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アリスは憂鬱な夢をみる / 半無登録、指名制 / 再建/555


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自分のトピックを作る
461: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-24 00:13:39



>赤の騎士様

(さっきまで一生懸命に守っていた燭台が仕舞われてしまうのを見て、達成感と同時に少しの寂しさが胸に残って。でも再び開けられたケースには魔法のように指輪が載っていて、それを見た瞬間胸の奥でまだ消えきらない聖夜の火がもう一度ぱちりと弾けたように広がって、思わず目を輝かせて。「……これがユリの…勇気の証、」儀式の間ずっと頼りなく揺れていた灯りが、こんなふうに姿を変えて残ってくれるなんて思ってもみなかったから、胸も眦もじんわりと熱を帯びて視界の端が少し滲む。優しく光を反射する歪で柔らかな円は、宝石よりもずっと綺麗で世界にひとつしかない形をしていて、〝証〟を欲しがる性分の自分には涙が零れそうになるほど尊いもので。慎重な所作でそっと指輪を受け取れば蝋の痕跡が指先に触れて、確かに火のぬくもりが残っているのをまだそこに感じる気がする。彼の言葉が静かに回廊に響くたび、怖くて震えていた自分の足音ひとつひとつが肯定されていくようで、思わず指輪を胸に抱きしめ「……うれしい。ユリでも、守れるものがあるのね」自分に言い聞かせるように呟けば、胸の奥にふわりと誇りが灯って、顔を上げたときには涙で潤んだ瞳が夜の灯火みたいに強く輝いていた。「ありがとう、騎士さま。ユリの勇気は、あなたが隣にいてくれたから」そう告げて右手の薬指にそっと通せば、その輪は自分のために作られたみたいにぴたりと馴染んで思わずふわりと微笑み「ずっと大事にするわ。ユリの勇気と、騎士さまがくれた聖夜の思い出だもの」無垢で柔らかな笑みは夜の終わりを告げる鐘のように静かで確かな温度を持って彼へ向けられ「騎士さま。ユリ、またあなたと歩きたいわ。今度はお日様のある時にね」優しいのにただ甘やかすだけではない、そんな彼の雰囲気を好ましいと思ったからちゃっかりと次のリクエストも添えて、控えめに一度だけ低い位置で手を振れば振り返って立食会場の方へ戻っていき)


>トゥイードルダム様

(大して急ぐ様子もなく元いた場所へと戻るのは、星のチャームと勇気の指輪を手元で眺めるのに夢中になっていたからで。ダムはもう戻ってるのかしら、それともまだ女王様と一緒なのかしら。会場の近くまでは戻って来たけれどまだ彼の姿を見つけられなくて、何だか急に恋しさが募ってくる。眉を下げてきょろきょろと辺りを見回してもやっぱり彼は見つからない「……ダム…、」そう呟いて、気付けばドレスを持ち上げてパタパタと駆け出していた。もしかして入れ違いになったのかしら、どこかでユリを探してくれている?だとしたらきっとダムは寂しいはずだわ、そんな不安ばかりが頭の中で膨らんで、忙しなく視線を散らしながら小走りしていたものだから「っきゃ、」ドレスを踏んづけて小さな悲鳴と共に前につんのめって)
 

>チェシャ猫様

(文字通り、親友を探して城中を駆け巡った。立食会場はもちろん休憩スペースも残らず覗いて、巨大なツリーの広場も駆け抜け、迷い込んだ厨房にすら顔を出して。仮面の怪人が次に攫うクリスティーヌを探し回っていると噂にでもなってしまいそうな勢いで、広場の片隅で息を切らせて立ち止まり。そこでふと、メリーがくれた良い物のことを思い出しては「……最初からこうすりゃ良かったんだよな」自嘲するように呟いて、そのコンパスを開き「チェシャのところに連れてってくれ」願いを込めた声色に呼応するようにカタカタと針が震え、ふらふらしたかと思えばぴったりと庭園の方を指し示してくれて。感謝の気持ちを込めて微笑みながら頷けば、コンパスを懐にしまいながらまた黒い風のように駆け出して。ちらちらと雪の舞う庭園は汗ばんだ身体にはむしろ心地よいくらいで、深く白い息を吐いて立ち止まる。足取りを務めてゆっくりとしたテンポに戻しながら息を整えようとして、見つけたのは白銀の世界に映える上質な立ち姿。距離が空いていても彼と分かる佇まいに思わず気の抜けたような笑みを浮かべ「…見つけたぜ、相棒」まだ少し上がったままの息と、額に僅かに滲む汗から走り回って彼を探していたなんて恥ずかしい背景が伝わってしまうかもしれない。が、そんなことより彼に無事会えたことの方が嬉しくて「似合ってるな、その服。」弾んだ声音で語り掛けながら大袈裟な動作でマントを翻して)そろそろ俺に会えなくて退屈してたんじゃねえか?



(/お返事ありがとうございます。いえいえ、期間が限られているからこそ特別感も増しますし、私の方は心の底からイベントを楽しませていただいております…!まだ途中ですが、本当に素敵な企画をありがとうございます。娘に素敵なプレゼントをありがとうございます、これから何度もこの指輪と赤の騎士様の言葉に支えられて成長していくことと思います!チェシャ猫様の初回文ありがとうございます、発生条件を満たしたつもりですが何か不備あれば何なりとお申し付けください!)




462: 赤の騎士、チェシャ猫 [×]
2025-12-24 01:36:26



>ユリーシャ

(陛下との挨拶を終え、戻った会場にはその姿が見えなかった。陛下の元に向かう途中で見つけた片割れに彼女のことを任せていたはずだった。立食会場に戻り、すぐに見つけられた片割れが違う役持ちと楽しそうに話している姿を見つけると、そこに彼女の姿がないことに気がついて問いただせば彼女と話をした後の事はわからないという。寂しがり屋の彼女を一人にしてしまっていると不安に駆られてはその姿を探して多くのアリスやメイド、トランプ兵でごった返しの会場内を探して回る。その中で見つけることが叶わなければ会場を後にして、どこなら彼女が行くだろうかと考えを巡らせる。人の多いところは避けるだろうし、かと言って静かすぎる場所も違うはずだとそう考えながら歩いていた廊下、その曲がり角で彼女と鉢合わせると「わ、」と驚きの声を息を漏らすように落としてから反射的に腕を伸ばしてその体を支えることとなり。支えたその時には彼女だとわからずとも、改めて見おろしたその姿は見間違える筈のない彼女だった。姿が見えなくて心配で不安だったその感情は彼女を見つけたことで一瞬にして塗り替えられる。再会できたことを喜ぶような微笑みでそのまま勢いよく抱きしめて)ユリーシャ!ああ、よかった。やっと会えましたね


>ロメオ

___参ったな、酔っ払いすぎてまぼろしが見えたみたい(白銀に覆われた庭園の中、冷えた空気が頭を冷静にさせるのに丁度良かった。静かさは雪を踏む音によって人の気配を教えてくれて、その音の主が誰なのかを姿を確認しなくてもわかってしまったから振り返るよりも早く、唇の端だけニンマリとつり上がってしまう。そして答え合わせのように彼の声が届くと現れた彼のその姿から連想される物語を頭に描いて声をかけ。は、は、と浅い呼吸が白い息が空に向くことで彼が自身のことを探してくれていたのだと見て取れたらしい。それが自惚れだったとしても嬉しくて、敷かれる雪の絨毯を踏むように彼に歩み寄り「親友の粧し込んだところを見たくて探し回ってたから、退屈はしてなかったケド。……充実はしてなかったよ」肩を竦めるでもなく緩やかな声でそう伝えれば一拍を置いて視線を細めて。首にかけていたファーを彼の首元に預けるとそのまま両端を引っ張るようにして顔を寄せ、その際には濃い酒の匂いを纏っていることが風を浴びても薄れることなく彼に届いてしまう。悪戯を誘うような笑みを見せてから視線の誘導で並ぶ木を示すと「なァ、ファントム。俺とゲームをしないか?」自身がそうだったように、彼もまた自身のことを必死になって探してくれたのだとしたらその気持ちが嬉しかった。だから彼のその姿に準えた呼称で持ちかけるのは酒によっていつもよりもふわふわと漠然としたゲーム説明で、掴んでいたファーを手放して)今からそこにある木のどれかに隠れるから、俺を見つけて。かくれんぼ、そう。かくれんぼだ。



463: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-24 11:10:26



>トゥイードルダム様

(勢いよく抱きしめられた衝撃で胸の奥に溜め込んでいた不安が一気にほどけて、星のチャームと勇気の指輪が胸元でかすかに触れ合って小さな音を立て、支えられた身体が彼の腕の中にすとんと収まる。驚きよりも先に胸を満たしたのは探していた人の体温に触れた安堵で、思わず震えたような吐息を漏らして「……ダム…っ」名前を呼んだ声にもかすかにその震えは伝わっていて、泣き声ではないのに涙の手前みたいに甘くて弱くて、気付けば彼の存在の確かめるみたいに服をぎゅっと掴んでいて。会いたかった気持ちが一瞬で溢れ返り額を彼の胸元に寄せて。彼の鼓動を確かに感じれば、乱れた息も何もかもが彼の腕の中で落ち着いていき、そっと顔を上げれば大好きな色の瞳をじっと見上げ、わずかに潤んだように見える目を向けながら彼の頬に手を伸ばし「…ええ。また会えた」再会を疑っていたわけではなく確信していたのに、姿が見えなくなるとこうも不安になるものなのねと学ぶ。なんで離れ離れになったんだっけ、と考えて女王様の顔が浮かべばはっとした表情をして)女王様は?…もしかして具合がわるいの…?
 

>チェシャ猫様

…幻にはこんなこと出来ないだろ
(衣装のテーマに準えた言葉だと汲み取っていながら勝気な笑みと共に両手を伸ばすのは、彼に触れる口実にそれが丁度いいと思ったから。彼の頬からうなじ辺りを挟み込むように高い体温の手で覆ってはまさに猫を愛でる時のように指先を柔く動かして撫でるように触れて。「充実してなかった割にはずいぶん酒が入ってるように見えるぜ?」詰るでも拗ねるでもなく、ただ友人を揶揄うように彼の鼻先にツンと触れて。ふと尻尾みたいな純白のファーを首元に触れるとひやりとした空気の中でそこだけ妙に温かくて、同時に彼の纏う酒の香りがふわりと鼻先を撫でる。探し回った焦燥も、胸の奥にあった会いたいと渇望するざわつきも、その匂いと距離の近さで一気にほどけていくようで「せっかく色男を独り占め出来るのに見るだけでいいのか?俺のダチはそんなに謙虚だったかな、」預けられたファーに頬を数回寄せるようにしながら、わざとらしく肩を竦めて仮面の奥の目でじっと彼を見つめて。雪明かりが反射していつもとは違った趣の輝きを備えているミントグリーンの中の光が自分には妙に尊く映って、彼の視線誘導に従うことが出来ないままじっと瞳を見つめ続けて。意識もそぞろにファーを手放されると引き寄せる力に委ねていた体が支柱を失って僅かに傾き、そこで我に返ったように小さく声を上げて「かくれんぼ、…チェシャのゲームか。よし乗った」話半分しか耳には入っていなかったけれど、楽しげな響きに断る理由は勿論皆無でドンと胸板を叩き「クリスティーヌ・チェシャ、怪人に見つからないように上手に隠れろよ」冗談めかしながら声を張り上げるのはまさに舞台俳優の大仰な演技を模しての事。翻したマントの裾を軽く払って姿勢を整えてふっと息を吐き、胸の奥に溜まっていた熱を雪の冷気に溶かすようにしてからゆっくりと一歩後ろへ下がり「覚悟しろよ。見つかったら攫われちゃうぜ」声音は軽やかで、けれど確かにこの瞬間を心から楽しむような熱を帯びていた。彼を探し回った時間の分だけ胸の奥に積もった感情がその言葉に滲んでいるみたいで、雪の舞う庭園の中、舞台の幕が上がるのを待つ役者のようにくるりと彼に背を向けて隠れる場面を見ないように努めて)




464: 赤の騎士、チェシャ猫 [×]
2025-12-24 12:11:41

>ユリーシャ

(支えた体はやっぱり軽くて、こんなにも小さな人を一人にしてしまったのだと胸が痛む。その間にも彼女には彼女の時間の流れがあり、出会いがあれば得たものもあると言う事を知らないからこそ今にも泣いてしまいそうな僅かな上擦りを乗せた声が名前を呼ぶと目が細められてきゅ、と眉が下がってしまう。シャンデリアの光を受けて、きらと輝きを落とした瞳が涙の薄膜を纏っていることに気付かないほど鈍感ではなかった。何から声をかけよう、そう考えを巡らせてしまうくらいには彼女に向ける一手に真摯になってしまうらしい。そんな彼女が先にはたと声を発すると先ずは安心をさせるためにと頭を左右に振れば「挨拶をしてきたんです。クリスマスパーティの時には陛下からこれが贈られるので」そう口にしてから懐から取り出したのはクリスマスモチーフのデザインクッキーが入った包み、そのクッキーはきらきらと輝くように中が抜かれてキャンディーがステンドグラスのようになっている。包みは二つ、そのうちの一つを彼女の顔前へ伸ばすと今度は明るく楽しそうな声でそれが彼女への贈り物だということを伝えて)クリスマスが特別なものになるように、願いが込められたクッキーです。こっちはユリーシャ、貴女へと。

>ロメオ

これは大事な親友に会いたくて苦手な酒を浴びた涙ぐましい俺の努力の結果、だから会えてホントぉに良かった(彼の指がのど元に触れると本能には抗えないようでグルグルゴロゴロと音を立ててしまう。そのうえで自覚のある酒臭さを指摘されれば恥じるのではなく勲章だと言わんばかりに誇らしく伝えてから、肩をすくめて見せる彼にははっと笑い声をあげて「まさか顔を隠してると思わなかったから、見つけるのに手間取っちゃったな」顔だけで判断しているわけじゃないけれど、彼の顔を持ってすればすれ違うメイドやアリスの視線を集めているだろうという驕りがあった。裂けるように大きな口もとを吊り上げると彼が隠している顔の部分を示すように自身の顔を指先で叩き。ただでさえ酒が入り愉快になっている思考回路、彼がゲームの誘いに乗ってくれるとより楽しい気持ちに拍車がかかるようで。しかしまさに此処が舞台の上、そう錯覚させるような台詞のような物言いと、大げさな動き、そして自身が音楽の天使だとでも言うようなその役割に我慢ができず屈託ない笑い声を落とし「あははっ、ごめんごめん。悪気はないんだけど、俺がクリスティーヌって言われちゃうと面白くてさ。」つい笑いを引きずるように楽しそうに肩を震わせて、はあ面白い。と独り言のようにぽつりと落としたその瞬間、白銀の中にその姿を消してしまった。「ゲーム開始、親友なら俺を探し出してくれよ。」そう語る声は未だ場所を変えていないことが伝わる彼のそばから上がる。そうかと思えば積雪が一本の木からどさりと落ちる。それは攪乱でもさせるように彼を惑わして)


465: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-24 18:27:18



>トゥイードルダム様

(女王様に何か悪いことがあったわけではないと知って、心からほっとしたように緊張の力は抜けていき、表情も和らいで。よかった、そう心の中で呟くと楽しそうな彼の声とともに差し出された包みが視界に入った瞬間「かわいい…!」と思わず感嘆の声が漏れて。ツリーにトナカイにサンタさん、可愛らしい造形に加えて大聖堂のステンドグラスみたいに光を取り込むクッキーはまるで小さな窓みたいで、そこから覗く未来がほんのり甘い色をしている気がして「ユリも、いいの…?」女王様にお会いしていないのに、何もプレゼントをあげていないのに。自分の中で無いばかりを数えながらも、指先が包みを撫でるたびに胸の奥がじんわりと満たされていく。贈り物をもらうこと自体は孤児院でもあったはずなのに、こんなふうに“特別になるように”なんて願いを込められたことは一度もなくて、どう扱えばいいのか分からないままただ大切なものを触るみたいに両手で包み込む。「……綺麗。女王様の祝福が閉じ込められてるみたい」包みの中を覗き込む瞳はさっきまで涙で揺れていたのが嘘みたいに澄んでいて、それを胸元にそっと抱き寄せて「ありがとう。ユリの分も女王様からあずかってくれて、…ねえ、女王様なにかユリのこと言ってた?」まるで先生に恋する女学院の生徒が友達に反応を伺うみたいに、そわそわとした様子で彼の腕にそっと手を添えながら見上げて)
 

>チェシャ猫様

おおそうかそうか。よしよし、偉いなチェシャは
(友人に会いたくて努力したのは自分も彼も同じだったと知れば、それだけで冬の寒さが吹き飛んでしまうほど心が暖かくなる。口調こそ本当の愛玩動物を褒めるような猫撫で声を演出するけれど、喉から音を鳴らす様子も自分の為に苦手なことを頑張ってくれた事実も何もかもが心に響いて。「俺だって、チェシャを探して苦手な赤色だらけの城をあちこち巡ったんだぞ。あとで労ってくれよな」もちろんどっちが大変だったかなんて張り合うつもりはなく、それも彼に甘やかしてもらう口実。わざとらしく瞳をうるうるさせてはかわいこぶるように手のひら同士を張り合わせて尖らせた唇に当てて。やっぱり彼が自然に笑ってくれると嬉しくなるし、その顔をずっと見ていたくなる。慈愛の浮かぶ眼差しで笑う彼を見つめていると、不意に姿を消してしまったことに目をぱちくりさせて「…上等だ。絶対見つけてやる」唐突に始まったお遊びにメラメラと燃えるのは闘争心というよりも見事に彼を見つけて自分がどれほど大事に思っているかを証明したいというエゴ。くるりと向き直れば声を頼りにゆっくりと一歩近づいたところで落雪の音に反射的にそっちを向いてしまって「……なるほど。酔ってても頭は回るんだな」やられた、というようにふっと笑う様子は先ほどの落雪は彼の陽動であると決め打っている口振りで。おもむろにしゃがみ込むといくつか小さめの雪玉を量産しそれを腕の中に抱えて立ち上がり「怪人は執念深いんだ。逃がさないぜっ」そう言いながらにやりと笑えば、〝何もない〟ように見える空間に向けてランダムに雪玉をお遊びの力で軽く投げ続けて)



466: ダム、チェシャ猫 [×]
2025-12-24 23:05:37



>ユリーシャ

(彼女の指先が包みを撫でるたび、胸の奥で何かがきゅっと縮むのを、冗談みたいにやり過ごそうとしていたのに。澄んだ瞳が恋をする少女のように陛下のことを聞いてくると、どうしたって誤魔化しきれなくなってしまう。ふ、と小さく息を吐いてらわざとらしくない程度にほんの少しだけ唇を尖らせてみせて「……そんな顔で聞かれたら、答えないわけにもいかないじゃないですか。──もしかして、僕に会えたことよりも陛下の方が気になるんですか?」子供臭く拗ねた言葉にしてしまった瞬間、少しだけ間が空く。今の発言は自分でも子供じみていると思いながら、そう前置きしてから、今度はちゃんと彼女を見る。包みを抱く仕草があまりに大切そうで、思わず声が柔らぎながら「陛下はね、ユリーシャのことを気にかけていましたよ。それに……本当は、今夜会いたがってもいたよ。でも、今夜はこんな風に人が多いから、だからまた今度、静かなときに今夜の話をゆっくり聞かせてもらいたいって。」そう言ってから、彼女の抱くクッキーにちらりと視線を落とし、くすっと小さく笑うと「僕にも陛下に向けるような顔を見せてほしいものです。」軽さを含んだ声で冗談めかしながらも、声の底には確かな温度を残して。陛下ではなく、この僕が彼女の隣にいるのだとささやかに主張するように、そっと距離を詰めて)


>ロメオ

(自分がそうしただけではなく彼も苦手を乗り越えて、自身のことを探してくれていたのだと他ならない彼からの言葉で伝えられると嬉しくて、嬉しくて、目一杯にわしゃわしゃと彼のことを撫で回したい気持ちでいっぱいになった。可愛子ぶるそんな様子はそれに拍車をかけるようで、このゲームが終わったら絶対にそうするのだと心に決めた。軽い雪も積もれば重たい音に変わる。どさっと落ちたその音に彼が意識を向けたことが作戦通りだと少し離れた距離からご機嫌な笑い声が風に乗って彼へと届き。余裕たっぷり、優位な立場でのゲームかと思っていたのに何かを企む彼が見せた行動は少しも予想していなかったものだった。投げられた雪玉のうち、どれかがすれすれを通り過ぎたようで「ぎゃ!俺の世界の怪人は雪玉投げてくんのかよう!」そう声を届けるように張り上げては声で場所がバレてしまうと“あ!”と今更ながらの気づきの声で言葉を止めて。パッと姿を表せば年甲斐もなく雪の中で遊ぶ、この時間が楽しくて仕方がないと言った様子で自身もまた小さな雪玉を一つ作り上げて彼へぽいっと投げて見て「ロメオ。俺は優しいから男らしく三分の一のゲームにしてあげる。ここの三本の木、」三日月を思わせるニンマリ笑顔、自身の背後にある一本、そして左右に並ぶ一本ずつ、三択の内、狙いを決めれば再度スーとその姿を消して。潜めるような声は三本のどこからも聞こえるような不思議な音、彼が選ぶのを楽しみにするように回答を待ち)俺がいるのはど~れだ?



467: オルカード・エリス [×]
2025-12-24 23:51:24



>459 三月兎さん


オレが浮かれたくなんの、解んでしょ。
(“僕も”という一言に、ただ彼の時間を貰っただけではなくて、同じ情緒を共有出来たのだとまず安堵し、同時に喜びににやついて、独り言だったそれを彼へと向ける。――一目見た瞬間に、彼に贈りたいと迷いなく手に取った品。そのラッピングだって一つ一つ手ずから選び細工したもので、だからこそそれらを眺め笑う姿に胸が暖かく満たされる。ふと、此方を向いた眼差し、或いは言葉が心臓に擽ったい衝動を刺して。身を一度むず痒く揺らした後、アルコールで箍の弱った両腕が情動に抗えず彼にハグをする。「……オレだって、オレだってさ。ヘアさんがオレん所に来てくれた時嬉しくて堪んなくって、待ち合わせも悪い事ばかりじゃないなって思った。」その肩に頬を乗せてぽつぽつと喋り始めるその挙動は、まるで厄介な絡み酒をする酔っ払い。そのくせ呂律は一声一声はっきりと、“待ち合わせ”に不安があった事もそれが彼に溶かされた事も喜悦を帯びた色で伝える。「乾杯する時から今までだってさ、楽しくて楽しくて……今日が終わるのが惜しいなんて、初めてで。だから、」いつも先を見て前を向いて歩く事を意識していたからこそ今抱く感情に驚いて、でも心地良くて、さらさらと淀み無く口から感情が零れ落ちる。「……ありがとう、ヘアさん。」静かに微笑みを湛えて感謝を告げる一瞬、抱き付く力がほんの少し強まる。単なる親愛のハグというよりも、大事な宝物――友達――を腕の中に囲って護るような、柔らかくも確りとした力で。そこから数秒程経って漸く、落ち着きを取り戻した頭で自分の状況を客観視出来たらしい、「あー……っと、」幾ら何でも正直に話し過ぎた。そう気まずげなぎこちなさで腕や頬を離し、弁解を探して言い淀む耳や顔は酔いだけではない赤さを残している。目を泳がせて思案する事数秒、「ええと……オレ、酔い醒ましにちょっと歩いてこようと思うんだけど、ヘアさんはどうする?」紡ぐ言葉は休む前より増した熱さを冷ます建前、その本音には先程の照れ隠しを行う事を目的として。ツリーの大広間か雪景色の庭園か、行き先を考えるのは一先ず後回しに、多少恥ずかしさを抱えつつも離れる事は惜しい彼へ視線と問い掛けを送り。)




468: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-25 23:29:11



>トゥイードルダム様

…、…えへへ。ユリね、女王様にお話したいことがいっぱい出来たのよ
(たくさんのアリスがお城中にいるのに、女王様が自分を気に掛けてくれたと教えてもらえれば胸の中がすっかり華やいで、気の抜けきったような無防備な笑顔が浮かんで。流れ星のこと、夜はやさしい子だということ、聖夜の儀式のこと、勇気の証のこと、ダムに対して不思議なドキドキを感じたこと。最後の出来事以外はダムにも聞いて欲しいと口を開きかけたところで、何かに気付いたようにはたと瞬きをして「…その顔、ディーにそっくり」いつもと変わらない、安心する笑みを向けてくれていた彼の顔に僅かに雲がかかって、まるで拗ねるみたいなその表情はついさっき見たばかりだから記憶に新しくて。確かに違う人物だと分かるのに顔の造形は瞳を除いて本当に瓜二つだから、なんだか可笑しくて珍しくふふっと上擦ったような無邪気な笑みをこぼして「ダム、双子だって教えてくれなかったんだもの。…すごくびっくりしたんだから」ダムという自分にとっての世界の基軸がぐにゃりと音を立てて歪んでしまうような、確かにあると思っていた足元の地面がぐらぐらと崩れてしまうような。今でも思い出せば背筋が粟立つほど怖かったその感覚がフラッシュバックして、怖気を感じるようにふるりと華奢な肩を震わせて「……やっぱりダムは夢だったんじゃないかって、怖かった。だから、ちゃんとダムを確かめさせて」不安な気持ちと、まるで中毒みたいに彼だけの温もりを欲してしまう気持ち。ないまぜになったそれを恥じる事無く真正面からぶつけて、ぽっかりと丸い瞳でじっと彼を見上げながら両手を伸ばして)
 

>チェシャ猫様

横恋慕した挙句に無理やり攫っちゃうんだぜ?怪人は欲しい奴を手に入れるのに手段なんて選ばねえのさ
(語るのは衣装のモデルとした人物の物語、手当たり次第に雪玉を投げて位置を探るというなりふり構わないやり方を正当化する目的のそれを彼と同じく楽しそうな声音で高らかに宣言して。彼の姿が一見何もない場所から出現すればやっと標的を目視で捕捉して「そこか!――ゎぶっ、」最早かくれんぼの枠に収まらず、隠れる前の彼をお構いなしに捕まえてしまおうと雪を蹴り上げた瞬間、体勢を変えられないタイミングで彼の放った雪玉が顔面を直撃して。ぺっぺと口に入った雪を吐き出して手の甲で口元をグイと拭い「チェシャ~…!」名を呼ぶ低い声は怒っているのとも違う、まさに仕返しに燃える少年の笑顔で彼を見据えれば、三択を突き付けると同時にまた姿を消してしまって。ざく、ざくと雪の上を踏みしめて木に近付きながら予想を巡らせる。メリーのコンパスを使えばもしかしたら正答を選べるのかもしれない、でも懐のそれに手を伸ばすことはなく勿論迷いも一切なかった。自分だけの手で彼を見つけ出すことが出来なければ、きっと彼の心を染めた黒いインクと向き合うことも出来ないだろうから。「…俺がどれだけチェシャを探したと思ってんだ」勝気な雰囲気の台詞には彼の隠れ場所が分かっているという確信めいたものを滲ませて。それの真偽はともかく、手掛かりがないわけではない。自分が素面だからこそ敏感に伝わるアルコールの香り、呼気に溶け込んだそれを手繰るように真ん中の木の前まで歩み寄って幹にそっと手を伸ばし、ニッと笑って自信満々な声で)…捕まえた



469: 三月兎 [×]
2025-12-27 00:41:54



>オルカード

(抱き留められた腕の中で一瞬だけ目を瞬いて、それから堪えきれなかったみたいに小さく吹き出す。返す腕は強くもなく、けれど彼からのハグに応えるみたいな中途半端な力加減で背に回してぽんぽんと叩き。「……待ち合わせくらいで喜ばれたら、渡しにくくなっちゃうね」なんて、少しだけ軽さを含んだ笑い混じりの声で囁くように言うのは、先に彼が渡してくれたからタイミングを見計らっていた自身も彼へ用意していたプレゼントについてだった。回していた腕をほどき、彼の腕が離れれば懐に手を入れて小さなギフトボックスを差し出して。「歩く前にさ。これ、渡しときたくて」中に収まっているのは小さなスノードーム。透明な硝子の中、白銀の雪とツリー、その上を舞うのは触れても溶けない雪の結晶。軽く揺らせば、きらきらと永遠みたいな時間で降り積もるものだ。「雪は溶けないし、夜が明けても今夜の景色は変わらない。今日みたいな日を閉じ込めとけるだろ。楽しくて、惜しくて、終わってほしくない夜」視線を彼から外し、硝子の中の雪に落とす。最後にようやく顔を上げて、少しだけ口角を吊り上げれば「……外行くんでしょ?一人がさみしいなら付き合ってあげる。」そう言って、ツリーの灯りと雪の反射が映る硝子ごとそっと彼の手に預ける。離れる準備をするみたいな言葉とは裏腹に、酒に酔う彼を一人にするつもりはないようで)



470: ダム、チェシャ猫 [×]
2025-12-27 00:43:07





>ユリーシャ

(緩んだ表情でそう話す彼女の喋り方からも離れている間に“いっぱいの出来事があった”のだと言葉以上に伝わった。離れていた間の彼女の物語を彼女の声で聞きたいと尋ねようとしていたそれよりも先に彼女が口にしたのは片割れとの重なりについて。彼女にもれず、これまでの何度も言われてきたその発言を彼女から伝えられれば感情だけでいうならば拗ねる、不貞腐れる、その思いがより強まるようで。しかし彼女から似ていると同一視をされたくなかったから澄ましたようなそんな自分らしい微笑みを表情にして「話していたら、ディーにも興味を持ったでしょう。ユリーシャには僕だけを見ていて欲しかったから、だからディーのことは隠してたんです」びっくりしたとそう伝える彼女へ、悪びれる様子は見せずに片割れについて伏せていたその理由を恥じることなく堂々と伝えて。しかし、彼女が不安を帯びた目で、それだけじゃない“自身”を求めてくれるその目で見てくれるのに誘われるようなそんな気持ちで腕の中に吸い寄せられてしまう。自身い向く手の中へ身を寄せれば、華奢なその背へ手を回し。ぎゅっと抱きしめる。抱きしめているのか、抱きしめられているのか、わからないようなそんな力加減で彼女の腕の中に“ダム”がいるのだと証明するように身をおいて)僕は夢じゃない。ユリーシャが納得するくらい、こうしてください。

>ロメオ

(戯れに投げた雪玉が彼の顔に当たると反射的に申し訳ないと常識ある冷静さが顔を覗かせ始めたが、そんな気持ちを消してしまうほど彼が楽しそうな顔で負けん気を覗かせていた。だから心配によってこのゲームを有耶無耶にすることはなく、最後まで行うことを決められた。そして最後の選択、彼が選び伸ばした腕、まさにその木が自身の選んだ木だったことが嬉しかった。彼が迷いを見せずにまっすぐ自身のいる場所まで向かってきてくれたこと、それが理由があるのか偶然なのかはわからないけれど、彼が姿が見えずとも自身の場所まできてくれたという事実が大事だった。だから彼の手が幹に触れるそのタイミングで背後、彼のことを自分諸共雪の中に転がらせるように飛びついて。彼が突然のことに体制を崩して雪の中に転がったなら自身もまた雪まみれで楽しそうに笑い声をあげて「大正解っ。__信じてたぜ、俺を見つけてくれるって」そのままゴロン、と雪の上に寝転がって彼へと視線を向けて。伝える声は上機嫌そのまま、クリスマスプレゼントをサンタからもらったように嬉しくて仕方がないそんな声でこのまま忘れてしまう前に彼に直接伝えたかったその言葉を送り)メリークリスマス、ロメオ。

471: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-27 14:00:54



>トゥイードルダム様

……そうね。ユリも、きっとそうしたわ
(確かにすごく怖かったけれど、ディーとの時間は素敵だったし何よりもこうしてダムが自分を探して戻ってきてくれた、それで充分だからこそ片割れの存在を隠していたなんて自分の中では些末なこと。ディーがダムに対して対抗心めいたものを覗かせたのは今の自分にはいまいち理解できなかったけれど、ダムの説明には少し考えるような空白を空けてから小さく頷いて「ダムを独り占めしたいなら、ユリと同じくらいかわいい双子には会わせたくないもの」相手の立場を自分に置き換える、そんな考え方が出来るようになったのも彼のくれた成長の一つで、納得したことがしっかりと伝わる澱みのない様子を見せて。彼の腕に抱き締められると、ここだけは安心できる場所だという実感が胸の奥から湧き上がってきて幸せそうな長く小さな溜息に姿を変えて、自分からも彼の芯のある身体に抱き着いてきゅっと力を込めるように胸に顔を埋める。幸せなことには変わりないのに、自分ばかりが彼の証を求めるような、そんな自分勝手な感覚に満足感からは遠ざけられて「…足りないわ」ぽそりと呟くのは自分でもどうすればいいか分からなくて困っているような様子で。密着していた体を少し離すようにして、彼を不安げな瞳で見上げ確信の持てない選択に挑むような面持ちで)あの時みたいに、おでこにキスして
 

>チェシャ猫様

(真ん中の木を選んだ時の心は自分でも不思議なくらい澄んでいた。赤か黒か、奇数か偶数か、玉の行方に天国と地獄を委ねるギャンブルに興じている時のような血湧き肉躍る感覚は皆無で、答えの分からない賭けであったことには違いないのにここに親友がいると自分でも説明できない不思議な確信があった。だから手を伸ばした先にはてっきり彼の体温があると思っていたのに、背後から質量と温もりがぶつかってくると予想外の楽しさを〝うぉっ〟と声に乗せて、彼が怪我をしないように衝撃を緩めるため故意に踏ん張りを甘くしてクッションを挟むようにしながら柔らかい雪の上に身を委ねて「俺はダチの期待を裏切らないからな。これからも俺を信じて損はさせないぜ」背中に伝わる雪の冷たさも彼が一緒なら心地よかった。仰向けに寝転んだまま顔を彼の方に向けて「Buon Natale、チェシャ。――ああ、今までで一番楽しいクリスマスだ」聖夜の祝福がすべて彼に降り注げばいい。そんな願いを仮面の奥の瞳に乗せて、最後には長い手足を大の字に広げてワイパーのように雪を上をなぞるようにして雪遊びを堪能し空を見上げながら低く穏やかな声色で)来年も、その次のクリスマスも、必ずチェシャを見つけるからな。



472: オルカード・エリス [×]
2025-12-27 14:11:37



>469 三月兎さん


(背を叩くその感触は、出会った日の終わりと同じ落ち着きを思い出させる。掛かる声へは一瞬首を傾げ、だが直ぐに思い当たる期待を乗せた眼差しを彼に向けて、腕を解いた丁度にその期待通りに渡されるプレゼントに頬が弛む。「……オレに?」答えの解っている問い掛けは、仄かに声を震わせる程の喜びに満ちている。――小さなボックスの中身は白銀の夜を収めたようなスノーグローブ。今日の感情、出来事、景色を全て詰め込んだ煌めきをすっぽりと掌の内で包めるそれは、“終わりを望めない今夜”を永遠に想い守る鎹にも思えて。「……嬉しい。ずっと大事にする。このプレゼントも、今日の事も。」溢れ返って持て余す程の心がいつものような賑やかさを潜めて、幾重も感動を織り重ねた微かな吐息だけを微笑みと静かな声に混ぜる。受け取ったそれを自らも軽く振り、いつまでも残り続ける雪がふわふわきらきらと積もる様を甘く優しい瞳で見詰めたのも束の間。此方からの少し下手っぴな誘いに、素直ではなくとも暖かい答えを返してくれた彼へ、「じゃあ、ちょっと付き合って。」にへっと嬉しそうに笑んで、でも“寂しい”の一言は気恥ずかしく避けつつ共連れを誘う。――程無く足を踏み入れた庭園は、普段とは違う一面の白色。「赤も良かったけど、これはこれで圧巻だねえ。」酒と照れに上がった熱を、撫でて冷ます風を身に受けながら、窓越しとは比べ物にならない光景に視線を忙しく動かす。「こういうの、どっかの国じゃ銀世界って呼ぶらしいね。」それからのんびりと足を進めつつ、隣の彼の色といつだったかに聞いた豆知識を掛け合わせた世間話を口にする。そのまま空から舞い降りる六花と新鮮な景色を眺め、ふと思い付きに徐と屈んだその手に雪を救い取った少々の間の後、何度かそれを丸める仕草を繰り返した掌の上に乗るのは、何とも歪な楕円形で。「見て、雪のウサギさん。可愛くない?」辛うじて、強いて言うならばというほど不恰好にくっついた、控え目な角のような雪が兎の耳のつもりらしい。自身の髪の編み込みとは真逆の不器用さで整え遊んだそれを、彼の目の前へ戯れに差し出して。)




473: ダム、チェシャ猫 [×]
2025-12-27 21:42:50



>ユリーシャ
?
……ディーも悪いやつじゃないんです。それこそこの国で僕が一番信じられる人ですし、だから僕が離れている間、ユリーシャのことを頼んだんです(自身が彼女に対して抱いている嫉妬心や独占欲を彼女も自分に同じように抱えてくれているのだと知れば、余計なことを考える隙もないくらい嬉しかった。彼女のくれた言葉がストレートな喜びをくれたから、だから狭い心にも片割れのことを思える余裕を作ることができたらしい。一拍を置いてから瞳を少しだけ細めると、彼女の片割れが接点を持つに至ったその流れを口にして。体躯の差はなんなく彼女のことをすっぽりと隠すことができて、腕の中に閉じ込めてしまえば彼女が自身のそばに戻ってきてくれたと物理的な安心を与えてくれた。しかし、そんな彼女からはまだ足りないと言うように不安が浮かぶ眼差しでお願いをされてしまうとほんの数秒だけ驚いたように目を瞬かせて、それからすぐに“ふふ”っと笑い声を落とし。不安を抱く彼女へ、誘われるままに応えたくなる思いをグッと抑え込んでから「──では、目を閉じてください」と柔らかく、どこか悪戯心でも含んでいるようなそんな声でお願いをすると、胸の内に抱き寄せていた体をすっと少しだけ離して)

>ロメオ

(雪に仰向けになったまま、大の字で空を仰ぐ彼の言葉を聞いて、一拍だけ黙った。澄み切った夜気が肺の奥まで入り込み、吐く息が白くほどける。その白が消えるより先に、胸の内側で小さく何かが弾いたのが自分でも分かって、だからこそすぐには笑うことができなかった。未来について話すそんな約束は軽く聞き流すのが、この国で生きる処世術だ。見つかるかどうかは運、気まぐれ、それを信じるだなんて言葉は負けた時の言い訳にも勝った時の後付けにもなる。それなのに、彼の話すその言葉は根拠なんか必要ないくらいの説得力があった「……ほんと、ズルい男だなぁ。来年も、その次も、って、……そんな長期契約しちゃって大丈夫?」ぽつりと零れた声は、自分でも驚くほど低くて静かだった。雪の冷たさが背中にじんわりと染みるのをそのまま受け入れながら、指先で雪を掬えばすぐに形を崩して指の間から零れ落ちて行った。だけど彼の言葉だけは姿を消さず、胸の奥に居座り続ける。声音にはいつもの嘲りや軽薄さが姿を消して、代わりに混じるのはほんの少しの照れだった。体を起こして、彼の方へ顔を向ける。雪明かりに照らされた横顔は無防備で、彼の言葉に嘘偽りがないと伝わる安らぎを纏っている。それがどうしようもなく可笑しくて、どうしようもなく眩しく見えた。「クリスマスプレゼントは部屋に戻んなきゃないから、あとで渡すんだけど。それとは別に、これから先、三回だけ、俺が知ってることだったら必ず答える。そこに嘘も、誤魔化しも入れない。もし、ここで生きるにあたって道を見失いかけたときとか俺に話なよ。力になるって“約束“する__俺を見つけてくれたご褒美。」三本の指を立たせれば、両目も口元も、絵本の中のチェシャ猫を表すようなニンマリとした笑顔で口にして)



474: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-28 18:30:27



>トゥイードルダム様

そう…だったのね、
(てっきりディーとの出会いは偶然だと思っていたから、その背景を聞かされて認識を改めるように一度ゆっくりと瞬きして。他の誰でもない、彼が最も信頼を置く人に自分を託してくれたという事実がじんわりと胸を温めて、ディーのことを悪く言わないその声音に彼の優しさと誠実さが滲んでいて自然と表情を柔らかくして「ダムはディーのこともすきなのね。…そんな人と、会えてよかった」兄弟のいない自分には彼らの間にあるライバル心や信頼など全てをひっくるめた絆を完全に理解する事はまだできなかったけれど、きちんと家族愛や兄弟愛のような暖かなものを二人に感じて、ダムの大事な人と話せた喜びで締め括って。この声、知ってる――そんな風に感じたのはお願いをする彼の声が甘いだけではなかったから。「……はい」どこか照れくさそうな声で小さくお返事をして、素直にそっと瞼を下ろして。閉ざされた視界、さらに身体の距離が少しだけ空いたことに刹那的に不安を感じて思わず彼を探して服の裾を握ろうと手が空を掻いて、その手を抑えるようにもう片方の手で胸の前あたりで柔く掴んで「…ダム……、」目を開けてしまいたい気持ちと、彼の言葉に素直に従いたい気持ちが小さな胸の奥で葛藤する。暗闇の中で彼がどんな表情をしているのか分からない、それがくすぐったくて、怖くて、でも少しわくわくして。しっかりと目を閉じたまま彼の気配に寄り添うように小さく名前を呼んで、早く彼の証を感じたいという願いに満ちた震える息を落として)


>チェシャ猫様

…悪魔も君も、この国の人は〝契約〟って表現が身近なのか?
(隣にいる彼の雰囲気が、先程まで雪と一緒に戯れていた楽しげなものから少しまとうものが変わったと肌で分かるくらい敏く感じ取れた。悪魔の謎かけ、ジャバウォックの忠告、それらの点と点を繋ぎ合わせれば親友が深い闇を抱えていることは想像に難くないから、これまでで彼から聞いた中で一番静けさを感じさせる声での問い掛けには額面以上の意味が潜んでいるように感じて。こちらの声はどこか笑いが混じっているような、それでいて茶化す雰囲気のない、底抜けに明るくどんな闇もドンと構えて真正面から受け止めるような真摯さもあって「難しく考えなくていい、俺が来年も再来年もチェシャと一緒にバカやったり語り合ったりしたいだけさ」確かに未来の保証はないけれど、彼との縁がずっと続けばいいと願っている。そんな本音をあくまでも自分の希望として語り彼に強制はしないまま、彼からのご褒美に上体を起こして片方だけ立てた膝に肘をつくような姿勢で彼の方を見て「三回とは太っ腹だな。…いや、意外とあっという間か?」半ば独り言のように言いながら、ニッと自然体の笑みを返し「ありがとな。大事なダチがくれた切り札、絶対無駄にしないぜ」言い終われば現在の姿勢のままずいと彼に近付いて、立てられた三本指ごと手全体を捕まえるようにガシッと掴んで「だから、チェシャも覚えててくれ。君が俺を導いてくれるように、俺も君の切り札になる」どんなに負けが込んでも、このカードが手札にあればまだまだ安心できる。そんな存在になりたい、そう伝える前に時計屋の忠告が脳裏を過ぎらなかったわけではないが、自分の感情を押し殺そうとはしなかった。そっと手を離せばそのままマントコートの懐を探るような仕草を見せながら、きっと痩躯ゆえに寒さに強くは無さそうな彼の身体を気遣いこの場所から去るかどうかを問うように続けて)俺のクリスマスプレゼントはここだ。今でも渡せるが、どうせなら部屋で交換こするか?




475: 三月兎 [×]
2025-12-30 02:13:50


>オルカード

(喜ばれた、その事実だけで十分だというのに彼が“ずっと大事にする”なんて言葉まで重ねるものだから、寒さを感じないような暖かな気持ちになった。白一色の庭園、降り続く雪が世界の輪郭をやわらかく溶かしていつもは主張の強い薔薇の香りすら冷たい空気に洗われて静かに澄んでいる。肺いっぱいに吸い込めば、頭が冴えるはずなのに、心だけが妙に温かい。そんな中、彼が屈んで雪を掬う。その仕草を見て、反射的に冷たいよと口が開きかける。そう言う前に、差し出された掌が視界に入るとぱちり、と瞬いた。思考が一拍遅れて白。歪。その意味を探す目が、雪の塊の輪郭をなぞり、角度を変え、もう一度見て、そこでようやく理解が追いついたらしい。ああ、と短く声を漏らしてから今度はじっと、その“作品”を見詰める。すぐに笑わないのはふざけているからじゃない。真剣に観察しているからだった。耳、のつもりなのだろう、小さく突き出た二つの雪。胴体はやや楕円で、重心が少し前寄り。今にも崩れそうで、でも形を保っている。その不安定さが、逆に視線を引き留めていると分析する。「なるほど……」そう呟いてから指先を近付けるが、触れはしない。触れることで崩すのが惜しいと思った。「完璧な写実じゃない。でもね、意図はちゃんと伝わる。耳の角度がいいね。主張し過ぎないのに、ちゃんと“兎だ”って言ってる。それに、この歪さ……雪って素材をよく理解してるよ」まるで絵画や彫刻を評するような口調で、でも声は柔らかく「溶ける前提の芸術。一瞬で消えるって分かってるからこそ、今ここで見る価値がある……嫌いじゃない。むしろ、かなり好みだ」視線を雪の兎から彼へと戻し、最後にようやく素直な感情を伝えて)



476: ダム、チェシャ猫 [×]
2025-12-30 02:15:49





>ユリーシャ

(お願いをすれば彼女は疑いを知らないとでも言うように、全面の信頼の元目を瞑ってくれた。伏せた瞼、長いまつ毛が上を向く目元へ自身の視線のを合わせてから、そのまつ毛が不安を帯びてふると揺れるのを見逃さなかった。それから不安が恐れに変わるのを彼女の動きで察すると「ユリーシャ、僕はここにいます。貴女のそばに。」そう声をかけて、彼女の首へ回すように贈ったのは地震が彼女のことを思い、探したプレゼント。それは落ち着いた色味のピンクゴールドのチェーンと雪の結晶を閉じ込めたように澄んだ色合いの一粒のダイヤモンドが使われている。繊細なデザインはそう目立つものじゃないけれど、色の白い彼女の首元によく映えて見えた。選ぶ際に想像していたよりも、ずっとよく似合っていたから、つい嬉しさに綻ぶ笑い声が落ちた。それから彼女から求められたことを叶えるように額へ口付けて。)貴女を思って、沢山迷ったんです。……気に入ってくれるでしょうか


>ロメオ

ん~~、契約には抗えない。っていう方が正しいかな。口約束で止めるならそれはただの“約束”。でも、もし、……ロメオがいま何も考えないでそれを結んでいたら、“契約”に変わってた。(気前のいい彼だから狡いとわかっていながらも投げた契約は結ばれているはずだった。しかし、実際には彼が会話の曇りに気がついたからそれは無効。でも、無効のほうがずっと良いと思わせる未来を見せてくれたからべと舌を覗かせて「だから俺の交渉が失敗したってこと」と自らの手の内を明かすように白状して。彼へ贈った景品の三回だけと回数が限られている事がミソだった、この国に生きて長ければある程度のことは知っているし答えることもできるけど、アリスが相手となると深い知識を与えたがらない、与えたくないと思うのも事実だから。その真意にすぐ気づく彼に驚きを抱くのは、さらに続いた発言だった。手が掴まれて、彼自身が切り札になると伝えられると猫騙しを食らったように目を丸くして、それから突拍子のないその発言の意図を汲みかねて軽さを持った表情で口元に笑みを浮かべ「___俺の女王陛下になってくれんの?」そう続けるのは自身が狂い欠けている部分、信仰、信奉、崇拝、信教として尊祟の念をもつ事柄について。彼がその場に立ってしまえば親友ではいられなくなってしまうから、彼の首に預けていた自身のファーを己の首元に回収して話をすり替える事で有耶無耶にして)中はいろ。俺がプレゼントを用意したアリスはロメオだけなんだ、早く喜ぶ顔見せてくれよ



477: ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-12-30 13:14:19



>トゥイードルダム様

(待ち望んでいたのは彼の体温と触れてくれる唇の優しさだけだったから、自ら閉ざした視界のなかで首筋に感じた金属の冷たさが予想外で、思わずぴくりと双肩を震わせて。幼い日の朧げな記憶、火事の直前に母親とままごとに興じていた際に戯れに母が貸してくれたネックレスを首に着けさせてくれた時の思い出が閃光のように脳裏に去来して、そこに追い打ちみたいに彼が額へ祝福を預けてくれたから、抗う間も自覚もないままつぅと一筋の雫が眦から頬を伝い落ちて。そっと瞼を上げると、廊下の灯りなんて比にならないほど目の前の彼の微笑みが眩しく見えて、少し呆けたような表情のまま「……ダム」確かな証を受け取った証拠として彼の名をぽつりと呼んで、徐々に表情は幸せに溶けるような微笑へと変わっていって。そっと目線を下げると視界に入ったのは胸元で静かに光を宿す小さなダイヤモンドで「――、すごく、きれい」冬の静けさと雪の清廉さを凝縮し結晶にしたようなそれはもちろんすごく綺麗で、それ以上に彼が自分を思い迷いながらも選んでくれたという言葉に心はとくんと波打って。宝物に触れるようにダイヤを指先でなぞると、冷たさと温かさが混ざったような不思議な感覚が胸に広がって頬がゆっくりと熱を帯びていく。彼の想いごと抱き締めるようにきゅっと胸元で手を重ね合わせて「…ありがとう。ユリ、しあわせよ」感動に震える声のまま、半ば倒れ込むようにして彼に抱き着いて。一生懸命彼の腰回りをぎゅーっと抱き締めて、一呼吸置いて彼を見上げて)だいじにするわ。ダムの帽子と同じくらい。…ねえ、ユリもダムにあげたいものがあるの。ユリのお部屋まで連れて行って


>チェシャ猫様

…おいおい、そんな大事なことは先に言えよ
(不思議の国において契約という言葉の持つ意味を明かされては、何か意味や考えを含ませるような間を故意か否か少しだけ置いて、いつものように咎める調子ではなく友人同士の戯れの気安さで笑って「契約って言葉にビビってるわけじゃないぜ。ただ、」少し彼の方に身体を寄せるようにして、口角は笑みの形に上げたまま、でも瞳には軽口を言う時とは少し違う真剣な光を灯して「お前が何を望んで、差し出して、失うのか。俺はそれをちゃんと知った上で結びたいんだよ。覚えててくれよな、相棒」怒っているわけではなく、ただ親友を大事にしたいだけ。雪の白さの中で溶けずに響く声は低く柔らかく、拒絶も逃避もなく、腹を据えた男の覚悟だけが静かに夜気を揺らして。女王陛下、その単語が彼にとってどれほど重要な意味を持つか初めて会った時に学んでいたからこそ、気安く返事をすることは出来なかった。そして同時に分からないと思ったのが、彼は〝女王陛下〟なら誰でも崇拝してしまうのかということ。自分にとってはそこはかなり大きな分岐点だったから、問い掛けようと唇を薄く開いた瞬間に暖かいファーが身を離れたことによって首元を冷たい風がすり抜けて、同時に彼の意図も汲んで「……ああ。そりゃ光栄だ」分厚く広い肩に乗った雪を払うようにしながら立ち上がって、彼にも手を差し伸べて。彼も立ち上がったなら、自分と比較すると半分とまではいかずともそのくらい厚みに違いを感じそうな彼の肩を真冬の雪の中でも高い温度を失わない手でガシッと抱いて)俺のプレゼントも楽しみにしとけよ。そりゃもう試行錯誤しまくったんだぜ




478: オルカード・エリス [×]
2025-12-30 17:00:02



>457 三月兎さん


(素手で触った所為で熱が直に伝わって少し溶け、それから吹く風にまた華が凍る。只でさえ想像通りには出来上がらない素材に、芸術にはとんと不器用な自覚のある己の指で作ったものだから、何を言われても笑い飛ばす気構えでその反応を眺めていた。けれども――「……そんなに褒められっとさ、すんごい擽ったい。」歪で不安定で、陽を浴びる頃には姿を失う今限りの白銀の兎。でも少しだって手を抜いていない事も、籠めた想いも意図も全部、柔らかな声が余さず正しく拾って描いてくれた。「擽ったすぎて、この子だけじゃなくオレまで溶けちまいそう。」きっと見たまま、感じたままを偽り無く告げただけだろう、それが尚更に嬉しくて温かくて、情けないくらいに頬も口端も弛めては、“今日”に心を浮かされているからこそ出来る素直さで綻ぶ声を零した後。「今日がヘアさんと一緒で、本当に良かった。」兎を乗せた手とは反対、垂れる冷たい雫はきちんと払い拭った片腕を彼の肩に回す。ハグの際と同じに、どことなく囲って守るような繊細さと強さを両立ててぎゅっと静かに抱き、その雪と月の煌めきにそっくりな髪や耳元に頬を擦り寄せながら、ふくふくと幸せそうに笑って。「……次はポーカーで勝負しよう、アレなら負けない。プレゼントも、もっと良いもんあげる。それからまたツリーも雪も見に行って、今度は一緒にスノーマン作ろう。」じゃれつく仕草の最中に、“惜しくて堪らない今”よりもっと素敵な未来を咲かす種をばら蒔いて、「なあヘアさん、」腕を離して緩やかにステップを踏み、ふんわり一回転して彼の真正面で足を揃える。「――来年の今日も、この手を取って。」大袈裟に丁寧な所作と手紙を捩る台詞。演技掛かったそれらとは裏腹、その顔や音色は喜びと照れを隠さず、ただ楽しげにおどけるばかり。けれどもその軽さには見合わない、彼の次の聖夜までもを欲張った片手を、まるでダンスに誘う紳士の如く差し出し約束をねだって。)




479: ダム、チェシャ猫 [×]
2025-12-31 10:35:19



>ユリーシャ

(喜んでくれるだろうか、どんな風に花が咲くような笑顔を見せてくれるのだろう、そう期待に胸を膨らませたところで彼女の瞳から静かに涙の雫が伝い落ちた。わ、と音にならない声を吐息のように落としてから反射的に戸惑いを心配の形に変えて彼女に向けかけたその時に、求めていた微笑みが彼女の顔の上に咲いた。綺麗だと喜んでくれた彼女に顔を見せかけた心配は姿を消して幸せだと伝えてもらえたその声が自身のことも幸せにしてくれる。彼女が倒れこむように抱きつくことも、なんてことなく力強く支えて「僕も幸せです。僕が選んだネックレスをユリーシャがつけてくれて。……ふふ、とってもよく似合っています。」嬉しそうにニコニコと笑みを浮かべながら自身からも彼女のことを抱き返すようにぎゅっと腕に力を込めて。彼女の言葉によって預けた帽子が大切にして貰っているのだと伝われば目元の笑みを深め、彼女からも贈り物があるのだと話されればパッと目を輝かせてしまう。現金だと自覚してしまうが、彼女がクリスマスを前にしてプレゼントを渡す相手として自身を挙げてくれた事がすでに嬉しくてたまらない。その思いを隠さないままこく、と頷いて抱きしめていた身を少し離せば彼女をリードするために腕をすっと差し出して)任せてください。

>ロメオ

…………、悪い。俺が悪かった(声色やその喋り方、目の動きや表情さえも、そのいずれもが彼らしい雰囲気のままで、怒りや苛立ちを乗せたものではなかった。でも自身のいま行おうとした行為が身勝手で利己的なものだったと自覚し反省するまで時間はかからず、目先の確実な未来を求めて行った自己中な契約は親友としてただしい行動じゃなかったと理解する。彼が彼らしまま、それだけではなく親友として隣にいてくれる為の気持ちの強さを見せてくれれば余計に自身の小ささが際立って恥ずかしいとすら感じてしまう。「俺は大事な存在が俺のそばから無くなっちゃうのが一番怖いんだ」そう話すのは自分の心の奥にある箱を開いて隠すように閉じていた弱い面を、しかし大したことのない声色で軽い雰囲気で語るようなもの。ふ、といつも通りのにやけ面で「ビビリな俺も可愛いでしょ」と冗談を添えて笑い飛ばし。差し出された腕を頼るように自身の体を起こし、ブルブルと身震いして見せる姿はまさに動物の動きそのもので。まだ見ていないプレゼントの期待値をあげてしまう彼の言葉にあははっと笑い声をあげて、肩に回る腕の暖かさも心地いい。楽しさにワクワクとしながら彼を城の中に与えられた自身の部屋へ案内するように歩みを進めて)そんなに期待させていいの?楽しみで楽しみでワクワクしちゃってるけど



480: 匿名さん [×]
2025-12-31 17:18:08



指名/赤の女王

登録 or 無登録/登録

名前/ウィリアム・ヴェイン

年齢/20代後半

性別/男性

性格/誰に対しても等しく丁寧な言葉を選び、物腰柔らかい紳士的な振る舞いで周囲の人間に容易く安心感を与える。しかしその完璧な礼節は精巧な仮面に過ぎず、柔和な微笑みの裏では常に相手の弱みや利用価値を冷徹に値踏みする狡猾さが休むことなく働いている。自分という存在が他者とは根本的に異なる次元にいることを確信した揺るぎない自信家。ただそれをひけらかすことは一切なく、静かな重圧となっておのずと周囲を沈黙させる。自らの能力に寄せるプライドの高さは、他者からの称賛を必要としないほどにまで純化されており、誰の理解も誰の共感も求めていない。ゆえに孤高で、大勢の中にいても常にひとりの世界で完結しており、他者と心を分かち合うという概念そのものが抜け落ちている。その徹底した自分主義が、触れることをためらわせるような王の風格を与えている。
……というのが本来の性格だが、後述する理由により尖った部分は全て鳴りを潜めている。効率的で誇り高い食えない部分はそのままだが、他者と自分を比較してすべからく見下す悪癖は完全に失われた。欠点といえばあまり気が長くないことと、わからない状態にあるのを嫌うことくらいで、現在はほとんど裏表なく社交的でつつがない。女性には特に優しく、気を許した相手とは積極的にスキンシップを取りたいタイプだが、今までそういった相手はいない。

容姿/夜空をそのまま切り取ったようなミニマムショートの黒髪。左眉の真ん中あたりで分けたやや長めの前髪が影を落とし、彫刻のような骨格に一層の陰影を与える。尖った鼻と顎に血の気を感じさせない白い肌。横幅のある切れ長の黒い瞳は瞬きひとつ、視線の動きひとつにまで無駄がなく、研ぎ澄まされた刃物のような冷ややかさを宿している。背筋は凛と伸び、立っているだけで周りの空気が再構成されていくような存在感を放つ背格好。頭が小さく、脚や指先が長く繊細で、体のほとんどが左右対称に近い人間離れした恐ろしさを孕む美形。身長は188cmで、引き締まった体格をしている。

備考/1900年代前半、生後間もない頃自宅が火災に見舞われ、未婚の母が己を抱え命からがら脱出したもののほどなくして亡くなったと聞かされている。精神病棟でさまざまな孤児たちとともに育つが精神年齢が周囲と大きく解離しており、母を孤独にした父への恨みとおよそ馴染みたいとも思えない環境への侮蔑とを抱え歪んだ性格に育った。勉強が得意で全寮制の新学校へ入学が決まったときは新しい人間関係への期待に胸を膨らませていたが、入ってみると自分と並び立てるくらい優秀な人間はいないのだと早々に気付き、落胆。院内では傍若無人に振る舞っていたものの、学内で立場を悪くするのは不都合だと理解し常に優等生の仮面を被って過ごした。しかし自身の内側に潜む過激な思想の片鱗を見逃さなかった敏い教職員に改めて精神病棟への通院を強く勧められたため、ポーズのためだけに通い始める。かつてとは違い体裁のため表向き医師に協力的だったためか、ほどなくして父への強い恨みと他人への差別感情に対する緩和治療の成果が現れる。演じていた紳士的な振る舞いと本心の解離が減り元の性格が鳴りを潜め始めたが、同時に記憶の混濁が症状として現れ、近頃では抱いていた悪感情の存在そのものを完全に忘却してしまった。今では年に一日経過観察で検査入院があるだけになっており、その入院日に幸か不幸か別世界へといざなわれた。卒業後は教職についていて、初等教育を担当している。

ロルテ/
( 例えば、ガーデンアーチの隙間から差す光の美しさと、その陰の下で湿る土の不浄が両立するように。眠っている間、地球がちょうど真っ二つに分かれてしまって、その反対側に放り出されてしまったかのような寄る辺なさが胸を渦巻いた。全く別の世界が存在すること。そこに足を踏み入れてしまうこと。昨日までの自分には知る由もないことで、少し前に目を覚まして以来起き上がるのも忘れて思考を巡らせた。青々とした芝生の上、仰向けに横たわったまま右方向に首を傾ける。視線の先にそびえ立つ背の高いアーチにこれでもかと蔦を絡めていたのは、噎せ返るほどに濃厚な赤色の薔薇だった。長い時の経過を感じさせるような幾重もの重厚さがあって、風が吹くとほんの僅かに花弁を揺らした。ところで自分はどうしてこんなところで目を覚ましたのだろうと考えるが、夢遊病のような症状はこれまで自覚しておらず、わからないことがあまりに多い。とうとう上半身を起こし、寝る前のことを思い返そうとこめかみに手を当て考えてみる。しばらく経たないうちに、不快ともいえるほどの違和感が押し寄せ軽い動悸に襲われた。一度考えるのをやめゆっくり立ち上がると、時間がわかるものはないかと周囲を見渡す。深紅色の薔薇以外には何も見当たらなかったが、なんにせよ今日は休日のはずで、特に予定もないはずだからと一旦よいこととした。しかし、何かに急かされるような感覚が胸の中にずっとある。その感覚が、体の内側から手足を動かした。ひとまずは出口を探すべく、おもむろに歩き出して。 )


(/参加希望です。不手際などあればご指摘いただけると幸いです。よろしくお願いいたします…!)




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