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歪形の一家(少人数/シリアス)/6


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2: オブライエン一家の妹 [×]
2025-11-16 14:07:47

【 世界観・用語 】

○ドムリエン村
 自然に囲まれた中規模の村。13歳以上を成人とする独特の宗教観を中心とし、村長と神父が実質的な支配者として統治している。夜になると、仕事終わりの男たちが酒場で放埒な振る舞いをする。毎年6月6日は魔除けの日と呼ばれ、悪魔が子供たちを攫いにくるという言い伝えがある。その日の夜、12歳以下の子供たちは親(もしくは保護者)と一緒に教会に集まり、神父の説教と祈りを終えると、悪魔から身を守るための“神聖な施し”を受ける。“施し”の内容は秘儀として内密にされているが、なんでも「目も当てられないほど残酷」らしい。

○オブライエン一家
 ドムリエン村から離れた古い一軒家に住む家族。両親が亡くなってからは、五人の兄妹が暮らしている。各々、身や心に傷を負い、トラウマや依存症などの重い問題を抱えているが、不器用ながらもきちんと愛情を持ち、お互いを大切に思っている。庭の大木に吊られたブランコは、三男が妹のために設置した。

○ダニエル・オブライエン
 オブライエン家の父。茶髪とつり目が特徴。革なめし職人として一流の腕を持つが、短気で暴力的。酒癖が悪く、村人たちと喧嘩のトラブルが絶えず、嫌われていた。若いときに自分がろくでもない人間であるにも関わらず、初めて“愛している”と言ってくれたエミリーに心を打たれ、彼女の理想の夫になることを誓って結婚。しかし、娘ではなく息子が生まれたことでエミリーの態度が急変。夫婦仲は悪化の一途を辿り、幸せを目指していた家庭はやがて破綻を迎え、極度のストレスと理不尽な怒りを子供たちにぶつけるようになる。後に娘が生まれたときは「これでもう一度やり直せる。エミリーも優しい頃に戻ってくれる」と泣いて喜んだが、希望はあっけなく打ち砕かれ、ますます荒れていった。

○エミリー・オブライエン
 オブライエン家の母。金髪とたれ目が特徴。家事や手芸をそつなくこなす器用さと美しさを兼ねた女性。傲慢な性格で、異常なまでの完璧主義者。自分はどこにも欠点がない完璧な人間だと思い込んでいる。理想の娘だけを強く望み、息子たちには無関心だった。五人目にしてようやく娘が誕生し、一時は喜びで胸を躍らせていたが、隔世遺伝によるくせ毛が判明。ほんの些細な理想との違いを許せず、怒りをぶつけて、二度と消えない火傷を負わせた。さらに「村の人たちに浮気を疑われる」と考え、家に閉じ込めた。

○約束
 幼い妹を守るため、兄たちは以下の3つの約束を課した。

①『村に近づいてはならない』

②『魔除けの日には外に出てはならない』

③『一人で留守番をしているときに誰かが来てもドアを開けてはならない』

両親の死後、外出できるようになった妹を、兄たちは魔除けの日の“施し”から守るため、神父に金を払い、「6月6日は教会に来ない代わりに誰ひとり外へ出ないこと」で合意した。

○秘密
 今から4年前のある嵐の夜、父ダニエルと母エミリーは忽然と姿を消した。

 家族を残して、二度と戻ってくることはなく。しかし、ドムリエン村の住人たちや兄妹は心配するどころか、むしろ不在を歓迎していた。

 “誰も探そうとしない”

 その状況は非常に好都合だった。なぜなら、あれはただの失踪ではないから。

 二人は殺害されたのだ。さんざん虐げてきた息子たちによって。

 彼らは結託し、両親の殺害を企て、実行した。遺体とともに全ての出来事を秘密として土に埋め、誰にも悟られることなく、ようやく幾許かの平穏が訪れた。

 しかし、兄たちは気づいていない。

 あの日あの夜あの時、幼い妹が“見ていた”ことを…。


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