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【ALL版権/版権・完全創作有り/戦闘・探索※第四回】霧と灰の街【本編※ホラー要素有り】/248


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ID:896f7f474 2024-08-12 19:12:20


>>199 >>200 斎藤一&岡田以蔵、沖田総悟、路地裏ALL

【路地裏/梓家始季、????、????×複数】


始季「……それで終わると良いのですが」


後方から追い付いてた黒スーツの方(斎藤一)の言葉にコクリと頷き肯定の意を示しながら自然、自身の前後に位置取る二名に特に異議を申し立てる事も無く、先陣をきるボサ髪の黒コート(岡田以蔵)に続いて薄暗闇の分かれ路の先へとライフルを構えながら足を踏み入れて――

ちゃぷっ

そうして先に踏み込んだ彼(岡田以蔵)の視界には以下の有様が映っていた。

彼(岡田)の足元までじわじわと浸ってくる濃い鮮血の水溜り――

どういう訳か空中に(停滞)する千切れた血の滴る腕や足の部位

そして現在進行形で“浮いた”まま(吸血)されているらしき達磨状態の惨たらしい状態の(誰か)

聞こえていたずるずると啜る音はこれが原因だった様だ。


「ああああああ■■■■■■」


声にならぬ断末魔がそのままか細くなっていくのはその(吸血)速度が異常に速く――傍目には空中に(固定)された両腕両足を千切られた達磨状態のオレンジ囚人服姿の男が―独りでに(ミイラ)になるのを早送りで見せられている様な非現実的光景だ。

ばきっぼきっごき(吸われ続けてアバラが折れる音)

“不可視”のナニカが此処にいる。

すっかり血も体液も吸われて干乾びた犠牲者の死体が、体格の割には軽めの音と共に路地に捨てられ、その衝撃でバシャリッと血溜まりの飛沫が周囲に飛び散る。

ぼちゃっぼとっ

同時に周囲に“浮いて”いた千切られた人間の四肢も路地に無造作に落下し転がる。


くすくすくすくすくす


不意に人間の含み嗤いめいた気味の悪い音が聞こえてくる、十中八九今し方の“不可視”のナニカだろう――現状分かるのは明らかに(人型)には程遠いという事位だ。

加えて“霧”が路に流れ込み再び視界が悪化していく…

一拍遅れて黒スーツの彼(斉藤一)と続いた女殺し屋(始季)は有無を言わさずその一連の光景の繰り広げられた方向へノリンコ56-2式の銃口を向けて引き金を躊躇無く引き絞る。

重みのある甲高い中口径(7.62x39mm)弾の連射音が響きマズルフラッシュが薄暗く霧掛かった路地の一角を照らし出す。

排莢されたくすんだ色の鉄製空薬莢がキンキンと小気味良い音を立てて路地に多数転がり跳ねる。

銃撃自体は(狙ったもの)と言うよりは(炙り出し)を計った銃弾のばら撒きに近く――霧の中を銃弾が掻き乱す中、動きが見えた――同じく霧を掻き分けて――数本の(触手)らしき“不可視”のナニカが三名の足元からスルスルと高速で接近してくる。

どうやら絡み付くどころか(串刺し)にするつもりの様だ。

ジャゴッ!


始季「弾倉交換(マグチェンジ)、援護を」


膝立ちで装填分のライフルの弾薬を撃ち切り、淡々とマグポーチから予備弾倉を引き抜いてリロードする女殺し屋(始季)はあくまで仏頂面のまま二人(斎藤一&岡田以蔵)に地面を高速で這い迫りくる(不可視の触手)数本への対応を要請する。


一方


―ねぇお兄ちゃん、何やってるの?


と物陰から霧の漂う路地裏で切られる戦端の様子を伺う彼(沖田)の背後から掛けられる幼い少年の声。

気配――というより不自然な点は、徐々に増えてくる(イヤな気配)がにじり寄ってくる方向から凄腕の剣士に気取られる事なく現れた(少年)は病院の入院患者が着る様な水色の―血塗れのガウンを着ているそれ以外は特に異常の無い――この場所の状況を考えれば不気味なほどにこやかな笑顔だ。

――




>>202 シエラ・ジェラミス、森林ALL

【森林/ゴードン・ヒラツカ】

ヒラツカ「……その様子だと、君が(この場所)へ来たのはつい先程といった処かい?」

魔道士の少女(シエラ)の何かしら気掛かりそうな質問に、被っていたフードをめくり疲弊し暗い表情のアジア系の眼鏡を掛けた髪が後退気味の中年男性といった風貌の顔を晒しながら(何処から話すべきかな)と迷った様子を見せながらも続けて

ヒラツカ「此処はアメリカ合衆国カンザス州アシュリー――だった場所。霧に閉ざされ得体の知れない怪物が徘徊し訳の分からない現象が起き続けているのさ。…少なくとも普通の人間よりも化け物に出遭う方が多い位に捉えてくれれば構わない。」

異世界(アースランド)出身の少女(シエラ)には聞き慣れない国名と地名かもしれないが、結局の所この人物(ヒラツカ)としても本当に此処が(アシュリー)なのか見当がつかないというのが本音らしい。
そしてやたらと霧の濃く昼夜の差の無い赤黒い空の異常な土地――人よりも化け物の方が出遭う確率が高い危険地帯だと暗に彼(ヒラツカ)は相手(シエラ)に示していた。

ヒラツカ「私はゴードン・ヒラツカ、メイン州の大学で民俗学の教授をしている。――(この場所)には友人と一緒に調べ物で来たんだが色々有って逸れてね…やはり首を突っ込むべきじゃ無かったよ。」

と一応名乗る形で自己紹介する。

―――と


■■■イトッシャノウ■


そう遠くない森の何処かから――くぐもって低重音の不気味な赤子の泣き声と共に奇妙な声まで聞こえてくる。

その声と泣き声は本能的な恐怖感を煽ってくる。

ヒラツカ「!!まずいな。捲いたと思っていたんだが――」

と慌てた様子で逃げる事を前提に周囲を見回している。

――おまけに段々と空気が獣臭くなってくる。



>>201 狩人、廃屋敷ALL

【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×2】【ガスコイン神父のリロードモーション地味にかっこよかっ(殴】

ドグシャッ■■■■■

ザサシュッ!

屍人1「あぇえ?■■■!!」

屍人2「ぬ■あ!?」

声にならない声を上げて振り下ろされた分厚い獣皮を裂く事に特化した(仕掛け武器)の一撃が割烹着姿の既に人外のモノと化したナニカの肉を引き裂いて鮮血を散らさせる。

同時に人間の頃は相応に手練れであったらしい猟師はほぼスローイングナイフが刺さる直前に彼(狩人)へ散弾銃の銃口を向けるが何処か野菜にでも刃を突き立てる様な音を立ててその脳天にナイフが刺さる。

飛び散った赤が周囲を真っ赤に染め上げる様を物陰から様子を伺っていた小さな少女(ことも)は驚愕した様に飛び上がりながら

カタッ

ことも「!!……“かりうど”さん?」

と思わず小さな物音を立ててしまい、反射的に駆け出そうとする前に――その(見覚え)のある狩装束の年齢の掴み難い容姿の大きな二つの得物を扱う相手(彼)にそう声を掛ける。

―――



ガチャガチャガチャッ!

―少女(ことも)は思い出す、確かこの後、てっぽうをもったへんなひと(Suicider)が出てくる筈…だが、その記憶通りのドアの方は何故か(鍵)が掛かっているらしく理性の無い輩が只管にドアノブを回そうとし続ける音が響き渡るばかりである。


ことも「だいじょうぶそう。」


一方それぞれ血濡れで斃れた(屍人)はどちらも不気味な事に同じ様な姿勢で蹲っている…思いの外動き出す様子は無い様だ。

其々出刃包丁と水平二連式散弾銃(ダブルバレルショットガン)を手元に転がしている、前者は得体の知れない血錆が浮いていて切れ味は御世辞にも良い様に見えない(突き刺す分には問題ないだろうが)

後者はどこぞの神父が用いていた(獣狩りの散弾銃)の様に後装式のポピュラーな品の様だ。弾(12ゲージ散弾)は十数発ほど猟師の懐に入っている。無論、水銀弾では無いが近距離で撃って獣なり化け物なりを怯ませるたり吹き飛ばす分には威力は十分だろう。

屋内はまだ(霧)は薄いが…時間が立てば濃くなっていくだろう、あれこれ物色するなら今の内かもしれない。



>>203 博麗霊華&霧雨亜理紗 旧校舎ALL

【旧校舎(保健室)/????】

旧き良き時代の日本の木造建築――と呼べば聞こえは良いが、この(学校)の元あった(世界)では老朽化による床の底抜け、電装・上下水道の不調、耐震性など諸々の問題から既に放棄されて久しい建物。

何より、こういった大勢の多感な時期の子供が集まり過ごし長きに渡って蓄積された想念の類や――そんな場所に呼び寄せられた様々な存在は――(喚ばれて)尚、形を変えながら在り続ける。

彼女(霊華)が保健室の開いたドア越しに覗き込み見遣る廊下――まだ校内に(霧)はそれほど入って来ている訳では無いらしいが―どういう訳か機能している蛍光灯が時折点滅しながらやや薄暗く廊下を照らしている。

ぴちょん ぴちょん

――長い廊下は静まり返り、水飲み場の水道の蛇口から滴る水滴の音が小さく反響して響いている。




みゃおーーーん


―――不意に聞こえてくるのは猫の鳴き声。

恐らく浅くは無い深手を負った保健室内の彼女(亜理紗)にもはっきり聞こえただろう。
そう離れていない…恐らくこの校舎の同じ階層――(気配)を感じた近場の廊下の曲がり角辺りから聞こえてくる様だ。



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