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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
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2024-10-23 22:00:18
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■Dollhouse.■
〝人形達だけの楽園 人形達だけの世界〟
忘れ去られた人形達の、誰も知らない物語。
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《 目次 》
>1 *History
>2 *Guide
>3 *Rule
1:
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2024-10-23 22:04:48
──HISTORY──
西洋の辺境に位置する、廃れた屋敷。
古くは屋敷の主人達が此処に暮らしていたが、数百年前に屋敷の主人が亡くなって以来、いつしかひとり、またひとりと次第に人は去っていき、今ではもう屋敷を訪れる者も居ない。
かつての屋敷の主人がコレクトした麗しいビスクドール達。それも持ち主を亡くしてから長い年月を隔て、今や誰も知り得ない存在となっていった。
屋敷に置き去りのまま人形達は誰にも発見される事なく、退廃の一途を辿る屋敷と共に、緩やかに朽ちていく運命だった。その筈だった。
しかし、やがて人形はその目を覚ます。
人間が介在しない、人形達だけの楽園。人形達だけの世界。それが此処、ドールハウス。
無人の屋敷の中で生きる、時代に忘れ去られた人形達の誰も知らないお話。
今から始まるのは、その物語の一幕。
2:
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2024-10-23 22:12:40
──GUIDE──
【 屋敷 】街からは程遠い辺鄙の地に位置し、一帯が密林に囲まれた邸宅。嘗ての立派な佇まいを残した外観だが、かなり経年劣化が進んでいる。一部の外壁は崩れ落ち、住人が屋敷を去ってから決して短くない歳月が経過している事実を物語っている。遥か昔は街に繋がる道が舗装されていたが、時代の移ろいと共に密林に埋め尽くされてしまい、今は跡形も無い。
【 庭園 】嘗て美しく調えられ薔薇が咲き誇っていた庭園は見る影もなく、長きに渡る庭師の不在により、奔放に伸び広がった蔓が一面を這う。銅の錆びた古井戸にまで侵食した蔦が野放図に絡み合っている。
【 大広間 】屋敷の一階中央に位置する広大な広間。意匠を凝らした調度品の数々からは、過去の絢爛な生活の一端が窺える。広間の中央には長大なテーブルと、それを囲うように椅子が幾つも並ぶ。古びたテーブルクロスはかなり褪せている。
【 音楽室 】古ぼけた楽器が取り揃う音楽室。放置されたまま老朽が進み一部の楽器は使い物にならないが、辛うじて用途を果たしてくれる楽器も未だ残っている。その種類は幅広い。
【 書斎 】埃っぽい空気が漂う書斎。膨大な数の蔵書が所蔵されているが、押し並べて古い書物しか残されていない。殆どの頁は傷んでしまっているが、まだ本としての役割を果たしている。書斎の片隅は鼠達の住処となっている。
【 個室 】屋敷の二階に備わる複数の個室は、嘗て客室として使用されていた。現在は人形達が起居する個室として使用されている。個室と言えど、大きな屋敷の一部に相応しい広い空間。
【 人形 】数百年余りの長い時代を経て、ある日を境に自我に目覚めた人形達。当時の屋敷の主人が数多に所有していたビスクドール。人間と見紛うような美しい顔貌を持つ。人間と同様に動き、個体差はあるが感情のようなものを宿している。人間と大きく異なる点は、寝食を必要とせず、また痛覚を持たない。四肢は球体関節で作られている。
【 屋敷の主人 】歴代の当主がこの屋敷を本邸としていた。今から数百年前、後裔にあたる当主の急逝を皮切りに次第に一族の栄光は衰退し、それに伴い自ずと屋敷から人々の姿が消えていった。最後の当主が愛娘への贈り物として毎年ビスクドールを買い与えていたが、やがて娘は輿入れし、ビスクドール達は屋敷に残されたままとなる。しかし愛娘との思い出の品として大事に保管されていたようで、綻びや損傷は少ない。エントランスに飾り立てられた歴代当主の肖像画は今ではもう色褪せてしまい、輪郭がぼやけて容貌の判別が付きにくい。
3:
[×]
2024-10-23 22:20:24
──RULE──
・ご利用規約乃至マナーの遵守
・ロル数150字~無制限
・ロル形態 制限無し
・置きレス形式
・浮上頻度問わず
※ご参加をご希望いただける場合はPFご提出時、通行証代わりにHN欄にPCの〝瞳の色〟のご記載をお願いいたします。これは他参加者様と被っていたとしても構いません。
以上のご記入が認められなかった場合、当トピックの内容をご確認いただけなかったものと見做しまして、ご参加を見送らせていただく場合がございます。恐縮ながら何卒ご了承ください。
4:
Lightgreen [×]
2024-10-23 22:26:34
【 主PF 】
名前 / ベル
容姿 / 白皙の少女の造形をしたビスクドール。背丈145cm程。理知的な色を奥底に湛えた、明度の高い薄色の翡翠の瞳。柔らかなシルバーブロンドの豊かな長髪。頬に掛かる長さの前髪を左右に流している。毛先に緩やかなウェーブがかかり、後ろ髪が細腰を覆う程度。煤けた薄緑色のリボンでハーフアップに結わえている。磁器でつくられた肌は体温を持たず、触れるとひんやりと冷たい無機的な感触。灰青色の丈の長いクラシックドレス。丈の短いケープを肩に羽織る。末広がりな形状の裾にはフリルが大胆にあしらわれ、襟元には細やかなレースが施されている。よく視線を凝らせば、衣服の綻びを繕った跡が所々見受けられる。艶の曇った赤茶色のストラップシューズ。
性格 / 如何にも少女めいた造りだが、話しぶりや所作からは少女らしさが少し抜けている。くるくると移り変わる表情は、意識的に表出されており、心の機微が誇張表現されたもの。そのせいか何処か大仰めいていて、滑稽な嘘臭さを孕んだ空気が薄らと付き纏う。未知の世界に対する深い探求心を持ち、知的好奇心が旺盛。中でも根強い興味の対象となっているのが、一応は自分達の生みの親と言える人間の生態と、無機物たる人形に自我が芽生える事例について。この二つの大きな疑問に対し、格別の関心を抱いている。書斎によく足を運んでは、これらに纏わる探究を重ねている。研究の一環として、他者を巻き込んで歪な人間の真似事を始める事も珍しくない。( 研究の一環と謳っているが、ひょっとすると単に本の影響を受けただけかもしれない。)
自我を得てから十年余りが経つ。明確な意識が芽生える以前までの状態は夢現に近く、その殆どが霧がかっていて薄らとのみ記憶している。記憶の影響を受けてか見掛けよりも老成した傾向。
ベルという呼び名は、初めて開いた本の登場人物の名前に由来する。
5:
[×]
2024-10-23 22:29:58
( / 屋敷の中は広く、様々な用途の部屋が存在します。上記に記載していない場所( 執務室やバルコニーetc… )もどんどんご自由に描写していただいて構いません。
また今後の展開の参考の一つとして、屋敷の外に出るという選択を採る事も可能です。各々のキャラクターに適った物語を心任せに綴っていただければと思います!
特殊設定に就き、PCの美化設定歓迎です。寧ろ大歓迎です。可愛い娘様方の姿を是非……是非ともこの目に拝ませてください!!!
最後に浮上頻度について。これは単なる一例ですが、大体週1~月1程度の参加頻度でも全く問題ございません。各人各様に合ったスタイルでご参加いただければ幸いです!
それでは、これより募集を開始いたします。荒削りな設定ですが、此処までご覧いただき誠にありがとうございました!
ご質問やご相談事等、主までお気軽にお申し付けください。皆様のご参加心よりお待ちしております! )
6:
Dark brown [×]
2024-10-24 21:33:30
( 初めまして。幼い頃に一度は憧れた、生命を宿したお人形さん達が住まう御屋敷に興味を惹かれ参りました。pfを作成いたしましたので、こちらのドールちゃんで参加させていただきたく思います。不備がありましたらご指摘ください。よろしくお願い致します。 )
名前 / ロザリア
容姿 / 全体的に不気味で近寄りがたい印象を受けるビスクドール。背丈は150cmほど。身に纏うのは、ゴシック・アンド・ロリィタのエプロンドレス。シックな黒い生地にディープパープルのフリルをあしらっている。指先にかけてふんわりと広がり、腕の色が透けるシースルースリーヴ。パニエで膨らんだ膝丈のスカートから覗く両足には、フラワーレースタイツと厚底のショートブーツ。バーガンディの前下がりボブカットの上には、ボンネットヘッドドレス。瞳は光の反射を拒むようなダークブラウン。青白い肌と、瞼を囲むアイシャドウは濃く、一部分が欠損した左頬が顔の印象をより恐ろしくさせている。彩度の高い赤で塗られたリップはまさに紅一点。
性格 / 物静かで時として無遠慮な自由人。彼女の語彙には述語しか存在しない。転じて、主語や修飾語の概念は存在しない。物事の程度を表す言葉を知らないのだ。「私は貴女のことがとても好き」そう伝えたくても「好き」しか出てこない。よって彼女の言葉は単調で味気なく聞こえるが、決して感情表現が乏しい訳ではない。愛おしむような視線や表情を用いて、精一杯に感情を伝えようとする。自我を持ち2年の月日が流れたが、未だ精神年齢は低く、表面上には出ないがその実甘えたがり。常に誰かの隣にいないと落ち着かず、ひとりになれば涙も出ないのにしくしく泣き出す。己を造形した制作者、謂わば人間の存在はすべて虚構だと思っている。本人曰く、この目で見たことがないものは信じられないとのこと。その姿は、神の存在を疑う人間を彷彿とさせる。
7:
honey [×]
2024-10-24 22:13:11
名前 / トルテ
容姿 / 背丈120cmほどの甘やかな少女を模ったビスクドール。常に怯えや不安の見える瞳はとろりと深い蜂蜜色。こっくりとした栗色の癖毛はくるくると肩甲骨辺りまで落ちているが、前の方は耳の下あたりでふんわりと切り揃えられている。重ための前髪に覆われがちな眉はそう作られたわけでもないのに大体八の字に。レース編みのピューリタンカラーが特徴的な膝下丈のドレスは色褪せたオリーブ色。袖口は幾重ものフリルでできており、転んで破けた隙間から手が見え隠れしている。花びらが数枚抜け落ちてしまった造花のあしらわれたボンネットを着用。
性格 / 些細な物音や突然の出来事でも怯えたり泣き出してしまうような臆病な性格。末っ子気質で相手を自分より年下だと明確に判断しない限り「お姉様」と呼ぶ。とても不器用で何もないところで転んだり繕い物をしようとすると糸が絡まったりするが慌てなければ多少はマシ。自我を得てからおよそ5年程度だが、人間のいた頃の記憶がぼんやりと存在し、「お外は怖い」と誰かに言われ続けていたことだけが焼きついているよう。それが理由で屋敷の敷地外のみならず庭園さえも行きたがらない。また、自分の名前は服のタグについていたものをそのまま使っており、それが菓子を表すものだと知ってからいつか料理を作って振る舞うのが夢。
( / はじめまして!退廃した雰囲気の童話のような世界観に惹かれて参加を希望させていただきます。質問なのですが、ドールの大きさは成人女性に近い方が良いのでしょうか?そのようでしたら、こちらのプロフィールは修正させていただきます。)
8:
[×]
2024-10-25 12:21:58
>6 ロザリア様
( / 初めまして、当トピックをお目に留めていただき誠にありがとうございます! こうもお早い段階でご投稿いただけるとは、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。心よりお待ちしておりました!
PF確かに拝見いたしました。ゴシック調のダークな色合いがとてもよくお似合いな娘様に思わず魅了されてしまいます……! 紅を差した唇とのコントラストに、うっかり視線が奪われてしまいそうです。実は寂しがりといういとけなさが転じて奥ゆかしくもあり、お傍に寄り添いたくなる深い魅力を感じます。素敵な娘様にお目にかかれて光栄です! 是非ともご参加いただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いいたします。差し支えなければ、お手隙のタイミングで初回ロルを回していただければと思います。 )
>7 トルテ様
( / 初めまして、当トピックをお目に留めていただき誠にありがとうございます! またコンセプトをお気に召していただけたとの事、とても光栄です。嬉しいお言葉ありがとうございます!
PF確かに拝見いたしました。零れる涙を拭ってあげたくなる天性の愛らしさに心を掴まれます……! お名前の通りお菓子のようにスイートな容姿と、気弱なドジっ子的な危うさも含め、片時も目が離せなくなりますね。可愛さの余り、つい大事に囲い込みたくなってしまいそうです。素敵な娘様にお目にかかれて光栄です! 是非ともご参加いただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いいたします。
ご質問いただいた件ですが、サイズに関する制限はございませんので、是非そちらの内容で受理させていただきますね! 差し支えなければ、お手隙のタイミングで初回ロルを回していただければと思います。 )
9:
ベル [×]
2024-10-25 12:36:26
>All
( 終日書斎に入り浸りがちな自分は、例に漏れず真昼間からそちらに赴いていた。足を運んだ先の書斎は、人の気配を感じず寂としていて。頭の高さを優に越える本棚の前を歩き、表題を順繰りに視線でなぞっていき物色する。背表紙の印字は掠れていたが、一部を除けば幸いにして読めない事は無い。やがて通路の中頃に差し掛かった頃、漸く目に留めて本棚から抜き去った一冊の本。薄らと蓄積する埃を軽く手で払うと、その指先が埃で白く染まった。本の四辺は傷んで既に変色していたが特段気にも留めず、その場に立ち竦んだまま本を開くと、見下ろすガラス玉の瞳がするすると文を追い。そこに著された内容はただの小説のように思えたが、自身にとって豊富な考察材料が著されている。例えば怪我とはどれ程の苦痛なのだろう、美味しいとはどんな喜びなのだろう。無尽蔵な探求心が疑問に薪を焚べ、飽くこと無く頭の中を巡る。著された内容から疑問を紐解く鍵を拾い上げようと意識が集中するあまり、気付けば本棚を背凭れに床に座り込み、本に没頭していて。 )
( / 改めてご参加ありがとうございます! 重ねてお礼申し上げます。初回ロル投稿させていただきました。こちらにつなげていただくか、もしくは全体向けに絡み文をご投稿いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします! )
10:
ロザリア [×]
2024-10-25 18:30:05
>All
( その日は屋敷内を散策していた。度々すれ違う仲間達と談笑しては、穏やかな午後を楽しむ。そして彼女らと別れた後、物悲しさを覚えながら個室へ戻った。私達に脳髄と呼ばれる内臓はない。故に休息を必要としない。しかし何百日もの間延々と意識を保つのは骨が折れるもので。生命を宿すものは"睡眠"という行為で己が身体を慰労すると知見を得てからは、度々それを試みようとしていた。ベッドシーツの上に身を倒し、古びた壁紙の皺をひとつずつ数える。次第に意識が朦朧として、ただの人形だった頃の感覚を取り戻すよう。自我が芽生え月日が短い私は、容易に意識を手放し、余計な侘しさを感じることのない"あの頃"に戻る事が可能であった。可能ではあるの、だが。数秒後、はたと自我を思い出す。またうまく眠れなかった。襲いくる虚しさが胸を締め付け、気がつけば廊下へと飛び出した。辺りは薄暗く、誰もいない。身体の震えが治らず、その場に座り込むとドレスが寄り添うようにふわりと広がり、束の間の安堵感を与えた。ぎゅっと裾を握り込むと、俯いたまま呟いて。 )
……寂しい。
>ベル
( こつりこつりと廊下を蹴って歩みを進めるたび、床材が軋む音がする。衣装の重量を加味しても私自身の体重は軽いというのに、大袈裟に鳴り響く音は少し嫌いだ。無駄な散策は止めろと責め立てられるようで。しかし何も目的が無いわけではない。話し相手を探すという立派な使命がある。現に、書斎部屋の奥に仲間を見つけ、目的は果たせた。見たか床材、めげずに歩いた私の勝ちだ。わざと踏みつけるように床を歩き進む。負け惜しむような軋む音が鳴り響くが、もう気にしない。本を読み耽る彼女の隣まで向かうと、躊躇うことなく肩を並べて座り込む。邪魔にならぬよう自分も読書をしてみようかと、背後の本棚から一冊を抜き取り、ページを捲る。おかしいなと思いまた捲る。捲っても捲っても、読めない文字だらけ。私がいつも読む本には必ず絵が載っていたはずだと抗議するように、隣の彼女の肩を揺さぶって )
ベル、絵が載ってない。読めない。
( 参加許諾、並びにお褒めの言葉をありがとうございます!こちらこそ素敵な御屋敷の一員となれて光栄です。さっそくベル様の初回に絡ませていただき、All文の方も投稿させていただました。ドール達の生態について、多くの捏造や勝手な解釈をしてしまうこともあると思いますのでその際はご指摘いただければと幸いです。是非ともよろしくお願いいたします。
11:
トルテ [×]
2024-10-25 22:58:46
>ベル
( 日差しの穏やかな午後、いつものように自室のレースカーテンの窓から出たことのない庭園を眺めて過ごしており。あまり変わり映えのしない景色はかつてはどんなものだったのだろう。そういえば、と人間の作る料理について、物知りなお姉様に教えてもらったことはあるけど自分で調べてみたことはないことに気づき。座っていた椅子から降りて、記憶を辿りながら本のたくさんある書斎へと。自室以外の場所はあまり普段は訪れることがなく、この場所は特に広いことも相まって複雑な迷路のよう。自分が不用意にさわればおそらく本棚は総崩れで皆に迷惑をかけてしまう、と調べようにも調べられない。辺りを右往左往していれば、唐突に自分以外の存在が現れ、悲鳴をあげかけるが相手がお姉様だとわかると急いで口を塞ぎ。話したことの少ない相手に涙目になりながらおそるおそる声をかけ )
──あの、その、べ、ベルお姉様。お料理の乗ってる本はどこかご存知でしょうか…?
>ロザリア
( 世話焼きなお姉様方に引っ張り出されて屋敷を散歩した日のこと。ひと段落終えて部屋に戻りボンネットを外せば、造花から花びらがひとひらなくなっていることに気づいて。慌てて今まで通ってきた廊下を遡って隅から隅まで探し。階段の踊り場のはしの方で見つかったはいいものの、慎重に探していたからか時間がかかってしまい、すっかり静寂な夜の帳が下りていて。暗い中、部屋の外を歩いたことがないため、屋敷の中といえど帰り道がわからないことに気づく。階段を登って、廊下の壁伝いにそろそろ歩いていっても見覚えのない景色ばかり。かたかたと天井裏から物音が聞こえるたびに肩を硬直させ、ガラスの割れた窓から冷たい風が吹き込めばとうとう限界を迎えたよう。ぽろぽろと涙を零しながら、か細い声を上げて )
だ、誰かいませんか…?ぅう、暗いよぉ。
( / 参加許可、ありがとうございます!また、お褒めいただきとてもうれしいです。質問にもお答えいただき助かりました。これからよろしくお願いいたします!
お二方の初回ロルに絡ませていただきました!答えにくい等ございましたらお申し付けください。/蹴り可 )
12:
ロザリア [×]
2024-10-27 13:38:35
>トルテ
……トルテ。
( しばらく震えたまま動けないでいると、何処からか助けを乞うような声が聞こえ、思わず顔を上げて。廊下の奥の方から歩いてくる姿を目視して、その名を呟く。臆病な彼女が何故深夜に徘徊を?疑問が浮かび、一先ず話を聞こうと立ち上がって。ぽんぽんと叩いてスカートのしわを直すと、彼女の元へ歩みを わ進める。深い夜の中、貴女は恐怖心、私は孤独感とそれぞれ闘っていて、お互いの存在があればきっと心を襲う感情も怖くない。しかし、悪趣味な造り手により造形された己の顔は、我ながら不気味で彼女の恐怖心を煽りかねない。視界の悪い廊下で突然前から現れたら驚かせてしまう。そうなる前に、先に声を掛けておこうと出来るだけ穏やかに自分の存在を教えてやる。すると、天井から薄灯を照らす照明が突如として故障したのか、チカチカと不規則に点灯と消灯を繰り返し、私の姿をホラーチックに演出し始めて。これでは優しい声掛けは意味を成さないような気がして項垂れて )
私だよ、ロザリアだよ。……怖がらないで、おばけじゃない。
( 絡みありがとうございます!よろしくお願い致します。
13:
ベル [×]
2024-10-28 20:56:48
>ロザリア
…………ロザリア? どうしましたか、困った子ですねぇ。
( 誰かの手が自分の肩を揺すぶる感覚に、思考の海に沈んでいた意識が揺り起こされる。はたと持続していた集中力が途切れると同時に、今に至るまで膜を一枚隔てたように認識の埒外に置かれていた隣の気配を、驚きを装うように幾度かの瞬きと共に見遣り。しかし次の瞬間には直ぐにその相好が緩む。困った子、なんてこれ見よがしに眉尻を下げる割に、ゆるりと柔く受容するような眼差しを向けながら、肩口から滑り落ちかけるケープを軽く掛け直し。読めない、と断片的に伝わる言葉に内心小首を傾げつつ、相手の肩に凭れるように上体を傾けて本を覗き込むと、勝手に得心する。成る程、これは確かに活字一色。とは言え、ただ本を漁りに来たというより大方相手の目的は本来別にあるだろう。ならばさして問題無いと推し量り、相手の手元にある本に横合いから手を添えてぱたんと畳んでしまうと、にこりと微笑みかけて。 )
残念、どうやらロザリアにはまだ早かったようですね。読書の時間はお終い。その代わり、夜になったら読み聞かせてあげますから。
( / 絡み文の投下ありがとうございます! そして主として不甲斐ない事に、綿密な設定を練るのが不得手なものでして……荒の目立つ設定のせいで少なからず戸惑わせてしまい、地中深くまで低頭する勢いです。本来予め練り上げておくべき解釈を委ねてしまうようで恐縮ですが、この先交流を深めていく中で皆様と共に世界観を育んでいけるのであればこの上なく幸甚です……! 今後もし解釈の壁にぶち当たる事があれば、ご迷惑でなければ随時認識の擦り合せ等を行っていければと思います。早速至らない点を堂々披露してしまう主で面目ない限りですが、よろしければ今後ともお付き合いいただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます!/蹴り推奨 )
>トルテ
( 思索に耽るあまり、うっかり耳をすり抜けそうになる。が、慎重に此方を伺い立てるような細い声色を辛うじて耳朶が拾い上げ、下向けていた視線を本の一節から引き上げて。声の方向へと視線が向かう先で、寄る辺なさそうに立つ相手の姿に、宛ら猫に追い詰められた鼠のような構図が印象付く。頼りなく揺れる瞳が今にも涙に溶け出してしまいそうで、何となく人の憐憫を誘う被虐的な雰囲気を帯びていた。まるで対峙する此方が幽霊の類にでもなったようだと可笑しくなり、くすりと微かな笑みを溢す。怯えた気配を宥め賺すように小首を傾げて微笑みかけ、そっと床から腰を上げると、直に座り込んでいたせいで裾に付き纏う埃を軽くいなしておく。頭の中で見取り図が描ける程度には書斎を把握している自分は、お安い御用だと言わんばかりに小さく首肯すると、相手に半歩近寄りひとまず片手でハンカチを差し出して。 )
どうぞ、場所が少し分かりにくいので案内しますよ。それにしても、珍しい。料理に興味を持つ子を見るのはこれが初めてです。
( / 絡み文投下ありがとうございます! またご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお申し付けくださいませ! )
14:
green [×]
2024-10-28 22:14:26
名前 / マルガレーテ
容姿 / 背丈142cm程の何処か大人びた雰囲気の少女を模したビスクドール。背中までのシルバーのストレートロングヘアに眉下で丁寧に切りそろえられた前髪。童顔ながらも気品のある顔立ちでつり目気味のグリーンの瞳。白いブラウスに少しくすんだ青いカーディガン、青いレースのあしらわれたスカート、水色のブーツ。頭に綻びを修繕したあとのある白いレースの着いたミニハットを被っている
性格 / 穏やかで礼儀正しく誰に対しても基本敬語で接する。感情表現は豊かだが時折大袈裟になる事がある。美しいものが好きで特に花や絵画に興味を示している。庭園で花を眺めたりしている事が多く気分転換や暇つぶしになると気に入っている。
自我が芽生えてから6年程たっている為見た目通りの大人びた言動が多く自分より幼い見た目の相手に対し姉のように接する事がある
(/素敵な世界観に惹かれ参加希望に伺いました。不備や修正箇所等ありましたら伝えてください。ご検討をお願いします)
15:
light gray [×]
2024-10-29 12:49:05
名前 / メイリリー
容姿 / 林檎のような頬に薄らとそばかすを散らす、健やかな少女のビスクドール。背丈144cm。ボリュームのあるダークブロンドを左右に分け、ゆったりとした三つ編みにして腰の辺りで揺らしている。編み込まれた野花やイミテーションパールは自らの手で飾ったもの。眉にかかる前髪は軽やかなぱっつん。気の強そうな薄灰の桃花眼。脹脛に届く若草色のワンピースをフリルと刺繍付きのエプロンで飾り、足元は無地のストッキングと編み上げブーツ。頭部にはレースのバブーシュカというカントリー調の装いは、童話の時代の村娘に似た可憐ながらも質素な印象。靴とワンピース以外は白で統一されているが、陽に透かせば数百年の歳月を感じさせるセピア色がほんのり浮かぶ。
性格 / "美しい人形であること"を何よりも重んじる、人間的な価値観の持ち主。それゆえに己の田舎娘じみた容姿を嫌い、ヘアアレンジや装飾品集めといった美の追求に明け暮れては、その成果をひけらかして賞賛を求めるコンプレックスと承認欲求の化身。軽んじればヒステリーを起こすが一言褒めればころりと上機嫌になる、まるで生身の少女のような感情的な性質。他の人形達に対しても華やかなドレスや透き通る肌をやいやい妬みつつ、その美貌を深く愛してもいるため、汚れたり傷ついたりすれば何の彼のと世話を焼くなど人間臭い矛盾した態度を取りがち。
自我を得たのはほんの数ヶ月前。未だに屋敷の全貌を把握しておらず、時たま未知の部屋に迷い込んでは溢れる埃やら蜘蛛の巣やらに悲鳴を上げてている。
"愛娘"がまだ幼い頃に贈られた人形であり、はじめこそ名前をつけて愛でられたものの、娘の関心はすぐに別の煌びやかなドールへ移ってしまった。その短くほろ苦い記憶以外はほとんど何も覚えておらず、思い出す気もない様子。一人称は「リリー」。
(/お話中に失礼致します。密やかで美しい世界と愛らしいドールの皆様に惹かれ、ぜひともお屋敷の一員に加えていただきたく馳せ参じました…!静謐な雰囲気に相応しくない人形になってしまいましたので、不備や相性等の問題がございましたら何なりとご指摘をお願い致します!)
16:
[×]
2024-10-29 16:26:24
>14 マルガレーテ様
( / お待たせいたしました。当トピックをお目に留めていただき誠にありがとうございます! 世界観にご興味を持っていただけたとの事、大変心嬉しいです。ようこそおいでくださいました!
PF確かに拝見いたしました。深窓の佳人を思わせる、まさにビスクドールの魅力が詰まった優美な娘様……! 美しい物に囲まれている姿こそ相応しい、麗しい佇まいを感じて心惹かれてしまいます。皆のお姉様として慕われている光景が目に浮かぶようです。素敵な娘様にお目にかかれて光栄です! 是非ともご参加いただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いいたします。差し支えなければ、お手隙のタイミングで初回ロルを回していただければと思います。 )
>15 メイリリー様
( / こんにちは。当トピックをお目に留めていただき誠にありがとうございます! また嬉しいお言葉まで賜り、とても光栄です。相応しくないどころか、寧ろ娘様のような御方は却って大歓迎です……!! 多彩な娘様方を屋敷にお迎えする事が出来て本当に主冥利に尽きます!
PF確かに拝見いたしました。純朴気な楚々とした容姿もさることながら、心の根底にある劣等感やバックボーンから引き出される芳醇な感情の色に早くも魅了されてしまいます……! コンプレックスから生じる癇癪や妬心ごと愛さずにはいられません。娘様の色鮮やかな表情をより一層引き出したくて今もうずうずしております。素敵な娘様にお目にかかれて光栄です! 是非ともご参加いただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いいたします。差し支えなければ、お手隙のタイミングで初回ロルを回していただければと思います。 )
17:
Carnelian [×]
2024-10-29 21:07:23
名前 / カーメル
容姿 / 浅黒焼けの肌にされた磁器である少女、よりかは妙齢の婦人(うら若き女性)寄りな造形をしたビスクドール。手触りはすべすべ。背丈156cm程。瞳は紅玉髄の色。ブルネット色混じりの、まるでチョコとティーの中間色な光の当たり方によってはジンジャー(赤毛)に見えるブロンズヘア。毛質はサラサラとしたストレートで長さはミディアムのポニテ。長めの前髪は両サイドへ流し掻き上げている。陽の当たらない森の奥深くを思わせる深緑に染まり赤が差し色の、クォーツやカルセドニーをあしらい纏われたケープ付きバッスルカクテルドレス。身に纏う様子は実に謎めいていて神秘的且つインパクト。
性格 / 明朗快活で姐御肌な性質。世話焼き通り越して最早お節介焼き。溌剌且つ豪快、大胆、活発的。「HAHAHA…!」等といったような笑い方も豪快。他者の前では笑顔が絶えない。そんなカーメルにも、ふとした時には物憂げな眼差しをしている事も。傍に居る事で臆病な気持ちを抑え、目標達成へのエネルギーを授け心の迷いを払拭し、成功へ導くように後押ししてくれる、トラブル解決に向けた物事を冷静に分析する力、集中力を高めて自分の能力を発揮したい時に、成功へのポジティブなパワーを齎すだろう。他者と一緒に居る事を嗜好とするが、心の底から心を開けるのは弟だけ、だと思っている。グイグイいくし、言葉や愛情表現はドストレート。光り輝く太陽のような存在を必要としない。其れさえも飲み込む。自らが太陽。太陽を食われてずっと暗闇(日食=昼のない墜落)の中。悲しげな眼差しの中で光を失ったからこそ、この世のすべてを手にし完璧な被写体、永遠に美しいといえよう。囚われてはいないが、ずっと暗闇の中で自分の中にある光だけを頼りに藻掻く。他者のいないところで正気を保とうとセルフハグをしていたりする。誰かが心の拠り所にはなれるだろうが、一生誰にも心の支配者にはなれない。
自我を持ち始めてから6年程を過ごした。後々、庭園を整理してガーデニングを始める心算。ストックという花が似合う。星や歌う事が好き。裏切りや嘘吐きが嫌い。元々は双子の弟のような存在と居たところを離れ離れにされた哀しき寂寥の過去の記憶を持つ。いつかは屋敷を出て弟の所在を探す旅に出たいと思っており、旅に出る夢を目指す。
(/興味の唆られる世界観に参加希望させて貰いに来ました…!掛け持ちとトピ内世界観で複数を作ってはいるが未だ稼働していない改変したキャラは大丈夫でしょうか?相手の方には別ツールで了承済みです。不備があればお申し付けと相性に合うかのご検討お願い致します!)
18:
maroon [×]
2024-10-29 23:45:49
名前 / グロキシニア
容姿 / 今しがた咲き誇ったばかりの花のように美しい容貌を持ったビスクドール。背丈は130cmほど。常に貼り付けたような薄い笑みを湛えており、狂気を孕んだマルーンの瞳。クラシカルなロングメイド服を身に纏っていて、リボンは瞳と同じカラーのものを。黒を基調としたドレスに白のエプロンといった典型的なメイド服で見た目こそシンプルだが、裾や袖にはロリィタらしい控えめなフリルがあしらわれている。布に覆われているボディには多数の蔦や茨が絡みついていて、所々破れている白のストッキングからは蔦が覗き、まるで植物に侵食されているかのよう。小ぶりのリボンがついた黒のストラップシューズを履き、ライトゴールドの髪は胸元まであるドーリーヘアで、前髪はセンターでふんわりと掻き上げたスタイル。全体的に緩いカールがかっていて柔らかい印象を与え、両サイドにリボンが付いたホワイトブリムとレースのグローブを装着。
性格 / 洗練された所作や整った顔立ち、まろやかな声を持っていていかにも淑女然としているが、裏腹に狂気を秘めている少々危険なドール。人間がいた頃は他の華やかなドール達の横で箒を持たされたり隅に追いやられたりと、己にはまるで着飾らせてはくれず、その時のことを未だにはっきりと記憶しているほど執念深いが、その怨嗟や悔恨は人間に向けているものであり、ドールたちに向けられることは無い。その上で、自身含め可愛らしいドールたちを捨てていった(と勝手に思っている)人間たちに憎悪に近い念を腹の奥底に抱えており、加えて愛に飢えているため関わったドール全てにどろっとした重たい向けてしまう。
自我が芽生えてからまだ数ヶ月。目が覚めた時の場所は庭園、そして傍らには己の背丈と同等の大きさを誇る金色の剪定バサミがあり、身に纏っているものがメイド服であること、そしてかつての記憶を辿ったことで自身の"役割"は御屋敷の庭園の手入れ、或いは他のドール達の奉仕をすることなのだろうと認識。以前のような美しい庭園を取り戻すべく奮闘しており、時折屋敷全体に響くほどの高笑いを上げながら蔦を切り回っている事があるとか。
愛称は「グロウ」「グロー」。
( / はじめまして。募集開始からずっと気になっており、可愛らしいドールちゃん達の交流風景をこっそり覗いておりました。是非ともお仲間に加わりたく参加希望失礼します…!少々癖の強い娘ですので、世界観にそぐわないようでしたら遠慮なくご指摘または蹴っていただいて構いません。ご検討いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。 )
19:
トルテ [×]
2024-10-30 09:48:37
>ロザリア
は──……ろ、ロザリアちゃん~!
( 暗い場所、一人、点滅する照明、黒い人形。勢揃いな状況に思わず一瞬気絶する。が、優しげな音とどこか聞き覚えのある声に気がついて、よくよく目を凝らせば特徴的な欠損に、聞こえてきた通りおばけじゃないと確信を。足をもつれさせながら駆け寄ろうとすれば、当然のように膝からこける。いつものことなので気にはしていないが、仲間に会えた安心感からか立ち上がることができずそのままへたり込んで。今までの道のりがよほど恐ろしかったのとすっかり糸が切れたのとで数少ない年下扱いの相手の前にもかかわらず、ひとしきりわんわん泣き。少し落ち着いて、すんすん鼻を鳴らしながらはた、と疑問を浮かべて )
うわーんっ!もう、どうしようかと思ってぇ…!……あれ?ロザリアちゃんはどうしてここに?
>ベル
わたし、いつか料理を作れるようになりたくて、えっと、そのためにご本を読もうと思いまして!
( 思っていたよりも無碍にされずに逆にとても優しい対応をもらって、少し緊張が解けて息を吐く。所作のひとつひとつがとても優雅で見惚れながら、大切なものを扱うような手取りでハンカチを受け取って。料理の本を開くドールはいなかったと聞いて、少しの落胆と納得を。そもそも、人形は何かを食べるようには作られていない。けれど、一緒に料理についておはなしできる子があんまりいないというのは少し寂しくて。自分が学ぶ理由を説明するためにたとたどしくも懸命に言葉を紡ぐ。案内するという言葉を聞き逃していたのか、置いてけぼりにされる本を見てようやく慌てて引き留め。お姉様のお邪魔をするわけにはいかないと無謀にもほぼ不可能な希望的観測を口にして )
お姉様、そちらの読みかけのものはよろしいのでしょうか?あの、場所さえ教えていただければ一人でも、きっと…!
>all
( 朝と昼に活動して、夜に休息を取るというのは人間の習慣らしいが、寝ることはできないのに自然と身体に染み付いていて不思議に思う。窓辺の日差しを差し込み具合からちょうど起きる時間だと判断。ベットから飛び降りると鏡台の前で乱れた髪を整えて、頭飾りの花の枚数を数えて欠けたものはないか確認を。それを終えたら、毎日一本ずつ花瓶に刺している造花が今日でちょうど七本。七日に一度のキッチンを掃除する日だと気づけば、造花を花瓶から全て抜いて机に置き、いらないカーテンを身に纏い気合を入れて部屋から出る。長いカーテンの裾を踏まないように慎重に歩いているため、普段と比べて時間はかかりつつもようやく到着。あまり他のものが立ち寄らないためか、当初はとても悲惨な状態になっていたけれど最近はようやく見れるようになってきた。掃除のために早速移動させようと、自分の身長くらいある大きなめん棒を持ち上げれば、支え切れずそのまま後ろに尻餅をついて、どたーんと大きな音が響き )
あわわ、難しいですね…!
( / すっかりall文を出すのを失念しておりました…! )
20:
ロザリア [×]
2024-10-30 10:59:51
>ベル
夜も、一緒?……嬉しい。
( 彼女が読書に耽って無我夢中になることは日常茶飯事。声を掛けたとしても本の世界にトリップした意識を戻すには事足りず、強引に揺さぶるか耳元で喚くか、大きな刺激を与えないと存在を認識してはくれない。確かに隣にいるというのに、彼女との間には隔たりが生じている。人知れず孤独感を覚えるが、ぱちぱちと瞬く翡翠色とようやく視線を交え、和らぐ表情にはホッと胸を撫で下ろして。ぱたり本を閉じてしまった行為には目を見開いて驚きを表したが、夜の時間を共に過ごしてくれると分かれば静かに微笑み。肩口にある彼女の頭に甘えるように擦り寄る。どんな本を読んでもらおうか。以前見つけた人魚姫のお話はどうかしら。わくわくと胸躍らせて思案していると、ふと何処からか生き物の鳴き声が聞こえたような気がして。首を傾げていると、その瞬間、部屋の片隅から小動物がわっと飛び出してきた。ちゅーちゅーと助けを求めるような悲痛な叫びが聞こえてくる。それは鼠と呼ばれる生物で、私達が部屋にいるときには滅多に姿を現さない。しかし緊急事態だというように何かから逃げ回っている。不安になり、ベルの手を強く握って。すると、それを引き金とするように、鼠よりも図体の大きな得体の知れない生物が、にゃーにゃーと聞き慣れない声を上げながらその姿を見せた )
ねえ、あれって、なに…?ねずみじゃ、ないよね。
>トルテ
あ、だ、大丈夫?
( 息を呑む音の後に、はたりと静寂が訪れたため不安が募るばかり。やはり驚かせることは回避できなかったらしい。しかし存外すぐに意識を取り戻したのか、私を認識すると駆け寄って──くるはずが、転んでしまった彼女の元へ慌ててこちらが駆け寄り。膝を折って視線を合わせたはいいものの、泣き喚く相手をどう慰めるべきか悩み、最終的には刺激を与えぬように恐る恐るその肩を撫でて。ぎこちなく口角を上げては「寝れなくて、廊下にいただけ」と問いかけに答えて。その間にも、線香花火が燃え尽きるように天井の照明は寿命を迎え、月明かりすら入り込まない廊下は暗黒に包まれてしまって。目を覆い隠されたような視界の中、ここから一番近い部屋は私の自室だろうと考えると彼女に手を差し伸べて )
トルテ、お部屋くる?明かり、つくから。
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