TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1575


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
301: ギンハ [×]
2020-06-18 21:19:05



>ラドゥ

――吾(あ)の姿が珍妙かえ?
( 片方の眉を山なりに歪め、懐から取り出した銀細工の扇子をしゃなりと開き、自身の口許を隠す。生まれて初めて目にするものへの好奇心、幼子であれば誰もが等しく持っていて当然な筈の本能を、自身の叱責により容易く押し殺した気丈さが己の目に留まる。頭上から意地悪な問いを投げたのは、もっと幼気で素直な反応を見てみたいという純度の高いエゴの所為で。「 …よい。そちは小さき獲物、されど礼節を弁えておる。斟酌してやろう 」獲物――その剣呑なワードは、貴方が胸中に抱く疑問のヒント。その欠片を散りばめながら、長い睫毛を下げて目を伏せる。立ち話などと下世話な真似は好かないが、招かれてもいないのに他者の部屋へ踏み入る非礼はその何倍も忌まわしい。ピンと立った獣の耳は、神経質そうな蠢動を繰り返しているが、それは自身の意識の外で。パチリ、控えめながら確かな音を立てて扇を閉じれば、腕を払う様に紅い袂を整え、伏せていた双眸を凛と開けば背筋を伸ばし「 吾が名はギンハ。ギンハ"様"と呼ぶがよい。そち、名は何と申す? 」自身と似た色と視線が交わる、その瞳の美しさを堪能するようにこちらからも見つめ返しながら、ちゃっかりと敬称を要求。そして芯の通った姿勢を崩さぬまま、貴方の呼び名を問い掛けよう )




302: ラドゥ [×]
2020-06-18 21:43:01


>ギンハ


珍妙などと…そうではない、貴方は美しい。(凛とした立ち振る舞い、目の前に立つ彼は高貴そのものであった。堂々と自信に満ち溢れた美しさ、何処か兄に重なるものを感じてぴりりと緊張感が走るのが分かる。人の顔をじろじろと見詰める無礼は彼を不快にさせたかと一瞬の焦りに肩を強張らせたが、瞳は揺らがない。くふ、とごく控えめな笑み、然し目元は綻ぶように緩んだ――そんな、憧れの象徴へ向けるような眼差しで今一度彼をしかと見詰めて。ぴくり、ぴくり、と。彼の頭の上で小さく動く耳の訴えんとすることにはすぐに察しがついたらしい。何分、人の様子を窺うと言う行為は幼い心身に染みついているのだ。「…――、ラドゥ」名を尋ねられた時、口にしようとしたのは兄の名だった。自分は存在していながら存在していない、名こそあれどそれに価値は感じていない。然し、逡巡の末彼に告げたのは他でもない自分の名。ほんの少し、期待を込めて。「僕はラドゥだ。気が利かず申し訳ない、ギンハ様。」と、漸く扉を大きく開いて部屋の中へ一歩後退することで彼の進路を開け、入室を促すことにし)


303: ギンハ [×]
2020-06-18 22:22:23



>ラドゥ

――型破りな童だのう。よもや"美しい"と説くとは。
( 些か大人げのない問いに対して、貴方の返してくれた答酬は予想外だった。"きれい"や"かっこいい"等、自身が相手をする幼子から贈られる賛辞は、往々にして有体でシンプルなものが大半だった。どう見ても十代前半である獲物の口から"美しい"という高尚な形容詞が飛び出た事に驚き、そしてそれを上回る喜びに無意識の内に九つの尾がふわりと柔らかく揺れる。褒め言葉に弱い単純な怪物は、その一句と貴方が自身を見つめる眼差しにすっかり気を良くして「 ラドゥ……亜州の響きか。そなた、やんごとなき身の上であろう 」屋敷の中では比較的珍しい語感の名に、記憶を探るように袂で口許を覆いながら視線を明後日の方向へ向ける。辿り着いたのは以前書物で目にした地球の大陸の一つで、それに加えて貴方の出自についての推測も落として。「 よい、そなたは手も掛からぬ。その齢にしてその豪胆、まさに天資よな 」自身が好むのは幼い獲物、ゆえに精神的にまだまだ未熟な者とも数多く接してきた。突然見知らぬ屋敷へ拉致され、目の前に現れたのが人外となれば、小さき獲物たちは押し並べて泣き喚き、それを宥めるので一苦労。しかし貴方は特に動じた様子も見せず、今のところ可愛げには乏しいが少なくとも理知的。それも魅力の一つ、と自身の中で落とし込めば、幾重にも重なる和装の裾を引き摺りながら部屋へと立ち入り「 …殺風景だのう。ラドゥ、そなた真の新入りなのだな 」怪物からの贈り物やインテリアの一つもない部屋は、貴方が新顔であることを何よりも如実に物語る。それは自身にとってはこの上ない僥倖であり、誰にも先を越されなかった事について機嫌良さそうに耳を動かして )




304: ラドゥ [×]
2020-06-18 23:06:39



>ギンハ


とびきり上等な言葉を選んだつもりだった。気に入って貰えると、良い。(注意深く彼の表情や仕草を観察している内、少なくとも己の言葉に気を悪くしている訳では無さそうだと察するに至る。一瞬言葉の選び方を間違えたかと警戒はしたが、揺れる尾に失礼ながら満更でも無さそうだと判断してか、人差し指で頬を掻きつつそう付け加えて。この短いやり取りの間に己の出身について言及する声に、その豊富な知識量を垣間見たような気がして小さく眉を上げ、然し下手な誤魔化しは不要と判断したのか素直にこくりと頷くと「貴方のような姿は見たことがない、その耳と尾は飾りなのか」と、結局無視し切れなかった好奇心のままにそっと問うてみることにした。部屋へ招き入れたは良いが、どう見ても自分の部屋ではないこの空間では居心地も悪く、何より勝手が分からない。兄の鏡としてのみ生かされる己にとって、己の為の望みは最早存在しないと言っても過言ではなかったが、不可解なこの状況に密かな期待を募らせつつあるのは紛れもない事実。身の上話よりも先に彼の言葉にふっとそちらを振り返ると「新入り?」そう言って首を傾げ「どうやってここに来たか、思い出せないんだ。だからここがどこなのかも分からない。貴方のことも、名前しか分からない。」と、寝台へ腰を下ろしつつ暗に説明を求めて)


305: ギンハ [×]
2020-06-18 23:59:39



>ラドゥ

待たせて済まぬ。名残惜しいが今宵は時間切れの様だ、吾も睡魔には勝てぬ。次回は続きからでも新規指名でも好きな方を選ぶがよい、なお次の来館から本登録としてメニューにラドゥの名を刻ませて貰うぞ。
――げに良き時間であった。礼を言う。蒸し暑い夜だが、身体を冷やさぬようにして眠るのだぞ。




306: 執事長 [×]
2020-06-21 14:16:45



>ルート選択にお悩みの方へ(>>223

>募集開始[ 常連様・ご新規様問わず大歓迎! / 2名様 ]


 ※学生や俳優から暗殺者や葬儀屋、果ては殿様や女王様等変わった職業でも世界観から逸脱していなければ大歓迎です!
 ※無登録でのお試しやサクッと暇つぶし、ご質問・ご相談のみのご来館も大歓迎!
 ※「特殊キャラ3名」「ヴァンパイア♂♀」「悪魔♂♂♀」「ゾンビ」「九尾の狐」「死神♂♂」「ダークエルフ」「サイクロプス」「堕天使」の指名のみ受付中


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19
◆ザカリー・アーバーン(>>93
◆レオ(>>147


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼



307: 執事長 [×]
2020-06-23 17:43:45



>ルート選択にお悩みの方へ(>>223


>募集開始[ 常連様・ご新規様問わず大歓迎! / 2名様 ]


 ※学生や俳優から暗殺者や葬儀屋、果ては殿様や女王様等変わった職業でも世界観から逸脱していなければ大歓迎です!
 ※無登録でのお試しやサクッと暇つぶし、ご質問・ご相談のみのご来館も大歓迎!
 ※「特殊キャラ3名」「ヴァンパイア♂♀」「悪魔♂♂♀」「ゾンビ」「九尾の狐」「死神♂♂」「ダークエルフ」「サイクロプス」「堕天使」の指名のみ受付中


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19
◆ザカリー・アーバーン(>>93
◆レオ(>>147


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼




308: ニール・グレイ [×]
2020-06-23 18:03:21



指名:考え中
希望ルート:隷属ルート、もしくは共依存ルート
名前:ニール・グレイ(Neil Gray)
性別:男
年齢:24
職業:無職(犯罪者)
性格:どんな相手に対しても友好的。基本おおらかで、何処か気が抜けた印象を受ける性格。加えてふざけたような一人称と緩い言葉遣い、やや大袈裟な喜楽の感情表現が当人を年齢よりも幾らか幼く見せる。が、思考能力や対人能力は存外悪くも無く、理解と割り切りが早い。自らの何もかもに無頓着そうに見えて寂しがりで、どのような形であれ誰かに己を強く求められたい、覚えていてもらいたいという欲と、その誰かに自らの全てを捧げる形で愛したいという熱を内に秘めている。
容姿:身長180cm。平均より細い身をぶかぶかの白シャツ、黒いジャケット、ジーパンで覆っている。色素が欠落した、所謂アルビノと称される体質の為に肌は極端に色が薄く、滑らかで癖の無い髪は新雪の如き白。頬にかかる程に伸びた前髪で目元が隠れるのとは逆に、襟足は項が出るようさっぱりと切られている。サイドは向かって右側が短く耳朶が出る程度、左が長く首に毛先が擽る程度に伸びた、全体的に長めのアシンメトリー。上向いた睫毛は量が多く、細く吊る目の中には血の色を濁して透かす、やや淡い紅の瞳がある。口の端右下には横に二つ並びの黒子。左の八重歯を隠す唇は大きくも薄く、銀細工にも似た無機質さと冷ややかさを感じさせる面立ち。また、喉仏が大きく出っ張っており、それに見合ってか声が非常に低く、響き易い性質を持つ。
備考:孤児院出身。現在とある街で「悪食」と呼ばれている指名手配犯。逮捕歴有り。犯行としては通り魔に近く、真夜中の散歩にて出会った人間を捕まえ、場合によっては引き倒し、何度も噛み付いて多くの傷痕を残す。幼少の頃からの噛み癖が拗れに拗れた結果として、「人に齧り付く事で寂しさや孤独感を擬似的に満たせる」という特質が刷り込まれており、それが現在の犯行の要因でもある。幾つもの犯行を重ねて尚、手近な物へ噛み付くその癖は色濃く残り、喜怒哀楽、各々の感情が極端に揺らいで思考が不安定になると特に顕著になる。倫理観が大分緩い。孤児院時代、「鬼子」「蛇の子」等と呼ばれて周りから目を背けられていた為、自身が心身共に世間の“普通”とずれている事は重々自覚している。甘ったるいカフェオレと果物が好きで、太陽が嫌い。一人称は大体オレちゃん、極たまに俺。二人称は呼び捨て、貴方(貴女)、もしくは渾名。


(/こんばんはぁ。ふふ、久し振り。オレちゃん、また来ちゃった。また此処で、今度はもっともっと、長ーくお話出来ると嬉しいなぁ。あ、それと指名について一つ…実はまだ誰にしようか迷っててねぇ。おまかせ、とまではいかないけど、ちょっと相談したいなぁ、って…良いかな?じゃあ、検討お願いねぇ。)




309: 執事長/悪魔弟 [×]
2020-06-23 18:20:43



>ニール

今晩わぁ、また来てくれたんやねぇ。久々に会えて嬉しいわぁ。
指名の相談、もちろん大歓迎やでっ。今夜は>307の中から選んでもらう事になるンやけど、誰か気になるやつ居ったりするぅ?




310: ニール・グレイ [×]
2020-06-23 18:35:41


>悪魔弟

へへ、良かったぁ。そうだねぇ…オレちゃんと相性が良さそうだな、って思うのはハイネ、アッシュ、あと特殊キャラのミゲル辺り。個人的に気になるけどお話するのは難しいかな、って思うのがレナード、クォーヴの二人。誰が一番、っていう拘りは無いし、むしろみーんな好きだから沢山お話出来れば嬉しいけどぉ…特に、って言ったらこんな所かなぁ




311: 執事長/悪魔弟 [×]
2020-06-23 19:08:10



>ニール

候補挙げてくれておおきにぃ。んー、こン中やと…そやなァ。前はイベント交流やったから、今夜は君が攫われてきて最初の夜から始まるンよねぇ。せやから、獲物に対して割と親切なクォーヴか、良くも悪くもフレンドリーなアッシュを迎えに上がらせよかなぁ。ミゲルともお話してみて欲しいンやけど、キャラの性質上また次の機会やねっ。ほな、下に二人の絡み文置いとくから、好きな方拾ってなぁ。今夜も楽しんでいってやぁ。


***


クォーヴ:
――驚いた。
( 新入りたる貴方の部屋を訪れたのは、好奇心と一匙の親切心。自身は理性と礼節を持つ怪物だと自負していたが、警戒心を感じさせない大らかな声と、逡巡せず開かれた扉の向こうに立つ儚げな色彩に、思わず白黒が反転した双眸をぱちくり。しかしすぐに片手を自身の口許に添えて、柔く口角を上げ「 失礼。君の様な色を持つひとにはあまりお目に掛かった事がなくて。髪も瞳も――とても綺麗だね。 」色眼鏡で見るでもなく、ただシンプルに稀有な美しさを湛えて。初対面の相手を" 獲物 "呼ばわりしない程度の礼は弁えつつ、口許の手を胸元へと下ろし「 俺はクォーヴ、一介の死神。お見知り置きを、ええと…? 」優雅に一礼を添えつつ、背筋をしゃんと伸ばせば名を窺う様に小首を傾げて )


アッシュ:
ィよオオオォォウ!今夜はイイ夜だッ、寝てちゃァ勿体ねえぜイ!
( 扉が開かれたまさにその瞬間、べぇと赤黒い舌を伸ばしつつ両腕を広げて大声を張り上げ。そのままの流れで、無遠慮で唐突な、あまりにも強制的な挨拶のハグを。漂う腐臭もお構いなしに、力加減も下手糞にギュゥと貴方を抱き締めた後、気が済んだのかガバリと離れて。ここで漸く貴方という存在にきちんと目を向け、まじまじと顔を観察すればズイと顔を寄せ「 ユー、見た事ねェなア。なアア、オレが誰だか知ってるかァア?! 」初対面の相手を捕まえて、相手の事より自分への認識を真っ先に問う辺り、この怪物の歪んだ承認欲求が伺える。俺の姿はお前の目に映っているよな、そんな馬鹿馬鹿しくも本人にとっては死活問題な焦りを滲ませた視線で、縋るように貴方を見つめよう )




312: ニール・グレイ [×]
2020-06-23 19:57:16


>悪魔弟

わわっ、わざわざ二人もありがとねぇ。じゃあ、今日はクォーヴとお話させてもらおうかなぁ。ふふ、ミゲルとお話出来る日も、楽しみにしてるねぇ。
じゃあ、今夜も宜しくぅ。


***

>クォーヴ

綺麗…綺麗…ふふ、そんな事言われたの、初めてだなぁ。
(扉を開けた先、瞬く彼の水色が視界に、静かながらも驚嘆する声が耳に飛び込む。続け様、こうして人として認識を受ける自体久々で、中でも取り分け己に向けられる事の無い、肯定的な言葉を受けた瞬間、今度は此方が驚きに目を丸くする。その言葉を何度も繰り返し、やがてはへなりと弛めた頬に片手を当てて吐息混じりに喜びを呟く。それから、彼の仕草と台詞に名を問われている事を理解し、「…オレちゃんはニール・グレイ。好きなように呼んでいいよ。」頭に湧く疑問を一先ず無視して答えを返す。次いで、自身の身体で塞いだままだった出入り口から一歩身を引く。「とりあえず、入ってよ。死神さんと会うなんて、そうそう出来ないだろうし…もっと、ゆっくり話そう?」貴方を怖がってはいない。そう態度に示すように、ベッドの方へと歩み寄って縁に腰掛け、手招く所作にて彼を部屋に促す。「そうだなぁ、まず…此処が何なのか、訊きたいなぁ?」けれども、今の状況を理解していない訳ではない事を、緊張感無く問う中身に表しつつ、何処か大仰に、身ごと首を傾げてみせた。)




313: クォーヴ [×]
2020-06-23 20:40:39



>ニール

それは不思議だね。君の周りのひとたちは、白と紅が好きではなかったのかな?
( 自身の冷たい顎先に手を添え、考え込むように視線を明後日の方向へ向ける。そうしてもう一度、上質な絹のごとき白髪を一瞥し、思わず触れてしまいそうな微かな衝動を礼節で抑え付け。締まりのない表情や毒気のない態度は、ここへ拉致される獲物としては良い意味で異常であり「 ニール、宜しくね。――君は俺を恐れないんだね 」眼前の相手が命を刈り取る冥府の使者と死っても尚、忌避するばかりか歓迎する様子を見せる貴方へ穏やかな視線を向ける。これはあくまでも嬉しい喜び、故に招待を無下にすることなく部屋へとお邪魔して。そのまま窓際へと歩み寄れば、今宵も立派な銀月が輝いている。背後から問われた内容には「 それはこの建物について?それとも、この世界に対しての問いかな 」振り返る事なく、永久に沈まない月へと視線を注ぎ続け )




314: ニール・グレイ [×]
2020-06-23 21:22:00



>クォーヴ

うん。ホント、変だよねぇ。
(考え込む彼に一言軽口を返して、肩を竦める。次いで、「うん、全然怖くない。きっと、クォーヴが優しそうだからかなぁ。」くすくすと笑んでは彼の言葉を肯定し、その補足もする。絡み合っていた視線は彼が動いた事で外れ、しかしその彼の行く先を追って顔を窓際へと向ける。「んー…」思ったより、自分は不可思議な状況に置かれているらしい。問い返されて、出てきたその答えに眉が僅かに寄り、悩む唸りと共に口元を指先で撫でる。それから、ひょいと跳ねるようにして立ち上がり、彼の隣へ。「…そんな風に訊かれるって事は、此処はオレちゃんが元々居た所とは全く違う世界の建物、って事かなぁ。」月に照らされる彼の顔を覗き込む。話す声は綿よりも軽く、その事柄を然程重要視している訳でも無い事を窺わせる。「…オレちゃんの事、どうしてこんな所に拐ったの?」──“何処”、よりも“何故”。此方が本命とばかりに問う顔は、声は、この状況への期待を秘めて仄かに色めいていた。)




315: クォーヴ [×]
2020-06-23 22:04:19



>ニール

……壮麗だろう?此処では永久に、あの美しい月輪を見ていられるんだよ。
( 視線を向けずとも、物音と跫音で貴方が近付いてくるのが分かる。得体の知れない怪物に恐れげもなく接触を試みる豪胆と、少ない情報の断片からも正しい推測を導き出す聡明さに、この獲物に言葉を尽くす必要はないのだと判断。冷たい指先で硝子をなぞりながら、もう太陽を拝める日は来ないのだと、この世界の特異性を滲ませる。続く問いには、奇怪な双眸をゆったりと細めて横目で貴方を一瞥し「 君はお客様でも人質でもない。怪物の食事――、獲物なんだよ。 」取り繕った言葉で茶を濁す事はしない―否、必要ない。それこそ貴方にとっては不粋というものだろう。何故なら貴方の言葉からは、恐怖も辟易も感じらないばかりか、その真逆の光明が発せられているような気がして。直角に体の向きを変えて貴方へと向き直れば、冷たい指先を硝子から真白い頬へと滑らせて「 "優しそうな"俺だって、君を食べてしまうかもしれない。俺がどうやって君を貪るか、想像出来るかな? 」逆様の双眸で貴方を見つめながら、指の腹で頬から顎先をなぞって )




316: ニール・グレイ [×]
2020-06-23 22:47:40


>クォーヴ

確かに、見事なお月様だね。…ふふ。太陽の来ない場所だなんて、夢みたい。
(彼の仕草に誘われて、空を見る。静かで冷たく、けれどもそれ故に美しく、好ましいその光。もうあの己を焼くばかりの忌々しい陽を浴びなくて済むのだと、心の底から喜色を滲ませる。「…獲物?」返ってきたそれは些か意外だったか、仄かな訝しさを覗かせて、彼にまた目を戻す。同時に、ひやりとしたものが顔に触れて一瞬だけ身を疎ませる。「へぇ…でもオレちゃん、きっと食べる所少ないだろうなぁ。」けれども、それらを直ぐに受け入れたのは、彼の瞳を見たからだ。人に有り得ざる白の無い目、其処に映してもらえる仄かに上気した顔の自分。するすると自身の腹や胸を片手でなぞり、自らの肉の少なさを悔やむ言葉を笑い混じりに洩らす。「どうやって、かぁ…オレちゃんを頭から丸齧りにする、って感じじゃなさそうだけどねぇ、クォーヴは。」ううん、と悩むその表情は何処か楽しげで、輪郭をなぞる指先に口元は弛む。「死神さんなら、食べるのは魂かなぁ。」何も知らないなりに、昔読んだ本の知識を引き出して、一つの憶測を導く。「…この辺から取り出して、とか?」そう言って指差すのは、己の心臓が脈打つ胸。其所を指先にて横に切り裂く真似をしながら、期待を籠めた顔付きで、どうだろうかと彼の双眸を窺った。)





317: クォーヴ [×]
2020-06-23 23:15:00



>ニール

月が好き?なら今度、夜風を浴びに行こうか。俺が一緒なら、他の怪物は寄って来ないからね。
( 獲物にとって自由など許されないこの屋敷で、娯楽のような誘いを贈るのは何も親切心からばかりではなく。記憶を喰らう怪物にとって、貴方の想い出が増える事はまさしく、獲物が美味に肥え太る事を意味する。ちゃっかりと己以外の怪物の存在も示唆しつつ、指先を引っ込めては" ――ふふ。 "と凪いだ微笑を零して「 これは以前からの疑問なのだけれど。君達人間は、脳で思考するのにハートを魂魄の象徴としているよね。興味深い思考回路だ 」そうっと手を伸ばし、緩慢とも思える所作で貴方の心の臓へと片手を重ねる。己にはない熱と律動、目を閉じてそれを堪能し、瞼を上げながらゆっくりと窓の外を見遣って「 人が人として生きる為に必要不可欠なモノ、――という定義であれば正解かな? 」月光を吸い込むような黒い瞳、黒煙のようなコートが風も無いのにざわりと揺らめいて )


***


今宵は一旦失礼させて頂くね。久し振りに話せて本当に楽しかったよ、素敵な時間を有難う。またタイミングが合えばいつでもおいで――そうそう、次回からニールの名前をメニューに記載させて貰うね。
それじゃあおやすみ、良い夜を。




318: ニール・グレイ [×]
2020-06-24 00:12:49



>クォーヴ

…良いの?ふふ、誰かと外を散歩するなんて、きっと楽しいだろうなぁ。
(願ってもない彼からの提案。驚きと喜びに目を見開き、舞い上がりそうな程に声を浮わつかせるのは、そんな経験をした事が無いという何よりの証拠。「…絶対、約束ね。他にも怪物さんが居るなら、一人じゃきっと、此処を歩けないから。」子供のような、拙い契りを口だけで結ぶ。それから、己の出した答案に、正否が付く瞬間をつぶさに見詰める。顎を離れた指先が、今しがた己の指で裂く動作をしたその上に触れて、薄い服越しに氷のような温度を胸の中へ伝える。「…此処が一番解り易くて、目に見える命の形だからねぇ。」否ではないが、ぴったり正解という訳でもない。そんなニュアンスを言葉に感じ取り、残念と軽く肩を上下させて僅かに萎む気持ちをいなす。「人として、かぁ…」窓の向こうを見る彼の横顔を映す淡い赤色を細め、それまでのへらついた表情の鳴りを潜める。「──じゃあきっと、オレちゃんには足りてないだろうなぁ、それ。」感情の色さえ引いた声と共に吐いた溜息は、呆れか諦めか。けれどそれは直ぐに何処かへ流れ、顔はまた弛む。「…クォーヴの、不思議な服だねぇ。」それから、話題に出すのは彼の纏うそのコート。煙の如く揺らめくそれに興味を示し、少しだけ触れてみんとして、胸元に上げたままの指先を彼の方へと伸ばした。)


***
へへぇ、今日もありがとぉ。…うん、また絶対、此処に来るから。だからその時は、もっと沢山お話してね。
それじゃあ、おやすみなさーい。また会える夜まで、元気でねぇ。






319: 執事長 [×]
2020-07-08 17:39:31



>ルート選択にお悩みの方へ(>>223


>募集開始[ 常連様・ご新規様問わず大歓迎! / 2名様 ]


 ※学生や俳優から暗殺者や葬儀屋、果ては殿様や女王様等変わった職業でも世界観から逸脱していなければ大歓迎です!
 ※無登録でのお試しやサクッと暇つぶし、ご質問・ご相談のみのご来館も大歓迎!
 ※「特殊キャラ3名」「ヴァンパイア♂♀」「フランケンシュタイン♂♀」「人狼♂♀」「悪魔♂♂♀」「ダークエルフ」「サイクロプス」「堕天使」の指名にて受付中


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19
◆ザカリー・アーバーン(>>93
◆レオ(>>147
◆ニール・グレイ(>>244


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼




320: 執事長 [×]
2020-07-09 17:23:54


>ルート選択にお悩みの方へ(>>223



>募集開始[ 常連様・ご新規様問わず大歓迎! / 2名様 ]


 ※学生や俳優から暗殺者や葬儀屋、果ては殿様や女王様等変わった職業でも世界観から逸脱していなければ大歓迎です!
 ※無登録でのお試しやサクッと暇つぶし、ご質問・ご相談のみのご来館も大歓迎!
 ※「特殊キャラ3名」「ヴァンパイア♂♀」「フランケンシュタイン♂♀」「人狼♂♀」「悪魔♂♂♀」「ドラゴン」「ゾンビ」「九尾の狐」「ダークエルフ」「サイクロプス」「堕天使」の指名にて受付中


▼ PFの書き方 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/welcome


▼ 提供一覧 ▼

https://grand-guignol.hatenablog.com/entry/monsters


▼ 大切な" お食事 "のメニュー ▼

◆ルシアン(>>19
◆ザカリー・アーバーン(>>93
◆レオ(>>147
◆ニール・グレイ(>>244


▼ 宝箱(https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/) ▼




最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle