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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
47:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-02-14 23:23:47
○キャラクターについて
こちらこそ、お二方分の綿密なpf作成お疲れ様でした!こちらの描いていた理想を遥かに飛び越え、非常~に可憐可愛い正当派ヒロインなコーデリア様と、少々軽薄と見せ掛け、その実兄を想うエピソードなど諸々に彼の本来の魅力溢れる心根が透けるようなアレックス様とお話を紡げること、今から大変心を踊らせております!無論設定や接点等にも何ら問題はございませんので、ぜひこのままのお二人と交流をさせてください。また、年齢差についてもご寛恕いただきありがとうございます。ただ、もし交流中にでも解釈違いや展開に不都合等ございましたらいつでもお申し付けくださいね…!
○ストーリーラインについて
あれほど粗のある曖昧な素案をこれ程までにエモさ溢れる物語に仕上げていただき大変恐縮です…、ありがとうございます!是非ともそのままの内容で進行をさせていただけましたら幸いです。改変につきましても、特に③については当方もお恥ずかしながらかなり抽象的で、ご負担がないようざっくり場面省略をしていただこうという思惑程度しかなかったため誠に助かります◎お手数をお掛けしてすみません…!
○進行について
やはり物語の主役である人魚姫側にスポットを当てる形で進行させていただきたい気持ちがございまして、②と④は出来ればテンポよく、①はどちらでも、ただクライマックスの③は特に力を入れて…という形かなと今の所薄ら考えております。ただついこちらも筆が乗って長くなりがちですので、基本的にはその都度の流れで、というのは如何でしょうか…!また、①の場面にて早速以下に初回文を投下させていただいてはおりますが、こちらはもっと手短かつハイテンポにでも、ローペースでじっくりとでもご随意にご対応いただければ幸いです。最近お忙しそうなご様子なので、ペースについてはご負担がないよう以降可能な限り合わさせていただく所存です…!それでは、特にご要望や相談事項等なければこちらはお蹴り下さい。以降も何卒よろしくお願いいたします!
……。
( 少しの光も届かぬ深海の底の底。およそあらゆる命を阻む領域にある昏き死の淵に横たわる暗闇に、不意に朱の石を閉じ込めた小瓶から洞窟内を満たす焔が灯るだろうか。それはもうじきここへ訪れるだろうたった一人の特別な少女の為の道標であり、いくら人魚といえど少々辛いだろう深海の水圧や冷たい海温を和らげる為のもの。そう広くもない自身の居住空間にある背の高い平石にそれを浮かばせ、深く自らの面を覆っていた黒色のフードを肩へと落とすと、地上の家具類と何ら遜色なく並ぶ棚の書物や、薬の調合に用いる植物類、怪しげな生物の瓶詰めなどを再度確認し始めて。さて、今日はどんな魔法や知恵を教授しようか、あるいは如何な煌めきを秘めた徒然の話があの麗しき鈴の音で奏でられるのか。この時間が何よりも愛しく、かけがえの無い一時に変容したのは何時だったろう。変わり映えのない長命の日々に、全ての色を排したはずの日常にそっと慎ましやかな彩りを添え、理外に置かれた冷たい身体に再び暖かな熱を宿させたのはあの人魚だった。気付けば柔く口許を綻ばせながら、あの東雲の陽を淡く帯びるような魚の尾が打つ水の波紋をただ静かに、けれど強く焦がれるように待ちわびて )
48:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-02-18 20:33:41
(/勿体ないお言葉から初回文までご対応ありがとうございます!各チャプターの流れも承知いたしました。また解釈違いや不都合等もお互い様ですのでどうそお気になさらず、まずは主様のお好きなように綴って頂ければ幸いです!返信ペース含めいつも沢山ご配慮をありがとうございます、これだけお伝えしたくスペース失礼いたしました。改めまして宜しくお願いいたします…!(お蹴りください◎) )
( 海に揺れる灯火を辿ってごつごつした空間を縫うように進んでいく。宮殿を満たす海水より冷たく何度も進んでは戻り、ようやく見つけた隠れ家への道も今ではすっかり通い慣れた。けれど、暫くこの場所からも離れる事になる。最後の道標の前で泳ぎを止めて、心内を表したかのように揺らぐ焔に指先を透かし。「次は、いつ来れるのかな」定まりきらない想いを固めるように焔を撫でて昏い深海から瞳に映らない空を見上げる。海の魔女との縁は祖母の遣いから始まったが、寡黙だが静かに導き背中を押す人柄と知識は海の宝石に並ぶ輝きを放ち、自らの意思で今日までこの縁を紡いできた。穏やかな波音のような声を通して世界の神秘に触れる、穏やかに輝く日常がずっと続くと思っていた。昨夜、哀愁の滲む目で佇むあの青年を見つけるまでは。──はっと我に返り、見つめる程時間を忘れて意識を引き込む焔から手を引くと再び目的地を目指して泳ぎを進める。急いだ甲斐あって普段より早く到着したものの、それに気付かない程新たな道を歩こうとする意思は不安と期待を誘い。乱れた息を整えてコンコンと隠れ家の戸を叩き努めて平静を装うものの彼には声だけで緊張が伝わってしまうだろうか。内に巣食う動揺を宥めようとそわそわと尾を左右に揺らしながら返答を待ち、入室の許可が与えられればすぐに顔を覗かせるつもりで )
海の魔女様、レヴィ様! コーデリアです。お待たせいたしました……!
49:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-02-22 23:45:41
……入ると良い。
( まるで遠い遠い海上から注ぐ陽の欠片がこの深海の地まで降りたかのように、聞く者の心の深奥を暖かく満たす至上の声音。その先触れとして、何処か急くような人魚の尾が打つ小波に海の魔女たる己が気付かぬ筈はなく。彼女への簡素な応答の音には表れずとも、来訪者への歓待の意を少しだけ口端を傾ぐ事で示しては、戸としての役割を果たす大岩がひとりでに脇へと退いて。いつもならば、このまま中央の平石に書物の幾つかでも積んでの講義か、あるいは彼女の他愛ない話に耳を傾ける所。しかしながら、来訪の時間や声音に宿る緊張、尾が立てる小波の細々とした違和を拾い上げれば、わざわざ確たる言葉などなくとも、その純な心を揺らす何かがあったのだろうと推測が立つ。困り事かそれに類する物があるのなら、と一先ずは講義の用意はせずに棚から相手へと身体を向け。そのまま周囲を満たす死の水を意に介す事もなく悠然と地を踏みしめ、平石の傍らにある岩の椅子へ黙して腰を下ろす。対面には人魚用に拵えられた椅子の用意もあり、いつものようにそこへと彼女が落ち着くのなら、こちらも平生通りに傾聴の姿勢を取り、少し長い前髪の狭間から覗く昏い藍色を静かに相手へと向ける筈で )
──。
50:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-02-27 00:18:04
……! ご無沙汰しております、レヴィ様。お元気そうで安心しました……!
( 眼前の通い慣れた大岩も、今では自身の内側に宿る緊張や不安を具現化したかのようで。立ちはだかる感情を優しく遠ざけるように荒々しい岩肌へ手を添えていると彼の許可が下り徐々に大岩は動き出す。開かれた視界の先に何も変わらずに佇む彼を前に強張っていた表情がふわりと花笑むように和らいで、再会に対する喜びの意を示したのも束の間、己の視線は悠然と海底を踏み締める立ち姿へと奪われる。すらりと細い足で死の水すら従える姿に感嘆の意を瞳に浮かべ、一拍遅れて自分の為に用意された椅子へと掛け。普段ならば王宮の出来事や講義の振り返りを合図に始まるこのひとときが始まるのだが、これまでと異なる始まりを迎えた事でやはり海の魔女である彼には何もかもお見通しなのか、と小さく息を吸って肩の力を抜いて取り繕うことを止め。背筋をぴんと伸ばして早速本題を切り出し。アクアブルーの瞳は彼の藍色を揺らぐ事なく映し続けていたものの、願いを口にした瞬間、声は僅かに震え尾の先は絶えず小波を立て続け )
今日はお願いがあって参りました。海の魔女様、どうか──……どうか私に、ヒトの足を授けて頂けませんでしょうか。
51:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-03-03 22:29:34
……それは世の理に反する、禁忌の術──まさに外道の法だ。
( 露わとなった美しい蒼の輝石がふと細められ、仄かに色付く桜色の唇がゆるりと弧を描く。…きっとこの世に、目前の微笑みよりも柔らかな角度など存在しない。もはや幾度となく魅了されてきたその笑顔の為なら、自らの何もかもを容易く差し出せる程に彼女という海へ耽溺している。そんな相手たっての願いとあらばと、何時になく真剣味を帯びた言の葉の一つたりとも取り零さぬよう、視線を対面に据え確りと耳を傾けて。けれど、当の愛しい声音が奏でたのは神をも恐れぬ禁断の領域。短く息を詰めると同時に、かつて天より啓示された彼女の避け難い運命が脳裏を過ぎり。元々本業を離れ、こうした隠居生活を送る事となった一因──数々の運命に抗し得なかった無力感は未だ重く腹底へ沈殿しており、まるで昔の古傷に触れられたかのように胸奥の鼓動は俄かに不穏な律動を刻み始め。数拍程度の逡巡の後、一先ずは淡々と理知的な説明に終始しては、言葉を区切ると凪の面を少し顰めさせて忠言を呈し )
厳しい制約がその身を縛り、代償は君の生命にも及ぶだろう。……他で代替は。あるいは諦念を。
52:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-03-08 16:57:39
諦、念……。……お祖母様も同じ眼をしておりました。
( 新たな世界へ手を引く声は普段と打って変わって重く、禁忌と称した一言がまるで杭のように心を穿つ衝撃に双眸を大きく見開いて。その海には隠しきれない痛みがありありと浮かび上がり。道理を理解出来るからこそ生まれる心痛を抑えるように唇を引き結んで俯いた拍子に一筋の髪の毛が鼻筋へはらりと垂れた。……きっと、姉達が語る人魚の幸せは陸の世界に存在しないだろう。女王である祖母に自らの意思を告げた時も決して喜ばず『何の因果かしらね』と淡々と受け止めるのみで、口数少なく伏せた目が何よりの証明だった。それでも私は、あの一瞬を見過ごして過ごす数百年を想像出来ない。ふるふると頭を振り沈黙を破る答えの輪郭は、諦念を拒み無垢を内包した憧れで縁取られたまま、心臓に手を添え、浮かべた口元の弧は先程よりも緩やかで、しかし一層強く見つめる瞳で違える事のない誓いとし。──この時の私は知らない。告げた願いが彼が踏みしめる死に水よりも残酷で、その心に刻まれた古傷の深さを、今はまだ知らない )
それでも私は、私の想う太陽に笑って欲しいのです。──痛みも制約も乗り越えてご覧にいれましょう。そして、願いが成就した暁にはこの魂の全てを海の魔女様に捧げます。一片も欠けることなく、貴方様のものになりましょう。……若輩者の魂でも、きっと何かのお役に立つはずです。
53:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-03-08 17:53:50
(/一部セリフと誤字を修正させて頂きました。レス消費失礼いたしました…!(※こちら蹴り推奨です))
諦、念……。……お祖母様も同じ眼をしておりました。
( 新たな世界へ手を引く声は普段と打って変わって重く、禁忌と称した一言がまるで杭のように心を穿つ衝撃に双眸を大きく見開いて。その海には隠しきれない痛みがありありと浮かび上がり。道理を理解出来るからこそ生まれる心痛を抑えるように唇を引き結んで俯いた拍子に一筋の髪の毛が鼻筋へはらりと垂れた。……きっと、姉達が語る人魚の幸せは陸の世界に存在しないだろう。女王である祖母に自らの意思を告げた時も決して喜ばず『何の因果かしらね』と淡々と受け止めるのみで、口数少なく伏せた目が何よりの証明だった。それでも私は、あの一瞬を見過ごして過ごす数百年を想像出来ない。ふるふると頭を振り沈黙を破る答えの輪郭は、諦念を拒み無垢を内包した憧れで縁取られたまま、心臓に手を添え、浮かべた口元の弧は先程よりも緩やかで、しかし一層強く見つめる瞳で違える事のない誓いとし。──この時の私は知らない。告げた願いが彼が踏みしめた昏き死の水よりも残酷で、その心に刻まれた古傷の深さを、抗えきれない運命を、今はまだ知らない )
……それでも私は、私の想う太陽に笑って欲しいのです。──その為なら、今の私が持つ全てをお支払いいたします。そして、もしもこの身が消えた後、海へと残る私の魂はどうぞ自由にお使いください。……若輩者の魂でも、きっと何かのお役に立つはずです。
54:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-03-13 23:43:06
──……。
( 両想いのつもりだった、などとはよもや言わないが。もし彼女もまた自身と同等に、この一時の語らいに重きを置いてくれているのなら──。そんな淡い期待は呆気なく崩され、今や直視するには少々耐え難い清廉な蒼から逃れるように瞳を伏せ。机上で組んだ両手に知らず力が込もるも、硬く結ばれた唇から決して否は零れずに。昔から引っ込み思案で内省的な気質にありながら、それでいて信念に関わる局面では決して揺らぐ事のなかった未だ幼い輪郭の残る姫君。そんな彼女の、噂や肩書きなどに惑わされず、自らをただ一つの個として真摯に貫く瞳に己は惹かれたのだから。心臓が軋むような心地はその場へ置き去りに、ややあってゆらりと黒衣のローブを纏う長身を席から立ち上がらせ。そのまま胡乱げな暗がりにある奥の棚へと歩みを進めては、予め用意を済ませておいた秘薬を手に振り返り。彼女にのみ向けられるごく柔らかな声音と、それこそ常に一定の諦念を宿すように凪いだ普段の面持ちで相手を招くだろう。平生と何ら変わる事の無い、奥底の知れぬ深淵色の双眸。仄かにそれを細めることで彩りは一層濃く昏く、まるで遍く生命を海底へ引きずり込む幽鬼染みた眼差しで。長命の身において瞬き程度の須臾の間に、彼女が誰を愛そうが所詮は瑣末事。どうせ最期には、その何もかもを他愛なく打ち砕かれて──僕の海に落ちてくる )
一切を失う覚悟が真にあるのなら。……おいで、コーデリア。
55:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-03-18 00:36:39
……レヴィ、様、
( 今し方拒んだ諦念を彼が引き受けたように、絡まっていたはずの視線がしがらみを解くように逃げていく。この場で許される振る舞いは、返答を待つことだけ。それでも〝海の魔女様なら分かって下さるかもしれない〟と何処かで期待していた。彼の瞳は書物を見つめ歴史を語る時も世俗を厭いながら、時折確かに可変の未来を予感させたのだ。自身の空想に形を与え、授けて下さった智慧があるからこそ15の夜に諦めた陸に再び上がろうと決意出来た。あの焔を生み出される方ならば、きっと最後には背を押して下さる。──そんな知らぬ間に膨らんだ身勝手な甘えは、振り向いた眼差しを前に泡の如く弾け、身体は硬直し椅子に縫い付けられる。ああ、私に此処を訪れる次の機会など最初から存在しない。教え導いてくれた彼や祖母が抱いた感情は〝恐らく〟失望だ。初めて目にする深淵に思わず声が上擦る。一つ失うだけでも、こんなにも苦しいのか。決して偽りではない誓いと決意が齎す重さを正面から受け止める暇もなく、深淵の眼差しに腕を絡め取られるようにして身体が彼の元へ引き寄せられ。長い尾鰭を揺蕩わせたまま何とか姿勢を維持すると、既に失ったと思われる一つ目の代償によってより切実さを増した表情で秘薬ではなく瞳へと両腕を伸ばせば、ただ審判を待ち )
誓いに、願いに偽りはございません。……ですが、このように立ち去る非礼をお許しください。
56:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-03-23 22:53:06
……構わない。君の魂が在りたいと望む場所を見つけたのなら、それは尊ぶべきものだよ。
( 澄んだ蒼の瞳に陰りを宿す一方、折れぬ決意を秘めて真っ直ぐ伸ばされた白腕をこちらへ柔く引き。そのまま自らの腕の中へと閉じ込めれば、改めて絡めた暗色の瞳を僅かに細めて。しかし、痛みを堪えた、導者としての優しいテノールは一転して低く地を這うように落ち「──その先がたとえ、奈落に繋がっていようとも」小瓶に満ちた液体を口に含むと、前触れなく相手の唇を奪い。神をも恐れぬ禁断の秘薬は、劇薬にも相似する。異質な魔力が一挙にその身へ流れ込み、体内を駆け巡る激烈な熱と衝動は、到底彼女の意志のみで受け入れられるものではあるまい。細腰と後頭部を手で抑え、確りと最後の一滴まで飲み干した事を確認して拘束を緩め。分かりやすい外傷はなくとも、体組織が根本から急速に作り変えられてゆく未曾有の感覚に襲われているだろう相手へ、滔々と魔法の対価と代償を語り。その静謐な話振りや何処か諦観の滲む物腰に相反し、相手の唇も愛の囁きすら他者に譲る気のない自己矛盾には気付かぬ振りを。黒衣を揺らし互いの身を離すと、身体が完全に陸の者へ転じる前にと胸中に煮え滾るような熱情を飼い殺しつつ、何も悟らせない静かな声音と双眸で地上へ急がせて )
……対価は声。情を紡ぎ、重ね連ねて、愛という実を結ぶ為の言葉を失った末に、想いをも遂げられなければ……その身に宿る魔法は呪いとなって、君の命を奪うだろう。──さあ、コーデリア。…君の天運の元へ。
57:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-03-30 21:10:37
( 黒衣の檻に収まるまでの時間が永遠かのように錯覚してしまう。抵抗する間もなく引き寄せられ、失望の傷跡を愛でゆく師の救いの言の葉は誰に救い上げられる事も望まずに秘薬の中へと落ち。次の瞬間、眼前の深い藍色の影が深まった気がしたのは、きっと、……きっと気のせいではないのだろう。今この身に何が起きたのか理解し切れぬまま、喉へと流れ込む劇薬が齎す未知の感覚に『……! ──ッ……!!』初めは助けて、たすけてと底無しの海から這い上がるように腕に縋り。次第に自らの意思とは関係なく先に限界を迎えた身体が離して、はなしてと拘束から逃れるべく足掻き、最後の一滴を飲み干す頃には事切れたヒトのようにぐったりと脱力し。乱れた前髪で眼は隠れ、解放されてすぐ身体は海の流れに連れ去られて大岩の戸に辿り着くも、再度激痛と激しい眩暈に襲われるとその場にへたり込み。岩肌の壁に肩を預けながら張り裂けそうな心臓を抑えながら体内を支配する奇妙な感覚に生理的な涙を浮かべ、瞳は高潔で公平な師が取った行動への困惑の形を取り。失望させたで〝あろう〟申し訳無さからか眉尻は下げたまま、最後の警告に耳を傾け。慈しんだ交流の場を去るその瞬間、未だ混乱し変化を続ける脳内と身体が最後に目にしたのは、何も語らない貴方の表情だけ。かくして海底の姫君は善き魔法使いによってヒトの脚を授かり、陸へ上がっていきましたとさ。
物語の始まりは、少女が望んだ通りに進んでいく。──この先に待つものは、全てを失い泡と消える結末。けれどどうか、深海の瞳で見届けて。泡と消えるその時まで。( 〆 )
(/大変お待たせいたしました! このところペースが遅く大変申し訳御座いません……!また事後報告ですが、現在のコーデリアの補足としてレヴィさんに失望された(愚かな道を選んで期待に応えられなかった)と記述しておりますが、あくまでもコーデリア側の思い込みですので確定ロルのようにご不快に思われましたら後々改変可能ですとだけお伝えさせてください。その他、何か気にかける点などあれば何なりとお申し付けくださいませ……! (全文蹴り可です)
お詫びが重なり重苦しくなってしまいましたが、陸に移行するにあたり『(2-2)姫君と人魚』、または『(2-3)王子と魔女』の初回ロルを此方から投下させて頂こうかと思いますが、初回のご相談から日が経っておりますので、組み合わせの変更(顔合わせとしてアレックスとリリアンヌ様の一幕を挟む等)やシチュ変更のご希望等はございますでしょうか? )
58:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-04-02 21:34:05
(/不快などととんでもございません!毎度の事ながら、御伽噺らしく、幻想的で切ない余韻の残る素敵な〆をありがとうございました…!こちらこそ、展開的に確定気味の描写が多く申し訳ない限りで……もし何か気になる点や、返しづらさなどを感じていらっしゃるようであれば、何なりとご相談いただけますと幸いです。(※蹴り可)
確かに後の話の起点としてアレックス様とリリアンヌの描写を挟むべきか…と思いつつ、引き続きあまりにも可愛らしいコーデリア様と絡みたいという欲も大変強く……。熟考しましたが、一旦シチュ変更などはなしで『(2-2)姫君と人魚』の場面に移らせていただいてもよろしいでしょうか…!以降もテンポやロルの形式等は貴方様に合わさせていただこうと思いますので、ご都合の良いようにお綴りくださいませ。
それでは、優しいお言葉に甘えさせていただき、コーデリア様の初回ロルを楽しみにお待ちしております!)
59:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-06 16:03:08
(/全くの杞憂だったようで…!嬉しいお言葉をありがとうございます。励みになります……! 当方も主様の巧みで読みやすいロルに日々ときめき、確定云々はお話頂くまで全く気にしておりませんでした…()少しだけお話させていただきますと実はコーデリアの核を掴み切れておらず『一途で健気』なキャラ描写への個人的な拘りと時期的な問題でお待たせしてしまう事が多くなっておりますが、決して主様の問題では御座いませんのでその点はどうぞご安心ください…!(特に54のレヴィ様の諦念と愛着の絶妙なバランスや台詞にぐっと心を掴まれました…。引き続きご自由に綴って頂ければと思います…!)
長々とお話してしまいましたが、『姫君と人魚』お昼前後の市場のシチュにてご用意させて頂きました。何か気になる点等あればまたご連絡頂けますと幸いです。改めて2-2も宜しくお願いいたします……!)
──……。( 決別の日から時は流れ、王子の庇護の元かつての代償が時に夢として現れつつも今日も今日とて仕事に励んでいれば / 顔を見たメイド長から『今日は息抜きでもしていらっしゃい。そうね、市場にでも』と突然の御達しを受けあれよあれよという間に日除け帽に丁度良いサイズのバスケット、シンプルながらも上等な生地で仕立てた小麦色のワンピースに着せ替えられ / 折角だから楽しまなくては、と商人に導かれるままジュースを試飲し流れで二本購入したものの、肝心の心は商人達の謳い文句に混じって近々開催される舞踏会の噂にそわそわ揺れ動き / 『またどうぞー!』と、はにかむ店員に手を振り木箱が積み上がる店の近くを当てもなく歩きながら、元の声とはかけ離れた嗄れた声で辿々しく胸中を吐露し )──……隣国の、王女様。一体どんな、お方なのかしら……。
60:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-10 23:02:50
(/本当にいつも大変お優しく、ご寛容なお言葉をありがとうございます…!もしこちらの描写やキャラメイクなどに何か至らぬ点があったのなら申し訳ないなと少々気にしておりましたが、光栄なお言葉の数々にほっと胸を撫で下ろしました。また、ご多忙の中、絡みやすくコーデリア様の可憐な魅力が溢れる初回ロルの投下をありがとうございます。どうか以降もご負担にならない範囲でゆるりとお相手いただけますと幸いです◎それでは、こちらこそ場面転換後もよろしくお願いいたします!以降も何かご相談や気になる点がございましたら、いつでも気軽にお声がけくださいませ。※蹴り推奨)
……今日も折良く、お会い出来たなら幸いですけれど。( フリルのあしらわれたリボン付きの帽子とクラシカルなケープを纏い扮するのは良家の令嬢スタイル / 威勢の良い出店の声掛けをそつの無い微笑一つで躱しつつ、それにしても、と脳裏へ泡ぶくのように浮かぶのは気になる彼のこと──これまでの経験上、相手の出没場所は海辺が大半、にも関わらず自身の直感は今この瞬間この場を指して / 上品さの裏に苛烈さを隠すような王宮の社交や、厳しい王族教育の息抜きとして赴いた先で、なんと珍しい事もあるもの、と細かなレースの織られた日傘をくるりと手慰みにひと回し / 傘によって生じた死角の内側、不意に安定を欠いた隣の木箱がぐらりと傾いて、己が危機を察知したのは事態が致命を迎えてから / 少し離れた位置で影のように潜む護衛の動き出しよりも、傍らの少女の方が半歩早いだろうか )!──きゃあっ!
61:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-13 19:44:14
──……!( ふと、傍で奏でられる鈴の音を拾い / ちらりと横目で見れば日傘の下から薄桃色の長髪が印象的な、たおやかな足取りで歩くご令嬢の姿 / ──そういえば、アレックスが話していた。隣国の王女様もオトメユリのような大層美しい御髪をお持ちだと / とくん、と胸が高鳴り始める感覚は新たな知恵の実を口にする瞬間に少し似ていて / 可憐な華へミツバチのように視線が吸い寄せられるその瞬間、視界の端で不安定に積まれた木箱を捉えればさっと血の気が引き / 咄嗟に自分側へと引き寄せれば、バランスを崩したとしても彼女が直に地面に叩きつけられる事がないようしっかりと体に手を回し / 直後の衝撃音に店主や周囲の人々が駆け寄り、彼女の身体を優しく離し張り詰めた緊張から一気に解放され漸く息をして / 普段ならば極力会話を避けるものの、躊躇う素振りも見せずヤスリ同士を擦り合わせたような声で怪我の有無を尋ね / その間、アクアブルーの瞳は些か心細げに揺れ )──あ、の。お怪我、は……。
62:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-16 23:35:56
──なんて、愛らしい。( 不意に傍らから引き寄せる力に身を委ねると、けたたましい音を立てて崩れ落ちる眼前の危機など放念するまでに目を奪われ / まるで月の煌めきが光の中を泳ぐような白髪に、桃色に染まった頬、藍玉石を思わせる淡い蒼の瞳、陽に透き通る白々とした四肢 / 電流が走ったかと錯覚するほどの衝撃が身を貫き、先刻から自身が感じていた不思議な導きの先は例の彼ではなく彼女であったのだのだと悟らせ / 慌ててこちらへ駆け寄る店主らの靴音と憂慮の声に、はっと直ちに居住まいを正すと淑女の微笑みと共に気丈な言葉を添えて杞憂を晴らせば、改めて相手へと向き直り / 可憐な顔貌には不釣合いな掠れ声、けれども懸命な双眸でこちらを伺う様がまたいじらしく、思わずきゅっ、とその手を自らの両手で握り熱の籠った眼差しで相手を見詰め )……わたくしはこの通り、傷一つございませんわ。先程は窮地をお救いいただき、感謝いたします。…逞しく勇を鼓して、この身に降りかかる危難を退けてくださるだなんて、一体どこの白馬の王子様かと思えば、とぉっ……ても可愛らしい方でしたのね。
63:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-19 22:37:38
……! 礼など。体が、先に、動いて、しまって。
( 自身を愛でる一言に不安は一転し、ぶわ、と驚きと喜色が溢れ、仄かな熱は耳まで紅く染め上げ / 大した事ではないと左右に首を振り身振り手振りでアピールし、浮かれて頬が緩み切ってしまわぬよう感情を抑えるも / 以前まだ歩行に不慣れだった頃に、王宮で想い人が庭師を庇った時の動作を咄嗟に真似たもので / 〝王子様〟と、自分を通して彼を褒められたような気がして、ついにふわりと口許から笑みが溢れ / ──無事で良かった / 声を恥じらう様子もなく小さな笑声を奏で、途切れ途切れにしか紡げない声の代わりにきゅ、と白くきめ細かい手を握り返して / まるで騎士のような口振りで戯けて見せれば、ふと先の騒ぎの中に混じって此方に寄せられる異質な視線を捉え / 視線の主は恐らく高貴な身分である彼女の護衛だろうか、しかし不届者の可能性も否定出来ず / 握った手の力を僅かに強めると彼女の背後に目配せをして、もしも彼女から護衛に関する一言が無ければ彼らを撒いて別の場所へ連れ出すつもりで )
っふ、ふふ。勿体ないお言葉、恐悦至極、に存じます。貴女様のような、麗しい方に仰って頂ける、など。──……あの、今日は、お一人でお買い物、でしょうか。
64:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-22 20:54:29
──えぇ、一人ですわ。けれど……心配性な〝小鳥〟には、少々参っておりまして。
( 頬を赤く染め上げる様は庇護欲をそそる小動物のよう、けれど一度ふわりと花が綻べば優麗で繊細な美貌が際立ち / 可憐な見目にそぐわぬ騎士然とした振る舞いもかえって愛らしさを掻き立て、こちらも無意識に口許が緩み / ──本当に、お可愛いこと / ふと結ばれた視線からその意図を汲み取ると、しおらしく自らの頬に手を添えて思わず溜息 / もはや運命の導きとすら錯覚させられる特別な相手とのデートに、無粋な監督者など不要でしょう / 困ったように少し眉尻を垂らすと、一抹の茶目っ気を含ませたごく穏やかな微笑を唇に刻み / しかしてその実は無垢な少女を惑わせる悪魔の囁きが如く、繋ぐ指先をゆるりと甘く絡め、そっと大海の蒼に重ねた蜂蜜色の双眸はあくまで淑やかに慎ましく、けれど善性の強い彼女には一概に跳ね除けづらいだろう期待をたっぷりと込めて )
…もしも貴方が望んでくださるのなら、共に逃げていただける? 可愛らしい王子様。
65:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-24 23:44:56
──……いけないひと。
( 良からぬ不安が外れた事に安堵しつつ、勤勉な小鳥におしゃまな姉達を追いかける付き人達の姿を想起し、くすくす肩を竦めたのも束の間 / 麗しい容貌から溢れる憂いの息、鳥籠の中から羽ばたくその日を夢見る表情を前に言い表しようの無い胸騒ぎが / その正体は手を差し伸べずにはいられない麗しく儚く、艶やかな魅力と、かつての師を〝失望〟させた自身の目の前に、〝期待〟という名の感情が再び現れたことへ動揺で / ぽつ、と吐き出した一言が、何を意味し彼女に向けたものかそれとも、自身へ向けた一言か分からないまま / 舞い込む風に長い髪がそよぎ、覆い隠されていたパールの耳飾りがきらりと一瞬姿を見せて / 刹那、瞳は悪戯げに三日月形を描き、絡まる指先を一度離しては再度手を引く形で握り直したのを合図に走り出そうか / 逃げた先で小鳥に突かれても、私は──今彼女の期待に応えたい / 足の違和感も感じさせない程軽やかな足取りで人ごみを抜け、風に吹かれるまま数多の店を通り過ぎればくるりと後ろを振り返り、〝覚えておいてください〟と付け足すようににっ、と口角を上げて )
──コー、デリア・ソフィ。……今日この時間が終わるまでの、貴女様の、共犯者のなまえ、です。
66:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-04-26 23:12:08
コーデリア、様……。
( 図々しい申し出への文句と取るには柔らかで、何かを秘めるような艶やかな響き / 彼女が纏う奇妙な力の気配も合わさり、一種の魔性めいた光を帯びて、美しい蒼の輝石が描く弧に魂ごと魅入られる / 不意に引かれた手によって我に返ると、ひらめく長いスカートの裾を摘み、導かれるままに地を蹴って / 目まぐるしく、けれど軽やかに人という障害を右へ左へと躱し、見る間に護衛の姿は人垣の遥か向こうへ / 慣れぬ逃走劇と高鳴る鼓動の合間、振り向き様に告げられた高貴と可憐の狭間にある音を半ば惚けたように舌の上で転がし / やがて少し人や店が疎らとなった地で足を止めては、胸元を手で抑えつつ静かな歓喜を未だ弾む吐息に乗せ、改めて淑女の礼と自己紹介を / その一方、いい加減に限界、と先刻の刺激的な経験によってか胸奥から湧き上がる熱き情動によってか、赤く上気した頬と甘く蕩けた蜂蜜の瞳、そしてふるふると小刻みに震える指先を相手へと / 遂には辛抱堪らずとばかり、むぎゅ、と自らの胸へ少女の頭部を招き愛くるしさの発露を )
ご挨拶が遅れました、わたくしはリリアンヌと申します。実に鮮やかなお手並みでしたわ、素晴らしき共犯者様。──あぁ……それにしても、それにしても……なんってお可愛いんですの~!!
67:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-04-29 23:59:41
っふふ、ふふ……! 今は、ただの、コーデリアと、お呼びください。
( 手を引かれることはあれど、私が誰かの手を引く側になるなんて / 小鳥を撒き、乱れた日よけ帽を被り直して息を整えるも高揚感は止まる所を知らず、硬さを残していた表情は走る内にゆるゆると綻び始め / 一礼と共に降ってくる彼女の声は花びらのように軽やかだと言うのに / 「……リリ、アンヌ様?」 / 逸る鼓動は次第に重く、一音一音刻みつける速度に変化し / 何か大きな予感はしていたものの、それでも予想の範囲を大きく超える彼女の正体と、薄桃色に揺れる波の内側──心身ごと包み込む柔らかな両腕と燃え盛る大きな愛の中で、少々たじたじになりながら次に話すべき内容を思案していれば / ぐう / 主張したのは己の口ではなく、まさかの腹の虫 / 共犯者などと気取ったのも恥ずかしくなるほど、音が鳴るや否や勢い良く彼女の肩を掴み、すかさず顔を上げ / 砂浜に打ち上げられた魚の如く口をぱくぱく上下に動かしてはジュースの試飲以外何も口にしていない事情を必死に説明し )
──ご、ごご、ご無礼を! 昼食、を、忘れて、おりまして……。
68:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-02 23:34:45
まぁ、わたくしとした事が……。ごめんなさい、昔から愛らしいものには目がなくて。
( もはやこの身は欲望の化身と成り果て、よしよしと存分に相手を愛でる最中、制止を掛けたのは彼女の腹の嘆き / そんな生理的な音はおろか、それを取り繕う様まで愛らしいなんてという、一層身悶えるような衝動は内心に留め / 初対面にしては異様な距離の詰め方であったと、身を離すと少々恥じ入るように頬を染め、口許に手を添えて瞳を伏せ / しかし、如何な含羞や失態を前にしたとしても、相手と親睦を深める好機をみすみす逃す己ではなく / 改めて大海を閉じ込めたような蒼と視線を絡ませると、そっと淑やかに小首を傾げて慈愛に満ちた微笑みを / 自らの本能は眼前の少女を凡な人間ではないと告げている、けれど、そんな忌避感を凌ぎ沸き立つ熱情は単なる好奇心の域を遥かに超えて / 緩やかに波打つウェーブがかった薄桃の髪が、まるで誘うかのように静かに揺れ )
折角のご縁ですもの。もしよろしければ、このままご一緒にランチなどいかがかしら。──わたくし、貴方様ともっともっと……色々なお話をしたいんですの。〝ただのコーデリア〟のこと、たくさん教えていただけますか?
(/そろそろ〆の頃合いかと思い、お声掛けを失礼いたします。変わらず小動物的で愛らしい振る舞いに非常に癒されつつ、時には勇敢かつ大胆なコーデリア様の一面に幾度となく魅了されました……今回もとても胸躍る一時をありがとうございました!このまま〆でも大丈夫ですし、もし書き残し等があればこのまま続けていただいても、少し時間経過(昼食後など)してより核心的な恋バナ等に移っていただいても構いませんので、ご都合の良いようにお返しいただければと…!
少々気が早いやもしれませんが、もし場面転換される場合、次のシチュエーションは予定通りに『(2-3)王子と魔女』が宜しいでしょうか?あるいは先に他の絡みやシチュ等をご希望であれば、喜んで対応させていただきたく思いますので、どうぞお気軽にお申し出くださいませ!)
69:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-04 23:29:40
(/お声掛けありがとうございます!丁度今回で場面転換か、台詞を多くロルを短くした形式に変更しようか考えていた所でしたので大変助かりました。またレス間隔や声の表現とはいえ大変読みづらい文章など様々な点でご配慮やご理解を頂きありがとうございました…!コーデリアの方もシャイ設定からだいぶ行動力溢れる少女になりつつありますが、のびのび動かす事ができ大変楽しい時間でした…!此方もお嬢様口調で溌剌としつつ小悪魔的な甘さと艶やかさも併せ持つリリアンヌ様に魅了され大変どきどきいたしまして……アレックスを通してお話出来る日がより一層楽しみです!
少々お時間頂きましたが、お言葉に甘えて昼食後~夕刻前の場面で新規ロルをご用意させて頂きました。コーデリアの自己紹介から始まっておりますが、リリアンヌ様自身のお話やレヴィ様に関するお話、アレックスに纏わる噂など(この辺自由に作成して頂いて大丈夫です)お好きな話題に移って頂いて構いませんので、こちらでさくっとお話した後に場面転換後シーン『(2-3)王子と魔女』に繋ぐことが出来ればと!
※実は幼少期の時間差軸で初めての出会いシチュで『隣国の姫君と王子』や、人魚姫の刃をモチーフに、妖精の悪戯等で王子を手にかける夢の中で偶然再会する『人魚と魔女』などの案も浮かびましたが、舞踏会の流れと被りそうな懸念や後者に至っては重さや再びレヴィ様にご負担を強いてしまうのも大変申し訳御座いませんので……(小声)2-3の男性組が良いのではないかと…!ここまで長文失礼いたしました。認識の相違やご質問ご要望等があればお気兼ねなくお話頂けますと幸いです……!)
リリアンヌ様! こちら、です……! ( 喜んで誘いの手を取り、腹拵えを済ませた昼下がり / 痛まない脚、美味しいご飯、開き始めた話の蕾を前に緊張はほぐれ / 手を引いて市場を過ぎ、向かった先はざざんざざんと波が寄せては返す砂浜。そこから少し先に見える白い外壁と碧色の屋根が印象的な城を指し示し / 人になった己が語れる内容は多くなく、語る声も潰れていては話が少々味気なく感じてしまうかもしれない / せめてこの国が誇る青緑に輝く海に目にすれば、少しは彼女の期待に応えられるだろうかと砂浜の入り口で案内の脚を止め )あの、テュルコワーズ城で、今は過ごしております。──私はこの浜辺で、第二王子殿に、運良く拾って、頂きました。
70:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-06 23:44:16
まぁ、以前にアレックス様が仰っていた、浜辺で出会ったご友人というのは貴方様の事でしたのね……! 素敵な奇縁ですこと。( 潮風に揺れる帽子を押さえつつ、手を引かれるままに砂浜へと至り / こちらの身分を知ってもなお、何ら変わらぬ態度が、下心なく繋がれた指先が自身にとってどれ程特別なものか / 眼前に広がった思い入れ深いエメラルドグリーンに瞳を細めるも、相手のすらりと伸びる指先を追いかけた温和なそれは途端に驚きへと塗り替えられ / 歓喜の声を上げたのも束の間、彼女の不思議な経歴と自身の直感、そして先日邂逅した〝彼〟が寂しげに零した言葉を結び付けるように、鼻腔をくすぐる潮の香りがとある推測を導いて / 薄桃の髪を僅かに傾けると、特段の気負いもなくさらりと真相に踏み入り )……もしかして、海の魔女様のとぉっても〝大切な方〟ですの?
(/勿体ないお言葉と毎度ながらご配慮に溢れた新規ロルのご作成をありがとうございます!勝手にアレックス様からコーデリア様の事を多少伝え聞いている、という事にしてしまっておりますが、もしそういった軽い雑談の出来る関係性を想定されていない場合は城の関係者から聞いた、とご変換いただけますと幸いです。
場面転換に関しましても承知いたしました◎た、ただ幼少期アレックス様を見逃すというのは大ッ変に惜しく…。また、まさかの夢での再会シチュというのもあまりに天才の発想で美味しいが過ぎるので、もしご負担でなければ『(2-3)王子と魔女』後にどちらか片方でもご一考いただけますと非常に嬉しいです……!長々と堪えきれぬ欲望を垂れ流してしまい申し訳ありません、それでは引き続き女性ペアにてよろしくお願いいたします!※蹴り推奨)
71:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-10 00:38:02
王子殿が、そのような……! 私も、度々リリアンヌ様のお話を聞いて、おりましたが、実際にお会いした方が、より……。( いつの間にか知られている事実に身体の体温が幾らか上昇し始め / 宙に浮かび掛ける気持ちを堪えふと彼女の横顔を見遣ると / 先程まで爛漫と咲き誇っていた情熱の花は、瞳を細めた途端気高くも嫋やかに見守る睡蓮のような神聖さを纏って / ──燃え盛る愛と深く受け止める器、蜂蜜色の瞳と灰簾石の瞳とでは何もかもが違うのに / 面影が重なる瞬間、もう呼ぶ事も出来ない師の名と、本能が何かを察してか反射的に一歩後退りをしては、己の帽子のつばを下げようと自らに向けた筈の指先は、直前で動きを止め / 図星を突かれた子供のように眉や目元は弱々しく、けれど何処か懐かしそうに、嬉しそうに口角だけはきゅっと上げると小首を傾げて彼女の仕草をなぞり )その方が、私かは、分かりません。ですが、魔女様には、とても……良くして頂きました。勉学を教えて、頂いて。私にとって、師のような、方でした。──……答えに、なって、いるでしょうか?
72:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-12 23:45:37
ふふ、良い覚えであったのなら嬉しいですけれど。( 第二王子との交流といえば、華やかな風体とまことしやかに流れる噂話から、それらしい甘言も単なる社交辞令だろうと無難に受け流した程度 / そんな僅かな関わりの中でも彼の人品の良さや王器は幾らか判じられ、彼女の待遇も決して悪いものではないのだろうとそっと安堵の笑みを零し / しかし、こちらの問い掛けを受け差し込む影に、些か踏み込み過ぎたのではと不安が過ぎり / 一方で簡単に引き下がる事も躊躇われては、実に愛くるしく斜めへ傾いた顔貌に目と脳を壮烈に焼かれつつ、一旦情動を抑えると胸元で丸めた手に力を込め、唇にやんわりと淡い笑みを敷いて / ──自らの分は弁えている。何時だって昏い海底にいるような〝彼〟の心の深奥に触れられるのは、きっと )……えぇ、やはり貴方様の事でしたのね。あの方とは偶然こちらでお会いして……とても物憂げなご様子でしたわ。折角海の近くまで来ておりますし、良ければ一度お会いになられては如何かしら?
73:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-05-14 22:39:39
──ここだけの、話。 彼はわざわざ、享楽の仮面を選ぶほど、……不器用な人ですが。自分は偽れど、人に嘘は吐けないのです。( 彼女の耳元へ、右手を添えこっそりと / 幼少から兄である第一王子に王座を捧げる為に生き、紛い物の王と仕向け続けたのだから、仕方ないけれど / 彼女の瞳に映る彼が軽薄な人間で終わって欲しくなくて / 「照れ屋な〝太陽の子〟は知れたとなれば、雲隠れ、するでしょう」ですから、と付け加えると人差し指を口元に立てて──「どうかご内密に」と告げ / 一方で急転直下で訪れた再会の兆しに困惑を隠し切れずにいるものの、師の様子に絶句し悲痛な心境が顔に浮かぶ最中、儚げに揺れた眼前の花に対しても言葉を失い / あの方と同じじゃない。まるで違う。けれど、面影が重なる理由は──その生き方だろうか / ふわり、風が吹いた瞬間その豊かな体を抱き締めたまま立ち尽くし。暫くして、提案への返事代わりにゆっくり二度三度と頷くと / ぎゅう / 腕の力を強め、ようやっと沈黙を破った声は少しばかり涙が流れた後で、溢れる情動の海に流されるまま脈絡なく想いを吐き出して )……ごめん、なさい。抱き締めずに、いられなくて。なんて、なんて暖かいんですの。ふふ、いつの間にか口調が、移ってしまったみたい。──……少しだけ、会う、勇気が持てた気がします。リリアンヌ様の、おかげで、ございますね。
74:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-05-17 10:03:34
まぁ……二人だけの秘密、ですわね。( 人気のない海辺、ひそひそと睦まじく紡がれるのは内緒話、意外な裏話 / 抱く印象に乖離はあれど、彼女の話には幾らか符号の一致もあっては少し戯けた微笑を薄い唇に乗せ、こちらも楽しげに人差し指をそっと立てて / ──と、ふわりと互いの間隔が急に詰まり / まるで彼の力になり得なかった口惜しさごと、ぎゅうっと暖かく抱かれてしまったようで / 肩口に落ちる水滴の熱を感じ、驚きに見開いていた双眸をゆるりと細め、あまりにも不器用で情の深い少女の掠れ声を優しく促すように背を撫でて / …世に聞く色恋とは、お話に聞く以上に難しいものですわね、などと彼女の様子から自らを取り巻く恋愛模様を薄ら察知して内心独りごち / 何時にも増して憂いを帯びる彼も、他人の為に真珠のような涙を零す彼女もそれはそれで一等愛らしいけれど。やはり、大好きな人達が笑っていてくれることが、自分にとっての一番の幸せだろう / 抱擁の体勢では表情の伺えぬ耳許へ唇を寄せて、柔い笑声を転がすように、そっと甘やかな吐息を含む感謝の言葉と愛を贈ろうか )……今すぐでなくても構いませんわ。貴方様の決心がついたのなら、いつかお会いになってくださいな。──……ありがとうございます、コーデリア様。ふふ、貴方様はきっと、泣き顔までとってもお可愛いんでしょうね。
(/娘様の愛くるしさといじらしさについ百合を咲かせかけましたが、この度はほのぼのと仲睦まじくも重要な転換点となり得るような心温まる物語をありがとうございました…!もしもまだ綴り残した事などがあればこのままお返しいただいても大丈夫ですが、一応先んじて以下に『(2-3)王子と魔女』の初回文(重苦しいですが…)を置かせていただきましたので、場面設定に不都合等なければこちらにて次の話を続けさせていただければと思います◎それでは引き続きよろしくお願いいたします!)
( 夜の海辺に人の気配はなく、ただ岩壁に打ち寄せる静かなさざ波の音のみが何処か詫びしく場を支配して / 神出鬼没にも程がある例の令嬢も、よもや深夜にまで顔は出せなかった様子 / 密かな安堵を吐息と共に零しつつ、昏く沈む眼差しは無意識に自らの膝まで浸かる海水へと / どうせ彼女のいる城まで足を運ぶ気などない癖に、たとえ遠く海上から呼び掛けの声があったとして応じる気すらない癖に、相手の事を想ってはいつの間にか一人陸へと上がってしまうだなんて、本当に自分はどうしてしまったのだろう / 常に静謐なそれであるはずのローブ奥の表情を歪め、性懲りも無く苦しげに吐き出したのはやはり恋しい少女の名 / それは近辺に畏怖の念を伴って囁かれる不気味な魔女の姿か、はたまた今にも入水自殺を図らんとする哀れな男の様相と取るかは見る者の意に委ねられ )……、コーデリア。
75:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-05-18 22:28:33
(/此方こそ素敵な〆と2-2にお付き合い下さりありがとうございます、お疲れ様でした!終始リリアンヌ様の暖かな慈愛と誇り高さに胸を撃ち抜かれておりました…そして情景が浮かぶ美しい2-3初回分のご用意ありがとうございます…!早速アレックスでお迎えに参りました。また一点息子の装飾に関する設定を初期ストーリーライン( >46 )から少し離れる形で盛り込んでおりますが必ずしも拾って頂く必要はございませんので(逆にストーリーラインから大幅変更も大歓迎です)引き続きやり易い形でお付き合い頂けますと幸いです。改めて、以後も宜しくお願いいたします…!(お蹴りください◎) )
( 人々が寝静まった夜、月が微笑む浜辺は何時にも増して妖精達が静かで。行事を控える中、城を抜け出たとなれば忽ち醜聞となるが / ポケットに忍ばせた小箱の中で僅かに瘴気を放つペンダントへ視線を落とし / 「太陽の子、ね…」 / 実は留学中に呪われ、占い師に偉大な善き魔法使いの力を借りるか年月を掛けて海の妖精と月の力で浄化するしかないと告げられた身で / それでも、自らを取り巻く環境は緩やかに好転し始めている。もしこの身に呪いが残ろうとも── / 試すように月を見遣るとその下には黒衣の人物を認め / 訝しげに眉を顰めたのも束の間、膝まで浸かる立ち姿に思わず息を呑み。小箱の蓋を閉めポケットに突っ込むと、靴を脱ぎ急いで海へと / 途端、『魔女様の邪魔をするな!』『でていけー!』と敬愛する主の領域を荒らす侵入者を退治せんとばかりに妖精達が騒ぎ出し、ざわざわと荒ぶる波音が少女の名前をかき消す中 / 黒衣の内側が、相手にとっての自分が、一体どんな存在かも知らず確りと彼の手首を掴み声を荒げ ) ──…ッ、行くな! まだ行かないでくれ……!
76:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-05-20 21:49:31
……!( 思索に耽るあまり、領域へ踏み入る闖入者の接近を許し / 自らの身が濡れるのも厭わず、妖精達のざわめきさえ振り払って、月明かりのもと顕になった懸命な顔貌は如何なる運命の悪戯か / 黒衣の奥の双眸を凝然と見開くと、思わず短く息を詰め / 捕らえられた手首の感覚に我を取り戻すも、どの道姿をくらますには一手遅く、にわかに殺気出す周囲の妖精達を視線のみで静めて / 同様に己の腹底でチリチリと灼けつくような、ドロドロととぐろを巻くような昏き汚泥の声にも蓋をして、秘めるべき情動はローブの奥へ隠し / ややあって、拘束された方の手はそのままに、黒衣の狭間からゆらりと相対するのは海底に潜む幽鬼の瞳 / 抑えきれずに常よりも低くなった声音はらしくもない刺々しさと威圧を僅かに帯びて、寒々しい夜の海に響くだろうか )……人の王の子が、僕に何の用だ。まさか、お前まで魔女が与える禁忌に身を浸そうという訳でもないだろう。
77:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-05-24 17:10:14
求める物はないよ。…ただ、貴方を止めに来た。( ──騒めきはピタリと止み、青白い月光が平伏する海と黒衣の貴方を照らして / その手を離せと言わんばかりの声音は僅かにじわじわと追い返す波に似た拒絶を含むも / 還る場所を求め彷徨う瞳を前にぐいと自らの方へと引き寄せて、短く告げたのは己のエゴで / すぐさま振り払うほど切迫した状態ではないにしろ、目を離した隙に忽然と消えてしまいそうな彼を手離す選択肢は無く / 加えて、海を支配する種族が海水に心身の状態を左右されるなど有り得ない話 / けれど陽光も月光も差さない暗闇で生き続ければ、心は着実に蝕まれる。そんな思考は地上で生を受けた己の思い上がりだろうか / 揺らめく海面へと視線を向けて影を作っていた睫毛が持ち上がり、質問の形を取りながらその実拒まれても連れて行く意思表示として卑怯にも浜辺側へと一歩進み / 淡々と貴方を見据えるあいだ、冷たい夜風だけが二人をそっと撫でて )都合の良い時に逃げてくれて構わない。今は浜に上がってくれないか。いつまでも此処にいては、貴方の配下も気が気じゃないだろう。それに──幾ら貴方が名高い海の魔女様だとしても流石に夜の海は堪えるはずだ。…何なら既に、風邪を引いた〝目〟をしてる。
78:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-05-28 22:18:02
──……、おかしなことを。( 陽の光を思わせる暖かな瞳が、覆っていた瞼を押し上げ己を貫く / 手を引く力に抗えず一歩縮まった距離は、理外にある者すらをも引き込む彼の魅力を思い知らされるようで / その眩さから逃れるように眉間へ皺を刻み、視線を逸らした先は冷たい海へ呑まれた相手の両足。互いの肌を撫でてゆく寒々しい夜風は、人の身においては少々堪えるものである筈で / ……不承不承と、双眸を閉ざしての嘆息と諦めたような声音が了承の合図 / いい加減離せ、と言わんばかりに拘束の手を無言で振り払うも、その足は相手と共に海水を掻き分けて浜へと向かうだろうか / いざ陸へと上がってみれば、こちらの脚部にも衣類にも濡れ跡の一つもなく、対して相手の上等な装いは塩水を湛えて無惨な有様だが、愛しい少女を誑かした男の事を気に掛ける義理などありはすまい / いや、彼女がほんの少し惑った先の相手の事なんて、本来瑣末事である筈なのだけれど / 長命種としての道理は理解すれど、それを裏切る口振りは依然としてツンケンとした刺々しさを孕み、先の話の真偽を未だ疑っては無愛想に腕を組むと値踏みするように両の瞳を僅かに細めて )……それで。まさか本当に、僕へ情を施しに来ただけではないだろう。
79:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-06-04 00:32:01
いや、深夜に海の真ん中に立ってる魔女を放っておけるか……! 本当に何もない、……〝これ〟も何も。──今貴方は、俺のエゴに付き合ってるだけだ。( 刺す声音とは裏腹にその姿は高潔な導師そのもので / 頭の片隅で、彼なら僅かでも耳を傾けて下さるかもしれないと皮肉にも東雲色の人魚と同じ希望を見出しつつ、前後にちらつく彼の苦痛をそっと胸に留めた / ──けれど。間髪入れずに否定したところで、一連の行動に対する疑念を一体どうやって晴らしたものか。浜辺と海の丁度境界で立ち止まっては / 頬をぽり、とひと掻き / 一先ず一番疑わしい小箱を取り出し、此度のあれこれとは別件と示しておりすぐポケットへ / 頭の隅々から相応しい言葉を手繰り寄せるものの、言葉を重ねる程この点エゴ〟がより偽りに近付きそうで / 己が出来るのは淡々と事実を告げることのみ、相手が捉える心情の領域まで手出しは当然出来ないのものだ、と静かに仮面だけを外し陸と海の境界を超え / そのままそうっと屈み、濡れた裾を絞りながら、目線は敢えて足元に落とし先程妖精がかき消した──彼の嘆きの訳を知るべく鎌を掛け )言えるのはこれくらいさ。……俺からも質問させて貰おうか。あんた、さっき俺に手を掴まれた時──誰を呼んだんだ。
80:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-06-08 16:05:50
――……。( どうやら本気で魔女たる自分を案じて駆け付けたらしい、とまるで信じ難い珍獣を見たような感覚に駆られるも、魔女が啓示を受ける程の特別な運命を持つ者といえば誰も彼もがこんな風だったと古き日の回顧を / 取り出された妙な気配のする小箱には少々気を引かれつつ、無言で呆れを孕んだ吐息を零して / …跪いて裾を絞る所作すらも絵になるとは、つくづく癪に障る美丈夫だ / そのまま静かに腕組みを解くと、おもむろに身を屈めて相手の足元に隻手を翳し / ぽう / 闇夜に一抹の暖かな光が瞬くと同時、滴り落ちる塩水は既に霧散して。一瞥も交わさぬままに上体を起こすと、再度無愛想に己の肘を抱き直し / そんな静的な佇まいも不意を突くように心の柔い所へ踏み込まれれば、ローブの奥で息を飲む気配までは殺し切れず / あからさまに示してしまった動揺を少しの首振りのみで追い払い、怪訝な眼差しで切り返して / そもそも一国の王子ともあろうものが一人夜の浜辺をうろつくわ、妙な小箱は持っているわと、どう推察しても悩み相談にしては立ち位置が逆だろう / 一方で僅かに顔を顰めて言葉を止めたのは、先程と同様の流れに同様のお人好しな回答を予期したからで )……それを聞いて何になる。まさか、人の身で魔女の相談に乗ろうという訳でも、…………。
81:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-06-15 19:29:59
……地味に目線が痛い。これでも本当に──何だ、どうし、 ( まるで空飛ぶイルカやクジラでも目撃したような眼差しと戸惑いたっぷりの溜息に、釣られて此方も困惑の様相で言い訳を連ねて / 想定外に縮まる距離に身を固くするも眼前で披露された魔法に感嘆の息を / すまないありがとう、と告げる最中にもすげなく離れる距離を穏やかな面差しで「…ふ、濡れたままでも良かったのに」眺めながら呟いた一言は、小さく芽生えた嬉しさで彩られ / けれどその色が持続したのも彼が息を呑む瞬間まで。当然ながら真意を探る眼差しに、警戒を解くためだけの笑顔と見える形で胸を痛める憂いの眼差しは捨て。苦痛を抱える彼の瞳を見詰めのも却って追い詰めるようで気が引けて、くるりと向きを変える。視線は海に、もう残る物もない自らの腹の内は物寂しい夜風に乗せて / 努めて軽やかな、ある意味漂う場の雰囲気と乖離したとも言える声と裏腹に、ペリドットの瞳はかつて民と兄の為に捧げた己の想いが兄を追い詰めていた事実を前に気が付けば彼と同じくこの場に佇んだ頃の景色と重ね合わせ )あんたが今すぐ死ぬと思って止めに来たんだ。その気が無いなら、別に何も企まないよ。…まぁ正直に言えば、その顰めっ面が和らぐなら聞きたいけどね。──あぁそれとも、荒療治ですがダンスでもしましょうか。魔女様は踊るのはお得意で?
82:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-06-22 08:09:55
( ふと、海へと向けられた双眸は軽やかな口振りに相反し、何処か遠く、奥底に深慮を湛えた切なげなもの / ……軽薄げな見目と風聞通りの中身であれば楽だったものを、ほとほとこちらの調子を狂わせてくる男だ / 本来なら相手の要求が満たされた今、ここに留まる理由などない。それでも未だ両の足を陸に縫い止められているのは、人助けを生業とする魔法使いとしての性か。あるいは、かつて自らが〝運命〟のもと導いてきた者達と同じ尊い輝きを、相手の中にも視たからか / きっと俗世では軽妙に響くだろう誘いを受けるも、口下手な己から巧みな返しが発される筈もなく。面白味のない否を端的に告げ、ローブを深く被り直し / あの少女に告げた、運命の終結はいよいよ近い / どうかその明朗な声で、暖かな陽を宿す眼差しで、一切の悪気などない無慈悲さで──早く彼女を泡にしてくれと、思えなくなったのは何時からだ )……舞踏会も近いと聞く。貴方の誘うべき運命は、他にいるだろう。
83:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-06-26 01:24:39
……運命だろうとなかろうと、俺はあんたの手も取りたいんだ。( 裏も表もない誘い文句が夜風に乗って呆気なく夜の彼方に消えていく / 享楽が染み付いた器ではあしらわれて当然と肩を竦めて振り向いた先には / 酷く淋しげな声と、何かを諦め続けて精神を擦り減らしたであろう貴方。そして、貴方を深淵に閉じ込める残酷な運命の気配 / 此方のエゴと理解した上で耳を傾ける誠実な魂を──たかが天の気まぐれ如きが縛り上げる現状を赦せず、眉根を寄せ傲慢にも運命そのものを煩わしいと一人吐き捨て / ゆるりと立ち上がり、彼の元へ赴くと、何度も藍色の双眸を覆い隠すローブの片側に手を添え / 決して無理には剥がさない、けれどもし彼の一端にでも触れることが許されるなら / 手を伸ばした行動の背景には、自身を取り巻く環境に気付き窮屈な思いをする中で、ただ一人の人間として束の間でも安息を得た幼き日の隣国での思い出が根を張り / しかしその頃の思い出は胸に秘め無意識に、真正面から言葉を投げかけ、ペリドットの瞳は貴方を淡々と映し出し )これは俺個人の頼みだ。さっきは逃げてくれて構わない、なんて言ったけど撤回させてくれ。……〝貴方〟にも舞踏会に来て頂きたい。たった一晩の付き合いでも、貴方の顔と名前ぐらいは知りたいよ。叶うなら、とっておきの場所でさ。
84:
海の魔女 / レヴィ [×]
2025-06-30 20:31:38
……本当に、おかしな男だ。( 如何な風聞も、身分や種族の差も、天の運命などもっと関係ないと言わんばかりの戯言が妙に心を騒がせる / ゆっくりと互いの距離が詰まり、金の鱗粉をはたいたような神々しい双眸が真っ直ぐにこちらへ / それは皮肉にも、己の手から陸へ逃れたあの日の少女を想起させる清らかさと愚直さで、今度こそ直視を逃れ得ずに / ずっと目を逸らし続けて腹底へ沈殿した汚泥すら、遂にはその光の下に引き摺り出され──自覚する / 「──僕は、貴方が嫌いだ。その誰人を惹きつける眩さが憎く、疎ましく……ひどく妬ましい」 / ローブに触れた手首を力強く捕らえると同時、確りと正面から瞳を交じわせ。直後にはザアァ、と自身の膨らむ感情に呼応し、海面へ巨大な波が渦を巻いて凄絶にうねり上がり / けれど、青白い月光を背に、ローブの狭間から微かに覗いた微笑は何処か吹っ切れたような、冷えた胸に確かな闘志を宿したようなそれで / すんなりと握った手首を解放してやれば、背後の海の怒りも泡沫の如く霧散 / 相手の誘い自体には結局是とも否とも返さぬまま、海へと足を向けて放った呆れ混じりの別れ文句は、分かりにくくも一定の親愛らしきものを仄かに灯らせていて )……そんな悪しき魔女を招くなんて、死にたがりは貴方の方だろう──アレックス。
85:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-07-03 23:32:06
( ──それは深海からの一矢。月を飲み込むほどの渦に意識が逸れた瞬間、射抜くような魔女の双眸に引き戻される / 曝け出された感情は今まで浴びた言葉の数々よりも鋭く昏く、内側に重く響き / ならば尚更、俺は貴方に手を伸ばさなければ / 太陽の子として碧の国の王子として、そして何よりすべてを救う側としてある種舞台装置のように構築された救済者としての無意識が反応した瞬間───太陽の光を跳ね退け、月光を背に海の魔女は笑う / そうして泡沫の如く消え去る貴方をペリドットの瞳は呆然と見届け、砂色の髪を冷たい夜風が撫で付ける中 / 青白い月は映し出す。享楽の仮面が砕け、救済者としての王子の役割も剥がれた青年の素顔を / ──…名前も告げずに消え去って、しかも死にたがりとは散々な言われよう。まるで恋敵にでもなったみたいだ / 憎み嫌われ、疎まれても尚清々しい笑みに安堵するなんて、幾ら嫌われる事に慣れていようと、本当に〝いかれている〟と肩を竦めながら、青年らしい柔らかな笑みを浮かべ / 「それでも、……俺は待ってるよ」 / 再会を願う言葉が魔女に届く事はない。けれど今は、この距離感が心地良い / 物語はいよいよ終わりへと向かう。今この場に哀れな海の魔女は存在せず、王子の仮面は緩やかに剥がれ落ちる。やがて機械仕掛けの運命の歯車が確かな意思を宿す時、彼らが目にする結末は───? ( 〆 )
(/お世話になっております、そろそろ頃合いかと思い一旦〆させて頂きました。5月から続く『(2-3)王子と魔女』大変な長丁場でしたがお疲れ様でした!途中、時期的な体調の変化や愚息の人物像を中々掴めずテンポが悪く屡々お待たせすることも多かったやもしれませんが、ここまでお付き合い頂きまして本当にありがとうございます。再び麗しのレヴィ様とお話出来て大変幸せな時間でした……!(そして猪突猛進型の愚息が大変お世話になりました…!)
人魚組もいよいよ終盤へと差し掛かってまいりまして、改めて次のご希望のシチュエーションをお伺いしても宜しいでしょうか…?以前お話した『王子と姫君 / 人魚と魔女』でも『舞踏会当日』でもどれでも喜んで対応させて頂きたく存じます……!また前回及び今回の『人魚と姫君・王子と魔女』チャプター通過に伴い、シチュエーションの変更等も視野に入れてご検討頂けますと幸いです(レヴィ様とアレックスの関係性が変化した中で、王子を手にかける夢の中での再会は人魚の刃モチーフと言えど中々大惨事ですので…)
長々と失礼いたしました。また次回のお返事にて現在のコーデリア、アレックスの補足メモをご用意いたしますのでひとまずは主様の自由なご意見をお聞かせ頂ければと思います……!)
86:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-07-06 12:50:58
(/こちらこそ、いつもお世話になっております。毎度の事ですが、本当に映像が浮かぶほど鮮やかで、物語の呼吸にぴたりと寄り添うような完璧な〆をありがとうございました!また、長丁場となった『王子と魔女』編もお疲れさまでした。病みがちな上に敵意マシマシなレヴィが大変ご迷惑をお掛けいたしまして……善性が強くヒーロー気質なアレックス様の神対応に魅せられると共に、展開的にも非常に助けられました。仮面の剥がれたアレックス様の動きが今後もとても楽しみです!今回の一幕にも最後までお付き合いいただき、重ね重ね感謝申し上げます。
次のシチュエーションについてですが、確かに今人魚の刃モチーフのお話は少々惨事やも……と思いましたので、もし可能でしたら初対面時の『王子と姫君』のシチュエーションにて軽くやり取りをさせていただいた後、舞踏会当日(順当に進めるなら、恐らく王子と姫君(現在)の舞踏会での様子→失恋を悟った人魚姫に魔女が接触、の流れでしょうか…)へ移行出来ればと思います。早速ですが以下に初回文を置かせていただきましたので、舞台設定等に不都合がなければこちらから始めさせていただければと…。それでは、もし問題等ないようでしたら、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!)
( 朧月が照らす静かな庭園で一人、くるくると淡い桃色のドレスをひらめかせ / 庭師による手入れが行き届いた芝と低木は柔らかな緑の絨毯のようで、舞踏のステップを刻むには申し分なく / 明日は初めての舞踏会──といっても身内向けに開催される社交練習のようなものだけれど / それでも幾らかの緊張から深夜に目が覚めてしまい、密やかに寝床から抜け出して / 一通りのステップを滞りなく終えると、胸元に片手を添え小さく吐息して )……ふぅ。
87:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-07-12 23:09:57
〈 アレックス 〉
モチーフ・テーマ:太陽と若獅子、舞台装置キャラからの脱却
→優しい陽光ではなく、煌々と輝き続けることを義務付けられた灼熱の太陽イメージです。明るくて爽やかだけれども運命に翻弄された時期を抜けた事で時々ギラッと鋭さと胆力が窺える、青年に成長していくのかなと。またモチーフ元の悪者にされがちな人魚姫の王子にも幸福があればと思い「仮面が割れる=便利な役からの脱却、その始まり」…という旨を描きたかったのが >85 です。図としてはマリオネットの糸を解き始めた様子が近いです。
アレックス→レヴィさん
兎にも角にも生きてくれて良かったと一安心。正面切って「嫌い」と告げた上、嫌悪しながら恩恵は欲する周囲と違い自分の救いを拒否した彼が清々しく、死にたがりとまでは行かずとも生き方を見破られた事もあり気になって仕方がない。せめて名前くらいは知りたい様子。それはそれとして仮に会えなくても何かが変わった一夜の思い出として大事にしていくと思います。
→リリアンヌちゃん
兄にも言えない想い出の人。軽薄な自分も、今より自由に生きていた幼少期の自分も知られているので友人として当たり障りない言動ばかりしてしまう。同時に太陽の子として王家の運命に翻弄されていく中で、気が付けば彼女の運命を名乗るには己は余りに軽薄で程遠い生き方をしてしまったとも思っている。リリアンヌちゃんに想い人がいる…といった噂を耳にしたら頭を抱えると思います。アレックス視点ですと特に明るく溌剌した笑顔が好きです。Sっ気もきっと好きになると思います…!
コーデリア→レヴィさん
これまでの思慕 / 罪悪感 / 不実な弟子の事など忘れて欲しい、罰して欲しいなど綯交ぜ。言葉では正確に表し切れないです。ただ一番の変化は陸へ上がろうとするほど一直線だった性質が「大事だからこそ触れられない」に変わり、悪く言えば自分の傷にばかり敏感な状態です。泡になる呪いは不実な自分に与えられた慈悲のように捉えていますが、同時にこのまま逃げ仰るのかという迷いも。また、コーデリアはレヴィさんに対して出来る最大の誠実な対応がもう二度と姿を見せないことだと考えています。が……(下記参照)
→リリアンヌちゃん
市場で会った時心臓が止まりそうな程ビックリ。内心ざわつきながらも熱量と可憐さと、何より端々から窺える思慮深さに「嫉妬する暇もなく好きになってしまった……」とのこと。リリアンヌ様の問いかけをきっかけにレヴィ様の現状を聞いた事で、自身の犯した罪の深さを自覚。抱擁も自身が享受していい温もりではないのに、咄嗟に縋ってしまいお洋服も濡らしてしまったので申し訳なく感じています。リリアンヌ様の強さをきっかけに「逃げてばかりではいられない」と覚悟を決められたら良いかなと。
(/勿体無いお言葉をありがとうございます…!前回お話させて頂いた通り、>85のロルが心理描写に偏りがち且つ表現力不足を痛感したため、諸々後付けの要素等も有りますがお恥ずかしいながら此方で補足させて下さい。またご迷惑などとんでもないです!息子共々レヴィ様の切ないお心を間近で垣間見る事ができ大変光栄でした。次回以降もどうぞありのままのレヴィ様で宜しくお願いいたします。アレックスも便利キャラ的側面が強い余り進め方に違和感が無いか懸念していたのですが、胸を撫で下ろしました。根気強く王子と魔女編終幕までお付き合い頂きまして誠にありがとうございました!
併せてお二方に向けての印象も記載させて頂きました。ただご覧の通り娘が特にレヴィ様に対して多大なご迷惑をお掛けしている状態ですので「この要素・この感情は厳しい」「好きになれない」といったご意見が御座いましたらご遠慮なくお申し付け頂けますと幸いです。
今回も『王子と姫君』の素敵な初回のご用意をありがとうございます…!(次回は此方から提出いたしますね…!)エンディングへの流れも承知いたしました。また最近は気圧の影響や気温さが激しいので、体調等崩されませんようご自愛ください……!それでは改めて、後半戦も宜しくお願いいたします!(お蹴りください◎)
( 訪問一日目の夜 / 明日の舞踏会を前に早々に寝所に移った兄とは対照的に、どうにも目が冴え休む前に一人夜の散歩をしていれば / 淡い月光を浴びて少女に思わず足を止め / 可愛いらしくも卒がないステップはやがて終わりを迎え / ……盗み見てしまった / 自ら頬をぺち、と優しく叩き彼女の時間を邪魔するのも忍びなく、ゆっくりと引き返し柱の影に引っ込むも / 庭師の行き届いた手入れにより緑の絨毯がざざ、と音を立てて己の存在を知らせ、柱の影に隠れたまま思わず息を潜め ) ……っ。
88:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-07-18 23:36:43
あら、まぁ……お猫さま、でしょうか。……いけませんわ、もうこんな時間。( 騒めく草木の囁きが、密かな来訪者の存在を己に耳打ちし / 一瞬柱からふわりと覗いた、月夜に淡く輝く髪色は… / 一先ずは素知らぬ顔で口許に手を添えた後、少し慌てた素振りでその場を去り / ──と、見せかけて / にょき / 密かに柱の背後から回り込むと、片手で猫の手を軽く模しながら悪戯げに微笑み / かと思えば、一転して淑女としてのカーテシーを披露 )──ふふ。悪いお猫さまが、こんなところに。……アレックスさま、こんばんは。こんな夜分遅くにどうかなさいましたの?
(/蹴り可との事でしたが、キャラクターへの造詣の深さと彼ら彼女らの確かな感情の重みを感じさせるあまりにも素晴らしい読み物でしたので、お返しになるかは甚だ疑問にはなりますが、描写不足の補填や自分用の整理の意味も含めて同様のものをこちらも置かせていただきますね。また、返信ペースについてはこれまで通りご都合の良いように、もっと軽め、あるいは濃密な描写でもどちらでも、お好きな形で気軽にお返事いただけたらとても嬉しいです◎それでは、こちらは特に何もなければお蹴り下さい。以降も何卒よろしくお願いいたします!)
レヴィ→アレックスさん
コーデリアちゃんの想い人である時点で好意的になど思える筈もなく、視界に入れただけで無性に腹の煮える相手……だったが、過去の運命を司るヒーローヒロインらに通じるものを彼にも感じ、一個人としてはその人柄や、皆を惹きつけるカリスマ性を含めた王器を認めている形。コーデリアちゃんが彼に惹かれた理由にもある程度納得してしまったが故にかえって腹立たしさもある。ただ、小箱の件や深夜の海辺を出歩いていた様子を普通に心配はしているので、仮に舞踏会の一件がなくとも、こそっと様子を見に行く程度はしそうです。
→コーデリアちゃん
鬱々と余生を過ごしていた隠居生活にいつの間にか添えられていた一輪の花、唯一の心の支えで至上の癒し。その執着や熱情が恋愛感情(未だ成熟しきっていない彼女しか知らない為、性愛的な感情は抱いておりませんが…)であり、アレックスさんへの鬱屈とした感情が嫉妬と自覚しました。会えぬ日々が(仄暗い)愛を育み、リリアンヌとの不本意ながらの交流で気付きの芽を与えられ、アレックスさんとの邂逅で開花。最終的に魂だけは必ず手に入れる、から、たとえ一度屈した運命に対抗してでも彼女には生きていて欲しい+死後の魂だけではなく、生の煌めきを宿す今とこれからの彼女の全てが欲しい、にグレードアップしています。
リリアンヌ→アレックスさん
一時親交を交わした少年の記憶はあれど、遠くから相手の派手な風聞を伝え聞いては、彼も生き馬の目を抜くような貴族社会の中で変わってしまったのかな、と少し悲しく思っていたかもしれません。再会してからは彼の王器や昔と変わらない人柄の良さは感じれど、当たり障りのない対応から深い心内や本性までは見通せず。また他国の王族相手には当然こちらも分を弁えるものとして、こちらから踏み入る事も一切しませんでした。魔女への懸想は完全に内に秘めてはいそうですが、誰かを想うように海辺を眺めて溜息を吐く程度はしているかと思うので、噂話程度はあるかもしれませんね。
→コーデリアちゃん
ある種達観しているというか、自分の世界がかなり完成している人なので、愛する人が必ずしも自分と結ばれる必要はなく、ただ幸せでいてくれればいいとして嫉妬心などは最初からほぼ皆無。ですが、想い人の力になれない悔しさ悲しさを丸ごと包み込み、宝石のような涙まで流してくれたコーデリアちゃんに対しては、市場での運命的な出会いもあり愛情が爆発しています。その内テレテレと「良ければわたくしの事はリリィお姉様と…」とまで言い出すかと。それはそれとして、彼ら彼女らの泣き顔や憂い顔は大変に愛らしく唆る……という内心は言わぬが花。
〈 リリアンヌとレヴィについての補足 〉
レヴィがコーデリアちゃんを想い、時折陸に足を運ぶと恐ろしい程の高確率でリリアンヌに遭遇します。何故か初対面時から〝リリィ〟という愛称でのみ名乗られたため、適当にそのまま呼んでいる様子。とはいえリリアンヌ側も魔女相手には立場を弁え、深く相手の内情に踏み入るような振る舞いはしませんでしたが、交流を重ねる内にレヴィ側がいくらか絆されてぽろりとコーデリアちゃんに対する内心を零した形。単なる知人なのか友人の域なのか、はたまたストーカー被害者と加害者なのか今一つ不明瞭な関係。
89:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-07-20 23:23:12
(/すみません、此方も蹴り推奨との事でしたが感想が色々溢れてしまいまして…レヴィコデちゃんの仄暗くも儚げでプラトニックな関係性やギクシャクしながら僅かでも重なり合う瞬間があった男子組に共感の嵐で、特にリリアンヌさまは愛情深く熱烈ながらも常に神秘のベールを纏っている印象(解釈違いでしたらすみません…!)でしたので、息子娘の欄からレヴィさんとの関係性まで大変興味深く…!わくわくしながら拝読させて頂きました。深窓の令嬢のようでいて実はタロットカードの女帝のような気品と包容力を持つリリィさま、堪らないです…!良い意味で結末が予想出来ない師弟や思い出の糸を手繰り寄せ始めたアレリリちゃんの交流がより一層楽しみになりましたとお伝えさせてください…!
まだまだ頂いた情報を味わっている最中ですが一旦この辺で…!また返信に関しても毎回多大なお気遣いを頂き誠にありがとうございます、主様もご無理ないペースやお好みの形式でお付き合い頂けますと幸いです◎それでは今度こそ失礼いたしますね、素敵なキャラクターメモをありがとうございました!◎)
うわ──っ!? え、キミ、気付いて……! ( …行ったみたいだ / 張り詰めた呼吸を吐き出し庭へ注意を向けた瞬間── / に、にょき…!? / まんまるの、ちいさな手に緑眼を見開いて、毛を逆立てる猫の如く喫驚 / 敬称も抜けて緊張を訴える心臓もそのままに、数拍遅れてギクシャクした礼を返すも / 唐突に両手を勢い良く合わせて、悪い猫は瞳をぎゅっと瞑った ) 目が冴えて、ちょっと散歩に。──~~……っ、ごめん! ……今のダンス、盗み見てしまった。
90:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-07-22 20:01:39
……そうでしたの。あんな拙いものをお見せしてしまっただなんて……お恥ずかしい。( 打てば響く、愛くるしいお猫さまだこと / そんな内心は一旦そっと胸奥に。薄桃の横髪に軽く指先を添え、頬を淡く染めると少し困ったような吐息を / ──なにせ丁度、ダンスの相手方が欲しかったところ / ふわり、と零れる年相応の幼げなはにかみと、緩く傾げた首に伴って揺れる薄桃 / 種明かしのように小振りな手のひらは上向きに、淑やかな仕草で相手へと / それは、もうじきお互い本格的に社交の仮面を被る事になる前に、ほんの一時、月夜のたわいない遊び相手になってほしいという無邪気な誘いで )……でしたら、貴方さまも少し程度は恥をお見せになっていただかなければ、不公平かもしれませんわ。──ふふ、こういった趣向はお嫌いですか?
91:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-07-29 00:15:47
そんなことない、…素敵だった。兄上が見てもきっと、……!( 柔らかな響きに意を決して瞼を上げて / ぶんぶんと砂色の髪を揺らしながら、慎重に、けれど正直に言葉を選んでいると──彼女の指先から咲いた、月夜のお誘いに瞳を瞬き / 刹那、硬く強張った表情は緩々とほどけ、くく、と彼女に習い無邪気な笑みを溢せば、手をそうっと重ね / 「 ──…いいや、久々に胸が踊った! そういう工夫は大好きさ 」 / きらきらと闇夜でも淡く輝き続けるペリドットの瞳で真っ直ぐに彼女を見つめ、手を引き、その歩みに呼応してザア、と風さえも優しく祝福し / ダンスの前に他愛のない問いを一つ ) キミも、……いいや。リリアンヌ殿も、眠れなかったのかい。
92:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-08-05 22:09:01
えぇ、……大人の世界は、きっとご本にある悪い魔女さまの呪いよりも恐ろしいものでしょうから。( 歓待するような快い風を受けて、砂色の髪が淡い月明かりに照らされ、草木と共に小金色に揺れる / 引かれた手にそっと笑みを深めて、自らもまた月夜の舞台に上がろう / その際、手渡された問いには半月型の唇を微かな憂いを帯びた微笑に変え / デビュタントには少し早いとはいえ、新たな世界に踏み入ることへの普遍的な恐れ。こんな時間に起き出している相手と交換する視線には〝貴方さまも同じ想いでしょう?〟と密やかに含ませ / 一転して朗らかな声音で、歌うように、祈るように / 楽しげに弾むステップは先刻のものとは異なる、全くの自己流 / これではすぐにどちらかが足をもつれさせて、草花の絨毯の上へ転がってしまうかもしれないが──それもまた、子供の世界においては一興だろう )……そうですわ、お互いに月夜の魔法をかけましょう。わたくしたち、これからもきっと、今日のように楽しく、上手く──踊っていけるように。
93:
陸の王子 / アレックス [×]
2025-08-10 23:52:34
……それは、……。( 横顔から溢れた小さな憂いは、夜風に乗って月夜に揺蕩い / 花弁のように散って静けさを齎す。自身にも覚えのある恐れに、少しずつ兄の笑顔が、後ろ姿が、変わり始めた口惜しさを知ったばかりの己では、先を示し不安を拭う一言を見つけられず / 口惜しさから触れ合っていない方の手を握り締める。けれど、 / ──少女は暗闇を前にしても尚、確かに此方を見据えている。瞳は暖かな月のように、笑顔は花のように。声無き想いは風のようにこの身に届いて / 彼女の全てに釘付けで。まるで戦友のような心強さと、対等でありながらその笑顔から涙が出て溢れることがないようにと祈るのも束の間 / 「 なんだ、先の続きじゃなかったのか! っふ、これじゃ全然公平じゃないだろうに……! 」言葉とは裏腹にくすくすと小さな笑声を奏で / 彼女の提案に迷う事なく頷くと、ゆっくりと祝福の言葉を続ける / さて、最後はどうしたものかと口を尖らせた後、一旦動きを止めて繋いだ手を解き。そうしてすぐに、小指を立て、指切りのポーズで彼女へ差し出し )──あぁ! 月の無い夜でも、この瞬間を思い出せるように。もしも忘れてしまいそうになったら、……忘れてしまったら。その時は──俺がもう一度、キミの手を取りに行くよ。何度でも魔法をかけに行くよ。……これじゃ魔法じゃなくて約束、か?
94:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-08-16 12:15:23
ふふ、公平さに欠けるように感じるのは、アレックスさまが器量のある素敵な方だからですわ。( 様式美も何も無い、ただ互いが快いだけのオリジナルの円舞 / そんな気ままな誘いに躊躇なく応じる者など、気位の高い王族においてはきっとずっと少ないだろうに / ふ、と自然に綻ぶ唇と、一層軽やかに弾んでゆくステップ / ……この月夜の密やかな一時を、もう少しだけ続けていたい / 言葉を交わすのはほぼ初めても同然だというのに、まるで昔からの馴染みのように息のあった社交ダンスも、どこかくすぐったい戯けた言葉の応酬も己の胸を熱くさせ / 一方で不意に遊び事が止めば、まだそう大きく背丈の変わらぬ相手を不思議げに見詰め / 本来なら一種の言葉遊びとはいえ、気安く不確定な約束事を交わすような性質ではない / けれど、雲間から覗いた明朗な月明かりが、内なる魂から輝くようなペリドットの瞳に反射して、こちらのささやかな恐れをも優しく包み込むものだから。ついこちらも小指の先を相手のそれと絡め、少しだけ泣きそうな微笑みで夢想に応じてしまったのは、月夜の魔力によるものだったのだろうか )──……いいえ、魔法です。確約された未来なら、それはきっと、そう呼ぶべきものでしょうから。……その時はわたくしも、貴方さまに再び魔法をおかけいたしましょう。お話はいつも、魔法によって誰もが幸せに終わるものですもの。
( ──ぱちり / 朧に見上げた天井は、自身に宛てがわれた客室のそれ / 随分と懐かしい夢を見たような、見ていないような… / コンコン / 窓を叩く硬質なノックの音と共にかけられた声は、間違いようのない黒き魔女のもの / 何となく、そんな予感はしていた / 寝台から身を起こすと、手櫛で髪を整え、薄い羽織物と、柔らかな微笑を携えて / あぁ、ちょうど良い。こちらも、明日の舞踏会に向けて話しておきたいことがあった所だ── / 〆 )こんばんは、魔女様。……良い夜ですわね。
(/いつもお世話になっております。時には猫のように愛らしい、アレックス様の初々しさや真摯さがいつもながら瑞々しくも温かく描写された貴重な一幕、大変堪能させていただきました。ありがとうございました…!さて、頃合いかと思い、一旦舞踏会前夜として今後の伏線(実際に活かせるかは不明瞭ですが…)らしきものを撒きつつ、〆文を投下させていただきましたが、書き残しなどは大丈夫そうでしょうか…?もし何かありましたら、このまま続けていただいても大丈夫ですので…!)
95:
陸の王子 / 人魚姫 [×]
2025-08-20 22:35:41
(/いつもお世話になっております。此方こそ幼少期リリアンヌ様という貴重な一幕や、切ない余韻を残しながらもじんわりと心が暖かくなる〆をありがとうございました…!ラストの台詞が本当に暖かくて、つい心臓がぎゅっと締め付けられました…。改めて『王子と姫君』編、お付き合い頂きありがとうございました!また、王子の人魚の関係について漸く纏まったので下記に記載させて頂きました。お暇な時にでもさっとお目通し頂ければと思います…!
さて、人魚組最後の舞踏会ですが、此処に来て四人組どの組み合わせも見たいという気持ちを捨てきれなかったと言いますか、最後ですので自由に…!と思い、当方の欲になってしまいましたが、二人それぞれの視点の初回をご用意いたしました。初期のご相談通り【王子と姫君(現在)の舞踏会での様子→失恋を悟った人魚姫に魔女が接触(または決別に焦点を当て、人魚姫側からの魔女へ接触する)】の流れ通りでも、それ以外の男子同士女子同士などの組み合わせでも、どちらかお好きな方に、お好きなキャラでお話頂けますと幸いです…!(急な路線変更のように感じられましたら申し訳ございません…)
※再び事後報告で申し訳御座いません。コーデリア側のロルですが、(恋心や陸の生活の終わりを予期したため)魔法が呪いに変わり始め錯視などの描写を追加しております。アレックス側のロルと併せて絡みづらい・分かりにくい場合は再提出いたしますのでご一報頂けますと幸いです……!(相談事項等無ければお蹴りください◎)
〈 コーデリアとアレックスについての補足 〉
浜辺で会った時から、声など諸々の症状や高価なイヤリングから訳ありと感じつつ、下手に暴けば身寄りもないのに逃亡するだろうと踏んで王子側から踏み込むような事はしませんでした。コーデリアは拾われて暫く与えられた部屋に篭る有様でしたが、その様子を見兼ねたアレックスとの会話を得て今に至ります。そこから兄との関係修復やリリアンヌ様の話など距離を縮めながら『それでもあの子は何処かへ行くのだろう』、『その仮面は私では外せない』と互いに踏みとどまった関係。アレックス兄など第三者がいると兄妹のようにわちゃわちゃする事もありますが二人の時はややしんみりした雰囲気です。
( 舞踏会当日: アレックス )
( 極彩色の世界を夢中で掻き分ける。束の間に見る夢の記憶だけが淡く色付き、心の寄る辺だった。けれど、夢はいつも小指を差し出した所で終わる。うららかな陽だまりのような温もりは、月夜の魔法は、太陽の訪れを前に毎夜うつつに溶けて───消えていく。あの日、泣いてしまいそうな微笑みで彼女が告げた言の葉を探していた。今日まで、ずっと。
巨大な満月の夜。灯火が輝く城の大広間では多くの招待客が始まりの刻を待っていた。そこに、三つ編みに結んだ後髪をしなやかに揺らして青年が、かつて宮中が割れるほど不仲を囁かれた兄と揃いの純白の正装に身を包んで現れる。さざめく会場の声が止む頃、告げられた始まりの合図と共に物語の最後の章は開かれた。──招待客がそれぞれ時間を楽しみ、華やかな色で染め上げられても、貴方を見つけ出すのにそう時間は掛からなかった。ゆっくりと歩み寄って一礼後、中央で分けた前髪から覗く橄欖石の瞳はあなた一人を映し出して ) ──……良い夜ですね。もし宜しければ、一曲お付き合い頂けますか。
( 舞踏会当日: コーデリア )
( 月明かりに手を透かす。月光を浴びた手は、一瞬指先から泡沫のように溶けて、瞬きの間に再び人の手へと戻り、時折聞こえるはずの無い水中の音が耳を掠めていた。──この身に宿る魔法が、呪いへと変わり始めている。まだ定まり切らない感情をセレニティカラーのドレスを身に纏う事で覆い隠し、心の奥に押し込め。豊かな白髪を纏め上げ、桃色に彩ったかんばせにかつてのあどけなさは存在しない。アクアブルーの眼差しにほんのりと諦観を滲ませながらも、脳内で姫君の言葉を繰り返し、周囲を見渡す。かの海の魔女が舞踏会になど訪れる訳が無いのに、伝えるべき言葉など持たないのに。迷う心を逃すように眩しいシャンデリアを見上げれば、華やかな空間は海色に染まる錯覚に視界を支配され、瞬きの間に元の景色へと戻る。……会いに、行かなければ。大きな音を立てる心臓に手を当て、ゆっくりと階段を降りて ) 見つけ、なく、ちゃ。……明日の、朝、までに。
96:
隣国の姫君 / リリアンヌ [×]
2025-08-25 20:21:47
大変光栄に存じますわ、アレックス様。えぇ、本当に……心から。けれど、申し訳ありません。今夜はとっても大事な先約がございますの。……わたくしには、どうしてもこのお約束を違える事は出来ません。( 物心が着くよりも前から、自身の頭には一国の姫君という冠を戴いていた。そして、目前には数多の視線を縫い止める麗しい王子様。惹き込まれるような美しい煌めきを内包した瞳が、あの頃と同じように自分を映している。今思えば、当時は自覚すらなかったものの──淡い淡い初恋の相手方。この後は薄らと頬を染めて、差し出されるだろう手を取るだけ。それが王族としての自身に求められた、当然の帰結。定められた筋書きの瑣末な一節。……しかし、大事な友人が泡と消える物語など、些か以上に趣味が合わないというもの。きっととても大事なことを忘れている、と幼き自分が懸命に彼へと伸ばしかけた手を柔く引き戻し。代わりに薄桃色のドレスの裾を摘み、深い礼と優美な微笑み一つでそれら全てを辞退して。主催たる王家の誘いを退けたとして、周囲には一瞬ざわめきが広がるも「どうか、その栄えある一時は、わたくしよりも相応しい方とお楽しみくださいませ」と謙虚に胸元へ手を添えれば、王家との縁や利権に目を輝かせた姫君達が、我先にと彼を取り巻くだろう。そっと会釈を交えながら王子達の輪から離れては、やがて舞踏の熱気から逃れるように階段を緩慢に下りてゆく貴方を見付けて。今宵泡になって失せるという、自らが一方的に先約と定めた悲劇の少女。階段の下で暖かく相手を迎えるように、一層洗練された美貌へ差し込む暗い顔色には気付かぬ振りをして、淡い紅を引いた口許へ微笑を象る──〝上手く魔法をかけてあげられれば良いのだけれど〟昨夜の夢のせいだろうか、妙に子供じみた想念が胸に浮かんで )コーデリア様。──どなたか、お探しですの?
(/蹴り可との事でしたが、密かに気になっていた王子&人魚姫ペア(+アレックス様のご兄弟事情)の解像度を引き上げる美味しい情報投下を誠に誠にありがとうございますという感謝と、いたたまれなさが過ぎたもので少々の謝罪を……。どちらの初回文にもあまりに心惹かれてしまい、もはや全組み合わせを無理やり網羅させていただきたい衝動にも駆られたものの、ここはやはりコーデリア様にスポットライトを当てたい!と熟考した結果、初回文を繋げさせていただいた挙句に、どうにも展開的にアレックス様が不憫になってしまい大変面目ありません……。もし繋げ方や展開が合わなければ早急に修正させていただきますので、気軽にお申し出いただけますと助かります。もし問題ないようであれば、ぜひコーデリア様をご誘導させていただいた後、王子&姫君ペアで一曲(あるいはお話を)お願い出来ればと……!それでは、こちらも最後ということで自由にやり過ぎてしまった感が多々ありますが、特にご相談や修正事項等なければこちらはお蹴り下さい。以降もどうかよろしくお願いいたします…!)
97:
人魚姫 / コーデリア [×]
2025-08-28 23:47:57
( 海の魔女に与えられた足で一歩、また一歩と進むたび、自らの意思でタイムリミットを縮めているような気分になる。早く、早く、でもどうやって。思考を巡らせるほど視界が霞んで水中にいるような錯覚に襲われ、咄嗟に階段の中央で立ち止まる。もし見つけられたとして、私に名前を呼ぶ資格があるのだろうか。……師の苦しみを癒せる言葉が言えるのか。今更、貴方の失望を覆せなどしないのに。真に師を慮るなら、師と慕うほど大切な存在であるのなら、大人しく泡に還る事が唯一の償いだ。人魚だった頃のもう一人の自分が、ゆらゆら尾を揺らし背後から首元へと抱きついて耳元で囁く。幻聴に言い返す言葉もなく静かに唇を噛み、咄嗟に瞳を瞑って視界を暗闇に逃す。……会えない。会うことが、恐い。だってわたし、会ってしまったらきっと。──思考の渦に引き込まれる瞬間、鈴の音の声が錯覚も幻聴も消し去り間一髪我に帰った視線の先に、一輪の花が咲いていた。「 リリ、アンヌ様……? 」 自分でも驚くほど頼りなく揺らいだ声で名を呼ぶと、裾をつまみ思わず駆け寄って。どうして此処に、だって今頃貴女は大広間で陽光の王子の手を取っているはず。少しばかり疑問符が浮かぶものの、変わらぬ暖かさを宿す問いにゆっくりと息を吸い込み、何とか探し人を告げるが上手に笑顔が作れない。それどころか未だ罪悪感が支配する心では呪いが邪魔をして師を見つけることすら儘ならない。震える指先を誤魔化すように手を強く握るけれど、道を見失った子供のような表情では自身の弱さをもう隠し通せなかった )海の。魔女、様を。探し、に。──……でも、今の、私の目では、見つけ、られなく、て。
(/此方も再度スペース失礼いたします、まずは素敵なお返事をありがとうございます!王子を袖にしてでも会いに行く、女の子の友情が大好きな背後としては大変好みかつ、確かにリリアンヌ様なら其方を優先するだろうという納得感も十分の展開ですのでどうぞご安心ください…!(コーデリア誘導後、是非ともテラスで黄昏れるアレックスを書けたらいいなとも思いました…不憫属性なアレックスも大変美味しいのでお気になさらず◎) またコーデリアが大変重たく湿っぽく、リリアンヌ様やレヴィ様に再びご迷惑をお掛けするかと思われますが、もし宜しければ結末までお付き合い頂けますと幸いです……!それでは失礼いたします◎)
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