを注視するでもなくボンヤリ眺めていれば、"未だ殺風景なこの部屋で自身が生活しているのが信じられないな"と脳の隅で考えが浮かび。耳に届いた「獲物」のワードがその考えを補強する。「 ほんと、何ももてなせなくて悪い 」何となくソファの隣に腰を下ろして、のんびりとそう告げてみる。浚われてもてなすのも可笑しな話しか……、と悪い冗談じみた状況を再確認。「 好きって言うか……ミリに貰ったし。このデザイン結構イケてるしね 」無邪気という形容詞にどんな意味が込められているのかは定かでないが、馬鹿にされている訳ではないのだろうと当たりをつける。子どもっぽいとか、純粋だとか、その辺だろうか。然しそんな風に言われたことはついぞ無かった、どちらかと言えば執着心が強い己は邪気の塊だろう。聞きなれない言葉に頭を揺らし、少し話題を逸らすように旗の部分を指して見せ。「 ……ところでその花すげー綺麗だけど、どういう仕組みなの? 」先程からかなり気になっているのが花咲く身体、下手とも言える上目使いで自身の首筋を示して )
128:
ヴィンス [×]
2020-03-18 21:46:22
>ザカリー
隣同士の夜もあるし、そうじゃない夜もある。そういう屋敷なんだよ
( 自ら進んで他者と関係を持とうとしないがゆえ、貴方の笑顔が妙に新鮮に映る。表情というものを長らく浮かべていない自身にとっては、感情の機微を感じさせる柔軟な表情が輝いてすら見えて。無論それも己の表情には浮かんでこない、だからただでさえ荒唐無稽な屋敷の特徴は、さらに要領を得ないだろう。「 そういうこと。ま、爪や牙は俺達にとってはただの身体的特徴に過ぎないけどね。眼帯をして、筋骨隆々の傷跡まみれの身体で、いかにも強面の人間がいたって、そいつが悪人とは限らない。それとおんなじ 」男性にしては華奢な両腕を気怠そうに掲げ、指を開いてパーを形にしてから全ての指先を内側へ曲げる。さながら獣のようなポーズを示してみせながら、要注意の怪物全てがご親切に爪や牙を持っているとは限らない――すなわち見た目と中身は必ずしも一致しない、という回りくどい忠告を。緩慢な所作で腕を下ろしながら「 イケ……てる? 」疑問を示す薄い碧色の花が右の袖口から花弁を広げ「 ……今度、あいつに言ってあげなよ。多分すごく喜ぶ 」不気味だと忌避されても不思議ではないデザイン、それにポジティブな印象を持ってくれる獲物は恐らく多くはない。にしても本当に変わった獲物だ、怪物から貰ったちっぽけな贈り物を他者に誇るほど大事にできるとは。そう頭の片隅で思考を巡らせていたが、疑問を投げられれば静かに一度だけ瞬きをして「 声を上げて笑ったり怒ったり、そういうのって疲れるでしょ?だから、その代わり。 」些か言葉足らずでも、当の本人は質問に答えたつもりで。貴方へ向かって片腕を差し伸べれば、その手の平に単眼の彼女の髪と同じ色の花が一輪現れ「 俺はドリアード。そういう種族なの 」あげる、と言葉に出す代わりに、差し出した手は引っ込めないまま貴方を見つめて )
129:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 22:36:16
>ヴィンス
へぇー、妙なとこなんだなここ
( 陰りを帯びた……と言えば少し語弊がある気がするが、あまり感情の伺えない表情から飛び出した不思議な説明ゆっくり咀嚼する。そういう屋敷とは、どういう屋敷なのだろう。危険があることは承知している、けれど己はそれ以外のことを知らなさすぎるのだ。知ったところでどうにもできないか、なんて、緩くかぶりを振ってうっすらとした靄を振り払う。「 あー……そうだな。全身タトゥーにへそ鼻舌全部ピアスしてるけどとびきり親切ってやつ見たことあるわ 」もたらされた婉曲的な忠告は喩えがあるぶん分かりやすく、以前見かけた奇特な人物を重ねて少しズレた感想を。続けて見せた、隣の怪物の獣のよう小さなポーズが何だか可愛らしく思えて、初手の警戒心は既に虫の息。緩めた警戒のままに告げた言葉は疑問符と共に返され、さてはイケてる、と言う言葉が不味かったかと一瞬後悔するが、どうやら杞憂に終わる様子で。「 ……ミリに?直接言うのなんだか恥ずかしいな 」現実ではあまり見かけないだろうデザインのそれを照れ隠しに振って見せ、「 ヴィンスが伝えといてくれない? 」と逃げ道のように聞いてみる。「 てか、へえー!それ感情の代わりなんだ、すげえ 」話を変えたいからと言う訳でもないが、アンサーには心からの感嘆を吐き。「 ドリアードって綺麗なんだな 」その綺麗には色々なことが引っくるめられているけれど、口達者とは言えない自分がそれを説明することは難しい。そんなに綺麗な花なら感情もきっと美しいんだろう、何て麗しい種族なんだろう、エトセトラ。差し出された腕には一瞬何のことかと問いが浮かぶが、その花の色が鮮やかなピンクなことに気づけば「 え、くれるの?ミリと同じ色だね 」とその花を見つめて )
130:
ヴィンス [×]
2020-03-18 23:05:24
>ザカリー
廊下の長さや階段の繋ぐ先、部屋の位置まで気付かない内に変わってるのさ
( 存外貴方の食いつきが浅かったのを見て、短く息を吐く。明確に彼女から依頼をされたわけではないが、貴方が無知ゆえの過ちを犯せば彼女はきっと悲しむだろう。そんな思い遣りは表情にひとかけらも出さないまま「 それも、獲物が一人で出歩かない方がいい理由の一つ。 」こんなに一息に長く話したのは久し振りで、苦しげに深く吐息して。自分の言いたかった事が貴方に伝わっているのだと、貴方が実例を挙げてくれた事で理解する。ならば今夜己に課せられた最低限の仕事は果たしただろう、との達成感に、明るい色合いのオレンジの花が鎖骨辺りに開いて。「 ここについて気になること、他にある?もし知りたいなら、もっと説明がうまいやつに声をかけとく 」自分の役目は終わり、とばかりに次に白羽の矢を立てる相手への目星を付けつつ、ぴんと人差し指を天井に向けて伸ばして見せよう。「 ええ、嫌だよめんどくさい。 」女の子への褒め言葉は直接伝えてあげなくちゃ、なんてフェミニズムは皆無。ただただゆるりとかぶりを振ってのんびりと拒否を示そう。「 ……君は花が好きなんだね。でも黒い薔薇は摘んじゃだめだよ 」綺麗、被食者たる獲物が捕食者へ告げるには些か不似合いなその言葉は、勿論言われ慣れておらず。表情に動きはないが、驚きを意味する黄色がかった緑の花がこめかみ辺りに咲き、視界をわずかに邪魔するそれをぷちりと摘み取っては、屋敷の暗い秘密に対する忠告と共に貴方へ差し出そう。「 …要らないならそう言ってよ、腕が疲れる 」毒々しい鮮やかな桃色の花を、受け取ってもらえなかったとしても体力の限界は来る。待ち惚けをくらっている腕はぷるぷると震えた直後に、だらりと垂れ下がるだろう )
***
今夜も来てくれてありがとう、たまには獲物とお話しするのも良いものだね。嫌、相手が君だったから良かったのかな。
俺達は一旦下がるけど、またタイミングが合えばいつでも遊びにおいで。あいつも俺も、他のやつらも君のことを待ってるから。それじゃおやすみ、良い夢を。
131:
ザカリー・アーバーン [×]
2020-03-18 23:10:48
>ヴィンス
ありがとう、ヴィンス。色々説明してくれて、綺麗な花を見せてくれて。
じゃあ、おやすみ。遅くまでありがとう。
132:
執事長 [×]
2020-03-19 17:30:54
>募集開始[ ご新規様・古参様・お試し様問わず大歓迎! / 3名様 ]
※無登録でのお試し、ご質問・ご相談のみのご来館大歓迎!
※指名が絞り切れない場合は、此方からのご提案も可能
▼ PFの書き方 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome】
▼ 提供一覧 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters】
▼ ルネコの備忘録 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/archive/category/Archive】
>皆様と同じく黒薔薇の屋敷へ拉致されたルネコという青年、その生活を怪物の人となりを交えながら書き記した日記です。もちろん通読は任意ですので、皆様のグランギニョルライフのご参考までに!
▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼
◆ルシアン(>>19)
◆ザカリー・アーバーン(>>93)
▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼
133:
ルシアン [×]
2020-03-19 18:46:10
やあ、こんばんは。
良ければ今晩、彼との…ジェイドとの最後のお話をさせて貰えないかな?
可能なら僕から最初に話を始めたいのだけど…検討宜しく頼むよ。
134:
執事長/九尾の狐 [×]
2020-03-19 19:13:49
>ルシアン
小僧、ついにこの夜が来たのだな。吾等も最後まで、そなたと狼を見守ろう。
今夜は十二分に時間がある、狼を呼びながらゆるりとそなたの文を待つとしよう。
135:
ルシアン [×]
2020-03-19 19:44:19
有難う。貴方達が見守ってくれたから、ここまで来れたんだ。
じゃあ、今日も宜しく!最後まで目一杯僕たちの物語を楽しもうっ!
>ジェイド
(優しい眠りから覚めて、どれ程の時間が経ったことだろう。ついに完成する事が出来た。何と眩く幸せな光景だろうか。魂を削ってまで作り上げた作品を感慨深げに見つめ、そっと別れを告げるように覆い隠した。次にこの作品が日の目を見る頃には自分は此処には居ない。よろよろと、筋肉の衰えた足を何とか動かし、途中何度もバランスを崩しつつも鮮やかな壁紙が見える位置に置かれた座椅子へ辿り着く。柔らかなクッションが敷き詰められ、骨が目立つようになった体を、優しくて受け止めてくれる。腰を下ろしてしまったら最後、暫く動くことは困難であろう。痩せてしまった腕は長袖で隠せていたものの、今では指先も見るからに細くなり小枝のようで隠すことも出来ない。頬も子供らしく丸みを帯びていたのに、病の影を色濃く残し、げっそりと窶れてしまった。それも当たり前か。もう幾日も食事が摂れていないのだから。噛む力が弱まり、飲み込むことも難しくなって、水分だけを何とか口にする毎日。急速に生命力が奪われている。もう時間も残ってはいないだろう。か細い声で使い魔を呼び、最後の仕事を頼んだ。彼を、ジェイドを呼んできて欲しい、と。もう出迎えることも、元気に返事をする事も難しいから、どうかそのまま部屋に入ってきて欲しい旨も、理由は伏せたまま伝えてもらえるよう、使い魔を送り出した。そろりと指を伸ばした先には彼から貰ったカチューシャとベルト。手に馴染む柔らかな毛の感触を感じつつ、無意識に小さな笑みが溢れていた。トロリと落ちた瞼に瞳を隠し、彼が訪れるまでの僅かな間、微睡みにその身を委ねて。)
136:
ジェイド [×]
2020-03-19 20:17:29
>ルシアン
( いつもと何も変わらない、只の日常。同胞に頼まれて大工仕事を引き受け、黒い薔薇園の世話をし、空腹と本能は見て見ぬ振りをして、疲労に任せて逃げるように眠りに落ちる、その繰り返し。特に不満はなく、満足しているつもりだった――だが。貴方に出会ってからは、この仄暗い屋敷での暮らしが、まさに太陽に照らされたように光を帯びた。鮮やかな色彩と無邪気な温もり、それは苦しむ怪物の心を解き解すには十分で。だからこそ、貴方に会えなくなってからは、途端に毎日が色褪せてしまったのだ。貴方と出会う前の生活に戻っただけなのに、毎日寂しくて、恋しくて仕方がなかった――会えないと思えば尚更。無意識に嘆息し、冴えた満月を眺めている最中、使い魔が肩に停まり静かに耳打ちを。ドクン、と冷たい心臓が跳ねた。貴方に会いたくて堪らない筈なのに、なぜか貴方に会うのが堪らなく怖い。長く、深く息を吐き、意を決したように面を上げた。貴方のリクエストに隠された理由に思いを巡らせるが、どうしても悪い想像しか出来ない。…嫌、縁起でもない事を考えるな、きっとまた可愛らしいサプライズか何かだ、そんな風に無理矢理落としどころを見つけては、見慣れた扉の前に立つ。もしかしたら寝ている可能性もある、その場合は貴方を起こしてしまわないように申し訳程度の控えめなノックを一度だけ。一呼吸置いてそっと扉を開ければ、途端に香ってくる貴方のにおい。それだけで胸が満たされる思いだった。しかしいつもと違って何か違和感のある香り、怪訝に思いながら貴方を捜して部屋に一歩踏み入れる。視線を巡らせて見つけてしまったのは、在りし日の貴方からはとても想像出来ない痩せ衰えた姿。月光に霞んで、そのまま消えてしまいそうな――。零れ落ちそうなほど瞠目し、呼吸は無意識に浅く、加速していく。気が付けばよろよろと座椅子の傍に歩み寄って膝をつき、震える手で貴方の頬を撫で「 ルシアン――? 」縋るような表情と声音で、恐る恐る呼び掛けよう )
137:
ルシアン [×]
2020-03-19 21:03:28
>ジェイド
(ゆっくりと鼓動が刻まれる度、温かな血がこの体を巡り循環する。まだ生きているのだ、と実感ができる。だが五感は鈍り、薄皮を一枚纏っているように意識は朧げない。周りの音が遠のいて、落ちた意識は静かな水の底に揺蕩う。起きていたいのに、蔓草が手足に絡み引き摺り込まれるようだ。どうしようもなく感覚があやふやになりかけたその時、頬を撫ぜる優しい気配が自分を呼び覚ます。睫毛を震わせ、静かに瞼を開いた先…幽かに揺らめくかの人の姿を見つけた。ああ…感動に打ち震えるように吐息が溢れ、呼び掛けに応えるように嫋やかに口角を持ち上げた。「…ジェイド。来てくれたの?嬉しいなぁ……。」力を入れれば入れるほど、手は小刻みに震え、縋り付くように彼の腕を掴もうとするが、握力がなくなった手では掴むことなど出来ず、ただ添えるだけに留まり。何を話そうか、この瞬間を繰り返しシミュレーションしたはずなのに、いざその場面に直面すると頭は真っ白になり役には立たないものだ。水分を失くした、乾いた唇を何度か開閉したのち、言葉を紡ごうとしたが、先にゴホリと空気の抜ける嫌な音が響いた。それは立て続けに気管を通り、温く紅い雫を口許から溢れさせた。「…っ、こほ。…ごめんね、思ってたより…時間残ってないみたい…っ。」拭うことも出来ず、咳嗽反射が収まる頃、途切れ途切れに言葉を吐いた。迷ってる時間などない。喋られなくなってしまう前に、伝えなくては。テラテラと紅く彩られた唇を必死に動かし小さな、聞き取りにくい声音で言の葉を紡ぐ。「…君に会えて、本当に幸せだった…。僕は、君が…大好き。君以上に好きになる人なんて、この先もいない…。……だからジェイド、僕を、 食べて くれないか…。」説明もなにもなく、突拍子のない我儘を言っていることは理解している。彼にとっては受け入れ難い、残酷な願いであることも。でも、このまま朽ちていくだけなんて嫌だ、と心の奥底で小さな自分が叫んでいるのだ。窶れても、ヴァイオレットの瞳は清浄な煌めきを孕み、一心に彼だけを見据えて。)
138:
ジェイド [×]
2020-03-19 21:56:32
>ルシアン
当たり前だろ、俺はお前が呼んでくれるなら何処へでも――っ、。
( あの時だってそうだった、貴方が灰色の怪物に襲われた夜も…。貴方が瞼を上げてくれた、自分を見てくれた、ただそれだけの事なのに泣きたいほど嬉しくて。よもや事切れてしまったのでは、なんて最悪の想像は一旦杞憂に終わり、安堵を表情に滲ませて微笑む。しかしそれも束の間だった。浅い振れ幅で一往復だけかぶりを振ったところで、言葉は途切れた。貴方の小ぶりな唇から逆流する血潮、その鮮烈な赤色を久し振りに目にした瞬間、再度心の臓が大きく揺れ動く。匂い立つ鉄、視界から脳髄を侵す紅――心の遥か彼方へ押し込めたはずの本能が、ずぐりと疼く。しかしそれ以上に、貴方が喀血したという事実を受け入れることは至難の業で、呼吸は短く荒く切れるようなリズムに変わる。唾を嚥下することすら、意識しなければ上手く行えないほどの衝撃だった。「 ルシアン……、 」ただただ力なくその名を呼ぶことしか出来ない、そんな自分が情けなくて仕方がなかった。病の所為で潤いを失っても、整った形の可憐な唇に親指の腹をそうっと添え、血を拭う。ヌルリ、その感触に悲痛に表情を歪める。血液とは、こんなに熱を持っていただろうか。「 そうだ――、そうだよルシアン。お前の幸せは俺の幸せなんだ、お前が好きと言ってくれるから、俺は誇りを持って生きていけるんだよ 」貴方が腕に触れてくれた仕草で、それがどれほど今の貴方にとって負担なのかが痛いほど伝わる。まだ体温のある小さな手の上に、自身の大きく冷たい手を重ねてぎゅっと握り締めよう。万感の思いを言葉に乗せる、だからどうか俺を置いていかないでくれ、と。しかし、貴方の口から紡がれた最大の願いに、ぴたりと動きが止まった。全身の筋肉が硬直し、背筋を汗が伝うのがいやに明確に知覚出来た。収縮した喉は、ヒュ、と小さく悲鳴を上げ「 知って、いたのか…? 」残酷な現実を貴方にだけは強いるまいと、必死に隠し続けた事。ガラガラと音を立てて何かが崩れていく。ずいぶん遠い所で、自身の鼓動の音が冷ややかに木霊している。「 俺が人を喰うバケモノだと知っていても、俺を好きだと言ってくれるのか―― 」雫が頬を伝い落ちて初めて、自分が泣いているのだと気付いた。そう、貴方は知っていたのだ。理性のない怪物ならともかく、己のように人語を操る知性のある怪物でさえ、共に語らった人間を喰らうという事を。その重すぎる血生臭い事実を背負わせてしまった事も、何より散々きれいごとを言いながら自分が人を喰って生きているという事実に対して「 ご免なあ……っ 」痛々しく、薄く開いた唇から牙が覗き、滴る涙がそれを濡らして月光を反射した。もう長らく肉を裂いていない牙、言うなれば自身は飢えた獣。対して目の前には、血を流す獲物。絶対に貴方を食べたくない、食べられないはずなのに、喉に肉食獣の唸り声が無意識に絡み始める。キ、と獣の鋭い眼光で貴方を見据え、意を決したように貴方の口許へ顔を寄せ――静止する。「 駄目だ…、お前を食べるなんて、俺にはとても…っ 」ポタリ、涙が貴方の頬を濡らしてしまうだろう。互いの吐息がかかる距離で、怪物は瞳を伏せてふたりのおでこをくっつけて )
139:
ルシアン [×]
2020-03-19 23:03:47
>ジェイド
そう…君は、いつでも駆け付けてくれる……。(悲しいぐらい、哀れで愛おしい狼。あの、恐怖に突き動かされ約束を破った夜だって、いの一番に駆け付けてくれた。ぼんやりと走馬灯のように彼との記憶が脳裏を満たす。知らず頬は緩む。楽しかった、嬉しかった、そんな幸せな気持ちしか浮かんでこないのだから自分の短い生涯は幸福であったと言える。掌から落ちていく砂を拾い集めるように、必死の形相で繋ぎ止めようと言葉を尽くす彼。重ねられた手に視線を落とし、小さく首を左右に振った。「ごめんね…。」言葉以上に態度が、彼の求めに応じれないことをまざまざと示していた。触れていた手の甲から伝わる相手の動揺、心細く湿り気を帯びた声で泣いていることを知る。本能と理性の狭間で苦しみ、抵抗するように懸命に声を上げているのだろう。慰めてあげたいのに、重たい体は動かず、彼に近付くことさえままならない。不意に、視界の端で光が弾け、頬に冷たい水滴が落ちてきた。吐息が分かるほどに縮められた距離、身を切るようにして告げられた謝罪にこんな時だと分かっていても、思わず笑みが漏れた。「…もう、この前から何度僕に馬鹿って言わせるつもりなのさ。…君がたとえ、なにを抱えていても…好きな気持ちに変わりはないよ……。」合わさる額、折角近くにいるのに翡翠の双眸は伏せられ、窺うことが出来ない。視線が外れているのを良いことに、そっと羽が撫でるような軽いキスを彼の唇へ贈る。ごめんね、酷いことを強いてしまって。そんな想いも込めて。「君がね、苦しんでいた事も知っているんだ。でも…そんなに悪いことなの?食べないと、生きていけない。みんな、その業を背負って生きているんだ……。それに…ただ食べられるだけじゃないよ。…命は循環するんだ…。自然の摂理であり、僕らは命を巡るんだ…。ねぇ、僕を君の糧にしておくれ。」浮かぶ穏やかな表情に反して、言葉は鋭利なナイフのように尖っている。長年抱えてきた彼の闇が、こんな上っ面の言葉だけで解決するなんて思っていない。ただ、何かせずにはいられなかった。慰撫するように優しく頬を撫で、額を擦り付ける。「…食べることを怖がらないで。これは、僕にとっての救いなんだ…。最期まで君の傍にいさせておくれ。他の誰にも…僕を渡さないで……。」人生の最後の選択肢として、死に様ぐらい自分の手で掴み取りたい。吐き出された言葉はとても小さな声量になってしまったが、そこにある意志だけは強く、焼き尽くさんばかりに熱量をもった眼差しで彼を射抜く。振り絞った力で彼の頬を両手で捉えると、逸らされないよう真っ直ぐ自分の顔が見れるように導いて。)
140:
ジェイド [×]
2020-03-20 00:06:27
>ルシアン
――ッ、くそ……。
( 落とされた静かな"ごめんね"が、全ての終わりが眼前に近付いていて、且つ絶対に逃れられないことを鮮烈に証明した。自分にもっとすごい魔法が使えたら、貴方の健康を守り、命を繋ぎ止められたのだろうか――そんな全く建設的でない悔恨に駆られ、俯いて表情を隠しては自責を吐く。グルル、という獣の唸り声が絡むのを、もう制御出来ていなかった。「 だから俺は、お前を失うのが怖いんだ 」生まれて初めて、人を屠殺していると知っても自分を受け入れてくれた人間だから。貴方がどんなに言葉を重ね贈ってくれようとも、結局最後に残るのは怪物の我儘で。――嗚呼、でも、と。一筋の光明を見出したように、俯いていた顔を上げる。翡翠の双眸は伏せられたままだが、呼吸は落ち着いた。貴方は憐憫でその身を自身に差し出しているのではなく、それが貴方自身の願いであり我儘なのだと、そう解釈すれば全ての道が開けた気がして。口では何と言おうと、貴方の血を見て本能を刺激されたのもまた、事実なのだから。いつも自分がするように、頬を撫でてくれる体温が狂おしいほど愛おしい。すっと目を開けば、その瞬間に唇に柔らかい何かが重なった。自身の口へわずかに付着した赤色、それをゆっくりと舐め取る。瞬間、思わず吐息のような笑いが零れ「 そうだな…そうだ。俺が命に対して感じるべきなのは、懺悔だけじゃないんだな 」確かに――それはそれは明確に、美味しいと感じたのだ。所詮己は人喰い怪物、けれど今はそのことをずっと前向きに受け止める事が出来ていた。その証拠に、ふたつの翡翠は眦に滲んだままの涙と共に輝いて「 …感謝と愛情と敬意。ルシアン、お前は俺に教えてくれたんだな。俺一人では、生涯を懸けても辿り着けなかったよ 」密着する額、少しだけ離れるように顔を引けば、今度はこちらから貴方の額へ唇を落とそう。優しく、それでいて確かな力で壊れ物を扱うように貴方を抱き締め「 ありがとう。 」貴方の言葉、貴方の瞳、貴方の命、そのすべてに。身体を離せば、されるがままに貴方に頬を預け、視線を交わらせよう。自身の両手も、貴方の頬を包み込むように添えて「 大好きだ。お前は誰にも渡さない 」目許も口許も、微笑みを描いてはいるが翡翠は燃え盛るほどの決意を宿し。貴方の苛烈なまでに真っ直ぐな願いを心の一番深い場所で受け止め、受け入れ、覚悟を決めた。「 俺からも一つ、お願いがあるんだ。この夜が終わったら、出来る限り俺の近くに咲いて欲しい。俺の部屋の窓辺でも――嫌、俺の胸でもいい。そうしてこれからもずっと、一緒にあの月を眺めよう 」貴方を血肉として取り込むだけではまだ足りない。死後すらも縛ってしまうことに全く引け目を感じないと言えば嘘になるが、最後に全身全霊の我儘を伝えてくれた貴方へ、自身なりの誠意を我儘の形で返そう。もし貴方が承諾してくれたなら、左手を貴方の首筋へ――頸動脈の上へ添え、密かに魔法を掛けよう。せめて、これ以上の苦痛は感じないように。ほんのりと暖かさを感じさせる魔力が十分に局部麻酔の役割を果たしたことを確認すれば、最後にもう一度、世界で最も愛しいヴァイオレットを見つめて「 おやすみ、ルシアン。素敵な夢が見れますように 」これまでで最も、甘く優しい声音で紡ぐ。言い終われば、親密な狼同士でしか通じない挨拶のために、鼻先を柔くくっつけて。そうして、貴方の首筋にゆっくりと顔を埋め、生まれて初めて愛しい気持ちで、暖かい命に牙を突き立てよう )
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