【箱庭】/3

自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
■：ブローカー　[×]
2019-02-22 20:21:51　

残さず毒〈愛〉を、喰らい尽くして。

>1 概要世界観
>2 規約募集 PF

1：ブローカー　[×]
2019-02-22 20:23:57

◇概要
人ではないもの、人ならざる魔人と呼ばれる存在がいた。魔人を産むのは魔女であり、魔人は悪魔と人間の忌むべき子供。その子に人権はなく、尊厳を踏み躙られ嬲られる存在。時折、魔人を特別視をして祭り上げる物好きもいるが、結局のところは人間としての扱いはされない。そう、世界の何処にも、魔人の居場所などありはしない。この、箱庭以外には。

「──私と共に、おいで」

魔人の臓器売買を行う犯罪者と、犯罪者に拾われた魔人たち。犯罪者は魔人を殺しはしない。寝床を与え、衣服を与え、食事を与え、人として扱ってくれる。時に母として、父として、望めば教師として温もりをくれるだろう。その代償として、ここへ来た魔人たちは死後、犯罪者へと体を売られる契約になっている。毎日の食事に少量の毒を混ぜて、ゆっくりと、けれど確実に穏やかな死を迎えるのだ。

それでも、貴方は、箱庭に足を踏み入れますか？

◇世界観
中世ヨーロッパ風ファンタジー。極一部の人間の中で魔法は存在しているが、魔法が使える事が知れると魔女として処刑される。また、信仰を失いかけている為その存在を現す事は滅多にないが、人ならざる者も存在はしている（魔人とは別）。魔人とは人ならざる者と人間の間に出来た子供、または母胎の中で外からの影響を受け突然変異として産まれた子供のどちらか。姿形は人それぞれで、凡そ人間の形をしておらず、また中には特別な能力を持っている者もいる。
舞台は箱庭と呼ばれる魔人専用の孤児院。そしてそこで過ごすブローカーと魔人たち。魔人が来た経由はブローカーが人身売買で購入したり、行き場のないところに声を掛けたりと様々。まれに噂を聞き付け何処かから逃げ出してきた魔人がやって来る事もある。衣食住は不自由無く提供され、望めば人並みの教育も与えれる。但し、その代償として毎日毒を呑みゆっくりと死に向かっていく事となる。ブローカーは箱庭に入れる前に、自分の仕事や死に向かう事を隠さず説明し、その代わりに最期の時まで愛する事も約束する。それを受け入れるか否かは、その子次第。

【 箱庭 】/3

【箱庭】/3