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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
1609:
レオ [×]
2025-03-25 19:49:33
>ラザロ(>1605)
(ノックの直後に扉を突き抜けた声の大きさに一瞬肩が跳ね、添えた掌も離れかける。しかし問いかけにまた直ぐに五指を揃え置いて、「ああ、私だ。レオだ。」明確な肯定の答えを。それから開いた其処に気弱に萎れた表情は温く弛み、見下ろす彼とは対比にその顔を仰いで安堵の息を小さく吹く。「有り難う、ラザロ。」扉を開けてくれた事にも、物言いたげであれど唐突な己の訪問を許してくれた事にも礼を告げた後、引かれた手のまま彼の部屋に足を踏み入れる――と、そこでふわり漂ってきた空気に気が付く。縁遠く嗅ぎ慣れてはいない、だが知ってはいるもの。「……ん、」目の前の彼の姿ばかりに寄っていた意識を広げて、鼻を澄ませ視線を室内に流してその正体を探る。……前に見た時と殆ど変わらぬ内装の床へ置かれたジョッキと、再び見上げた先の彼の僅かに赤い頬と、その身に纏う匂い。「…ああ、酒を飲んでいたのか。」掘り起こした街中の記憶と現在の状況の照合がようやっと済み、先程のドア越しに聞いた声へ一人納得の呟きを零し落とした後に、「すまない。君の余暇を邪魔するつもりはなかったのだが……」自己都合ばかりであった自覚の芽生えが今頃衝動を冷まして、居た堪れなさに苦く眉を下げつつ詫びを先ず一つ。続けて、「……どうしても、君に会いたくてな。」更に綴った自らの言葉に引っ張られて、視線も声も些か沈めた次に、「ほんの少しの間でいい。今だけ、君の傍に居させてほしい。」今度は彼の瞳を真っ直ぐに――ほんの僅かな寂寥の揺らぎを湛えながらも確と見据えて、「……構わない、だろうか?」今夜この一時、彼の隣へ身を寄せる許しを希い問い掛ける。)
1610:
キルステン [×]
2025-03-26 20:26:25
>グレン(>>1608)
真円?楕円?球体にすりゃいいのかしら
(ただでさえきらきらしたものを得意な方法で加工できるなんて楽しくて仕方ないのに、誰かに頼られてとなれば世話好き冥利に尽きる状況。それも贈り物の品となれば健気な彼のイメージに出来る限り近い仕上がりにしたい、そんな思いから掌に受け取った宝石を色んな角度から観察しながら弾むような声色で問い掛けて「 まあ正解なんじゃない?彼、こだわり強そうだし 」仲が良いわけではない人魚とダークエルフの間柄、何なら人魚の側からすれば決して良い印象はない――好みの人間だけを好き勝手に囲って閉じ込め一方的に愛し、それでいて飽きればその甘い檻から無慈悲に放逐する身勝手なオトコ――そんな印象を抱いているため当然好みなど知る由もなく。それでも彼の考えを後押しする気遣いは忘れず「 ほんとに身に着けてくれるんなら、アンタよっぽど愛されてるわね 」それが永遠でなくても依存の愛に溺れなければこの屋敷で生きられないのならば、綺麗事は置いておいて彼らの歪んだ関係を否定すまいと。落とさないよう慎重に親指から数えて三つの指で加工前の石を摘まんで近くのランタンの灯りに翳して)
1611:
ラザロ [×]
2025-03-26 20:28:04
>レオ(>>1609)
…呑まなきゃやってらんねえ夜もあんだよ
(いつ何時でも弱みを見せず漢気を誇示し、恰好をつけなければ男ではない。そんな暑苦しい矜持を負う竜だからこそ、人間というより一層威風を見せ付けなければならない相手に散らばった空瓶を見られてしまった事に間が悪そうに小さく舌打ちをして、くしゃくしゃと短い髪を掻きながら言い訳をぽつり。重々しい音と共にずっしりと閉まった扉に背を預け、彼の言葉ひとつひとつに口を挟む事無く耳を傾け「 テメェにとっちゃ〝誰か〟の傍に居なきゃやってらんねえ夜ってわけか 」彼の意図、心情をすっかり理解したつもりで、しかし一点だけ――彼が訪ねたのは不特定の怪物ではなくこのドラゴンなのだということだけ――を曲解したまま、先ほどまでの苛立ちはどこへやら酔っ払っているがゆえの感情のスイッチの緩さか僅かに赤い頬を上げニカリと笑い「 邪魔するつもりじゃねえってんなら証明しな 」眉尻は吊り上げ挑戦的な笑みのまま、ずかずかと窓の前の晩酌地点に戻りドカリとあぐらをかいて。そうして自らの右隣を太い尻尾でビタンと叩き「 付き合えよ、レオ 」座布団やクッションの類を用意する繊細な気遣いは不器用な竜には適わず、〝オイ!〟と声を張り上げればトカゲの使い魔がちろちろとやってきて、木で出来たジョッキを芳醇な香りの葡萄酒で満たしたものを魔法の力で運んで。もう一匹別の個体が気を利かせて大きめの柔らかなビーズクッションを運んでくる、後は下に敷くでも体重を預けるでも使い方は彼に任せるつもりでちょこちょこと去って行き)
1612:
レオ [×]
2025-03-27 19:43:28
>ラザロ(>1611)
(己の心情を改めて彼の言葉に直された折、ほんの僅か何かずれているような感覚が胸に靄を張り、だがそれは声にする前に霧散した為に閉口する。見上げた彼の笑顔に彼是俯いていた感情も暖まって、気分も上向いた所へ告げられる言葉に一度瞬き、「……証明?」その一部を切り取って疑問の独り言を呟く。だが続けて床を打った尾へ求められる行動を理解すれば、素直と頷き彼の隣に添い。二匹の使い魔が持ってきた物の内まずはクッションを受け取り、敷いたその上に胡座を組む形で腰を下ろし、その次に木製の器の持ち手を掴み慎重に胸の前までそれを持ってくる。そのままジョッキを満たすものに興味津々と顔を寄せ、すん、と微かに鳴る音と共に鼻を利かせて中身を確かめ、「ああ、葡萄の酒か。珍しいな。」そもそも関心が薄く特別意識する機会さえ少なかった中でも、己の街にはそう見かける事の無かった酒種に感嘆を零す。しかしながらそれ以上には近付かず、寧ろ少し離してしまった濃い赤の水面には、些かそわつく躊躇を覗かせた眉の下がった面持ちが映る。それはまるで、唆しに言い付けを破ってしまう寸前の子供のような――ふと、上げた視線で隣を窺う。おずおずと強張った仕草のそれは、傍のドラゴンの姿を視界に収めた数秒後に安堵らしき表情へ緩んで。「……頂きます。」葡萄酒そのものに、或いは彼へ、感謝を籠めた挨拶を渡した後、「そうだラザロ、乾杯をしないか?」祝い事でも何でもない、二人だけの飲み交わし。それでも祭りの夜に似た浮わつきが僅かに滲み始めた心が、数少ないその経験を彼と成したいと、ジョッキをそちらへ持ち上げさせた。)
1613:
グレン [×]
2025-03-28 19:32:00
>キルステン( >1610 )
真円で、二つ出来るようにお願いしたいな。
( 悩む素振りも淀みもなく答えるのは、彼はそう言った態度を好むのだと学んだ事が半分、ちょっとした細工を思い付いた事が半分。但し、その思い付いた事を実行するためには自身の持物だけでは叶わ無いことは明白で 「 ねえ、キルステン。これは可能ならで良いんだけれど、小型のナイフとかそれに見合う先の尖った物を数日貸してもらう事は出来る? 」 理由を尋ねられるのならば、きっと怯むこと無く「 石の裏側から彫りを入れたくて 」 なんて少しでもデザイン性のある物にする為のアイデアと共に 「 石を探すだけじゃなくて、僕も何かしたいから 」 なんて心中を苦笑混じりに伝えるはずで。拘りの強いダークエルフも形が特徴的な物は好まずとも、透かして見える程度の彫りであれば『 可愛い事をする 』 なんて言葉と共に見てくれるだろうなんていうのは己の甘えだろうか。暗いモヤが頭に浮かびかけたところを晴らしてくれたのは後押しをするかのような彼の発言 「 ふふ、着けてくれても着けてくれなくてもキルステンには報告するね 」 今の所自信は半分以下と言ったところ。然しそれを覆い隠すような満面の笑顔を浮かべて見せて。彼が灯りに翳した石は反射によって青く見えたり紫に見えたりと不思議な色合いをしているはず )
1614:
ラザロ [×]
2025-04-14 14:37:58
>レオ(>>1612)
酒はあんまりやらねえクチか。…ハ、イメージ通りだぜ
(黒薔薇に囚われた人間には易々と振舞われる事のない嗜好品、それも呑兵衛が相手ならば文字通り涎を垂らして飛びつき飲み干すであろう上等の葡萄酒。その豊かな香りを知覚してなおジョッキの縁に口を付けようとしない彼のリアクションを見て面白くなさそうに眉を歪めるも、質実剛健を地で行く狩人に酒を好むイメージが無い事に気が付いてからりとした笑いを零し「 あァ?するに決まってんだろ 」持ち上げた鉄製のジョッキは重くそれでいて冷たさを失わない特別仕様。黒い瓶からしゅわしゅわと炭酸の弾ける青とも緑ともつかない液体をドボドボ豪快に注いで、隣の彼を見下ろして「 ワーゲンだかハーゲンだかに教わんなかったのかよ?乾杯は楽しい晩酌のおまじないだぜ 」どこか俗世離れした雰囲気のある彼の育ての親、名は何と言ったか記憶に霞がかっているがならば自身が教えてやろうと口角を持ち上げ「 乾杯! 」言い終えれば斜め上にぼうっと火を噴き、重厚なジョッキをガチンと彼の持ち上げてくれていたそれへ打ち付けて。ゴクゴク喉を鳴らして一気に半分以上を流し込み「 ッカ~!これだぜこれ、今夜の酒盛りに足んなかったのはよ。やっぱ乾杯してから呑んだ方が旨いぜ 」ご機嫌に破顔し膝を打つ様子に普段のとげとげしさはなく、少々赤い頬からそれなりに出来上がりつつある事が伺える。何かしらの肉を干したジャーキーを豪快に貪りながら「 レオも何かつまめよ。リクエストあるか? 」もごもご咀嚼しながら問い掛けて)
1615:
キルステン [×]
2025-04-14 14:39:01
>グレン(>>1613)
お安い御用よ。任せときなさい
(加工のオーダーが明確になれば後は水の力を借りるだけ。灯りに翳した石を真剣な眼差しで見据えて真円型の縁取りをしている最中、付け加えられた予想外の要求に怪訝そうな顔で「 え? 」と純粋な疑問を返す。しかしその理由を聞けばふっと表情を和らげ「 人魚にナイフをねだるなんて。フフ、縁起でもないわ 」緩く肩を竦めて冗句を返しながらも想像するのは加工過程で容易に怪我をしてしまう人間の姿。数秒考える間を置いてから「 ナイフじゃ無理よ。後でちゃんとした道具を貸してあげるわ 」きっと持っていた筈のそれらを探しておくように、近くを浮遊していたカラフルなベタの姿をした使い魔へ魔族の言語で言付けて。そうして再度石に向き直り「 この辺を…いいえもう少しこっちね… 」独り言と共に狙いを微調整、その後石に向けてバチンとウインクをすれば小気味良い切断音と共に切り口なめらかな真円と化した二つの石を彼の手に戻して「 いかがかしら 」すっくと立ち上がって得意げに感想を求めるのは出来栄えについてか、それとも精密な切断技術に対してか)
1616:
レオ [×]
2025-04-16 21:28:18
>ラザロ(>1614)
そうなのか。…ふむ。そういえばハーゲンが酒を飲む所は見た事が無かったな。
(教わった“おまじない”の意に言葉通りの興味と感心を相槌とした後に、かの育ての親に酒の影も匂いも見当たらなかった記憶がそのまま声に落ちて。差し出したジョッキは当然の如く歓迎され、打ち付ける器を此方からも傾け、「…ああ、乾杯!」期待を越える豪快な乾杯を受け止め、彼の噴き出す火と同じに浮き上がる心のまま返事を上げる。その勢い同等に中身を喉に流し込む彼に釣られて、初めの一口は恐る恐る舐めるように少量を。「……っ!」鼻に抜ける香りと葡萄の甘酸っぱさ、それに渋味を残しながらもさっぱりとした後味に目を輝かせたかと思えば、二口三口と飲み進めて。「成る程、美味いな。」かつての街中の人間や隣のドラゴンがこれ程上機嫌に飲む事の理由を今頃知り、此方も彼と同様に頬と眦を弛めた感想を零す。それから再びジョッキに口を付け、ゆっくりと味わっていた折に投げられた彼の問い掛け。「リクエストか……そうだな……」そちらに振り返った後に少し答えに窮するのは、そもそもの飲酒経験の不足から。「では、ソーセージを頼む。向こうでよく食べていた。」それ故引き出したものは己の舌に馴染み深い保存食。至極単純な理由もついでに足した後で、ふっと湧いた興味に改めて彼の方へ顔を向ける。「そうだラザロ。君には何か慣れ親しんだ味や、好んでよく食べるもの等はあるのか?」祭りの時の果物飴、今のジャーキー。彼は人間を食べる怪物だとはいうが、決してそれだけしか食せないという訳ではない事は、その二つが裏付けている。己のように故郷の味があるのではと、彼自身の事について何気無い世間話の軽さで尋ねた。)
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