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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
361:
レジーナ [×]
2020-08-23 00:56:42
>レオ
……ふぅん。
( 自然に包まれ長年過ごした獲物のにおいとは、一体どんなだろう。人間界の草木や土壌の香り、彼が狩ってきたであろう野生動物たちの匂い、それらに思いを馳せるあまり口をついて出たのは生返事。「 そりゃあんたたち人間にとって物珍しい姿なのは解るけどさ。あたしだって一応おんっ…、 」喧々と抗議の声を上げつつ、自身は怪物である以前に生物学的に"女"なのだと訴えようとした矢先、貴方の口から"女性"という単語が零れ落ちる。途端に文句は勢いを失い、貴方がきちんとデリカシーを弁えたひとなのだと感じ取れば、両腕を解いて顔の位置を直し「 ……解ってんならいいわよ、もう 」とぽつり呟いて。照れ臭さを隠すためのつっけんどんな語調だったが、次いで挙げられた提案にはピンと獣の両耳を立てて。これは願ってもないチャンス、今なら詫びという形を借りて貴方の匂いを堪能することができる。しかし、面と向かってそんな頼みごとが出来るはずもなく、数秒恥ずかしそうに俯き、そのまま顔を上げることなく「 ……目、瞑ってよ。そのまま棒立ちで、10秒間動かないで。 」目的を伝えず、要望だけを提示して相手の反応を待つ。気恥ずかしさから、服の裾を両手でぎゅっと握りながら、俯いたままの表情は窺えず )
***
遅くまでお相手有難う、レオ。かなり夜も更けたし、あたしは先に休ませてもらわ。
またタイミングが合えば遊びに来なさいよね。えと、その、……楽しかった、ありがとう。
寝苦しい夜が続くけど、風邪とか引くんじゃないわよ。獲物には健康体で居てもらわなきゃ困るんだからね!じゃ、おやすみ。
362:
レオ [×]
2020-08-23 01:33:12
>レジーナ
(目の前の狼が、狼である以前に言葉を交わし合う“女性”だと理解していたのに、先立って逸った好奇心から取ってしまった言動に、表情も気持ちも萎れていく。…下心は無くとも、不躾に人を見るのは失礼だ。──それが異性ならば、尚の事。育ての老父に言われた細やかな礼儀が今更に頭に反響して、しかし彼女の許しとも取れる言葉に肩の力は幾らか抜ける。だが、顔を上げた先に居る彼女の表情は隠されて窺えず、只服を握るその仕草に首を傾げ。「…目を?」次いで告げられる、己の動きを制限する声。何かする、と言った手前拒むつもりも無いが、目的の解らぬそれの単語を己の口で繰り返す。「……ああ、解った。」無防備になるというにも関わらず、ひりつく危機を感じる事の無いその要望にやがては頷いて、その瞼を緩やかに下ろし視界を閉ざした。)
***
ああ、此方こそありがとう、レジーナ。私も、とても楽しかった。
そちらも、暑い中無理をして体調を崩す事が無いよう気を付けて、休息と水分をきちんと取ってくれ。
それでは、おやすみ。君が良い夢が見れるよう、願っている。
363:
執事長 [×]
2020-08-23 11:46:25
>ルート選択にお悩みの方へ(>>223)
>募集開始[ 常連様・ご新規様問わず大歓迎! / 人数無制限、女性キャラ微優遇 ]
※俳優・暗殺者や葬儀屋、果ては殿様や女王様等変わった職業でも世界観から逸脱していなければ大歓迎です!
※無登録でのお試しやサクッと暇つぶし、ご質問・ご相談のみのご来館も大歓迎!
▼ PFの書き方 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome】
▼ 提供一覧 ▼
【https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters】
▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼
◆ルシアン(>>19)
◆ザカリー・アーバーン(>>93)
◆レオ(>>147)
◆ニール・グレイ(>>244)
◆ラドゥ(>>342)
▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼
364:
シャラメ [×]
2020-08-23 12:14:19
指名:レンブラントさんかアッシュさんで相性の良さそうな方を選んで頂けると嬉しいです
希望ルート:恋愛ルートか共依存ルート
名前:シャラメ
性別:男
年齢:16
職業:俳優
性格:口数が少なく淡泊で感情の起伏が薄い。落ち着きを持った性格は取り乱すことが無く自分で自分の感情をコントロール出来ると自負している。実年齢よりも大人びた印象を見せるのは余り崩れる事の無い表情や冷静さの見える立ち振る舞いが理由に見える。表情筋が人よりも劣っているようで意識をしなければ無表情でいることが多く喜怒哀楽が伝わり辛い。執着心や独占欲を抱いたことが無い為にその類の感情が欠落していると認識しているが、自分でも気づいていないほど依存的で執着な過激的な情を抱えている。思いを認めれば一途で気持ちをストレートに伝える。プライドなど無く、生きるためなら何でもできる
容姿:167㎝程、肋骨の浮いた痩身、柔い髪は毛先にパーマを当てたような癖がある黒髪で長い前髪はワンレン型で顎ライン、全体は襟足が項を覆う長さ。日に焼けやすいようで赤くなりやすい肌を持ち、薄い唇と鼻筋の通った高い鼻、長い睫毛が上下を覆う垂れ目がちな瞳はエメラルド色。白い開襟シャツと紺色のベスト、灰地に細い白ストライプのパンツを纏う。着飾った姿は良い所のお坊ちゃんと言った風体を持ち、素材の良さも合わさりよもやスラム出身とは思えない。撮影の際にはファンデーションで隠してしまう薄い雀斑が頬から鼻にかけて浮かんでいる。牙のように鋭く尖る犬歯が特徴的で、俳優時の売り出しには愛玩犬のような愛らしさと猛犬のような鋭さを持つと使われていた。
備考:元々の生まれは貧困層で絵に描いたような貧乏暮らし。所謂スラム街で泥水を啜り生塵を漁って死体から服を脱がしサイズの合わない違う靴を履いてその日一日を生き抜いていた。父親は病死、母親と種違いの姉弟が4人。4人の姉弟は学が無いなりに体を使い支え合って生きている為、家族愛が強い。14の時にドキュメンタリー番組の一環としてスラム街の現実を撮影に来た撮影班の一人より財布を盗もうとした際、その見た目の良さからスカウトを受ける。貧困暮らしから逆転できると話を受けて、言われるがままに撮った初主演作が大ヒットし観客の心を掴んだことでハリウッドスターまで成り上がる。学は無いが地頭は良い。マナーなどは現在学んでいる途中のようでペンやスプーンフォークと言った生活必需品は上手に扱えず握りこぶしのように握って扱う。一般常識が足りないからこそ騙されやすく馬鹿を見る、現状も気付いていないだけで俳優として大人たちに良いように扱われてる。
ロルテスト:(どんな味がするのか想像できないような高級食材が存分に振る舞われていたパーティに連れ出された所までは記憶が残っている。数多の香水の香りが会場中を埋めて気分が悪くなる空間も、顔を売る為に必死な同士も、媚びへつらう自分も、全てが嫌になる空間に閉じ込められる時間は息苦しくて窒息してしまいそうになる。豪華な料理も砂を噛むようで、ごみ箱から見つけた腐ったバナナの方がいくらも美味かったように思う。フォークを握るそのマナーを見つけたマネージャーが何処からか飛んできて注意をするために脇へと下がらせた所までの記憶は確かに残っている。その時に貰ったのが気品ある黒薔薇の封蝋が閉じる招待状だったはず、次ぐパーティは何処なのかと足りない頭は考える事を放棄したままその手紙を開いた。記憶はそこで途切れていて、ドラッグか酒か、将又その何方もか、途切れた記憶をたどり寄せる物の現状は変わらない。顔には出ない戸惑いを少なかれ気持ちに浮かべながら見慣れぬ部屋の中を視線で追い掛けた。僅かな情報でも乾ききったスポンジ宜しくに吸収しようと必死になるのは生への執着がなせる技か、生唾をごくりと飲み込んだタイミングでノックの音が響く。静寂の中では乾いたその音がいやにクリアで脳みそを揺らすほどの強さに感じてしまう。「────……、」返事は出来ない。声を上げる事はせずに足をずるりと引き摺るように扉へ近づけば鈍い表情とは違い素直な心臓を抑え込み緊張から冷える手でゆぅくりと扉を開き)
初めまして、もし時間を許すなら…時間が許す?なら、僕ぅともお話ししてください。相性合ってのことだって承知してるんで、プロフの時点で合いませんていうなら遠慮なく教えてやって欲しいです。素敵な世界だから、それに少しでも見合うように筆を執ったんだけど……僕ぅ、人より頭が足りないみたいです。だからどんな返事が戻って来ても大丈夫です、それでは、えぇっと、宜しくお願いします。
365:
レンブラント [×]
2020-08-23 12:51:12
>シャラメ
ン、新入りさんやね。黒薔薇ん屋敷へようこそ、俺達は君みたいな綺麗で美味しそうな獲物は大歓迎やで。
起伏の少ない表情と内に秘めた激情、まるで静かやけど高熱な青い炎みたいな子ォやね。リアクションがあまりに薄かったり、ずっと無表情やったりするンはちょっと冷遇寄りなんやけど、危うげな魅力に惹かれてもうてるわ。
指名で挙げてもろた二人やけど、ひとまず今夜は俺が迎えに上がるわな。ま、お試しや思て気軽に楽しんでや。
***
ハハ!なァんや、返事あらへんから寝とるンか思たわ。
( 使い魔より新しい獲物が入ったとの報告を受け、足取り軽く向かったのは貴方の部屋。手懐けた獲物達にもそろそろ飽きてきた道すがら、舞い込んだ報せに胸が躍る。新しい玩具になり得る獲物かどうか、吟味するためにノックを三度。音はない、しかし気配はある。やがて蝶番がじわじわと軋む音と共に、扉の向こうに在る少年を視界に捉える。その端麗な相貌は、表情があればもっと輝くだろうに、勿体ない――そんな身勝手な感想は声に乗せる事なく、弾けるように笑いを零して。「 吃驚したやろ。俺はレンブラント、君に一目会いたくて押し掛けて来てもうた。君の方も色々訊きたいことだらけやろし、俺で良ければ応えるで。 」名前は明かすが、種族はひとまず伏せる。誰からの贈り物もない殺風景な部屋、他の怪物の匂いもなし。正真正銘手垢のついていない新入りだなんて、なんてラッキーなのだろう。そんな高揚は人当たりの良い笑みの裏へ巧妙に隠しつつ、ちゃっかりと恩着せがましい言い方を選んでは貴方を見つめよう )
366:
シャラメ [×]
2020-08-23 13:17:50
>レンブラント
僕んことそんな褒めて貰えるなんて思ってなくて、だからびっくりしてます。嬉しくて、照れちゃいます。冷遇にならないよう気を配るけど、でも、合わないな思ったらいつでも伝えてくぅださい。お話し出来るの、とても嬉しいんで、だから、そのう、宜しくお願いします。
***
────。(初めて与えられた情報により空っぽの脳みそはハロウィーンの企画イベントか、と判断を下した。黒い角、そして細い体から零れて見える翼はそうでなければ有り得てはいけない代物だったから。綺麗な見目からして、モデルを起用したドッキリ番組か。と考えを巡らせたところで隠されているはずのカメラを探す。あなたの背中越しが良い所だろうと推測をすればワンテンポ遅れつつも途端に年相応の戸惑いを顔へ浮かべ、ビビり散らかすようにひいと浅い呼吸で喉を詰まらせてから「なんなんです、ここ」と奥歯をカチカチと震わせながら正に恐怖に慄く少年を魅せて。「僕ぅ、ほんとなら今頃撮影に向かってるはずなんですよ。マネージャーは、マネージャーさんは何処にいるんですか」ぞっと血の気が引いた青白い顔いろを作れるのは叩きこまれた演技力の賜物か、本音ならば何も怖い事は無い。死体転がる故郷ほど恐れる物なんて無いのだから、全てにおいて無いカメラに向けた演技を繕いつつ泳ぐ眼が漸くあなたを捉えて沈黙、数秒、数十秒、カットが掛からないことに違和を覚えてか「……あのぅ、求めてるリアクションと違いましたか」苦さを含む声色で引き攣るように唇を薄く開けば犬歯を覗かせつつ伺うようにそろりと尋ね、「それともドッキリ違くて、他の撮影?とか。どうしよ、僕ぅあっぱらぱだから覚えてないやつかも」次から次へと浮かぶ推測は少なくとも餌として連れられてきたとは至らない。目の前のあなたを役者の一人と踏んでいるからこそ「えぇっと、レン、レンブランド?ブラント?悪気有るんと違います、僕ぅ脳足りんでして。迷惑かけたらすんません、僕んことはシャラメって呼んでくださいね」曖昧なあなたの名前をたどたどしく呼び、犬歯で下唇を噛むように場に似合わない緩い雰囲気で名を名乗り)
367:
レンブラント [×]
2020-08-23 14:24:08
>シャラメ
――嗚呼、君俳優さんか。
( 銀世界に落ちる氷の結晶のような、儚い表情が途端に造り替えられる様に思わず見入る。元より善人の皮を被る自身にとって、演技という名の仮面を看破する事は造作もないが、ゾンビやフランケンシュタイン等の単純実直な怪物であれば絶対に見抜けないだろう。見事なまでの演技とその後に続いた発言から貴方の職業を結論付け、ふむと自身の顎先に手を添えて。――成程、珍しい獲物ではないか。心中でほくそ笑む。「 レンでもブラントでも好きに呼んでくれたらええよ。君とは長ぁく付き合うていきたいしなァ 」愛らしいような、それでいて獰猛で危うげな、尖ったそれに視線を落とす。獣の姿をした同胞が持つ牙とは比較にならないほど小さなそれだが、彼らのよりずっと扇情的だ。ふと地に片膝をつき、顎を反らせて貴方を見上げ、エスコートのための片手をそっと差し出して「 シャラメ、君には庇護者が必要みたいやね。此処は危ないところやから。 」蔦が少しずつ屋敷へ絡むように、じわじわと悪魔は食指を伸ばす。そうっと立ち上がり、貴方の横側へ手を伸ばして開きっぱなしの扉を支え「 部屋に入った方がええわ。お邪魔しても? 」体重を前に傾け、ついと顔を寄せては口角をゆるりと緩め )
368:
シャラメ [×]
2020-08-23 15:03:43
>レンブラント
長ぁく!……え。え。何て?(思わず繰り返した言葉は表情の変化の無さとは裏腹に語尾が上ずり裏返った素っ頓狂な音となり、愈々長期間拘束の企画なのかと焦りが瞼を痙攣させピクピクと左目が小刻みに震える。鈍い表情の代わりに声色が感情を伝えればそんな焦りが膜を張る戸惑いに揺れる音で”庇護者”だの”危ない”だのを意識して。思えば、俳優さんかと告げられた発言から糸が結ばれるのはシャラメと言う存在の認知をされていないと言う事。一段ずつを組み立てれば可笑しな状況だと認識するのは容易く簡単なこと、けったいな装飾品を付けているとはいえ友好的で紳士的なあなたを頼る事しか出来ないのだと察すると「べっぴんさんなレンさんは、俳優と違うます?」寄せられた顔から逃げることなく真っ直ぐに二つの目を向けて遠慮することなく飾り物のように頭部で主張する角の片方へ手を伸ばし、親指の腹で摩る様にざらりと触れる。作り物の筈なのにやけなリアルな感触に堪らず〝かっこよ〝と呟きを漏らし、指先を手放し下ろせば「……ここ、僕ん部屋と違くて、だからお邪魔も何もというか。寧ろ僕ん方がお邪魔と違う?」前半は空っぽの頭ながらに言葉を選びつつ、その裏で状況を整理するための情報を得るために先ほど角に触れた指先で自分の顎を指さして尋ねかけ。「どうしよ、撮影と違うならほんとにわからん。────あのう、危ないって言ったでしょ、それぇってどゆことか馬鹿にでもわかるように聞くこと出来ます?」頼るべくはあなたしかいない。今一度自分の置かれている状況を見直せば媚びるように喉を鳴らし、年相応のあどけなさと共にあなたの言葉を踏んで庇護欲を煽るような甘えた顔で目を細め口を薄く開きえへえへと微笑んで見せ)
369:
レンブラント [×]
2020-08-23 15:31:40
>シャラメ
嗚呼、ちゃうちゃう。此処は正真正銘、シャラメん為に用意された君だけの個室やて。
( 顔の前で立てた手のひらをパタパタと振り、自身の職業と部屋の主についての貴方の認識を否定し。説明不足で堪忍な、とでも言わんばかりに眉をハの字に曲げ困ったように笑い、角に触れた指先を視線だけで追って「 せやから遠慮せんと入り。コレもコレも、好きなだけ触らしたるから 」角に添えた視線を、少し首を後ろへ巡らせて翼と尖った尾に向ける。それが装飾品でなく生物としての自身の一部であることには、今は一旦触れずに。「 分からんくて当然や、そない不思議がらんでええよ。ちゃあんと説明したる 」ちろり、警戒するように視界の端を一瞬見やってから、貴方の華奢な肩にそっと手を添え入室を促す。今この瞬間にも、廊下の角から他の怪物がひょっこり頭を出すかもしれない。それが理性なきバケモノであれば話は早いが、同胞の内の誰かならば都合が悪い。こんなに見目の良い獲物は、誰の目にも触れさせたくない。けれどそんな打算も焦りも一片も感じさせない、ひどく落ち着き払った声音で「 俺は君の味方やもん。今そう決めた。しゃぁから何でも教えたるよ 」甘さすら含む声色、それが途切れるか否かを契機に扉をパタリと静かに閉めて。そのまま部屋の中へと歩みを進め、大きな窓の傍まで行けば、広がるのは広大な森と黒薔薇ひしめく庭園、天上にはおぞましいほど満ち満ちた月。「 見てご覧、綺麗やろ。ここは黒薔薇の屋敷で、俺は此処の住人や 」背後か隣か、気配から貴方の位置を探ってそちらへ向き直り「 今日から君も仲間入りするんよ。 」拒否権など存在しない、絶対的な決定事項である旨を滲ませながら、嬉しそうに双眸を細めて見せた )
370:
シャラメ [×]
2020-08-23 16:04:28
>レンブラント
(女性受けが良いだろう端正な顔立ちと同性ながらに羨んでしまうスタイルを持ちながら同業者ではないらしい。らしい、と言うのは未だあなたについて知らなすぎる現れで。部屋の主が自分だと教えられても実感なんぞは浮かばずに、説明を受けられるという美味しい餌に抗う事無く涎を垂らした犬宛らに尻尾を振って食いついて。言われるがままに従順と、余りにも単純に味方だと教えられたその単語を受け入れてしまえば警戒することなく大きな飾りがついた背中を追いかけて。目を奪われるように立派な翼を興味深く見つめていればそれを見透かされたようにあなたが此方を向いた。ワンテンポ遅れて翼に縫い付けていた視線を開いた窓の奥へと向けると、自分が出演したファンタジーシネマを思い出させるような余りにも現実離れをした景色にぱっかりと口が開く。阿呆のように開いた唇を今度は一の字に結び、俄かに信じられない、はいわかりましたと簡単に受け入れるにはむつかしい”仲間入り”発言に沈黙を作り。少年から青年への成長過程特融の薄く平べったい手の平で自分の顔をすっぽりと覆い隠して、落ち着くための間を生み。「いっこ、聞いても良いです?仲間入りしたら僕はどうなるでしょか。……しょうみ、死なないならなんでも良いんです。生きてさえいられるんなら何でもやります。おまんま食えんなら何でもやる、ます、」最初は困惑を打ち切るための腹を括る為にごにょりと芋虫の呟きのように落とし、だらりと両腕から力を抜けばぐだりと垂らして。ぼつりぼつりと萎んだ猫の声で綴られるのは現状を受け入れ、そしてその上で生きる為に縋りつく存在をあなたに絞るべく交渉の持ちかけで。刷り込みを受けた雛鳥の如くあなたを信じる、選んだ先がどうであれ今この場を凌ぐにはあなたに縋らなければいけない。「利害の一致が無けりゃ駄目なんです。こういうのって、───僕に出来ることならなんでもやるます。から、僕がおまんま食って明日を生きれるよに僕んこと助けてください」現実とは思えない満ちた月が、神経を擦り減らす様に針で刺してくる。そんな月でさえも、あなたが背負えば美しいと有り触れた言葉は野暮だと飲み込み、今は契約紛いの交渉を声色だけは弱弱しく纏わり付くように甘ったるくあなたの耳へ届けて)
371:
レンブラント [×]
2020-08-23 16:37:14
>シャラメ
――ン、ふ。ほぉんまに賢い子やねえ、シャラメ。
( 冷たいバケモノの身体の芯、腹の奥が甘美な熱を帯び、それがぞくぞくと背筋を伝う感覚。喉から飛び出しかかった呵々大笑を寸でのところで噛み殺し、吐息にかき消された愉悦の笑いが部屋の空気を湿らせる。本当に貴方はかしこい。タダで手に入るものはないと理解している点、損得勘定を弁えている点、そして何より、自身の正体を悪魔だと明かしていないにも関わらず、保身の契約を持ち掛けた点。己は悪魔、嘘は吐くが契約は破らない。くるりと踵を返し、手近にあった一人だけのソファへ腰かければ流れるような所作で長い足を組み上げて。「 嫌、ほんまに敵わん。そうやね、俺との契約が今君の切れる最善で唯一のカードやから。お望みなら、俺はシャラメのジョーカーになったる。そン代わり、たった今から君は俺だけのモンや。 」右手を虚空へ向け、指先からパチンと乾いた音を弾けさせれば、冷たい手中に自身の髪と同じ色のチョーカーが顕現されて。それはさながら飼い犬を繋ぎ留めておく首輪、手のひらの上で月光を反射しベルベットの如く上質な輝きを放つそれを貴方へと差し出して「 この屋敷に在るどんな脅威からも君を守る。君を傷つけて良いのは俺だけ。――解ったなら おいで。 」体の良い言葉を飾り立てるも、きちんと血生臭い執着心も添えて。契約内容だけは悪魔の誇りに懸けて真摯に伝え、底光りする蛇の目で貴方を真っすぐに射抜きながら、選択を待とう )
372:
シャラメ [×]
2020-08-23 17:14:00
>レンブラント
いんぇ、僕ん頭はあっぱらぱ。文字を読むんも時間がかかる脳足りんをどうして賢いと言えるでしょか。
(蜘蛛の糸ほど頼りない、それでもその糸に喰らい付かなければならない。吹けば飛んでしまうような防具がぶら下げられるとも、変わらぬ針のむしろが自分の立ち位置だと鬱屈とした景観が叱咤する。伺い見遣るあなたの機嫌は悪くない、縋り着いた契約は今正に結ばれる。あなたの言葉から察するにこの屋敷には複数の脅威が忍んでいるらしいのだから、疑い掛かる暇なんて一瞬たりと有ってはならない。手品のように無から有が生み出される様は最早夢の出来事に近く、そのシステムを探ろうという気さえ起こらなかった。ただ黙ったまま一連の所作が綺麗だとその美しさに息を飲むだけで。ノロっこい亀のように一歩一歩をとろくさく近付けば椅子に腰掛けるあなたに向かい合い片膝を折り曲げ跪き、まだ喉仏が薄らとしか浮かばない首を突き出して「生きてさえいて、腹いっぱいオマンマが食えること、それだけ叶うなら殴っても蹴っても抱くのも抱かれるのも何したった何されたっていい」薄い皮膚のうちで動きバクバクと脈打つ心臓音だけを現実と受け止めながら交渉成立を促せば差し出される首輪に手をつける代わりに両手を下ろしては目を瞑り無防備な姿を示し。焦らされる思いで沈黙を作れば恐る恐ると伏せていた眼を開き「僕ぅ、出来損ないのゴミクズです。言われたことはやるます。なんだって、できます。んぅ、でも、言われないことを先に動いてこなす事はむつかしいから。僕がレンさんに助けて貰えるために、僕がレンさんにできることとか、それは言葉にして教えてください」じっとりとした冷や汗が背筋を伝う、待つのは犬畜生にでもつけるような首輪なのに銃口を向けられてると錯覚をしそうになる。あまりにも手札がないからだ。今正に悪魔との契約をしてるなんて露にも思わなければ、あなたの機嫌を損ねた時点でこの契約なんて無かったことにされてもなんら可笑しくないのだと考えてしまう。表情は変わらずとも媚びるように急所である首をさらけ出す。今できることがそれだけだと言わんばかりに再度眼を伏せて)
373:
レンブラント [×]
2020-08-23 17:53:11
>シャラメ
読書は練習すれば上達するやろなあ。けど君が持っとる賢さは、努力でどうにかなるようなモンやないんよ。生まれ持った才能、ちゅぅやつ。
( 先天的な処世術、と言えば大袈裟に聞こえてしまうだろうか。未だ窺い知らぬ貴方のスラムでの生い立ちが生き抜く術を鍛え上げたのやもしれない。けれど悪魔にとって重要なのは、貴方がいかに物珍しく面白い獲物であるか、ただその一点のみ。天の祝福を受けたように綺麗なこの少年を、こうもあっさりと我が物に出来てしまうとは。本当に僥倖だった、そんな高揚感を努めて表には出さず、眼前に跪いた貴方の首にそっと冷たい手を添える。「 その通り、食いもんはほんまに大事や。せやから俺も君を大事にせななぁ 」ひとが生きる上で最低限の要求のなんと謙虚な事か。けれどこの逼迫した状況では、そんなシンプルな願いがやけに生々しく、怪物には無い体温に思わず舌なめずりを。無防備な細い体躯、その両脇を抱え上げるようにして自らの膝上に赤子のように抱きかかえ「 今後、俺以外の住人がこン部屋にちょっかい出しに来るかもしれん。そうなったら、相手が誰でもこう言うんよ――"僕はレンブラントの獲物です" て。そうせな、君はそン相手に殺されるかもせん 」子守歌でも囁くような声色で、歌うように都合の良い要求を吹き込む。ちゃっかりと"獲物"なんて未だ伏せた核心に繋がるピースを散りばめながら。貴方が持つ生への執着を利用する事も忘れず、上質な革製と思しき紫のチョーカーを華奢な首筋へと回し「 これで契約成立。もう君は俺のモンや 」カチリ。錠の閉まる音にも似たそれは絶望の福音か。己は捕食者で貴方は獲物、捕らえた獲物にすることなんて決まり切っている。宣言が終わったその瞬間、味見のために貴方の形の良い唇を奪い、口腔内を舌で蹂躙しながら唾液を掬い取って )
374:
ラドゥ [×]
2020-08-23 18:15:44
昨夜顔を出したばかりだから、そう何度も欲張るものではないと思いはしたんだが…駄目で元々、という言葉もある。伺いの為に呼び掛ける事を許して欲しい。
もし、またあなた方の時間を僕に分けて貰えるとしたら、昨夜の続きをと思っている。確か、僕の番で物語は途切れているはずなんだ。>355頁、ちゃんとしおりも挟んである。構わなければ、僕から続きを綴らせてもらうよ。
無論、都合が合わなければ喜んで出直そう。その時はまたと手を振って、改めて会いに来る。どんな返事でも構わない、また声を聴けたら嬉しい……とだけ。
375:
レンブラント/執事長 [×]
2020-08-23 18:22:30
>ラドゥ
よう来たね、御帰り。遠慮せんでええんよ、二夜続けて君と話せて俺等も嬉しいわァ。
丁寧なお声掛けほんまおおきに、答えは勿論大歓迎やで。レオニダスを待機させとくから、ゆっくり前夜の返事紡いでなあ。時間が許す限り、今夜もお互い楽しもうでな。
376:
シャラメ [×]
2020-08-23 18:47:02
>レンブラント
(中身の無い社交辞令の一種だと理解しているし、己惚れるなとストッパーだって掛かる。それでも深い意味なんてあなたは絶対に持たせていない内面を褒める言葉が余りにも突き刺さってしまう。恐らく初めてだろう皮ではなく中身を認められた言葉は、それは単純にもころりと坂を転がる石のようにあっと言う間にあなたへの好感が高まった。込み上げる高揚は変化の乏しい表情にも移ろい、じわり…じわり…と喜色に緩む。年相応に幼さが糸引くあどけない顔に頬を緩めて心臓が少しだけ鼓動を早めるのを覚え。そんな不釣り合いな穏やかな時間は息をつくほどに短く、自分と同様に細身の体を持つあなたが簡単にも己の事を抱きかかえると驚いたように息をのみ。そうして教えられる情報を一つとして逃さないと耳を傾け、〝獲物〝と〝食い物は大事にしなければならない=僕を大事にしなければならない〝紡がれた言葉は決して甘くは無い。暗に、食われるのを待つだけの命に成り代わったと言う証明ではないのか。それに気づいた瞬間毛羽立つように鳥肌がぷつぷつと浮かび、暑くないのに汗が浮かび、寒くないのに内側から震えが来る。重さは無いはずのチョーカーが鉛のように重たく首に圧し掛かり、何か言葉を紡がなければと脅迫概念に襲われたところで唇が奪われた。熱の無い舌が口内をなぞるとひやりと骨まで冷える気がして、誰に教えられたのかあなたの首元に両腕を回せば甘えるように顔を寄せてちゅうちゅうと吸いつくように舌を舐り、年齢に見合わないあまりんも大人びた色を見せ)
377:
ラドゥ [×]
2020-08-23 18:53:29
>レオニダス
良い返事を聞けて、僕も嬉しい限りだ。ありがとう。
ではお言葉に甘えて、昨夜の続きを綴らせて貰おう。宜しく頼むよ。
------------------------------------------------------------------
僕の兄上は、獅子のように強く偉大な男でありたいと仰っていた。だから僕もそう思っている。貴方は獅子そのものだ、レオニダス。(雄々しい漆黒の鬣を、憧憬の念を込めた瞳でじっと見詰めた。"獅子"、それは兄の目指すもの、即ち己の目指すものでもある。見目の雄々しさとは聊か不似合いな謙虚さ、更に言うならば何か後ろ向きなものを感じる振る舞いを目にして尚、幼い眼に相手の姿は眩しかった。ひんやりとした肉球の柔らかさが心地良く、思わず欲張りたくなる。名残惜しさをぐいっと飲み込んで、室内へ無事に招き入れた所で手を離すと「悩ましい手だ、ついずっと触っていたくなる。」と、そう言って今度こそ年相応にくしゃりと笑ってみせた。親切に振る舞って貰えるものだから、つい気持ちの緩みが加速してしまう。何やら落ち着かない様子の相手を無礼にならぬ程度に眺めつつ、「もし貴方が僕に知を与えてくれるというのなら、何故僕が此処に居るのか――此処は一体何処なのか、教えて欲しい。」とひとまず単刀直入に切り出してみることにして)
378:
レンブラント/レオニダス [×]
2020-08-23 19:29:19
>シャラメ
――、
( 心なしか強張った小さな身体からは、微かながらも確かな震えが伝わってくる。腕の中に抱き込め唇を奪っていながらも、それだけでは足りない――この小ぶりな口から喉奥へ手を突っ込み、そのままときめく貴方の心の臓を抉り出してしまいたいような。肉や臓腑ではなく体液を糧とする悪魔にとって、そんな行動は全くの無意味。だからこそ、無意味な事をしてまでも"欲しい"と思わせてくれるような獲物に出会えた事は、一生涯で数回あるかないかの幸運だろう。首から下は怯えているのに、温かく湿る舌はむしろ此方を迎え入れているかのよう。しかし、これは間違ってもキスなどではなく、紛れもない捕食行為。今夜喰らい尽くしてしまう気などさらさら無いのだから、早々に顔を引き伝う銀糸を舐め取って「 随分 積極的やね。味も悪ぅない 」揶揄するように一度だけ喉奥で小さく笑って。こんなにもあどけないのに、こんなにも熟した色めきを持つアンバランスな魅力に、支配欲とも嗜虐欲ともつかない獰猛な熱が喉を焦がす。けれど、今夜はこれ以上食べない。貴方の首元に顔を埋めて、滑らかなうなじとチョーカーに順に口付け「 ――で?まだ返事聴いとらんけど。 」耳朶に唇が触れそうな距離で、穏やかさの中に凶暴さを孕んだはっきりとした声で返答を求めよう )
>ラドゥ
獅子は――只の象徴に過ぎんのだよ。
( 己の陰鬱とした後ろ暗さを敏感に感じ取ったのだろうか。獅子を肯定する言葉がシンと胸に染み入るも、幾星霜の時を経て熟成された自虐心はあまりにも大きすぎて。自然界でも、実際には虎や象の方が猛々しく獅子を倒すだろう。あまりにも純粋で、眩いほど綺麗な二つの瞳を受け止めきれず、伏せるように視線を逸らして「 私とてそうだ。こんな鬣(もの)、何の役にも立ちはしない 」幽かに思い返されるのは、自身が神だった頃の記憶。性懲りもなく無意識のままに自虐を重ね、言い終わってようやく貴方を困らせてしまったと思い至る。「 私なんぞの事はどうだって良いだろう。ラドゥ、君や君の兄上の事を聞かせてくれないか 」話題をすり替えながら、視線を貴方の顔へ戻す。離れてしまった手を物悲しそうに目で追って「 私の手で良ければ、何時まででも君に預けよう 」卑怯にも恩着せがましい言葉を選びながら、浅ましい人肌恋しさにもう片方の手で自身の胸元をぎゅうと握りしめて。部屋の奥、大きな窓の手前で立ち止まっては、背中で貴方からの問いを聴く。そうして厳かに、長く長く吐息して「 君は選ばれたのだよ。私達怪物の、尊い糧として 」神秘的な、それでいてどこか驚異的な満月を見上げながら鼻先を僅かに上げて「 此処は呪われし黒薔薇の屋敷。君の元居た世界とは全くの別物だ。太陽は昇らず、夜は明けず、黒薔薇が全てを支配する。……君は、この屋敷に囚われてしまったのだよ 」包み隠さず告げることが、今この場における最も誠実な対応だろう。そう信じて、問いへの答えを縷々と並べ、最後に貴方へと向き直り「 ――――済まない。 」前途有望な若者を縛り付け、ゆくゆくは屠殺する狂った世界。そんな場所へ貴方を連れ去ったことを、責任の所在は一旦無視して、謝らざるを得なかった。深々と、顎を引いて肩を下げ、荘厳な所作で頭を垂れて )
379:
シャラメ [×]
2020-08-23 19:54:32
>レンブラント
(ライオンが餌として拾いたっぷりと喰らうために育てた赤子が、大人になっても殺されなかったのはどうしてか?不意に脳裏を掠めた一文は所謂作り話で、娯楽の無い生活下で母親が布団の中でしてくれた幾つも存在する話の一つ、子供騙しの童話だった。餌ならば、餌として、餌だからこそ、餌で終わらぬように、今後自分の選ぶ選択肢一つが命に関わってくるのだと冷たい舌をしゃぶりながら考える。よもや、目の前のあなたが悪魔だとは思わないし今の行為が性欲を元にしたものであり言う先入観がその行為が意味するのが食事であるなんて事実に辿りつくことは無い。だからこそ愚かな馬鹿子は安直にも性的捌け口として利用価値が有れば少なくとも殺されないと考えが落ち着く。幾つか落とされるあなたからの擽ったいとしか思えない口づけを暢気にも大人しく受け入れて、そうして暢気さを指摘するチクリと突き刺すような痛みを含む言葉の意味を頭が理解した時点で小さく息を飲んだ。それからは早く、身を乗り出し首を伸ばすことで顔をあなたの角へ、吐息が掛かる距離まで寄ったところで下から上へちろちろと犬猫が毛繕いをするように舌でなぞり。ふー、ふー、と動物宛らの呼吸を浅く繰り返せば「……僕に、此処で”レンさんの獲物”として生きる術を、教え込む、ください」時に角の根本を唇で食み、恥も外聞も考えずに言葉を探しながら伝え)
380:
ラドゥ [×]
2020-08-23 20:08:14
>レオニダス
そうか、ではこの話はもうおしまいにしよう。それでも僕の憧憬は消えない、例え行き場が無くとも。(声から、表情から、つい先程感じ取ったばかりの後ろ向きな思考がぐっと強まったのを察し、己の言葉が何か間違っている事に幼いながらも察しがついた。然し、気付いて尚引っ込みのつかない頑固さが此処に来て顔を出し、逸らされた視線を無理に追い掛ける事はしない代わりに、話の終わり際にそっと告げる。兄の事ならば幾らでも話せるが、己の事について話す事など無いに等しかった。他人から興味をもたれる事に馴染みの無い頭では、殆ど迷う余地も無く、求められれば兄の事を話そうと判断が下った――筈だったが、物悲しそうな素振りが気に掛かって思わず手を伸ばしそうになる。どうやら彼は、自分が思うよりもっとずっと繊細だ。そんな風に珍しくまごついている内にすっかり手を握り締めるタイミングは逃してしまったが、代わりに話が前に進む。何か後ろめたい事を話すかのように、静かに、然しはっきりと重みをもった言葉に耳を傾けた。ずしり、ずしり、やや時間を掛けて己の背負う宿命を思い知ると、暫し無言のまま思いを巡らせる。とは言え、不思議とそれは恐れや悲しみでは無く、寧ろぼんやりと空想することに近いような、そんな時間だった。やがて開いた口からすうとひと息吸い込むと「それはこの屋敷の意であり、命令であり、あなた方がそれに逆らうことは出来ないと?」と、そう問うて)
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