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□ 160万℃のレチタティーヴォ / 〆/4375


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自分のトピックを作る
61: 宝飾 周 [×]
2019-10-16 21:58:54




(瞬きの合間に見えた玉座からの景色は、果たして現実のものであったのだろうか。道標を失った群衆のざわめきと困惑を包み込むように掻き消した音の粒子は、紛れもなく己の全身から生み出されていた。路頭に迷う数百の羊が微かな光に気付いた時、その煌めきは最大値に上り詰める。星になったみたいだ。誰かを照らすのとは訳の違う高揚が全身を包む。もっと高く、もっと熱く!_然し哀しきかな、流れ星は燃え尽きる運命にあるらしい。確かに掴んだ熱狂が、力を失った掌からぽろぽろと零れ落ちていく。徐々に遠ざかるあれやこれやがデジャヴとなって噛み付いてきて、酷く気持ちが悪い。『誰か』、だなんて、傍らに他人の存在を望んだのは何時ぶりだっただろうか。__沈下する意識を、鋭利な錨が引き摺り上げた。よれた身体に電流が走る。辛うじて残った最後の糸をピンと張り直せば、物分かりの良い脳味噌を稼働させ、与えられた蜜を糧にありったけの笑顔と感謝を振り撒こう。全ての拍手をその身に刻み込み、偶像らしく胸を張って。手の側面で切る空気の波形さえ分かるほど研ぎ澄まされた神経に対し、鳴り止まない賞賛は余りにも刺激が強すぎた。それでも髪の先を舞台の袖へ隠すまで立っていられたのは、己がアイドルであったから_否、アイドルになれたからなのだろう。刹那、スクリーンが途切れる。次に意識が浮上した時、そこは彼の背の上であった。)


(語り掛けられる講評を、膜が張ったように鈍い耳でぼんやりと受け入れる。『殺してた』?そんな悠長な事を言わずに、今すぐ喉笛を掻き切ってほしい。手遅れになる前に。紅葉舞う夢浮橋に、自分の知らない光を見つけてしまう前に。然しながらお優しい天才様は仏の心をお持ちのようで、瀕死のガラクタが運搬された先は処分場でもゴミ捨て場でもなく煙草の残り香が漂う避難所であった。赤子を扱うよう慎重にベッドへ降ろされると、安価なシーツだって高級な羽毛布団のようにふんわりと柔らかい。心地良さに全身が弛緩すると、荒れ狂っていた血流が平静に向かっているのを感じた。__やれやれ、何をしているんだか。稀代の新星が消えたステージでは、さぞや退屈なフィナーレが行われている事だろう。問題行為にも程があるが、原因は明らかに己なので素直に反省しなくてはならない。羞恥、悔恨、遺憾、感動、ぷつぷつと浮かぶ泡が弾ける度その雫を被る心は、新生児のなぐり書きの如く無秩序で混沌としている。隣の彼に何か言わなければならない、否、この気持ちに整理をつけるための理由が欲しい。口を開いて、閉じてを何度繰り返した頃であったか。たまたま発声に成功し口走った世迷い言は、かつて適当にはぐらかした質疑の正答であった。)
…認められたかったんだ。比較や決め付けなんかじゃない、俺らしいやり方を、俺自身を評価してほしかった。それで十分だったんだよ、俺は基本的に無欲なんだ。……なのに、
(「なのに、君に見せられた夢が頭から離れない。」ゆる、と顔を動かし、僅かに覗いた琥珀へ漆の色を落とす。形容し難い繊細な表情で、思えばこの日初めて捉える横顔にぴたりと焦点を合わせれば、聞かせるという配慮をまるで持たない寝言のような呟きを。ただの照明係は、自分の役割を存外気に入っていた。特技を活かし、助かったと言葉を掛けられ、機械的に点数が割り振られる。その度に、こんな生き方も間違いじゃないと自身を肯定することができた。歓声に興味は無い。それを浴びられないよう仕組んだのは、何を隠そう自分自身なのだから。__だがしかし、何ということだろう、己は遂に栄光の味を知ってしまった。歌って踊って微笑む事を、楽しいと感じてしまった。一度学習した胸の高鳴りをこの身体は決して忘れない。必死に見て見ぬふりをしたところで、予測もしないタイミングで飛び出しては死に絶えても尚それに気付かない程追い求めてしまうのだろう。喝采は麻薬だ。頭の片隅に自分を住まわせてしまったら、必ずどこかで齟齬が生じる。願った所で、スポットライトはスポットライトそのものを照らすようにはできていないというのに。どうしよう、乾いた喉から無意識の焦りが零れる。ぴくりと動いた指先は、粉々に砕けた殻を探していた。贅沢者に蓋をしなければ。まっさらな額へ微かに皺を寄せては、無理矢理に思考を試みようとして。)





62: 漆戸 アゲハ [×]
2019-10-20 22:48:13




(ポケットに片手を突っ込んで取り出した金属を鍵穴に差し入れ捻る。支えを一本なくしてずり落ちかける身体を背負いなおし焦ったまま行儀悪く上履きの先を引き戸と棧の間に捩じ込んだのが悪かったのだろうか、この先の部屋が普通のそれと違うことがすこんと頭から抜けてしまっていた。「げっほ、」人ひとりを背負って駆けた後の、副流煙との相性の悪い肺にその名残が満ち満ち瀰漫し盛大に噎せっ返す。気の弱い人間なら何人か卒倒させられそうな剣幕で部屋主に音なき呪詛を吐きながらも、兎にも角にもと、林檎の甘さに目を回してしまった王子様を白い腕でそうっと横たえて。極彩色の花々が詰まった棺桶みたいに痛々しい白色に沈む身体が、何かに重なって見えた。病院の、寝台の、上の。眉を寄せて顔を背ける。嫌なことを思い出してしまった。下手に儚いという言葉が似合うから余計にいけなかった。役割を考えれば似通うのは当然なのだけれど、自分にとっては断頭台と何ら変わりのない場所だ。ただ断つのが首か、管かが違うだけ。血飛沫の紅も、慟哭の蒼も、悲鳴の黄も、何もかも全部蓄えながらさも純潔そうな顔をしたシーツの色も嫌に思えた。ベッドサイドが一番嫌いだ、自分の無力さを痛感させられるから。大歓声が嘘のように気分が悪かった。そのせいだ、本来導くべき産まれたてが世界の広さに怖がっているのにも関わらず、未だ己の胸に突き刺さって抜けない針を放った張本人のくせにと、手解きどころかその高いプライドに障ってしまったのは。「……はあ?」ステージの一件とは比べ物にならない低い声。横目に見えた迷子のような、堪えるような、今にも壊れそうな言いようのない表情に更に苛立ちが募る。その場所で、そんな顔を、__片膝を蹴るように台の上に乗り上げ、こちら側に傾いていた顔にかかる長い前髪を巻き込みながら額の縁を掌底で押さえつけ無理矢理に上を向かせる。痛みに歪んでいた方がまだマシだ。露になった並ぶ二つのアンバーを真正面から捉える。「誰が、誰に、夢を見せたって? 」言葉が実体を持つなら、これは地獄の釜でぐらぐら煮え立った湯だったろう。質問の体をとりながら、もう一度同じ解答をしようものなら躊躇いなく息の根を止める、そんな殺意さえ垣間見せながら)
まさか、俺が踊ったのがきみのためだとでも? 面白くない冗談はよしてくれないか、いい加減腹が立ってうっかり手が滑っちゃうだろ。__あれは夢なんかじゃない。きみが、きみのやり方で、きみ自身の手で掴んだ現実だ。勝手に俺の功績にするな。あれに感動しようが相応しくないと思おうが知らないけれど、受け取りを拒否して俺に放り投げた挙句に果ては存在すら疑うなんて、俺を馬鹿にしているし何よりお客様にこの上なく失礼だ。全くもって不愉快だよ。
(朗々流れる長台詞を澱みなく吐き出す両端のつり上がった唇は精巧な美しさがあった。明言できない何かを超越したようなつくりものめく造形美は、自身の身体で影になってなお焔と激情を宿す瞳孔の散大した血の色によれば簡単に畏怖を撒き散らす凶器と化す。__否、己の技術は対象の選り好みなどしない。事実観客の中には沢山のアイドルが紛れていたのだから、共演者が相手でなければ、開花が今日あの瞬間でなければ、無論同じステージに立つ人間にだってそれが可能であることくらい、夢見鳥の異名を戴く自分自身が嫌というほど理解していた。だから、他でもない彼自身がそう言うならば或いは、勝手に夢を見た、という意味でならそうなのだろう。それすらも頑なに認めようとしないのはすなわち、天才たる己が『こちら側』だと、未熟も未熟とはいえ並ぶに足る人間だと評価した相手を、たとえ彼自身であろうと貶めるのが許せないという、誇りとエゴに雁字搦めにされた途轍もなく婉曲で盛大な賛辞に他ならない。とはいえ、口ではそれらしい理由を並べながらも、今ひとつ身を焦がす熱情の全貌を掴みきれていない状態で、その褒め言葉を正しい形で吐き出せというのは到底難しい話であった。__「~~~っ、」力を加えていた部分を労りを感じさせるような動きで撫でて手を離し、ぐしゃりと髪型が崩れない程度に黒髪を掻き上げ。床へ降りると年季の入りを表すようにギイと音がした。近くの椅子にどかりと腰掛ける。伏せっている雛にすることでないのは自明だった。しかし強く出てしまった手前ごめんの三文字をどうしても紡げずに、「……あまり寝てないんでしょう」代わりとばかりに端へ押しやられていた掛け布団を広げる。「…………そもそも、」徐に口を開くことには、)
成功に対する正当な報酬なんだから、欲しがって当然だし受け取って当然なんだよ。横領をわざわざ看過して良いように使われたい聖人面した被虐趣味だってなら止めないけど、ただでさえ不当を許しやすい戦い方をしているんだから、次の仕事相手はもっと慎重に選ぶことだね。
(先刻とは打って変わって穏やかな、親が子に枕元で言い聞かせるような口調で。もう手遅れな気がしないでもないが、それでも迷える後輩を励ませる兄貴分の格好をつけていたかったのだ。相手とは違って同業者からの感謝にコネや借り以外の価値を見いだせない己には、目の前の男の在り方は本当に禁欲的で奉仕的で、……愚かしいとしか思えなかった。代理遍在の法則、結局好きに利用されて、使い捨てられて終わる。それでも好きでやっているのなら言うこともあるまいと思っていたのだけれど。怖い怖いと、隠して消してしまおうとしているそれは何もおかしなものではないのだと、両目を閉じてうたうように、柔らかに、しかし毅然と説いて)




(/にょっきり背後から失礼致します……!何かあるという訳ではないのですが、その、実は、台風被害で死者が出たというニュースを見てから、先日の背後様が投稿される日まで、不安というか心配になってしまっていたといいますか……人なんて毎日事故とかで誰かしら死んでるだろ(不謹慎)と言い聞かせてもみたんですが、ちょっとだけ眠りの浅い日が続いて。もしかしたら実害が出られているかもしれないのにこんなことを言うのはアレなんですけど、背後様がご無事で本当に良かった……!!!何だか後々で文章にすると大袈裟だし重いし凄い恥ずかしい奴だったなって我ながら思うんですけど、絶対言おうと思っていたのでこうして失礼しております。新たに別の台風も接近しておりますし、そうでなくとも体調を崩しやすい時期ですので、どうかご自愛くださればと思います……!/蹴り可)





63: 宝飾 周 [×]
2019-10-24 22:49:40




ぃっ、__
(人を服従させるのはいつだって力である。衣装の上からでも分かる細腕に易々と組み敷かれれば、配慮の無い衝撃に思わず顔を歪める。従者の本能が警告を出すももう遅い。次に見上げた視界は、退路を塞ぐ業火で囲まれていた。眼前に浮かぶメデューサの瞳は本当に自分と同じ人間のものなのだろうか。瞬きさえも許されぬ双眸がカラカラと乾いていき、小さな世界に彼だけが残る。其処にあるのは畏懼だった。自ら望んで平伏してしまいたくなるほどの圧倒的なマナであった。しかし己が一等惹き付けられたのは、それ等をもって尚隠し切れないヒューマニティー。台本を読み上げるような語り口であるというのに、何故だろう、情緒もへったくれも捨て感情のまま叫んでいるように見えるのは。極度の緊張が齎したつまらない妄想だろうか、…否。妄想なんて安い言葉で片付けてはいけないと、第六感がそう告げている。内側から蝕まれるような恐怖。銃弾よりも破壊的な言葉が無慈悲に寸分の狂い無く打ち込まれ、訳もわからないまま穴だらけになっていく。これが恐ろしくないという奴がいたらそいつは間違いなく生物としての欠陥品だ。怖い。逃げ出したい。けれど、容赦無く切り裂かれる惨状を俯瞰して、どこか安堵を覚える自分が居た。__掌という名の重石が剥がれた時、高熱を帯びた石化の魔法が解ける。ふわふわと柔らかな布で包まれれば、地獄から安静の地へ強制連行された事を悟った。燃え盛る炎にバケツいっぱいの水を掛け優しい声音であやしてしまえば、人一人の心なんて簡単に落ち着くのだなと他人事のような発見に感心する。そうして戻って来た平穏に流されるまま身を埋めては、眠りから覚めた直後のようなぼうとした顔で彼の言葉を反芻して、反芻して、反芻して__飲み込めなかった。ぐらぐらと不安定な燭台に、いつの間にか忍び寄っていた未消火の焔が燃え移る。地獄の底を望んでいた。趣味が悪いと罵られてもぐうの音も出ない。それでも、どうしても、納得がいかなかった。「__…いらない!」こんなオブラートで誤魔化すなと言わんばかりに掛け布団を乱雑に跳ね除ければ、黒蝶が白に染まる。急に身をおこしたせいで目眩が酷い。殻に戻れない雛鳥はどこまでも愚かで、反抗的であった。)
気高い君が俺如きの為に踊らない事なんて理解ってる。俺が!君に!一人で勝手に魅せられたんだよ、そう解釈した。……だって、そうでもしないと納得がいかない!自分の全てを構築していた" 当たり前 "を否定されて、はいそうですかってすんなり受け入れられるわけがないだろう!烏は白いんだって怒鳴られた気分だよ、信じられなくて何が悪い、そうする事を知らずに育ったんだから当然だろ!
(限界に目を背けるように体温が上昇していく。地雷原で喚き散らすのは、齢十六の駄々っ子であった。馬鹿らしくて生産性のない世迷い言だとは十二分に理解できる。しかし、己にとってのこれはどうしようもない事実であって、この上なく素直な言の葉を並べて提示しているだけなのだった。叫ぶ事に慣れていない喉は適切な呼吸の挟み方も知らず、言い終えた瞬間決して良質とは言えない空気を肺に充満させ荒く噎ぶ。自分の生まれた日にだって、こんな稚拙な吐露をした経験はない。暫くの間慣れぬ息苦しさに弄ばれては、若干の躊躇いに目を瞑り袖口でぐいと口を拭う。善悪の区別がつかない子どもは、対峙する傑物の反応など見向きもしなかった。…正直な事を言えば、その顔に鬼が宿る様から目を背けたい気持ちもあったりするのだけれど。後戻りという選択を自ら手放した清々しさと、取り繕う事など到底不可能に思える馬鹿馬鹿しさに短く息をつく。溜息を零したいのはどう考えても彼の方だとは思うのだが、謝罪は意識の片隅に留めておくことにして。)
……殺すなら殺して。その価値もないんだったら…いや、やっぱり殺して欲しい。俺も人並みに羞恥心は持ってるからさ。
(悪戯がばれた時の幼子がそうするように、斜め下に構える相手の膝に視線を合わせそう言った。いい加減我儘が過ぎるだろうか?大波に攫われた火柱は今度こそ息の根を絶ち、どこまでもクリアな意識が広がっていた。ぐずぐずと死に損なって海の藻屑となるより、叶うなら、今。染み付いた優等生気質が両手を美しく整列させる。「お願い。」処刑台に飛び乗って、小さな声で嘆願した。)



(/泣きましたが?!?!?!()まずは多大なるご心配をお掛けしてしまったこと、心よりお詫び申し上げます…!実は月が変わるとともに生活環境にも変化がございまして、お返事が滞りがちになっておりました。加えてそんな状態であるにも関わらず、何と言いましょうか、最近お話の展開を考えるのが楽しくて楽しくてですね…勿論今までのやりとりも自分史上最高を常時更新するレベルで楽しんでいたのですが、それに輪を掛けてテンションが上がっておりまして。考察(考察?)や妄想に割く時間も増え、その事もお返事が遅れる原因の一端となっていたように感じます。折角ご心配していただいたにも関わらず元気にオタ活してて面目ないです…叱り飛ばしてください…ウッ
とはいえ温かいお言葉を頂き、本当に本当に嬉しかったです!ありがとうございます!そして何より貴方様も無事で良かった…!!その事が一番の喜びです。季節の変わり目には風邪を引きやすいと聞きますし、新たな自然災害が訪れるとも限りません。今後ともご無理のないよう、まったりやりとりしていただけますと幸いです…!
最後になりましたが、蹴り可の表記を頂いているところ激重長文を送り付けてしまい申し訳ございません…!それとアゲハ君一挙一動が本当にエモすぎて拝み倒しました。以上です!長々と失礼致しました!!!!/蹴り可)





64: 漆戸 アゲハ [×]
2019-10-30 07:40:40




わぷ、
(予測などできるはずもない。衝動で動いているだけの一時的なものだろうとはいえ、こんなことをする、否、こんなことができる人間だったなんて。……いやきっと、己の所見は間違っていない。ただあの舞台で、その前後で、何かを取り込んで進化して、別人になっただけだ。白色をした黒の中で出口を探しながら、子どもの咆哮を他人事のように聞いていた。聞くという表現には語弊があるかもしれない、何せそれらは耳を滑るようであったから。言葉の理解は及ぶのだ、共感ができないだけで。端っこを見つけて覗かせた顔はどこまでも無感動に染まっていた。しかしさてどうしたものか、癇癪玉の相手などしたことがない。下手に刺激するのもなあと面倒そうに眉根を寄せていれば息切れを起こして向こうで自然に鎮火した様子で。元々エネルギー切れで担ぎ込まれてきたのだから当然といえば当然といえた。どちらの手柄にせよ結局のところは彼が自分に向けられたソレを受け入れられるか否かの問題なのだし、速い速度で生きている自分とは違い人間にはじっくりと考える時間があって良いことも知っているから、これ以上何か言うつもりはないのだけれど、ひとりでに叱られ待ちの子どもみたいな格好になって些か思い切りの良すぎる懇願を細細垂れ流す相手にいよいよ困窮してしまう。確かに介錯を頼む相手を選ぶ目はあると言えよう。かはひらこ、日本における蝶は古来より死の予兆だ。特に今の彼のような、前を向くことに躊躇のある人間の自殺教唆は容易い。己が手を下さずとも、美辞麗句で包んであたかもそれが正しく美しく幸せかのように言い含めてみれば驚く程抵抗なく、心を折る暇も諦めた自覚もなく自分から世界を見捨てて川を渡る。相変わらず虫螻如きにとっちゃ意味不明な考えなのだが、客観的には人間というものがそれを選べるくらいに弱くできているものなのだと知っていたし、それを利用してたくさんの芽を摘んできた。だから今回だってやろうと思えば彼の最期までの道筋を不備なく用意できるのだ。問題なのは、自分でも大層不可解なことに、そうする気が露ほども起きないという点である。鉛筆で塗り潰したようたモヤモヤマークを飛ばしながら溜息を一つ。自分でも気付かない所で庇護欲やら愛着やらが湧いてしまったのだろうか。いまいち腑に落ちないながらも実際にそういう気分なのだから仕方がない、されどこのままというのも大分後味が悪い。全く、寝付きの悪い手のかかる子だこと。子どもの機嫌一つ取れない自分も自分ということか。ぐいと顔を寄せる。視線を合わせた。生憎と、人のあやし方はひとつしか知らない。)
__……『お前には、オレと生きる地獄がお似合いだよ。』
(限定公開された数少ない映像の内、予告PVにも使われた、未公開の今現在において恐らくは最も有名なシーン。斜に構えた登場人物しかいない今作品の中でも特に性根の曲がったハルが、自殺を図ったエレオノールに向かって放つ死刑宣告のような愛の告白。少女性を思わせる残虐なほど可憐な笑顔の奥に確かな執着を滲ませ、この世の終わりのような顔をした彼女へ手を伸ばす__無論、纏う布団は腹部に鋏を咥えて赤く染まっちゃいないし、目前にするのは実力派の白人女優ではなく癇癪を起こして臍を曲げた16歳児。これで相手が女性であればまた話は違っただろうが、最適解とは言いづらいかもしれない。まあ良い、同年代の男性にも通用するのか、市場調査といこう。細めた目で観察しながら、同時に台本に書かれたつくりものでしかないはずの自分の台詞に、妙な納得を覚えていた。そうだ、地獄なのだ。あんなものの正体が報酬などと笑わせる。アレは呪縛だ。囚われた先で楽しいと感じるなんてきっと錯覚だった。それで済ませてしまえば良いものを、どうやら自分は、この場所が地獄でない証明を彼に期待していたいらしい。陽光を集めて溶かした黄金が真っ直ぐにこちらを向いたときに、あの限りなく生きていますという風な顔が、灼けつくような痛みとともにこの両目に刻印されたのだった。殺せるはずもない。ヒリヒリと爛れて触れられないのだ。解釈がなんだのとどの口が言う、イデアを見せたのはお前の方じゃないか。__同じように叫び散らして嘆くにはあまりに優れ過ぎていた。表情にすら出せないくらいに完成されていた。心の叫びが現実に介入しないことを辛いとは思わない。芸でしか自分も他人も助けられないのだから、完璧であればある程ありがたい話であった。ふっと表情を緩める。「なんてね」上体を戻す前に人差し指ででこぴんをご提供。)
殺せだなんて、生後間もない身で随分悟ったことを言うんだね。今のきみにはそれで十分。折角産まれてきてしまったんだから、恥でも臓物でもなんでも晒して汚く醜く精一杯生きてみせなよ。……ともあれ、今のきみに必要なのは、血濡れの刃でもアゲハさんの有難いお説教でもなくて、安らかな休息とエネルギー。三度は言わない、もう寝なさい。本当に死ぬべきなら、わざわざ目覚めもしないさ。最優秀のトロフィーはちゃんと、受け取ってきてあげるから。
(立ち上がって、半端に引っ掛けたままにしていた白いそれをふわりと空へ踊らせ。狙い通りに着地したのを見届けては、自信過剰の過ぎる発言とともに相手の瞼を下ろすように片手を宛がって)



(/なんとそんな事情が……!!慣れない環境の中で大変な状況ですのに逆にお気を遣わせてしまって申し訳ないです……、でも傲慢にも、背後様の支えの一助になれていたのかなと実は少し嬉しかったり(生意気)レス頻度につきましてはお互い様ですし本当に気にしないでいただきたいといいますか、ぶっちゃけ個人的にはこのマンモスもドン引きしそうな文字数でこのペースは正直かなり変態(褒め言葉)(?)と思っているくらいなので……枠線どこだよ……(特大ブーメラン)今思うとナイーブな気分のときに災害が重なってしまっただけだったような気も致します。なので本当に気にしないで大丈夫ですので!
最近のやり取りが楽しいの本当分かります……!これ絶対追憶じゃん……ランボかポイボか知らないけどスチル妄想が捗りすぎて辛い……。この通り当方も元気にオタ活してますのでご安心を!いつかお互いの妄想を吐き出す会やりませんか、絶対楽しい……あわよくば実現……(煩悩丸出し)
温かいお言葉ありがとうございます、本当に励みになります……!天候も体調もまだまだ気を抜けない時期ですから、お互い自衛しましょう!
さて蹴り可の蹴り合戦になってしまっているのにも理由がありましてですね、決して蹴り可って書いておきながらお返事が凄く嬉しかったとかそういうことでは……!(←)今回参上致しましたのはそろそろハロウィンに移行しませんかというご提案と具体的にハロウィンイベでやりたいこととかございますかという質問を差し上げたいと思った故であります。性懲りも無く寝落ちを繰り返したせいで気付けば当日を明日に控えてしまったという時期に関しては完全に当方の自業自得なので背後様が焦る必要は全くないんですけど、そろそろ糖分が恋しくて……今回のロルでシーン回収でも構わないんですが、続きが読みたいような気がしなくもないので、背後様のお好みの場所で切っていただきたく存じます。必要であればもう1~2レスくらい回しますので!)




65: 宝飾 周 [×]
2019-11-05 00:14:47





(大輪の薔薇も恥じらい道を譲る端正な顔が近付いた時、十代半ばの…否、漸く花弁を広げた新生児の生命はひらはらりと舞い落ちる雪の如くあっという間に母なる大地へ融けてなくなるはずだった。けれどそんな未来は思い描いてしまった時点で実現困難なものへと変貌する。一つ予想を浮かべればその設計図を無慈悲に塗り潰し、おもちゃ箱の中身をばら撒いたかのような混沌に引き摺り込む。予定を未定とばかりにすっ飛ばされるのはもはや彼との間の定式で、綿密に練り上げた計画に不揃いな穴を開けられる度馬鹿は此方なのだろうかと片隅にて思い悩んだものである。温度計を破壊して尚沸騰し続けた脳髄はそんなことなどすっかりと忘れており、このまま四肢をもがれるに等しい苦痛が与えられるのだとばかり思い込んでいた。清々しいまでの諦めを蔓延させ両の瞳が映す世界を重ねれば__己の知る蝶は何処やら、暗闇の残酷さと美しさ、その全てを身に宿す初対面の獣が飛び込んできた。)
__…
(息を呑む。周辺の白は瞬きの内に黒紅に塗り替えられ、目の前のただ一人を残して消失してしまったようであった。言葉など紡ぐ気にすらなれない。人間の感性で品評することすら烏滸がましいと思えるほど、彼は圧倒的だった。疑いようのないリアルも画面越しの幻想に感じられてしまうのは、浮世離れした神々しいまでのオーラにあてられたからだろうか。該当のシーンは己の辞典にも確りと掲載されている。ここ数週間、狂信者もかくやという勢いで彼の遺物を貪っていた己にしてみれば、実に簡単なクイズであった。間違いない。海を渡った先の著名な監督すら骨抜きにしたというその笑みは、一分かそこらの限られた時間の中、脳の彼方へ遣ってしまうには余りにも強烈な刺激を惜しげもなく撒き散らしていたのだから。" 本物 "に出会った興奮。完璧な、という言葉では形容しきれない芸術に触れた感動。そして、塵紙のように呆気なく吹き飛ばされた決意。泉のように湧き出る思いを一つ一つ命名することの方が難しかった。人間が言語を失う切っ掛けを、彼はその演技の中に幾万通りも散りばめていたから。憎らしいし、妬ましい。強大な負の感情を抱えて尚、『 漆戸アゲハ 』という一人の人間に惹かれてしまうことを認めざるを得なかった。__「う、」焦がれていたはずの痛みを与えられては、咄嗟の発声が概ねそうであるように何とも拉げた声が出て。相手を飾っていたヴェールを受け継ぐと、長い指に視界を遮られる。不思議なほど自然に体が倒れた。彼の満足気な足音が遠ざかっていくのを宙に投げ出されたような気持ちで聞くともなく聞いては、暫くの間樹木のように深く重い沈黙を貫く。そうして、時計の針が何周か回った頃。音のない空間に、一人の声が溶けた。)
__……『死に方すら選ばせてくれないなんて。貴方って、悪魔よりも傲慢ね。』
(透ける様な金髪を揺らした彼女の返答は確かこうであった。目の蓋を閉じて呼び込んだ暗がりに、乾いた声で記憶のピースを並べる。あれに言葉を返せなくてはエンドロールに名を刻めないと言うのなら、一生かかっても彼の生きていた業界には入り込めないないだろう。平熱を取り戻した今、星の数ほどの名言を生み出したあの口からどのような経緯をもって此度の台詞が選出されたのかはさっぱり分からないけれど、ただ確信を持って断言できる事はひとつ。ああ、まんまと呪われてしまった、と。結局の所、苦痛と絶望の雨に錆び付いた心を独りで保てる自信がなかったのだ。しかし立派な支柱を立てられてしまえば、ぼろぼろと無残に崩れ落ちる事も許されない。呼吸し続けるのだ。彼の言霊という酸素を与えられて。悔しくて悔しくて、それでも確かに安堵している自分に気付けば笑っていた。こんな顔、誰に見られるのも気に食わないから、今はこの静寂が何よりの救いに感じる。彼の言うとおりどうやら休養が必要らしい。自律神経が乱れに乱れていることは自分でも理解できる。目を覚ましたら賞状の行き先でまた一悶着が起きるんだろうな、とまだ見ぬ未来を描きながら、蛹のようにその身を埋めて。最後の糸が解ける。静かな箱庭で、一人の子どもが眠りについた。)

_


(薄靄に包まれてステージを見上げていた。虹色のライトが瞬く海の最上階、とびきりの幸福を唄うのは優美な胡蝶と自身の顔を持つ男。高低の繊細なハーモニーが交われば、二人で一つの綺羅星が大輪の笑顔を開花させた。喜びを纏う音の粒子が火の粉のように降り注ぎ、歓声が熱を増す。心底趣味の悪い悪夢だ。どうしようもない絶望に希望の種を植え付けるような。気付くと曲はループして、綺羅星達は何度だって生の息吹を上げる。しかめ面を作ろうとしても、額には皺の一つすら浮かぶ事を許されなかった。深層で芽吹いた感情がそのまま身体を突き破り、憧憬と冀求が入り混じった満月のような笑みをその身に宿す。__嗚呼、神様。赦されるならば、このままもう少しだけ幸せな地獄に舌鼓を。)



(/ハッピーハロウィン!(大遅刻)え~~~妄想会絶対絶対やりたいですやりましょうね…!今までのスチル(幻覚)見返して悦に浸りつつ過去未来全部引っくるめてやんややんや言うの楽しいにも程がありますしあとあれボイス…ボイスを妄想したいです…やりましょう絶対(二度目)
このままシーン回収なんて許さん!回せ!という己の声に従って何となく〆っぽいロルを投下させていただきましたが如何でしょうか…?もしモヤモヤっとするな~と思われたら〆の上塗りも大丈夫ですので煮るなり焼くなりお好きなように…!それとハロウィンはもうあの、砂糖吐きたいです…(ゑ?)糖分が足りないのは当方も同じでして、できる限りハッピーなお話が紡げたらな~と思っております。アプリのストーリーに寄せるのであれば衣装を考えたり学院の飾り付けをしたりライブをしたり…といった感じになると思うのですが、何かご希望はございますか??)





66: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-06 01:34:50




(/最ッッッ高の締め括りありがとうございます家宝もののトリートです!!!言い出したらキリがないの分かってるんですけど一個だけにするので言わせてください、ここで夢の描写は匠の手腕すぎやしませんか……!!流石すぎるもっとやってください(拝みマーク連打)
了解致しました、よぉっしパティシエもひなたくんも逃げ出すくらい砂糖入れるぞー!(?)あのっあの、衣装決めもお菓子作りも飾り付けもライブも凄いやりたいんですけどちょっともうひとつやりたかったことがあって、ハロウィンイベってお客さんにお菓子貰ったら甘い言葉のお返しするじゃないですか、そこで、ちょっとでいいので、提供にやきもちを妬かせたいなあと……!嫉妬と無縁の人生だったので、初やきもちでどろどろというより可愛い感じにはなると思いますので……なんだったら後日談とかでも全然大丈夫なんで……何卒……何卒……。
当方ストをユニットコレクションで解放しましたのでリアクトのみ未履修なのを予めご了承ください……。皆がストーリーでやってたこと、どれもこれも二人でやってほしいんですけど泊まり込んで準備したりお菓子作ったりはふたりぼっち合宿とかバレンタインでも可能なので今回は……いやでも隣で寝てほしいし一緒に料理させたいな……???(意志薄弱)あとこれはストーリー読む前に考えてたことなんですけど、S1関係なく当人同士でTrick or Treatの掛け合いしてほしいなあと少し思ってました。
言うだけタダ精神で書き散らかしましたが絶対に全部はできないので、取捨選択しながら準備~当日までをゆるく回していけたらと思います。もう矢印向けさせてもらえて軽くでもアタッチメント取らせてもらえればそれだけで大満足ですので……。いや嘘つきましたがっつりぎゅーってしたい……!
ちなみになんですが、どんな仮装したいですか……!?!?)





67: 宝飾 周 [×]
2019-11-06 19:12:34





(/ありがとうございますめちゃ嬉しいなんだこれひ~~~ん(情緒不安定)敬愛している貴方様にそう言ってもらえて本当に本当に幸せです…!!ううニヤけ止まらないこれであと100年は粘れる……感謝……。
妬いてもらっていいんですか!!!!!?!?!ああ゛~神スト確定じゃないですかもう…ダイヤ砕かなきゃ…(血涙)素敵すぎるご提案ありがとうございます、むしろそれメインでも全然大丈夫なのでどうかSSRやきもちアゲハくん拝ませてくださいよろしくお願いしま~~~~す!!!(叫)
ストーリーの件了解致しました!方向性に関しましてもそちらで大賛成です!話の中で流れてしまったものに関してはまた別のイベントに組み込みましょう…!掛け合いは当方もやりたかったので是非是非…!ええ始まる前からこんなに楽しくて大丈夫ですかねハロウィン?どこまで行くの??(?)
仮装についてはお揃いも可愛いし、UNDEADのように別々の衣装を着てもいいなあと…!後者の場合魔法使いとその従者とか、対になるようなものを選ぶとエモさ爆発しそうだなあなんて。個人的にはゴースト、悪魔、ピエロ、魔法使い、ヴァンパイア辺りに目を付けていたのですが(多い)、主様はどのようにお考えでしょうか…??)






68: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-08 05:58:44




そら、せぇの、ぐいー。
(両肩の上からのっそりと自重をかける放課後。運動の前後に体操を挟むのは万国共通、無論自分たちのレッスンにおいても抜かりはない。一足先に予約していた部屋に到着してストレッチを済ませてしまえば、後からやってきた相手の補助をしたがるのは自明の理。息吐いてー、痛くない? と弾んだ声で甲斐甲斐しく。暫くご機嫌に世話を焼いていたかと思えば膝立ちのまま彼の背に軽くおぶさるようにして、旋毛の上に顔をうずめ。「んー、」邪魔になるのは重々承知なのだけれど、今己の頭を占めているのはそれ以上の重要案件、恙無い思考のためには致し方のないことなのだ。鼻に抜ける声で唸ること数秒、結論は出ずにぽつり零すことには)
……次のS1、どうしようね。



(/わーい喜んでいただけて当方もハッピーです!これから小出しにしていこうかしら、なんちゃって。敬愛だなんて本当勿体ないお言葉ですありがとうございますうををを……(身震い)
例の如く見切り発車しました、だって待てなかったんです……適当な所でシーン回収してくださって大丈夫ですので!そしてヤッター妬いて良いんですね!?ハー諸々含めて楽しみすぎる……。
仮装候補本当多くなりますよね凄い分かります……!!ウワー魔法使いと従者とか某会いましょうハッシュタグが脳裏を過ぎって無事焼き切れましたありがとうございます(穏やかな顔)あ~周くん拾って育ててヴァルプルギスの夜に連れていきたい~~~迫害と崇拝を同時に受けつつ大人しく森奧でひっそり暮らしてたのに周くんに手ぇ出された瞬間激おこ(マイルドな表現)で一人残らず焼き討ちする蝶の魔女ウルシド需要ないですか~~~~(嗚咽)これはもう仮装云々ってよりもうこのネタで一回回したいレベルです……。あっあと悪魔!黒い羽根の天使と白い羽根の悪魔とかいいなって……!でも他3つも滅茶苦茶捨て難いんですよねー!!ゴーストは自由度高そうで好きに色々できそうだしピエロだったら人形みたいに綺麗で少し怖い感じに描写したいしヴァンパイアは絶対衣装が映える!!!どうしよう真面目に選べない……。
あとこれは仮装というか性癖の話なんですけど、当方二人の顔に夢を見てまして、端整な顔立ちのほっぺに石膏が割れたような大きめのヒビとか入ってたら最高だなって……。いい感じの怪物を見つけられなかったのでこの場合Ra*bitsみたいな創作おばけになっちゃうんですけど、古代に宝石から造られて役目を終えて眠ってた人造人間がハロウィンに起き出してきたよーみたいな……ヒビの間からルビーとシトリンが見えるんです……(メイク)ステージではアンドロイドっぽくあんまり表情つけないで、でもtreatのときは普通に笑う、みたいな……!伝われ……!!(無茶振り)
あと大穴ですけど、当方の脳内で『森 二人組 仮装』で検索かけたらヘンゼルとグレーテルが出てきたので一応それもアリかなあと。そのままだとただのコスプレなんで無意味に血を浴びた感じにして魔女への殺意高めに武器とか持てば……なんかお菓子ガチ勢みたいになるけど……ワンチャン……ないかな……ないか……。
優柔不断で絶対一人じゃ選べないので、何かピンと来たものがございましたらお教えてくださいませ!)




69: 宝飾 周 [×]
2019-11-09 13:23:12





(ふにゃふにゃと柔い指示に導かれ、温まり始めた身体を折り曲げる。一般的に見れば間違いなく近い部類に属する距離感、はじめの頃こそ親の過干渉を鬱陶しがる子どもの如く文句を垂れていたものの、流れる月日が麻酔となって染み渡りいつの間にやら違和感の欠片も見出だせなくなってしまった。大丈夫、そこはもう少し伸ばしたい、等々慣れた調子で返していれば、ふと相手の声が近くに聴こえ。暫くののち零れた言葉を拾っては、「ああ、ハロウィンの」と相槌を。S1という規模の大きさも関係しているのだろうが、やはり皆催し事には気分が高揚するようで、最近は至る所にお祭ムードが漂っている。背後の彼に配慮しつつ、息が詰まらぬよう緩慢に上体を起こして)
聞いた話じゃお客さんと直接交流をする企画もあるらしいよ。題材が題材だし、衣装やら演出やら何時もとは違った路線を攻める必要があるかもね。



(/えっちょっと待ってそんないきなり大量供給なんてアア゛ーーー!?!?!?(爆発)
スカウト会いましょう(ネーミング)尊すぎ取り締まられ案件じゃないですか…ええ…需要しかない…魔法で出現させた星のように輝く蝶を「お守りだよ」って言って一匹だけ息子の肩に乗せて微笑むウルシドさん絶対いますよね……どこ…どこ…(迷子)当方アイドルがアイドルやってる(?)姿は勿論大好きなんですけどもそれと同じくらいスカウトのスチルに見られるような異世界風の姿も大大大好きでして、もしよろしければいつかifの設定でこんなお話を紡いでみたいです……妄想に留めておくには余りに惜しい……。
単語並べただけでここまで素敵な提案が返ってきますか???やはり天才……全部やりた……待ってください宝石から造られた人造人間?????是非そちらを採用させていただきたく思いますどうぞよろしくお願い致します(手の平返しのプロ)ヒビの間から宝石がのぞいてるのほんとセンスが凄い…脱帽です…。衣装は少し煤けたような感じで没落貴族の兄弟風(若干のヘンゼルとグレーテル要素)(こじつけでは?)を意識して、リボンやタイ、ブーツなんかでちょこちょこ差異をつけるとか…。あとあと右前髪と左前髪をそれぞれ対照になるようにかき上げて額にもヒビと宝石を入れるだとか、それぞれ一箇所だけ相手の色の宝石が混じってるだとか所々にシンメっぽい要素を入れるとこう…なんか…ぐっときませんか…(語彙力)勝手に盛り上がって色々と提案してしまいましたが解釈の違いなどございましたら遠慮なくご指摘していただけますと幸いです…!)





70: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-10 23:56:27




そう、うん。……迷ってるんだ、らしくないけど。仮装のままステージに立つことになるから、演出込み、魔物、中途半端も、寓話は、アマネが、森、夜、いっそ……、んん。
(起き上がる気配を感じ取って預けた重心を戻そうと動く前に、そろりと動く身体に気遣いを聡く悟り。擽ったくて、後ろから抱えるように緩く肩と首に腕を回し、すり……、と鼻先を寄せる。とはいえ表情は晴れきらない、問題は、ハロウィンというイベントの人を脅かす性質と、自身の、ひいてはユニットの在り方との不和。ただでさえ脅威の多い森の中で、自分達だけはいつでも、何者をも、その全てを受け入れる存在でなければいけない、それが長く愛されるための条件__否、それだけならば無辜の魔物にも務まるのだ。本質は己にある。倦厭される昆虫の中で、何故蝶だけは人の目に触れることを許されるのか。見目麗しく、かつ人間に牙を剥かないからだ。簡単に怖いという印象を抱かせられるこの容姿では、軽々しく恐ろしい仮装に手を伸ばせなかった。けれどこの考えが、未だ成長の余地のある彼の可能性を殺していることもまた、痛い程知っていて。相手の100点満点な見解に同意を示しつつ、自身の脳内を聞かせても構わない範囲で解説するつもりだったのだけれど、纏まらない考えは再度己を思考の海に引き摺りこんで、いつの間にか大きめの人形にするようにぎゅむむと懐抱しながらその断片をちらほらと散らし)



(/うわわごめんなさいでも反省も後悔もしてないですとてもしあわせ!!!(最低)そして抉るような素晴らしいカウンターですねヴっ……(再起不能)
ヴァッ無理解釈のど一致……絶対いる……実は大魔法使いサカサキへのおつかいとかで、帰り際に意味深に「__ソレ。大事にするといいヨ、深い叡智と愛情が詰まってル」とか言われちゃったりして……いつかやりましょうね……やりたいことどんどん増えてく……。
まっっっっ語彙力溶ける最高かひい……!!!相変わらずアイデアを形にするのが上手すぎません???所々に見えるシンメと相方の色は破壊力の塊なのでもうやるしかないです、個人的にはリボンや白スカーフにあしらわれてる宝石が相手の色とか、小物がそうだと自分で好んで相手の色着けてる感が出て大変すこです……。ヘンゼルとグレーテル要素も取り入れてくださってとってもとっても嬉しいです!!折角ならと秒で考えた背景なのですが、子を成せず苦しんでた森に住む魔術師夫妻が造り上げた双子で、愛されて育てられる(?)も寿命が半永久的だったせいで、夫妻亡き後の長すぎる時間をずっと二人きりでいきてきた、みたいな感じどうですか……!愛されたお陰で人間が好きだから、魔物が跋扈する夜に人間を見掛けると安全な所まで案内してくれるとかにすると、ユニットのコンセプトとも合致するかなーと……ランタンとか持たせて……。どうせならイベント当日の立ち回りも、学院内に一般人が入ってくる特別性から、迷子対策スタッフとして敷地内の見回りを優先するよう学院やプロデューサーちゃんに頼まれたとかにすればやきもちシーンに時間が割ける……!(うん?)(嫉妬させたいだけ)さ、流石にご都合主義すぎるでしょうか……?
放っておいたら本当好き勝手に妄想を垂れ流してしまいますので、少しでも違うなと思ったらすぐに言ってくださいね……!)




71: 宝飾 周 [×]
2019-11-12 00:34:18





……君、壊れ物の扱いは得意だったはずだよね。勢い余って潰さないでよ?
(視界が徐々に上がっていくと、両者の間の空間はどういう訳だか存在を消されることとなった。黒いランドセルを背負い登下校していた頃、道中で野良猫と戯れた時もこれと似た反応をされたっけとぼんやり想起していれば、触れ合った肌を伝い混沌が雪崩込んできた。確かに珍しい。と、言葉に連ねず心で同意する。作家がアイディアを書き殴るよう真っさらな宙へ思考の欠片を無造作に投げるその姿は、公私共に先達の蝶として舞う彼にしては些か奇妙に見えるほどであった。泉のようにぽんぽんと湧き出す切れ端を試しに拾い集めて並べてみようかと蝸牛に働き掛け、__ようとしたのだが、心なしか強くなった力にそれを拒まれる。信用していない訳ではないし、この期に及んで嫌悪を抱いている訳でもない。ただ、この如何にも簡単にもげそうな白腕は、なかなかどうしてパワフルなのだという事は己の脳に確りと記憶されていて。双方に微温い指先を触れさせれば、冗談を交えて上記。その後の彼には続けてこんなことを)
気掛かりは設定で補えばいいよ、未知のものを噛み砕いて説くのは十八番じゃないか。…そうだね、どんな荒廃した街にも大抵の場合警官が居たりするし、案内役を買って出るのはどうかな?それなら何時もと方向性が似ているし、味方だとはっきり分かれば受け入れられやすいと思うんだけど…。
(未知というのは受け入れ難く、簡単に恐怖を引き起こす。然し既知の味方となればどんな化物にも少しくらいは愛着が湧くのではなかろうか。浮き出る言葉の最奥、心の蔵に一番近い場所にある悩み事には手が届かないけれど、何となくそんな事ではないかと予想を立ててのこの提案。手持ち無沙汰に置いたままの指先で彼の手の甲をとんとんとタップしつつ、表情を窺うには視野が足りない事を理解しながらもちらと横目を向け)



(/どうして殴り合ってるんですかね我々???いや分かってるんですInForestが最高すぎるのが悪いってことは…(こら)
あ゛~~~絶対言われる……当時は訳がわからず首をひねる息子ですが成長後漸くその言葉を理解して主人に聞いてみるも軽くはぐらかされてむっとなるんですよ私見えました(何が?)え~んこの辺り是非妄想会でもっと掘り下げましょう……やりますありがとうございます……。
案゛内゛し゛て゛(限界オタク)めちゃめちゃめちゃ滾りました…双子…二人きり…人間が好き…えっ私も好きですが…(混乱)小物関連相手の色で揃えるのいいですね~?!?!魂を分けた者同士の親愛も然ることながら、そこに隠れた束縛と言いますか、自分の欠片で相手を繋ぎ止めている感じがもう堪らなくエモーションです…。加えて、実は装飾に使われている宝石はそれぞれの身体から採取して(放っておいたら自然回復します)加工したものなんて裏設定を作るのはどうでしょう……アッ流石に重たすぎるとかグロ要素に感じられましたらごめんなさい即刻土下座します…!
見回りやりましょう!やきもち万歳!!(欲望に忠実)なんとなく息子の口からこちらの案を出してしまったのですがよろしかったでしょうか…?主様の素敵なアイディアを無断引用してしまうようで最後まで悩んでいたのですが、流れ的にここに入れ込むのがいいかなあと…力量不足で申し訳ございません…。何かご指摘があれば遠慮なくお申し付けください…!(恒例) )





72: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-13 22:41:31




へ、何のこと……、! ごめん、痛くない?
(ぼやぼやとした空想の世界から帰還する、信頼の見える揶揄いの意図が見えなくて。そっと感じた温度に漸く自分が絞め技じみたそれを仕掛けていたことに気がついては直ぐに力を緩め、心底心配そうな声で上記。あの日以降、ぽつりぽつりとこんなことが続いている。これまで息をすることと大差なかった、自分が前に立つものである自覚を、彼の前でごくまれに、不意に失ってしまう。たぶん無意識下で、このひとはだいじょうぶなのだと刷り込まれてしまった。頬だとか目元だとか、緊張だとか、力の細かい調整だとかが勝手に緩む、呼吸がしやす過ぎるのだ。良くない傾向だな、と何度目かの戒めを心中に吐くと、ろくな説明もしていないのにピタリと悩みの種を言い当てるできた相方の適切な助言に耳を傾けふむと唸り。きゅるきゅると思考回路を働かせながら思い返すのは通りがけにちらりと見た掲示板、S1当日のアルバイト募集。企画の中心たる生徒の人望にかかれば何とかなるのかもしれないが、それでも仮にも学内最大規模の舞台にライブの機会を自分から逃したがる奇特なアイドルがいるとは思えない。此方は特に資金繰りに難儀している訳でもないから、逆手にとって上手く交渉すれば今後動きやすくなるかもしれない、彼女はもうそれだけの影響力を持っているから。……全く結構、得意分野だ。筋書きを立て、問題点に仮の対策を宛がった後、数多の要素をメリットとデメリットに腑分けしきっちりと採算が取れることの計算を終え演算終了。いつだったか、カマキリと評されたその目で口角を釣り上げた)
__うん、うん、決まり。ふふ、やっぱり持つべきものは頼れる相棒だ、ありがとうアマネ。……嗚呼でも残念。クロウ先輩が試作してたヴァンパイアの衣装、絶対きみに似合ったのに。惜しいなあ……。
(もう一度、今度は苦しくないようにそっと。赤い瞳を三日月形に細めて相手の肩口から感謝を述べ、けれど続いた言葉の通りにすぐに眉尻を下げて心做しか項垂れた様子。もし誰かが此方を見ていたとしたら、しゅんなりと垂れた耳が幻視できたことだろう。先日部室を覗いた際にその一角を占拠する大量の布地に埋まっていた我らが大将の力作のひとつを甚く気に入っていたのだった。無論、同じデザインのそれを己が着れば本物と勘違いされかねないことは分かっていたけれど。……そういえば、と思考が飛ぶ。今回の衣装はどうしたものだろう。大まかな方向性しか決まっていないモチーフを、ただでさえ仕立てに追われて過労死しそうな件の先輩に頼むのは流石に気が引ける。特別人目を引く必要はないのだし、今回は出来合いのもので賄うことにして、代わりに折角仮装という名目なのだから、特殊メイクを施すビジュアルを組み立てても良いかもしれない。触れる指先の一方だけを絡め取って立ち上がると、両の手で包み込みながら器用に正面に回り込む。促すように軽く腕を引くと、素晴らしく良い笑顔をずいと近付けて。大変機嫌が良いので、この後のレッスンは手加減を忘れてしまいそう、なんて他人事。)
生徒会とあの子に話を通してからまた詳細を詰めるけど、今週末は空けておいて。買い出しに行くよ。



(/ほんとそれです~~!!この子たちほんと罪深い……有罪判決なので末永く二人で歌って踊ってアイドルする刑に処す……(?)ハアアむくれ周くん可愛いが過ぎるし妄想会楽しみすぎて夜しか眠れない……(なお熟睡)(毎度寝落ちごめんなさい)あと野良猫と戯れる小学生周くんプライスレス……。
あああ最!!の!!高!!!凄いどうしてこうも的確に射抜いて来るんです……??(虫の息)親愛の証に薄ら透けるような自覚あるのかないのか分からない割に大きめな独占欲とか全然平気どころか寧ろ好……えっ重、重いんですか……??(ヤバい)当方の倫理価値観が不味いかもしれない説が浮上してますが当方的にはまるまるオッケーなので是非是非採用させてください~~!!あっ偶然にもどっちも暖色ですしランタンの色反映させてもいいかもしれないですね、中に二人の核の一部が入ってて決して光が切れることがない的な……暗闇の中不器用にお互いで守りあってるつもりなんですけど、一人で敵か何かと遭遇したとき自分の体そっちのけでランタン抱え込んじゃうとか……なんだこのどこにも生かせそうにない私得裏設定……?
アイディアの件ですが大丈夫なのでどうかお気になさらないでください!!力量不足だなんてとんでもないです、寧ろ当方がそれを期待していた節がありましたので、言外に意思疎通できたみたいで嬉しかったり……なんだか二人でお話を作ってる感じがして良いなと思っていたのですが、悩ませてしまう可能性を考慮できずにこちらこそ申し訳ないです。本当に至らない……精進致します。この先同じようなことがありましても遠慮なくやっちゃって大丈夫!ですので!
さてその本編の方ですがやりたいって言ってた諸々を蹴ってショッピングのお誘いしちゃいました、誘惑に勝てませんでした誠に陳謝……(土下座) )




73: 宝飾 周 [×]
2019-11-16 03:20:16




(/ごめんなさい取り急ぎ連絡だけ…!実は月曜日まで少々予定が立て込んでおりまして、次のお返事が火曜日以降となってしまいそうです。気持ち的には今すぐ!!!五秒で!!!お返ししたいのですが!!!急ぐあまりに半端なお返事をしてしまうのも失礼かと思われます(というか当方自身がそれを許せないんですごめんなさい…じっくりこっとり大切に紡いでいきたい…)ので、暫しお待ちいただけますと幸いです。どうかよろしくお願いします…!
あとショッピングのお誘い全然大歓迎です感謝~!!!!!!前々からオフ日の2人が見たくて見たくてもう……えっ私服デートさせていいんですかねこれは……制服でも全然オッケー花丸ではございますが……)





74: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-16 11:03:33




(/オワアアアご連絡ありがとうございます頗る嬉しいけど予定あるなら寝てくださいいのちだいじに!!3時って!!無理ダメ絶対!!!正直そのお気持ちだけで数ヶ月は余裕で待ってられます……なんですけど、折角なのでダシに使わせてもらいますね(最低)ちゃんといい子で待ってますので、此方のことは気にせずに予定を熟してきてください。代わりに時間ができたら、他のことは何も考えないで、その綺麗な言葉でお返事をしたためてくださいね。
良かったです~~~!!あっどうしようどっちも捨てがたいな……けど私服が……見たいです……。(拝)というかショッピングモールで周くんをひたすら着せ替え人形にして貢ぎたい……今回は多分難しいけど……。
ともあれ月曜日まで、辛くて大変なのは背後様の方ですから、此方は構わず、目の前のことを乗り越えてくださいね。応援しています。頑張って、えいえいおー!!)




75: 宝飾 周 [×]
2019-11-21 22:49:34





平気だよ、…はは、そんなに慌てなくても。
(心配性に投げる冗談としては少々意地が悪かっただろうか。意識の帰還を認めた途端即座に此方の安否確認をする彼にどうどう、と落ち着いた声色で。これは最近気付いた事なのだが、どうやら自分は彼の宝物庫の一品としてリストアップされているらしい。自惚れだろうか?__否、そうしてあっさりと片付けてしまうには余りにも証拠が揃い過ぎている。彼と時間を共にする時、ふと己は本物の硝子製品になのではないかという錯覚を起こす瞬間があるのだ。大切にされたモノには魂が宿ると言われるが、そうだとすれば元より命を灯す道具は何に変化するというのか。何となく温かい事が分かる不透明な感情を思考の海原で追っていれば、背後の算盤が最後の一玉を弾き終わった様子。繊細な虫の軽さを取り戻した彼と連動し大人しい笑みを宿しては、緩慢なペースはそのままに)
うん、君の思考の一端を担えたなら何より。吸血鬼なら丁度俺のクラスにも居るからね、キャラ被りなんてしたら文句を言われそうだ__っと、
(何なら君の方が様になりそうではあるけれど、とは心の内に。彼はその身に触れた物を”ホンモノ”に変えられる…否、変えてしまうから。魔法のように素晴らしいそれは時に兵器のように強大な力を持つ。その事は他でもない彼が一番理解しているだろうから、態々誇張するのも野暮だろう。学院で一番有名な兄弟の片割れに話題を移しては察しの良い頭に勘付かれぬうちに晦ましてしまおうと。_然しながら今の彼にそんな配慮は必要でなかったのかもしれない。あっという間に正面へと回り込んだ顔には子どものような笑み、星空を閉じ込めたようなキラキラとした瞳に射抜かれれば、続く言葉には承諾の意を返す事しかできなかった。)



(駅前、定番の待ち合わせスポットである特徴的なモニュメント__の近くの自販機のそのまた近く、意識しなければまず素通りしてしまうような日陰のベンチにて。相手の到着を待つ今日の服装はネイビーのチェスターコートに細身のパンツ、インナーにニットを着込み仕上げに伊達眼鏡を装着した所謂秋の定番スタイル。ともすれば量産型と揶揄されそうな外見に仕立て上げたのは仮にもアイドルという称号を纏う自分の為、そしてそれ以上に人目を引きやすい相方の為。時計やネックレスなどの小物で少々遊び過ぎた節はあるけども、まずまず溶け込めているだろうとの自負を持ってゆったりと。買い出し、という以上の情報を聞き出すことは叶わなかったのだが、さてはてどんな旅になるのやら。ふと徐に財布を取り出しては、冷える秋空に飲み物でも用意しておこうかとチリチリと音を立てる銭を確認し。)



(/大っっっっ変遅れましたごめんなさいそしてお待ちいただきありがとうございますあ゛?!?!?!?!(感情のスクランブル交差点)
あの……好きです……(唐突)ええ~~~もうそんなこと言われたら…ねえ…?頑張るしかないじゃん…ね…正直予定が終わるまでの間も背後様の事アゲハ君の事これからの展開の事を隙あらば考えていたというかそれしか考えられなかったので怒られる要素しかないのですが()、温かいお言葉本当にありがとうございます……嘘偽り無く本当にここ数日の救いであり癒やしでした……ただいまって言わせてください!ただいま!!!!(早)
ランタン天天大天才すぎますはあ無理いつかハロウィンの裏設定使ってパロディー回すまで死/ねない……365日ハロウィンがいい……(ハロウィン過激派)えっあのこれ以上精進されてしまうとほんとに手の届かない神様になってしまわれるので程々にしてくださいね???(?)
ありがとうございます、お言葉に甘えて私服着せました!!新鮮!!当方秋のお洋服大好き人間なので個人的に服を考えるのがとっても楽しかったです、着せ替え人形機会があれば何卒……私もアゲハ君トータルコーディネートしたい……う~ん選び合いっこするのどう考えても可愛いですよね?可愛い(自己完結)
重ねての謝罪とはなりますが、この度はお返事をお待たせして申し訳ございませんでした。そしてそれ以上に、当方の事をお気遣いいただき本当に本当にありがとうございます…!n回目とはなりますが、どうかこの先もゆるりゆるりとよろしくお願いします!!!)






76: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-24 04:42:10




__なんだか新鮮だ。私服かっこいーね。
(集合時刻5分前。案の定今回も越された先に鼻を高くするでも悔しがるでもなく、油断したこの隙にちょっとした悪戯をと悪巧みする子供がそろり足を忍ばせ。相手の視覚の外から背後に回り込み、上から覗き込む形で逆さまに相対すると、頭の後ろからてろんとフードが垂れた。満足気に笑って上体を起こし、目深に被ったキャップのつばを押し上げておはよ、と挨拶。細身のパーカーにタイトなデニムでどこにでもいる若者を意識しつつ、黒基調の落ち着いた色彩と細いシルエットはどこかシックな印象を醸す。長い髪は帽子の下からシニヨンになって覗いていた。耳が痒くなりそうなふわふわしたトーンで恥じらいなく述べた上記は紛れもなく本心なのだけれど、見慣れない眼鏡と一見大衆に紛れやすいコーデに気を遣わせたかな、と思い当たり。それでも誰にでも通用するからこそ似通いやすいスタイルできちんと、但し控えめに自分らしさと魅力を引き出し、誰もが振り返るとまではいかずとも、目に留まれば魅入ってしまうような着こなしは流石の二文字を贈る他ない。対して此方は、知名度を鑑みて万全を期すならもう少し気合いを入れるべきなのだけれど、折角の相手とのお出かけに、コミュニケーションの妨害でしかないマスクを風邪でもないのに装着するのは嫌で、仮にも一応は夢ノ咲のお膝元なのだしと都合よく楽観視したのだった。気持ち厚底のハイカットで小さく踊るように相手の正面に立つと)
今日行くのはアンティークショップ。衣装もまだ手元にないけど、形はこの前話してたのって決まってるし、別段凝ったものでもないから直ぐに見つけられる。代わりに、揃いの衣装で差異になるアクセサリの類いと、小道具のランタンを選びに行くよ。先方から、遅くまで見回ることになるから灯りを用意しろと言われたのだけれど、折角のハロウィンに懐中電灯じゃあ味気ないからね。



(/おかえりなさい~~~!!!お疲れ様でした!!先日のレスですが実は寝惚け眼で打っていたので後から我に返ると大分恥ずかしかったのですが、無事(?)お力になれたようでとても嬉しいです……!
ウワーパロディ回した過ぎて禿げる……そうだ考えてたんですけど、人造人間くんたちの名前そのままでも良いですけどどうせなら一号機二号機的なのも有りかなって……アインスとツヴァイかアンとドゥかでずっと迷ってられる……(重症)あっ呼び方二種類とかでもいいかもしれない、両親から貰った名前を大切にして普段は数字呼びだけど大事なときは本名(?)で呼ぶ的な……。
私服ありがとうございます!!!語彙力溶けちゃったので無理と好きと尊いしか言えないんですけど好きです尊い本当無理!!!ハァ~~~その衣装アイドルロードで手に入ります……?えっランボ……?あっさてはイベント期間中寝られないやつ……??(大混乱)自分で私服って言っておきながら迷走しちゃって検索履歴凄いことになってるんですけど当方も考えるの楽しかったです……待って選び合いっことか可愛すぎる絶対させましょう(早口)
お返事の件ですが大丈夫ですのでどうかそんなに謝らないでください……!リアル優先なのは鉄則ですしお互い様です!全く寂しくなかったと言えば嘘になりますが、事前に連絡を頂けたお陰でかなり穏やかな気持ちでいられましたので……!
寧ろ謝りたいというか、これから謝らなくてはならなくなりそう(?)なのはこちらの方でして、というのも当方、今若干のスランプの気配がありまして……。今回限りのものかもしれないので何とも言えないのですが、もしかしたらこの先レスにお時間頂くことになるかもしれないことを先にお耳に入れておきたく存じます。我儘だとは分かっているのですが、書けなくても最低限の質は保ちたくて……!杞憂に終わればいいのですが……。
こちらこそ、まだまだ至らぬ身ではありますが、どうぞ末永くよろしくお願いします……!!)




77: 宝飾 周 [×]
2019-11-25 22:13:09





、……おはよう。まあ、偶の休日くらいはね。
(段々と輪郭をはっきりさせる遠くの彼へ穏やかに片手を振る予定だった。一筋縄ではいかない悪戯っ子が在り来たりな登場方法で満足する訳がないとは想像に難くないはずなのに、ぽかぽかという平和呆けした擬音が似合う朗らかな気候にすっかりと感化されていたらしい。此方を射抜く紅に僅かな動揺を悟られるのが何となく気に食わず二、三度の瞬きで仕切り直せば、財布を仕舞うのと並行し何時もの調子で親しい子どもに向けるような微笑を一つ。自分の身体の形を理解したカジュアルながら引き締まったスタイル。覗く長髪が助長するどこか中性的な気配は、数秒見つめただけで簡単に囚われてしまいそうな魔力に似た魅力を感じる。そうしてあろうことか、透き通る白肌が眩しい小さな顔は何者にも覆われることなくありのままの姿を己に向けていた。…確かにこの近辺の住人は、美しい人の姿に慣れている。アイドルの卵達が身姿を一切弄らぬまま日常生活を送れるくらいには治安も良いし、そもそも周囲に人垣を拵える程の知名度を持つ者はほんのひと握りしか存在しない。厳しい現実が皮肉なまでの平穏を生み出しているのだ__良くも悪くも。だがしかし、眼前にて本日の任務を発表するこの男はどう足掻いても人垣を生み出せる側の人間だ。心配しすぎだと笑われるかもしれないが、一般に溶け込むのならもう一つくらい特徴をぼかしてしまいたい。捉えられたら最後、彼の世界へと否応なく引き摺り込まれてしまうあの境界線に壁を貼れたなら。)
うん、うん。了解、アクセサリと小道具だね。道案内は任せたよ__さて、と
(内容の理解を復唱で示し、ナビゲーターを任命すると体温の移った木目から腰を浮かせ。一見して出発の合図に捉えられそうな動作に「ちょっと待って」と静止を掛ければ、顔を隠す小道具を外し服の袖で几帳面に拭き掃除を。ぐるり、何度か全体を見回し納得した様子を見せれば視線の照準は暗い帽子の下に移動、普段より少しだけ近い顔と距離を狭めれば、手に持つそれを形の良い耳へ慎重に掛けてやり。此度の服装に縁の細い眼鏡は如何なものかと思ったが、どうやらそんな心配も杞憂に終わったらしい。鈍い銀を纏うレンズは彼を構成する一部へと自然に溶けていき、その奥の双眸へフィルターをかけた。己如きであれば素顔を見せども問題は起こらないはずだ。そろり、温度の低い指の先が艷やかな髪を揺らし定位置へと帰っていき)
自分のことだから自覚は薄いかもしれないけど。君の眼は君の想像しているよりも綺麗なんだ、安易に晒してしまうには勿体無い。__よし、いいね。それじゃあ出発しようか、まずはどっちに進めばいい?



(/ヒーーン愛が溢れた…ありがとうございます本当に…。あのあのあの言わせてください大天才?!?!2019年このお相手様が凄い!大賞文句無しの受賞……おめでとうございます……(???)呼び方二種類でお願いします~!本名の方はやっぱり蝶と光に関係するのが自然かなあと思ったんですが、双子設定を活かして対になるような名前でもいいかなあなんて…朝と夜とか…なんとなくこの2人朝と夜感あるって思うの私だけでしょうか…?因みにドイツ語に合わせるとモルゲン(朝)とナハト(夜)、フランス語に合わせるとマタン(朝)とニュイ(夜)になります。この辺りの言語素敵なの多すぎませんかねほんと…永遠に決まらない…。
こちらの台詞です私服だ!!!!すごい!!!!(IQ2)めちゃくちゃ解釈一致して読ませていただいた瞬間某メーカーで私服姿のアゲハ君作成した限界オタクは私で~~~す!!!そしてこの黄金比を早速崩壊させてしまった重罪すぎる…眼鏡邪魔だったら投げ捨ててくださいね…ほんの出来心なので…(情緒不安定)
そしてスランプの件について。喜ばしい状態ではないというのは百も承知しているのですが、それでもご報告をいただけてとっても嬉しかったです…!と言いますのもなりきりをしていてこのようなお話をいただいたのは初めてのことでして、やはり知っているのと知らないとでは安心感と言いますか、心の余裕が随分と違うんだなあと。極端な話、たった一行であったとしてもこの愛すべき物語の続きが見れるのであれば私はそれだけで幸せです。お返事が遅くなったことをあれだけ謝っていた人間が言うと説得力に欠けるかもしれませんが、質だとか、早さだとかそんなことは一切頭から排除して、どうか気の向くまま、マイペースにお返事を綴ってくださいませ。因みに当方は年明けまでハロウィンする気満々ですので!!!他のイベント事はちょちょいのちょいで時空を歪めればいつでも実現可能ですからね!!!創作は強し!!!
ともあれ、あくまでこれは仕事ではなく趣味の一環です。何となく気分が乗らない時だとか、上手くいかない時なんかはどれだけ放置しても構いません。当方かなりの粘着質故、とことん気に入ったものに対しては宛ら亡霊の如く張り付いて離れませんのでご安心ください。改めてご報告ありがとうございます、主様がハッピーななりきりライフを送れますように…!長文失礼しました~!)






78: 漆戸 アゲハ [×]
2019-11-30 00:15:28




(従者気質の彼が彼自身のために己の時間をいたずらに消費するはずがないから、レンズを拭き始めた時点で何となくしたいことが分かってしまって、別に良いのにと言わんばかりに眉尻を下げつつも大人しく待機。どうせ警戒した所で盗撮されるときはされるのである、SNSに出回っても事務所と学院が対処するだろう。烏滸がましくもファンサービスを強請る輩に出くわせば少しだけ相手をすれば良い、そういう自己顕示欲の強い人種というのは発信力は中々だったりするから、精々良い広告塔になってもらうだけ。開き直る方が早いのだ。__ただ、まあ……伸びてくる手に目を瞑る、衝撃や予想外に備えるものではなく、信頼を持って何かを受け入れるときのそれで。……冷こい手の、繊細なものを触る手つきで触れられるのは悪くないから、ここは素直にしておこう。しかし流石に添えられる言葉までは想像できずに少しばかり面食らってしまう。どくり跳ねた心臓ときゅうっと甘やかに締められる胸に、抱き着きたくなるのを噛み殺した、眼鏡を掛けられてしまった以上は大人しくしなければならない。けれど何もしないのも何だか納得いかない負けず嫌いな節のあるのは彼の影響だろうか)
……、俺が俺の価値を理解してない訳ないだろ。俺も他人のことをあまり言えないけれど、きみも大概過保護だよね、俺に似ちゃったかなあ? __嗚呼、そうじゃなければ、……俺の目、一人占めしたいんだ? かわいい。
(欧米人のするそれのように大仰に肩を竦めてやれやれと息を吐いてみせて。続ける言葉は彼の好きなこの赤い目を艶やかに細めて、視線を絡めとって決して外させないように。レンズ越しだから効力が薄いなどとは言わせない、眼鏡という道具は本来、隠すためではなく視るためにあるものなのだから。ただ一つ残念な所を挙げるなら、その台詞が図星を突くために放ったものではなく、自身の希望を大いに含んだものだという点。「あはは、冗談冗談。……ありがとう、嬉しいよ」ぱっ、と直ぐに雰囲気を戻して軽く笑うと、これくらいなら許されるかなとぽふぽふ頭を撫で。本当はチークキスをしたかったのだけれど、フレームに邪魔されてしまうだろうから控えておく。やはり壁を作るのは性にあわないと再確認しては、くるりんと切り返して役割を全うすべく一歩)
__こっち、行こう。
(……否、半歩。いつものように着いてきて、とは言わずに相手の動き出しを待って。隣を歩きたい気分だった。)


(休日の商店街の活気は近頃の朝の冷え込みにも屈しないらしく人の声に満ちており、されどそこから少し逸れた路地は途端に閑静で、カラカラと乾いた落ち葉が転がる音が聞こえる程。観葉植物と手書きの看板が細々と並び、焼き菓子か何かの生地が甘く柔らかく匂う雰囲気の道のりは、とある先輩一押しのデートコースなのだとか。たまに窓から此方を見ている人形を横目に、内緒話をするようなトーンで他愛のない話をしよう。声を潜めてもやはり話し好きの性、特に相手が彼とくれば話題が尽きないどころか時間が足りない。「最近校内で出るって噂、聞いた? 」「セセリがこの前きみの絵を描いてたんだ、また見においで」「あ、猫、アマネ、猫がいる! 野良かな、かわいい」聞き流すどころか寝ていても捲し立てそうな勢いで喋り倒してはいても、視線は頻りと相手の反応を気にして。ローファーよりも重いはずの靴を時折軽々と弾ませながら)



(/お待たせ!!!しました!!!大変申し訳ないです!!!どうにか形にできましたのでお納めください……!!
いや背後様を差し置いて大賞受賞はないと思うんですけど普通に気になりますねその番付……!?朝と夜わ゛か゛る゛(汚い)ここの個人的エモポイント(エモポイント?)は朝は夜に向かってて夜は朝に向かってるってとこなんですよね……この追い掛けあってる感じというか、強過ぎる光に焼き殺されて日没の安寧を求める周くんと、暗さに耐えられるせいで眠れずに夜明けを待ってる提供の構図が……すき……。あと一見して外見はともかく中身で言ったら逆だろって言われそうなのもポイントで……違うんですこれで合ってるんです……それぞれの恐ろしさを知ってるからこそ逆に見えるような形に振る舞ってるだけなんです……。多分逆になっていればお互い楽だったろうけれど、誰かに寄り添えるようにはなれなかっただろうし、あと多分この場合めちゃめちゃ仲悪そう……、あっでもそれはそれとして夜属性周くんはちょっと見てみたいような気も……。()こんだけ語って今更ですけど解釈違いだったらごめんなさい土下座させてください(n回目)うわどっちも好き……けどその二つなら若干フランス語の方寄りでしょうか、語感が柔らかで二人に合ってるかなぁなんて……ドイツ語もシュッとしてて格好良いんですけど……!!
眼鏡おいこら眼鏡!!!やめて!!!惚れる!!!!惚れてた!!!!!なにあのスマートな王子様……本当なんなの宝飾周とかいう男……えっかっこよ……無理……(定期)いやこんなの外せって言われても無理ですって……もう返したくない……持って帰って宝箱に入れるの……(返して)
スランプの件ですが、まずは温かいお言葉へのお礼を言わせてください、本当にありがとうございます。背後様の書き込みを見てフッと力が抜けるような感じがして初めて、自分が変に力んでしまっていたことに気付きました。喜んでいただけるのが嬉しくて、少し必死になっていたようです。
お言葉に甘えて少し携帯から離れてみたのですが、日常のふとした瞬間に何かを伝えたくなってしまって、結局気付けば頭を捻って出涸らしのような文章を考えておりました、なりきり馬鹿とお相手様好きが露呈してしまって恥ずかしいやら……。嫌になったとか気分が乗らない訳ではなくて、言いたいことは沢山あるのに出力が上手く働かないというか、言葉が栓になって詰まっている状態なのかなと。こんなぽんこつに自分から付き合えと言うのはとても気が引けるし申し訳ないし情けないのですが、そのうち開栓して出てくるようになると思いますので、それまでどうぞ気長にお相手いただけると嬉しいです……!)




79: 宝飾 周 [×]
2019-12-06 00:20:43





__…えっと。んん、ああいや、そうなのかも…?
(美しい赤が放った問い掛けにぽかんと抜けた表情を返すこと数拍。頭上に浮かんだ大量のクエスチョンマークをなんとかまとめると、煮え切らない思考をぶつぶつと。瞳を宝石と捉える己にとって彼の眼窩に収まるそれは確かに魅力的であり、ある種の執着心を抱いていることは確かである。が然し、そこに独占欲を孕んでいるのか否かというのはその感情をはっきりと抱いた経験のない己にとって非常に難解な質問であった。__柔らかく変化した雰囲気の波に突かれ、はっと我にかえる。頭上から離れる手になんの反抗も出来ぬまま、足跡を並べる権利を受け取った。
穏やかな日の光が照らす道を同じ歩幅で踏み締めて。絶え間なく供給される話題に笑み、驚き、共感し、自然と湧き出る言葉を加工もせずに投げ返す。人好きのする笑顔を研究し、一言一句を計算していた春先と比べれば随分と人間らしくなったものである。放置した炭酸水の如く気の抜けた会話。自覚の無い楽しさを代弁するように、ブロックの上の猫が鳴いた。)

(入り組んだ脇道に逸れ歩みを進めること数分、唐突にそれが現れた。人の気配が感じられないレンガ調の小さな建物。隣のナビゲーターがルート案内を終了している辺り、どうやらここが目的地のようだ。シンプルな看板には店名も説明もなく、"open"の文字だけが踊っている。如何にも年季が入っています、といった黒混じりの褐色の扉が音を立てて開かれれば、凝縮され入り乱れたパフュームに包囲されて。其処は別世界への入り口であった。時の流れに杭を打つためだろうか、日光は控え目に存在する小窓よりほんの僅かに射し込むばかりで、蒼然たる店内は洞窟の内部を彷彿とさせる。彼に続いて数歩、ギイと鳴る床板が同胞達へと人二人の侵入を告げ。背後に扉の唸る声を聴きつつ周囲に視線を彷徨わせてみれば、大小様々な珍品が無秩序に、所狭しと並べられていた。よくよくその価値を知らない者には陰気なゴミ屋敷と捉えられても可笑しくない有り様である……そう、価値さえ知らなければ。鈍い金が艶かしく光る指輪に精巧な歯車が透ける置き時計、壁に掛かった美しい牡鹿の剥製にはアメジストの瞳。両親の趣味により培われた審美眼は、それらを迷うべくもなく本物だと判断した。ピンからキリまで入り混じってはいるものの、間違いない、此処は正しく宝の山である。__店の最奥、石像のような人影に気付いたのはその者が初めて声を上げてからであった。気難しそうな雰囲気を纏う老人が此方を一瞥したのち「いらっしゃい」と無愛想に言い放って。)



(/こちらこそお待たせしました!!!!アンティークショップについて調べるのが楽しくて楽しくてついつい……でもめちゃくちゃ楽しいんで是非画像検索してみてください……してるか……(反省して)
えっえっすごい言いたいこと全部言ってもらえたア゛ーーーそういうことです貴方が公式!!!!!!そうなんです永遠に互いの姿を追ってるんです…もう日の出とか夕焼け
とかが途端にエモエモワードになりますよね…。属性逆転したら仲悪そうなのめちゃくちゃ分かりますし朝属性アゲハくん恐らくとんでもない陽キャですよね?!?!オーラで人浄化できそう感がすごい(???)フランス語了解です~~!それでは呼び名もそれに合わせてアンとドゥですかね、現実の生まれ月的には息子の方が兄なんですが二人の役割を考えるとアゲハくんの兄気質が強いような…その辺どうしましょうかね…?
あ~~よかったと安堵した瞬間にアゲハ君のおめめに絡み取られました本望……あと猫を見るアゲハ君へ。一言だけ言わせてください、おまかわ!!!!!!以上ですありがとうございます。
習慣とは中々抜けないものですよね、それはそうとふとした瞬間にお言葉を伝えたくなるという勿体無いほど幸せなお言葉を頂き大変にときめきました。向こう何年かの生きる糧にします……すき……。拙い言葉ではございましたが、主様のお気持ちがほんの少しでも軽くなったのならこれほど嬉しいことはございません。こちらとしては言われずともどこまでも付き合いますし、むしろ付き合わせてくださいお願いします!!!!という所存です。タイミングというのは誰にも分かりませんので、引き続きまったりのんびり時間をかけてやり取りしていきましょう…!)





80: 漆戸 アゲハ [×]
2019-12-10 23:44:20




(古びた木、整備用オイル、紙、金属、それからもっと微細な何かの混ざった歴史の匂いの歓待を受ける。自分の目は精々奥の壁の大半を占める大きな額縁の内容の善し悪しくらいしか見分けられないのだけれど、棚の上から半身を覗かせる幾重に輪を潜る巨大な天球儀だとか、商品なのかインテリアなのかはっきりとしない年季の入った四脚椅子にうずたかく積まれた本だとか瓶だとかの雰囲気は、元々そういう気質ではあるものの、しかし真贋の判らぬ己をして否応なく興味を向けたくなるものだった。中々良い店を紹介してもらった、と満足気にくるり店内を見渡す過程で唸る置き物のような老爺と目がかち合ってしまえば、礼儀正しくキャップを外して笑って会釈を。これだけ奥まっていて埃っぽさが微塵も感じられないのだから、これから踏み入るはきっと彼の宝箱と相違ない。客だろうが何だろうが、誰かの大切に触れるのならば気を遣って然るべきだ)
……、彼処かな。
(いつまでも見蕩れて入り浸れるものの実際にして良いかはまた別の話。時間は有限、特にこの時間の流れが他とは違うのですと言われて納得してしまえそうな空間では冗談抜きに浦島太郎になりかねない。種別に陳列されない客に不親切な仕様は実は宝探しを楽しめという店主の粋な計らいだったりするのだろうか。ざっと見回しただけでは見当たらない目的のものにふむと足を止めて二秒。どんなに無秩序に見えても自分の中の法則に当て嵌めてしまうものだから、それを見抜ければとも思ったが、きっと勘に頼る方が早い。きい、きいと音をたてつつ緩やかな歩みで、しかし迷いなくただ一点を目指し始める姿はどこか浮世離れしていて、不気味さや手の届かない印象を与えるかもしれないが、周囲の雰囲気には特異的に馴染みすらしただろう。連続的に一定のリズムを刻んであと三歩、にい、いち、__ビンゴ。これまた古そうな陳列棚の影になるようにして、壁と側面にばらばらと大小形様々に引っ掛けられていた。勿論店内の全てがそこに集められている訳でもないだろうが、そこから選べる程度には種類が数えられる。あった、と振り返って微笑みかける姿は先程の超常を感じさせる近寄り難さはどこへやら、日常の一コマのそれと何ら変わりない様子で)



(/軽率に画像検索したらうっかり戻ってこれなくなるところでした……やばいめちゃくちゃ楽しいですねコレ、なんっだこの創作意欲の根源みたいな諸々……。
よっ良かったーー!!もう空見る度ににやけそうですし日の出夕焼けエモいの大変分かります!!でもこれ追い掛けてるなら追い付くのが普通なのに当方の中でどっちも迎えに来てるイメージなんですよね、はァ~~~インフォレ本当そういうところだぞって……(クソデカ溜息)えっえっ待ってテレパシー!?!?陽キャアゲハまんま言おうとして削った所だったのでもう逆に怖い……これが本当のソウルメイト……私が公式なら背後様も公式なのでつまり我々は公式だったんですね(??)あっそれなんですけど、フランスって一部では昔の日本と同じように双子の後に産まれた方を兄とする文化があるらしく……!順当に朝夜の順で造られたけど起動タイミングは同時の双子なので、扱いというか当人たちの認識としては夜の方が兄……とか如何でしょうか!?最初一人息子にしようとしたけど、一人だと寂しいだろうから片割れ作ったげよう、双子の後の子だから兄になるな、的な……なんかあとから造られた兄ってロールパ○ナちゃんみというか(?)、人造感もそうなんですがなんというか『この子のためだけの兄』感ないですか?(性癖全開)それか単純に真実を知らずに兄ムーブするニュイと知ってるけど黙って弟枠に収まってくれるマタン君とか……あっ凄い可愛い……(語彙力)
うううもう本当ありがとうございます……気が楽になるどころか心の栄養ですし支柱です……、半年前にお声掛けくださったのが、私のお相手様が、他でもなくこの言葉をくださる背後様で良かったと心の底から思います。体感ですが若干ちょっぴり戻ってきた感じがしますので、このまま徐々に脱却目指して頑張りたい所存です……!)





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