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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
281:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-13 23:45:36
>芋虫
ええっ、そんなに…?! 貰い過ぎな気もするけれど……それくらい評価いただけたなら、有難く受け取るわね。大事に使わせていただくわ
(彼からのお礼に胸の奥がふわりと温かくなり、親しげに笑みが零れる。コインの意匠を確認し手元に戻すと説明してくれる彼に顔を向け、時に相槌を打ち金貨の価値を自分の中に落とし込んでいたが……説明を聞く程にじわじわと手元の重みが増していく気がして。たった数時間、それも好きなものに触れてのお仕事。あっという間に終わったそのお給料が数十日分くらいかもしれないなんて。ムカデからも聞いたメリーという人の雑貨屋、初めて聞く三月兎の存在に忠告を受けた悪魔のカジノ…その辺りは特別良いものが置いてありそうなことと、本当に大金が一夜で動きそうな事も把握して。最後に、あの物悲しい簡素な部屋が花で満ちると聞いて驚いたように声を上げた。一度は迷ったものの、他者からの評価を素直に受け取ることを選んではその分大事に使うことを口にして。同時に、今後の仕事ももっと頑張ろうと気合いも入りつつ。「貯金箱…ぁっ、銀行さんとかあるならそっちがいいけれど……電話が無いなら無いかしら…?」そうぶつぶつと独り言を呟きつつ、金貨10枚を大事そうにスカートのポケットへとしまい込むと結ばれた白のリボンを丁寧にしゅるりと解く。それから本来の持ち主である彼の喉元へ指先が伸び、そっと結び直していって。「……はい、元通り。やっぱり似合ってるわ、先生」結び終わると双眸細め、愛嬌たっぷりに口にし。それからちらりと上目遣いに見遣ると、ひとつ小さく問いかけた。彼は答えてくれるという絶対的な安心感と、ちょっぴり乙女心が滲む声色で。チョコレートやクッキー、はたまたマカロンやケーキかも。濃厚なものを好むのか、甘酸っぱいものを好むのか、いろいろと考えながら。)
ねぇ先生、ダリアが居ないうちにひとつ教えていただける? ……あの子が好きな甘いもの、ご存知かしら?
>大工
(ぼやきに対する豪快な笑い声に視線はゆるゆると横へ逸れ「……アホで悪かったの」どこか悔しげな声でひとこと。連れられるままに進み、入口の看板を一瞥してはその意味を頭の片隅に起きつつ船へ上がる。淡く揺らめく青の光、壁面の肖像画……非現実的な空気に足が止まりそうになれど、ただ黙って彼の背を追い続けて。次第に扉が見えてくると振り返る彼の言葉に「無茶言いんさんな……俺そがいな器用じゃないけ」微かに肩を落としては友人感覚で軽く言葉が素直に漏れ。不安しかない状況で笑えなんて無理だと口にしているのは、自身の表情が乏しいことを知ってか知らずか。元いた世界では無愛想を指摘されるほど距離の近い人は居らず、此処に来てからはわりと感情を見抜かれているからこそ、自分が表情に全部出てしまうのだと錯覚しているらしい。とかく、応接間へと一歩入れば広がる金線や上質なソファ、天井を泳ぐ魚に意識が向けられて。淡々と落ち着いているように見えるが、視線はゆっくりとあちらこちらへ向けられる。そんな中、大工が誰かに言葉をかけたことにより漸くソファの人物へ視線が行く。その人の反応を猫のように観察しつつ、出ていく彼には「…ん、あとでな」と返して。さて、出ていく彼の背を見送り、訪れた静寂の中でひとつ深呼吸。それから、ソファの彼へ向き直って。向かいのソファの傍まで歩み寄るが、促されるまでは腰を下ろすことはせず徐ろに口を開き。)
…あんたがタスクか。改めて、大工に拾われたアリスじゃ。名前は陸。この世界のこたぁはあんたに聞くよういわれとる。…宜しゅう
(海色の瞳を真っ直ぐに見据える。ふんわりと柔らかそうな白茶色も、先程までよく見ていたからか親しみを感じてきて。表情こそ無愛想そのものだが、宜しくと口にするその語尾だけは幾分か柔らかいもので。)
( / お世話になっております!海賊船の詳細、拝見いたしました…!今回もまたとっても素敵で…!すごい…!
嬉しいお言葉もありがとうございます!此方も有咲と陸共々、お返事を考えるのがとっても楽しくて幸せな日々を過ごせております…!ありがとうございます!
陸の交流につきまして、このままタスク様にバトンタッチいただけますと幸いです…!何卒、宜しくお願いいたします! )
282:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-14 00:59:26
>赤の女王様
(美しくて繊細な指先がほっぺをなぞるくすぐったさに、くす、と小さな吐息だけの笑いを零して。続いた言葉に女王様のアリスになれるのかもと期待は急激に膨らみパッと顔を輝かせるも、一足飛びにいかない現実に眉尻を垂れさせて。でも、選択を誤らないでと言われた言葉はまるで未来の地図のように心に響き、深く刻まれたように思える。まだこの国の事を深く知らない自分にとってそれは少し怖くて、でもとても大切な約束のように感じてそっと頷く。その頷きは、言葉にできないほどの誓いだった。額を通して絆を結ぶように目を閉じ、そして髪を整えてくれる女王様のまさしく聖母のような慈愛に満ちた顔を見つめて「…うん。ちゃんと伝える」こくん、先程より深く頷いて今の自分でも叶えられそうな女王様のお願いを必ず遂げると心に決めて。女王様の言葉が終わってもしばらく動けなくて、薔薇の香りがふんわりと広がるその空間の中でまるで自分が一輪の花になったような気がした。女王様に見守られていること、大事なお願いを託されたこと、道を違えなければ女王様のアリスになれるかもしれないということ――それらが胸の奥で静かに重なり合い、しっかりと心が満たされた感覚を少しでも長く感じていられるように、ほんのり暖かくなった胸元に手を添えきゅっと握り締めるようにして閉じ込めて。「女王様はきっと忙しいけれど、でも…また会いたい。女王様が元気になるような報告ができるように、ユリ頑張ってみる」どこか気負うような声でしゃべり始めるけれど、柔らかい微笑みと穏やかな愛情をまとう女王様の雰囲気に徐々に無駄な力は抜けて最後にはきりっと眉を上げては凛々しく口角を上げて。そっと立ち上がって、でもすぐには扉へ向かわない。名残惜しそうに、もう一度だけ女王様の顔を見上げる。その瞳には、別れの寂しさではなく再会の約束が宿って。そして、くるりと踵を返すとワンピースの裾がふわんと揺れて、扉の方へと歩き出す。背中には女王様の愛がそっと寄り添っているように感じて、女王様から物理的な距離が離れても不思議と寂しくなくて。扉の前で立ち止まり、一度振り返って「…またね」とはにかむように挨拶を。それを終えたら、待っていてねとお願いした彼のお迎えを期待しながら扉を開いて)
>チェシャ猫様
開店準備は俺がやるから、チェシャは看板描いてくれよ。俺のセンスは前衛的過ぎて大衆ウケしねえから
(まだ見ぬ夢の、その先を夢想するように軽い口調で伝えながら、大きな身体をのびのびと伸ばすとあちこちの関節がパキポキと音を立てて。いつ記憶があやふやになるかも分からないこの国であっても、より楽しく美しい明日を望み続けるべきだ。そんな固定観念のもと、彼の道案内に従いつつ「この国でも通貨の概念があるんだろ?知っての通り腕っ節が強くてツラもいい、俺が稼ぐのにオススメの仕事があったら知りたいね」大風呂敷を広げるならばそれなりの元手がいる。そんな甲斐性がないから元いた世界では起業だ独立だと過酷な道を選んだ知り合いの背中は追わなかったけれど、そういった現実的なハードルがあることは知っていた。優しい彼の言葉に甘えてもう一つ、ああそうだと手のひらを拳で打つ音で注意を引くようにしてから「あと、ボーシヤって人に会いたい。それから、その人の次に紅茶を淹れるのが上手い人にも」どこに行けば、どうすれば会えるのか。敢えて言わずとも察して教えてくれそうな彼にちゃっかりとそんなところまで甘えて、最後には彼の背後から一歩踏み込み、華奢な肩に体重をかけ過ぎないように気を付けながらも腕を乗せ、硬い肘で彼のほっぺを軽くうりうりと突っつきながら)他に、大事なダチに知っておいて欲しい事はあるか?
( / こちらこそお世話になっております。チェシャ猫様が崇拝するのも大納得の優しく気高い魅力に溢れた赤の女王様に、娘共々メロメロでした…!この後はそのままの流れでダム様にお部屋へご案内いただいて、その後は一人では眠ることの出来ない娘に夜中のお城を彷徨わせようかな…と現段階では思っております。正式な希望や指名はダム様とのお話が区切りを迎える頃に再度ご相談させていただければと思います。)
283:
芋虫、タスク [×]
2025-11-14 02:07:18
>有咲
──、ああ。ありがとう(彼女へ貸していたリボンが自身の首元に戻ってくればその意図を察して少しだけ頭を下げて結びやすいようにして。その際に口にされた問いかけにパチリと瞬いては「ダリアはダークチョコレートを使ったものが好きだよ。特にダークチョコレートを使った生チョコをクッキーでサンドしたものが特に好きみたいだな」普段好んで食べているものを思い出せば補足情報のように少しだけ眉を持ち上げると「逆にミルクが多く使われてる甘いチョコレートはそこまで得意じゃないみたいだ。」受けた問いかけが何を意味するのか、その直接的なことまでは理解ができなくても、ぼんやりと何を意味するのかを察することはできるようで。折角だからと伝えたのは逆に苦手としているチョコレートで。に、と片方の口角を持ち上げれば自身の首元をトントンと指差して「ちなみに、俺はフルーツがたくさん載ってるタルトが好きだよ」それは彼女へ期待を込めた声色でのおねだり代わりの訴えで。)きみは?どんな甘いものが好きなんだ
>陸
は。え、──拾ったって。猫の子とちゃうねんで!?(取り立てをするべくデータがまとまった書類に目を通しながらソファに深く深く腰をかけていた。そんな中で自身の雇い主が戻ってくると次から次へと話が降ってきたことにギョッと両目を大きく開き、自身に伝えられた情報に深く落としていた背を持ち上げて。反射的に声を張るように扉の外へと叫んでみたけれど代わりに遅れて彼が姿を現すと自分の目元を覆い隠すように片手を当てがってからズルズルとその手を下ろし「あんたアホやなあ。どう言い包められたんか知らんけど、うちを選んでもーたん?」そのまま下ろした手を使って正面の座席ではなく自らの隣を指示するように示して「選んでもーたんならしゃーないな。腹括って頑張ろか」腹を括るというの自分にも言っているのか、にっこりとした笑みを浮かべて。「どこまで話を聞いとんの。俺がタスク″さん″っちゅうのは聞いてんねや。……あ、そこ。座る前にそこにあるコーヒー取ってくれへん?あんたも飲みたかったら自分で用意しぃ」入り口側の棚の上に置かれたのはマグカップに入ったまま半分ほど残っているコーヒーと、その隣にあるコーヒーポットで。今の今まで呼んでいた書類を一旦下げればニイと笑って余計なひと言を添えて)飲めるんやったらマグカップそこの下に入ってるから使ってええよ。″貸し一個″やけど
(/海賊船の補足もお目を通して頂いて有難うございます…!そのように言っていただけて有り難い限りです!とはいえざっくり決まっているだけなのでその場その場で使いやすくアレンジして頂いて大丈夫ですので…!ではタスクへの変更と、もう少ししたら芋虫とダリアの家へ場所を移動させて頂ければと思います…!そのまま芋虫にて有咲ちゃんの疑問に答えてから、ダリアに変更する流れに持って行ければと考えておりました…!)
284:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-14 04:47:50
>ユリーシャ
アリス!──、お帰りなさい。(ソワソワ、ソワソワ、絵に描いたように落ち着かない様子で彼女のことを待っていた。離れている時間はそう長くなかったはずなのに、いつ彼女が戻ってくるのかと思って待っている間はとても長く感じてしまった。彼女が何か失敗をするとは思っていないけれど、それはそうとして心配に思ってしまうのは過保護な性分だからこそで。扉が開けば反射的に顔をそちらへと向けてぱ、っと明るい表情で笑みを浮かべて。戻ってきた彼女へ聞きたいことは沢山あったけれど、先に口にするのは緊張の中で頑張ってきただろう彼女へ出迎えの言葉、その声は優しい音を持っていて。淡く笑うその表情には、ただ彼女が無事に戻ったことへの深い安心と、ほんの少しの羨望が滲んでいて。彼女の手を求めるようにす、と手のひらを差し出して)
>ロメオ
良いこと教えたげる。俺の友達にはこの国きっての芸術家、三月兎がいるんだぜ。芸術家を友達に持つ俺も四捨五入したら芸術家みたいなもんだよ(飄々と口にするのは適当も適当なそんな発言。くつくつと喉を鳴らすように含ませるような控えめな笑い声をあげて、得意げに胸を張るようにしながら口にして。仕事を問われれば自分自身が働いていないからこそ視線を泳がせてから「それ俺に聞くかぁ?……けど俺だったら遊園地とかカジノとか楽しそうなとこ選ぶよ。間違っても白黒兎と蜥蜴んところはやめといた方がいいぜ、口煩くて気が狂っちまう」自身が遊園地に足を運ぶ回数が多いからだろうか、自然とその場所が候補として挙がる。同時に渋い表情をして伝えるのはこの国の中でも仕事に対して真面目だからこそ煙たい存在の名前で。「ボーシヤ?紅茶だったら帽子屋に聞くのが一番、……あ~。帽子屋は帽子屋邸に住んでるけど、外を出歩くのも好きなやつだから呼ばれればどこでも来てくれるよ。美味しい茶葉を選ぶのだって喜んで付き合ってくれるし、紅茶に合うお茶菓子選びだってきてくれる。次に淹れるのが上手いっていうならハンプティにライオンは辺りか、あ。リトルオイスターも紅茶から珈琲って問わずに上手いかも」最初は疑問を抱いたそれを途中で彼の家主を思い浮かべるとすぐに納得した様子で言葉を閉じて。帽子屋についての話をしながらも候補を揃えて。それを伝えたところで肩に重さが加わると″わ″と驚いた声をあげて頬を突っつかれればわかりやすい顰めっ面を作ってから、その姿をパッと消した。透明になった身体はその場にいた事が嘘のように姿形を消して、そこから少し先に進んだ場所で元通りに姿を表せば人差し指の爪を彼へ向けるように指を差して)遊園地はどんなに楽しくても夜中になる前に帰るってこと。──大事な友達への忠告。
(/ありがとうございます!では待っていたダムがお迎えに上がります…!嬉しいお言葉まで頂いてしまい、とても嬉しいです。今後の流れもわかりやすくご提案をして頂き感謝いたします。ではまたその時にご相談をさせて下さい!)
285:
オルカード・エリス [×]
2025-11-14 05:15:09
>278 タスク
(どれだけ話しても全ては読みきれないから、彼の沈黙は少し不安の火種を煽る。さっきのあれはやっぱり嫌だったかと思考が燃え始めた所でやっと答えが返って、ただそれには多少不満に片眉が上がり、「……そりゃあ好きにはするつもりだけど。タスクさんに会いに来っから訊いてんじゃん。」勿論その返答を無下にはしないが、尋ねる目的は場所じゃなく他でもない彼だ。口の端を下方に引っ張ってそれを改めて真っ直ぐ伝えたその後に、求めた言葉が耳に届いて、「――ぃやった!タスクさんあんがと!」ぱあっと表情が華やいだ。不満も不安も吹き飛ばし、混じりっけ無い“嬉しい”が飛び出した声と一緒にソファに預ける身も跳ねて、手放しの万歳を。大袈裟なそれが演技でも何でもないのは、晴れ晴れとして締まらない笑顔が証明している。そのまま勢い余って首を傾ぐ彼の方へと乗り出し一方的なハグに伸ばしかけた片手を、はっと我に戻って寸でで引っ込めた。「ごめんごめん、」幾ら話をしていたとて流石に許可無しに触れるのは宜しくないし、この羅針盤らしい見事な細工が施されたテーブルに膝を乗せるのだってあまりに勿体ない。そうバツが悪そうに苦く笑んで自らの頭を掻き乱して、しかしすぐに表情は喜びに染まり直し、「なら、“たまに”会いに来んね。思わず付き合いたくなる話、持ってくっから。」続けてわざわざ相手の言葉を悪戯に取り遊びながら、自信が返り咲く声で約束を吹っ掛けた。それから先の一連の所作に立ち上がった足の先でとんとんと軽く床を叩き、履く靴の心地を簡単に整えて、「そんじゃ、話のネタ探して来ないとね。」朗らかにご機嫌に、鼻歌でも歌うようにそう一声を上げる。「“次”を楽しみにしててよ、タスクさん。」もうそろそろ冒険の再開だと身体を奮わせ、だがこの出会いを大事に抱える前向きに輝く眼差しを彼に向けつつ、茶目っ気たっぷりに笑ってそう宣言してみせて。)
286:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-14 12:48:19
>芋虫
あら、美味しそうね! ……ダークチョコレートの生チョコをクッキーで…、逆にミルクたっぷりの甘いチョコは苦手……ふふ、教えてくれてありがとう。とても助かるわ
(彼だからこそ知っているような丁寧で確かな答えを、ふわりと香りも想像するように瞳を細めながら忘れないよう復唱する。トン、トン、一定のリズムで指先を唇にあてながら、そうしてにっこりと微笑んで。サプライズ好きでもあるのだろうか、今度はダリアに芋虫の好きな甘いものを聞くつもりでいたらしい。だからこそ先に教えてもらえれば、また心を読まれた!と最早楽しく思うと同時に”期待しているよ”と言わんばかりの可愛らしいおねだりに愛おしげに双眸を細め。「まあっ、本当?瑞々しくて宝石みたいに綺麗で…美味しいわよね! 先生の為だけの特別なフルーツタルトを用意するわ、だから楽しみにしてらして。」誰のものでもない、彼のためだけのお菓子。二人には、手作りを贈るつもりらしい。甘いものに目がなく自分で作ることも多かったため抵抗はなく、絶対に美味しいものを作るぞと内心息巻いていて。さて、逆に問われれば瞳をぱちくり。頬に軽く片手を添えては視線は考えるように宙へ。比較的直ぐに答えが出るとうっとりと甘い声で告げ。)
私? んぅ…甘酸っぱいベリー系のものが好きよ。でも、そうねぇ…特に好きなのは苺のタルトかしら。…ふふ、私の好きなもの、覚えておいてくれる?
(親しげに双眸を細めながら自分の好きを彼に預けると、聞きたいことを頭の中で整理して。同時に、知り得たことも整理する。先に出た建物や人物、特に女王陛下についても気になるが……聞くより先に自分の目で確かめる方が良いだろう。となると、建物や人物よりかは、目に見えないこの世界の仕組みについて聞くべきだろうか。役持ちに前任の存在。何人もいるであろうアリスが進んだ先に女王陛下になるその仕組み。一度目を伏せ再び彼を見上げた瞳の色は蜂蜜が光に溶けるように柔らかく、純粋な好奇心を宿していて。)
>タスク
(綺麗な海色の瞳が開き、手で目元を覆うその仕草は在りし日の自分を彷彿とさせて。正確には、自分ではなく無茶振りを押し付けられた人間の、あの顔。「二人揃うてアホアホ言んさんなや。あんたらんとこの船長がええ男なんが悪いんじゃ。」またもや飛んできた言葉に不器用に抑揚のない声で返すものの、自分の意思で最後まで選んでここに来たのだと、覚悟はきまっているのだと示すようにどこか熱も帯びていて。見覚えのある人の良さそうな笑みを眺めつつ「ん。……、この世界に呼ばれた奴ぁアリス呼ばれるっちゅうことと、ここがちぃと利子が高い金融屋じゃっちゅうんと。大工が部下想いじゃって話……ああ、これか。__…なぁ、あんたのこと 兄貴分みたいなもん て言われたんよ。タスク”兄さん”じゃいけんか?」指を折るようにして淡々と情報を整理しながら、マグカップを手に取ると呼び方に関してぽつりと甘えるような響きも混ざって。珈琲は好き、と言うよりかは無いと落ち着かない身体になっているようで、飲んで良いなら飲みたいところ。拾われた時点で多大な貸しがあることを理解しているからこそ、目の前の小さな貸し借りを雑に扱いたくなくて。真面目に受け取ると彼の方へ体を向けひとつ提案を。)
折角やし入れ直しちゃるわ。熱うないと美味う飲めんじゃろ。…ほなら、その分の”貸し”もちゃらにならん?
(首を傾げる代わりに、ほんの僅かに双眸が細まる。どんな作業をするにおいても、ぬるくては気が引き締まらない。そんな自分の価値観をちゃっかり押付けつつ、堂々と貸し無しで珈琲を飲もうと目論み。ただ、余計なことをしたくないのも事実。彼の返事を聞くまでは勝手に動こうとはせず。)
( / 海賊船内の構造描写につきまして、承知いたしました!タスク様への変更もありがとうございます。場所移動についてもかしこまりました!今後の流れにつきましても、教えていただきありがとうございます! 素敵な流れに添って有咲も動いていくと思います、引き続き宜しくお願いいたします。)
287:
タスク [×]
2025-11-15 20:27:21
>オルカード
(与えた承諾を前に大型犬よろしくという様子で今にも飛びつかんばかりの彼が、途中でその動きを止めて、でもやっぱり嬉しさを隠しきれずに見えない尻尾を振るような様子を見せるとどうしたって不思議な気持ちになる。他の国民がどうかは知らないけれど、自身はと言えばそう友好的な男では無い。それを彼がこうしてまた会うことを望み、更には会えると許しを得て演技をしていると言うよりも素の様子で喜んでみせるのがわからなかった。わからなくて、むず痒い。立ち上がった彼が次に会えることを心待ちにするように前向きな宣言をすると立ち上がった彼を見上げ、自らの顎元に片手の指の背を添えるように宛てがって「次に会うときはその演技やめぇや。偽モンのあんたと違う、本モンのアリスの姿で来るんやで」彼がこの場を離れてしまう前に一つ言葉を送る。それは彼の職業病を指してのことか、それとも彼が持つ元々の性分なのだろうか。此方への気の回し方や彼本来の姿が見えないこと、ほんの少しだけ触れることができたように感じた飾らない姿を指すように伝えて)
288:
芋虫、タスク [×]
2025-11-15 20:28:20
>有咲
(わかりやすく強請って見たけれど、実際に彼女の声で″自分だけの″、″特別なタルト″と、魅力的な言葉を贈られればやっぱり嬉しくなってしまうのだ。眉尻をそ、っと下げるように自然な柔らかさを帯びた表情で微笑んで「恥もなく強請って見るものだ。楽しみにしているよ」そう伝える眼差しは温かく、気取らない喜びを浮かべていて。それから同様の質問への回答が戻ってくれば伝えられたのは自身の好きなものに似たスイーツ、だからこそ少し眉を持ち上げてから「カスタードクリームの甘さが際立つような苺かい?」そんな風に確認をとるような言葉こそ、彼女の好みを覚えているという回答で。それから彼女に背を向けるように少し歩けば此処に来るのに使った扉へ、それから少し得意げな様子でその扉に手をかければ「さあ、我が家へ案内しようか。女性を招くなんて思っていなかったから、汚かったらごめんよ」パチンとウインクを行ってから冗談めかした軽さを持った声でそれを伝え、その扉を開く。開いた先には自然色が使われた落ち着きのあるリビングルーム、壁に沿うようにたくさんの本が並ぶ本棚が目を引くその空間。扉を支えたまま彼女を先に進ませるように声をかけて)──どうぞ。
>陸
ほぉん。そーかそーか、………ええよ。あんたがうちの一員やってそれが他所に一番伝わるわ。(随分とざっくりとした情報を彼が持っていると言うのは彼のことを見つけた男の性分を思えば不思議なことはなくて、すとんと腑に落ちる様子で納得をした。そんな彼が誘導するように向けた呼称ではなく、それよりも”親しく”見える呼び方を選んだ事で彼が生きると言うことに関して賢いと言うことを察することができた。それがいい事なのか、悪いことなのか、この男の興味として琴線に触れたらしい。更にその興味を強めることとなったのはまだ状況も分からないだろう、そんな赤子のような立場で引いて見てもこの国で生きる男相手に交渉をもちかけたことだった。その目は面白いものを見つけたとでも言うのか、猫が鼠を捉える時のような愉しさをゆらりと浮かべたそんな色をしていて。その身を起こせば彼の少し後ろに立ってから馴れ馴れしくも彼の肩を抱くように凭れ掛かるように身を寄せて「しゃあないなあ、まあ。美味しいの用意してくれるんやったらチャラにしたってもええよ。初めましての大盤振る舞いや、そんかし美味いやつ用意してや~」喋る声は冗談交じりの柔らかい音で、ただそうなるに至るにあたって彼がただ強引なのではなく此方の動きを見てから動き方を決めようとするのが見えたから。そのままワシャワシャとわざと乱すように髪を撫でてから一歩下がったところで彼の様子を眺めて)
289:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-15 23:26:26
>芋虫
(ひどく柔らかなその微笑に暫し目を奪われつつ、紡がれた言葉を聞くと応えるように蜂蜜色を蕩けさせながら微笑んで。単に覚えるのではなくて確かめてくれるところが彼らしくて誠実で好感を覚えると同時に、より具体的な好みを言い当てられた嬉しさに”ふふっ”と心底幸せそうに笑み声が漏れて。「ええ。甘いカスタードに、きゅんと甘酸っぱい苺。そのバランスが堪らなく好きなの。」味も香りも、見た目の華やかさまで思い出して胸が高鳴る。そんな惚れ惚れとした声色のまま語り終えると、少し先で扉に手を掛ける彼の背を自然と追って。彼に良く似合うその仕草に、親しみを覚えては小さく笑みが零れた。)
ありがとう、先生。お邪魔します
(そうして開かれた扉の先を見遣り、支えてくれる彼にお礼をひとつ。扉をくぐり一歩二歩と中へ進むと、実はほんの少し張っていた緊張の糸がふっと緩んで、小さく息が漏れた。目に優しい自然色で統一された穏やかな空間、壁にそって整然と並ぶ本の背表紙。まるで森の奥にある隠れ家のようで、心が静かに落ち着いていく。自然と眼差しは柔らかくなり、全体をゆっくり見渡してから背後にいるであろう彼へくるりと向き直ると朗らかに笑んで。)
とっても素敵なお家ね!こんなにほっとする場所は初めてかもしれないわ…ふふ、ずっと居たくなっちゃうくらい。お招きいただけて、本当に光栄よ。
>タスク
(慣れない呼称に今更ながらほんの少しだけ胸がむず痒くなるけれど、それを表には出さず許可が降りたことに安堵したように双眸が細められて。さて、問い掛けた後に彼から目を逸らし手元のマグカップやコーヒーポットに視線を落とす。見慣れた形に匂いに、元いた世界と何ら変わりないことに安堵を覚えていたところで微かな物音や足音を耳が拾い。振り返ろうとした瞬間、肩に重さと体温が落ちる。声は出ずとも心臓は驚いたようにドキリと脈打ち。見慣れぬ海賊風の衣装、彼の綺麗な瞳ときらりと光るラブレット。ここまでの距離感もスキンシップもなかなか無く慣れないからこそ、一拍固まってしまう。眠たげな眼は微かに瞠目、けれどすぐに平静を作ろうように瞼を伏せると告げられた言葉に心做し口端が上がる。)
任せぇ。……タスク兄さんの為の、ええ香りのやつ。淹れちゃるけぇ。
(撫でつけられた柔らかな髪はぽさぽさと乱れを残しているけれど、それを整えようとは思わなくて。彼に触れられた証をそのまま残すようにしてコーヒーポットに視線を落とすと、マグに残った分は処理して二人分のコーヒーを慣れた手付きで注ぎ。職場ではただの作業で、大量に淹れて味も香りも気にする余裕なんてなかったけれど。今では背後で待つ彼を想って、彼のためだけに動いている。気持ちの入りようが違うだけでも味は変わるという自信もあるらしい。とかく、淹れ終えると丁寧に二つのマグを手に取りテーブルへと運び。)
…熱いけ、気ぃつけてな
290:
オルカード・エリス [×]
2025-11-16 16:36:21
>287 タスク
えー?オレ、此処に来てから嘘とか吐いたりしてないけどなあ?タスクさんだってそうでしょ?
(彼から貰う言葉に二度ほど瞬いた後、上体ごと首を傾げてみせる。そこからにっこり作った笑顔にわざとらしく大きく上げた語尾、自らの頬に人差し指の先を当てる所まで、誰が見ても解り易い白々しさを演出して一旦はそう茶化す。しかし姿勢を元通り正した後に、「……まあ、気が向いたらね。」ちょっとだけ気恥ずかしげに口元を五指で覆って、視線も少し泳がせて。うっかり羨望を溢した時のように、もごもごと口籠りつつもその言葉を真正面から受け入れる。けどそれだってその一言だけ、「でも覚えといてよ、意地悪さん。“本物”ってのは何であれお高いんだって。」指を外した顔には悪戯をたっぷり染み込ませて、口を滑らかに動かす褒め言葉よりも、“その時には対価を取ってやるぞ”と言外に宣言する冗談を軽い声でころころ転がして。「じゃあまた――の前に、」今度こそと折角告げた再会を願う挨拶は、ふと気が付いた魔に引き上げられる。「出口まで連れてってよ。じゃないとオレ、面白そうなもんある方に行っちまうかんね。」にいっと楽しげに細めた眼差しと共に彼に放るのは、己のリード。それは笑い混じりだが決してジョークや脅しなどではない。実際この船を形作る様々な意匠も、迷路のような廊下の分かれ道も此方の冒険心を擽って堪らないからこそ、純然たる事前の注意として渡すものだ。「ほーら、こっちこっち。」今の所はまだきちんと入ってきた扉に爪先を向け、その癖遊びに誘うような戯れの物言いに手招きを添えて彼の起立を促して。)
291:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-16 17:49:27
>トゥイードルダム様
…やっぱりユリのこと、気になって仕方ないのね
(彼がきちんと出迎えてくれた事に、心のどこかで消し切れていなかった〝世界が突然終わる〟不安感はようやく一切が霧散して、無駄な力を抜くようにふっと微笑んで。女王様の愛情を背に受けて歩いてきたその道の先にちゃんと自分を待っていてくれる人がいたことが嬉しくて、でもそれ以上に健気な彼の様子がなんだか可愛らしくて。差し出された手のひらに自分の手を重ねて、そのまま片足を軸にくるりと半回転するようにして彼の脇にすっぽりと収まり控えめに体重を預け、少し疲れてしまったからお部屋に連れて行って、と声には出さない代わりに命じるような真っすぐな瞳で見上げて。彼としっかり目が合ったのなら、ああそうだと女王様の最初のお願いを思い出して。下から手を伸ばすようにして彼の頬に触れる、それはまるで女王様の繊細で美しい所作を真似たような仕草で)女王様から、ダムに伝えてって言われたの。あなたの大切を、ちゃんと見守っているって
>チェシャ猫様
その三月兎?、にこっそり描かせるのはナシだぜ。…ああでも、インテリアとして飾る絵を依頼するってのはアリだな
(ああその芸術家の友人のことが好きなんだな、とすぐに感じ取れる彼の様子に微笑ましくなって。あくまでも看板は親友たる彼自身が手掛けたものがいいのだと垂れ目をジトッとさせた視線を送りつつ、でも彼がそこまで言うほどの相手が描いた絵を見たいのもまた本心で、気が早すぎる構想に向いた気は仕事の話題に引き戻され「…そこで俺にできそうなのは警備員とディーラーくらいか。とはいえ悪魔って人がボスになるなら、ちゃんと〝稼げる〟ディーリングをしないと即行クビかな」考え込むように腕を組んで目を閉じ、遊園地がどんな場所だったか記憶を探るが幼少期の朧げな思い出しか残っておらず、コミカルな動きで手を振ってくれた着ぐるみ姿の誰かに唯一思い当たって。とはいえ自分のタッパに合う着ぐるみがあるとも思えず、カジノでもろくに活躍できなさそうだなと後頭部あたりをわしゃわしゃと触りながら「ま、チェシャがよく顔出すってんなら面接くらいは行ってみるか」友人に会えるならそこで働くのも悪くないと、深く考える前に一旦の結論を出して。「なんだ、ハンプティも上手いなら話が早いな。ありがとよ」言葉自体は短く締めくくったものの、挙がった名前は全て脳内で反芻し記憶に留める。羊が複雑な感情を向ける帽子屋にも、彼を気に掛けて手軽で旨くて栄養たっぷりの食事を振舞ってくれるライオンにも、それらに匹敵する候補として浮上した最後の一人にも等しく興味を抱いて。重心の支えとなっていた彼が手品のように消えたことで「ぅおっと、」と一度大きくよろけて体勢を立て直し。なんだ今の、と理解が追い付かないうちに目で追える距離に再度現れた姿を見て呆気にとられながらも安堵したようにぱちくりと瞬きして。「楽しい場所ほど長くいると帰れなくなるって事か?」なんだか意味深なように感じた忠告の裏を正しく理解すべく、怪訝そうな顔をしつつ問い掛けて。それが優しい彼の鳴らす警鐘だということは理解したうえで、大股で歩み寄りずいと顔を近づけて)俺が帰りたくないって言ったら、引きずってでも連れ帰ってくれるか?
292:
芋虫、タスク [×]
2025-11-19 03:18:57
>有咲
匂いは大丈夫かい。悪いね、人を招くつもりじゃなかったから煙草の匂いが籠っているだろ(慣れた我が家にアリスがいるという事が不思議な感覚だった。彼女に続いて帰宅をすれば先を進んで振り返った彼女へ心配をするように眉尻を少し下げながら喫煙者には気づけない匂いをかき消すべく空気を入れ替えるように窓を開けて。ほっとすると言って貰えればその言葉を喜ぶように口端を持ち上げて「そうだろう、そうだろう。俺としてはいつまでいてくれても構わないんだが、きみはまだ城で多くを知る途中なんだろ?」我が家を褒められて嬉しい気持ちを少しも隠さずにっこりと笑いながらうんうんと頷きを共に口にして、そこには本音をしっかりと混ぜ込みながら。しかし彼女がとても賢く、そして周囲を見渡す視野の広さを持っていることを彼女の過ごした時間の中で知ることができたから。だからこその声を添えて少しだけ頭を傾けて。帰宅後のルーティーンのように煙草へ手を伸ばしかけたその手を少し不自然な様子で止めたのは彼女の声が頭の中に浮かんだから。それからその手をつかてソファを示して)それじゃあね、仕事を頑張ってくれたきみに今度は俺が答える番だ。きっと未だわからないことがわからないだろ?急がなくてもいい、気になることをなんでも聞いてくれ。
>陸
………(ふわり、と珈琲の香りが届く。それは淹れてから時間が経ってしまった冷えたものからでは感じることができない、淹れたてだからこその濃い香りだった。それを用意する動きは手慣れていて、普段からそれをしているのだということが察することができた。用意ができるだろうその頃合いでひと足さきに元いた場所へ、まるでそこが定位置だというように腰を下ろし。程なくしてテーブルの上へマグが戻れば片方の瞳を細くするようにそれを確認し、持ち手に指先を絡めてから自らの口元へとそれを運び。それは本来飲む予定だった冷えた珈琲とは比較するのも馬鹿らしいほど、美味しかった。ふ、と口元に吊り上げるような笑みを浮かべれば「大工もええもん拾たなあ。美味い珈琲が飲めるんやったら悪無いわ」そう伝える。それは捻くれた言い回しながらも美味いという事実と、彼を迎えるというアンサーで。「搾取される側に堕ちたないなら、そこ座るんやないで。こっち座り」それからテーブルを挟んだ向かいのソファではなく、自らの隣を示すように口にすればクイと顎をつかってから手招きをしておいでおいでと隣を示して。)“兄さん“が何も知らん赤ん坊にここで舐められない生き方を教えたろな。───、なあに簡単や。難しないよ。自分が上やってわからせたったらええねん。
293:
タスク [×]
2025-11-19 03:24:12
>オルカード
生憎と本まもん以外に興味持てへんねん。(作り込んだ表情はきっと彼が生きていく中で必要なものなのだろうと察することができた。僅かに見えた気恥ずかしげな様子もすぐに姿を消してしまうと冗談まじりのその発言を鼻で笑うようにクッと喉奥を震わせて、それからわかりやすい餌を前にして誘われるとその主導権を握らせるつもりがないと言うように立ち上がることをせずに口端を釣り上げて「来た道くらいちゃんと戻れるやろ、アリスはおつむのええ子やねんから。……俺に送って欲しいんやったらもっとおもろい男になるんやね」両方の目を撓めるように笑う。その表情は不敵で小動物を甚振る捕食者のようにもにていて。指先をひらひらと揺らしながらそれを見送りにするつもりなのか背もたれへ深く身を預け、足を組んで彼を見上げながら声を送り)ええ子のアリスはちゃんと気ぃつけて帰るんやで。ほなね~
(/お世話になっております。キリの良いところでしたので、一度回収をさせていただきました…!タスクの対応が終始失礼な雰囲気になってしまい、本当に申し訳ございません。
ひとつご相談があり、ご連絡させていただきました。今回交流をさせて頂いた中で、こちらの力量不足が大前提ではあるのですが、オルカードさんの持つ二面性や独特の雰囲気が、タスク・大工・ジャバウォック・悪魔・白の女王とは少し相性が合いづらいところがあるかもしれない…と感じております。そのため今後のやり取りにおいて、こちらからのお返事がやや渋いものになってしまう可能性があることを事前にお伝えしておきたく思いました。オルカードさんの“演技力の高さ”や“不安定さ・飄々とした魅力”そして“二面性”は大切な核の部分だと思っておりますので、もしこのお話を受けて「不思議の国での交流はここまでにしたい」とお考えになるお気持ちが少しでもありましたら、その際はどうか遠慮なくお申し付けください。もちろん今のままのオルカードさんでも他の役持ちであれば上記ほど相性の不一致は感じないと思いますので、もし問題なければ引き続きご一緒いただけますと嬉しいです。身勝手なご相談となってしまい申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします…!)
294:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-19 03:26:17
>ユリーシャ
(まるでダンスでも踊るみたいに彼女の体がすっぽりと腕の中に収まれば軽すぎる体は支えるのに力を必要とせず、何を願っているのかを訴える眼差しは願うと言うよりもそうしたくなる、そうせざるは居られないと思わせる力を持っていた。頬に触れるその手へ自らの頬を擦り寄せてからなんてこと無いように彼女の体を横抱きで持ち上げて。行ったお姫様抱っこは少しの不安定さを感じさせず、彼女が伝えてくれた赤の女王からの伝言に微笑みを返してから「その大切、貴女のことですよ。」まるで女王陛下を思わせるその佇まいを受けて、眼差しに浮かぶのは間違いない敬愛で。それから彼女が驚かないように声をかけてから城内を歩き始めて、彼女がこれから過ごす部屋へと向かい)僕の“大切“なアリスを部屋までお連れします。道は覚えなくてもいいですよ、僕がこれから何度だってこうやって案内するんで
>ロメオ
流石、俺の友達は俺のことをよーく知ってるなあ。そんな顔しないでよ、ダチが期待してんのにその気持ちを無碍にはしないからさ(じとり、とした眼差しを感じ取れば降参をするように悪さがバレたような笑顔を見せて調子よく舵を切り直して。悪魔のカジノで必要なものはきっと目の前の彼はすでに持っている。持っているからこそ心配になるのはすっかり彼に対して好感を持っているからのようで「ロメオ、あんたみたいな面のいい男が笑うだけでカジノには客が増える。あそこはディーラーだけが仕事じゃ無いから、案内や宣伝モデル、景品交換所に、“幸運の象徴”として悪魔の隣に並べられるかも。……仕事としては向いてると思うけど、忠告するならアンタのその顔は悪魔の好みだから、気を抜いたら悪魔のものにされる契約を結ばれる。悪魔は口が上手いから、そこを選ぶなら気をつけるんだよ」遊園地に頻繁に足を運ぶ身としては彼がそこにいると言う環境は正直美味しいわけで、ただ同時にその男の好みを知るからこそ「男前だからこその悩みってわけだ」ニヤニヤと笑いながら彼の顔を改めて見つめ、軽口のように本気のそれを伝えて。怪訝な表情を見せた彼が忠告として向けた自らの発言の意図を汲もうとして、顔を寄せてから問いかけるその内容に数秒だけ口を閉ざし、近いその顔へピンと軽い力のデコピンをしてから、ふ。と柔らかく笑ってなぜ帰らなければいけないのかを匂わせつつ答え)友達が殺されるかもしれないのにそのままにして帰らないよ。……でも、俺が引きずる自信は無いから自分の足でついてきて欲しーな
295:
オルカード・エリス [×]
2025-11-19 06:04:04
>293 タスクさん、赤の女王様
(/いえいえ、此方こそ終始馴れ馴れしく面倒な絡み方をしてしまい、失礼致しました……!
真っ直ぐで忌憚の無い御相談有り難う御座います…!正直な所としまして、私自身としてもオルカードを動かしタスクさんとお話をしていくうちに、これはあまり相性は良くなさそうかな……とは薄々感じ取ってきてはおりましたので、事前の御通達に感謝致します。私からももしご迷惑でなければ、御通達頂いた住人さん達に留意しつつ、これからも引き続きこの不思議の国にて物語を歩ませて頂ければと思います……!
それと気が早いのですが、次のご指名についても一つ……此方の力量不足にて、もしかしたらオルカードとこの素敵な場所の雰囲気が合わないかもしれない可能性も鑑みまして、改めて“不思議の国”との相性を見させてもらうべく、一度お任せという形を取らせて頂いても大丈夫でしょうか。)
296:
ユリーシャ・ゼレンカ、ロメオ [×]
2025-11-19 18:43:38
>トゥイードルダム様
(見かけよりずっと男らしさを感じさせる腕の中に抱き上げられて、ぐんと高くなった視界と縮まった距離に一度ぱちりと瞬くも、密着する体温やより近くで聞こえる彼の声に安心するようにふっと目尻から力を抜いて。彼の腕の中があまりにも自然で、とても安心できる場所だったから、脈打つことを許されたように心臓がとくとくと動くのを感じて、リラックスするように体重を委ねて。「…ふふ。じゃあ、ダムがいればユリはどこにだって行けるのね」道を覚えなくていいのは、彼がその先を導いてくれるから。なんだかとても万能感を感じて、彼の鎖骨辺りにすり、と頭を預けて。そのまま彼の胸板をそっと指でなぞり「ダムは、ユリがアリスだから大切なの?」本質的な問いは深く考えたからではなく、むしろそんな脳が無いからこそ何の裏も他意もない純粋な疑問。出会って間もないのにこんなに大切に扱ってくれるのは、あの女王様の次を担う事になるかもしれない駒だから?、無意識下に浮かんでいた謎をそのまま言語化する能力はなく、故に如何様にも答えを用意できるような抽象的な問いかけしか出来なくて)
>チェシャ猫様
そりゃ俺の事好きすぎだろ、
(冗談めかすように言いながらも、声にはどこか掠れたような響きが混じる。〝友達が殺されるかもしれないのにそのまま帰らない〟という彼の言葉が胸に残ったから、なんだか自分を雁字搦めにする罪と義務の鎖が軋むように一瞬だけ緩んだ気がして。額に感じた軽い衝撃をいなすように手を当て、彼の真心や人柄を実感できたことに心満たされたようにニッと男らしく笑って「逃げる方さえ示してくれりゃ俺が君を抱えて走るぜ。それならいいだろ」危険な目に遭った時、自分も彼を見捨てない。危機を脱するなら二人一緒にだと示すように、それからその明るい調子で「で、殺されるって何にだ?殺人人形でも出るのか」と続けて。脳裏に描いていたのは元いた世界で見たことのある映画から連想された、シリアルキラーの魂が乗り移ってしまった恐ろしい人形で。本心からなのだと十二分に伝わる彼の丁寧な忠告はきちんと受け取ったうえで「…俺の顔がラッキーシンボルってのは皮肉が効いてるな。火傷持ちのジゴロが悪魔の隣で笑うってか」変わらず軽快で笑い交じりの言い方だが、無意識に左手の甲を確かめるように撫でる。この火傷の痕こそ呪縛の過去と罪の象徴、幸運と呼ばれてしまえばどこか決まり悪そうに片方の眉を曲げて、でも口元は笑ったまま「俺のツラが好みなら、違った売り込み方も出来そうだ。悪魔は甘いひとときや癒しを求めるタイプか?」果たして悪魔は儚い夢を金を出して買うタイプなのだろうか、性別も年齢も為人も分からない存在を商売のターゲットとするには時期尚早で、下手を打てば逆に取り込まれてしまうかもしれないと思い留まれたのは優しい彼の忠告があったから。地に足を付けようと短く深呼吸して、またカラリとした湿気のない声で「でもな、チェシャ。俺は一晩の夢は売っても魂は売らない。誰かの孤独に寄り添うのは好きだが、所有物になるのは…どうにも性に合わねえ」耳元で輝く〝Mine〟の意味を持つイヤーカフが最も皮肉的で、この国での未来の夢は定まっても足元たる現在をどう生きるかは未だ決めかね迷っているような心情を表すようにゆっくりと視線を彷徨わせて)
297:
天女目 有咲、芹沢 陸 [×]
2025-11-19 19:13:41
>芋虫
大丈夫よ、先生。気を遣わせてしまってごめんなさいね。
(開け放たれた窓から柔らかな風が流れ込み、部屋の空気がゆっくりと入れ替わっていく。その風に混じってふっと漂う花の匂いに、理由も知らぬまま目を細めて。この家の庭に咲く花々の香りとは気付かず、ただ心地好いと感じて微笑むだけ。気遣ってくれた彼に笑みを浮かべながら告げると、続く言葉に首肯ひとつ。「ええ、そうなの。だから残念だけれど、いつまでもはいられなくて。……でもたくさん、二人に逢いに来てしまうと思うわ。」そう言葉を続けた。煙草の残り香にすぐ煙草に伸び掛けた手、其れ等からムカデと芋虫の喫煙事情と此方の苦手をちゃんと覚えてくれたことの両方を悟り。一度止めてくれた優しさが胸に沁み、目尻はそっと和らいだ。促されるままソファに腰を落とすと指先は自然と膝上で揃う。優しく掛けられる言葉に頷くと唇に指の背を添えつつ。)
……そう、ね。ひとつ聞きたいのは、”アリスの辿る道について”かしら。……最初に聞いたわ、アリスの中から女王に相応しい人が選ばれるって。なれるのは一人。…じゃあ、なれなかった他のアリスはどうなるの?って思ったの。
(昨日の出来事。ダリアとの会話をひとつひとつ振り返りながら話す中で、不意に”元のクニに帰るのは無理”と告げられたことを思い出し。その大事な一言を今になって掬い上げると、先程の名前の話はなんだったのかと思案。もや、とした気持ちは細まった双眸の奥に滲む。それでも唇を閉ざす事はせず、言葉を続けた。答え次第では、役持ちは元アリスなのか、本当に元のクニに帰ることは無理なのか…そういったことが見えてくるかもしれない。真っ直ぐに彼を見詰めて、小さく首を傾げてみせて。)
……さっき、先生が前任者の話をしたでしょう。それで……アリスは例外なく、この国の一部になるんじゃないかと思って。誰かの後任になるとか、お城のメアリアンや薔薇や本になる、とか。そんな風にしてこの国のどこかへ溶け込んでいくのかしら…って。実際のところどうなのか、教えていただける?
>タスク
(片手に残るマグからも漂う濃い珈琲の香りに、ゆるゆると緊張が解れていく。最初はそこに映る自分の顔をぼんやりと眺めていたが、彼が口をつけた気配を感じとると視線は其方へ。誰かの為に淹れた味を、ちゃんと誰かが受け止めてくれている。その事実に胸の奥はじんわりと温まり。ただその嬉しさが表情に滲むことはなく、双眸がどこか満足そうにほんの少し細められるだけに留まった。「……次は唸らしてやるけぇ」そんな言葉も、小さく添えて。そして言われるがまま、二度目のソファを叩く仕草を見遣ると雛鳥のように彼の隣へ腰を下ろす。浅く腰かけ、背中は猫背気味に丸まる。搾取される側……その説明でここが”誰かを飲み込む場”であることを改めて自覚した。黒の丸テーブル、その上に置かれた砂時計も単なるインテリアではないのだろうと思いながら暫し眺めて。そして、最初に兄が教えてくれるここでの生き方にぴくりと小さく瞼が震えた。自分の人生において、不必要なものだったから。ずっと下で、黙って、穴を埋める側の人間だったから。緩慢な動きで視線は彼へ。その間にも、今までのことが脳裏を巡る。彼と関わる前にもらった”不安を面に出すな”という言葉、先の誘導するような言葉や堂々たる態度。相手に呑まれず、自分のペースに引き込む技量。目を逸らさない強さや図太さ。関わった今だからこそ、自分なりに思う上だと分からせる方法を脳内で導きつつ口を開いて。)
……ぶち簡単に言うてくれるな。じゃが、俺がねぶられたらここまでねぶられてまうもんな。そりゃつまらんし、折角教えてもらえた生き方じゃけ、大切にせにゃぁいけん
(彼の言う通りにすることを示しながら、じ、と双眸は彼を見詰める。挑むでも媚びるでもなく、真っ直ぐに。それから再び口を開いては問いかけをひとつ。わからせる方法を素直に尋ねながら、その実彼の本質を確かめようとするような、鈍い光を宿した眼差しで。)
……兄さんはどがぁしてわからせよるん?
298:
赤の女王 [×]
2025-11-20 00:56:55
>オルカード
(/いえいえ、とんでもございません…!むしろ此方こそ、拙い返しにも真摯に向き合ってくださったこと、そしてご丁寧なお心遣いの言葉を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。それと、甘えてひとつ率直なお話をさせて頂ければと…!交流を重ねる中で先にお伝えした役持ち以外の点においても、オルカードさんとの“相性そのもの”が悪いというわけでは決してないのですが…どう言葉にしてよいのか悩ましく、上手く形にはできぬままながら、最終的な着地を“恋愛”として迎えることが難しいかもしれない。という思いが胸の内に芽生えておりました。とはいえ、此の国の物語が必ずしも恋へ至ることだけを旨とする場ではございませんし、もし問題が無ければ友情として、物語を共に歩ませて頂くこと自体に何の支障もございません。むしろ、もし望んで頂けるのであれば引き続きお相手させて頂けましたら幸いに存じます…!
そして次のご指名に関して“お任せ”とのご希望、確かに承りました。フラミンゴ、羊、ムカデ、此の三名のうち少しでも気になる役持ちはおられますでしょうか?お心に触れた子があれば、どうかお教え頂けますと助かります…!)
299:
ダム、チェシャ猫 [×]
2025-11-20 00:57:40
>ユリーシャ
……アリスだから大切、ですか。(腕に閉じ込めた彼女が口にしたその問いかけは、自らの立場を実感するような内容だ。だからこそその問いかけを自身の声で一度言葉として音に変えてから胸の内にいる彼女を見るように顎を引き視線を向け、考えを纏めるように数秒だけ口を閉ざし。返事をするよりも先にくすと息を漏らすように笑い声を落として「切欠はそうでした。貴女がアリスじゃなかったら僕はきっと声をかけてなかったでしょうし、貴女とこうして知り合うことがなかったかも。……でも、いま僕が貴女のことを知りたくて、仲良くなりたいと思うのはアリスだからじゃなくて、貴女が魅力的だからです。」適当な返事をするのは嫌だった。そこに嘘を交えるのも、したくないと思った。だから真摯な気持ちで言葉を送れば一度歩く足を止める。ニコニコと音がしそうな程の屈託のない笑みを浮かべた顔を数秒だけ彼女へと見せてから胸元に寄せられる彼女の顔へ寄せて)魅力的な女性を大切にしたいと思うのはいけないでしょうか
>ロメオ
───、驚いた。勘がいいって言われるだろ(冗談が浮かんだ声で伝えられたその言葉は否定せずに、それよりも未だ話していない核の部分を当てられると驚いた様子で少しばかり目を大きくして。とはいえ、自身にとっては関与せずにはいられないその場所、その命を思ってか自らの後頭部の辺りを少し苦味を帯びた表情で撫でて「正解。夜中はドールハウスが開放されるのと、二体の“人形”が悪戯をしてもお咎めなしってわけ。アリス同士のいざこざに俺たちは口を挟めないから、俺らが守るわけにもいかないんだ」頭の切れる彼なら全てを言わずともきっとある程度は噛み砕いて察してくれるはずだと信頼を寄せて、その人形もアリスにあたる事を口にして。最初こそ“違う売り込み”が何を意味するのかを汲んでどうしたものかと困ったように目を向けたけれど、続く宣言のような言葉を受けて少しだけ肩をすくめて見せる。それは木漏れ日の隙間からのぞいた陽が彼の耳元を照らして、彩るそれを輝かせたからだろうか。自らの全身に刻まれる刺青を見るように視線の先を自らの指先に向けて「自由であるためには不自由じゃなきゃいけない。……なあ、ロメオ。もし本当に仕事に迷ったら俺が雇ってやるよ。」見せたのは指先に刻まれている刺青が少し掠れてしまっているところ。身を任せることだから基本的にアリスに頼むことはないそれを彼へ伝えたのは自由に生きる難しさを知るからこそなのかもしれない。)さっきみたいに姿を消すと模様が薄くなっちまうんだ。消える前に足さなきゃいけないんだけど、自分じゃできない場所もあるだろ
300:
芋虫、タスク [×]
2025-11-20 00:59:14
>有咲
そうだな。まずは君が考えていることは近くとも遠くとも言えないと言ったところだろうか。……そもそも、アリスは戻り方を忘れてしまっているだけで元の暮らしに戻る事ができるはずなんだ。俺はアリスに関しての書類を把握していないから、具体的なことはわかりかねるがね。(彼女がソファに身を落ち着かせたのを目視してから真っ直ぐに向けられる彼女からの視線を受けて、逃げることはせずに自らの目を彼女へと戻す。それから一人がけのソファへ座れば肘置きに両肘を置きながら足を組み言葉を選ぶ。「国の一部になるというのも間違いではない。きっと前任の芋虫が姿を消すときに一番その場所に相応しい“アリス”が俺だったんだろう。でも今となってはアリスとしての俺は思い出すことが出来ないんだ。忘れてしまった記憶はないものと同じ、俺は芋虫としての生きることを受け入れたとも。」肘置きから片腕を持ち上げれば自らの胸元へその手のひらを添えて、なんてことのないような声色で自身がアリスだったことを伝えて。「ただね、カジノのバニーは男も女も元アリスだよ。あの子たちは悪魔との契約であそこに縛り付けられてしまったから。」メアリアンや薔薇、本、それらがアリスかどうかは確証がないから回答をしない。その代わり確証のある事実を伝えれば「俺が自分の目で見たわけじゃない話だがね。本当の名前を忘れないこと、元の暮らしに強い未練があること、この二つを持つアリスには元の暮らしに戻る道が現れる。それがどのタイミングかはわからないが、事実いきなり姿を消すアリスは存在しているんだ。」いい話なのか悪い話なのかはわからない。けれど不規則的な偶然が重なればそんな道もあるのだということを真剣な口振りで伝えて)
>陸
言うたやろ、難しないて。ええか、どの状況でも笑てみせんねん。笑てるやつには余裕がある、特に、笑えへんくらい追い詰められとるやつには余計そう見える。(口の端を吊り上げて教えを与えるように口にするのは海賊船じゃなくとも使える処世術だ。彼がここを生きる場所として決めたのなら余計必要となるその生き方と、隣に座る彼の目を射抜くように強い目力を持った眼差しで見つめれば「アリンコ、怖いか?怖ないやろ。うちに来る客はみぃんなアリンコと思ったらええ。逆にな、アリンコが泣いててもなんとも思わへん、それは冷たいんとちゃうよ。うちらと生きる世界が違うだけや」彼に対して抱く心配は何よりもそこだ。察しが良くて、気の利く彼は周囲のことを見えすぎてしまう。見えすぎてしまうから、哀れんでしまうし優しさに付け入れられる。だからこそ釘を刺すべく先に伝えたそれは逆を言えばどんな悲しいエピソードを持った者が現れても風の音として聞き流せと言うこと。言い終えればきつい眼差しはにこりとした笑みの形に戻り「まー心配要らんよ。失敗はつきものやし、失敗には責任が伴うだけ。あんたが失敗したならあんたの時間で回収するから、それだけ頭に入れとき」並ぶ彼の頭を人差し指の背でコンコンとノックするように叩き、サラリと伝えるのは金ではなく時間での回収と言うこと。もう一口、コーヒーで気持ちを満たしてからマグをテーブルへ置いて揶揄うように言葉を添えて)あとはあれや、背筋伸ばして自信あるフリしたったらええねん。むずいなら言うてや~、いつでも背中に長い枝入れたるよ
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