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歪形の一家(少人数/シリアス)/6


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■: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:06:31 

のどかな地方に位置するドムリエン村。そのはずれに建つ古い一軒家には、成人した四人の兄と幼い妹が住んでいた。“オブライエン”と呼ばれるその一家は、かつて両親から受けた仕打ちによって、心も体もボロボロにされていた。

家族を守るため厳格になった長男
痛みを酒で洗い流す次男
行き場のない苛立ちを抱える三男
家を出たいと願う四男
気持ちを押し殺す妹

みんな欠けて、傷つけ、すれ違う。

それでも崩れない歪な均衡を保たせていたのは、不器用すぎる愛情だった。


>>1【 ルール 】

>>2【 世界観・用語 】

>>3【 募集・テンプレート 】

>>4【 オブライエン一家の妹 】


1: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:07:08

【 ルール 】

○募集4名の少人数トピックです。

○ロルは中~長文

○pfとロルテを踏まえた上でのお断りあり

○keep期間は二週間で延長も可能。

○質問等はいつでもお受けいたします。

>レス禁

2: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:07:47

【 世界観・用語 】

○ドムリエン村
 自然に囲まれた中規模の村。13歳以上を成人とする独特の宗教観を中心とし、村長と神父が実質的な支配者として統治している。夜になると、仕事終わりの男たちが酒場で放埒な振る舞いをする。毎年6月6日は魔除けの日と呼ばれ、悪魔が子供たちを攫いにくるという言い伝えがある。その日の夜、12歳以下の子供たちは親(もしくは保護者)と一緒に教会に集まり、神父の説教と祈りを終えると、悪魔から身を守るための“神聖な施し”を受ける。“施し”の内容は秘儀として内密にされているが、なんでも「目も当てられないほど残酷」らしい。

○オブライエン一家
 ドムリエン村から離れた古い一軒家に住む家族。両親が亡くなってからは、五人の兄妹が暮らしている。各々、身や心に傷を負い、トラウマや依存症などの重い問題を抱えているが、不器用ながらもきちんと愛情を持ち、お互いを大切に思っている。庭の大木に吊られたブランコは、三男が妹のために設置した。

○ダニエル・オブライエン
 オブライエン家の父。茶髪とつり目が特徴。革なめし職人として一流の腕を持つが、短気で暴力的。酒癖が悪く、村人たちと喧嘩のトラブルが絶えず、嫌われていた。若いときに自分がろくでもない人間であるにも関わらず、初めて“愛している”と言ってくれたエミリーに心を打たれ、彼女の理想の夫になることを誓って結婚。しかし、娘ではなく息子が生まれたことでエミリーの態度が急変。夫婦仲は悪化の一途を辿り、幸せを目指していた家庭はやがて破綻を迎え、極度のストレスと理不尽な怒りを子供たちにぶつけるようになる。後に娘が生まれたときは「これでもう一度やり直せる。エミリーも優しい頃に戻ってくれる」と泣いて喜んだが、希望はあっけなく打ち砕かれ、ますます荒れていった。

○エミリー・オブライエン
 オブライエン家の母。金髪とたれ目が特徴。家事や手芸をそつなくこなす器用さと美しさを兼ねた女性。傲慢な性格で、異常なまでの完璧主義者。自分はどこにも欠点がない完璧な人間だと思い込んでいる。理想の娘だけを強く望み、息子たちには無関心だった。五人目にしてようやく娘が誕生し、一時は喜びで胸を躍らせていたが、隔世遺伝によるくせ毛が判明。ほんの些細な理想との違いを許せず、怒りをぶつけて、二度と消えない火傷を負わせた。さらに「村の人たちに浮気を疑われる」と考え、家に閉じ込めた。

○約束
 幼い妹を守るため、兄たちは以下の3つの約束を課した。

①『村に近づいてはならない』

②『魔除けの日には外に出てはならない』

③『一人で留守番をしているときに誰かが来てもドアを開けてはならない』

両親の死後、外出できるようになった妹を、兄たちは魔除けの日の“施し”から守るため、神父に金を払い、「6月6日は教会に来ない代わりに誰ひとり外へ出ないこと」で合意した。

○秘密
 今から4年前のある嵐の夜、父ダニエルと母エミリーは忽然と姿を消した。

 家族を残して、二度と戻ってくることはなく。しかし、ドムリエン村の住人たちや兄妹は心配するどころか、むしろ不在を歓迎していた。

 “誰も探そうとしない”

 その状況は非常に好都合だった。なぜなら、あれはただの失踪ではないから。

 二人は殺害されたのだ。さんざん虐げてきた息子たちによって。

 彼らは結託し、両親の殺害を企て、実行した。遺体とともに全ての出来事を秘密として土に埋め、誰にも悟られることなく、ようやく幾許かの平穏が訪れた。

 しかし、兄たちは気づいていない。

 あの日あの夜あの時、幼い妹が“見ていた”ことを…。


>レス禁

3: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:08:42

【 募集 】

○長男 26歳
 革なめし職人。弟や妹を養うため、毎朝父が使っていた村近くの作業小屋で仕事をしている。愛する家族をなんとしてでも守りたいという気持ちが不器用にも“厳格”な形で表れているため、四男に反抗されている。アルコールに夢中で働こうとしない次男にうんざりしている。4年前、両親の殺害を率先して行った。

○次男 25歳
 母親似の容姿。兄妹のなかで最も情緒不安定。トラウマから逃れるため、アルコールに依存し、常に飲んだくれている。夜はしょっちゅう村の酒場へと繰り出し、そのまま朝まで戻らないこともしばしば。長男とはとくに折り合いが悪く、怒りを買って争うこともあるが、決して嫌ってはいない。むしろ、兄も弟も妹もみんな愛している。

○三男 23歳
 家事を担当する苦労人。長男と次男の理解者であり、二人が喧嘩をすると決まって間に入る。5人兄妹のちょうど真ん中という立場からか、兄と弟それぞれの問題に挟まれ、マトモゆえに疲弊し、苛立ちを募らせている。一度怒ると抑えが効かずに手を上げてしまうことも。

○四男 21歳
 家を出て都会で暮らすことを夢見る青年。長男から職人になることを期待され、革なめしの技術を教わっているが、父親と同じ職業につく気はなく、毎朝、嫌々仕事を手伝っている。兄たちに反抗する一方、妹にどう接したらいいか分からない。


【 pfテンプレート 】

名前:
年齢:
性別:
容姿:
性格:
備考:
ロルテ:(初回ロルにもあたります)


>これよりレス解禁

4: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:09:22

【 オブライエン一家の妹 】

名前:アリス・オブライエン
年齢:10歳
性別:女性
容姿:小さなハイライトがポツンと置かれたあどけない碧眼。目尻は垂れ下がり、縁取る睫毛は長く、なだらかにカーブしていて儚げ。薄桃色の小さな唇は僅かな光沢を持ち、触るととても柔らかい。髪は母親譲りのブロンドヘア。ただし一家のなかで唯一くせ毛気味で、うねりながら腰まで伸びている。前髪は目にかかるギリギリの長さで毛先を揃えている。たまに庭に出る以外はほとんど家にひきこもっているため肌は色白で、身長は130cm前半程度。一見弱々しい印象を受けるが、実際はほどよく肉のついた健康体。一年の大半をワンピースで過ごし、季節に合わせて素材やデザインを変えている。寒い日にはおさがりのコートを着ることも。両手は幼児期に負った火傷の跡を隠すため、常に包帯を巻いている。右耳に赤いリボンが飾られたくまのぬいぐるみをいつも大事に持ち歩いている。

性格:口数の少ない内気な子。二階の部屋、もしくは庭のブランコで静かに過ごすことを好む。表情は乏しく、笑顔も涙も滅多に見せないため、何を考えているのか分からないと周囲からは思われがち。他人に対して強い警戒心があり、挨拶はおろか目を合わせることもできないが、その実、人一倍繊細で、心優しく、非常に思いやり深い。長男の言うことを素直に聞き、酒に溺れて眠り込む次男を見かけると毛布をかけるなど、兄たちを純粋に愛し、大切に思っている。そのため彼らが苦しむ姿を目の当たりにし続けたことは心に深く影響を与えた。慢性的な重い不安と心配を根付かせ、やがてそれは、“子供らしい自己主張や甘えは兄たちの負担になる”という誤った考えを助長し、自分の気持ちを口にすることを恐れるようになった。

備考:オブライエン家の末っ子。『恥ずかしい子』と呼ばれ、外出を禁じられて育った。両親の死後、妹が魔除けの日の犠牲になることを恐れた兄たちから3つの約束を課され、守られている。“施し”の内容について、目も当てられないほど残酷なことだと聞かされているが、詳しくは知らない。もともと、亡母エミリーにとってようやく授かった女児で生まれてすぐは大切にされていたが、後に隔世遺伝によるくせ毛が判明。失望したエミリーに両手をアイロンで焼かれ、惨い火傷を負った。後遺症で指が動きにくく、一度の食事を終えるのに時間がかかり、三男の家事を手伝いたいと思っているが出来ることがほとんどないため落胆している。くせ毛を直されようと髪を乱暴に触られたことがトラウマで頭を触られることを強く嫌う。いつも持ち歩いているくまのぬいぐるみは7歳の誕生日に次男からもらった宝物で、『アナ』という名前をつけて妹のように可愛がっている。好きな食べ物はチョコレート。6歳のときに兄たちの犯行を目撃しているが、自分の内にしまいこんでいる。

5: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-20 18:05:37

【 アリス・オブライエンの初回ロル 】

(“アナ”の異変に気づいたのはつい先ほど。二階へ行く途中、廊下で壁にかかった鏡の前を通ったとき。鏡を一瞥すると、手元のテディベアに“いつもあるはずのもの”がなくなっていた。それは、赤いリボン。アナの象徴ともいえる大切なものが右耳から姿を消していることに内心驚き、すぐにリビングへ戻って探し始めた。まずは朝食を摂ったテーブルの上、見つからなければ椅子を動かし下を見て、ないと分かればキッチンの周りをウロウロし、兄の誰かが間違って捨てたかもしれないと思ってゴミ箱の蓋を開けて中を覗く。空っぽだった。期待はずれの結果に少しづつ焦りが募りながらアナに目を落とし「だいじょうぶ。……おねえちゃんが必ず見つけてあげるからね」モヘアの頭を優しく撫でて気丈に振る舞い。その後もカーペットを捲る、ソファーの隙間に身を屈める、窓辺に立つ、カーテンの裏、カーテンを揺する__思いつく限りのことをしてみたが、リボンは出てこなかった。一体どこへいってしまったのだろう、このまま見つからなかったらどうしよう。不安が、アナを抱く腕にぎゅっと力が込もることで滲み。望みは薄いが、ほかのところを探そうと決め、リビングを出ようとし。その間、自然と俯いた顔や歩くたびに軋む床板がさらにどんよりとした空気を増し加えて)

6: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-27 22:23:59

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