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晦冥へ、手向けの百骸【 3L / 人数制限有 】/212


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54: 朽葉 [×]
2022-10-01 21:38:42



>49 竜胆

――はぁい、りんどーせんせい。
(大災害から25年。緩やかに衰退していく世界では人々は今を生きるのに精一杯で、新しい命はどうしても育まれ辛い。子どもと呼ばれる年齢層がかつてよりも圧倒的に少なくなった現在、学校と言うシステムが再稼働することはないと知っていても、こうして面影を追ってしまうのは手に入らなかったが故の憧れだろうか。青と白と黒のコントラストを見つめたまま取り留めもない思索に耽りながらも、家の前に出現した神のことは感じ取っており、次第に近づいてくる気配に合わせて教室前方の扉が開いたのは想定通り。しかしその第一声までは流石に予想できず、きょとんとした表情で振り向いては、気恥ずかしそうな彼とは裏腹に好奇心に表情を輝かせる。まるで、話に聞く朝の会やホームルーム前の一幕みたいだ。騒がしかった生徒たちは静まり、お行儀よく席に着く?それとも反発するように賑やかなまま?そんな想像を膨らませながらも、寸劇に乗っかるように見た目相応の舌足らずな声で返事をすれば、抱えていた白うさぎのぬいぐるみを隣の席に座らせてぴっと背筋を伸ばし――やや間をおいてからいつも通りの口調に戻れば、楽しそうに笑いつつ、その機転に感謝を述べて)
なーんて。ふふふ、学校ってこんな感じなのかしら。――ありがとう、竜胆。

(/初めまして、絡んでくださりありがとうございます!素敵な出会いに感謝しつつ、この世界で紡がれる物語を一緒に楽しんでいけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、交流の数に制限を設けられている中で、朽葉をお相手くださりありがとうございます。機を見てやり取りを回収したり、他の参加者様に繋げたりなども対応可能ですので、お気軽にお声掛けくださいませ!)


>50 梔子

どちらにも幸せがあって、どちらにも不幸がある。そもそも自他の幸福なんて比較できるものでもないけれど――他者と比べずにはいられないのが人間だわ。
(首だけで振り向いている姿勢から、椅子の上で身体ごと彼女の方へと向きを変えれば、膝上の白うさぎを抱え直す。一緒になって思索しているのは、元より正答など存在しない問いかけ。彼女の悩ましげな様子は当然のものであり、曖昧な回答に同意するように頷いてはどこか俯瞰するような視点の言葉を紡ぎ、そのぼやきに小さく笑みを零す。例えどんな名言であっても、語り継ぐ誰かが居なければ後世に残ることはない。ましてやその言葉の意味が通らない世界となってしまったのなら尚更で、思わず口の端に微苦笑を浮かべては、小さく肩を竦めてみせて)
自分のものより、他人のものはより良く見える――そんな意味なのですって。含蓄ある言葉だけれど……芝なんて、今日日お目にかかれないわね。


>51 瑠璃

うん、そう。朽葉よ。――わたしでよければ、喜んで。
(視線の先の彼女からはいつもの不敵な笑みが綺麗さっぱり消え失せており、そこまでの急用なのだろうかと少しばかり身構える。感情の読めなさは今に始まったことではないが、いつもより輪をかけて不明瞭なそれにやや困ったような表情を浮かべるも、返ってきた答えが思いのほか単純なものだったことも手伝って、要望にはすんなりと頷き返して。そうしているうちに彼女がいつもの笑みを取り戻せば、直前の表情を解すような仕草から何となく得心がいって、関心は既に彼女の求める物へと移り)
電源って言うのは……このマンションの電気設備、であっている? まだ生きているのかしら……。


>52 千草

(問いかけに対する答えが返ってくることはなく、代わりに覗き込んだ視線の先では、彼が寒さに震えるような素振りをみせる。寒いのなら神の力で乾かしてしまえばいいと軽々に口にしないのは、現時点でその選択が為されていないからに他ならない。雨に濡れても、泥に塗れても、血に染まっても。その意思一つで元通りとなるにも関わらず”そう”しない時には、それが前向きなものであれ後ろ向きなものであれ、意図や意思が介在するものだろう。少なからず身に覚えもあることで、大仰なその仕草に何を言うでもなく、煙に巻かれたことを咎めるでもなく。ただ陽光の輝きを宿した雫が散るのを眺めては、沈黙を守ったまま、立ち上がる彼の動きを追いかけるように仰いだ。ほぼ真上を向くような姿勢となったのも一瞬だけで、屈んで視線を合わせてくれることを嬉しく思いつつ、差し出された手と彼の柔和な瞳とを交互に見つめる。それから思い出したように両手の砂埃を払っては、白うさぎを右手に抱えることで空けた左手をそっと重ねて「千草がエスコートしてくれるなら、ええ。――海水よりは淡水の方が、生活用水向きだとは思うけれど……ああ、でも。青い海、と言うのは憧れるわ。昔はヘドロの無い、きれいな青が広がっていたとか」問いかけに頷きつつ好みと言うにはややずれた答えを返し、聞き齧った話を口にしたところで、繋いだ手が思った以上に冷えていることに気が付いて。あるいは子ども体温ゆえにそう感じるだけかもしれないが、その指先を温めるようにきゅっと握りつつ、独白のような呟きを落とし)
ふふ、冷たい。でも――きっと大事な感覚だわ。



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