TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
212:
レアリゼ [×]
2023-12-04 23:16:01
>>211様
「エレナさん……」
銃を持つ手を震わせる彼女の姿を見て、悲しそうに眉を下げた。自分は人を傷付けられる人間だ。いつまでも付きまとう音と臭いを消す為なら何でもする最低の人間だ。でも今更生き方を変えることなんてできない。自分を鎮めてくれるのは、血と悲鳴だけだから。
しばしの沈黙の後、女性から発せられた言葉を聞いて悲しく笑った。交渉はおそらく失敗した。だけど、彼女も楽しみにしてくれていた、その事実が知れただけで十分だ。しかし最後に気になる言葉を付け加えていた。自分が人を殺さなくなったら。それは一体どういう意味だろうかと問いかけようとして──瞬間、轟音と共に視界が明滅した。
至近距離から放たれた弾丸は右肩を穿ち、その高い威力を、右腕を千切れさせるという結果を持って証明した。着弾の反動により血飛沫を撒き散らしながらまるで踊るように数回回転し、片膝を着いて停止した。驚愕の表情で、ゆっくりと視線を自分の右下に落とし、右腕が無くなっている事を黙視すると、悲鳴とも笑い声ともつかない叫び声を上げた。
「──っっっああああぁぁああぁハハハハハハハハッッッ!!!!!」
とても、素晴らしい。私がこんなに叫んだのはいつぶりだろう。こんなに重傷を負ったのはいつぶりだろう。私が叫んだ感覚が耳に残り、撒き散らされた濃厚な血の匂いが鼻から喉へ抜けていく。これだ。これこそが私の求めていたもの。煩い羽音、臭い匂いを唯一かき消せるもの。悲鳴と血。素晴らしい。もっと欲しい。エレナさんと傷付け合いたい。
最早正常に思考する頭脳は無くなっていた。そこにあるのは、ただ己の欲求のみ。
「こんなに強い攻撃は久し振りです!悲鳴が響き血飛沫が飛ぶ、なんて素敵なことでしょう!エレナさんもそう思いますよね!ねぇっっ!!」
残った左手で、スカートに隠すようにして装着したホルダーから拳銃を抜き、狙いも付けずに前方へ4発ほど発砲する。
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle