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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
301:
オルカード・エリス [×]
2025-11-20 12:29:01
>298 赤の女王様
(/お優しい言葉に感謝致します……!慈悲深きお言葉とお気遣い頂ける事、本当に有り難く思っております。
何から何まで正直に仰って頂けて嬉しいです。此方としましても、オルカードの性格諸々を見た限り恋愛絡みにはあまり関心は向いておらず、どちらかといえば何でも一緒に楽しめる“友達”、どんな所でも付いてきてくれる“相棒”、隣に居て安心して気を許せる“家族”といった友愛や親愛的な方面の相手を求めているのかな……という所感があります。ですので恋愛よりも、そういった縁を結ぶ方向にて物語を紡がせて頂ければと存じます。
それから、ご指名に関しましてもお手を掛けて頂き有り難う御座います。それでは最初に挙がっておりますフラミンゴさんを選ばせて頂きたく思います。シチュエーションは前回と同じくふらふら適当に外を歩いている、という以上は特別動きを決めておりませんでしたので、主様のやり易い形でオルカードとお話をさせてもらえましたら幸いです。)
302:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-20 20:05:04
>芋虫
そう、なのね。
(ふむと指先を唇に添えれば視線は自然と下へ落ちてゆく。全ての言葉を素直に自分の中に落とし込みながら、情報をひとつひとつ整理して。忘れないでと忠告された時意気揚々と答えたあの自信が、今では途端に無くなってしまうのも感じた。物知りな彼がアリスの時の記憶がないのだと言うのだから、自分だけ例外に覚えていられるなんて無理な話だろう。忘れてしまえば、呼ばれたとて自分の名前だと認識することは難しいはず。けれど、名を預けた彼があの声の温度で呼んでくれたその時には……ちゃんと気付きたい。そんな乙女チックな願いも胸に秘め。とかく、自分は既にこの国や住人のことを好ましく思っていて、赤の女王になることへも積極的。仮になれなかったとしても、彼等のように今後訪れるであろう”アリス”の助けになりたいとさえ思っている。いきなり役職に選ばれたり、否応なく記憶が削れてしまったり、アリスというのは自由に見えて案外そうでも無いのかもしれないと感じたがそれが自分の足を止める理由にはならず。)
……忘れてしまうのはきっと、仕方の無いことね。
だからこそ、本当に大事なことだけは紙に書いておかないと。
(視線を手元に落としながらも、穏やかに口元に笑みを浮かべてははっきりと口にする。実際記憶というのは曖昧で今までの事を全て覚えているかといえば否と言えるからこそ、本当に忘れたくないことは書き留めると。この国への気持ち、出会った人の事、交わした約束、名前の意味、家族のこと。自分が此処に残るつもりであることを散りばめながら、視線を上げると蜂蜜色の双眸をたっぷりと細め笑みを浮かべる。少し身を乗り出しては小さなわがままも添えて。)
教えてくれてありがとう。 ……先生、私がいるうちはいなくなっちゃ嫌よ。代わりはいるのかもしれないけれど、私にとっての芋虫はあなただけなんだから
>タスク
(教えられたのは、この場所に限らず元いた場所でも上手く生きるに必要なことで。簡単はどうかは別として、納得はできるようで「なるほどな」と口から零れ落ち。笑顔だけは、どうしても上手くできない自覚がある様子。昔は 目が笑ってなくて怖い だのと言われていたし、働き出してからは愛想を振り撒く時間すらなく頭を下げていた時間が多いから、苦手意識ばかり募ってしまって。今も、きっと笑おうとしたのだろう。キュッと眉間に皺が寄っただけだった。ただ、射抜くような眼差しにはぱちっと瞬きをしては表情も戻り体にやや力が籠って。彼の話は理解できる。だから一旦は素直に頷いた。ただ、実際にそういう場に直面した時、自分が対処できるかどうかは不安しかなくて。どんな仕事でも客には平等であるべきだが、この仕事はより一層厳しく平等であることが求められる。し、それがここでの優しさだと言い聞かせる。中途半端な優しさは相手をダメにしてしまうだけで、それで自分がずるずると搾られてしまったら終わりだ。実際こうして、住む世界が違うのだと思いきることができていない。きっと、自分のそういう部分を見透かして彼はこの説明をしてくれたのだろうと察しもして。「そうじゃの、ありがとの兄さん」短く感謝も伝えつつ、何とか教えを自分のものにする為に今は必死だ。軽く触れられた感触に片目が細まるが嫌がる素振りは一切なく。「失敗の責任は勿論とるが……時間で回収する言うなぁどがいなことじゃ?時は金なりやら言うけど……」と、やや眉間に皺を寄せつつひとこと。その後珈琲をひと口飲み、冗談交じりの言葉を聞けばふっと力が抜けたように一笑。意識するからこそ下手な笑顔は、今では近しい人に向けるような自然な柔らかさを伴っている。まずは見様見真似だと、深く座り直しながらも猫背にはならないよう注意して。)
ふはっ。優しいタスク兄さんに、長い枝常備させるなぁ嫌じゃけぇの。……早く癖直さにゃぁいけんな。
303:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-20 21:36:05
>トゥイードルダム様
知ってるわ、何度も言われたもの。でも今が一番嬉しいの。なんでかしら
(さらりとした最初の一言には驚きも照れもなく、ただ当然のことを確認しただけというような軽やかな確信があって。それは謙遜でも自慢でもなくただの事実として、まるで空は青いことと遜色ないほど自然なこと。けれどその言い方は決して傲慢ではなく、孤児院の先生や上級生からただ従順に言うことを聞かせるためだけの餌として与えられてきた誉め言葉とは何かが違う気がする、そんな期待の予感が声の端にほんのり滲んで。彼が真摯に考えを巡らせ、真心を込めて返事を贈り返してくれたことまでは勘付けないけれど、もうすっかり気に入った彼の声で耳に甘い言葉が紡がれることにあっけなく心は満たされてゆき、ご機嫌そうに口角を柔く持ち上げ彼を見上げて。「ユリはね、本を読んでもらうのが好き。リボンのかかった贈り物とか、あと…ダムの目の色も。今日好きになったの」突拍子のない自己開示は、彼が私のことを知りたいと言ったから教えてあげた、という大変短絡的な脈絡に基づいていて、言い終えると満足したように彼の首元に頬を寄せるようにして身を委ねて。ただただ〝ここがユリの場所〟だという無意識の宣言のように無遠慮に、心から安らぐように一度深く息を吐いて)
>チェシャ猫様
……。俺はアリスって肩書で好き勝手に国をブラついて、見たことねえモンいっぱい見ながら美味い飯を食ってる。でもそいつらが好きに出来るのは夜中の遊園地だけ、…そりゃ退屈で仕方ねえだろうな。悪戯くらいしたくもなるさ
(理解しきれない理不尽さに胸の奥がざらついて、いつものような軽快な受け答えのリズムは鳴りを潜める。まるで口にすること自体にためらいがあるように、言葉を発する前にほんのわずかに息を止めてから低く掠れた声でゆっくりと語り出して。自分の立場を見下ろすようにふと視線を足元に落として、思いついたように彼の顔に目線を戻し「その人形たち、笑うか?だったら俺が笑わせてやる。遊園地ってのは、そういう場所だろ」まだ人形たちにまつわる背景や真実を知らないからこそ、純粋な善意が先に立つ。忠告されたばかりだが、知ってしまえば見て見ぬふりで我関せずの態度を取れなかった。それに理由はもう一つ、彼の浮かべる表情の奥にあるものにも触れずにはいられなかった「…その人形絡みで何か背負ってるんだろ。さっきのはそういう顔に見えたぜ。今全部話す気はねえだろうが、俺の方はいつでも準備は出来てるからな」ゆっくり、一言一言を届けるような低く穏やかな語り口は、“人形”という言葉の裏にある孤独や閉じ込められた闇に無意識に寄り添うため、誰かを責めるような調子ではなく秘密を共に背負う準備を始めるような響きを持って。アリスとして選ばれた者としての責任を本能的に感じ取り、まだ言葉にならない痛みを覚えるように瞳には強い意志を宿して、彼の申し出にはブハッと吹き出すようにしながら肩に手を置いて「オイオイ、雇うとか言うなよ。俺は君のダチで、相棒で、未来の共同経営者だぜ?でもまあ、礼にたっぷり飯を奢ってくれるってんなら話は別だ。いつでも承るぜ」拒絶ではなく対等でいたいという願いを乗せた朗らかな声で、肩に乗せていた火傷の残る左手で軽く拳を握ってグータッチを求めるように差し出して。契約の代わりに友情の握手を望むように、それから信頼を置いている彼にしか頼めない事を胸に決めたように告げる)今度、遊園地に連れてってくれよ。そんで誰かに面接を取り次いでくれ
304:
赤の女王 [×]
2025-11-21 04:16:13
>オルカード
>オルカード
(/此度も我儘な申し出であったにも関わらず、快く受け入れて頂き本当に有り難う御座います……!オルカードさんとの物語を、こうして引き続き紡がせて頂けること、とても嬉しく、有り難く思っております!。
また、次の交流についてフラミンゴと言うことで森の中、遊園地内のどちらが宜しいでしょうか。フラミンゴの性格的には遊園地内の方が積極的なコミュニケーションが取りやすいかなと思いつつ、森で出会ってから遊園地へ向かう流れも自然なのかなとも…!もし差し支えなければ、お好きな方をお選び頂き、その場面で先に歩いている方の描写を頂ければ嬉しいです。
それでは今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!)
305:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 04:17:42
>有咲
───困ったな。いなくなるつもりは無かったが、そんな風に言われてしまったら断ることなんて出来ないよ(瞬きをする。それは彼女がほんの少しだけ向けた我儘とも言い切れないくらい控えめな申し出に驚いたから。それは損得勘定ではなく、自身が彼女にこの国に残ってほしいと思うのと同じ気持ちからでた言葉だろうと、そうであって欲しいと。そう思う内容だった。ふふ、と浮かべた微笑は自信を持った凛々しいもの。彼女へ向けて握手を求めるように片手を差し出せば「長い付き合いになりそうだ。」それは彼女からの言葉を受け止めて、その上で自身のものとして約束をするように。彼女が握手に応えてくれたなら、一度立ち上がり「少し待っていてくれ」と一声を。それから席を外せば数分だけ時間をかけて、戻ってきた手には深い赤の色をしたノートとそれに添えられるクリームの白を基調として金色が映えるペンが。それを彼女へ差し出し)待たせたね。俺も大事なことを紙に書くということが好きなんだ、女の子が好むデザインとは言い難いんだが、きみが好きなものを買うまでの間として使ってくれ。
>陸
うちは金が欲しいっちゅう奴らに金を貸したる、っちゅうのが仕事や。けど、返せるええ子ばっかりやないねん。悲しいことやけど。返せへんっちゅう人らには何で返せへん間のカバーをして貰ったらええと思う?無い袖は振れへん、金がない奴から金は回収出来ひんやろ?(真剣な様子で説明を聞く姿は雛鳥が一歩を踏み出すための知恵を集めているようで悪い気はしない。ただ、この子は誠実に学ぶ気持ちはあるが実践には弱いのだということをその笑顔が教えてくれた。折角練習する不器用な笑顔をからかうことはせずに、先に彼が責任をそれで払わないで済むように説明をすることにした。「一日が24時間っちゅうのは皆平等やと思うてる?ちゃうで、俺らは人の時間も自分のもんとして使える。意味わからんやろ、見せたろか。」懐から取り出した小さな瓶には利子として奪った誰かの“時間”が金色の粒として入っている。それを一つまみ分自らの手のひらに落とせばその粒はすぐにすうと消えて、──時間が止まる。音がすべて消えた空間で、二人だけが動くことができた。口元の笑みを強めれば「今この世界で動けるの、俺らだけやで。」テーブルの上の砂時計に手を伸ばして逆さまにする。しかしその砂は少しも動かず、時間を刻むことをしなかった。そして静寂の中、クイと顎で窓を示せばよりわかりやすい証明を口にして)空飛んでる鳥もそのまんまや。見といで
306:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-21 04:18:42
>ユリーシャ
………、ふふ。嬉しいけど、少し照れますね(脈絡がないように思えるほど唐突に“彼女”についてのことを教えられれば、その一つ一つを聞き漏らしてしまわないように確りと胸に残す。最後には好きなものとして、そっくりそのままの見た目を持つ片割れとの唯一の違いで自分だけの色を挙げられると、思わず言葉を返す事ができなくなってしまった。それは純粋な気持ちでの嬉しさと、それだけではなく彼女のことを“アリス”として早くこの国に捕らえてしまいたいと思う気持ち、反するように“ユリーシャ”としての彼女をもっと知りたいと思う気持ち。それらが混ざり言葉を選ぶ事ができずに数秒の沈黙と、それを誤魔化すように笑い声を落としてから口にして。暫く歩いて到着したのは一つの扉の前で、ぴっとりと寄り添う彼女を離すのはなんだかもの寂しいと感じつつも「お待たせしました。ここが貴女の部屋になります。この扉は貴女にしか開けられないので、僕が迎えに来た時は開けてくださいね」声をかけてから抱えていた軽い体をそっと降ろし、軽さをもった声ですぐに来るだろうその場面を想定したお願いをして。それから約束をするようにパチリとウインクをしてから付け加えて)もちろん、その時はリボンとメッセージカードのついたプレゼントも一緒ですよ
>ロメオ
ダメだ!__俺はアンタのそういう優しいところ好きだけど、優しさと無鉄砲は違うだろ。だから今はまだダメ。あれはそう言うんじゃない。好奇心が強すぎる猫はなんで自分が殺されたかもわからないまま殺されるぞ(彼が断片的な情報から真実に少しでも辿り着こうとするのを心臓を爪の先でカリカリと掻き毟るようなむず痒さで感じ取る。真実を知らない彼が持ち前の善意で“それ”に近づいてしまう可能性を前に、思わず感情的な声が出てしまった。鋭い犬歯を覗かせるようにひと鳴きしてからボツボツと言葉を抑える事ができずに確信を得ない独り言にも近い発言を並べてしまう。それは薬物依存者が禁断症状に怯えるような不安定さが垣間見える、異常な反応にも似ていて。明らかな動揺を抑えてくれたのは彼がそんな自身に向けて共犯者になると言葉なく伝えてくれたからで、眉尻を下げてから「ごめん、取り乱した。……けど、約束して。絶対一人で夜中の遊園地を歩かないって。いつか絶対、俺の言葉で説明するって俺も約束するからさ」彼と話をした中で優しい男だと言うことは十分知った。それだけじゃなくて筋肉の乗った体に見合う自信を持っていることも。彼がか弱い少女じゃないからこその油断が命取りになるのだと言うことをどうにかして伝えたくて、互いの約束という形で持ちかけて。近づく距離、そこで聞こえた吹き出し笑いに視線を向けてから釣られるように口端を上げて「馬鹿だなあ、俺が誘うの珍しいのに。──いいよ。それくらいなら喜んで」ぽん、と緩く握った拳で差し出されている彼の拳に触れる。いざと言う時の最終手段として提案したそれが思いがけない方向からストップがかかると、悪い気どころか嬉しくなった。そんな話をしながら歩いていれば次第に見えてきたのは洋館にも似た建物、しかし決して羊邸のような豪華さはなくてどちらかといえば子供が夢を見るようなポップな雰囲気で。ハートの形をした扉にてをかければ目的の物について口にして)ここがうち。蝋燭とマッチ、すぐ用意するから少し休んでったらいいよ
307:
赤の女王 [×]
2025-11-21 10:10:58
■ はじめに / 物語、説明、規約 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A6%B3
■ 優遇冷遇 ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E5%84%AA%E9%81%87%E5%86%B7%E9%81%87
■ 提供① ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A0
■ 提供② ■
https://alice.mamagoto.com/%E8%A8%AD%E5%AE%9A/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E4%BA%BA%E2%91%A1
■ 手紙 ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%89%8B%E7%B4%99
■ 常時イベント ■
https://alice.mamagoto.com/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88
■ 倉庫HP ■
https://alice.mamagoto.com/
これから迷い込むことを検討してくださっているアリス様も、以前はご一緒できたけれど都合でキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
また、過去に別な場所で使っていたお子様、行き場を失ってしまったお子様も、ここで再び息を吹き返させていただければ幸いです。
皆さまとまたこの不思議な国で出会い、お話できる日を心より楽しみにしております。
>どのお時間でも登録アリスをお待ちしております。
>只今の時間リアルタイムでの反応が可能なので、無登録アリスも大歓迎です
308:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-21 12:04:04
>芋虫
(彼の返答と表情に、心底嬉しそうに双眸を細めると自然と唇は柔らかく弧を描いた。差し出された片手を躊躇うことなく握り返すと「ええ。末長くよろしくね、先生。」親しげであたたかな声色で紡がれた言葉には覚悟と安心も乗せられていて。今後の結論を出したからこそ、手を離す頃には胸の内はスッキリと軽く、同時に熱が宿っていることも自覚し。立ち上がり席を外した彼を見送りながら、握手の余韻に浸るように手のひらを見詰める。やがて戻ってきた彼の手にある深紅のノートと優雅なペンに瞬きを。差し出された瞬間、瞳は柔らかく揺れて。)
まあっ、素敵…! 私、このデザインすごく好きよ。それに__…ほら、先生みたいで嬉しいの。瞳の赤とリボンの白。……ね?
(それらをそっと受け取ると指先でノートの表紙を撫で、吸い付くように馴染む赤に笑みを零した。嬉しさの滲む声で言葉を紡いでいくと、彼を指さす訳にはいかないから自分の片頬にそっと人差し指の腹を添えて瞳の赤を示し。次いで首元に触れリボンの白を示す。にこりと微笑んでは、再度ノートを両手で抱きしめるようにして小さく幸せそうに肩を揺らし「また宝物ができちゃった。大事に使わせてもらうわね」そう言葉を残して。他の質問は、とも思ったがすぐには思いつかなかったらしい。現時点で色々と教えてもらったことが多いからこそ、欲張りすぎて分からなくなってしまうように控えて。代わりに彼を見つめては小さく首を傾げてみせた。)
聞きたいこと……は、これくらいかしら。先生のお時間をいただけて嬉しいわ、ありがとう。……逆に先生が私に聞きたいことはある?
>タスク
(仕事の話となれば、自然と背筋が伸びる。ゆるかった視線は真面目な色へ変わり、時折相槌を打っては聞く姿勢も崩さない……けれど、時間の話になれば呼吸が一拍遅れて。見せる、という言葉に瞳は吸われるように彼の手にある小瓶へ向けられる。取り出された金色の粒が、音もなく空間へ溶けた刹那……室内を満たしていたはずの音が全て消えて瞬きをひとつ。不気味な音楽も、外の風の音も、波や船の軋む音すら、すべて。不気味な違和感に瞳の奥が微かに揺れた時、彼の言葉と共に逆さにされた砂時計を見れば……珍しく双眸瞠目。目以外の表情こそ変わらないものの、瞳は微動だにしない砂時計に釘付け。言われるがまま、小さく頷いてから窓辺に近付き静止した風景を目の当たりにすると「……マジか」思わず短く零れた言葉は酷く小さなもので。誰かの時間を、使う感覚。その人が過ごして何か成し得られたかもしれない時間。大事な時間をこうして担保に差し出せてしまう世界の仕組と、今のように勝手に使われるかもしれない恐怖がじわじわと身に染みて。)
……恐ろしいの。誰かの時間を、今俺らが使って消費しよる……んじゃな? これ、…寿命みたいなもんなんか?
(窓辺からソファへ、腰を下ろして再度小瓶を見つめると小さく首を傾げる。恐ろしいと感じながらも、口は止まらない。大切なものを扱うことになるからこそ慎重なのだろう。失敗しても次に活かせれば良いし、失敗しなければ気付けないこともある。だから悪いことでは無い…と今迄考えていたが、ここではなるべく失敗はしたくないと心の底から思う。客の為にも自分の為にも。真っ直ぐに彼を見詰めては、その答えを待ち。)
309:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 15:55:03
>有咲
本当だ、確かに似ているかもしれないな。──この濃い赤色が好きでね、物を買うときにはつい選んでしまうんだが、きみが迷った時の支えになれるならこんなにも嬉しいことはないな(差し出したそれは少しの間でも彼女の役に立てばいいと思ってのこと。それを宝物だと話してもらい、増してや自身の持つ瞳とリボンの色に重ねられれば無自覚に選んでいたから、彼女に気付かされたことが少しだけ照れ臭い。少しでも彼女がこの国で生きるための手助けになればと思ったものが、自分の代わりとして彼女の支えになれるのなら誇らしいと感じた。途中、ははっと声を上げるように笑ったのは純粋な気づきと少しの照れ臭さからで、彼女の宝物に含めてもらえたことを喜びながら「だが、本当に困った時には本物の“先生”を頼るんだよ」最後には自分が彼女の支えになることを伝えて。首を傾げながら伝えられたその質問に、ふむと考えるような間を置くと彼女の髪型を乱さないように気をつけつつ距離を寄せるように首元に手を添えて気取ると言うよりも屈託のない笑みを見せつつデートの誘いを持ちかけて)きみがよければ、次は俺にきみの時間をもらえないか?
>陸
アッハッハ!!!!これが堪らんねん。……おもろいやろ、時間も金もこの世界では平等と違う。(時間が止まる。文字通りに動きを止めた秒針と、この世界から切り抜かれたように静寂の中で戸惑いながら動く彼を見れば少しも我慢することなく大きな声をあげて溌剌とした楽しそうな笑い声を高らかと上げて。それから程なくしてテーブルの上の砂時計が砂を落とし始めた。パラパラと落ちる砂や、止まったままだった鳥がどこかへ手紙を届けるためにその動きを再度始めればそれが時間が動き始めた証拠となって。くつくつと喉の奥を震わせるように噛み殺した笑い声を余韻のように残しながら、たった今、二人きりで使ったこの時間がどうしてそう使われたのかを理解して、その意味に恐れを持つことが大事だった。頭の切れる彼がその意図を汲んでかどうか、しっかりと恐れと時間の重みを理解してくれたことが伝われば愛想のいいにっこりとした笑顔を見せて「時間も金も、生涯で持てる分っちゅうのは決まってるんちゃう?ほなこれは金を払えへんやつが代わりに出した時間で、その時間は文字通り身を削って出してくれたものになるわな。」なんてことのない明るい声色で世間話のようにするのは肯定。少しだけ頭を傾けては無理なのを知った上でその言葉も添えて)あんたが失敗して金を回収し損ねた、っちゅう時もあんたが“金”で利子を払えるんやったら問題ないから安心しぃや。そもそも余計な情を持たなかったらええねん。へーきへーき、あんたお頭がええ子みたいやし、すぐ一人前になれるで
310:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-21 17:58:00
>芋虫
あら、先生の”好き”も詰まってるのね、素敵。 ……頼りにしてるわ、先生
(彼の好きな色を記憶すると同時に、深紅という色が自分の中で彼そのものの色に思えてきてしまって。これからも支えてくれるというその申し出も嬉しいもので、また大切そうにノートやペンに触れては澄んだ蜂蜜色に彼を映してはにかみ。やがて首元に触れた手の感触に擽ったそうに片目を細める。降ってきた思いがけない言葉に驚いたようにぱちぱちと瞳を瞬かせては、頬はほんのりと朱を帯びていって。いつかの自分と同じことを望まれるのは純粋に嬉しく、またこうして二人の時間が約束できる喜びを花が咲くような笑みで表現しては。)
ええ、喜んで! 先生のために時間が使えるなんて嬉しいわ
(すぐに頷き嬉しそうに言葉を紡いだ。こうして話すでも、どこか行くでも、お手伝いをするでも、きっと何をしても楽しそうだと胸の内を弾ませつつまた親しげに微笑むと穏やかな声色で。)
その時は先生のアリスだから、何でも言ってちょうだいね
>タスク
(部屋に響く、彼の楽しそうな笑い声。なんだかおちょくられたようで笑い過ぎだと唇を尖らせそうになったものの、その後に続いた言葉を呑み込む為に口は閉ざされて。少しすれば世界は音を取り戻し、ぱらぱらと落ちゆく砂に安堵すら覚える。あんなに恐ろしいと思ったのは初めてで、それを見られたことが妙に気恥ずかしく片手は自然と項に触れ気を紛らわすように軽く掻いた。相変わらず愛想のいい彼の笑顔を眺めつつ、軽く告げられた問の答えを飲み込んでは心を落ち着かせるように珈琲を少し胃に流し込む。頭を傾げたことで、彼のふんわりと柔らかそうな白茶の髪が揺れて。絶対に無理なのをわかっているであろうに言葉にされれば悔しげに小さく唸りながらも、彼が言うと本当に平気になれる気がしてしまうのも事実。僅かに身を乗り出しては、その綺麗な海色の瞳を真っ直ぐ見詰め言葉を紡ぐ。意地と憧れ、幼いほどの素直さも織り交ぜ。)
んぐ……。兄さんが言うならすぐなれるじゃろうし、そうなるよう努力は惜しまんよ。…兄さんにもすぐ追いついてみせるけ
(軽く瞼を伏せては目標であり憧れである彼の笑顔を裏に描く。確かにいち早く一人前にならなければならないが、今は赤子同然でいられる貴重な時間でもあるわけで。今しかできないことをするのも良いだろうと思い立ち、幾分か甘さを含んだ声を発してはほんのりはにかむような笑顔を見せる。なめられないようにするための笑顔のつもりではあるが、どちらかと言えば無防備に近い表情で。)
しっかりできるようになったら、その分もっと可愛がってくれな
311:
オルカード・エリス [×]
2025-11-21 20:07:13
>304 赤の女王様、フラミンゴさん
(/いいえ、私もこの不思議の国にオルカードと共に居られる事、まだお話を綴らせてもらえます事、大変な幸福と心から歓喜しております……!
遊園地か森の中か……どうにも迷ってしまって仕方ありませんが、今回は森の出会いからにさせて頂きました。ただ、フラミンゴさんとコミュニケーションを取る上ではやはり遊園地の方が良いだろうとは考えています故、出会い以降はさくさくと遊園地の方へ場所を移し、園内を巡りつつお話出来たら良いなと、ふわっと何となくではありますがそんな流れを構想しております。それでは、またこれより精進して参りますので、何卒今後も宜しくお願い致します!)
(涼やかな水辺を離れてから体感で恐らく一時間か二時間ほど。実際にどれだけの時が過ぎたのかは扨置き、現在は森の中をのんびり進んで、その時折に立ち止まっては首を傾げる。「――うん、迷ってんね。」何度目かの傾ぐ仕草の後、何でもない事のように溢した独り言は自らの問題ある状況。彼方の木々に此方の茸と興味の赴くままに足を動かした結果、行く道も戻る道もすっかり見失ってしまって、近くに人や建物の気配も感じられない。少々ばかり唸って周りに視線を回し、ふと視界に入った桃色の花の前へしゃがみ込み、「なあ、フローラちゃん。どっか面白そうな所に行ける道とか知らない?」あの綺麗な銀の兎に道を拓いた薔薇のように、この愛らしい花も話を聞いてくれはしないかとほんのり期待して、些か軟派じみた甘い調子でそれに愛称を付けて問う。そのまま十秒程度は見つめていたものの、「……なーんて。ま、何とかなるなる。ごめんなあ、急に話しかけちまって。」ふっと冗談に笑って立ち上がり、木漏れ日の差す天を仰いで大きく伸びを一つ。それからその花へひらりと軽く手を振って別れを所作で告げ、「んー……こっち行っとくかあ。」改めて周囲をぐるりと見回して、目の前に在る道の内から一つを勘で選んで再び足を上げる。ついでに記憶から引っ張り出した“ロンドン橋”や“羊”を含むマザーグースの幾つかを繋げて口笛で奏でて、地を踏む音に拍子を取って、迷う道中も上機嫌な自身の呑気さで彩りながら歩んでいき。)
312:
芋虫、タスク [×]
2025-11-21 22:03:41
>有咲
(持ちかけた誘いは気の良い友人からの遊びの誘いとして受け入れられたらしい。ほんのりと染まる頬は少しは自身のことを気に留めてくれたのかもしれないけれど、それよりも紡いだ約束をこんなにも喜ばれてしまうとそれ以上の修正や強引な言葉は無粋なように思えた。穏やかな声色で伝えられたその言葉が彼女からの純粋な信頼を表しているようで、鏡写しのように優しく穏やかな微笑みを釣られるように見せて「きみを喜ばせるような素敵な場所を考えておくよ──お。ダリア、用事は終わったのか?」彼女が喜んでくれるならその期待に応えられるような素敵なデートにしようと心を決めたところで人が帰ってくる気配がした。彼女に触れていた手はそのまま顔を上げて声の方へ顔を向ければわかりやすく彼女との距離を作ろうとする弟分に思わずハハハと楽しそうな愛情深い笑い声をあげて「この子は一生懸命仕事を頑張ってくれたよ。……え、あ~。それは仕方ないな」彼女に触れていた手を下ろして伝えられたのは断ることのできない内容だったからこそ残念がるような声で)
ダリア:
ねえ、アリスってもう帰っちゃったの?図書館寄ってから来───アリス!。芋虫!距離の近い男は嫌われるよ、それでなくても芋虫は馴れ馴れしいんだからさ(別件で向かっていた用事が終わったのだろう戻ってきた自宅、その前には図書館に立ち寄っていたようでそこにいなかった彼女と彼の姿にその声は甘えを含んだ拗ねるような音をしていて。リビングにて見つけたのは芋虫が彼女に触れている姿だったからか反射的に大きな声が上がり、直接的な嫉妬を向けるのは照れ臭さから出来ずともそれらしい理由を並べて二人の距離を離そうとする声掛けで。大きな作りの口がへの字になるように不満げに落とし、目元を顰めて「白兎が芋虫に頼んでる資料を届けてって。急ぎで欲しいって言ってたよ」それを話しながらわざと割入るように二人の間に収まって、揶揄うような芋虫の表情にべ、と舌を出してから彼女へと笑みを向けて挨拶を口にし)ただいま、アリス。
>陸
…………お。ええ武器を持ってるやないか。(素直に恐怖を受け止める事が出来るのは良い反応、ここで強がってそれを恐れなければ学びを得ることは出来なかっただろうと思うからこそ尚の事。身を乗り出した彼が余所見をせずにこちらをまっすぐに見つめながら見せたはにかむ笑顔、それは不器用に無理やり浮かべたものではなかったからこそ懐に入り込むのにぴったりだった。どちらかと言うならば自身が特に可愛がる同居人がよく使う手法に似ていて、無防備な反応はこの男にとって“効果のある武器”になるらしい。「しっかり出来ることだけが結果と違うで。しっかり出来んくても、頑張ろうとしてたんなら俺も大工もあんたを可愛がるわ」回答として送るのは素直な言い分ではないが彼のことを認めるという内容で。すっと立ち上がれば彼のことを見下ろしてから「ほな部屋に案内しよか。……せや、あんた。珈琲淹れるんは上手かったけど、食うもんも作れるんか」彼がここで過ごすための場所へ案内するつもりらしい。ふと眉を持ち上げるとこの国についてでも、仕事についてでもない、彼についてを問いかけて)
313:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-21 23:54:38
>トゥイードルダム様
(自分より大人に見える相手がきちんと言葉に耳を傾けてくれて、それだけでなく反応を返してくれる。それを当然だと思いながらも、彼の感情を動かしたという事実にはまるで自分の言葉が小さな魔法になったみたいに感じて、胸の奥は不思議な満足感を覚えて「ユリの言葉がちゃんと届いたのね」彼の胸元に頬を寄せたまま、指先で服の布地を縫い目に沿ってなぞる。まるで何か模様を描いているように意味のない線を描き遊んでいると丁寧に地に降ろされて。従順にされるがままに受け入れるもやっぱり彼の腕の中は居心地が良くて手放し難く、彼の袖をそっと抓んで、くいと軽く引っ張り距離の空いてしまった顔を見上げて「ユリがお部屋にいなくても、プレゼントだけ置いて帰ったりしないで。」贈り物は大好き、けれど彼が自分の前に現れて声をかけて目を合わせてくれることが何より心地良いと知ってしまったから、もし彼に会えずに物だけが残されていたらという想像は綺麗な夜空みたいな彼の瞳が自分の存在をすり抜けてしまうようで、ほんの少し怖かった。声は命令のように真っすぐでありながらどこか甘えるような柔らかさも含み、そっと後ろ手に扉を開けて「またね、ダム。メッセージ楽しみ」そう言い添える顔は口角を柔らかく上げているのに目元は悪戯な笑みを描く、まるで心の奥にしまった宝物をちらりと覗かせるように。ひとときの別れの余韻よりも次に受け取るものへの甘い予感を滲ませて、冷たく無機質な病室とはきっと正反対なお部屋に心躍らせるだろう)
>チェシャ猫様
(彼の声が鋭く跳ねた瞬間、胸の奥で小さな鐘が鳴ったように立ち止まる。警告の言葉は刃物のように鋭いが、その刃の裏にあるのは友を守ろうとする必死さだと直感し、心の中では熱い鉄を水に落とした時のようにじゅうと音を立てて感情が沈静化して、戸惑いや反発ではなく自分の身を本気で案じてくれているのだという改めての実感が湧いて。同時に、彼が声を荒げて牙を覗かせた瞬間、本能的にこのまま放っておけないとも感じて。琥珀の目には、親友の不安定さが凍った湖面に走る亀裂のように映る――表面はまだ保たれているけれど、その下には深い水圧が潜んでいるのだと。「…分かった、約束する。俺はわざわざ石橋を叩いたりしないが、渡るべき時を待てる男さ」軽く息を吐いてから片方の手をひらりと上げて。それは降参の合図ではなく、きちんと聞き届けたから安心してくれという静かな応答の仕草で、優しさと無鉄砲の境界を指摘してくれた彼のお陰で拾った命を有効に使うと胸に誓って「チェシャは硝子細工みてえだな。ふとした拍子に壊れちまいそうだが、俺は壊さず支える道を選ぶぜ」だからいつでも寄っかかってきな、と隆々とした上腕を見せ付けるようにガッツポーズを取ってニカリと笑って。なんだか彼の印象とは少し異なる気がする形の扉に思わず茶化すような口笛を鳴らし、遠慮の欠片もなく誘導に従うつもりで)君のうち、って妙に安心する響きだ。お言葉に甘えてお邪魔するぜ
314:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-22 01:27:32
>芋虫、ダリア
…もう、先生がいるだけで嬉しいの、に、__ダリア!
(彼の時間を強請った時にダリアの同伴を提案されたからこそ、今回ももしかしたらダリアも一緒かもしれないと思っていたようで。けれど純粋に二人でのお出掛けとわかった途端、意外だったのか不意打ちのように言葉も甘く聞こえ始めて。そのせいか、触れられている箇所が熱を帯びたようにも感じてしまう。単なる遊びの誘いだろうに変に勘違いしてしまいそうで、恥ずかしくなって頬は再び紅潮。”嬉しすぎて死んじゃうわ”なんて軽口めいた口調で続けようとしたけれど、誰かの気配に言葉は止まり同じように顔が向く。やがてひょこりと見えた姿にパッと表情は華やいで。愛情深く楽しげな芋虫の笑い声と、出会った時より素直で幼く見えるダリアの表情に彼等の親密度が高いことが窺えて。一連の流れに微笑ましそうな眼差しを向けくすくすと肩を揺らしつつ、挨拶をしてくれたダリアへ柔らかな微笑を向けては会えた喜びの滲む声色で言葉を紡ぎ。)
ふふ。おかえりなさい、ダリア。先生が少し早めに区切りをつけてくださって、ひと足先にお邪魔してたの。また会えて本当に嬉しいわ
(用事を終え帰宅する前に一度図書館に寄ったらしいことがわかったからこそ、ごめんなさいねと苦笑もしていて。嫉妬めいた仕草がなんとも可愛らしくて、そして彼もひと仕事終えた労いとしても、そうすることが当然かのように頭を撫ぜるべく手が伸びる。もし止められなければ柔らかな髪を梳くようにして優しく撫ぜ終えた頃、芋虫へと顔を向けては多忙さに驚きつつ折角三人集まれたのにと、仕方の無いことだけれど少し残念そうに眉尻も下げて。)
資料まで頼まれてるのね…!急ぎで、ってことは……すぐ向かわれるのかしら?
>タスク
……優しいの。頑張りもちゃんと見よってくれるんじゃな
(もうすっかり懐いてしまっているのだろう。薄らとでも一度和らいだ表情筋は比較的素直なようで、微かに驚いたように目を見開いては照れ臭そうにまたほんのりと口元に笑みが浮かぶ。それでもまた少しすれば元の表情に戻ってしまうが。ただ、返ってきた答えに意外そうに瞼が小さく震えるとぽつりぽつりと言葉を口にする。結果だけが全てだと言い聞かせられていたからこそ、酷く優しい言葉に胸の奥はまたあたたかくなり。やがて立ち上がった彼を一度見上げてから、追うように立ち上がると問い掛けに対しこくんと頷き。「…ん、作れる。自炊はようしとったし。……、…魚も捌ける」ひと通りの料理は嫌でもやってきたし、他に趣味もないからか、生きるに直結する睡眠や食に関しては割とこだわりがあったと思う。故に淡々と答えつつ、ふとこの環境のことを思えば使えそうな要素もひとつ加えて。)
……嫌じゃ言われにゃあ、毎日でも作るけ。ほいで、タスク兄さんは何が好きなん
(世話好きな面でも出たか、率先して作ることを申し出つつ彼の好みを問い掛けた。折角作るなら特に喜んで欲しいという気持ちが強いようで。)
315:
フラミンゴ [×]
2025-11-22 01:35:42
>オルカード
随分ご機嫌だけど、……迷子のアリスってお前であってんのかァ?(眉尻が落ちた困ったような形の眉毛と花から聞いていた話と違うから疑問に抱くような様子で頭を傾けて口笛を奏でる彼に声をかけて。自らのうなじの辺りを指先で撫でながら花が教えてくれた“迷っているアリス”と言う情報とは重ならず、傾ける頭が少し深くなったところで「ア゛~、行きたいところがあるんなら案内してやるョ。どーする」キョロキョロと周囲を見渡したのは周辺に他の役持ちがいるかどうかの確認で。しかしいるのは彼一人で間違いがなかったから、問いかけるように送る声は控えめで首元に当てていた手を下ろして、視線を向けると言うよりも彼の顔から少しした辺りに落ち着かせるように目を向けて)
316:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-22 01:41:20
>ユリーシャ
プレゼントを貰って喜ぶ貴女の顔が見たいんです。それを見逃すようなことしませんよ(暫くの間腕の中にあった温もりが離れてしまうとなんだか無性にもの寂しく感じてしまう。そう思っていたところで甘い砂糖に漬けられた花びらを食べた時のような、そんな甘い言葉をもらうと彼女に会いたいから会いにくるんだと言う意思表示を。このまま別れてしまうのが名残惜しいと思うほど、正直に後ろ髪を引かれている。きらきらとした水晶のように綺麗で無垢な彼女のことを他の誰かに見つかってほしくないと、そう思っている自分の気持ちに気がついた。彼女が部屋に入ってしまう前に距離を近づけるように身を寄せて、形が良くて綺麗な額へ口付けを落とし締めくくるのは不確かな次回を期待するものではなく、確定するように伝える言葉で。それを証明するように自身の被る帽子を彼女の頭へ被せてしまえばそれを託してから寄せていた体を下げてひらりと手を振って)すぐに会えますよ。──それ、僕の大切なものなんです。預かっていてください
>ロメオ
………ん。硝子細工ぅ?自分より年上の男相手によーく言うなあ(感情を抑えることができなかったことで空気を悪くしてしまったと自覚があるからこその反省を。感情がそのまま乗るように尻尾がだらりと地面に垂れたところで彼から突拍子もない例え話が出てくるとふざけて見せるような彼の動作を見てからからりと笑って見せて「頼もしいけどそんな繊細なもんじゃないし、俺はクレバーな男だから力はないけど頭で安全な道に導いてやるよ」筋肉が目立つその腕をポンポンと軽い力で叩いてからその手で自身の頭をトンと指差して。自身にとっては慣れ親しんだ我が家への帰宅だからか扉を開くとすぐに目を引くのは広々としたリビングの真ん中を占拠する大きなメリーゴーランドで。ただそれだけじゃなく、床やソファの上といった至る所にラジコンやブリキ人形といった細々とした玩具が落ちていて。そんな状況を見ればあちゃー、と両目を細くしてから「うち片付けすんの苦手なのしかいなくてさ、何踏んでも怒んないから怪我だけしないで。」と注意を一つ。彼が今きた家とは全然違うだろう我が家に少し肩を竦ませて「メリーが見たら卒倒するだろ。」と笑い飛ばすように口にして、“ほい”と声をかけてから投げ渡すのはトランプのハートのクイーンが描かれたマッチケースで。スライド式のそれの中にはまだたっぷり中身が残っているマッチがそのまま入っていて。悪びれると言うよりも笑い飛ばすような声色でもしもの可能性を先に伝えて)それ使ってないから持ってっていいよ。使ってないから火がつかなかったらゴメンな
(/お世話になっております。ユリーシャちゃんとの交流の方がキリが良さそうでしたので一度回収をさせて頂ければと思います…!無垢で愛らしいユリーシャちゃんにダム共々ドキドキとときめいておりました…!次の交流ですが事前に受けていた流れで進めるなら赤の城に滞在している役持ちでしたらどれでも大丈夫なのですが、興味のある子は居ますでしょうか。気になる役持ちが居ましたらどうぞ遠慮なく言ってください!)
317:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-22 09:43:37
>トゥイードルダム様
(不意打ちのように額に触れた柔らかな感触はまるで夜空にひとつだけ落ちてきた星の光を受け取ったようで、何が起きたのか一瞬分からなかった。だいすきな赤の女王様がくれた祝福と同じ仕草なのに、そこに込められている思いはなんだか似て非なるもののような気がして、自分の中で整理しきれず正体も掴めない情動は淡く戸惑うようにきょとんとした表情に溶けていって。決して不快なものではなく、むしろその反対だったから袖口を柔く掴んでいた手にきゅっと力を込めて「今の…好き」新しく好きなものを見つけた幸運や高揚に自分自身の感情が追い付いていないのか、ぼんやりとした声で、でも内容は真っすぐシンプルに伝えて。自分には少しオーバーサイズの帽子をそっと頭に乗せられて、彼と離れる少しの寂しさを塗り潰すような特別な役割を与えられた気がして、目許はつばで隠れていても口元にふわりと笑みを浮かべる。帽子の重みは軽いのに心の奥には不思議な温もりが広がっていって、まるで彼の手のひらごと預けられたような感覚にとくりと胸が鳴って。「ユリはね、すぐ物を失くしちゃうんだから」帽子のつばに指先で優しく触れ、遊ぶようにくるりと少し傾けて。まるで自分のものにしてしまったかのような仕草で、片目だけを覗かせるように悪戯っぽく彼を見上げる瞳は、秘密を隠した宝箱の鍵穴のように最奥に確かな光を小さく宿して、覗き込む者を誘うようなすぐの再会を願う言葉で締め括って)
>チェシャ猫様
そういう君には俺が何歳か当てられるのかよ?
(ずっと同年代だとばかり思い込んでいたからこその気安い態度だったが、年上と言われるとぱちりと目を瞠って。顔立ちや髭のせいで実年齢より上に見られがちだからこそ言われ慣れていない発言に、気恥ずかしさを誤魔化すように挑発的な言葉を笑い交じりに返して。彼は繊細ではないと言ったけれど、人は鏡が無ければ自分の顔も分からないのと同じで、自分から見たチェシャ猫という存在の印象はまた彼の自己評価とは異なる。とはいえ食って掛かることはせず「じゃあ俺達完璧なコンビじゃねえか」と楽しそうに返すに留めて。彼の家がどんなか想像はついていなかったけれど、きっと何を思い浮かべていたとしてもメリーゴーランドのインパクトには敵わなかっただろう「君も乗るのか?」その設備を指さして彼の顔を見ながら純粋な質問を。あちこちに散らばる玩具はメリーの家とは趣の異なる生活感を醸し出していて何だか微笑ましく、ラジコンの一つを拾い上げてまじまじ観察しながら誰のためのものなのだろうかと思索して。同居人の双子は子供なのか、はたまた〝人形〟の暇を慰める贈り物候補なのか、あれこれ考えながらも口をついたのは「飯に困ったら片付けしに来ようかな」とちゃっかりしたアイデアで。こちらの注意を引こうとする声に顔を向け、反射的に手を出して受け取ったそれを見て「ほんとに女王様が好きなんだな」と愛おしさを含んだ感想を落としてから「ありがとな。助かる」感謝を示すように敬礼のポーズを取って、そのまま手を前にスナップさせるようにして。眠る前の儀式に必要な火が点かなかったら、それはそれで困るが一晩徹夜するだけのこと。深刻さの欠片もない、冗談だけを詰めた軽い口調で)そん時ゃチェシャの枕元に立ってやる
( / こちらこそ大変お世話になっております。紳士的な振る舞いの中に可愛らしさのあるダム様、とっても素敵でした…!最後に帽子を預けて下さったところは背後共々きゅんとしました。素晴らしい交流をありがとうございます…!次についてですが、赤の城の皆さまでしたら黒兎様か赤の騎士様と交流させていただけますでしょうか。今回でも次回以降でも構わないのですが、いつかムカデ様ともお話してみたいなと思っております。差し支えなければ眠れずに夜中のお城をさまよう場面をお出ししますので、主様に不都合なければお申し付けください。)
318:
オルカード・エリス [×]
2025-11-22 18:26:42
>315 フラミンゴさん
(知っている唄の最後の一節まで高らかに吹き終えて、さてもう一周と息を吸った所に声が掛かる。それに足も口笛も一旦止めてそちらを振り向けば、少し前に話しかけた花よりも淡い桃色が視界に差した。「おっと、こんにちは。そうそう、オレ迷子。今何処歩いてんだかさっぱりなんよ。」この森に入ってから初めての人影に瞬いた後、この迷路を抜ける手掛かりをようやっと見付けた喜びが咲く口元で問いを肯定しつつ、然程深刻でもなさそうな茶目っ気混じりの仕草で肩を竦めて。続け様に先程までと変わらない軽やかさで彼の傍に歩み寄ったのと丁度、届いたのは願ってもない申し出で、「え、良いの?やった、あんがとお兄さん。そんじゃあ楽しそうなとこ……あ、そうだ遊園地。オレ遊園地行きたい。」問い返した音は驚きより嬉しさが大きく上回って、行き先を迷う様は何処と無く燥ぐ色さえ含まれていた。間も無く場所を決めたその次、「案内してよ、お兄さん。」自らの背を屈め合わない彼の視線を下から掬い上げながら、屈託無い輝く笑顔で彼からの厚意に素直に甘える。それから直ぐ様姿勢を持ち上げ、「いやあ、お兄さんに会えて良かった良かった。もうこのまんまなら野営かなーって覚悟してたし……ホント助かった――」呑気極まりない長閑さで改めてこの幸運と彼への感謝を、冗談とも本気とも付かない思案も交えて渡す途中で、はたと気が付いた。「……あれ?なんで迷子って知ってんの?オレさっきの今まで一人だった……よね?」 振り返って見るのは今まで歩いてきた道。間違いなく人っ子一人気配さえ無かった筈で、しかし出会い頭に彼は“迷子か”と問うた。よもや本当に花と話せる等とは露知らず、只々湧き上がる疑問符を戸惑いの淀みと共にぽろぽろと落としては、その解決の助けに彼を窺い。)
319:
ダリア、タスク [×]
2025-11-23 18:51:19
>有咲
(挨拶を送った彼女が見てわかるほど喜びを声や表情に表してくれた事が嬉しくて拗ねるような表情はすぐに普段浮かべているような緩やかな微笑みに代わる。そんな彼女の手が自らに伸びてくるとその意図を察してす、と頭を下して彼女が撫でやすいようにと頭を寄せて。そんな風に甘えることに関しては恥もプライドも無いようで寧ろ芋虫へその様子を自慢するように誇らしそうにすらある表情で目を向けて。それすらも“よかったな”と言葉なく訴える芋虫の眼差しで返されると愈々不貞腐れていた気持ちがすべて消えたようで「なんか前に話してた本が欲しいんだって。──待って。待って待って。アリスは帰らないよね、折角会えたのに一緒に城に行くなんて言わないでしょ」残念だよねぇ、と思っているのか思っていないのか、そんな相槌を見せたところでハタと気が付いた。それは行き先が赤の城だということで彼女がそこへ芋虫と共に出向いてしまうのではないかという不安で。来た時と同じように一度図書館へ向かうべく扉へ手をかけている芋虫に彼女が取られてしまわないように、ほとんど反射的に彼女へ腕を伸ばせばクイッと引き寄せるようにすっぽりと背後から彼女のことを抱きしめて。)やっと会えたのにもう行っちゃうなんて嫌だな
>陸
魚とか貝とか、海鮮料理。……ほーん、大工はほんまにええ拾いもんをしたんやなぁ。(頑張りを評価するという自身にとってみれば当たり前のことを彼が驚いたように受け止めたから、そこに不思議だと思うように頭をほんの少しだけ僅かに傾けて見せる。しかし彼に向けた問いかけの解答が自身にとって喜ばしい内容だったからこそ平生を装うような笑みを浮かべながらもその声には本心である感情が浮かび。ぴたりと足を止めて彼へ顔を向けながら「作れそ?」ときっとできると答えが来るのだろうと踏んだ状態での確認の問いかけをして。それから人差し指でクイクイと彼を近づけるように動かして「この海賊船で料理が得意なやつはおらん。……これがどう意味するかわかるか?」質問のように向けた声はまるでここでの生き方をテストするためのような問題で、彼の出す答えを楽しみにするようにすう。と両目を細めてその顔を覗いて)
320:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-24 00:23:13
>ダリア、芋虫
(ころころと変わる表情も、撫でやすく身を預けてくれることも、どこをとっても本当に愛くるしくて柔らかく双眸は細まる。名残惜しそうに手を離してから口を開きかけるも、ダリアの声により言葉は出ずに閉ざされて。白兎について気になったし、今後任せてもらえる仕事を増やすためにも城まで行きたい気持ちは確かにあり。すぐ戻ってこられるだろうし今日はお泊まりができるから大丈夫……、そんな考えもあったからこそ、現に身体はやや芋虫側へ向きかけていて。けれど甘えてくる子供のような、どこか不安を含むような彼の声が耳に触れた瞬間、ハッとする。其方を見て微笑みかけようとした刹那、気付けばふらりと吸い寄せられるようにしてすっぽりと彼の腕の中に収まっていて。最初こそ何が起きたのかと瞳を瞬かせていたものの、背中から伝わる体温や頭上から落ちる心地好い声、彼特有の甘い香りに胸の鼓動を酷く掻き立てられ。頬から項にまで広がる赤は、髪を下ろしていれば隠せただろうがもう誤魔化しようがなく。”会いたかった”という気持ちがこの腕に全て込められているのだと思うと、ひどく嬉しくて堪らなくて。彼の腕にそっと触れてから、小さく身じろぎすると身体の向きを変える。見上げた先の彼へ、目元は愛おしげに和らぎ、緩やかに向けた片手は可愛がるように頬に優しく触れて。)
__ッ。 ……言ったでしょう、ダリアに寂しい思いはさせないって。……本当に可愛い子なんだから
(_ 弟がいたならこんな感じかしら _そんなことを考えながら、堪らず漏れた声には愛おしさが滲む。どこまでも甘やかしてしまいそうな自分に心の中で苦笑しつつ言葉を続け手を離すと、もうひと仕事してくるであろう芋虫に笑みを向けてはしっかり送り出そうともして。)
ちゃんといるわ、ダリアの傍に。……さ、先生に”いってらっしゃい”しましょ
>タスク
(声に滲む感情をしっかりと感じ取ったらしい。今までと違って嬉しそうに聞こえたからこそ、瞳の奥は柔らかくなって。魚介のレパートリーを頭の中に思い浮かべながら歩いていたため、唐突に立ち止まられた拍子に危うく彼の背へぶつかりそうになる。慌てて足を止め半歩引くと、呼吸を整えるように短く息を吐いて「ん。楽しみにしよってな」と返す。確かな肯定と、魚介料理に自信があることも滲ませて。やがて、”おいで”とでも言うかのように仕草で示されては、耳打ちをされるのかと勘違いし思っていたよりずっと近い距離にまで顔を寄せてしまい。違うと気付いた途端に反射で身を引こうとしたが、覗き込んでくる澄んだ海色の瞳に捉えられればほんの一瞬動きが止まってしまって。問われたことに対し、緩慢な仕草で双眸を微かに細めると逆にその瞳をじっと見つめ返して。)
……俺の出番で、且つ重宝されるってことじゃろ
(それは自分の価値でもあり、武器でもある。大袈裟に言ってしまえば、この海賊船の健康事情を自分が握ることにも繋がるだろう。自分の席は自分で掴めと、暗に言われている気もして。さも当然のように淡々と答えながらも、内心ではその席を誰にも譲りたくないという欲が溢れてくる。仕事でありつつ、家族や仲間を支えるという特別な場所でもあるだろうから。そのあたたかさを無意識に渇望してもいるのだろう。「ほいで、兄さん達に毎日”美味い”って言わすことが俺の仕事のひとつで、生き甲斐にもなるわけじゃ」そう堂々と一頻り答えたところで、さらに純粋な疑問が口から零れもした。)
……今までどがぁしよったん…?
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