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52:
✿ 主/【募集停止中】 [×]
2018-11-14 10:00:45
銀弧 ▷ >47:ふみ
(一歩、二歩と貴方が後ずさり階段を登るのを暫し呆然と眺めていて。そんな風に怖がらせる気も驚かせる気もない純粋な善意からの行動が貴方を不安にさせてしまったのだと気付けば少し焦った様子で「待って、それ以上登らないで!」と声を荒げて貴方に制止を。貴方が己から距離を取っているのだということは理解しており、先程のように貴方の手を掴んで下へ連れて行くというのはどうにも悪手であるように思えて貴方への制止は言葉のみに留まった。狐耳はぺたんと伏せられて尻尾はしゅんと垂れ下がっているが、それは貴方を怖がらせたことへの反省のみならず、何かに怯えているような様相を含んでいる。具体的には貴方の背後、鳥居の向こう側──貴方を呼んだ者への怯え。視線は貴方を見ているようで見ておらず、貴方の向こう側に向けられている。「……そうだよ、僕は妖狐の銀弧。」それ以上、上へ行かれては敵わない。貴方を無駄に刺激してしまわないように、貴方に無理に近寄ることはないまま質問に大人しく答えて。)
(/一度背後は引っ込みますが何かあればお気軽にお申し付け下さいね……!)
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黒縄 ▷ >49:苑
(相変わらずの無愛想で「何か問題があればすぐに言え。」と一言、それは貴方に何か変化があってもそれに気付けるほど繊細ではないのだという心の現れであり、自分よりも遥かに弱そうな貴方への気遣いの現れでもある。この烏天狗の知る限り常世の光は変わらずに赤みを帯び、変化らしい変化といえば時折雲に隠れて陰るぐらい。余りに当たり前のことであったからどうしてそうなっているのか、光の訳を知りたいという貴方に適切な言葉を伝えられはせず口を噤んで。金銭のことを気にする貴方に嗚呼と思い出したように懐から小さな巾着を取り出して「持ち合わせはある、気にするな。」と、巾着の中にはずっしりと何かが硬貨のような物がずっしりと詰まっているのが見て取れる。貴方に見せた巾着を懐に再びしまうと「行くぞ。」と貴方に背を向けて早々に玄関の戸を開いて。)
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銀弧 ▷ >50:鮮
(石階段ももう数段で終わり、貴方にとっての未知の場所への入り口はあっさりと眼前に迫っている。考え込む貴方とは真逆に至って楽観的な様子で鼻歌交じりに進んでいたところを、貴方の言葉によって遮られて少々の困惑を示しながらも立ち止まり振り返り「えーと、銀色に弧を描く、で銀弧だよ。」貴方がどうしてそんなことを聞くのかわからないけれど、貴方の思惑通り妖狐は名前を名乗ることになった。一体どうしたのかと疑問を抱きよくよく貴方の様子を伺ってみれば、繋いだ手には随分と力が入っているし、何処と無く緊張や不安を感じているような気もする──最も、貴方が平静を装っているためにこの妖狐にはハッキリと確信にまで至らない。もう殆ど降りてきたとはいえ、此処は長話をするには向かない場所に違いなく早くこの場から離れたいという気持ちはある。しかしながら貴方の様子がどうにも気にかかって無理に貴方の手を引っ張ることはなく、首を傾げて「大丈夫?」と声を掛けて。)
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黒縄 ▷ >51:繭
(貴方の口振りから記憶を失っているということに気付くのは容易い。家族という存在にはとんと疎い烏天狗は貴方の持ち出した親という言葉に一瞬の動揺を見せ、此方を見つめる貴方を見返しながら紡ぐ言葉に困っているのか口を開いては閉じ、暫しの間をおいて「違う。俺はお前を保護しただけだ。」とただの事実を貴方に告げて。「此処は常世だ。お前は、現世から来た。」説明というには随分と簡潔なそれを貴方に伝えつつ入り組んだ道を暫く行けば、やがて辿り着いたのは一軒の平屋。其処は烏天狗が寝座としている場所。他の妖の出入りもあるが、道端ですれ違う貴方をギラギラと見つめる者たちとは違う、貴方を傷つけるような者は居ないからこそ此処へ連れてきた。玄関の引き戸を開けると中の様子は静かであり今は中に何も居ないらしい。丁度良いとばかりに貴方に中に入るように促しつつ自らもその中へ。幾つかの部屋が襖で仕切られている様子が伺える。そのうちの一つ、玄関からほど近い部屋の襖を開けると、其処は押入れがある他には何も無い四畳半の部屋で。)
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