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 ――黄昏島―― 【切甘/1対1/NBL】/147


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自分のトピックを作る
61: アレン [×]
2017-02-26 15:59:51


>ロア

▶︎第一章 心の傷は誰にも見えない

(もとより人付き合いが好きな性分、長老からの依頼は喜んで引き受けた。上手く世話ができるか自信はないが、それでも船着場に向かう足取りはリズムを刻むかの如く軽やかに。この島の至る所を歩き慣れた足は、砂に動きを封じられることもなく、予想より早く船着場が見えてきて。己とは対照的に力無く歩いている少女を見つければ、寄り添うようにそっと、その背中に近づいて「ねえ、君……大丈夫?」その足取りもそうだが、ワンピースから出た身体の至る所に見える痣や傷に対する疑問も含め、心配そうに眉尻下げて)


(/再提出ありがとうございます。不備も見受けられませんので島民として歓迎致します!

提出していただいたものを参考に上記のような提供キャラとなりましたが、如何でしょうか?貴方様のイメージする青年さんと多少違う点も出てくるかとは思いますが亡くなった本人かどうかわからない、黄昏島でのひとつの謎、としてその点も楽しんでいただければ嬉しく思います!もちろん、イメージと大きく掛け離れている場合には改善致しますのでご指摘願います。そして既に確認済みかもしれませんが>6 に追記があります、未だ見ていなければ一度ご確認お願い致します。

特に問題ないようであればこちらは蹴っていただいて構いません。これから宜しくお願い致します!)



62: 匿名さん [×]
2017-02-26 16:01:14

・此方のPF
名前/永塚 弥生(ながつか やよい)
性別/女
年齢/24歳

容姿/胸元までの黒髪に、緩いパーマを掛けている。前髪は目元まで伸びており、軽く右に流している。二重に黒い瞳、笑うと目尻に皺が寄り、糸のように細くなる。身長160cmと平均的で、体型は良く言えばスレンダー。凹凸の無い事をよくからかわれていた。表情豊かで溌剌としているが、黙っていると何処か儚い印象を与える。服装は丸襟の白いブラウスに辛子色のフレアスカート、赤いパンプス。

性格/明るく、人見知りをしない性格。冷たく当たられても犬のように懐いてしまう。喜怒哀楽がはっきりしていて、少し奔放な性格。但し、周りを見ていないという事ではなく、気遣いもするし頼まれなくても率先して行動する積極性がある。

備考/高校へ入学して直ぐに命が危ぶまれる程の病気が発覚し、それを想い人に助けてもらう。そこから猛アタックを始め、お子ちゃまと揶揄われつつも高校卒業と共に晴れて交際開始。ところが交際を始めて間もなく今度は想い人の方が病に倒れ、そのまま亡くなってしまう。父が医師をしていて元々その道を目指していた事もあり、今は医学部で勉強中。「大人になったらそれを履いてデートしよう」とプレゼントされた赤いパンプスをいつも履いている。普段は飄々としていい加減なのに、いざと言う時に真剣な表情をする所が一番好きだった。


ロルテ
__まさか、ね。
(家を出る時に、自分宛の郵便が届いていたと渡された一通の手紙。何の変哲もないその封筒は、ダイレクトメールとも、好きなアーティストのファンクラブの会報とも違う。文通している友人が居るわけでも無いし、普通過ぎる事が普通でない事を表していた。昼休み中、弁当を食べながら手紙を開けてみるとその内容に思わず顔を顰め。想い人来たる、そんな言葉にまさかと一つ呟いたけれど、どうしたってあの笑い顔が頭に浮かんで離れない。「明浩さん……」とか細い声でその名を呼んだ刹那、目が眩むほどの光に視界を奪われたかと思えば次に目前に広がっていたのはオレンジ色のやさしい光を反射させる穏やかな海。何が起きたのか分からず呆然と立ち竦んだ後、取り敢えず人を探してこの場所について説明して貰おうと、砂浜では勝手の悪いパンプスを脱いで手に持ちゆっくりと歩みを進め)

・想い人のPF
名前/大宮 明浩(おおみや あきひろ)
性別/男
年齢/43歳

容姿/白髪混じりの黒い短髪で、所々寝癖が目立つ。身長178cmと細身の長身で、やや猫背気味。薄らと無精髭が残る。服装は白のシャツにネクタイ、黒のスラックスを履き、上に白衣を羽織っている。靴は使い古しのサンダル。フレームの細い銀縁の眼鏡を着用。

性格/飄々としていて掴み所がない。何事もいい加減に見えて、仕事等には人一倍の真剣さを見せる。何処か厭世的な所があり、人を寄せ付けない雰囲気。しかし何だかんだと世話を焼いてしまうので、子どもに懐かれる事が多い。

備考/一人称「俺」二人称「お前、名前」ヘビースモーカーで甘党。白衣にはいつも煙草とチョコレートが入っている。若い頃に婚約していた女性を事故で亡くしてから恋愛を遠ざけていたが、当Cからの猛烈なアプローチを受けて漸く折れる。

亡くなった理由/脳に出来た腫瘍。発見された時には既に遅く、亡くなる姿を見せたくないと自ら遠方の病院へ行き生を終える。それが当C20歳、四年前のこと。

貴方との関係性/出会って三年、交際を始めて数ヶ月。初めは患者と医師の関係で、術後通院等を通じて交流を深めていった。

「こんなオジサンのどこが良いんだかねぇ」
「ッ調子狂うからあんま近寄んな……」
「はいはい、威勢のいいお子ちゃまですね」


(/此方の気が回らずに申し訳ありません!一人称、二人称を追記して貼り直しますので、ご確認頂ければと思います。)



63: 更木 奏 [×]
2017-02-26 16:42:13


>佐久間さん

……家?私の家があるんですか?旅館とか、民宿とかではなくて?
(別人だと主張されても、容姿だけでなく優しい立ち居振る舞いも言葉遣いでさえ酷似している相手にどうしても愛しい婚約者を投影してしまう自分が居て、それは異性として意識してしまう気持ちも同じこと。彼が後退りをして自身と距離を置く仕草を見ればそんなにみっともない顔をしているだろうかと先程受け取ったハンカチで鼻から下を覆い、身嗜みの崩れた姿を出来るだけ彼の視界に入れまいと。けれど其処で耳朶を打つ波打つ海を橙に染め上げる美しい夕焼けに相応しいこの地の名称、黄昏島と共に説かれた説明を受けて抱いた訝しみが眉の動きに表れてしまう。「どうして?私、此処に来たのはついさっきなのに」出逢いの衝撃で霞んでいた疑問の数々が色濃く口先に滲み、そう独り言のように呟いて。とはいえ、この船着き場は冬物のセーターに身を包んだ己には少し気温が高く、号泣したことにより喉の渇きも自覚すれば今は矢継ぎ早に飛び出しそうな質疑を抑えて首を縦に振り)
そうですね……お言葉に甘えてもいいですか?いつまでも立ち話をしていたら、あなたも疲れてしまいますものね。




64: 大宮 明浩 [×]
2017-02-26 17:00:31


>永塚

▶︎第一章 赤色に愛された君

(これからこの島に来る者がいる等と何日も前から呪いのように言われ続け、いよいよ長老も痴呆かと半分呆れ返っていた頃が懐かしい。程なくして近所の彼も、あっちの彼も新しくやってきた彼女たちの世話が忙しくなってきているのを見れば、いよいよ長老の世迷言だなんて馬鹿に出来なくなってきて。次なる世話係として己に白羽の矢が立てば、それだけは勘弁だと断り続けていたものの、毎日のように職場の病院にも家にまで押しかけて来る長老に根負けし渋々承諾。その日は仕事を早めに切り上げ、言われた通りに船着場へ向かい。せめて相手が同年代のオジさんなら余計な気遣いをせず済むのに、と密かな願いは向こうから歩いて来る彼女の姿によって掻き消され。よりによって女性、それも見るからに年の差のありそうな姿を確認できる距離まで近づけば「――よう、こんにちは」くい、と眼鏡を押し上げながら気怠さ全開の声で一応とばかりの挨拶を)



(/お手数お掛けして申し訳ございませんでした。改めて参加希望ありがとうございます!

提出していただいたものを参考に上記のような提供キャラとなりましたが、如何でしょうか?貴方様のイメージするお医者さんと多少違う点も出てくるかとは思いますが亡くなった本人かどうかわからない、黄昏島でのひとつの謎、としてその点も楽しんでいただければ嬉しく思います!もちろん、イメージと大きく掛け離れている場合には改善致しますのでご指摘願います。そして既に確認済みかもしれませんが>6 に追記があります、未だ見ていなければ一度ご確認お願い致します。

特に問題ないようであればこちらは蹴っていただいて構いません。)



65: 永塚 弥生 [×]
2017-02-26 17:38:11



>明浩さん

(此処へ来る前は上着が無いと寒いくらいだったのに、砂浜に乗せた足から伝わる熱は高く、気温もブラウスの袖を捲らないと汗が止まらないくらいで。所々に立てられているパラソルは、海水浴へ来る人さえ居る事を窺わせる。一体何が起きているんだ、と額の汗を拭い正面を向き直すと、前から近付いてきた白衣姿に立ち止まり目を見開いて。まさか、と頭を過ぎった言葉は、さっき手紙を読んだ時のものと同じ。眼鏡を直す指も、低く響くような声も、痩せていて猫背気味な体も、全ての要素が一人の存在の記憶を甦らせる。「あき、ひろさん」トサリ、と音を立ててパンプスが手元から砂浜に落ちてしまったのも気に掛けることが出来ず、今は目の前に立つ人へ縋るようにその名を呼び腕を伸ばし。覚束無い足取りで一歩ずつ傍へ近寄ると、白衣の腕を握り締めて、空いた手で震える口元を隠す様に覆って)



66: 佐久間 直人 [×]
2017-02-26 17:43:34


>更木さん

あ、はい。旅館じゃなくて、家です。ここの長老はいつも客人が来るって、予知……みたいなのができるのかな?――俺もよくわからないけど。不思議な人なんですよ。
(長老の言葉により世話役となったばかり己にも事の真相はわからない。彼女の疑問ひとつひとつに的確な答えを返してやりたい気持ちは山々だが、当然そんな事できる筈もなく困った様に人差し指で頬を掻き。怪訝そうな彼女の表情は今の状況を把握できていない心情から来るものなのだろうけれど、正体を明かしていない後ろめたさがあるせいか、吸血鬼である己自身を警戒しているようにも思えてしまい、そろり、また一歩彼女と距離を置き。家までの案内役を了承してもらうや否や、やや早い速度で歩き出す。もう限界だった。彼女が少し動く度、顔を拭う僅かな仕草でさえも、匂いが流れてきてまるで脳が蕩けてしまいそうな感覚に陥り。エスコートとはとても言えないくらい離れて歩くせめてもの代わりに時折振り返り、彼女が己を見失わない様軽く片手を振ったりしながら夏の区域を、ズンズン、と進んでいき)



67: 更木 奏 [×]
2017-02-26 18:09:54


>佐久間さん

あ――ちょ、ちょっと待って!
(自身が頷いた途端に踵を返して街中へと歩き出す彼の背中は思いのほか早く遠ざかっていき、それが穏やかな相手の態度とはあまりに相反するものであったため胸に生まれた焦燥感から慌てて砂を蹴り、足の裏をじんわり暖める柔らかい砂の上を彼に置いていかれぬよういつもより早い歩調で歩き進み。もしや、彼の顔に出ていなかっただけで本当は己の振る舞いが相手の気に障っていたのではないか――。婚約者に嫌われたくない、そんな感情を向ける対象を誤認していることに気付かぬうちに振り返って後方を窺う相手がまた視線を逸らして正面を向くその前に精一杯手を伸ばし、声を張って必死に訴え懇願しつつ、肘まで捲られた袖から伸びる白い手首を掴もうと)
私、来たばかりでこの島のことは何も知らないんです!もしあなたに置いて行かれたら、道も何も解らない……気分を害してしまったならごめんなさい。でも、置いていくのだけは、どうか……




68: 大宮 明浩 [×]
2017-02-26 18:12:49


>永塚

(“明浩”と、そう呼ばれたのは気のせいだろうか。微かに鼓膜を震わせた筈の彼女の声は薄く、直ぐに夏風に消え入ってしまって。この島の諸々の話を彼女に伝える前に取り敢えず一服、と白衣のポケットに伸ばした手は突然の進路変更、よたよたと此方に向かって来る彼女に無意識に手を差し伸べており。洒落た赤が砂浜に落ち、其方に気が向くより先に彼女の何とも言い表せない表情を視界に捉えれば、胸が締め付けられて切なくなって。込み上げて来る何かは確かにあるのに、どの記憶を引っ張り出しても彼女の情報が見つからず「ああ、俺は明浩だけど。……一応な、」曖昧に返事をしながら腕を掴む華奢な手に己の手を優しく重ね)



69: ロア [×]
2017-02-26 19:12:50




>アレン

 
ア、アンタ…
( 定まらない焦点は何も映し出していないが、夕陽を受けてその黄金色は亡き彼と良く似た真っ赤な色に染まっていて。まるで終わりの見えない迷路にでも迷い込んだかのような感覚ではあるが其れでも、一筋の希望があるのならと懸命に足を進めていると背後から心配さを含んだ声が。それは幾度となく幻聴として聞いた愛しい者の声であり、これからは一生耳にする事は無いのだと悲嘆した夜も記憶に新しい。バッと勢いよく振り返ると、温かみのある白髪、夕陽と似た真っ赤な瞳、童顔気味な顔付きも小さめの体躯も彼を構成している全てが一つの記憶を呼び起こし。生気を失った瞳に光を宿し瞠目してみせ、硬直しきった身体と震える口から発せられた掠れた声が、どれ程彼女が驚いているかを顕著に表して。 )


                         

70: 佐久間 直人 [×]
2017-02-26 19:13:06


>更木

ッ……ごめん。更木さんは何も悪くないんだ。置いてったりなんか絶対しないよ。
(己のことばかりで頭が一杯で彼女がどんな思いをしているかなんて微塵も考えていなかった。焦るあまり半ば彼女から逃げる様な姿勢で歩幅を大きくしようとしたその時、後方から彼女の声が聞こえてくれば其処で、ピタ。と足を止め。否、腕が掴まれたことで思考と共に身体が一時停止してしまったと言う方が正しいか。折角距離を取っていたのに全てが水の泡になってしまった気がして、一呼吸置いてからゆっくりと彼女を振り返れば、彼女の姿を前にして自分勝手な考えは一瞬にして吹き飛び。どこか寂しそうな表情や、己に着いてくるのが精一杯で乱れた呼吸、砂まみれのボロボロの足元、キツさを物語る様子に今更気づいた己に憤りすら感じ。掴まれた腕をやんわり解くついでにその細く長い指の先をほんのちょっと握り、申し訳なさ一杯の面持ちで謝罪を述べて。保身に走るか、彼女を守るか、自問した時、後者の選択以外考えられず。やんわりと手を解けば彼女に背を向けてその場にしゃがみ「背中乗ってくれますか?足に何か刺さったりしたら危険です」後ろ手を伸ばすと、おいで、と誘う様に穏やかな声色を続けて)



71: 長老 [×]
2017-02-26 19:17:55


可愛いお嬢さんたちよ。この島に来てくれたこと改めて礼を言わせてくれ

ちょっと背後が忙しくなるらしいから、また時間が合えば即れす?とかいうので相手してくれのう

(/一旦落ちます。以降は置きレスにて進行します。遅筆ですみませんでした、お相手感謝です! / 参加者様は随時受け付けております)




72: アレン [×]
2017-02-26 19:23:23


>ロア

ロア、入れ違いごめん。次に此処に来た時に一番に返事をするから、少し時間を貰えたら嬉しい

待っていてくれ



73: 更木 奏 [×]
2017-02-26 20:44:48


>佐久間さん

――えっ?
(拒絶されてしまったらどうしよう――そんな懸念が脳裏を過ったのは相手の肌に触れてしまったその直後のこと。けれど瑣末なそれは自身の姿を映し出す柔らかな鳶色の眼差しによって杞憂に終わり、唇から紡ぎ出される謝辞を耳にして彼を不快にさせていた訳ではなかったのだと心の底から胸を撫で下ろして。その際、指先に触れた彼の手がほんのり優しい圧を掛けたような気がしたのは己の彼に対する意識が起こした都合の良い錯覚か。何とか繋ぎ止めた彼の腕から解かれた手を大人しく引いてふうと大きく息を吐き出した矢先、身を屈めた相手から告げられた言葉が鼓膜を震わせば咽喉から一つ間の抜けた言葉にならない音が砂上に零れ落ち、男性らしい逞しい背中に胸が高鳴るのはこの世を去った婚約者への裏切りになり得るのか、気恥ずかしい気持ちから逡巡したのは時間にすると一分にも満たず、羞恥心よりも相手の厚意を無下にしてはならないと思えば「その……重かったら、すみません」靴下から軽く砂を払い落とした後、触れる肩に控えめな断りと掌を乗せてするりと両腕を相手の首に回し、遠慮がちに広い背中へ体を寄せて)




74: ロア [×]
2017-02-26 21:04:12




>アレン

ううん、アンタのペースで大丈夫だよ。長老様にも無理はしないでって伝えておいて。…ん、ありがとう。

じゃ、待ってる。


                         

75: 永塚 弥生 [×]
2017-02-26 21:52:57



>明浩さん

(愛しい彼は、亡くなる前に姿を消してしまった。彼の両親から聞いた訃報も、もしかして嘘だったのではないか。そう期待してしまう程、重ねられた手の体温は鮮明で、耳に届く音も心地良く。「一応……? 明浩さん、私の事が分からないの?」返ってきた曖昧な答えに首を傾げると、堪えていた涙が堰を切った様に溢れてきて、重なった手を取り両手で包み込むようにしながら自分の額に当て。「夢でも何でもいい――もう私の前から居なくならないで……」絞り出した言葉は、彼が居なくなってしまってからずっと思っていた事で。夢なら醒めないで欲しい。手を握り締める力を強めると、懇願するような瞳で相手の顔を見上げ)



76: アレン [×]
2017-02-27 12:21:39


>ロア

(明るい藍色が目の前でサラリと揺れて、直後振り向いた綺麗な顔には傷がないことを確認し一先ず安堵。己を見た途端硬直してしまった理由が気にならない訳ではないが、今はただ、ワンピースから覗く白い足に後方から見た痣よりも、何倍も多い数の其れの方が気掛かりで。思わず砂上に片膝ついて足を見詰めれば、随分昔の痕もあれば真新しい傷もちらほらと認められ「……酷い」ぽつ、と涙を流す代わりに哀しみに沈んだ声色で呟き落とし。事情を聞くのは無粋な気がして口を噤み、ゆっくり立ち上がると再び視線を彼女の顔へ。己がいきなり背後から声を掛けてしまったが故に、驚きで言葉をなくしてしまったのか、或いは傷つけられる恐怖に駆られたか。そんな理由くらいしか思いつかなくてバツ悪そうに「驚かせてしまったかな、すまないね――」ポリポリ、と頬を掻きながら夕陽を浴びて煌めきを増す黄金色の瞳を見詰め)



77: 佐久間 直人 [×]
2017-02-27 12:23:26


>更木さん

……大丈夫ですよ。ちゃんと俺に身体預けてくださいね?
(白く細い手が首に回ったのと同時、遠慮がちに体重が掛かって。その軽さにも驚いたが女性の身体がこんなにも柔らかいものだとは知らなくて、意識を逸らそうという気持ちとは裏腹に脈は速くなっていき。彼女の太腿を両手で支えながら、すっく、と立てばどうか楽な姿勢でいてくれと穏やかに促して。汗も手伝ってか当初の何倍も強く流れてくる蠱惑的な香りをなるべく吸い込まないよう、人ひとり抱えているとは思えないくらいの速さで地面を軽く蹴り上げる。前から後ろへ。風の流れが変われば鼻腔を擽ぐるのは潮風の香りが大半を占め、それに伴い心も大分平静を取り戻してきて。一刻も早く家に案内したかった筈なのに、こうなってしまうと離れてしまうのが惜しい気さえして。それでもそう広くはないこの島、時間稼ぎと言っても高が知れてる、夏から中央地区に入る頃にはもう彼女の家まであと数分、たった数分で。民家がちらほらと見えてきた中、緩やかに速度を落として足を止めると意を決して、ぐぐ。と奥歯噛み締めてから「――あ、あの!もし良かったら靴、買いに行きませんか?ないと不便でしょう?」そう不自然にも感じないであろう理由を選んでみたが、首を斜め後ろへ回すとやや不安気に視線を投げかけ)



78: 大宮 明浩 [×]
2017-02-27 12:27:14


>永塚

いや、俺は、さ――、
(一連の言動からして己が誰かと勘違いされているのはよく分かった。しかしながら対象が誰なのか定かではなく、彼女のことを知らないとハッキリ伝えるべきだと頭では分かっているのに溢れ出る涙を見れば言い淀んでしまい。包み込まれた手を振り払うことも、握り返してやることもできずに流されて。夢なら醒めないでと切なる思いを吐露しながら見詰められたその時、悟ってしまった様な気がして。真っ直ぐな其れは愛する人に向ける瞳。事情も知らない己が易々と見詰め返すなど許されない澄んだ黒瞳で。ギリ、と下唇噛み己を叱咤すれば温かな手を振りほどき「違う。俺は。……俺は、お前の望んでる奴じゃない」言いたくなかったこと、でも言わなければならなかったこと。小さくだが確かに彼女の耳まで届く声量で告げれば、顔を直視出来ずに砂浜に視線落として)



79: 長老 [×]
2017-02-27 12:39:29


【 島民名簿 】

▶︎女性

更木 奏様 >24
永塚 弥生様 >62
ロア様 >60

以上、3名


▶︎男性

現在、0名




お嬢さんたち、楽しい時間をいつもありがとう
感謝しとる

ワシもお嬢さんたちの若い力のお蔭で、まだまだ長生きできそうじゃ。ハッハッハ!

新しく来てくれる島民もまだまだ募集しとるから、遠慮せず来てくれい

【 只今置きレス、のんびり進行中 / 新規参加者様も募集しております 】



80: 永塚 弥生 [×]
2017-02-27 13:25:33



>明浩さん

あ、……ごめん、なさい。
(手を解かれはっきりと告げられた否定の言葉、逸らされた視線。それら全てが自分をきっぱりと拒絶するもののように感じられ、一歩後ずさって俯きながら謝罪の言葉をぽつり。落としてしまったパンプスを拾い上げ付着した砂を軽く払ってから、涙の跡を手の甲で拭い取り。「私、この場所が分からないんです。だから、……教えてくれると助かります、いろいろ。」帰り道を教えて欲しいと言わなかったのは、例え別人だと言われても目の前のこの人から離れたくなくて。突き放されたとしても求めようとしてしまうのは、生前の彼にしていた事と然程変わらないなと頭で思えば、自嘲気味な笑みがこぼれそうになるのを堪えるようにぐっと拳を握り顔を上げ)



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