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ID:896f7f474 2024-08-14 17:23:55
>>198 >>211 ガイスト、当麻紗綾、墓地ALL
【墓地/エディ・ドンブラウスキー、サング×多数】
めきゃ■■■
彼女(当麻紗綾※正確に彼女達)が行使した何か(不可思議な力)で文字通り頭部が拉げて潰れ(普通の腐乱死体)に戻り動かなくなった原型を留めていないそれらを押し退けて半泣き状態で小太りの青年(エディ)はまた立ち上がろうとするが――
ずぼっ…ずざっ…
エディ「いやだぁ」
わらわらと青年の周りから姿を現す土から姿を現す腐乱死体(サング)の群れ今度は一体どころの話では無い様で一度は危機から脱し掛けた彼(エディ)は半ば絶望した表情であと十数メートル程の距離にいる見知らぬ彼女(当麻紗綾)を見つめて…
そんな中で、周囲の動く腐乱死体(サング)を他所に警戒しつつ剣を片手に物音と声を辿ってやって来た血塗れの異世界の神父(ガイスト)の視線の先には
地面から這い出した腐乱死体(サング)達に囲まれて逃げようにも逃げられなくなりつつある小太りの帽子を被った青年(エディ)の姿と、距離はあるものの何かしらの(手段)――恐らく“尋常のモノ”とは異なる方法で彼(エディ)の援護を試みるスーツ姿の女性(当麻紗綾)とその隣の主婦の様なスーツ姿の女性、それに相変わらず周囲から次々と緩慢に歩み寄ってくる別の腐乱死体の群れ(サング)という光景が広がっていた。
青年(エディ)を直接助けるにはやや距離があるが――女性(当麻紗綾)の方へにじり寄る腐乱死体(サング)も少なくない為援護に回るのも手かも知れない。
無論、(生き残る)事を優先するならば余計な戦闘を回避してこの場を離れるという選択肢もあるが…
>>206 シエラ・ジェラミス、森林ALL
【森林/ゴードン・ヒラツカ、????】
ヒラツカ「…シエラ君、か宜しく。――あぁ…その方が良い」
強くなる奇妙な獣臭さと奇妙な泣き声その他から危機感を認識したらしき少女(シエラ)の問いに頷く日系の中年民俗学者は――
ヒラツカ「こっちだ、確かこのまま暫く登ればちょっとした廃コテージがあった筈、其処まで行ければ一息つける筈…多分、其処から“街”方面まで一度戻るのも良いかも知れない。」
と
ヒラツカ「あと、コレを――魔除けグッズの類さ、気休め程度だけど無いよりはマシだろう。」
と懐から取り出した奇妙なデザインのアンティークコイン(セントメダリオン)を一枚差し出す。
(魔法)の類が扱える彼女(シエラ)ならこの奇妙なコインから(不可思議な力場)を感じ取れるかも知れない。
ぱきぱきぱき…ずざっ
■イトッシャノウ■
そうして間近で木々を揺らし枝々をへし折りながら迫ってくる(ナニカ)が迫った時点で、民俗学者は一気に駆け出した。
ヒラツカ「このまま私の後に付いて来てくれ、決して後ろを見ないで――“目を付けられる”と厄介だ。」
御世辞にも獣道その物でとても人が駆け登られる様な藪の中を一切速度を落とす事無く民俗学者は駆け続ける――後ろからは異様な気配はそのままに近付いて来る。
>>205 >>209 >>214 斎藤一&岡田以蔵、沖田総悟、桜セイバー&ミルコ、路地裏ALL
【路地裏/梓家始季、????、????×複数】
――斬って掛かる訳では無いが、何かしらの(業)の類――謡う様な口上は濃霧と血煙を揺らし、黒スーツの彼(斉藤一)が抜刀して歩み出すと同時に、硬質な、弾力の有る肉質の“ナニカ”を断つ様な鈍く、しかしそれでいて鋭い音を耳にする。
職業柄(扱う得物)――が今のスタイルとは異なり本来であれば(刀剣)の類である女殺し屋(始季)はそれが風を斬る様な(斬撃)に由来するモノだと察したが“不可視”の得体の知れない化け物を(感知)して尋常ならざる手段で次々と(断って)いるのならば……最初にこの二人から感じたモノも伊達では無いのかも知れない。
尤もそんな考察など先ずはこの物理的血祭りと化した路地裏で生き延びられなければ意味の無い事だ。
彼(斎藤一)の手で次々(斬られ)ていくらしき(不可視の触手)だが、替わりは幾らでもあると言わんばかりに次々と引っ込んでは飽和攻撃の様に襲い掛かってくる
ボサ髪黒コートの彼(岡田以蔵)に左手で頭を下げられ、同時に急接近した(視えない)触手を彼が斬り落としたのを斬られた其れが視えないままながら落下音で把握した女殺し屋(始季)はそのままうつ伏せ(伏射)の姿勢に移行し、路を覆う血やら得体の知れない何かで服なり肌なりが汚れ染まるのも露ほども気にした様子も無く。
ピンッ
ライフルから一瞬手を離してリグポーチからM67(破砕手榴弾)を1つ取り出すとそのままピンを躊躇無く抜いて伸びて来ている(触手)の(大元)目掛けて投擲する。
始季「“元”を潰さないとジリ貧…グレネード(手榴弾)の炸裂と同時に距離を詰めましょうか。」
そう二人(斎藤一&岡田以蔵)に呼び掛けて丁度炸裂して路地裏の霧と血煙を巻き込んで爆風が吹き抜ける中で、血濡れの傭兵染みた装備の隻眼の女(始季)は匍匐前進をする形で頭上の斬撃と触手の応酬の只中を血溜まりに浸かりながら時折ライフルを発砲しつつ(触手の本体)を目指して進んで行く。
自己保身の欠片も無い(触れられるなら殺せる筈だ)の精神、英霊(サーヴァント)ならばまだしも生身の人間なのに恐怖心が麻痺してるか何処かに置いて来てしまった様なそんな様子で…
ある種(殺す事)を最優先に動く(理性の有るバーサーカー)めいたこの女殺し屋(始季)の危ない性質を垣間見る事になる。
――
―
その一方、背後から血濡れの病院のガウン姿の少年(????)に話し掛けられ油断無く得物に手を掛けて身構えつつ誰何する彼(沖田総悟)ににこやかだった少年(????)は怯えた様な表情を顔に浮かべて―
????「“ぼくたち”もわかんない、病院の“センセイ”たちに連れられて、乗ってた飛行機がすごく揺れて――気付いたら此処にいたの。―ねぇなんでそんな目でぼくを見るの?…こわいよ。」
と何やら経緯の様な事を割と落ち着いた様子で説明して――且つ身構えて鋭い視線で見据える相手(沖田)に“怖い”と言っている状態である。
と、霧中を進みながら奇怪な有象無象を斬り捨てながら凄まじい勢いと速度で路地裏を吶喊する女剣士(桜セイバー)――加えて相方の魔術師な彼(ミルコ)が放った照明弾めいた複数の魔術の光弾が路地裏の薄暗闇と霧の中を煌々と照らし出す中、二人(桜セイバー&ミルコ)の進行先に見えるのは血で汚れた水色の患者用ガウンの入院服姿の少年(????)
少年(????)は彼女(桜セイバー)の姿を認めると「助けて!」と叫んで抜刀して臨戦態勢の相手(桜セイバー)と相方(ミルコ)の方へ駆け出した。
子供故の後先考えない行動だろうが――奇しくも時代も世界も違えど有る意味(同じ名)と(同じ立場)を取る者同士(桜セイバー・沖田総悟)が鉢合わせする場面が出来上がる。
――
―
くるるるるるるるるる
そうして各々が感じ取っていた(イヤな気配)の一群が――路地裏の霧に紛れて遠巻きに蠢き始める。
あるものは壁に張りつき、あるものは路を這い、あるものは(壁の中)に“溶け込む”
迷路めいたこの(路地裏)が混戦状態になるのも時間の問題と言えるだろう。
>>208 狩人、廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×2(死亡?)】【斧のモーションも独特でしたね(もうあの時点で理性が限界だったのかとも愚考してしまいましたが)、聖職者の獣経由で共闘した後再会するとあそこで闘う羽目になるとは思わなんだ(白目)】
幼いながらに、少女(ことも)がやはり感じるデジャヴ(即視感)
出来事の展開も、こんなやり取りも――それを差し引いてもこうやって誰か、見知らぬとは言え(大人)と一緒にいて少なからず普段の孤独な夜廻りに比べてしまえば、丸きり分からない場所で、訳の分からないナニカに襲われる様な状況でも少なからず(安心)出来た。
ことも「…さっきつくえのうえにおいてあった。」
早速、(見つけていたモノ)を立ち上がった彼(狩人)に差し出す――見たところ年代モノのアンティークコインの様なモノだが…微かに不可思議な(力場)を感じるかもしれない。
ことも「あと、これとこれも」
と、(前回)と異なり更に別のナニカをうさぎのリュックから取り出して渡した、それは (Victoria's Kitchen)の製造会社の銘が入った何かしらの飲み物らしき瓶が数本、少なくとも中身は酒の類では無いらしいのは(アーモンド・ウォーター)の商品名から察せられる単純な清涼飲料でありどこかの人里離れた古都でそれほど量は無いが醸造される匂いたつ血酒染みたゲテモノでは無い…筈である。
あとは黄燐式のマッチが一箱、19世紀ならまだまだ広く使われていた日常生活品ではあるが、(あぶないから大人がいるなら大人に渡す)ということものシンプルな思考で渡されたものらしい(その割りに必要なら躊躇無く自分で扱う辺りはメリハリが効いているとも言えるが…)
――そんなやり取りの間に、騒々しく鍵の掛かったドアノブをガチャガチャと回し続けていた音が何時の間にか止んで廃屋内の静寂が戻っている。
異形(Suicider)が諦めて去ったのか…それとも
―キィ――
不意にその扉とは異なるドアが静かに開く音が聞こえ始め…
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