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その血は華となり【途中参加 OK】/104


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59:  [×]
2023-03-01 19:55:26

>52 カーメル様

てっきり色々理由をつけて1人で街の外に向かうか、付き合わされるかのどちらかだと思っていたため、予想以上にすんなり頷かれたことに驚きが隠せない。
自分が思っている以上に、目の前の彼女はこの街での動き方や警戒の仕方をわかっているのかもしれない。
未だにこちらへの警戒は解いてもらえてない雰囲気をびしびし感じつつ、人好きのする笑みを浮かべる。

「そうそう。この街を歩くってなったら俺以外の適任はいないからねぇ。まぁ、案内先も街の外もそんなに遠くないし、気楽に話しながら行こうよ」

体を向けて話す彼女に応えるように、こちらも芝居がかったお辞儀を1つ返す。
彼女の怪我を治すには、スナックのママに頼むのが一番だろう。
あそこの近辺で営業していりは女性陣は軒並み強いし、色々な準備がいい。
男の乱闘騒ぎに突っ込んで説教できるバイタリティの持ち主たちだ。
敵に回さないのが一番である。



>54 唯織様

何やら街が騒がしい。
先程までは喧騒に身を任せて心地よく歩いていたはずだ。
それが、どうだ。
街の中心に向かうにつれて、騒めきと得体の知れない何かに対する不安が大きくなって伝播していく。
普段もよくわからないことで騒がしくなったり、不安が伝播したりすることはあるが、今回のこれは何かが違う。
明らかに可笑しい街の様子を探ろうとした矢先に、周囲の視線とコツンという小さな衝撃。
これは、幸か不幸か探す手間が省けたらしい。
焦ったような声色に振り返れば、可愛らしい女性が慌てている姿が視界に飛び込む。

「あぁ、気にしなくていいよ。それより、君に怪我はないか?こんなに慌ててしまって可哀想に……ほら、お前たち!珍しいからってそんなジロジロみるんじゃないよ。この娘は俺のお客様」

この意味がわからない奴はいないよなと問いかければ、さらにざわめきが広がる。
そのざわめきは言葉にではなく、自分の存在がだろうが。
予想通り、あれが例の…とか、俺ちょっと好みかも…とか、あたしこの間遊んでもらったわよ…とか自分に関する話題で持ちきりになったようだ。
好きなだけ噂を楽しんだ彼らは1人、また1人と遊びに戻って行く。

「さて、可愛らしいお嬢さん。ここは君みたいな綺麗な娘が来る場所じゃあないよ。早く家にお帰り。それとも…おにーさんがよくないこと、手取り足取り教えてあげようか?」

彼女にこの街から出るように静かに説いていたが、どうにも性に合わないと悪戯心が顔を出す。
前半の真面目さとは打って変わって、色香を含ませながら耳元で囁く。
ついつい揶揄いたくなってしまう己の性分に、口角が上がってしまうのは許して欲しい。



>55 蛍様

「…へぇ、なかなかやるじゃん。演技とか苦手な娘かと思ってたよ」

やっぱりヒトは直接目で見て、話して、触れて、確かめるに限るねと隣の彼女ににへらと笑いかける。
特に同意を得たいわけではないが、何も話さないのも可笑しいかと考えて話しかけた。
つまらなさそうに帰っていく彼らを眺めながら、あいつは本当に落ちぶれてしまったのだと実感させられた。
あんな小物と連むどころか、口を聞くこともなかったプライドの塊がああなるとは。
これだからこの街は離れがたいと気分が少し上を向く。
落ちた彼と遊ぶのは嘸かし愉しいだろうなんて考えてしまうあたり、彼らの言うとおり自分もヤバい奴なのだろう。
彼らの情けない姿を一頻り愉しんだ後にちらりと彼女を伺えば、力の入った肩が緩んだように見えた。
慣れない街で見知らぬ輩に声をかけられればそうなるか、と街の外から来たヒトの反応を理解する。

「あぁ、お礼ね…そうだなぁ、このまま君とこの街を楽しむのもいいけれど、それだと君が大変だろう?」

俺みたいなヒトには容易にお礼なんて言葉を使ってはいけないよなんて言いながら、くつくつと笑いが溢れる。
ヤバいことを理解しているヤバいヒトからの忠告ほど不気味なものはないだろうと思う。
先程の人懐こい笑みと比べて、やや人間味の薄れた笑みを浮かべる彼女を見ながら、この街を歩かせるのは大変そうだと感じた。
ここで冗談混じりのお願いを言えば完全に警戒されるだろうことは容易に想像できて。
結局は変に濁した形になってしまった。

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