TOP >
版権(元ネタあり)なりきりチャット
自分のトピックを作る
38:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-15 12:59:08
>37 背後様
(/あっ!!!下げが取れております・・・!ご配慮いただきありがとうございます!!また何かご不明な点やご希望のシチュなどございましたらお声掛け下さいませー!/蹴可)
>イヴァン
( くるくるとダンスでも踊るように人の波を縫って、伸びてくる白魚のような指の根元に光る宝石や無骨な指に鈍く光る紋の入った指輪たちに、命令を得て近付くべき人間はアノ人ではない、コノ人でもない・・・と配り歩いている最中。聞こえた声に脚を止めて、スっと差し出した銀の盆からワインを取り上げたのは随分と綺麗な指先だった。あまり視線を集めるなというのは立場上絶対条件なのだが、この貴公子が微笑みを向ける対象に一時でもなってしまったからか周りの女性からの視線が痛い・・・使用人は使用人らしく振る舞うように、頭を下げて数歩後ろへ。
「昨今注目を集めております、米国産のビンテージ物でございます」
とだけ。この顔をどこかで見たような気がするのに、それが主人たちが集める情報にあったからなのか、社交界という舞台で今日のようにすれ違ったからなのかが思い出せないことが歯痒い。まじまじと見られないのは少し惜しいがここで粗相をして主人に怒られるよりはマシだろうと眼鏡の向こうでオニキスのような瞳を伏せ )
39:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-15 16:48:15
(夕刻近いシャンデリヤの仄白い光は、人いきれで乳白に淀んでおり、その下には多くの令嬢。こちらにまで、令嬢のつけた香水が下品に香りを運んできている。ため息もつきたくなったが、そんなことをしては、ボークラーク家の印象に関わってしまう。再び、使用人の女性(セオドア)へ目を向ける。氷のような瞳に合わせたような白く透き通るような肌。美とは、下品な香りを撒くものでははなく、そもそもこういう、外見や立ち振る舞いの問題だろう。集まる令嬢達の元へ行くのも、ここまで来てしまうと面倒に思え、わざと名前も知らぬ使用人と会話を続けようと
「成程、通りでアメリカンオークの香りがするわけだ。このワイン1杯で、何人の子供が救えるのか考えると、非常に考え深いね。」
なんて、皮肉を述べてみる。自分が皮肉を述べたところで、文句を言う者はほぼいないだろう。最も、豪遊をする貴族らのおかげで貧富の差が生まれ、貧富の差が生まれる。子供は高く売れるから、個人的にはありがたい。再び桜色の唇をちらりとみながら、クスリと笑顔を向け
「私はイヴァン・ボークラーク。君の名前は?」
そう尋ねてみる。見かけない顔、そう思ってしまった以上は、名前を聞かずには居られない。1口ワインを口へ含んで、飲み込み)
40:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-15 18:45:09
>イヴァン
( 密やかに鼓膜を揺らす弦楽器の音、下品な笑い声、囀りにも似た悪口と衣擦れの音、相手の懐に潜り込もうとする意図が見え透いた嬌声。まったく、主人の命令でさえなければ、こんな場所に好んで足など向けやしないのに。こちらに注がれる視線からしてもこの男の社交界での人気はかなりのものなのだろうが、相手に後暗い噂、あるいはこちらの利用価値に繋がるような魅力がない限りは関わる理由もない・・・そう思っていたというのに。不自然なく繋がれた会話のリレーに少しだけ動揺を顕にして目が泳ぐ。ワインはきっと貧民街の子供の血と涙と同じ・・・そのワインを慣れた様子で、皮肉に嘆いて見せた口へと運ぶ姿に嫌悪感すら抱いたのは貴族を快く思っていないが故だろうか。いつだって狂った世界で価値があるのは、貧民街の子供と女なのだから、この貴族の男には遠い世界に違いない。
「シュナンと申します、ボークラーク様」
・・・本名はダメだ、男性名の女性など限られているし主人に迷惑はかけられない。咄嗟に目にしたワインのラベルから、思い付いたブドウの産地の一部を口にしては一歩身を引く。使用人が貴族に絡まれるなどご婦人方からしてみれば気分は良くない上に、他の参加者からしてみればさぞ良い見物だろう。目立ちたくはないと思えば思うほど、周りの視線が刺さるようで気分が悪い )
41:
使用人A [×]
2021-11-15 22:08:37
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
42:
貴族A/ノエル [×]
ID:3f5fcabb1 2021-11-16 00:57:46
(こんばんは!実は看護実習が始まってしまいまして、非常に忙しくなっていまして……ときどき顔を出させていただきます!すみません!!)
43:
使用人A [×]
2021-11-16 02:59:09
>42 背後様
(/こんばんは!ご連絡ありがとうございます!!ひえ・・・物凄く大変そう・・・頑張ってくださいね!また語らえる日を楽しみにお待ちしておりますので、ご無理のない範囲でご参加いただければと思います!/蹴推奨)
44:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-16 11:39:24
>セオドア
(使用人の述べた名前。それは、あからさまに偽名であることが伝わる。イギリスとフランスは、お世辞にも両者間の仲が良いとは言えない。可愛い娘の名前を仲が悪い国の増してや、酒の名前なんかに当てるだろうか。どうやら、少し嫌われてしまったようだ。それとも、何かしらここでは、言えない理由があるのだろうか。考えれば、考えるほど童話に出てくる白雪姫のようなお嬢さんが気になってしまう。彼女(セオドア)の飼い主は一体誰で、どんな人物なのだろう。是非、機会があるのなら近づいてみたいものだ。彼女へ視線を向けたままにしていると、下品な香水と、美的センスの欠けらも無い売春婦のようなドレスに厚化粧をした女性がわざとらしく躓いて見せたのを目の当たりにし、一瞬だけ素に戻り、怪訝な表情を浮かべてしまう。不味いとすぐに表情を柔らかくすると、恐らく子爵家のご令嬢であろう女性を受け止めてやり、微笑みを浮かべてやる。すると、自分はお礼も聞かず、すぐにシュナンと名乗る女性へ
「面白い名前だね。ご両親は、フランスの白ワインを好まれるのかな?丁度、そこに置いてあるね。」
と言葉を続ける。使用人の方がずっと美しいなど、笑えてしまう。これが豚に真珠と言うやつだろうか。そんな悪いことを考えていると、子爵家のご令嬢は、シュナンを睨みつけて立ち去ってしまう。滑稽だ。シュナンのおかげで、面白い出来事を味わえた。ご機嫌なのを隠しながら
「私のことは、イヴァンでいいよ。みんなそう呼んでいる。寧ろ、そう呼んでくれたら、嬉しい。」
なんて使用人であるシュナンへ言ってみる。イヴァンなんて呼ばせるのは、不倫相手くらいなもので、シュナンに呼ばせてみたら、きっと片付けに役立つ出来事になり得るはずだ。ニコニコと笑いながら、相手を見て)
45:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-16 16:00:09
>イヴァン
( まじまじと勤勉に観察をするように注がれる視線は自身が宝飾品にでもなったかのようで不快だ。よくもまあ、貴族というものは着飾って囃し立てられ見られることに慣れているものだと・・・不快感の原因でもあるこの男は何故こうも『ただの使用人』に微笑むのか。その理由を考えるように数度まばたきをすれば、派手な身なりの女性が派手に躓く。手を差し伸べた王子様のような彼に嬉々として擦り寄ろうとするレディを捨て置くようにこちらへ向き直った姿を見れば安易に想像がついたのは・・・恐らくは理由の一端は彼女たちにあるのだろうということ。つまりは、使用人はただの逃げ道に違いない、この場の使用人は主人たちに連れられて主催者の手伝いをしている者も多いのだから『主人は誰か』は今は気に止めていない。
「失礼をいたしました、女性の扱いはもちろんのことワインにもお詳しくておられるのですね。それでは、わたくしのことはテオとお呼びくださいませ・・・イヴァン様」
それならば、こちらに向けられる尖った視線が酷く心地悪いがこの際早く解放してもらうことを第一としよう。非礼を詫びるように片膝を折り、本名ではなく彼同様に呼び名を口にしてみせる。ここは貴族の社交場、使用人に人権などあるはずも無く、彼の一声で己など簡単にこの場からどこへでも連れ出せてしまうのだから下手に出ておいて損は無い。周りからすれば、何か失礼を詫びる使用人と咎める貴族にしか見えないに違いない・・・言の葉を拾い上げていなければ、だが。ここで彼女たちのように媚びを売って見せれば、より効果的に飽きてくれたに違いないが、そんなことをすれば主人らの評判に関わってしまうのだからいた仕方ないというものだ。 )
46:
使用人A [×]
2021-11-16 19:19:52
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
47:
使用人A [×]
2021-11-17 16:48:58
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
同作品がお好きな方をお待ちしております
48:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-17 18:55:02
>セオドア
(周囲に集まる人々。その多くが女性で、大半が不倫相手。個々それぞれが、白雪姫をそのまま、生き写しだようなテオに嫉妬を向けている。会話を邪魔しない程度に流れる、柔らかい音楽はご令嬢達の心中とは反し、まるで皮肉に聴こえてしまう。先程転んだご令嬢は、テオが私の下の名を呼ぶなり、鬼の形相でこちらへ、ズカズカとマナー等忘れてしまったように進んでくる。アクアマリンのようなテオの瞳をじっと見つめながら、向かって来るご令嬢に微笑みかけると、背を向け、テオと令嬢の間に立ち
「いいんだよ。急に尋ねて悪かったね。テオ、君にイヴァンと呼んでもらえて嬉しいよ。君は、どこの使用人なんだい?よかったら、聞きたいな。」
そう更に周りを煽るような言葉を放つ。身分とは、無情だ。テオの美しさで爵位でも持っていたのなら、多くの貴族が求婚を迫っただろう。しかし、爵位のない使用人の彼女は、こうして上手く利用されてしまう。妹が成人になったら、この社交界へ立たないといけないのか。貧民街よりも下賎なご令嬢達の仕草に嫌気を感じながら、今後の妹の事を考え、小さくため息を吐いてしまい)
49:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-17 21:05:50
>イヴァン
( 周りから降り注ぐ視線が不快で仕方がない、不快だ不快だと思うから余計にそう感じるのかもしれないがどうしようもない。穏やかな曲調とは裏腹に妬みや羨望の眼差しを向けられる理由が己にはなく、こちらを見下ろす男の月のような瞳が酷く愉しげでそれがまた不快さを募らせていく。このまま、こちらに迫ってくる貴婦人に殴られでもすれば己の仕事に戻れるに違いない・・・それも悪くないと思っていた矢先、男が紡いだ言葉に周りは阿鼻叫喚だ。これだけ目立ってしまえばターゲットに己が近付くのは至難の業というものだろう、他の仲間に任せるとして寧ろこの状況を利用してこちらに目を集めてしまえば良い。ここまで目立ってしまえば、口にするのは主人にとって得なのか損なのかも分からないのが少々ネックだが。女性からの視線に混ざって一瞬感じた圧は、おそらく仲間のものだろう。
「・・・ここには目が多すぎまして。『白ワインはお好きですか? イヴァン様』」
小さく、秘密事を告げるように呟いては銀の盆を持っていない方の手の人差し指をそっと立てて己の唇へ押し当て、それから立ち上がると一礼。銀の盆に乗せられた赤ワインは華美な衣装に身を包んだ周りの令嬢のよう、ならば己は偽名を口にした時から白ワインに違いない。多くの視線は不快だが、この男だけのものなら・・・これだけの人気者から得られる情報は魅力的だ。黒い瞳に悪戯な光を宿らせて、周りの女性陣からの視線を嘲笑うように僅かに首を傾けて )
50:
使用人A [×]
2021-11-18 21:07:06
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
背後は本日11巻~15巻まで集めてきました・・・
51:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-19 11:05:19
>セオドア
(どぎつい粉飾がびしびしと目に突き刺さるドレスが眼前に、横に列を成し並んでいる。他の男達は、こんな令嬢達の何がそんなに良いのだろう。人のことは言えないが、権力や男女関係すられ彼らにとって、最高のアクセサリーとなり得るのだろう。もしらテオが何処かのご令嬢なら、多くの者に狙われていたに違いない。今でさえ、ここまでご令嬢を嫉妬させているのだから。彼女の言葉へクスリと笑い、頷くと
「ああ、勿論。赤ワインは苦手だ。」
そう返答すると、わざと自分の服に手持っていた赤ワインを零し
「ああ、すまないね。手が滑ってしまったようだ、奥で染みを落としてくれないかな。」
そう彼女へ返答をする。此処ではしにくい話というのなら、令嬢達の来れない状況を作ろう。正直、社交界でお世話を飛ばされに行くより、よっぽどこちらの方が面白そうだ。それに彼女への興味がある。その一言で散るご令嬢達を見て、ニコリと微笑み)
52:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-19 18:24:02
>イヴァン
( 己の気配をかき消すほどの香水の匂いに目眩がするようだ。やはり、気品ある人が気品あるように付けるからこそ宝石も香水も何もかもが華やぐのであって・・・もちろんその点を述べるのであれば、主人も目の前の男もどちらも麗しいと思うけれど。赤ワインは苦手だと口にする男が先程迷わず手に取ったそれを零す様は、あまりに滑稽で・・・そうでありながら美術品のように見えるのは、自身にはない色素の薄い髪が、目が、美しく感じるからなのかもしれない。
「・・・まあ、大変。奥に部屋がございます、そちらでお洋服をお預かりいたしますのでどうぞこちらへ」
この男が何者なのかは分からない。ただの使用人に興味が沸いた、赤ワインが嫌いな男でしかないけれど・・・それでも、白か黒かくらいはいずれ知り得ることだろう。ワインが滴るグラスを預かるように受け、グラスごと乗せた銀の盆を近くのウェイターに預けてしまえば後はただお互いに興味の赴くままに動くだけ。バックヤードに続く扉に手をかけ、そっと扉を引き開ければそこは薄暗い廊下が伸びている。ちくりちくりと周りの貴族やご令嬢からの視線が刺さる中、本来案内すべき部屋とは違う場所へ・・・他の人が入って来ることが出来ない場所へ誘うように微笑んで )
53:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-19 20:19:06
>セオドア
(先程から鼻を刺していた香水の香りが、遠のいていくのを感じる。角鴟のように、此方を凝視する令嬢達には、どうも心の底から好感を持つことは難しい。しかし、その中で唯一、男がじっと此方を見て、話しかける機会を逃し、棒立ちをしているのが見える。我が家の人身売買に足がつかぬよう協力している者だ。彼もこんな人目がつくような場所で、わざわざ現れるなんて。本当に馬鹿で愛嬌のある。テトくらい聡明であれば、ここまで自分に利用されることもなかっただろうに。その男を一瞬睨みつけると、テトの後ろをゆっくりとついて行く。彼女も自分の意図に気づいたようで、普段使用人の出入りが多い場所から離れ、別の場所へ連れてかれていることは何となくわかる。世の中の者、全員が彼女くらい聡明で察しが良ければ、物事はもっと円滑に進んでいくのだろう。人が見えなくなったあたりで、
「見たかい?ご令嬢の顔、君の全てに嫉妬しているようだったよ。」
そう話すと、クスクス笑う。あの場所では、彼女を揶揄って遊ぶことくらいしかできない。でもこの場所なら、もう少し真面目な話ができるだろう。彼女の主人は誰で、どんな目的で現在動いているのか。少しばかり、首を突っ込みたくなってしまった。)
56:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-19 20:20:55
>52
(すみません、投稿出来てないと思い、何度も押してしまいました。)
57:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-19 21:06:31
>イヴァン
( ほんの一瞬のこと。ふいに目の前の男の視線が別の場所へと向いたことに気が付いて、無意識のうちにそちらを追う。見たことがある顔だ、それも、主人達が持っていた写真の中にあった顔だ。不躾にこちらを見続けるその姿に脳裏を過ぎる推察は、先程周りを取り囲んだ令嬢の中に意中の女性がいたとか、己の配っていたワインに興味があったか、或いは・・・この男が、あの男の知り合いであるということ。己の優秀な仲間は変わらずこの夜会で、必ず成すべきことを成すだろう。己の使用人としての使命はただ、目立たないようにこの時間を過ごすこと・・・あの場では既に叶わなかったことだが。後ろから響く靴音に、仮にあの男とこの男が知り合いだった場合の最善策を練りながら貧民街の飲み屋にも似た小さな部屋の前で立ち止まり。
「おや、その嫉妬を焚き付けたのは貴方様ではありませんか。彼女達のパーティーを台無しにするほど、使用人との火遊びは刺激的ではないと思いますよ」
あの女性たちからの評判を鑑みるに、ただ本当に好い人なのか、後暗い噂がないのか、もしくは・・・それでも良いと思われているのか、ターゲットが女性ではないということなのか。いずれにしても、血のしみにも似たワインを落とさなくては。軋む木戸を開け、
「狭い部屋ですがどうぞ。来客用でもありませんが、人は来ませんから」
と、中を見せるように小さなガス灯に火を灯し )
(/大丈夫ですよ!たまにやってしまいますよね、連投・・・お気になさらず)
58:
使用人A [×]
2021-11-20 12:11:57
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
このトピからこの作品に少しでも興味を持って沼に踏み込んでくださる方が増えますように
59:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-20 12:27:32
>セオドア
(小さな部屋。先程の夜会場と打って代わり、淡泊な内装は、心が落ち着くような感覚に陥らせる。孤児院付近の貧民街では、良くこれと同じような風景を目にする。普通の貴族なら、怒り出すのだろうか。理解できない。こんないい場所を教えて貰ったのだから、タイミングを見て、不倫現場に使うくらいなら、容易に出来そうだ。白いパーティー用の手袋を外し、ポケットの中へしまうと
「ご令嬢達の自慢話を聞いているより、マシな遊びだろう?お陰で楽しかったよ。」
そう返す。実際、美しいものを隣に置いておくのは、悪い気はしない。その上、美しいものと一時的に、火遊びを出来たのだから、悪くもない。テトの仕草を凝視するように見つめながら
「ありがとう。悪いね…………で、君のご主人様は?君も私に尋ねたいことがあったのだろう?」
本題へと移る。自分は酷くせっかちだ。欲しいものがあれば、今すぐにでも手に入れたいし、気になる情報は今すぐ知りたい。しかし、女性はそれまでの過程も楽しむと聞く。彼女もその類いなのだろうか。だとしたら、もう少し別の話題を出しておくべきだっただろう。)
60:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-20 12:56:10
>イヴァン
( 使用人は総じて貧民街の者と言うわけではもちろんなく、一族をもって主人に仕える家もあれば出稼ぎに来る者もあれば・・・この会場にこのような部屋がある時点で、ここに居る使用人達はこぞってこの部屋に見合う身分だということだ。白い手袋の下から、綺麗な白い手が覗く様を随分と色っぽい光景だと他人事のように視界に捉えつつ扉を閉めて中へ。薄暗い部屋の中では相手の表情さえ満足には見えないが、貴族をこの部屋に連れ込んだことが公になるよりはマシというものだろう。
「・・・私はただ、パーティーの主催者に給仕として呼ばれただけでございます。普段はロンドン郊外の、小さな酒屋で働いておりますので」
心底楽しそうに告げられた言葉に、少しだけこの男の本性を垣間見た気がして一つまばたきを。主人もそうだが、人をからかって遊ぶ人間に限って・・・というと語弊があるかもしれないが、そういう人間に限って時に無情にもなれることを知っている。が故に、主人のことを口にすることははばかられた。さあ、二の舞にならずに、会場に男を戻すには少々時間を稼がなくては。こちらからの質問の前に、相手の興味を削ぐかもしくは・・・
「・・・お召し物をお預かりいたします。お身体が冷えてしまっては困りますから、毛布をお持ちしますね」
使用人は使用人らしく、そうして近付いた方が警戒されないだろう。赤く濡れた服を受け取る為に、近くの棚にしまわれている毛布へと手を伸ばし )
61:
使用人A [×]
2021-11-20 22:25:06
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さいませ
62:
使用人A [×]
2021-11-21 13:11:05
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
63:
通りすがりさん [×]
2021-11-21 21:07:52
(/絡み中コメント失礼いたします。当方アニメのみの知識にて恐縮ではございますが参加希望をさせていただきたく存じます。キャラクターなど最新のものに関しましては調べつつお話させていただけたらと考えておりまして、参加は創作♀を希望として出させていただけたらと考えておるのですが差し支えございませんでしょうか?お返事は急ぎませんのでご検討いただけますと幸いです)
64:
使用人A [×]
2021-11-21 22:02:23
>63 背後様
(/初めまして。原作ほかアニメに関しましても作品愛さえあれば問題ございません!!ぜひ前向きにご検討いただければと思っております。keepに先立ちまして、>1をご確認いただき「ご希望の創作キャラクターの設定(背後娘でいう役割の箇所)」をお教え願えますでしょうか?)
65:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-22 14:17:11
>セオドア
(彼女の回答は、少し意外であった。ロンドン郊外の小さな酒場から呼ぶか。どちらにしても、彼女へ聞いたところで、詳しくは教えてくれないだろう。単なる興味で、何処まで足を踏み入れるべきかは、考え直す必要がありそうだが、彼女の言い分は、少し引っかかった。喉の奥に小骨が刺さったような感覚。それとも、ボークラーク家の次期当主にまで、せっかく上り詰めたのだから、少しは知っておくべきなのだろうか。薄暗い部屋の中で、テトの髪は妖艶に月光を反射している。ニコリと笑顔を絶やさずに
「その割に中々、優秀なんだね。ああ、君を馬鹿にしている訳ではないよ。是非、それはうちの屋敷に来て欲しいものだね。」
そう冗談を言ってみる。勿論、そんなことする筈がない。部外者を屋敷に入れる。しかも、彼女のように頭のキレる子は、ボークラーク家の裏を暴いてしまう恐れがある。毛布へ手を伸ばしているのが見えると、一言
「そうか、ありがとう。」
お礼を言う。使用人に礼を言うのは間違っていると、上の兄2人はよく話していた。家族として生きる他人。彼らがまんまと自分の策略に嵌り、死んだ時のことを考えていたが、表情に現れては行けないと、すぐ考えを改める。どうせなら、もう少しこの子(テト)を揶揄ってやろうと、棚へ伸ばす手へ静かに触れると、笑みを浮かべ)
66:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-22 14:17:16
>セオドア
(彼女の回答は、少し意外であった。ロンドン郊外の小さな酒場から呼ぶか。どちらにしても、彼女へ聞いたところで、詳しくは教えてくれないだろう。単なる興味で、何処まで足を踏み入れるべきかは、考え直す必要がありそうだが、彼女の言い分は、少し引っかかった。喉の奥に小骨が刺さったような感覚。それとも、ボークラーク家の次期当主にまで、せっかく上り詰めたのだから、少しは知っておくべきなのだろうか。薄暗い部屋の中で、テトの髪は妖艶に月光を反射している。ニコリと笑顔を絶やさずに
「その割に中々、優秀なんだね。ああ、君を馬鹿にしている訳ではないよ。是非、それはうちの屋敷に来て欲しいものだね。」
そう冗談を言ってみる。勿論、そんなことする筈がない。部外者を屋敷に入れる。しかも、彼女のように頭のキレる子は、ボークラーク家の裏を暴いてしまう恐れがある。毛布へ手を伸ばしているのが見えると、一言
「そうか、ありがとう。」
お礼を言う。使用人に礼を言うのは間違っていると、上の兄2人はよく話していた。家族として生きる他人。彼らがまんまと自分の策略に嵌り、死んだ時のことを考えていたが、表情に現れては行けないと、すぐ考えを改める。どうせなら、もう少しこの子(テト)を揶揄ってやろうと、棚へ伸ばす手へ静かに触れると、笑みを浮かべ)
67:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-22 18:47:11
>イヴァン
( 怪しまれることは想定内、寧ろ怪しんでコチラに近寄ってきたところで相手のしっぽを掴んでしまえばそれまでのこと・・・だが、合間に見えた相手の顔は余裕ぶったそれから動くことは無い。深追いもしない、ただ不特定多数の女性から人気がある、少し冷たく意地の悪い男・・・本当にそれだけなのだろうか?聞こえた感謝の言葉に少しだけ驚いて、それはもちろん貴族が使用人に礼を言うわけがないと分かりきっていたからに違いないが、何よりも少々重量のある毛布に触れようとしていたからだろう、伸びてきたしなやかで白い手と近付いた気配に反応が遅れ。
「・・・ボークラーク様のお屋敷に踏み入っては、絨毯が汚れてしまうことでしょう。触れればお手が汚れますよ」
咄嗟に振り払うように後退りをすれば、毛布が力なく棚から垂れて床に影を作る。武器を構えなかった自分自身を褒めつつも・・・これは悪手だと判断した。安くみすぼらしい酒屋であれば日常茶飯事であるはずの行動に過剰に反応する理由がないはず。むしろ、どちらかといえばまだ白寄りだと考えられる相手を邪険に扱う理由もなく、擦り寄るべきなのは分かっている、が、
「・・・お召し物を。『赤ワインで汚れている』でしょう、ボークラーク様?」
どうしてこういう時に限って、あれだけ見せられている資料の中からイヴァン・ボークラークの名前を思い出せないのか。焦れば焦るほど、この男に嘘をつくことが怖くなってくる・・・当初のプランでは、この男に捕まること自体が組まれていないのだから。触れた手が火傷したように熱く感じて、握り締めるように胸元に引き寄せ、野良猫が唸るように男の月のような瞳を見上げ )
68:
使用人A [×]
2021-11-23 12:00:18
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1でご確認くださいませ
69:
使用人A [×]
2021-11-23 19:05:07
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
創作キャラクター・版権キャラクター共に募集しております。
70:
使用人A [×]
2021-11-24 16:09:18
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1をご覧下さい
何か・・・パーティーやお茶会も開催したいものですね
71:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-24 20:52:35
>セオドア
(予想外の反応に思わず、笑みを浮かべてしまう。面白い反応をしてくれる子だ。さっと、落ちた毛布を取ると、一歩、テトの方へと近づく。こういうことに、慣れていないのだろうか。やはり、他の令嬢達と関わるよりも数倍、彼女の方が面白い反応を見せてくれる。毛布をバサッと払った後、綺麗に畳む。わざとワインを零して、話す機会を作ったのだから、寒いみたいなことは、特にない。壁へ軽く持たれかかり
「そんなことはないさ。しかし、驚かせてしまったかな?」
そう柔らかい口調で話す。別に、使用人だから汚いことも、私生児だから卑しいことも無いだろうに、残酷な社会だ。こう、階級によって、生まれた時からその人間の全てが決まってしまう。彼女からジャケットを脱ぐように言われ、
「そうだったね、任せたよ。」
大人しく返事をしてジャケットを脱ごうと、腕を外すが、ジャケットに僅かな重みがあるのに気づき、思わず眉をひそめる。今まで気づきもしなかったが、先程の彼が入れて言ったのだろう。だとすると、中は外観はジッポライターのように見える手紙入れだ。何故、このタイミングなんだ。本当に彼のバカは、自分を楽しませる。これが無能な男を切らない理由だ。ポケットの中身を確認すると、案の定、派手に柄が掘られ、肌触りの悪い鉄の塊がある。さっと、そのジッポライターをズボンのポケットへと移す。このジッポライターのようなものは、あの男からもらったものだから、詳しくは知らないが、彼も同じものを持っている。変にこの鋭い使用人(テト)に気づかれないといいが。取り出し終えると、ジャケットを差し出し)
72:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-24 21:35:32
>イヴァン
( それは確かに笑みだった、それも随分と柔らかく毒気がないもの。毛布を貴族に拾わせてしまったこと、伸ばされた手を拒絶したこと、近付いた距離に心臓が軋むような音を立てて脈を打つ。主人は凄い人達だ、仲間もすごい、相手の素性を探ろうと言葉を選ぶことは、こんなにも呼吸が難しい程に緊張するものなのか。しかし、こんな使用人風情にも分かることはある・・・それは、少なくともこの男は使用人だからという理由で人間を下に見ることはしないということ。大人しくジャケットに手をかけた男の行動を、何気なく見ていただけ・・・なのだが、脱ぎかけたジャケットの片一方が不自然に沈んで見えた。何か入っていたのだろう、それを何気なくしまったらしい男の手からジャケットを受け取ると、
「お預かりいたします。少々お時間をいただいてしまいますが・・・」
何処かに座っていて貰おうと思っても、簡素な木製の椅子かベッドしかない部屋だ。困ったように眉を下げて、見た目だけは申し訳なさそうな使用人の顔をする。ジャケットが僅かとはいえ傾くようなものを夜会の最中に外ポケットに入れるはずもない。誰かから急遽渡されたか、拾ったか、いやそれよりも何なのかが問題だ。思考に没頭したが故に一瞬遅れた反応を隠すよう、棚から染み抜きの道具を取り出そうと男に背を向けて、
「それにしても、ボークラーク様は随分と女性のお知り合いが多いようですね・・・男性のお知り合いなんて、御一方くらいでしたでしょう?」
もちろん、これはブラフ。薄暗い部屋の中でなら表情までは読み取られないだろう、主人のように上手くは出来ずとも状況的には上々だ )
73:
使用人A [×]
2021-11-25 22:55:51
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1へ
74:
匿名さん [×]
2021-11-26 20:33:31
(/今晩わ!アニメしか視聴出来ていないのですが憂モリ大好きでして....創作キャラで参加させて頂いてもよろしいですか?)
75:
使用人A [×]
2021-11-26 21:54:50
>74 様
(/こんばんは!アニメ最高でしたよね・・・!!ぜひご参加ください!お手数ですが、>1の通り希望する設定(貴族か市民か等)と性別のご希望をお願いできますでしょうか?)
76:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-27 12:54:49
>セオドア
(男性の知り合いなんて、1人。一瞬、あの馬鹿貴族が頭に浮かんだが、わざわざ反応するのも、最適解とは言い難いだろう。様子を見よう。表情を穏やかなまま、固定して特段、表情を動かさないように気を配る。テトは、ポケットの中身を見て、何か勘づいたのだろうか。もし彼女の裏に、何か別の貴族がいるとするなら、面倒臭いことにもなり得るだろう。片手をズボンのポケットへと入れ、彼がいつも渡してくるジッポライターかを改めて確認する。不愉快な程、絵が掘られゴツゴツした草のアーチのシルエット。間違えなく、あの家の象徴だ。小さく溜息を吐きそうになるのをおさえながら
「実は、全員が知り合いという訳ではないんだよ。話したこともない人が多い。」
そう彼女へ答える。実際、全員と話したことはあるのだが、これくらいが無難な答えのような気がした。敢えて、男に触れれば、話が広がってしまう。かといって、女の知り合いが多いことを認めても、男の話題になるかもしれない。どちらにしても、触れられれたら、面倒な話題であることに変わりはなかった。椅子やベットが見えるのを横に立ったまま、彼女の様子を見て)
77:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-27 13:34:43
>イヴァン
( 染み抜きに使う薬品やら布を手に取って振り向けば月のような瞳を見る。表情は崩れない、違和感なく穏やかな表情のまま片手がポケットへと運ばれていく。ポケットに入るサイズで、指先で形を辿れるもの、ある程度の重さがあり外部から相手のポケットへ忍ばせることも可能なもの・・・主人ならばこの時点で結論に辿り着けるだろうが、まだまだその境地は程遠い。観察しすぎるのも不躾な視線を向けることに等しいだろう、と、無難な回答にニコリと笑みを浮かべて、
「そうですか・・・それではボークラーク様に人が集まるのは、お人柄の魅力が故なのでしょう」
床に膝を折るように座り、ジャケットをエプロンの上へ広げればすっぽりと脚を覆うそれに体格差が分かる。深追いはせず、相手が身を引いたようにこちらも奥まで足を踏み入れないようにする。あの場にいた女性陣が、何の関わりもなくこの男を囲むとは思えない、たかが使用人に向けるにはあまりにも敵意のある目は・・・私が使用人である以前に女だったからだろう。男性相手なら粗相もしないはずだ、仮にも淑女なのだから。男女の仲にあり、周りの女性を敵視して、こぞって話そうとするなんて余程“遊び慣れている”のではないか。
「・・・かくいう私もボークラーク様のことを、もっと深く知りたいと恐れながら思っておりますが。でなければ、ね、こんな場所にお連れしたりなどいたしません」
今はこれくらいで十分だろう。布でワインの染みを取るように、ぽんぽんと叩きながら少しだけ媚びるような声で告げてみる。ほらご覧なさい、あの場にいた女性そっくりなことでしょう・・・あなたに媚びを売り、女らしく遊びに誘えば興味も失せるはず。ワインの染みに目を落とし、上等なジャケットの生地を指先で撫で )
78:
使用人A [×]
2021-11-27 18:31:45
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
創作キャラクター・版権キャラクター共に募集しております。
79:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-27 20:57:07
>セオドア
(床に膝を折るようにして、座るテト。恐らく、自分が椅子に座らず、立ったままでいるから、彼女も気を遣っているのだろう。そんな華奢な体を床なんかにつけてしまっては、痛い上に風邪を引いてしまうだろう。自分は、何処か彼女を私生児と蔑まれた妹と重ねてしまい、眉を寄せる。生まれだけで、こうに気を遣わないといけないなんて。その事実に少し怒りを覚えながらも、自分が家や妹の為にしていることは、真逆である為、大概人のことは言えないだろう。ゆっくりとテトへ歩み寄ると、手を差し出し
「女性を床に座らせておく程、落ちた人間ではないと思っているよ。ほら、私には気を遣わないで、椅子に座って。」
そう声をかける。実際、よく妹も姉達から嫌がらせを受けた際には、こうして床に座らされている。自分で見た訳では無い。使用人が全てを教えてくれただけ。いつか姉達も殺してやる。そんなことを考えていたら、いつの間にか無表情になっていた事に気づき、ニッコリと微笑みを浮かべて誤魔化す。そんなことをしていると、他の令嬢のように媚びを売っている彼女をみて、少し可愛らしいとも思ってしまう。初対面とはいえ、顔立ちがいいから、そう感じてしまうのだろう。彼女の言葉に乗るように
「ふふ、君は上手いね。そんなこと言われたら、本気にしてしまうよ?……何が知りたいのかな?」
そう返答し、宝石のような瞳をじっと見つめ)
80:
セオドア・サーペント [×]
2021-11-27 22:05:49
>イヴァン
( 暗い中でもしっかりと影が頭上から降り、差し出された手から手首、腕、首筋を辿ってその暗い中で猫のように光ってすら見える瞳を捉え。使用人に異常に優しく、否、身分が下の者に無条件に優しい貴族は珍しい。主人とは形が違えど、少なくともアンダークラスを見下すような男でないことは流石に分かってきた。その表情が抜け落ちたような一瞬の隙ですら、恐らくはこの男の本性なのだろう。本当に『ただの慈善家の男』なのだとして、感じる違和感は何なのだろうか。元に戻った笑みを見上げたまま、片腕にジャケットを移し手袋が外されたままの手を取る様に触れ、
「・・・ボークラーク様がとてもお優しくて、社交界では多くの方にお声を掛けられていらっしゃって、あるいは女性からは黄色く、男性からは羨望の眼差しを向けられていることは先程ご教示いただきましたけれど、」
それはもう嫌という程見せられたが。あの場で別のターゲットを追うはずが、物の見事に会場の外にいるのだから。しかし、使用人と共に花形貴族が会場から消えたとなれば話題はそちらで持ち切りに違いない。形は違えど、少なくともターゲットの意識も含め会場中の視線を独り占め出来ているのだから主人もきっと許してくれるはず。膝を折ったまま、その手をそっと引くように身を寄せると自身の頬へと導くように、
「表の・・・優しいボークラーク様ではなく、他には見せない裏のお顔を見たいと思うのは贅沢でしょうか」
ここに来てふと思い出す。ああそうだ、ボークラーク家といえば何人かが亡くなっていて・・・不審死だと疑う声もあったのではなかったか、それを言ったのは主人だっただろうか?ぴたりと思考するように動きを止めて思い出すように数度瞼を落とす。急いで思い出してしまいたいのに、焦れば焦るほど思考に霧がかかるようで、 )
81:
使用人A [×]
2021-11-28 13:41:29
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1へ
原作未履修・アニメ視聴のみ等、世界観がお好きな方も大歓迎です
82:
使用人A [×]
2021-11-29 20:40:19
■在住者■
創作キャラクター
使用人A:セオドア・サーペント(>2)
貴族:ノエル・エスト・サルヴィア(>13)
貴族:イヴァン・ボークラーク(>30)
創作キャラクター・版権キャラクター共に募集しております。
アニメ・原作問わず、作品の世界観がお好きな方ぜひご検討くださいー!!
83:
貴族/イヴァン [×]
2021-11-30 18:55:18
>セオドア
(焦ったようなテトの表情。きっと、彼女は何かを事前に知っていて、それを思い出そうとしているのだろう。彼女が何処まで、知っていて、何処まで思い出してくれるのか、非常に楽しみだ。貴族のご令嬢にするのと同じように、ゆっくりとその細く美しい手へキスを落とすと、そのまま椅子まで静かに手を引く。女性を木の椅子へ座らせるのだったら、ハンカチくらい引いておいた方がよかっただろう。今更思いつき、ポケットから家紋の入ったハンカチを取り出すと、空いている手で椅子にハンカチを引き
「贅沢だとは言わないさ。私ではなく、他の貴族言ったら、間違えなく求婚されていたよ。」
そう穏やかに答える。この美しさなら、間違えなく、どんな出身であろうとも求婚をするものは、現れるに違いない。貴族の男は、父を含め、自分の妻をアクセサリーか何かだと勘違いしている傾向にある。手を静かに話すと、彼女の耳元まで近づいて
「私……いや…俺はね。君の思ってるより、遥かに最低な男だよ。」
そう小声で囁く。女性を傷つける行為だろうが、子供の奴隷売買だろうが、なんだっでやっている。それが例え自分の思想と違えど、罪悪感など感じてはいない。寧ろ、周りが狂っていく様、滑稽にすら思える。そして、財政難さえ、何とか出来れば、妹が将来困ることも無い。ニコリと微笑み、すぐテトの耳元から離れ)
84:
セオドア・サーペント [×]
2021-12-01 20:06:45
>イヴァン
( 流れるように手の甲へ落とされた口付けに今度は手を引くことなく、それこそ目を閉じればどこかの貴族の令嬢同然に立ち上がると導かれるまま椅子へ腰掛け。膝に乗せたジャケットの染みは薬品のお陰か薄くなっている。記憶は脳内で糸のように絡み合ったまま、回答に辿り着けず、カメラのシャッターを落とすようにパチリと瞼を数度落としては・・・この方じゃない、この情報ではない・・・差し出されたハンカチへ「ありがとうございます」と在り来りな礼とともに手を伸ばし・・・
「・・・随分と情熱的なお言葉ですこと。ボークラーク様がどんなに邪険に扱おうと、周りから人が絶えないことこそ貴方様の評価でございましょう?」
耳元で囁かれた言葉に、声色に再びぱちりと瞬きをすれば、蓋を開けるように入れ込まれた記憶が溢れ出す。ボークラーク家、そうだ・・・ご主人様が調べてらしたはず。子供の誘拐事件をはじめ、この人の周りでは人がとてもよく消えると・・・それは、家族であっても。受け取ったハンカチに描かれた紋章は確かに記憶にあった。
「他の貴族ではなく、私はボークラーク様に興味がありましたから。他の貴族の方々でしたら、まず使用人の言葉になど返事もくださいませんよ」
視線を下げ、紋章を見すえたまま少し考え込むように目を閉じる。さてどうしよう、主人のターゲットに接触した手前、気取られる訳にもいかない。とはいえ、言い逃げ文句も浮かばないのだから困ってしまう。そっとハンカチの紋章を指で撫でては、遠いパーティーの喧騒の中から少しでも主人や仲間たちの声が聞こえはしないかと・・・そうすれば安心出来るのに )
85:
使用人A [×]
2021-12-13 00:05:34
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1へ
16巻最高でした(小声)
86:
貴族A/ノエル [×]
ID:3f5fcabb1 2022-01-02 12:00:09
あけましておめでとうございます。ほんの少し余裕が出来ましたのでご挨拶に伺いました!
87:
使用人A [×]
2023-05-12 16:37:12
■ご挨拶■
一年もの間、顔を見せることが出来ずにおりました。
最早地底に埋まったアンモナイトのようなトピですが
そして単行本の一期は完結した後ですが
同作が好きな方と出会えるのを願っております。
以前にこちらのトピにご参加いただいた皆様
戻りが遅くなり
上げることも出来ずご迷惑をおかけしました。
心から感謝申し上げます。
■募集中■
版権キャラクター、創作キャラクター共に募集中です
詳細は>1へ
88:
使用人A [×]
2023-05-13 00:08:15
あげます
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]版権(元ネタあり)なりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle