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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
21:
[×]
2024-10-30 15:20:24
( / お世話になっております、本日はトピックの運営のみ失礼いたします。PC様へのご返事は今暫くお待ちくださいませ、恐れ入ります! )
>17 カーメル様
( / 当トピックをお目に留めていただき、誠にありがとうございます! PF確かに拝見させていただきました。しかしながら精読を踏まえた上で、大変不躾とは存じますが文章の構成に多少の違和感が見受けられまして……。是非ご参加いただきたいという思いも大きいのですが、熟考に熟考を重ねた上、恐れながら以上の理由によりお見送りさせていただきたく存じます。貴重なPFまで添えていただいたにも拘らず誠に申し訳ございません。この度は当トピックにご興味を持っていただき、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。また御縁がございましたら、よろしくお願い申し上げます……! )
>18 グロキシニア様
( / 初めまして、当トピックをお目に留めていただき誠にありがとうございます! またトピ設立当初からお気に留めていただけたとの事、非常に有り難いです……! お越しいただきありがとうございます、ご参加お待ちしておりました。一癖も二癖もある個性は更なる魅力に繋がりますので、勿論歓迎いたします!
PF確かに拝見いたしました。花のように淑やかなメイド様、まさに名が体を表しておられます……! ふとした折についつい見惚れてしまいそうです。一方で、燻る狂気が開花する瞬間も今か今かと心待ちにしております。素敵な娘様にお目にかかれて光栄です! 是非ともご参加いただけますと幸いです、どうぞよろしくお願いいたします。差し支えなければ、お手隙のタイミングで初回ロルを回していただければと思います。 )
22:
Carnelian [×]
2024-10-30 16:15:42
>トピ主様
(/世界観に惹かれた事で今回、元のキャラを無理に改変させようとしたのと新たな要素を入れ込んだ事で自分でも難解かな…と思いつつでしたので、時間を掛けた上でも早めのご判断をして頂き、有難う御座いました。挑戦の機会を与えられた切っ掛けにプロフの練り直しをしてみた次第です。ご検討して頂けただけでも有難う御座いました、トピの繁栄を陰ながら祈っております。/返事は不要です。)
23:
メイリリー [×]
2024-10-30 20:25:24
(/まずは主様、参加許可と数々の温かいお言葉をありがとうございます…!無事にお屋敷へ迎え入れていただけてほっとしております!後ほど初回ロルも投下致しますが、一足先に皆様の絡み文へ絡ませていただきました。何かと癇の強い小娘ですので、お手を煩わせるようでしたら遠慮なくスルーしてくだされば幸いです。皆様改めてよろしくお願い致します!)
>ベル
( 積もる塵が舞わないように、せめて髪には絡まないようにと、両手で三つ編みを抑えながら静かな足取りで書斎を往く。その頭部には、ひと月かけて集めた小鳥の和毛をインクで染め、花束の如くまとめた鮮やかなコサージュが揺れていて。たっぷりと時間をかけて作り上げた力作は、それにふさわしいたっぷりとした語彙で褒め称えられるべきである。ならばと成熟した知性を感じるかのドールを尋ねたが、悍ましい綿埃と鼠の気配にじわじわ機嫌が傾いていき。声を発するだけでも埃がぶわりと舞い散りそうで、どこにいるのかと問うことすらままならない。しかめっ面のまま通路を彷徨い、いくつめかの本棚の向こうにようやく白皙の少女を見つけ──そこでぷつりと何かが切れた。けたたましくブーツを鳴らして歩み寄り、その勢いのままに彼女が持つ本をひったくる。もう片方の手で薄く汚れたドレスの裾を、シルバーブロンドの毛先を落ち着きなく指差しながら、火照った頬にふさわしいヒステリックな形相を向け。美しい人形が汚されていることへの怒りと焦りと少々の不機嫌な八つ当たり。一緒くたにぐらぐらと煮える感情のまま喚いては、激情におつむが焼き切れたのか、半ば意味不明な命令とともに取り上げたばかりの本を突っ返し )
──汚いッ!信じらんないッ!女の子は地べたになんて座らないし埃まみれの本棚に凭れたりしないの、リリーだって知ってるわよそんなこと……あぁもう、立って!立って読んで、今すぐ!
>ロザリア
な……なんでなんで、なんでこんなところに居るのよ馬鹿!お馬鹿!!ドレス踏んづけじゃったじゃない、この──、
( ひび割れた姿見と見つめ合い、鏡面いっぱいに映る髪をくるくる編み上げること数刻。小さなリボンを無数に飾る、蝶の群れを思わせる三つ編みが出来上がる頃には、自室を満たす陽光は月光へと姿を変えており。薄いベールのような光は煤けた暗い髪色も、フリルの切れ端で作ったリボンもみすぼらしいものではなく、一等美しいものだという錯覚を与えてくれる。満足げに二、三度小首を傾げてみては、さっそく誰かに自慢しようとにこやかに軽やかに部屋を飛び出し──気付けば何かに足を取られ、ぐしゃりと床に転けていた。突然の出来事にまあるく見開くしかない瞳に、ぼんやり座り込むドールが映る。闇に溶け込む彼女のドレスにつま先を捕らえられたのだと、やや遅れて理解すれば、間の抜けた表情を滲みだす不満に歪めて。身体はうつ伏せに、頭部だけはぶつけた衝撃でぐるりと仰向けにズレたこれまた間抜けな姿のまま、頭上の少女を真っ直ぐ睨む。自らの不注意は棚に上げ、手足をじたばた暴れさせながら全身で文句を訴えるが、暗がりの中でもぽっかりと暗いその左頬に目を留めれば静かに硬直し。床に叩きつけていた掌を己の両頬に添え、恐る恐る指を這わせる。あたしも、この子みたいになっていたらどうしよう。そんな心無い不安をありありと示す仕草が相手の目にどう映るのか、独りよがりな人形が思い至ることはなく )
>トルテ
( きらきらと射す朝日を受ければ、陶器の頬もほんのり温もる。その眩さが大嫌いな赤みとそばかすをより色濃くするような錯覚に苛立ち、窓から離れた廊下の隅をきりきりと足早に進み。人形の肌は汚れひとつなく白く、頬も透き通るミルク色か、儚い薔薇色でなくてはいけない。誰に教わったわけでもない理想のために一晩屋敷を歩き回ったが、生身の女性が使うという白粉なるものは未だ見つからない。白磁の乙女になれるのなら、小麦粉か粉砂糖でもいいのだけれど。そんなやけくそな気持ちのままにキッチンのドアを開いたせいか、思いがけず大きく響いた音に、そうして目の前に転がる煤けた布の塊に、ほんの一瞬不機嫌も忘れて瞳を丸め。よくよく目を凝らしてみれば、カーテンらしき古布のなかにはあどけない栗毛のドールの姿。毛布にくるまれた幼子のような愛らしい有様を見下ろしては、何をしているのか、大丈夫かと問うかわりにすんと冷淡に鼻を鳴らす。そうやってちやほやされることには慣れているだろう彼女への嫉妬混じりに。それでも好奇心は抑えきれず、大きなめん棒や長く伸びるカーテンをじろじろ眺めつつ揶揄いの言葉を投げかけて。ひやかしと棘をたっぷり含む、その声音は年下でありながら意地悪な姉そのもので )
おはよう、へんてこトルテ。今日のあんたって可愛くないわね。ステッキにしては大きすぎるし、おちびには丈が長すぎるもの。赤ちゃん人形のおくるみみたい。
24:
マルガレーテ [×]
2024-10-31 08:52:15
>ALL
…此処もすっかり寂れてしまいましたね
(人気のない屋敷の庭園を眺めながらポツリと呟く。嘗ては美しい花に埋め尽くされていた庭も廃れてしまったが僅かに残る『記憶』の影響で自我が芽生えてから毎日のように足を運んでいて。ドールである自分や仲間達には命という概念は無いが記憶するのは可能でただの人間の真似事だけではないと考えて。嘗ての主人や愛娘が好きだったお気に入りの場所というそれだけで充分などと物思いにふけながら古井戸に近づき侵食する蔦のひとつに手を伸ばしどこか寂しげな様子で触れていて)
(/参加許可ありがとうございます。遅ればせながらALL宛に絡み文を出しました。改めて娘共々宜しくお願いします)
25:
ロザリア [×]
2024-11-02 19:57:32
>メイリリー
ご、ごめん。邪魔で、ごめんなさ…。
──?メイ、リリー?
( 扉が開く音に少し期待した。孤独の波に攫われそうな私を救う誰かが現れるのではないかと、受け身の姿勢で救世主を待つ。この時、重い腰を持ち上げてから相手を迎えれば、もっと色鮮やかなドレスを身に纏っていれば、存在感のある輝きを有していたら。きっと彼女の足をもつれさせ気分を害してしまうこともなかった。自ら動こうとせず甘えを貫いた私が悪く、叱責は当然だと受け入れ顔を歪めながら謝罪の言葉を口にして。すると、俄然人が変わったように大人しくなる彼女。皮肉屋でおませさん、機嫌を損ねれば叱咤が止まらなくなるが、饒舌なメイリリーのおかげで孤独感の方が耐えきれなくなり逃げ出してしまうことも多く、私はそんな彼女に助けられていた。しかし、現在目の前で自身の頬をするりと撫でる彼女は、普段の様子とは違った雰囲気を醸していて。それが不思議で堪らなくなり、まさか、と上から顔を覗き込むと、手を避けさせて欠損がないかと確認して。私は容姿に無頓着で、頬に欠損があろうがなかろうが気にはしない。しかし彼女は違う。常に美しい自分であろうと努力を惜しまない、もし傷なんて出来たら、どうなってしまうか…。無性に恐ろしくなり、指先で優しく前髪をよけて状態を見る。そこには、可愛らしいそばかすが覗くいつも通りの肌が存在していた )
どうしたの、怪我したの?み、見せて……ん、綺麗なままだ…。よかった。
( 絡んでいただきありがとうございます。よろしくお願い致します!
>マルガレーテ
ねぇ、なにしてるのー?
( 暇を持て余し、屋敷の窓から退屈げに顔を覗かせていると、庭園に立つ銀髪の後ろ姿に気がつき。2階から声が届くのか確証はないが、一か八か思いっきり声量を上げて話しかけてみて。窓枠に体重を預け、少々身を乗り出して片手を振る。危なっかしい行動ではあるが、当の本人は無邪気に微笑んで身の危険など顧みていない様子で。井戸を覗いているように見えた彼女に、新種の生き物でも見つけたのかと予想して「なにかいるの?」と問いかけて。それにしては表情が暗いな、なんて呑気に思いながら「ちょっと、まってて」と呼び止めつつ、その場を離れて彼女の元へ。久しぶりに足を踏み入れた庭園は草木が生い茂り、そこらかしこに伸びる蔦で躓かぬよう、ドレスの裾をたくし上げながら慎重に進んでいき。ようやく井戸まで辿り着くと、相手の隣にぺったりとくっついて視線を井戸の中へと向けて )
わぁ、暗い。怖いね、落ちたら。
( 絡ませていただきました、よろしくお願い致します!
26:
グロキシニア [×]
2024-11-02 20:15:09
( / 遅ればせながら、参加許可並びに嬉しいお言葉をありがとうございます…!参加許可後に投下されていた初回ロルに絡ませていただきました。グロキシニアからも初回ロルを投下させて頂きましたので、お手隙の方がおられましたら絡んでいただけると嬉しく思います。改めまして、よろしくお願いいたします! )
>マルガレーテ
( 屋敷で過ごした時間は他のドールよりもまだ短く新参者と捉えられるレベルだが、それでも庭園に足を運ぶドールは数少ない事だけはよく知っている。その中でも、今マルーンの瞳が捉えている雪のように清らかな白の彼女は庭園で姿を目撃することが多く、また会話を交わすことも多い。庭園の門を潜れば今日もまた彼女の姿を見つけることが出来て、喜びを滲ませた瞳を細めながら近付くグロキシニアは麻袋を抱えていた )
──……マルガレーテ様。ごきげんよう。ここで何をしていらしたの?
>all
( オレンジ色の太陽が昇ってくる頃。普通のドールであれば恐らく個室で寝入ってる頃であろう、人間の間では早朝と呼ばれる時間帯。まだ仄暗い屋敷内にはずずず、がり、という一定のリズムを保った不可解かつ不快、そして迷惑極まりない金属を引き摺る音と不気味な鼻歌が響き渡っていた。鋭利な金色を妖しく光らせながら埃被ったフローリングに一直線の細い線が刻んでいき、それはやがて庭園の前で途絶える。庭園のお手入れを始めてまだ数週間、己の小さな体一つでは一面を覆っている蔦や蔓、茨を限界があり、美しい花々で庭園を飾り立てるなど夢のまた夢なのだが、夢なんて叶いそうで叶わないぐらいが丁度良いもの。恋と一緒で余計に熱が入ってしまうのは天邪鬼気質ゆえに、片頬に白い手を添えながら恍惚とした表情で庭園を眺めて。まるでか弱い少女のように重たい鋏を引き摺って来たが、次の瞬間にはそれを両手で軽々と持ち上げてその切っ先を"奔放な子たち"に向け、蔦を踏み抜いて庭園内へ歩みを進め )
あら、今日も荒れ放題で奔放な子たちですこと。うふふ……纏めて焼き切ってやろうかしら。それとも、ゆっくり……じーっくり時間をかけながら鋏で切ってあげましょうか。
27:
ベル [×]
2024-11-03 12:02:07
>トルテ
ああ、そんなの構いませんよ。どうせ此処にはまた来ますから。それに、興味が移ったんです。
( 飽くまで遠慮がちに引き留める姿はいじらしい。相手の心配を他所に、気にするまでも無い瑣事だとさっぱり断じて小さくかぶりを振り。目線を合わせてやんわりと微笑みを深めて。それから掌を重ねると、手に収まったそれは想像以上に小さく、ともすれば此方の掌ですっかり覆われてしまいそうだった。そのまま返事を待たずして、緩やかに繋いだ手を引いて道を先導していき。興味があると告げたのも、決してこの場限りの方便では無く本心を伴った言葉だった。この無機物の体は食事を作り、食べるという生物的なルーティンとは頓と無縁で、料理というものへの理解が何しろ浅い。分からない、という不透明な疑問は自らにとって興味を焚き付ける可燃材料に等しかった。相手を伴って幾つかの本棚の前を通過し、程なくして目的の辺りに辿り着くと、それを合図に此処に至るまでずっと繋いでいた手を解放し。そこに並ぶ表題を見る限り、これだけ揃っていれば調べ物には不足ないだろう。その内の一冊に手を掛けながら、先程から抱いていた疑問の一つを投げかけて。 )
数ある生物の中でも、食糧を調理して生活するのは人間だけなんだそうですよ。トルテは何処で、料理に関心を持ったんですか?
>ロザリア
まあ……珍しいですね。あれは、猫でしょうか。ロザリアは見るのは初めてでしたか。
( 肩に身を寄せる彼女の髪が時折首を掠め、その微かな擽ったさに目を細めていると、不意に鳴き声が耳朶を掠める。常日頃聞き慣れた動物の声にしては、少し様子がおかしい。おや、と微かに目を瞠り。咄嗟の事だろう、彼女から固く繋がれた掌からは緊張が伝わり、その強張りを解きほぐすように柔く掌を包み込んで。それから言外に大丈夫だと伝わるよう少しだけ力を込めておく。本棚の合間を縫うように駆ける鼠に続いて、迷い込んだ物珍しい闖入者に視線が集中する。あれは確か、と記憶を照らし合わせ半ば確信を得たように呟き。それを目にするのは、これで実に二度目の事だった。一度目に見たのは、確か烏に啄まれているシーンだったか。その時は全く動く気配が見えなかったので、恐らく事切れていたようだったが。ともあれ見掛けたのはそれきりなので、正確に言えば生きた猫を見るのはこれが初めての事。好奇心は猫を殺すという一節もあるらしいが、悲しき哉好奇心には抗えないのが自分の本質。あまりお目にかかれない生物を間近で臨める機会を逃すのは惜しいと、ほんのりと熱量の篭った声音で口を開き、好奇の色が灯る瞳が目先の動物を見つめていて。 )
狩猟本能、というやつですかね。あの子たちは鼠を肥やしにするらしいですよ。折角ですので、捕食する姿も見てみたいですね。
>メイリリー
…………あら? リリーじゃありませんか。こんにちは。珍しいですね、こんな所でどうかしましたか?
( 出会い頭に開口一番、堰を切ったように猛然と上がる抗議の声を真っ向から受け、咄嗟に反応が追いつかないのも無理からぬ事だった。まるで朝一番の起き抜けの時ような緩慢さで、驚きに彩られた瞳がぱちりと瞬きを幾度か繰り返し。しかし僅かここ数ヶ月で、彼女の調子にすっかり慣れてしまったのだろう。彼女の言葉にすんなりと素直に従って腰を上げると、自然と目線の高さがぴったり噛み合い。簡単に手元に返って来た本を腕に抱え直しながら、見様によっては恍けたような微笑みを浮かべ、何ら堪えた素振りもなく和やかな挨拶を切り出し。そう長くも短くもない歳月を屋敷で過ごし、うらびれた屋敷の環境にいつしか親しいまでに慣れ切っているからだろう。彼女の怒りの根源をいまひとつ解せないのか、烈火の如き激昂に触れても尚、対照的にゆったりと小首を傾げるばかりで。高揚が抜けず未だ熟れた林檎のように色付いた頬を眺めていると、ふと気付きを得る。少し上向けた視線の先では、華やかな造花が彼女のダークブロンドの髪を見目鮮やかに彩っていた。 )
まあ……もしかして、新作ですか? 可愛らしい。リリーは本当に手先が器用ですねぇ。
( / 絡み文ご投下ありがとうございます! 魅力溢れる娘様の前にしておきながらスルーだなんて、余りにも勿体無くて到底出来そうもありません……! 娘様の愛らしさが端々から窺えて、こっそりと楽しませていただいております。改めてどうぞよろしくお願いいたします。 )
>マルガレーテ
( 自室へと繋がる廊下を通りがかった折、微かに隙間風が吹き込む窓越しに臨んだ景色の中に、シルバーの髪が揺れるのを眼下に捉えてその歩みを止めた。何処か物寂しげに映る背中をこうして見掛けるのも、そう珍しい事ではなかった。いつかの日を惜しむ懐古の念や、身を切るような寂寥といった折に触れて浮かぶ感慨というものは理屈では想像が及ばぬもの。彼女のように過去を偲ぶ事も無ければ、それに共感し寄り添えるだけの感性を自分は持ち合わせていない。けれどそれでも尚、不思議と彼女を気に掛けてしまうのは何故か。自分自身に抱く疑念に対する答えを今はまだ持ち合わせていなかった。停滞していた歩みを再開させ、階下に降りて目指すは彼女の元。荒涼とした庭園の一角で、遠目に見えていた背中が目の前まで迫ると声を掛けて、そこが定位置であるように彼女の隣へ腰を下ろし。 )
マルガレーテ、此処に居たんですね。私も呼んでもらえたら良かったのに。
( / 絡み文ご投下並びに改めてご参加いただきありがとうございます! 此方こそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 )
>グロキシニア
( 耳障りな金属が擦る音と、それに紛れるように響く音色。微かに耳朶に届いた不協和音に、古めかしいピアノの手入れをしていた手がつい止まる。歪めいた音の正体には覚えがあった。エントランスを抜けて庭園に下りると、東雲の白んだ明かりが辺り一帯の輪郭を薄暗く浮かび上がらせていた。無法者の侵入を拒むかのように気儘に茂る植物に足を取られないよう、足元に注意しながら庭園に足を踏み込み。目先に目を凝らせば、そこには予想通り彼女の姿が見えてくる。その姿からは、彼女の執念が浮かび上がっていた。彼女を見守るように少し離れた位置で地面へ直に腰を下ろすと、此方の存在を知らしめるように宥めるような響きを含んだ声音で声を掛けて。 )
あんまり虐めちゃ駄目ですよ、グロキシニア。生き物は大事にしないと、呪われるそうですから。
( / 絡み文ご投下並びに改めてご参加いただきありがとうございます! 此方こそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 )
28:
ロザリア [×]
2024-11-03 13:50:49
>グロキシニア
( 朝日が昇れば皆が活動を始める。闇夜を好む子や睡眠をとらない子達は例外ではあるが、多くのドールが個室から姿を見せるこの時間が好きだった。仲間達と挨拶を交わす一時は、寂しい夜を乗り越えたご褒美に思える。さて、今日は誰と時間を過ごそうか。屋敷内を散策するも、なんだか皆忙しい様子。それに狼狽えて俯きながらとぼとぼ歩いていると、ふと廊下に複数の傷跡があることを発見して。元から数箇所が剥がれたり腐っていたりとお世辞にも綺麗とは言えない廊下であったが、比較的新しいように見えるその傷は、数ヶ月前にとあるドールが目覚めてから日に日に増えているように感じる。線を辿っていき途切れたところで顔を上げれば、その身と同じ背丈程のハサミを用いて庭園を舞うように手入れするお人形。狂気じみた姿に、一瞬ぞぞっと背筋が強張ったものの、その行動はかつての美しい庭園を取り戻すためという立派な動機からなるものだと知っているため、恐れることなく彼女に話しかけて。己より20センチほど背の小さい相手を気遣い、何かできることはないかとどこかやる気に満ちた表情で )
グロウ、重くないの?グロウより大きいよ、私。手伝いたい。
( 絡ませていただきました!よろしくお願い致します。
>ベル
うん…。危ないかな。触ってみたい。
( どうやらあれはネコという生物らしい。彼女が読み聞かせてくれる本の中にも、そんな登場人物(否、動物?)がいたような。ぴんと立った二つの耳は特徴的で、随分と可愛らしい顔立ち。よくよく見れば黒い毛並みもふわふわと柔らかそう。しかし鼠一匹を袋小路に追いやり、まさに虎視眈々と近づいていく様は野生の本能が剥き出しで近寄り難いオーラを放つ。目新しい生き物に対して彼女の探究心に火がついたのか、逃げるどころかより近くで観察を試みようと考えているようで。一瞬怯むも、いくら彼女でも興味本位で危険に飛び込むことはないだろうと信頼故にいくらか恐怖は薄れていき。実際、猫の捕食対象は血肉を持った鼠だけで我々が襲われることはなく、危険視する必要がないと分かれば、俄然興味が湧く。その成り行きを目で追っていれば、襲われた小動物はなす術もなく抜け殻となり、ひとつの命を仕留め満足げな猫がそれを口に咥え、とことこ歩いていく。絶命の瞬間を目撃したのは生まれてこの方初めてだが、案外あっさりしているものだ。死が運命づけられていないドールだからこそ、それが如何に惨いことかを理解しないまま淡白な感想を抱き。呆気なく死を迎えた鼠なんかよりもその場を去ろうとする猫の方に意識を向け、引き止めるべく慌てて立ち上がり。それまでただの人形のように息を潜めていた私がまさか動き出すとは思わなかったのか、猫はびくりと驚いて。警戒心の強い動物、特に獲物を狩り終えた直後など簡単に近づけるはずもなく、シャーッと威嚇されて。まごつきながら、どうするべきかとベルに助けを求め )
わっ…ごめんね。……ベル、どうしよう。指、なくなるかな。
29:
メイリリー [×]
2024-11-05 21:16:44
>マルガレーテ
ごきげんよう、マルガレーテ。あんたっていっつもいっつも庭にいるわね。だからそんなあんたに聞くわ──この花、見たことある?
( あふれる緑を踏み分けてようやく見つけた、白薔薇と見紛う銀糸の少女。幼い"愛娘"ならきっと深窓のお嬢様か姫様の役を与えただろう、憂いと気品がないまぜになった横顔へ、気後れしてなるものかとつんつんに気取った声をかけ。古井戸の錆びから身を守るように胸に抱くのは、よく似た赤茶色をした革張りの古書。その表紙にあしらわれた金の蔓薔薇模様が彼女の目に入るよう、もう2、3歩大股に歩み寄っては、ひときわ大きな薔薇の絵をこつんと叩いて指し示す。女王のドレスを思わせる幾重もの花弁を纏う花。野の花とは比べものにならない華やかさにすっかり魅了され、欲しい欲しいと庭園を探し回ったものの、未だに蕾のひとつも見つからない。ブーツを草露まみれにしてまであてどなく彷徨うよりは、庭に馴染み深い彼女に助けを乞うたほうがマシ。その結論に至るまでの徒労を思い出したのか、気品などかけらもないぶすくれた顔でぶつくさと言葉を付け足して )
蔓は、そこらへんに生えてるのと同じ形でしょ。つまりここは薔薇園で、薔薇だってどっかに咲いてるはずなのよ。絶対。
(/遅ればせながら絡ませていただきました!可憐なマルガレーテお姉様とは正反対の喧しい人形ですが、ご迷惑でなければぜひお相手をお願い致します…!)
>ロザリア
……怪我がないのと綺麗は別よ、お馬鹿さん。地べたに平気で座るような子にはわからないかもしれないけど。
( 何度頬をなぞっても不安や怯えは拭い去れず、強ばった表情で相手の指先を受け入れる。されるがままに手を退かし、血の気のない少女のかんばせをひたと見上げることしかできない。そんな状態は物言わぬ人形だった頃の記憶を嫌でも思い出させるけれど、あどけない口調は同じでも、彼女は"あの子"のように自分を突き放したりはしなかった。綺麗。世界で一番素敵な言葉に身も心もゆるゆる緩み、ほとんど溜め息のような憎まれ口には安堵をたっぷり滲ませて。はしゃぎ、驚き、怒って怯えてほっとして──そうして今度はくたびれた。自我というもののめまぐるしさに起き上がる気力も奪われ、額に添えられた相手の指をやわらかく掴んでは、櫛代わりにして前髪を整える。床に転がっているなどドールの恥。まして首と胴が真逆を向いた恐ろしい姿でと己を咎める気持ちもあるが、地べたにいるのも恐ろしいのも同じだとほのかな仲間意識に甘え。ゴシック調のメイクよりもよほど怖い傷痕からは目を逸らしつつ、気の抜けた様子でぽつぽつ文句を再開し )
こんな汚いとこでぼーっとして。何が面白いのかしら。リリーが踏んづけてたらあんた、足まで欠けちゃってたかもしれないんだからね。
(/こちらこそありがとうございます、初回から不躾な言動ばかりで申し訳ございません…!背後もメイリリーもゴシックな魅力たっぷりのロザリアちゃんが大好きなので貶める意図等は無いのですが、ご不快であればすぐ改めますのでご指摘をお願い致します!)
>グロキシニア
( 朝露に濡らされないようスカートをつまみ上げ、新しく開いた蕾はないかと茂みの根本にしゃがみこみ。この荒れた庭で見つけられる花といえば、鬱蒼とした蔦の影に咲く小さな山野草ばかり。それでも他の人形達に摘み取られるより早く、と神経を研ぎ澄ませていたせいか、とろりと響く不穏な言葉は葉陰越しにも耳に届いて。反射的に立ち上がれば、夜明けの光に淡く輝く、優美な金色を纏った乙女に思わずきゅっと息が止まった。ドールに呼吸などないけれど、そうとしか喩えようのないほどその美しさに射竦められること数秒。ふいに我に返ると悔しげに唇をへの字に歪め、己の理想そのものであるブロンドから同色の鋏へと目を逸らし。憧れにきらめいてしまう瞳は挑むような目つきで隠蔽。反らした胸の前で両腕を組み、さながら庭園の主といったふてぶてしい態度と返事で改めて彼女を見下ろして )
あのね、今はリリーが花を探してるのよ。この三つ編みいっぱいに飾らなきゃいけないの。そのでっかい鋏じゃ花まで切っちゃいそうだもの、庭遊びはリリーのが終わるまで待って。いいでしょ?
(/こんなにも麗しいのにメイド役という、不憫と狂気すらもお美しいお嬢様にいてもたってもいられず絡ませていただきました…!華やかな人形の影に埋もれてしまった者同士お話ができれば嬉しいのですが、淑女には程遠い娘ですので、相性等の問題がございましたら遠慮なく仰ってくださいませ。よろしくお願い致します!)
>ベル
──……、そうよ。そうでしょ。リリーは器用で可愛いの。埃まみれのくせにちゃんとわかってるじゃない。
( 事も無げな微笑みに合わせてきらきらの髪がさらりと揺れる、その愛らしさと憎らしさに空いた掌を握りしめ。受け止めてもらえなかった怒りは照れ隠しのように熱を増す。そうして肩をいからせるほどに、彼女の人形らしい可憐が際立ち、自分の惨めが色濃くなる。とめどないヒステリーの波に地団駄まで踏みかけたくせに、たった二言三言の褒め言葉にぴたりと身動きを止めればまずは平静を装った返答を。浮かれる心を押しとどめるべく高慢ちきに言葉を重ね、それでも気づけば眉間のシワは消えてしまって。聡い彼女に悟られないようコサージュを揺らしてついと顎を反らす、気分はさながら羽帽子をかぶった貴婦人といったところ。素敵なクラシカルドレスの持ち主が大仰なほどに讃えてくれるのだから、己もまた素敵なお姫様なのだという錯覚に胸がふわつくのを止められない。となれば無用な苛立ちや劣等感など消え失せて、クリアになったおつむによって自分が何に憤っていたのか数秒ぶりに思い出し。拳をほどいて触れるのは灰青のケープに絡んだ小さな埃。つまみあげたゴミを睨む目はじっとり据わっているものの、ぼやく口ぶりからはもう激しさが抜けており )
……"可愛い"はわかるのに、どうして平気でドレスも髪も汚せるのかしらね。ベルってすっごく物知りだけど、時々すっごくお馬鹿だわ。
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