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▼ 追憶にかくす塵芥 ▽ 指名制/和風/NBL /74


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自分のトピックを作る
■: 草紙 [×]
2023-07-25 19:05:42 



・・・・・

嗚呼、ひきこみてやみなんは口惜しう、をかしきもあはれも、あまた見せまほしきを、知られで朽ちぬ。
いで、これもさるべきにこそはと、許しやはする。いかでか許せむ。書き置きて曰く、

『 境目所ニ、百年預置之付而、内々遂呑走候、
  今度於人間似相之所候者、可申付候、此由 
  可申聞候、謹言
      丑ノ刻  九十九神 花押
                 ----殿 』 

・・・・・・

>此より先、時を過ぐるまで一切の言を禁ず





1: 草紙 [×]
2023-07-25 19:10:58



『 はじめに 』

溢れるのは九十九神たちの恨み言。
……あと少し、あと少しで百年に手が届いたものを。
……もう少し、もう少しだけでいい。人の子に愛でられれば。

──おいで人の子。愛してあげよう。その代わり、等価交換だ。


『 世界 』

そこには六つと一つの部屋があった。

潮の匂いが濃い畳に散らばる金属片。
刃のかけらが突き刺さる血腥い和室。 
派手に割れた勾玉がいくつも転がる部屋。
色とりどりの糸が異常なほどに張り巡らされた空間。
折れて粉を吹く柘植櫛の歯と硝子玉。
少し焦げ臭く頼りない明かりの明滅する薄闇。

あなたは六つの部屋の内、いずれか一部屋で目覚めるだろう。
彼らはあなたの目覚めを待ち、まるで往年の恋人を眺めるような眼差しで見つめている。
あなたは七夜がすぎる前に、この空間を脱出しなければいけない。




2: 草紙 [×]
2023-07-25 19:14:44



『 九十九神一覧 』


▼ カガミ
  名前:錆波(サビナミ)

『 人間、逃がすと思ったか……?させんぞ、はは。僕がどれほど待ったと思ってる 』

無造作に遊ばせた灰褐色の髪は手入れが成されていないせいか肩甲骨の辺りまで伸びており、前髪は瞳にかかるほど。前髪が揺れるたびにちらりと覗く目尻は垂れ気味、瞳は髪と同系色の灰色で、その瞳孔は光を亡くしている。
濃灰色の羽織を肩に掛けただけの白一色の着物姿。羽織と同じ色の帯は雑に止められているためか傾いている。
現代で182cmの身長。見目27~30歳程度。

草臥れた風情を持ちながら内側に靄を燻ぶらせる青年。言えない本音を溜め込む性質にあり、光のない目はそれを雄弁に物語る。口から飛び出す言葉は重く湿り気を持ち、相手ごとすべて沈めてしまおうとするような男。


▽ ツルギ
  名前:傷乃(ショウノ)

『 私がお前に求めることは単純だ。私を受け入れろ。……返事が聞こえないが? 』

暗赤色の傷みが目立つ髪を高い位置で後ろに括り、毛先は肩の辺りで跳ねている。前髪はすべて後ろに撫でつけているため額が露となっており、真直ぐに伸びた眉の形が印象的。猛禽類のような鋭い眼を持ち、銀色を主とした瞳の中には点々と朱が散る。
花菱の意匠があしらわれた薄青の狩衣を着用しており、鼻から顎にかけては面頬で覆われている。
現代では175cmの身長。見目23~26歳程度。

喜怒哀楽の激しい苛烈な気性を覗かせる青年。余計な搦め手を使わない分要求は分かりやすく行先も想像しやすいが、かと言って逃亡が簡単というわけではない。自身の瞳が威圧感を持っていることを承知しておりしばしばそれを利用する。それも相俟って振る舞いは武人というよりも軍人に近い。


▼ マガタマ
  名前:異割(イサキ)

『 怖いことなんてなんにもしないよ。でも、オレから逃げるんなら仕方がないな。……ねえお前、足は惜しい? 』

くすみのある金髪は向かって右の肩辺りで緩く結ばれ、半輪の銀金具で留められている。左横に撫で付けた前髪をこれもまた簡素な金属で留めているが、こちらは赤褐色。眠たげな瞼に半分隠されている瞳は玻璃の色で、左目のほうが若干濃い。
上等な象牙色の一つ紋付色留袖をきちんと着用しており、唐織の袋帯を締めている。
現代では180cmの身長。見目22~24歳程度。

怠惰で緩慢ながらその実強引な本質を持つ青年。相手を脅しつけ交渉を持ちかける癖があり、表情を変えずに持ち出す言葉の半分はハッタリ。言い換えればもう半分は本気であり、理想通りにならなければ自身の思うがままに振る舞ってしまうような傲慢な気質。


▽ カンザシ
  名前:折化(セツカ)

『 ふふ、なんでもない。悪いようにはしないから、大人しく僕についてきてくれるかな。……いい子 』

一切の色の抜けた白髪はなんの飾り気もなく、短く整えられている。やや右に流して切りそろえられた前髪は一房だけ黒く、丸い硝子玉の瞳には、万華鏡のようにぱちぱちと変わる白花の模様が埋め込まれる。
胸のあたりに龍の刺繍が施されている黒地の漢服を身に纏い、同素材の羽織に腕を通す。
現代では173cmの身長。見目25~27歳程度。

泰然と微笑むその裏で造作もなく障害を振るい捨てる青年。躊躇いなく甘言と睦言を吐きながら何もかもを絡め取ろうとする、たちの悪い薬のような男。穏やかな態度は擬態に過ぎず、隠し持つのは飢えた獣である。


▼ マリ
  名前:突止(ツキト)

『 おれと遊ぼう。いいでしょ?……だぁめ、人間に拒否権はなし。その代わり、おれに勝ったらご褒美あげる 』

桃色のふわりとした髪はどうしたってまとまらず、仕方なく風に任すまま遊ばせている。向かって左側だけ少し長い横髪には、下の方に赤い組紐が結ばれる。大きな瞳は上が金色、中が桃色、下が濃い紫と階調になっている。
紺の法衣の上に茶色の袈裟を掛けており、身の丈に合わないそれをうまく捌く。
現代では162cmの身長。見目14~16歳程度。

懐っこく振る舞ったかと思えば次の瞬間には大人びた表情を見せる少年。その全ては計算のうち。他の九十九神より距離を詰めるのも近く、自身の見目が幼いのを最大限利用している。だがこれの中身は決して幼年のそれではなく、年月を重ねた得体のしれない何かである。


▽ アンドン
  名前:暗間(クラマ)

『 こら、駄目だろう、危ないことをしちゃ。ここであんたがジタバタしたって怪我をするだけだ 』

墨を溶かし込んだような全く光のない黒髪を頭に沿う形で溶かしこみ、後ろで刈り上げている。前に垂らした髪のやや下に位置する、感情がまったく伺えない真っ黒な目をよく見ると、瞳が常に波打っていることがわかる。
首元に襟巻きを巻き付けており、書生じみた紺絣の着物の上に二重廻しを羽織る。
現代では171cmの身長。見目19~25歳程度。

一見気遣い屋のように見えて極めて独善的な青年。自身を否定される言葉に滅法弱いのが根底にあり、否定されたくないという臆病をこじらせた結果、病的なまでに世話焼きと化した。しかし結局のところ、これにとって世話とは対価にすぎず、代償を必ず求める身勝手な妖。





3: 草紙 [×]
2023-07-25 19:17:37



『 空間について 』

九十九神たちの部屋はそれぞれに与えられているもので六つ。いずれも八畳ほどの広さであり、簡素な襖と畳、障子が標準装備である。明かりは基本的に外側に建てつけられた障子から差し込んでいるが、障子を開けることは出来ない。日常生活に不便はない程度の明かりはどこか人工的。例えるなら、夜に付く蛍光灯の明かりのよう。
廊下を除き、各部屋に一度に入ることが可能なのは二名まで。


『 各部屋について 』

▼ 錆波・サビナミ
海沿いのような潮の匂いが充満する部屋。剥がれ落ちた金属片に加え何やら大きな鏡が片隅に置かれているが、劣化が激しく既に用途は果たせない。
ここで目覚めるとするならば、あなたは上等な絹の布団の上で目覚めるだろう。


▽ 傷乃・ショウノ
至るところに刃の欠片が散らばっており危険な空間。心做しか血の匂いが漂い、あまり居心地のいい空間ではない。
ここで目覚めるとするならば、あなたは雑に敷き詰めた四角く薄青い座布団の上で目覚めるだろう。


▼ 異割・イサキ
派手に割れた勾玉たちが光を反射して輝いている。どれも対になっているようだが、ある一つだけは粉々になっており最早勾玉だったかどうかすらわからない。
ここで目覚めるとするならば、あなたは四つ脚の簡素な木台の上で目ざめるだろう。


▽ 折化・セツカ
柘植櫛がいくつも歯を折られて転がっており、削られた粉が床に散らばっている。中心部にはぼろぼろになって割れた簪が一つ落ちている。
ここで目覚めるとするならば、あなたはいつも使っている布団の上で目を覚ますだろう。


▼ 突止・ツキト
色とりどりの糸が柱に絡まるようにして張り巡らされているさながら蜘蛛の巣のような部屋。糸に引っかかるようにして垂れ下がっている鞠は、ひしゃげて形を保っていない。
ここで目覚めるとするならば、あなたは人一人が入れるような木箱に詰められた綿の上で目覚めるだろう。


▽ 暗間・クラマ
薄暗く明かりの明滅する不気味な部屋。この部屋に限ってはなぜかまったく外からの明かりが差し込まず、常に薄く焦げ臭い匂いが鼻につく。
ここで目覚めるとするならば、あなたは真新しいイグサの匂いのする畳の上で目覚めるだろう。


『 その他 』

各部屋はぐるりと円を描くようにして配置されており、右回りで

サビナミ→ショウノ→イサキ→セツカ→ツキト→クラマ→サビナミ(以下繰り返し)

の順である。各部屋を繋いでいる廊下は板張りで、不自然なほどに明るい。中心部にあるのは九十九神の部屋より少し小さな六畳の部屋。
部屋には簡素な襖と畳しかないが、避難場所としては機能するだろう。しかし、別に九十九神の侵入を防げるわけではない。




4: 草紙 [×]
2023-07-25 19:21:10



『 人間申告書 』

名前:

年齢:( 下限18~ )

容姿:

性格:

備考:

要望:( 物語の中で現世を望むか/すべて諦めるか、またその他何かご要望があれば )

指名:( 指名した九十九神の部屋で目が覚めます )

絡み文:( 眠りから目覚めて部屋に気がつく描写をお願いします )


『 写し用 』

名前:

年齢:

容姿:

性格:

備考:

要望:

指名:

絡み文:



『 苦手 』
※あくまで参考程度です。

性格→完璧/人間離れしている/受け身/正論/説教/無関心/鈍感天然/頑固/病弱/話を聞かない/ヒステリック/暴力暴言/無個性など

容姿→無性・両性/男装・女装/過度な幼さ/人間離れしているなど

ロル内→乍、卦度、軈て等の漢字/鸚鵡返し/句読点なし、または過度/三点リーダを中点で代用/ロル内口語/助詞の省略/過度の確定/貶める表現/動作、または心情のみ/ロル内二人称が「貴女」など





5: 草紙 [×]
2023-07-25 19:24:25



『 注意事項 』

規約遵守
短~中ロル推奨
基本的に置きレス方式
募集は九十九神にかどわかされた人間
やり取り形式・提供は変更する場合有
やり取りの際レスのアンカーをお願いします
相性次第でお断りの可能性があります


『 過ごし方について 』

ここで行動できるのは七夜まで。名前の後ろに名前/一夜、名前/二夜……といった調子で現在の夜を記してください。また、夜はあなたが眠った時を基準に巡ります。

この屋敷での過ごし方は二択。一つは現世に帰るために奮闘すること。一つはすべてを諦めて、九十九神のうちの一つを選び、それに身を任せること。前者は七夜を終えるまでにある『黒幕』を暴き出し、誰かの協力を取り付けて説得する必要があります。

さて、大変お疲れ様でした。
ここまでお読みくださった証に、鳳仙花、弟切草、紫陽花、翁草、彼岸花、鳥兜の中からお一つ選んで名前欄にお記しください。選択に応じて、九十九神の中からひとつ黒幕が選ばれます。黒幕はあなたを此方へと引きずり込んだ張本人。あなたが現世へ帰るためには、この黒幕を突き止めなくてはなりません。
七夜を超えるまでに黒幕を説得出来なければ、あなたは永遠に囚われたまま。食事も睡眠も必要のない、ただ愛でられ愛でるためだけに存在する道具と化すでしょう。





6: 草紙 [×]
2023-07-25 19:34:18



『 覚え書き 』

>>1 / はじめに・世界

>>2 / 九十九神一覧

>>3 / 空間・部屋について

>>4 / 人間申告(プロフィール)

>>5 / 注意事項

>>喋々を解く。


(/長々とした説明、大変失礼いたしました。それでは、募集を開始いたします。何かご質問などあればお気軽にお尋ねください!)




7: 匿名さん [×]
2023-07-25 20:46:08

(/素敵なトピックに惹かれて来ました。質問なのですが、現世というのは明治大正時代の日本ではなく、現代日本を指しているのでしょうか?)

8: 草紙 [×]
2023-07-25 20:56:31



>>7

(/ご訪問ありがとうございます!現世については、現代~明治の間であればいずれでも構いません。トピック設立時は現代のみで考えていたのですが、ご質問をいただき、改めて定義を広げることに致しました。お褒めの言葉、ならびに鋭いご質問をありがとうございます!)




9: 弟切草 [×]
2023-07-25 22:00:38




名前:楠木 倫太郎(クスノキ リンタロウ)

年齢: 27歳

容姿: 生まれつきの黒髪に、毛先を少し遊ばせたマッシュヘア。前髪は、奥二重で切れ長の瞳が少々隠れる程度の長さ。瞳の色は髪と同色。九十九神様に攫われた際に着用していたのは仕事着で、チャコールグレーのスーツに、新調したばかりの艶やかな黒いビジネスシューズ、青地に銀のストライプ模様が入った簡素なデザインのネクタイ。身長は173cm。細身ながらに、スポーツ経験者であることが予想できる程度の筋肉がついている。日焼けしづらい体質故に色白だが、容姿の印象とは裏腹に日々営業の仕事で太陽の下を駆け回っている。

性格: 表情に愛想がないだけで淡白な人間という印象を与えやすいが、実際は義理人情に厚いお人好し。人と話すことは嫌いではないし、芯は強く行動力もある。ただし、弱みを見せられてしまえばどんな悪人であろうと切り捨てられず流されてしまいやすい一面があり、愛情深さ故の欠点とも言える。

備考: 大手広告会社営業部勤務の正社員。営業成績は決して悪くないが、他人を蹴落としてでものし上がりたいという程の野心はない。愛煙家だが周囲に気を遣って人前での喫煙は控えている。優秀な姉と弟を持ち、密かに強い劣等感を抱くことも多いが、それ以外はごく一般的な家庭で問題なく育ってきた。小学校から大学まで弓道に励み、基礎体力がついているため運動能力は比較的秀でている。現在は会社近くのマンションの一室で一人暮らし。

要望: はじめは現世を望みますが、やり取りないし得た情報次第で、九十九神様に絆されて心変わりする可能性あり。

指名: 傷乃様

絡み文: (自室の快適な寝具で寝ていて、この身体の痛みはあり得ない。ソファで寝てしまったのだろうかと、昨晩の記憶を手繰り寄せながら寝返りを打って、しかし違和感を無視できず静かに目を開ける。途端、視界に飛び込んできたのは見慣れない和室。眼前に広がる殺伐とした光景に顔を顰めながら上体を起こすが、まだ夢の途中かと錯覚する程に、この空間は異質だった。靄がかかっていた意識を現実世界へと引きずり戻すのは、追い討ちをかけるように鼻を掠める血の匂い。思わず右手で口元を押さえ、誰に届くのかもわからない小さな呟きを溢して)───何なんだ、ここ……。

(/お部屋の細部まで作り込まれた世界観に魅了されてしまい、是非とも参加希望させていただきたいです…!こちらの性別は男、現世は現代日本を想定しております。相性等合わないようでしたら遠慮なく蹴っていただいて構いませんので、ご一考いただけますと幸いです。)





10: 傷乃 [×]
2023-07-25 23:10:45



▼ 楠木倫太郎 様(>>9

……ふん、ようやく起きたか。
(立膝座りで隅の壁に背を預け、僅かに頭を傾かせていた傍ら、揺れる空気の振動を感じ取ってはゆっくりと瞼を上げる。露わとなった鋭利な瞳に映るのは、目を覚ましたばかりの人間の姿。それを目にすれば面頬に隠された唇が微かに持ち上げられ、同時に掠れた独り言が漏れ出して。言葉とは裏腹に声の調子は上機嫌。予備動作もなく立ち上がり、上体を起こしただけの相手に大股で歩み寄る。畳に散らばる破片には頓着しない儘に相手の前で少し腰を折り曲げ、頭の天辺から爪先まで眺めたなら、不意に相手の顎へと手を伸ばし。その手が払い除けられないとすれば、親指と人差し指で彼の下顎を掬い取るようにして掴み、此方を見上げさせて)人間、よく来たな。名は何と言う?


(/ようこそいらっしゃいました!世界観に対するお褒めの言葉、丁寧な情報伝達をありがとうございます。また情け深いが故の定まらなさ、恬淡の裏にある情の厚さなど、二律背反をうまく併せ持つ素敵な息子様が来てくださって大変嬉しいです…!傷乃がお迎えに上がりましたが、もしもご指摘、ご質問があれば遠慮なくお伝え下さい!)




11: 草紙 [×]
2023-07-26 22:52:36



>>新たな九十九神が出現しました。


『 九十九神:隠 』

▼ オウギ
  名前:彩葉(イロハ)

『 お前さん、吾が怖いのかい。わはは!実に人の子らしくて重畳じゃ。どれ顔を見せてみぃ。怯えた顔もまた一興 』

一点の曇もない、透明感のある銀髪を後ろに撫で付けた惣髪頭。前髪は額の中心で左右に分けられ、そのうち左の髪は耳に掛けられている。かなり杜撰に梳かれているため、柔らかな質のそれはあちこち跳ねる。緩やかな弧を描く目元には朱が履かれ、犬歯は鋭利。
灰色の野袴を履き、絢爛な牡丹と獅子の模様の羽織を羽織っている。左腰の帯に獅子が花の葉に隠れている模様の扇子を差す。
現代では186cmの身長。25~35の見目であるが、老熟した雰囲気が見え隠れする。

鷹揚な態度を全面に押し出す老成者。達観した風を装い人間の一挙一投足を好む。泰然と構える様子は隠居を思わせるそれ。気まぐれに人間を手助けするが、屋敷内に部屋は持たず神出鬼没。

※最初は出現せず、二夜を過ぎた辺りから指名できるようになります。またこの九十九神がメインとなる場合、他九十九神達からのヘイトが急激に上昇し、難易度が跳ね上がります。場合によっては殺されることもあります。ご留意ください。




12: 草紙 [×]
2023-07-26 22:59:31



『 覚え書き 』

>>1 / はじめに・世界

>>2 / 九十九神一覧
>11 / 追加:九十九神

>>3 / 空間・部屋について

>>4 / 人間申告(プロフィール)

>>5 / 注意事項


『 訪問者 』

一、楠木 倫太郎 様(>>9
  ∟初回:傷乃 黒幕:弟切草

(/新たな九十九神《彩葉》を追加しました。もし世界にご興味をお持ちであれば、気軽においでくださると嬉しいです。ご質問、ご提案なども大歓迎ですので、ぜひ覗いていってください!)




13: 楠木倫太郎 [×]
2023-07-28 13:19:09




>傷乃様(>9

(その掠れた声が耳に届いたのとほとんど同時に、背後に纏わりつく視線に気がついて。即座に振り返れば、この異質な空間をも支配するような荘厳な佇まいの『誰か』がいた。否、風貌がどこか人間離れしたそれは、『何か』と表現したくなる奇妙な存在感をも放っている。その者の瞳の吸引力に、瞬きも叶わぬほど身体が硬直し、あれよあれよという間に呆気なく下顎を掬い取られる。目は逸らせぬまま、半ば反射的に「くすのき……、楠木、倫太郎」と律儀に名乗りを。普段から感情が表出しやすい方ではないが、今も傍目では涼しい表情に見えるのだろうか、しかし声色こそ冷静だが、内心では畏怖と動揺とが忙しく犇き合っていた。生唾をごくりと飲み込めば、見上げる姿勢のまま核心に迫る質問を)「人間」……って、あんたは何者だ?

(/pfの受理並びに、こちらこそ勿体ないお言葉をたくさんありがとうございます…!これからどんな物語を紡いで行けるのか楽しみでなりません。倫太郎共々よろしくお願いいたします。)





14: 楠木倫太郎 [×]
2023-07-28 13:38:53




(/>13のアンカーですが正しくは>10になります、連投大変失礼いたしました…!こちらは蹴っていただいて大丈夫です。)





15: 傷乃 [×]
2023-07-28 20:39:14



▼ 楠木倫太郎 様(>>13

はは、しかと受け取ったぞ『 楠木倫太郎 』。だが忠告しておこう、私以外には安易に名乗らないことだ。
(相対する彼の唇から零れ出た名を、舌の上で転がすようにして確かめる。久しく耳にしていなかった人の名は自身にとって甘露にも等しく、知らずのうちに目元が緩み。相手の心境など知る由もないが動かぬ面差しを見るに、恐らくは冷静沈着な人物なのだろうと勝手に判断しては顎に添えた手をするりと首に滑らせ、これまた直截に過ぎる忠告を。脅しとも取れるその指先が彼の喉仏に触れた瞬間、飲み下された唾の動きが伝わった。次いでもっともな疑問を投げかける彼に僅かに小首を傾げるとかち合っていた瞳を逸し、緩々と片膝をついて傍らの刃を拾い上げる。刃と呼べるほどの形も保っていない金属の欠片は中指ほどの大きさ。鈍い輝きを放つ鉄片をつまらなそうに左掌に乗せ、受け取れとでも言うかのように差し出して)……私はまだ何者でもない。強いて言うなら、これだ。

(/此方こそよろしくお願いします!また当方の説明が拙くて大変申し訳無いのですが、お名前の後ろに現在の夜を表す「一夜」を付けていただけると助かります…!)




16: 草紙 [×]
2023-07-28 21:08:24




『 追記 』

一、現世について
明治~現代までの幅を取っています。

一、食事・睡眠について
此処に連れてこられた時点で、必要がない身体になっています。必要がなく意味もないだけで食物を摂取すること・眠ること自体は可能です。特に後者については、人間でいようと望む限り、適切なタイミングで取らなければ精神に影響をきたすことが予想されます。

一、九十九神たちの姿勢について
【黒幕】と【指名】の九十九神は別々なこともあれば、同一なこともあります。一夜ごと、あるいはお話の最中でもお声掛けいただければ指名の変更が可能です。

九十九神たちは基本的には人間を歓迎しており、一部を除いて渋々ながらも現世帰還に協力してくれます。相当渋々なのでどうにか己を選んでもらおうと画策はしますが、無理強いはしません。
【黒幕】は何が何でもこの屋敷内に閉じ込めてやろうとするため、現世帰還の協力は望めません。七夜が過ぎる前までに【黒幕】を見つけ出し、説得する必要があります。

またすべてを諦めて【指名】の九十九神に身を委ねる場合は、【黒幕】を見つけ出す必要はありません。

一、プロフィールについて
プロフィールは簡単なもので構いません。もちろん詳細に述べられていても歓迎です。もし疑問点があればお気軽にお聞きください!





17: 草紙 [×]
2023-07-28 21:15:20



『 覚え書き 』

>>1 / はじめに・世界

>>2 / 九十九神一覧
>11 / 追加:九十九神

>>3 / 空間・部屋について

>>4 / 人間申告(プロフィール)

>>5 / 注意事項
>16 / 追記


『 訪問者 』

一、楠木 倫太郎 様(>>9
  ∟初回:傷乃 黒幕:弟切草


(/覚え書きに一部情報を追加しました。九十九神に攫われる訪問者様、依然募集しております!ご質問ご相談などでも、お気軽にお声がけ頂けると嬉しいです!)





18: 草紙 [×]
2023-07-30 12:03:35



『 お試し交流 』

お試し交流を設けることにしました!本編とは違い、夜は回らず一夜のみの交流となります(場面回収までの交流)。断片を垣間見るといった感じです。
下記いずれかの状況を選んでください。

状況①:あなたは突然九十九神の部屋に攫われてしまった。どうやらあなたに目をつけた九十九神が、あなたを自身の部屋に引き込んだらしい。いずれ帰すつもりではあるが、九十九神はあなたとの話を楽しみたいようだ。
【 路線:雑談 】

状況②:あなたは既に九十九神の眷属となった。巡らない時の中で九十九神はあなたを愛しており、永久に囚われた部屋に二人きり。日々曖昧になってゆく現世のことは、最早あなたと九十九神にとって些末なことだ。
【 路線:恋愛 】


『 お試し用プロフィール 』

指名:( >>2 )

名前:

年齢:( 下限18~ )

性別:

容姿:

性格:

備考:

要望:

絡み文:( 状況①の場合は指名九十九神の部屋で目が覚める描写( >>3 )、状況②の場合は中央六畳の部屋の中、お好きな布団で目が覚める描写をお願いします )


(/募集上げ&新制度追加のお知らせです。考えた結果、お試し期間を設けることにしました!またお試し期間は【黒幕】が決定しませんので、同意の署名は不要です。
お試し期間は物語よりも交流を重視し、気軽にお話を楽しめるように改変しました。どなたかのお目に留まれば幸いです!)





19: 紫陽花 [×]
2023-07-30 13:38:43




名前: 一条文子(いちじょう ふみこ)

年齢: 20歳

容姿:白皙に映えるすとんと腰まで一直線に落ちた髪は鴉の濡れ羽色をしており、光に晒されると淡く藍が掛かる。大抵は所謂ハーフアップの形で結われ、結び目には白く小さなリボンが飾られている。中央で分けられた前髪に、常に何処か遠いところを見つめているような眼差しをしている切れ長の瞳は、少し色素の薄い茶色。口元の向かって右に小さな黒子が一つ。普段は時と場面に応じて和装であったり洋装であったり変化が激しく、この世界に迷い込んだ時は濃紺を基調とした控えめに花の散る着物と黒い編み上げブーツ。身長は160センチほどですらりとした体躯。

性格:気立てがよく嫋やかで淑女然としているものの、見る者によっては言いようのない嘘臭さが微かに滲む。内実は強かで凛々しく物言いもハッキリしており、負けん気が強い。素の自分をあけすけに晒すのは気を許した者のみで、しかし感情が昂ぶる時や動揺した時には本来の性根が見え隠れする。表向きは多方面に気を遣うゆえ、根幹は繊細な努力家。他人が全てというほどのお人好しではないものの結局は基本情に弱い。この年頃の乙女にありがちなロマンチシズムとは程遠く、悲しいくらいに現実主義的。

備考:時は大正、それなりに裕福な華族の出自だが、大富豪と呼べる程ではない。蝶よ花よというよりも厳しく礼儀作法や芸事を習ってきたゆえに日々に多少の窮屈さは感じていた様子。幾ら文明開化で潮流が変わっているとはいえ、女性の立ち位置や肩身の狭さにも同様に気詰まりしていた。つい最近、顔も性格も知らない相手と縁談が決まっており、年齢も考えると婚姻に至るだろうという状況であった。

要望: 最初は現世を求めるものの、それが自身の意思なのか義務感によるものか迷いが生じ、最終的な選択は流れに任せようかと思っております。

指名: 異割様

絡み文: (微睡みの世界に放り投げていた意識が、とある違和によって浮上する。自分がいつも身を預けている布団はこれほど硬かっただろうか、否そのような筈はない、と夢現の狭間で自問自答をすると漸く状況の異変に気づいたのか、勢いよく双眸を開き鉛のような重みを持つ身体をすぐに起こし。霞む目元を乱雑に幾度か拭い周囲を見渡すと、そこは石のようなものが散らばった殺風景な和室。記憶に問いかけても、このような場所はおろか此処に至るまでの過程も一抹も分からない。人拐いの可能性を鑑みると、全身の血が氷水の如き冷たさを帯び心臓が早鐘を打つ。震える口元で溢れ出た言葉は、すぐに静謐な空間へと溶けて。)
───一体、どこの誰がこんなことを…


( /緻密に作り込まれた和の世界観に惹かれ、是非参加希望させて頂きたいです…!時代背景は大正とさせて頂きました。異割さんとの相性はもちろん、全体的な相性等合わないと感じましたら蹴って頂いて大丈夫ですので、お時間のある時にご検討宜しくお願い致します。 )





20: 異割 [×]
2023-07-30 17:42:33



▼ 一条文子 様(>>19

さてね。どこの誰だと思う?
(室内に落とされた呟きを耳敏く掬い上げたのは、部屋に足先を踏み入れるとほぼ同時。僅かに開けていた襖の隙間から行儀悪く足と身体を捩じ込んで、声を探るよう音の方向に視線を向ける。怯えた色を頬に乗せる相手の表情を見届ければふいと眠たげな瞼を持ち上げ、口の片端を吊り上げながら独白への応答を。後ろ手で襖を閉めたなら待ち人たる彼女の傍へ、見下ろすのはそれほどの高さもない木台の端。身を起こしているのであろう相手の傍らにゆっくりと腰を落ち着ける。二人分の重さにあえかな悲鳴を上げた木台にはまったく構わず、端麗な顔を横から覗き込むようにして首を傾け、頬に手を這わせては不躾な視線を送り。かと思えば瞼を伏せ、熱を測るかの如く額同士をこつりと合わせながら)……ふぅん、状態は悪くなさそう。これなら薬を飲ませる必要はないか。

(/ようこそいらっしゃいました!勿体ない程のお言葉、細やかな配慮をありがとうございます。また可憐さを武器としながら、内側には堅牢な芯を隠す素敵な娘様が来てくださってとても舞い上がっております…。異割がお迎えに上がりましたが、ご質問、ご指摘などあれば遠慮なくお伝え下さい!)




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