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Cat foot Paint(〆)/77


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自分のトピックを作る
27: 春翔 [×]
2024-09-09 17:35:34



(/この場でしか体験できない、という付加価値をつければワンチャン!それを痛そ~って見ながら春翔もその辺に落ちている本で転けるんですよね。分かります。

なるほど、横一文字からへの字に曲がるんですね!って分かるか~~い。(雑つっこみ)

なるほど~。やっぱ絵描きって感性はかなり大事ですもんね。わ、わ……なんというか、あまりに危機感なさすぎて住み込みじゃないと死ぬじゃんこれ状態……。今まで生きてきた運強すぎません!?
どっちかっていうとポップアートよりじゃないですもんね。でも見てみたい気持ちもあったり……。
知らず知らずのうちに懐かれちゃってる~!まさか初対面で絵の依頼するとは思ってもなかったのですが、良い方向に作用して何よりです……!引っ張られて連れて行かれる姿が目に浮かびます。ぜひ~!!また再会の場面を心待ちにしております。

いえいえ!確かに仲良くなる前後でも変わってきそうですよね。こういうのもまた取り入れれたら嬉しいです!桑嶋さんどの季節でも分かる~ってなるし、意外~!ともなります。本当にもう今からやりたいことばっかり言って申し訳な~!って感じなのですがあまりにも楽しみすぎて……。)

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(今まで己の掴んでいた主は今度は女へと標的を変えたようで、先ほどの自分と同じように質問責めに。助け舟を出す義理はなく、ぼんやりと様子を眺めていたら鶴の一声が聞こえてきたようで、当事者たちは一瞬にして静まり。1時間ほど前に見た奴が男を叱っている様子。言い訳も聞かずに、というあたり普段から色々やっているのは明白に分かることで。自分もなるならあの女のようにペコペコ頭を下げられる側になりたいとこの場にはに使わないことを考えていれば男からまた会おう、という言葉。どうせ、今日限りの出会い。またね、と嘘をつく必要もなく。「あぁ、じゃあな。」無理矢理連れて行かれる男の後ろ姿に少しだけ憐れみの視線を送り。「で、今日の俺の活躍は中々のもんじゃね?」くるり、身体を反転させては未だに棒立ちの女に向かって言葉を投げかける。肩に腕を回しては人目を憚らず頬に唇を落として報酬アップを狙い。そんなこんなで行きよりも機嫌を良くした女残しに手を回して個展を後に。)




28: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-10 00:28:15



(/あるかも!まあでも頑張れば…めっちゃ頑張れば会話ぎりぎり成り立つので……。ええ、それ見た桑嶋が「何してるんですか。」ってすっ転んだ体勢のまま聞いて春翔さんにはちゃめちゃに突っ込まれてそう……。

解るわけ無いんだよう……真っ直ぐ言葉にしてくれるのでそれを参考に感情読むっきゃないですね。

恐らく命の危機に遭ったの一度や二度じゃ済まないですね。凄いぎりぎりの所で美術商や依頼人に見付かってる運の良さ……そして本人は起きるや否や「描きます。」とキャンバスに向かおうとする始末…本当に危機察知能力とか全く無いので……。
ですねえ……でも多分自分からはあまり描かないだけで、頼まれたらポップなのもデフォルメも描いてはくれるかと。「こういうの初めて描きますね。」とか言いながらちゃんとお金に見合うものお出ししますよ、きっと。
桑嶋本人的には沢山お話してくれて(出来てない)、一緒に展示見て回るのにお付き合いしてくれて(お金の為)、自分を守ってもくれた(不可抗力)ので好感度上がりましたね。全部桑嶋の主観ですけど……桑嶋普段は全然力無いから多分女性でも子供でも引っ張れますよ。おっ!では場面変えちゃいますね!!

桑嶋はどう考えても絵を贈る未来しか見えない気もしますがね……でも多分何かしらは違いますよ、ええ。そういう春翔さんも我の強さが夏っぽいな~とか気ままさが春っぽいな~とか色々考えちゃいますねえ……。いいえ~!むしろ是非是非たくさんやりましょ~!!)


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( 美術商に手を引かれたその後、車で家まで送られる最中までずっと説教通しだったが、耳は苛立ち声も雑言も弾いてぶつぶつ独り言。それ所か車から降りる事を忘れてしまい、気が付けば座席を引き摺り下ろされ玄関先に放り出されていた。――それから少々の日数が過ぎ。正式にあの女性から美術商を通して依頼を貰い、その構想に本格的に入る前。一人外へと出たまでは良いが、目の前を通り過ぎていった綿毛に気を取られ、それを追いかける内に外出した用もすっかり忘れて。何とか捕まえたそのふわふわの植物を指で摘まんでじっくり観察する其処は、それなりに人目もあるランニングコース付きの大きな公園。明らかな不審者を見る目を向けてくる親子連れなどを余所に、しゃがみ込んでまた暫く思考にトリップする事数時間。雲がどんより垂れ込んで、今にも雨が降ろうかという暗さになった頃に意識は現実に戻り、「……帰りましょう。」などと誰に届く事もない言葉を起立と共に落とす。その足で公園の出入り口まで来た所で――はたと立ち止まり、ゆらりゆらり頭ごと辺りを見回す事数回。「…オレの家は何処でしょう?」どちらもそちらも見覚えの無い景色に首を傾げて悩む時間は数秒程度、「ええと……此方ですか。」連絡道具も何も持たないその身一つ、一番当てにならないポンコツの直感で来た道とは全く違う方向へと、古びたサンダルの底をずりずり擦る音を鳴らして歩いていく。)




29: 春翔 [×]
2024-09-10 17:17:37



(/めっちゃが付く頑張りを要求されてる~~!やばい、間抜けが2人も?最終的には誰も突っ込んでくれなさそうで……。

真っ直ぐにな言葉がストレートに届くといいのですが……。

いつ死ぬかも分からない桑嶋さんに胃を痛めてるのは美術商さんでは……?瀕死になっても描いてる桑嶋さんに一番胃を痛めているのは美術商さんでは!?!?
また誰かを使役して描いてもらうしか……。でも嫌々描かないあたりはちゃんと画家なんだな~と、そういう一面も見れてにっこり。……倒れても描き続ける面こそ画家を感じるのでは……?あれれ?もしかしてやばい人認識が強かった……?
注釈があまりにも仕事してなさすぎません?すごいいいように取ってくれて嬉しい限りです。春翔はそうでもなさそうですが……。ガキンチョにも引っ張られるのか~!体験コーナーでめちゃくちゃ虐められてましたもんね……。めちゃくちゃ迷子~~!!!!

絵を受け取る方もきっとどう受け取るかが変わってきそう~!ねー!春翔だから安直に春でもいいし、裏をついて~とかでも色々考えてると楽しいです。やったー!色々やらせてください!!)

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(片手には某有名店のロゴが入ったショッパーを持ちルンルン気分の帰り道。今日は特に用事もなければ、世話の必要な奴もいない自由な日、久しぶりにホテルに泊まっちゃおっかな~なんてスキップでもしたい気持ち。なんせ今日は待ちに待った休日なのだから。今日はホワイトのノースリーブと薄手のアイボリーのシャツをオフショルに、ライトブルーのスキニーのダメージジーンズ。締め色として黒の低いミュールを。天気予報では30分後に雨が降る予定だと言っていたが、雨雲が太陽を覆い一層辺りが暗くなってきた。なんとなく湿気も家を出た時よりも強くなってきている気がして。雑貨屋に寄るつもりだったが、予定を早めてカフェに行って雨宿りしようと今まで来ていた道を引き返し。確かこの道を行って、とスマホをぐるぐる回しながらマップアプリに表示された行き先を確認しながら歩き。しばらくマップを睨めっこしながら歩いていると人と衝突事故を起こし。いや、お前が避けるよと内心悪態をつきながら「あ、わり、」と謝る気のない謝罪をこぼし、ぶつかった相手を認識すれば忘れていたあの時の記憶が蘇り。やっちまったと大きな後悔が。どうして今日出掛けたのか、どうしてこの道を通ったのか、どうして前を見ずに歩いていたのか、どうすれば過去に戻れるのかを必死に考えるも残念ながらそんな方法は存在しないと天使と悪魔は同意見。ワンチャンこの男が自分の事を忘れているに掛けることに。)




30: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-11 18:57:55



(/ま、まあ今でも意思疏通が全く出来ないわけではないので……。「またやりました。」みたいな感じでお互いのそのそ起き上がる状況…?シュールですね…?

表情が伴わないですからね~…ちょいちょい「ふざけてるのか。」というツッコミ入れられてそうです……。

おっ、大正解です。気軽に生死を行き来してる上にあっちこっちフラフラ、言うことも利かない、人と関われば迷惑かけてる問題児に胃薬手放せない美術商さんが桑嶋の契約画商さんです。……可哀想ですね……。
絵なら全般好きなので、嫌がるなんてまあまず無いですねえ。むしろわくわく楽しみながら描いてくれますよ。やばい人はやばい人なので、今後もその認識で良いと思います。
春翔さんにおかれましては物凄い災難でしたものね…。絵の時以外の腕力は大体あんなです。お化け退治と称した子供からちょいちょいああいう目に遭ってます。“桑嶋の直感”とかいう世界で一番頼れない道標……あまりに多発するから美術商に対策されました。

仲良くなった後ならめちゃくちゃ解り易い感情を絵に籠めてくるんだろうな~とふわふわ妄想しております。こういう何でもない設定とかも考えるの楽しいですよね~!ふふ、勿論ウェルカムです!!)


━━━

( 歩いていく内に空は暗さを増し、湿気を素直に含む癖っ毛は余計にぼわぼわと膨らんで自由奔放に跳ねる。雨が降る気配を間近に感じながらも、のんびりゆったり分かれ道で時折立ち止まっては右左と景色を見回して、「……此方で。」己の行きたいままに従いまた足を踏み出す。そうして何度目かの十字路、丁度角を曲がった瞬間何かにぶつかって、その勢いで身体が二歩程後ろに退いてしまう。幸いと言うべきか石塀に背が当たった為に転ばずに済み、そのまま声のした方を向けば見覚えのある顔が。「……ええと……孔雀の…」遠慮を知らない視線を彼へとじっくり注ぎ、僅かに首を傾げる事数秒、「……春翔さん。」やっと思い出した名を口から溢した次の瞬間、彼の携帯を持つ手をがっと握って一歩大股に近寄り、「お久しぶりです。」先ずは再会のご挨拶を。それから、「困ってます、助けて下さい。」とこれまた率直に捕まえた理由を告げる。「家が何処か解らなくなりました。連れてって下さい。」彼是と一方的に事情を伝える割に、やはり焦った様子も見当たらない淡白な調子。その返事を待つように少しの間沈黙したが、不意に小さな声を上げればもう片方の手で自分のズボンのポッケを探り、「これが家の場所です。」取り出したのは、自身の住所が刻まれた犬猫向けの迷子札。金属製の丸いそれを彼の鼻先へと突き付けて、「お願いします、連れてって下さい。オレじゃ解りません。」有無を言わさない、否、断られるなど微塵も思っていない態度で次々と言葉を進めて救助を彼へ求める。)




31: 春翔 [×]
2024-09-11 23:07:07



(/意思疎通ができる(会話のキャッチボールが不可能)……春翔も春翔でキャッチする気ないのがまた……。その状況もある意味見てみたい気がしますね

あぁ、思ってる以上に可哀想すぎて……。でもどうしよう、頭の中では大型犬をリードで思いっきり引っ張ってる可愛い図しか思い浮かばない……。
わくわく楽しみながら、きっとこれも表情には出てないんですよね……。でも周りにお花が待ってる姿は見える……!
台風が通り過ぎていったと本人談。お化け退治~!桑嶋さんからすれば災難すぎるけど、ちょっと子供が可愛くて。直感が全然当てになってない……。出会い頭で台風に巻き込まれて気持ちは若干涙目になってそうです。そして完璧すぎる迷子札にめちゃくちゃ笑いました。

あ~めっちゃいい!仲良くなったあとだと春翔も普通に喜びます。此方からはなに渡すかな、考えてたのですが何もビジョンが思い浮かばない……。もし他にも色々アイディアがあれば妄想が捗りますので仰っていただけると命に繋がります。)

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(どうやらこの世界には神も仏もいないらしい。信仰心が足りなかったようだ。頭の中ではゲームオーバーの文字がピカピカ輝いている。どうやらぶつかった拍子に石塀に体当たりしたようで、故意とはいえ傷害事件にはならずに済み一安心、とはいかないみたいで。黙って聞いていれば迷子になっらしい。……迷子?このスマホ普及時代に、成人男性が、こんな道のど真ん中で、迷子?連れて行けと言われてもこの男が住んでいる家すら知らないのによく他人に頼れたものだ、と逆に感心してしまうほどで。掴まれた腕の中のスマホは目的地まであと6分の表示が永遠に写し出されているのが見える。無理、と断ろうとした矢先に押し付けられるように出されたドッグタグ……ではないペット用の迷子札。目の前に出されても文字が読めるわけなく、屈しろ焦点はタグの後ろにいる男に合う始末。普通に嫌なのだが。声をかけられた当初から呆れたような面持ちでいることしか出来ず。そもそも孔雀って言われたのは何故なのか。……いや、もしかしたら助けたということで恩ができてあまりにもでかい恩恵が与えられるかもしれない。なんで1発で3桁を稼ぐような人間だ。むしろ何もない方がおかしい。人間は考えている時は自然と斜め上を見るようで、再びピントを男に合わせるや否や「とりあえずそれ貸せ。どうせこの辺だろ……ってうわぁ、お前どっから来てんだよ。」突きつけられた迷子札を奪うように手に取れば住所を確認し。思った以上に遠くから来た男に信じられない、といった表情を向けては正直このまま見捨てても良かったと思える距離を行くことになるのかと少しの後悔が混じり。)




32: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-12 22:07:14



(/今でさえこれですものね……桑嶋はまだ個展の時の春翔さんのお洒落の印象強くて“孔雀”言うてますし……。それはそれで面白い…かも…?

その場合くそでかモップ犬がルンルンで走り回るのを必死になって引っ張る飼い主ですね……。しかも引き摺られ気味……所によっては拒否犬もしてそうです。
お顔には出ないんですよねこれが~!本人的にはふわっふわのお花が大量に舞ってるのですがね。独り言にも多分「楽しいです。」ってめちゃくちゃ溢れてきてますよ。
天災でしかないですもんね、桑嶋。見た目が完全なお化けなので……その辺の木の棒とかオモチャの柔らかい剣とかでポコポコやられてます。風景は覚えられるのに道は覚えられない桑嶋マジック…まあ今後の恩恵に期待して頂く事でチャラに…なりますでしょうか……?多分十回目の迷子辺りで美術商さんが投げ付けた代物です。本当に大変だなあ……。

良いですね~!その辺りは後々にごゆっくりと……。
そうですねえ…やりたい事で一番に思い付くのといえば、桑嶋が揉め事か何かで手を怪我するやつでしょうか。それで慌てる周りと「大丈夫ですよ。」ってきょとんと冷静な桑嶋の温度差とか……?如何です……?)


━━━

( 彼の言葉を珍しく大人しく待つ事少々。動いたその手が己から迷子札を取り去ったのを認め、捕まえていた指も外す。「ありがとうです。」渋いような引いてるような顔つきも見えているのかいないのか、一方的な礼を呑気に告げて彼の案内に付いて歩き出す。その道中、「少し前に外に出ました。そしたら綿毛が飛んでいて、ふわふわしていたので追っかけてました。」という迷子の経緯になっていない経緯やら、「アンタと居た人からお仕事貰いました。壁に飾る小さいのが良いそうです。画材は何でも良いそうなので、パステルと水彩にしました。」と今に全く関係無さそうな、いつぞやの個展で彼と居た女性の話など、一人ぺらぺらと案内役へと流し掛ける。――暫し。暗さの増した空の下、やっと口を止めたかと思えば、だらり垂れていた片手を持ち上げて徐に一方向を指差して。「あれです、オレの家。」流石に自宅の形くらいは覚えていたらしい。指した先には、三世帯の家族が住んでもまだ余裕のありそうな、赤い屋根が特徴のだだっ広く幅を取る平屋。「帰れました、良かったです。」玄関先の軒下まで辿り着き、喜びを一本調子で表した、その直後――ぽつ、と地に斑点を作った雨粒が、もう限界と言わんばかりの勢いで一気に空から落ちてくる。「……すごい音ですね。」そちらに気を取られてぽかんと間の抜けた言葉と共に豪雨を見上げた後、すぐに興味が失せてまた彼へと視線を戻し、「…家、上がりますか?」かくり首を傾げてそう問いながら、鍵の掛かっている気配も皆無に開くドアの内へ自らが先に入っていく。)




33: 春翔 [×]
2024-09-14 21:59:12



(/第一声で孔雀と言われて困惑通り過ぎて何も考えない無の領域に入りかけたところでした……。いつか桑嶋さんを連れてショッピング行きたいなあと企んでいます。ついでにメイクとヘアアレンジやらも……。

いや!かわいい!!飼い主は絶対大変だろうけど見てる側からすれば超絶可愛くて癒されます……。あれ、でも本当は犬じゃなくて……?
わ~っ!めっちゃかわいい!!そんな様子を春翔じゃなくて背後が見たい……。色んな桑嶋さんをください……。

あー!討伐めちゃめちゃ楽しそう!!春翔もその内参加したいと目を輝かせています。あれ?なんだこのいじめっ子……。その風景を頼りにお家までの道を……!かーなーり!期待しております。是非チャラにしていただければ……。美術商さんへの同情しかない。

えー!めちゃめちゃいい!命と同等の代物を怪我したのに平然としている桑嶋さん何者……?春翔が原因で思いっきり怪我させても、その他が原因でも是非……!!!お世話も少しだけさせていただければ命が助かります。)

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(こんな長時間歩くならミュールなんて履くんじゃなかった。……いや、そもそも歩く予定なんてなかったのだから自分のせいではなくこの男のせいでしかない。この労力以上の見返りを貰わなければ割に合わない、というか絶対にキレる。アプリに入れた住所から地図に立ったピンの大体の方向を頼りに歩く最中に後ろから取るに足りない話が永遠に続いてる。「ふーん、」「へー。」と右から左に話している話に適当の相槌を打ちながら視線はこれまたどうでもいい永遠に流れるリールに注がれていて。やっと黙ったかと思えば視界に入った腕が指差す方向。其方に目を向ければ、おおよそ1人で暮らすには広すぎる、……広すぎるの2乗でも言い表せないほどの豪邸で。流石に嘘だろという目線を向けても当の本人は安堵の表情を浮かべているようで嘘ではない様子。とりあえず玄関まで着いて行けば見計らったかのようにタイミングよく雨が降り始め。豪雨としかいいようのない激しさは傘を差しても全身びしょ濡れになることは明白。本来ならこの(もう少し弱いと思っていた)雨をカフェで優雅に凌いでいた筈なのに。無理を言ってまでも雨宿りをさせてもらう他ないと考えていたところにちょうどいいお誘いが。「上がらせてもらうわ。」そう返事すれば無用心にも程がある豪邸へ入る男の後に続き。辺りを見渡せばあまりにも広いが、……色々と絶句するもので。)




34: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-15 20:33:36



(/悪気は無いんですけど、多分桑嶋の目には暫く春翔さんが孔雀に見えてると思います。良いですね~…桑嶋、顔だけは良いからメイクもヘアアレンジも映えそうですし、きっと整え甲斐がある事かと。

これが犬であれば本当に可愛いのですけどね~!実際は犬でもなければ人であるかも怪しいヤバい奴なんですよね……。
言われなくとも此方から押し売りする勢いで色んな桑嶋見せ付けにいきますね!!お覚悟下さい!!

おっと討伐側とは驚きました。春翔さんは助けて下さい…御礼するので……。道を…覚えられたらいいな……!!(期待薄)とりあえずチャラになりそうな物は出したので適当にどうぞ。ねえ、可哀想……そりゃ桑嶋を品物と割り切らないとやっていけないでしょうよ、美術商さん。

その理由は怪我した時に発表させて頂きたく…!怪我の直接的な原因までは考えていませんでしたけど、春翔さんが原因ならお世話もさせ易そうで良いですねえ。今からあれこれ妄想しちゃいます……。)


━━━

( 彼を招いた後もそれが当たり前なのだろう、施錠の動作も無いままノブから手を離し、サンダルを玄関に放ってふらふら中へ。多少よろけた所で壁にぶつかりようもない廊下を裸足で歩いて最初に着くのは、応接間を兼ねたゆったりとしたリビングと其処に併設されたキッチン。「此処、好きに使って良いです。」設備や備品が整っている割には使われた形跡も殆ど無い、宝の持ち腐れ極まりないその場所の使用権を彼へぽんと渡した次、部屋の隅に置かれた棚に山積みになった雑多な物達を指差す。「それからあの辺の、欲しいのがあったら持ってって下さい。オレには解らないものです。あっても困るものです。」……其所は絵を買い取った客から押し付けられた品々を投げておく場。ケース入りの宝飾品やらブランド付きの小物やら、大半にとって価値あるそれらも、画材に関わらなければ己にはスペースを消費するだけのガラクタ同然。「オレは資料部屋行きます。描く絵の題材、決めなきゃいけません。」言いたい事だけつらつらと、何処に何の部屋があるかも告げない不親切な家の案内を終えて腕を垂れ下げ、それでも一応己の所在程度は伝えた後にはもう視線は彼から逸れて。「…オレンジ、ピンク…ペール色……毛玉…綿…シャボン…?」既にぶつぶつ独り言の内に入り込みつつ廊下の更に奥へ向かう――道中、恐らくは自分が散らかしたらしき分厚い資料に躓く事数回、ごしゃっと転ぶ派手な音は個展の時と同じ。しかし今度は直ぐ様立ち上がれば、丁度真横に位置する書庫に足を踏み入れ、資料を彼是漁る傍ら、本と同化仕掛けている床のスケッチブックと鉛筆を手にその場に座り込み、頭に浮かぶものを片っ端からラフに描き起こしてはその辺へぽいぽいと破いて放り投げ、余計に足の踏み場を失くしていく。)




35: 春翔 [×]
2024-09-17 17:01:10



(/お日にち空いてしまいすみません~!!
少しだけ多忙が続いていまして、めちゃくちゃ申し訳ないのですが少しの間此方での本体会話省略させていただければと……。本当にここでの会話も楽しみにしてたので悔しすぎて涙涙です……。)

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(あまりにも雑なセキュリティは某ホームセキュリティを付けていたとしても不安なもので。逆にこんな豪邸は狙わないのか?日本は思ったよりも治安がいい?いや、それでもこの男はなぜ平気な顔していられるのだろうか謎は深まるだけで。車一台通れるぐらいには広いだろう廊下の先。好きにキッチンを使っていいと言われても使う用事がないのだが、という突っ込みはするだけ無駄だろう。使われた形跡もない綺麗なキッチンは誰を待っているのだろうか。男の後をついて行けば部屋の隅を指さされて。「まじ?」と聞き返したものの返事は返ってこずに。一目見ただけでも誰もが知ってるブランドの紙袋やら箱が雑多に積まれている山は流石に全部持ち帰れと言われたら遠慮を覚えてしまうほどの量。しかし、遠慮は一瞬だけですぐに物色を。ざっと見たところメイク用品や服はないらしい。取り敢えずオレンジが特徴的な大きいショッパーにあれやこれやを3、4個、パンパンにならない程度に入れてみては。中は確認していないがきっと価値のあるものだらけだろう。満足気にそれらを眺めていたらいつの間にか男の姿は消えていて。家主が居ても居なくても勝手にするのが常だが、なんとなく好奇心が動いてしまい男を探すついで豪邸の中をうろうろ探索することに。持っていた荷物をその辺に置き去りに。奥へ続く廊下は本やら紙やらでぐちゃぐちゃに散乱しており、ここを真っ直ぐに歩くのは不可能だと誰もが口を揃えて言うだろう。そんな廊下を恐る恐る歩いていたら聞こえる男の独り言と物音。どうやら近くの部屋にいるらしい、と開いた扉の部屋を覗き込むと足場の踏み場もないほど散らかった床が真っ先に目に入ってきて。男が生産しては捨てている紙を男の傍らにしゃがみ込んでは一枚拾い。しかし何を描いているのかすらさっぱり分からず。「なにこれ。」と無意識に呟いた言葉と共に手にした紙を床へと落とし、また新たに生産された紙を拾い上げては首を傾げる始末。この家は玄関もリビングもキッチンもどの部屋も何もかも、今まで見た家の中では1番と言っていいほど広く綺麗で豪華、そしてとっ散らかっている印象しかない。)




36: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-19 00:11:56



(/大丈夫ですよ~~!!
お話についても了解です!何事もリアルが資本、健康が資本です故、此方の事はどうかお気になさらず、また話せる時に楽しくお話致しましょう!)


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( 開いた資料の頁はどれも動物や花の項目。膝を立てて座る己の周りを囲う形で広げたそれを時折捲っては、先程よりも声量も明瞭も落ちた曖昧な呟きを半開きの口の端から溢す。最早何を発しているかも解らないそれと共に生産されるラフは、同じくぐしゃぐしゃと線が曖昧で、手と紙を汚していくばかり。――それがぴたりと止んだのは、本格的に思考に沈む前に聞こえた声の所為。上げた視線が捉えたものは今し方床に放った画案の一枚と、それを眺める孔雀の彼。ほんの数秒程、かっくりと首を大きく傾げた後、「……それはヒヨコです。」絶対使わない英語のテキスト文でも読んだのかというようなシュールな一文が、今度はきちんと人に届く形を持って喉を通る。「そっちが犬、こっちがタンポポ、そこのが桜貝、です。」そのまますっかり黒く染まった手に持つ鉛筆で彼の足元や自身の真横にあるラフ画を順に差して、床を埋めるそれらの紹介を終えれば腕はしゅるしゅる縮こまり。「…アンタと居た人に、“可愛い”絵が欲しいと頼まれています。」それからまた不意に始めるのは、帰路の道中彼へと流しかけたあの女性の依頼の話。「具体的な注文も訊いたのですが、“可愛いもの”としか言ってくれませんでした。困ります。あの人の“可愛い”はオレには解りません。」恐らくは愚痴のつもりなのだろう、不満をぶつけられているスケッチブック上の鉛筆は、何とも言えない不定形な円を描き過ぎて紙を突き破りかけている。「……春翔さんは、あの人の“可愛い”、解りますか?」一通り吐き出し終えたその後に、傍らの彼を髪の向こうからじっと見詰めては、思考の助け船を求めて問い掛ける。)




37: 春翔 [×]
2024-09-20 23:37:47



(ヒヨコ、犬、タンポポ、桜貝。単調な声で指された紙に目を通せば確かに言われたものの絵が描かれていて。床に落ちてる紙を見ていればどうやら女子が好きそうなものばかりなようで。先ほどより小さくなった男から発せられた言葉はあの女が頼んだ絵の事のようで。どんな絵をご所望か、の答えは全て“可愛いもの”と返答したらしい。あまりの馬鹿さ加減に一周回って面白いと失笑してしまい。「ま、なんでも可愛い可愛いって言う馬鹿だから仕方ねェっちゃ仕方ねェけど。」男の口調は段々と強くなっていくのが手に取るように分かり、手元はなにやらぐちゃぐちゃした線が踊っていると思えば紙が見るも無惨な姿に。その様子を無表情で見ているも、面倒な奴が面倒なクライアントを抱えたもんだと小さじより少ない可哀想という感情を抱き。「あー、ちょっと待て。」特に協力や助ける義理はないが色々貰った手前なにかしてやるか、謎に上から目線の思考。インスタには何かあっただろうかとポケットから水色の大理石調のケースが付けられたスマホを取り出せば女のアカウントを開き。「こういうの。」と彼の前にスマホを差し出しては投稿を適当にスクロールして。そこにはアフタヌーンティーや映えを意識したカフェスイーツ、建物やらなんやらの所謂おしゃれな投稿が並んでいて。勿論盛れた自撮り、他撮りが過半数を占めているが。「どーゆうの描くつもり?てかまじで此処に住んでんの?1人で?」なんとなく思ったことを矢継ぎ早に尋ねながら視線はスマホへと注がれていて。)




38: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-22 13:29:57



( 散々愚痴った紙は真っ黒に、鉛筆の芯も随分減って底が見えている。不満一辺倒の変人とは反対に、さっぱりとした淡白な感情を滲ます彼を見詰める事少々、目の前に差し出された画面に自然と意識は移り、そちらへ食い入る勢いの視線を向ける。「……ありがとうです。」そのきらきらとした写真達が去るまでの間と、その後の十秒くらいは暫し無言。それからやっと半開きのままだった口から礼を告げながら、思い悩みを描いた紙を破り放って。また真っ白になった頁にがりがりと筆圧の強い音を立て、今度は迷いの無い線を引いていく途中、掛けられる声にほんの僅かゆらゆらと首を傾げ。「…ヘンゼル、グレーテル。と、アリス、ぐりぐら……」一番始めの質問には童話やら絵本やらに出てくる名を並べ、答えているのか独り言なのか微妙なトーンの低い言葉を。続けて、「……はい。」住居についてはまず簡潔な首肯。「二十歳の時に、もっとたくさん絵を描く場所が欲しいと言ったら、画商さんが整えてくれました。嬉しかったです。でも二階は作りませんでした。うっかり転んで落ちそうだからと。…ちょっと不服です。」そのまま芋づるに引き出されていく記憶を片っ端から話していく調子は内容に反して淡々と、しかし描く手元のリズムは弾んだり鈍く沈んだりと、声よりは余程素直に感情が表れている。「……住んでいるのはオレだけです。画商さんがたまに泊まって、ハウスキーパーさんを呼んだりします。近所の子が入ってた事もあります。画材に触っていたので話しかけたら、後でその子の親にオレも怒られました。…何だったんでしょう。」セキュリティも何もあったものではない、他者の侵入がされ放題のエピソードをつらつらと、そしてそれらに危機感の“き”の字も見当たらない単調な鉛筆の音をBGMを添えて、尤もな怒りの理由を理解しかねる疑問で締める。ついでにラフも完成したのか、ひたすら線を繋いでいた手元もぴたりと止まり、顔は彼の方へ上がって、「春翔さんのお家はどんなですか。」無論彼の事情や背景など知る由も無い、何ともシンプルな関心に若干抽象的な問いを放り投げる。)




39: 春翔 [×]
2024-09-22 22:55:50



(小学生の時に鉛筆で黒くした紙を虫眼鏡と太陽光でじわじわ焦がして燃やしたのがふと思い返された。一緒に遊んだ同級生の名前も顔も今では何一つとして覚えていない。耳に入ってくるのは童話の名前。どれも興味が湧く対象ではないが、あの女は気にいるのだろうか。それすらも今はどうでも良い。二十歳、はたち。二十歳の時は何をしていただろうか、男の話を流しながら少しだけ記憶を思い返して。朝から朝までクラブ、バー、居酒屋、誰かの家、路上で快楽に溺れていた。自分を満たしてくれるものを傍に置いていたかった。4年前の自分はあまりにも愚かだった。比べてこの男はその時から財を成していた。この世の中は才能を手にしている者が優遇される仕組みになっているらしい。多分これらは頑張りだとか努力だとかでは埋められるようなものでもなく。自分よりも下と思っていた者がその実、権力も実力も何もかも持っていた時の劣等感たるや。スマホを握っていた力が無意識の内に強くなっていたことなど自覚出来ず。なんとなしにポツリ、溢れた言葉は感想に近いもの。「お前、いつか殺されるかもな。」例えばハウスキーパーが、画商が、ガキが、女が、知り合いが、強盗が、俺が。その金品目当てにこの男を殺害なんて簡単に出来るし、そもそもそうしなくたって盗むことなら野良猫にだって出来てしまう。それなのに何故この男は平然としているのか、‘普通’に生きている自分には理解不能で。いつの間にかスマホはロックがかかっており、暗くなった画面には感情を宿さないような目と天井の明かりが。さらさら、スーッ、カリカリ、様々な音が流れる空間は慣れないせいもあり居心地が良いとは言えず。やっと止まったかと思えば此方を見てくる男を静かに見つめ返し。「別に、普通。此処の5分の1もねェよ。」本当の事を言うと説明が面倒臭く、それだったら適当に嘘をつけばいいといういつもの常套句。「ま、こんな家に住めれば願ったり叶ったりだけどな。」唐突に着信音が鳴れば画面に表示された名前は最近知り合ったばかりの男の名前で。長いため息をついてからタップで電話出ながら立ち上がり、目の前の男を気にする事なく本や紙を踏まないよう足元を見ながらその部屋から出て行き。)




40: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-23 17:07:51



( 彼の回答へもう一声返す直前、響いた着信音が互いを遮った。気を取り直すよりも先に去っていく彼の足元――己が描き出したものや本を器用に避けていくその様をじっと目で追い掛けていれば、動く事を忘れていた己はあっという間に置いていかれた。「……猫ですね。」しかしそれに慌てる事も無く呑気にぽつり呟きを溢せば、新たに捲った手元の頁にもう一つ描き始める。――その途中で、不意と蘇る彼との会話。「……殺されるのは、困りますね。絵が描けなくなります。絵が描けないと、オレ死んじゃいます。」恐怖でも焦りでもない、聞いた人全てに疑問符を呼び起こすような、本人以外誰も解らない謎かけ同然の淡々とした独り言。届く相手の居ないそれが悄気た鉛筆の音に消されていったその後、手元が止まった代わりに彼が出た部屋の向こうに視線は留まって。「………普通、ですか。」またもテンポのズレた言葉を今頃返し、暫し首を傾げて正面を見詰めた後、徐にのそのそと立ち上がってその部屋から外へ踏み出す。「春翔さん、」廊下をきょろきょろ見回し名を呼ぶ。直ぐには見付けられない姿を追ってそのまま少し徘徊し、やっと視界に彼を認識出来た瞬間に手を伸ばす。「あの、」掴んだのは携帯を持たない側の手首。それから遅れて掛けた声と視線は、真っ直ぐと彼の瞳を向いて。「オレの家、住んでいいです。」そこらの一般人ならきっと世辞か冗談だと流すだろう彼の言葉に、真正面からそう答えをぶつける。その反応も見ない内から、「…いつでもどうぞ。」そう手前勝手に話を締め括り、元より大した力も入っていなかった手をするりと解放して。「オレ、絵を描きに行きます。」正にマイペースそのもの、またぱちり切り替わった思考のまま唐突と言葉を放る。それと殆ど同時、もう雨の音も響かなくなった廊下の更に奥へ裸足の踵を回せば、幾つか有るアトリエの内の一つ、水彩向けの画材を置いてある部屋へふらふらと向かっていく。)




41: 春翔 [×]
2024-09-25 23:23:25



(/桑嶋さん、すきです。突然のオタクのノリで告白失礼しました。
イライラだとか感情が絵に出ちゃうところとか、めちゃめちゃめちゃ言葉数が多いところとか、素直すぎるところとかが好き~!という感じです。

家に来た時に呟いてた、オレンジ、ピンク、ペール……の桑嶋語はもしかして可愛いと思うものを寄せ集めた感じですか……?

一応場面転換をしましたので、この後は本当に好きな展開を入れていただければ嬉しいです!という報告を……。どんな桑嶋さんが見れるのかとても楽しみです……!!)

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(電話の内容は今から遊びに来ないか、という突発的なもので。適当に返事しながらこの後の予定を決めあぐねていると気配もなかった背後から唐突に手首を掴まれて。「は?」と声を上げれば電話の向こうからは此方が急にキレたと勘違いしているようだが弁明するわけもなく。振り向いたその先、髪で見えないが恐らく目が合っているのだろう。そして放たれた言葉は何をどう聞いても理解し難いもので。住んでもいい、来てもいい、とは一体どういう意味か、もしかしたら何かの隠語か、謎か、考えたところで分かるはずもなく。スマホを耳から離し、怪訝そうな顔で首を傾げて「なに、」と口を動かしかけたところで男は此方の反応を待たずとして消えてしまった。ぽつん、と残されては通話もいつの間にか切られており。此処に居続けるのもなんだか落ち着かなくなってきた。持ってきた荷物、増えた荷物を持ってはホテルにでも泊まりに行こうと。雨は止んでいて、外に出ると生温かく気持ち悪い空気がべっとりと肌に纏わりついた。

それから週に1回程、言われたように男の家に勝手に入り込んでは適当にくつろぐことを覚えたよう。一晩泊まる日もあれば半日で帰る日も。特定の家を持たない自分にとっては今までに日々は常に誰かと共にするのが当たり前であり、それに慣れていた。しかし1人になれる場所を提供されるのであれば話は別なようで。漁っていいと許可が出たところから適当なものを奪って、リビングも自分は過ごしやすいように片付けては大きなテレビを占領し、なにも入っていない冷蔵庫に酒をストックし、キッチンにつまみをストックし、庭でタバコを吸い、吸い殻入れのバケツも用意し、誰かに買ってもらった服と化粧品を必要分だけ置いておき、勝手に客間から持ってきた布団を使ってソファで寝て、そして勝手に出ていく自由な生活を堪能。男と出会うことはあったとしてもほんの二言三言交わすだけでそれ以上はない。さて、今日はなんの映画を見ようか、と考えながら鍵のかかっていない男の家へと勝手に上がり込み。)




42: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-26 20:13:34



(/そんな事言い始めたら私も春翔さんの事好きですよ!
桑嶋に巻き込まれながらも自分のペース保ってる強さも、遠慮無いズバズバした物言いも、住みやすい環境整えてる抜け目無さも!全部好きです!

当たりです~!桑嶋的には“淡くてふわふわしたもの・色”が可愛いと思ってるので、今後の服装如何によっては春翔さんの事も「可愛い」と言い出す可能性大です。

ご報告大変有り難い限りです…!
では、このタイミングでちょっぴり春翔さんに介護……もといお世話してもらって、後々のぶっ倒れフラグにしておこうかな……なんて考えてみましたり……。いけますかねこれ……?)


━━━

( 彼が去ってから一週間程度、ラフを元に仕上げた水彩とパステルの混合絵は納品と相成り。ふかふか大きなカステラのかまくらでお茶会をする、猫やウサギなどの小動物を描いたそれが無事女性に“可愛い”と気に入られたのを画商共々見届け、その日は大人しく画商の言う事を聞いて帰路に着く。――それから暫く。変人の言葉通りちょくちょくと来るようになった彼に、家は少しずつ彩られていって。明らかに様相の変わり出した部屋を不審がった画商に一度事情を尋ねられたものの、「たまにエンゼルフィッシュが来ています。」と要領を得ない回答を一言返したのみ。その後も訪れる男と顔を合わせれば少し話をして、此方は絵を描きにアトリエに行き、彼は部屋を気儘に使う。そんな日々が続いていた、とある日。――扉が開閉する音で目を覚ました其処はリビング。それもソファではなくその真後ろ、カーペットの敷かれた床の上に座り込んだ体勢。どうやら思い付きを片っ端からその場で描き起こし、終わった瞬間に眠ってしまったらしい、手には頁の半数を埋めたスケッチブックと芯の削れきった鉛筆が確り握られていた。少々の間ぼんやり俯いてラフを見つめていたが、部屋へ近付いてくる足音に頭を上げて出入口を振り返れば、最近はそれなりに見慣れたその姿が。「……おかえりなさい、です。」画材を置いた両手でソファの背凭れに掴まり、それを支えにずるり這うようにして凝り固まる身を膝立ちまで持ち上げながら、彼と自宅で相対した時に告げるお決まりの惚けた第一声を。だがそこまででもう限界、宛ら引っ掛けられたシャツのようにだらりと上半身を背凭れに垂らし、そのままもぞもぞじたばたと十秒ほど蠢いた後。「……困りました。立ち上がれません。」ぱったり諦めてそう呟いた途端、遅れて目の覚めた腹の虫が思い切り自己主張を始めて、「春翔さん、助けて下さい。絵を描く所に行けません。」しかしそれに当人は構う事無く、その虫の長い大声に負けそうな茫洋とした声で話し掛けては、両手を彼の方にのそのそ伸ばして起立の助力を乞う。)




43: 春翔 [×]
2024-09-28 12:32:51



(/そんな褒められてもちょっと簡単な料理作って出すしか出来ませんよ!!!!!!

当たった!素直に嬉しい!めちゃくちゃかわいい~!どうしよう、森ガール的なファッションも入れようか……もしかして時代が古いですか???


是非是非ぶっ倒れフラグを入れていただければ!それっぽいモノローグも入れておきました……。
それと、こちらの我儘なのですが……もしよければ今後の展開にて桑嶋さんのライバル、知り合い、友達、自称恋人……だったりの画家さんも登場したら話にまた広がりが出ていいかなあとか思ったりしています!)

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(出掛けるでも誰かに会うわけでもなしに今日の服装はゆるい虎のイラストの下にmoneyと書かれたオーバーサイズのTシャツにタックデニムパンツ。化粧をするのも今日は面倒だと日焼け止めを塗って暑さに耐えてマスクだけ。寝癖を隠すための適当な知らないチームのベースボールキャップ。目元は黒縁眼鏡で誤魔化して。ワイヤレスイヤホンからは自動再生で流れるヒップホップが流れている。取り敢えず家へ入るや否やリビングを素通りしてチューハイとポテチを取り出してはルンルン気分でソファへと向かい。すると目に入ったのは脱いだ服をソファの背凭れにかけて放置していた状況と全く同じものが目に入り。耳元ではファファファフアーンとタイミングよくエアホーンが鳴り響いた。「は?なにしてんだよ。」イヤホンを外しながら面倒なことになったと言いたげな表情でそう問いかけて。助けて、と耳に入った言葉からこの場から動けない事を察して。正直このまま放置してもいいのだが、これから過ごす時間に男がこの場所にいたら邪魔故にどかす選択肢以外はなく。半分ぐらいは生理現象の音で消えた声に「しゃーねェな。」と返事しては手にしていたものテーブルに置いては男の両手首を掴んでは斜め上に引っ張って。思った以上に軽かったので逆に此方が倒れそうになるぐらい力を入れていて、下手したら手首抜けるんじゃないかと心配してしまうほど。引っ張るだけで立てるのかは謎だが、少なくともソファからは離れてくれるだろう。「ほら、これで部屋に戻れんだろ。」聞こえた腹の音はこの際無視することに。しかし、自分が来なければこの男は永遠にこの状態だったのだろうか。それとも時間が経てば自力で動けるようになったのだろうか。何にせよ、この男の危機管理能力というか自己に対する意識の低さで今までよく生きてこれたもんだと変な感心を。)




44: 桑嶋 紬 [×]
2024-09-29 13:50:13



(/えっ!?褒めたらお料理出てくるんですか!是非桑嶋に食べさせてやってくれません!?

流行りましたね森ガール……私としては割と最近な感じありましたけどね…調べたら15年は前でした…。あっ、でもそういうふわふわな格好して下さるなら私も桑嶋も全然大歓迎ですよ!!可愛いのウェルカムです!!!

ありがたや……ありがたや……。ちなみに春翔さんが来なければ、画商さんが来る時までこのまま寝てます、桑嶋。何から何までご迷惑おかけしてすいませんね……。
あ~良いですね~!!それなら陽キャ変人の自称ライバルとか、桑嶋を絵のモデルとして付け狙う自称恋人とか、濃ゆい画家さん達がふわふわ浮かんできたので…いつかご登場させられたらな、と……!)


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( 出迎えの言葉に返事が無い事を気にする素振りは見当たらない。彼の不躾な問いかけに答える形となった両手を伸ばしたまま、それ以上動く気配も皆無な体勢で補助を待つ。やがて思い切り引っ張り上げられた身体は、ぺきぱきぽきんと筋や関節の伸びるオーケストラと共に立ち上がり、二、三歩斜め後ろに蹌踉いてから何とか体勢を安定させる。「どうも、です。」離された両手は縮こまって胸元でだらり、それこそテンプレートのお化けのような形に片付けてやや砕けた礼の言葉を。それから少しだけ視線と意識を下げた先、彼の服に描かれている虎の絵を何秒か見詰め、「……バター…ホットケーキ…」目の前のそれとは全く関係無さそうな呟きをぼんやり溢した後、「……絵を描きに、」いつもの通り、マイペースに行き先の報告をしつつ踵を返した、のだが。踏み出した足は、ゾンビか酔っ払いの方がまだマシと思える千鳥足で大きく上体が揺れる。その滅茶苦茶な動線でそれでも出口まで進んで――ゴツッ、と出口の真横の壁へ、盛大に顔をぶつける。その真っ先の犠牲となったのは鼻のようで、片手でそこを覆って押さえつつ一歩退き、もう一度踏み込めば今度は肩を出口の縁に打つ。「……?部屋から出れません。」首をかくんと傾げ、当然極まりない独り言を呑気な疑問符付きでもごもご吐いた次、三度廊下へ向けた足はリビングを隔てるドアの沓摺りに躓き真正面からすっ転ぶ。「……困ります。絵を描きたいです。」その場に蹲ってそんな言葉を向ける矛先は自らの足。しかしながら一度転んでもう持ち上げられなくなったらしい、諦めずにもぞもぞ丸まり蠢く身体は床に尻餅を付いて余計に自身の状況を悪化させていく。)




45: 春翔 [×]
2024-09-30 18:20:06



(/餌付けなら任せてください!本人曰く、ま、一つ星ぐらいならいけんじゃね?とイキっております。

15年は前……?恐ろしすぎて胸がきゅっとなりました。ちょっと色々アップデート重ねていかなければ……。しかし私も森系は大好きなので着せます!!!!!

寝るときたかぁ……うーん、マイペース!!こちらこそあまりにも雑な対応で申し訳ないです……是非ホットケーキを……。
めちゃくちゃいい~~!!是非、春翔とバチバチに火花散らせられたら……(?)というか遺産目当てだと思われそうでそれもそれでいいですね!(?))

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(なんなんだ。マジで一体なんなんだ。如何にこの男が運動不足であることを実感すると同時に自分は漸く空いたソファにダラダラ腰掛けては適当なサブスクを開いては適当なおすすめを探して。そうしながらポテチとチューハイをカシュっと開けては優雅なリラックスタイム……としたいところ。しかし大きな音に振り向けば、人間初心者のような立ち振る舞いがしっかりと観察できて。もしかしてゲームの世界(しかもまだチュートリアル)に迷い込んだのかと思うほどの操作っぷりはそうそう見れるようなものではないが、特にそんな趣味がある訳でもなく。最終的にその場に蹲り静止した彼を助ける義理は(家を借りているし、いらないらしい高価なものを貰っており大いにあると言っても過言無いのだが面倒なため)無い。それでも雀の涙ほど残っている良心が働いてか、この家に無限に転がっている鉛筆とメモ帳、その辺で見かけた数色の色鉛筆を男の前に無造作に置き。「ほら、これでいいだろ。」とぶっきらぼうに言い放っては元の場所へ戻り。……なんとなく頭から離れないホットケーキ。陳腐な台詞を吐き続ける恋愛映画は目の前を流れるだけで、脳内は甘い香りが漂い、ふわふわで、バターとメープルシロップがトロトロと流れ、ホイップクリームがトッピングされた映像が投影されては。ポテトチップスを食べていた手を止めてはお行儀良く塩辛い指を舐め、少しぬるくなったチューハイ片手にキッチンへと。常備しているホットケーキミックスを使い手際よく作っていけばいつの間にか部屋が甘い香りに包まれて。)




46: 桑嶋 紬 [×]
2024-10-01 23:13:24



(/自信満々春翔さん可愛い…!!桑嶋が星三つ出すので餌付けたっぷりお願いします!!

流行2009年~12年くらいらしいので……ヒュッて喉鳴りました。どうぞ!!会う度色んなお洒落してる春翔さん素敵なので!桑嶋に「可愛い」言わせてやって下さい!!

寝てる所を発見した画商さんの心臓と胃を痛めさせるまでがセットです。まあ……構われすぎも桑嶋嫌がりそうなので、このくらい雑で宜しいと思います。甘い香りに誘われて来ましたので、適当に対応しちゃって下さい。大体それで大丈夫です。
自称恋人は春翔さんバチバチ睨みますね、絶対。自称ライバルも春翔さんに絡みに行く姿が目に浮かぶよう……。言うて自称恋人も自称ライバルも、桑嶋からは“友人”か“親しめの知り合い”に見えてるので、会話でめちゃくちゃすれ違い起きる事必至ですが……。)


━━━


( 丸まった姿勢から起きても今度は後頭部と背が壁に張り付いて離れない。一向に伸びない膝を掌で擦って叱咤らしき仕草もするが、状況は好転する気配一切無し。呻く独り言は段々と不明瞭な早口と化し、また均衡を保てない身体がずり落ちかけた所へ、ふっと影が差す。――視界に入る場へ置かれたメモ帳に文房具。ぴたり全ての動きを止めてそれらをじっと見詰めた数秒後、目を彼の方へ向ければもうソファに座る所。「…ええと、ありがとう、です。」動作と同じく無音になっていた口から、届くかも解らないか細い礼を遅れて落っことした後は、目の前の道具を握り締めて宣言通りに絵を紡ぎ始める。……暫し。手元にあるのは鉛筆の他、赤と黄色、緑に水色の四色のみ。だが下書き無しに滑らせていく紙上はそれ以上の豊かさで彩られ、出来上がるのはホットケーキの取り合いをする三匹の虎。色鉛筆の淡さでふわふわとメルヘンな画を描き終えた丁度、顔を上げた先に居た筈の彼は姿を消していて。「……何処ですか。」首をふらふら揺らして見回すその鼻を甘い香りが擽って、すかさず腹の虫が二度目の飢餓を声高に叫ぶ。しかしながらやはりそれは気にした素振りも無く、只匂いの源を追うように身体を操作し始めるが、変わらず脚は役立たずな為に壁沿いをずるずる、途中からは床に上体を落として匍匐に成り損なって潰れた体勢で移動を敢行。「……居ました。」大した距離でもないのにそこそこ時間を掛けてやっとキッチンに到着、傍目にはぼさぼさ髪の細い男が人を追って床を這ってくるというホラー真っ青な光景ではあるものの、本人はのんびりと彼の発見に声を漏らす。「何してるんですか。」きっとそれを尋ねたいのはこのお化け擬きの方ではなかろうが、ともあれ先にそう疑問を投げかけながら頭だけを何とか持ち上げ、陸に上がったアザラシのような格好で彼の手先や顔など視線をあちこちと向ける。)




47: 春翔 [×]
2024-10-04 06:44:22



(/それは逆にプレッシャーでは……!?フルコース出さないといけない気がしてくる……。

そんな昔ですか?ほんと数年前に流行ったイメージしか……頭が……。何気にファッションを考えるのが大変なんですけど楽しい節もあったりして。ひぃ~!是非可愛いと言わせます!!

画商さん……なんてかわいそうな……。それにしても移動方法がホラーすぎません!?!?本当に焦げたと言っても端っこがちょっとだけ焼き目強いだけなので何卒……。というかこの調子だと納得いくのが焼けるまで桑嶋さんに回りそうで……、お腹が破裂するまでにはなんとか成功させます。
売られた喧嘩は買いますので是非ばちばちさせてください。でも本当に、なんでたかが友達がアホみたいに絡んでくるんだ?ってなりそうですよね~。)

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(ぷつぷつと表面が歯の奥が痒くなる気持ち悪さになったらフライ返しと勢いでひっくり返して。流石、使われていないフライパンなだけあって表面が均一に綺麗な焼き目が付いていては満足。後は弱火で少し火を通せば出来上がり。ご機嫌に流行りの曲を口笛で吹いたりなんかして皿を取りに行こうと回れ右すると何かを蹴る感覚。「うおっ!?……は、…何してんだよお前、」何を蹴ったのか確認するや否や居ないと思っていたものがそこに在った驚きを隠すことなく半ば叫び声に近い声を上げて。まだバクバクと鼓動が直に聞こえる心臓を押さえ付けようと深く息を吸ってもどうにもならず。何してる、という質問には此方が質問を返して。それにしても余りにも怖すぎやしないか、そもそも床を這いつくばる体力があるなら立てはしないのか、いやそもそもここ男は何をしているんだ、と頭を悩ませていたら焦げ臭いにおいがして。慌てて火を止めたら床に這いつくばる男をひょい、と遠慮なく跨いでは無駄に煌びやかな装飾が施された皿に真っ黒でも無ければ食べれる程度、多少焦げてしまったホットケーキを移し。片面は綺麗に焼き色がついたし推定2cmは超えるふわふわ具合、こんなの店で出したって文句は言われない。焦げてさえなければ。暫くホットケーキと無言で見つめ合っては悔しそうに唇を噛み締め「……食う?」と男の方を一瞥もしないで呟くそうにそう尋ねて。)




48: 桑嶋 紬 [×]
2024-10-05 21:28:15



(/あ、あわわ…フルコースなんて出されたら卒倒します、背後が。お腹いっぱいになれるものならトーストオンリーでも桑嶋は満足しますので……!

いや本当に……時が経つの早すぎないです…?背後様が楽しいと私も楽しいですねえ。ふふふ、可愛いと言われた春翔さんの反応楽しみにお待ちしております。

桑嶋、疲労も焦りも真っ先に脚に来るので、必然こんなホラーな移動に……背後も書いてて怖かったです。厚さ2センチ越えのホットケーキ…むしろ焦げ目も良いアクセントなのでは…?美味しそう過ぎて桑嶋も夢中ですよ。桑嶋の体格的にもうちょい物を食べた方が良いので丁度良いかと……全部美味しく頂きますので存分に拘って下さいませ。
やったあ!(?)ですねえ~……桑嶋からの紹介だけでは凄まじい誤解が生まれてしまう…自称の方々も多少気の毒……まあそこも込みで恋人やライバル名乗ってるメンタルの強さもありそうですけども。)


━━━

( この床這いのお化けからしても、それは不意打ちの衝撃だったのだろう、彼ほどではないにしろ不明瞭な悲鳴がか細く漏れる。しかし床との接地面が多いからか、うっかり彼の足が当たった枯れ枝は揺れただけ、幸いにして吹っ飛ぶ事は無かった。その痛みだとか文句だとかはすっぽ抜かし、何なら問いに問いを返された事にも何も言わず、おっとりと首を傾げては、「……絵を描き終えたら春翔さんが居なかったので、探してました。」と言葉だけはマトモな答えを。「春翔さんは何を、」それからもう一度投げかけた質問は、受け取ってもらう前に焦げた匂いと共に置いていかれて。口は最後の母音のまま、頭だけをゆらり回して彼の行動を追って、その手際良い動作と悔やむ表情を見詰めている。と、そこに降り掛かった声があまりに予想外だったらしい、沈黙の数秒間彼の横顔とその手元をきょろきょろ視線を泳がせ、「……食べます。」かくんと頷き肯定を返す。続けて直ぐ傍の壁に一旦身を転がし、そこを支えに何とか辛うじて上体を起こしてから芳ばしい香りのするそれを受け取る。――つい先程まで絵に興していたそれより少し色の濃いホットケーキ。ほんの少しの間じいっと見詰めた後、徐に口を目一杯に開いてそれに噛り付く。抵抗無く歯の沈んだ箇所から全てをハムスターの如く頬の内に詰め込み、もぎゅもぎゅとゆっくり咀嚼する事暫し、「ふかふかで、甘くて、美味しいです。」口腔を空にして溢したのは純粋な呟き。まるで子供のようなその物言いの最後、彼の方を見上げながら、「……とてもあったかいです。」些か妙ちきりんに的外れな感想で締め括って。後はもう夢中と言わんばかり、既に三分の一ほど円の欠けた甘いそれに視線を注ぎ、始めと同じ思い切った大きな口で平らげていく。)




49: 春翔 [×]
2024-10-10 07:36:05



(/お待たせして申し訳ないです!!1週間ほど遅れてしまう場合は一報入れさせていただきますが、必ず返信はさせていただきますので……!やりたいシチュエーションが無限にあって時間が足りないと涙しております……。

気付いたら時間が経っていて、また別の意味で頭が……。

ずっと立ちっぱなしだと脚にきますよね~!!めちゃめちゃ浮腫んじゃいますよね!!褒められた春翔がアップを始めてしまいました。調子乗らせたらこんなことになります覚悟してください(?)
あ~素敵な方々と早くお会いしたい……。いい感じに険悪な雰囲気にさせてみたい気もします。桑嶋さんとの絡みも見たいですよね。誰がツッコミするんだろう……。)

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(気に入らなかったソレを手渡せば男の方へは目もくれずに自分の分を作り始めようと余ったホットケーキミックスをボウルへと雑に入れたところで、かなり作るのが面倒になってはこのまま映画に戻ろうかと思った時。後ろから声が届き。褒められて悪い気がする者はいるはずもない。冷蔵庫から牛乳、ヨーグルト、バター、ベーコン、卵を取り出しては早速準備に取り掛かり。キッチンペーパーにヨーグルトを乗せれば適当に水を切って、代わりに気持ち少なめの牛乳、卵、砂糖、なんとなくバニラエッセンスを満足なだけ入れてはざっくりと混ぜて。大体いい感じにフライパンがあったまったところで2、30cmの高さから生地を流して。もう片方のコンロにベーコンを……本当は分厚く大きいものが良かったがストックしてあったものが小さくて薄いものしかなかったため所狭しと並べては火をつけてはすぐカリカリになったため一度別皿に移してから、卵を片手で割り入れて半熟になるまで蓋をして待機。後ろにいる男のことなどすっかり忘れているような振る舞い。それから暫く、大皿に出来上がったふんわりふわふわパンケーキ2枚、その上にカリカリベーコンと半熟目玉焼き。バター、胡椒と粉チーズを思っている倍以上の量をかけたらハワイアンパンケーキの完成。味見はしていないが、するまでもなく美味いことは分かりきっているほどの自信があり。「もう一皿食べるか?食べるよな。」褒めて欲しいとか美味しく食べて欲しいとか、そういった感情はなく。ただただ調子に乗って作ったしまっただけの一皿。有無を言わさず押し付ける態度、勿論返事はイエスしか認めないと言うように視線を合わすはずもなく付け合わせは何かあるか冷蔵庫を確認する始末。しかし何もなかったようで仕方なしに空白が余った皿の端に別添えということで蜂蜜とケチャップを入れた2種類の小皿を置き。)




50: 桑嶋 紬 [×]
2024-10-13 00:40:23



(/いえいえ大丈夫ですよ~!!私の方もちょっとばかり遅れてしまったので、ここはお相子という事で……。やりたい事と時間の経過が反比例するもどかしさ、辛いですよねえ……。

気をしっかり!まだまだこれからですから!!

足浮腫むと歩き難い事この上無いですよね……桑嶋ってば飯食わなくて力が無いから尚更酷そう……。褒められて調子が乗っちゃう春翔さん可愛いですねえ。いやもう幾らでも覚悟するのでじゃんじゃん調子乗っちゃって下さいませ。
一触即発なぴりぴり感も面白そうですよね。言うて自称ライバルは陽キャなのでワンチャン仲良くなれそう感ありますが。……ツッコミは…強いて言うならライバルさんかな…?画家の中では比較的マトモな側なので…?

餌付けタイムも中々楽しいのですが、お次どうしましょうねえ。このままぶっ倒れにいくのも良いですが、何かワントラップ挟みたい気も……家で画商さんと鉢合わせするとか何処かお出かけするとか……悩みますねえ……。背後様は何かやりたい事などありますか?)


━━━

( 傍目には一心に、はたまた飢えた動物にも見えようかという勢いで口の中をホットケーキで一杯にしては、反して鈍い咀嚼をもちもちと繰り返す。その最後の一口を飲み込もうかという辺り、また辺りに漂い始めるのは塩味の強い香ばしさ。それに釣られたように首をかっくり上げた変人の視界に広がるのは、無駄無く調理を熟していく彼。その姿が動く度にふらふら頭も揺れて手元を追っていた目の前、また新たに皿が現れた事に面食らったのか、ぴたりと一瞬動きを止めはしたものの、「食べます。」再び同じ文言で答える声は、一度目よりもはっきりとした意思を持つ音。皿を受け取った十秒ほどの間、料理を回したり指先でパンケーキをつついたりと弄ぶような仕草を見せた後、やっと具材の乗る一枚を掴んで思い切り頬張る。もごもごと噛み砕き口腔で混ぜたそれを喉に通して、「……美味しいです。」やはり同じ文言の感想が溢れる。「春翔さん、料理上手ですね。凄いです。オレ、こういうの食べた事無いです。こんな味があるんですね。わくわくします、素敵です。」それから雪崩の如く、淡白ながらも言葉をどさどさ重ねて流しながらも確りと食べ進め、ぺろりとすっかり完食し、空になったものをじいっと眺めた後。「……あ、」不意に小皿の内に余ったケチャップや蜂蜜を指先へと付け、それを少し汚れの残る皿の表面に擦り付けていく。――時間にすればものの数分程度、そこに出来上がったのはケチャップのハイビスカス。平素なら“食べ物で遊ぶな”と画商などから叱責を食らう所だが、この場にいるのは自由気儘な彼のみ、よって真っ赤なそれは誰に阻まれる事も無く堂々咲き誇る。「春翔さん、」胃に食物を送った功労か、今度は蹌踉ける事無く立ち上がり、彼の直ぐ隣まで歩んだ所で口を開く。「オレ、アンタの料理好きです。また作って下さい。」先ずは彼を見て真っ直ぐと料理への好意を。それから花を描いたその皿はシンクにそっと置いて。「……絵を描きに行きます。」飽きるようないつも通りの報告をしたその次には、調味料のべたべた付いた手も洗わない内に踵を返す。)




51: 春翔 [×]
2024-10-20 01:35:04



(/またまた遅れて申し訳ないです~!!ちょっと暫く、2ヶ月ぐらいは多忙になってしまい……週末にしか返信出来ないかもで、本当にお待たせして申し訳ないです!時間があまりにも足りなさすぎて……腕と脳味噌をもうワンセット発注しときます……。

ほんとに……。絵を描くのって結構立ち仕事っぽいよな~と思ってるので画家さんは脚強いってイメージなんですけど、なぜか桑嶋さんに関してはそんな長時間立ってられる……!?無理しないで!!って気持ちに……。
ちょっと(かなり)ライバルさんと関わるのが楽しみですね……。でもライバルさんがめちゃくちゃまともなのは想像できますよね~!なんだかんだ世話焼きポジにいそうな感じが。

そうですね~、画商さんに世話代せびるのもいいし、お出かけ……お出かけはハーネス買わなくていいですか!?ただ雑談するゆっくりした時間でもいいし、勝手にアトリエに侵入するのもいいし、他には……何もいいアイディアが己の頭が恨めしすぎる……。取り敢えず寝かしたので思うように動かしてやっていただけたら嬉しいです……!)

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(頼まれてもないし、報酬もないし、人に分け与えるような性分でもないのに豪勢に作りすぎたのはなんとなく気分が良くなったから、多分。余った生地は1枚作るのにも満たないぐらいの極少量だけ、作り足すのは面倒ということでゴムベラでできる限り集めては掌ぐらいの小さなホットケーキを。後ろから聞こえる声は機嫌を良くする褒め言葉がつらつら、やはり自身に対する賞賛の声は誰から貰ったとしても心地よいもので。「んー、まァな。俺が作んだし。」と素っけない言葉でも心なしか弾んでおり。小さい故にすぐ完成したホットケーキを皿に乗せたところで暫く静かだった男が音もなく隣に立っていて。「ま、今度。気が向けばな。」目を落としたシンクに置かれた皿にはハワイアンな落書きが施されており、そこらで見かけるプレートアートよりもクオリティが高く感嘆の声を漏らして。こういうのは写真撮るから食う前に作れよ、と文句を言いたい男は此処にはもうおらず。仕方なくシンクから取り出した皿にだけフォーカスを当てては1枚、適当なタグ付けをしては投稿アプリに載せて。


そんなホットケーキ事件から数日間数週間。頭はガンガン鳴るし胃は重いし、喉は痛いし、脚はまともに動かない。完璧に飲み過ぎ騒ぎ過ぎ食べ過ぎの罪を背負っている。秋に差し掛かったことで淡い赤色に変化した髪色。胸から上は三枡格子、その下は微塵格子。繋ぎ目にはブランドロゴが一周あしらわれたシャツに脚長効果のある黒スキニー、厚底黒ローファーのヒモはとにかく休めるところを探しているようで、電柱にもたれかかりしゃがみ込んでは現在位置を確認する朝の6時半。記憶喪失により何が起こったのかも覚えていないし思い出したくもなく、響く頭を押さえながら近い家を探せば幸か不幸かあの男の家で。半ば嫌々重い腰を上げては目的地へとフラフラ向かい。そして何分かすればいつものようにふかふかの高いソファに横になっては静かに目を閉じて。酒に煙草に香水の臭いがするが関係ない、とにかく今は寝たい一心。)





52: 桑嶋 紬 [×]
2024-10-24 20:35:57



(/大丈夫です~!!了解しました!私もしょっちゅう不定期に遅れてしまうので……脳と腕の発注は私もしておきたいですね…どこで注文出来るんでしょ……。

大きい作品だと余計に大変そうですよね……絵の時だけやたら力出るんですよ桑嶋。普段は人間初心者の挙動するくせに……。多分絵に関する時は神様が支えてるのでは?
それは本当にそう。ライバルさんは「こいつ絵で勝負以前に早々に天に召される…!」って焦りで何やかんやお世話焼く羽目になってる節はありますね。死なない程度に食べ物差し入れとかしに来るから、会う日はそんなに遠くもないのでは……?

そうか…お出かけにはハーネス必須ですね…!とりあえず今回は家でまったりお話でもして、その内に桑嶋を訪ねてきた画商さんに世話代でもせびります?罪背負って大変怠そうな春翔さんを起こすのは忍びないので……。)


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( ざりざりと擦るような強さで筆をキャンバスに滑らせる音と、不明瞭な声だけが響くアトリエ内。窓から覗く者が居れば亡霊を見たと騒がれかねない様相を纏って動かし続けていた手は、朝日に照らされた辺りでだらんと垂れ下がる。「……出来ました。」縺れたような足の動きでふらふら、少し遠ざかって色を重ねた油彩を見詰めては一つ呟き、使い終わった道具をのっそり片付けている途中、遠くから微かに響いた音に気付いてか身の動きが全て止まる。そのまま三十秒程度停止した後、何事も無く作業を再開し道具の手入れを終えて直ぐ、着ている白シャツで適当に手指を拭いながら廊下へと。――だだっ広い家内、相変わらず安定感に欠ける足取りが目指したのはどうやらリビングらしい。目的地に到着すると頭をぐるり回して室内に視線を巡らせ、そのソファに寝そべる彼を見るなり傍に寄り、立ったまま真上からぬうっと覗き込む。「…おかえりなさい。」いつもの迎え文句を告げた次、移った目線は彼の髪。「……桜…フラミンゴ…」その淡い色にまた平素と変わらず低い独り言を溢してはふらふらと首を傾げ揺らして、「……あ。カエデ。」その一つの単語を落とした瞬間一人勝手に頷き、更にぐっと顔を近付けて暫し眺めた一分後、「具合悪いですか?」物凄い今更、そもそも一番始めに問い掛けても良さそうな言葉を彼に降らせたかと思えば、答えも聞かない内からまた覚束無い千鳥足で彼から離れて部屋を出る。――更に数分後。戻ってきたその両手にはやたらとデカい救急箱。それをソファの真正面にあるテーブルに、でんっと乗せて蓋を開く。あれもこれもと有らん限りの医療品が詰め込まれた其処から、頭痛薬、胃腸薬、解熱剤……兎に角あらゆる薬の瓶や箱を、手に取った順に横一直線に並べ始める。果ては消毒液や湿布まで取り出しテーブルの端から端まで等間隔に置いた終わり、「……どれでしょう?」彼に訊いているのか只の疑問だだ漏れなのか、見当の付かない声を落としてはそのままぼんやりと立ち尽くす。)




53: 春翔 [×]
2024-10-27 22:52:21



(/ほんとにありがとうございます!!頭の中ではこんな感じで返信しよっかな~音符音符と考えているのですが、実際にアウトプットする余裕がなく……。ついでに時間も発注しときますね!アマ??ンで!!

絵の神様が微笑んじゃってる~!しかし絵だけ。でもそんなこと言われたら集中しすぎてる桑嶋さんを大丈夫、って止めるシーンを早く見たいって気持ちが……。
そんな、食べ物を差し入れに来るんだったらお世話係バトンタッチするわって肩ぽんする未来まで…!

そうですね~今回はのんびり回にしましょうか!ちょうどお小遣いももらえてラッキー!変な夢見て起きたら変な現実だった場面からスタートしました。もしかしてまだ夢見てる……?)

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(こんな夢を見た。広く殺風景なアトリエに立っている。目の前には大きなキャンバス。その白地はやけに重たく、見ていると吸い込まれそうな気さえする。気がつくと筆が手の中にあって何か描きたい衝動に駆られる。だが俺の右腕を掴み離さない。見下ろすその眼差しは暗く暗く、まるで底知れぬ海のようだ。俺はこう言った。「描かなければ」男は素直に手を離したが、奇妙なことに、筆はまだ動かない。もう一度キャンバスを見やると、そこには見えない何かが覆い被さっているかのようだった。その瞬間、耳元で男が、「描いても、アンタが知るのはほんの一片」と囁いた。その声を振り払おうとすると勝手に腕が動き始めた。キャンバスをガンガンと音を立てながら縦横無尽に滑り、黒い線が次第に人の形へと変わり、やがてひとつの顔が現れた。その顔はこちらを静かに見つめこう言った。「アンタの求める世界はなんですか。」俺は一言何もないと答えた。そのうちアトリエは病院の一室となり、硬いベッドの上で……。
目が覚めると若干の見知った天井と病院臭い空気が漂っていて。相変わらずガンガン響く頭を振りながら「ん゛ぁ゛~~……」と不機嫌な獣のような声をあげては上体を起こして。目の上がひたすらに痛い。痛すぎる。脳内メーカーはきっと‘痛’の感じが所狭しと並んでいるだろう。そんな中、眩しさに耐えながら視界を広げれば、夢にも出てきた男が何やらお店屋さんごっこの準備をしている途中で。何がそんなに必要なのかと疑うほど大きい救急箱からあれよあれよと出される医薬品の数々、さながら薬局のよう。知識がないのか、自分の症状が分かっていないのか男の呟いた言葉はそのまま空気の中に紛れては粒子となって消えてしまい。取り敢えず頭痛薬を手に取っては「……みず、もってきて。」とカスカスに掠れた声で男に頼み。果たして無事に届けてくれるか疑問ではあるが、その間にも頭痛薬のパッケージを確認しては規定量プラス2つをプチプチと。そして頭痛に効くとは到底思えないが、目の前にあったからという理由で冷えピタを額に貼っては一時的なひんやり感を余裕のない身体で楽しみ。)




54: 桑嶋 紬 [×]
2024-11-01 18:34:35



(/限り無く私と一緒で親近感湧きますね……アウトプットしようと文字と見詰め合ってると寝落ちする事も多いですし……。やった!これで沢山お話書けます!!

絵以外の事は特に無かった事にされました、神に。それはもう私も見たいです~!春翔さんが如何にしてその“大丈夫”というまでの行動に繋がるのか……この過程も見たいです……。
そんなんされたらライバルさんも「絵の勝負しに来てんの!!」って春翔さんとのお世話係押し付け合いになりそう……そしてそれを見ながら「仲良いですね。」と呑気に喋る桑嶋……ツッコミ不在か……?

了解です!!具合悪い時って変な夢見ますもんね…でもしかしこれは恐らく(確実に)桑嶋の行動が夢に影響している……現実と地続きの夢とか怖いな…?しかも春翔さんにお触りまでしちゃってごめんなさいね……。)


━━━

( 問い掛けの言葉と共に首を傾げたままの格好で、舟でも漕いでいるのか単に疲労で直立出来ないのか、かっくりこっくり身体が揺らめく。それが止んだのは不意に威嚇の唸りに似た声が上がった瞬間。髪に埋もれる視線はまたじっと彼へと向けられて、「……お水ですね。」掠れていても言葉はきちんと聞き取れたらしい、頷く仕草と共に単語を繰り返しては、くるりキッチンへ踵を返す。――その際いっぺん転んだのは概ねいつもの事、のそのそふらふらと歩いた先の目的地で足を止め、少々の間動きを止める。「……ええと…お水…」零れた声が霧散して消えた後漸く冷蔵庫の前に歩を進め、その中からミネラルウォーターのボトルを一本、未開封のまま取り出す。それを両手に握り胸元に抱きながら帰ってきたリビングのソファー前、「どうぞ。」とぎりぎり空いていたテーブルの端に乗せた動作のまま、すとんと床に座って彼の目の前を陣取る。それから並べた薬を手前から順に鈍々しい動きで眺めていった次、彼の方へまた顔を戻して、「頭、痛いですか。」これまた無遠慮な視線と質問が飛ぶ。しかしながら相変わらず答えを聞かぬ内からもう少し手前に距離を詰めたかと思えば、徐に上げた指先が彼の頭――正確には額に貼られた冷却シートの上に乗る。そのままするすると其処を弱々しい力で擦る事数秒程、その手を明後日の方向へと放るように離す。そんな何やら謎の行動をもう二回程、シートを擦る所からご丁寧に行い。やがてその手も下ろして、「……飛んでいった痛みって、何処に行くんでしょうか。」脈絡も無いそんな疑問らしい呟きを茫洋と漏らしながらソファーの足元に寄り掛かり、いつに無く近い距離で昆虫観察宜しくじいっと彼を見詰め続ける。)




55: 春翔 [×]
2024-11-06 18:51:47



(/返信、次の土日には出来るはずなので何卒……!!待たせてしまい申し訳ないです!!お詫びに春翔が最近得た気付きを披露します……。)

やば、風呂ン中で腹鳴るとクソ響くんだけど。笑うわ。


(?)

56: 桑嶋 紬 [×]
2024-11-08 23:08:34



(/大丈夫ですよ~!!此方は桑嶋がタンポポで花占いし始めたの眺めつつのんびりお待ちしておりますので、焦らずゆっくりお返事下さいませ…!)




57: 春翔 [×]
2024-11-10 23:40:18



(/たんぽぽで花占いなんてファンシーすぎ~!と微笑ましく思ったら普通にたんぽぽ?マーガレットじゃなくて?と腰を抜かしました。お待たせしました!!!

何気にこうして返信が出来る喜びにかられているんですが、いつも読み返すと日本語がきしょくて申し訳ない気持ちになっています。

こちらからも初お触り……?多分初ですよね!ちょっと背後がドキドキしながらなのですがまだ、まだ許容範囲内ですよね……?馴れ馴れしいとは思いつつも、まぁ!春翔はそういうキャラだし!と微笑ましく見てやってほしいです。(?))

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(いい歳にもなってはしゃぎすぎた事を今更ながら後悔するが、何一つとして記憶には残っていないあたり再度繰り返してしまう運命になるのは明白で。「……ん、さんきゅ。」まだ覚醒しきってない頭で水を受け取っては手に出していた複数の薬を一気に飲み干しては。若干喉に引っかかる感じはいつものことなので無視。即効性の即の字さえも書かれていないパッケージ。金持ちなんだからもっといいの常備しとけよ、という文句は心の内秘めておき。深く長い溜息をつきながら男の言葉をぼんやりと意味を介さず聞いていて。すると飛んできたのは意外にも腕。ひょろにガリとはいえ、自分よりも図体のデカい男に痛いの痛いの飛んで行け、とされたところで痛みは変わらず。むしろ増してきたような気さえも。「さぁな。少なくとも薬が効くまでは俺の中に留まってるわ」返した言葉は夢も希望もへったくれもないもので。いつにもなく近い距離、これがこの男じゃなかったらそこそこな雰囲気に……なったとしても今はそんな気分ではない。よく見れば手入れをしてないことは迷惑なのにふわふわな癖毛、体躯も相まっていいものを持っているのに生かしきれていない。腕を伸ばしてはその髪を一房手に取り「お前は、ほんと勿体無いよな。」1文字ずつ噛み締めるようにそう伝えては。またこの前のように感情に飲まれてしまうのを防いだのは爆音の着信音。音を切るようすぐに通話に出ては「いやいい、パス。……また今度な」と早々に切っては明るい画面から目を背けるようスマホをソファの上へと乱雑に置き。未だガンガン鳴り響く頭の中を何とか鎮めるようにぼんやりと遠くを見つめ。)




58: 桑嶋 紬 [×]
2024-11-14 22:25:46



(/身近に生えてるのがタンポポだったので……ちみちみちみ…と一枚一枚丁寧に千切って春翔さんが来る日を占ってました桑嶋です。此方こそ!!

きしょい事とかある訳ないじゃないですか!私だって誤字だの消し忘れだのが見付かって悶えてるのに……どれだけ推敲してもあるんですよね……。何故……?

初めてですね!!桑嶋パーソナルスペースとか無いので全然許容範囲です!なんなら桑嶋の方が春翔さんより馴れ馴れしい気がしますし……何せ初対面で春翔さんの脚にしがみついたド変人ですし……今もベタベタ触りまくってしまって申し訳無いです。あ、画商さんはどのタイミングで呼んじゃっても構いませんので、この状況にご満足頂けましたらいつでもどうぞ!!)


━━━

( 疑問への返答は聞いているのかどうか怪しい所だったが、流石に髪に触れたものには気が付いた素振りを。ほんの微かに頭が揺れて、恐らくは毛先を取るその手へ視線が向いている。丁度絵具汚れの無い細く柔らかいそれは容易く彼の指に絡み、かっくり揺らした首に合わせてふわふわと頼りなく漂う。「……もったいない。」普段と変わらないぼんやりとした声が、多くを籠められたようなその言葉を反芻した後、意味あるものを返したのは彼と彼の携帯が黙り込んでから。「画商さんもアンタと居た人も、レイさんもユウさんも、みんなそう言いますね。」ほんの少し、よくよく見ないと解らない程の角度で唇の端を下げて、彼の知る人物の他の誰かの名も晒しぽつぽつ言葉を重ね、「……雲に隠れる星空の方が、勿体ないです。」最後に付け加えたそれは脈絡がちゃんと繋がっているような、いつも通り滅裂なような。何とも言い難いそんな締めの次にまた彼の視界へぬうっと割り込んで、暫しその体勢で停止した後、再び伸ばした手は彼の頭に。力の入っていない五指をわさわさと髪の毛の内に侵入させたかと思えば直ぐに引き抜き、互いの中間に宙ぶらりんに置いたまま何か顔は探る仕草を取る。その視線がやがて固定した先は恐らく垂れ下がった彼の手、それを甲側から鷲掴むようにやんわり右手で覆い、「……大丈夫ですよ。」感情が今一つ読み取れないボヤけた声で、そう呟き程の気休めを溢す。そのままにぎにぎ、強弱を付けたなけなしの握力にて弄ぶ動作を繰り返す内、「……ねむいです。」仮にも気遣いらしき素振りを見せた五分前は何処へやら、その一言の後には途切れ途切れの細い寝息が唇から漏れ始めていた。)




59: 春翔 [×]
2024-11-20 20:31:12



(痴情のもつれにより口から魂出ている春翔からナランキュラスの差し入れ。申し訳ないとはギリギリ思っている、らしい。)




60: 桑嶋 紬 [×]
2024-11-21 20:25:39



(/何があったんですか春翔さん…!お花貰えて嬉しい桑嶋からはセロリお返ししておきますね…!)




61: 春翔 [×]
2024-11-28 22:35:09



(/お待たせしました!!!2週間も!!!もう暫く忙しくないと思いますので、お待たせすることはないと思います思いたい……!本当にやりたいことがありすぎて進まないのがもどかしく……誰のせいかと言われたら私なので罵って……いや、つらいから罵るのは無しで……。代わりに夢オチセロリを首に巻かせときましたので何卒…(?)

めちゃめちゃ行動かわいい~!小動物みある~~と背後は超ニコニコです。本当はまつ毛なげ~とかやりたかったんですけど、それはちゃんと素顔見た時に取っておこうかな、と!というかいつ素顔お披露目会します!?というかというか!新しく出た名前ってもしかしての……??きゃーっ!!ちょっと1人で大興奮してます。)

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(今まで出会った奴の中の大半が所謂変と分類されるような人間ばかりだった。しかし、ある程度人間を保っていて、話も大体は通じる生き物だったために扱いには長けていたと自負している。だが、この男は一体なんなんだと疑問が湧くほど未だ掴みきれない。言葉を表出したと思えば理解できないような遠回しや抽象的なもの。動いたと思えば意図がつかめず、いつも置いてけぼりにされてしまう。今回だってそうだ。「自らの意志で隠れてるわけじゃない恒星とは違うだろ。」男の素顔も知らないが、それを抜きにしても髪質や長身を活かせる体型、声も全て武器になるというのに何もかも捨ててしまっている現状。もしも腕が折れたら、絵が描けなくなってしまったら。そんなことを微塵も考えていなさそうな生活は誰も指摘しないのだろうか。だとしたらかわいそう、と思ってしまうが今は口出しすることもなく。そんな気持ちが伝わったのかなんなのか、撫でられた頭に握られた手に伝えられた言葉に目を丸くしてしまい。あまりにも突拍子のない出来事にかける言葉も見当たらず、暫く少し気まずいような時間を過ごしてはいつしか目の前で遠慮なしに寝息を立てる男に「……なんなんだよ」と思わず声を漏らしてしまい。

気付けば男がセロリを片手に此方へとにじり寄っている。なに、と声をかける間もなく俊敏な動きで首にその葉っぱを巻いてきた。……なんで?「は?」と目を覚ましたと同時にピンポーンと間抜けなチャイムの音が鳴り響き。ぼんやりと目も頭も覚めないまま取り敢えず二度寝しようかと再びソファへ横たわり。)




62: 桑嶋 紬 [×]
2024-11-30 19:37:54



(/お疲れ様です~!!いや本当に……頑張っていらした背後様を罵るなど出来るわけがありません……!!ネギみたいにされたセロリ…ちゃんとお花の言葉で返そうと思ったのですが、気が付いたらセロリ持たせてました。

寝てる飼い主の周りにオモチャお供えするワンちゃん感あるよな~と私も後々見返して思いましたね。“まつ毛なが……”もいずれやりましょうね!私も早くお顔お披露目したいのですが…そうですねえ……まず同居切っ掛けのぶっ倒れイベント経てから、その次にお顔お披露目で如何でしょう…!
ええ!例の自称のお二方に御座います!!まだお顔見せは先になるでしょうが、名前だけでも!と出番フラグだけ拵えちゃいました!!)


━━━

( 二人分の寝息が合奏されて暫く。合いの手のように鳴ったチャイムの発信源――変人画家“蚕繭”の担当画商は、もう二度程ボタンを押した後に十秒待って、その間に一切の反応が無い事に深々溜め息を吐き出しながら屋内にずかずか踏み込む。来たぞ、と声を掛けた所で静寂が返ってくるのも慣れたもので、そのまま奥のアトリエへと進みかけた所で視界に入ったリビングの状況にぎょっと硬直する。『ったく…何してたのかね、コレ……』テーブル一杯に並べられて一部乱れている薬達、近くにはペットボトルが転がって、更にその傍の床に横たわっている見覚えしかない枯れ枝。大方いつもの奇行の果てに寝こけてるんだろうと適当に思考を片付け、取り敢えずパンやらお握りやらが詰め込まれた差し入れのコンビニ袋をその辺に置き、変人を起こそうと爪先をリビングに向けて――今頃ソファを陣取る人物に気付く。『うお不審者…っ、』思わず口を衝いて出た素直過ぎる感想の後で、まじまじその人物の顔を見詰めて怪訝に眉を顰める。『……いや、何処かで見たような…?』どちらにしろこの家には不自然な存在と対峙した事に意識が向いていた為だろうか、足元の変人に唐突に足首を掴まれて飛び上がる程にビビり。「……そのひと、春翔さんです。頭痛いから寝てます。」此方の心臓がまだ治まらない内にダイイングメッセージを言うだけ言って、ごつっとまた床に額を伏せて眠った画家の姿は死体そのもの。何がどうだの欲しい情報は何一つ入らず、此方も頭痛がしそうな思いの画商は片手で自らの顔半分を押さえ込みつつ、『……コレの知り合い、か?』自称恋人、ライバルとも遭遇する“類は友を呼ぶ”の典型例を見た経験から彼是と心構えをする深呼吸の後、コレと床で熟睡する男を一瞥してから再度ソファの彼を窺う。)




63: 春翔 [×]
2024-12-03 20:17:59



(/うっうっ、優しさが身に染みる……。わ~っ!でもすぐに返信できる喜びに満ち満ち溢れてます!色々なことがしたい欲求マシマシ……。気付いたらセロリか~。まぁ仕方ないですよね。桑嶋だから。(?)

頑張って並べてる感あるの本当にかわいいです。今でも可愛いけど春翔にイメチェンさせてもっと可愛い路線も見てみたい~~!!!是非是非!!同居してから双子疑惑で混乱させてください!自称の~!!ほんと画商さんからも同じ奴だって思われてるの笑いすぎます。自称世話係としてこれからお賃金をいただければ……。。。)

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(再び夢の中へ、とはいかず。何かしらの声が遠くから聞こえるのを働かない頭でキャッチするもののアクションを起こすことも目を開けることもせず。そもそも誰が来たのかも気にならないどころか、不審者であれば大人しく床で寝ている男の命を差し出せばいいだけの話である。そんなこんなで勝手に話が進められているのを嫌に頭と共に聞き流して。此方に注目が来ると、礼節が皮膚の上を這っているため無視する事なく、目を見開いては其方へと目線をやり。「……あ?知り合いじゃねェよ。ソレの世話してんだわ。」此方とソレと称した男を見る目線は同等のモノのようで。それに機嫌を少し悪くしたのかぶっきらぼうな物言いになってしまい。しかし、何処かで見たことあるような顔だが、思い出す事はなく。数日前に居候してた男の顔に似てるなあ、なんて碌でもない感想だけを抱き。身体を少しだけ起こしては背中からもたれかかり。目の前の人物の身なりからそこそこ偉い奴だとは分かるが、足は組むし腕は縁で頬杖を付く態度。寧ろ誰になら謙遜するんだと言われても仕方ない。「つーか、アンタ誰?ソイツの保護者?だったらベビーシッター代くれないわけねェよな。大変なんだぜ。こいつの飯作ンのも、引き摺って部屋まで届けんのも、寝かしつけんのも、おやすみのキスも、洗濯も、掃除も、相手もしてやってるんだけど。」勿論対価は本人から貰ってる。つい先日も新作のベルトとスカーフをくすねたばかりである。しかし、搾取出来そうな箇所も嗅ぎつけは人一倍敏感であるからして、やってもいない事を悪びれもなくつらつら述べては、当然くれますよね?といったデカい態度。)




64: 桑嶋 紬 [×]
2024-12-05 17:20:15



(/これからじゃんじゃん色んな事やっていきましょう!!本当に桑嶋ってば読めない奴なので……まあセロリにも花言葉…野菜言葉?があるからいいか…と諦めてそのままGoいたしました。

本人なりにめっちゃ看病してるつもりの犬を想像しつつ書いてるので伝わって下さって大変善きです。私も楽しみです~!後はどうやってお顔出すか…本人は多分やらないので画商さんか誰かに髪纏められる感じかな…?もしくは近所のお子様達に悪戯でもされるか…?などとふわふわ流れ考えております。
画商さん的には恐らく同類に見えてます。今『また厄介者が増えた……』とか思ってますし、態度にも結構出ていらっしゃいますね……大分失礼しちゃってすいません…ちゃんとお賃金払うのでご勘弁を……。)


━━━

( そもそもの変人からして此方の理解が及ばない上、この画家に関わる人間にまともな奴はそう居ないと覚悟はしていたが――ベビーシッター、と来た。それも尋常じゃなく献身的で密なレベルの。『……コレの、ねぇ…』ふてぶてしくソファーに座る男へ、自らの名乗りを渋る程度には信じ難く眇めた視線と呟きを向けつつ、何か思案する素振りで口元に手を置く。……少なくとも其処に転がっている画家は男の名を知っていたし、多分恐らく、気遣ったつもりだろう言葉も発してはいたので、多少なりとも気を許している相手の筈。それにここ最近この家の雰囲気が変わった事も思考の視野に入れた所で、『あー……妙に家が綺麗になったのとか…ソレがこの前ホットケーキの絵やたら描いてたのとか…』彼是思い当たる節を見付けて一人腑に落ちた言葉の後、天を仰いで再度目元を掌で塞ぎ、『……エンゼルフィッシュって君の事かぁ…』いつぞや変人に尋ねた時の回答が今になって当て嵌まった事に少しばかり呆れの混じった溜め息と共に“解りにくい”と文句を落とした次、改めて目の前の彼と向き合う。『……自己紹介が遅れて悪かったね。私は伊藤という、其処の訳あり物件を担当してる画商だ。まあ…保護者、でも合ってはいるよ。』警戒は一応解けたよう、しかしながらやはりツッコミ待ちかと思える程の面倒事の気配を禁じ得ない新人物の登場に、諦めだか何だかよく解らない重さが絡まった挨拶を。『君が実際どの程度までしているかは置いといて、取り敢えずコレを生かしておいてくれたのならお礼はするよ。どの道今日は生活費とか諸々渡しに来たのだからね。』彼の態度に釣られたのかそこはかとなく明け透けな物言いでさくさく話を進めて、コンビニ袋の他に持っていた鞄を開け探った中から少し厚みのある茶封筒をテーブルの余ったスペースにそっと乗せ。『一月暮らす分には困らない筈だよ。どうせ本人に渡した所で猫に小判というか…“絵の道具が買えたら充分”とか言ってロクに管理もしないし、ここから好きに世話代でも何でも取っておいてくれ。』後半が段々投げ遣りになってきた感は否めないが、一先ず謝礼の件を済ませて、『今後とも、まあ……嫌気が差さない内は世話をしてくれると助かるよ。』疲れきった諦観を締め括りに、絵の進捗は、と画商がその場をさっさと去って奥のアトリエへと消えた後。今頃起きたらしい画家がずるり床から這ってソファーの肘掛けに両手を置き、其処に何とか上体を引っ掛けて彼を見上げ、「……頭は大丈夫ですか。」他に言い方は無かったのか、色々と問題のある端折り方で寝起きに二割増しのぼんやり声で彼に尋ねる。)




65: 春翔 [×]
2024-12-07 23:36:12



(/セロリに野菜言葉??なに????と調べたらあまりにも純粋すぎて泣いちゃいました。もしかして桑嶋さんからのメッセージ……?(違う)

お風呂上がりとかでもセクシー(???)ですよね。いやでも、それは背後の心臓に悪いからもうちょっと先のイベントで……。
むしろ生きてる限りはお世話をしてくれ、と過大解釈したので同居に持っていきやすいです!!!お金貰ってめちゃめちゃ調子乗っちゃってるのほんとに申し訳ない気持ちと、ちょっとだけ面白い気持ちが混在してます……。)

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(此方の反応も見ないまま勝手に話を進められる分、なにも返さなくて良いから楽だと右から左へと声が流れていき。「イトーね。イトー。アンタに似た男知ってるんだけど、相当な趣味だったわ。女装した男にいたぶられたい、とか。分かる?」なんて悪びれもなくただの世間話の一環として碌でもない事を尋ねるも回答は特に求めてない模様。置かれているコンビニ袋に目を向けてはそこそこ量の入った食料、後で食べるか、と勝手に自分のものだという思考に。するとぽん、と置かれた封筒。ゆっくりとした緩慢な動作で茶封筒を手に取れば、その厚さに少々不意を突かれてしまうが、すぐに中身を半分出しては満足気にペラペラと万札をめくりめくり。「さんきゅ。保険金の受け取り名義が俺になるまでは面倒見てやるよ。」軽く茶封筒へ口付けをしてはウインク付きで安心できない文言を。本心なのか冗談なのかは、神のみぞ知るというやつ。疲れ切った背中を笑顔で見送りながら久しぶりに見た札束にエアー頬擦りをしながら使い道を考えて。勿論雇い主である男の世話代に使うが、それを差し引いてもどっぷりと余りが出るのは分かりきった事実。優雅に流行りの鼻歌を歌いながら開けたスマホには某ブランドから出るクリスマスコフレの情報を眺めて。そんな最中に起きてきた男はまだぼんやりと夢の中なご様子。いつもなら突っ込みを入れざるを得ない言葉にも今は機嫌良く返しては、ふわふわの髪を手にかけてはその流れで奥にある頬を指でなぞり。……あまりにもすべすべな赤ちゃん肌にムカつくのはこの際心の内に秘めておく。)
ん、ふふ。お前の頭には負けるけどな。……なァ、おはようのキスは必要か?




66: 桑嶋 紬 [×]
2024-12-10 17:07:43



(/メッセージかどうかは……今後お話してれば解るかも…?(あやふや)桑嶋の事なのでめっちゃくちゃ解り難いとは思いますが。

お風呂上がりは定番のセクシー(?)イベントですよね!普段より血色良い桑嶋見れるイベントでもあるので、春翔さんがもうちょい桑嶋の顔に見慣れてから入れましょうか。今回は適当に理由着けて画商さんにちょっと髪纏めてもらう感じで……。
もう笑っちゃって良いと思いますよ。画商さん的には笑い事じゃありませんが……画商さんともお顔合わせ出来てお世話係公認になりましたし、今後とも桑嶋に振り回されて頂ければ……。)


━━━

( 彼の言葉に引いた様子で目元を攣らせた画商がもうすっかり家の奥へと見えなくなった後。リビングに残された二人の内の一方――先程コレだのソレだのと散々代名詞のみで指された変人は、どうもご機嫌な様子の目の前の男に口を半開いてゆらり首を揺らす。何をするでもなく只されるがまま、髪の内を分け入る手元を気にした素振りも無い事こそ、問い掛ける言葉への応答を思案する仕草らしい、今度は彼の体温が触れた側に頭を傾け少々の沈黙を満たしてから、「…おはようの……どういうのですか?」物言いは相変わらず朴訥茫洋として、しかし興味は案外確り向いている模様。ソファに引っ掛けた両手にもう少しばかり力を籠め、肘掛けを登るようにして彼との距離を縮めるが、寝起きの枯れ枝に登山は無茶だったのだろう、中途半端に止まった身体はまたずるずると下がって元の上体を引っ掻けた体勢に逆戻り。何か不満でも告げる犬の如く微かな唸りが洩れた次にはもう思考の矢印は飛んだのか、頬にある彼の手をのっそり掴んで、またにぎにぎと強さも皆無な握力で揉んだり掌を重ねたりして弄び始める。――一方その頃、水彩や油彩の各所アトリエを巡って一通りの進捗を確認し、一部の完成品を保管庫に移動するやら包んで持ち運ぶ準備を整えるやらと雑務を終えた画商は、幾つかの包装品を片腕に来た廊下を戻る。その帰路に見えたリビング内では変人と例のベビーシッターが何やら話しているようで、正直必要以上に関わりたくないが為に些か躊躇いの間を置きつつも、小さなノックをドア横の壁に挟んでから、『……そろそろ帰るから、挨拶だけしておくよ。それじゃあ、まあ……今後も頑張って。』聞いているのか否かはさておき、取り敢えず形だけの言葉を残して背を向けた画商の頭痛の種である画家は、ひらひらと呑気に片手を振ってそれを見送っていた。)




67: 春翔 [×]
2024-12-13 22:31:59



(/出た~~!!桑嶋さんも難関思考!!!ほんと何考えてるのか分かんなさすぎて好きです。

だめだ、想像するだけで普通にドキドキしちゃいます。春翔より背後の方がヤバいです。もう本当に倒れちゃったらごめんなさい(?) わーっ!ほんとに楽しみです。今から春翔がどんな反応するのか必死に考えてます……!
公認となって懐もホカホカで今のところはご満悦ですね。ちょっとこれから爆発メーターが溜まっていくのかが問題かもですが……。場面転換は適当にしていただいても構いません~~!!)

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ふっ、あはははっ!お子ちゃまには厳しかったか?
(誰がどう見たって男の体力不足、というよりも体幹の無さが原因なのだが、そんなことを気にする様子は一切なく。からから、と可笑しさに堪え兼ねるように高笑いを溢しては、空いた片方の手で目を押さえ。機嫌がいい今は男が唸る姿さえ面白おかしく聞こえるようで、くつくつずっと笑いを溢しながら愉快愉快と言いたげな笑顔でボフンと背中をソファの座面に預けて。預けた手を弄られても咎めることはせずにそのまま。機嫌の良さは札の厚さと比例する事を24年目にして知った模様。そんな中で聞こえたあの男……女装が好きなのとは別の奴の声が聞こえてはその後ろ姿に手を振り「んー、次回からもよろしく。お手当は後ろのラックにあるボックスん中に突っ込んどいて。」と某壺もびっくりなほどの強欲さを突きつけておき。そんなこんなで、来た当初よりもマシになった頭痛は薬が効いてくれたのだろう。スマホを見ると微妙な数の通知と昼はもう過ぎているようで微妙な時間帯。変に寝ていたせいもあるが、なんとなく今日は動きたくない気分で。ついでに言うとお腹も減っている。まだ自分の手を握っている男を見ては「なぁ、なんか食うもんねェ……あー、いや。そこの袋取って。」先程置いて行った袋に食料が入っていたのを思い出し。どうせ碌な食い物がないのだから、飢えを凌ぐには丁度良く。家主でもある男を顎で使う事に対して何とも思わなければ、動ける奴が動くべきだと考える天上天下唯我独尊思考は大きく欠伸をして。)





68: 桑嶋 紬 [×]
2024-12-16 22:54:37



(/私も時々解らないんですよね桑嶋が……そこが変人たる由縁ですが。それはそれとして桑嶋とは違う意味でどこまでもマイペースな春翔さんの事、私も大好きですよ~~!!

倒れたら私が介抱しますのでご安心を!(?)私も楽しみですねえ…桑嶋はきっと普段と変わらないのでしょうけど……。溜まっていく…んじゃないでしょうかね…何せ利益得ている筈の画商さんをあんな事にするくらいなので……今の内に胃薬とか準備しときます……?
お言葉に甘えまして桑嶋ぶっ倒れイベントへ場面変換させて頂きました!ご覧の有り様ですのでご自由にご乱入下さいませ……ううん大惨事……。)


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( 玄関のドアを開ける間際、また画商が疲労の青息を吐いていったのは二人の知らぬ所。その内の一人である変人は笑う男を見ているらしい、弄ぶ掌はそのままにぼんやりそちらへ顔を上げている。相も変わらず何を思考しているやら、はたまた何も考えていないやらどちらとも解らぬ沈黙のまま少々、不意と矛先が刺さった彼の声に此方もゆらり頭が揺れて、向いたのは指定されたコンビニ袋の方。するっと遊び道具を手放した緩やかな勢いに流れるまま袋の持ち手を指に引っ掛け、床に若干引き摺りつつも彼の元にお届け。「……どうぞ。」仮にも自分への差し入れだというのに、部屋隅の棚に積まれたブランド品同様執着なんて微塵も見せずに手渡した後、「……眠いです。」活動限界に達したらしい、つい先程も告げた一言を最後の言葉に、今度は額を肘掛け目掛けて落とし寝息を立て始める。
……それから暫くの日々が過ぎ。画商と男が顔を合わせたその後にも、変人の行動に変化は無い。資料室で図鑑を読み散らしたり、リビングのソファ後ろでラフ画を描き散らかしたり、その合間に彼と少々話したり。しかし、ここ最近は大型の作品に取り組んでいるようで、変人はアトリエに籠りきり。節立った頼りない指が支える筆はキャンバスを頻りと駆け回り、真っ白だった其処を色付けていく。「天使の梯子、橋……雲…」それに合わせてヤバい宗教にハマっているのかと引かれそうな呟きが幾つも零れていたが、それが不意にぴたりと止まり。かと思えば筆も身体のブレも全て静止、一時停止のボタンでも押されたのかという硬直から一秒、二秒、三秒――その身体が傾いた直後、がらごろがしゃばたん、と周りの絵道具まで巻き込みながら何の受け身も無く床へと強かに打ち付ける形で倒れ込む。そのまま画家の指先すら動く気配は無く、呼吸しているのかさえ怪しい静けさだけがアトリエに満ちていた。)




69: 春翔 [×]
2024-12-20 21:40:14



(/背後様の意思を飛び越してる……?背後様の意思ガン無視で桑嶋さんが全て牛耳ってる……?制御不可……?ひょっ!!!!そ、そんな~!褒めたって何も出ませんよ~!照れない春翔の代わりに私が超照れ。

それはそれでされてみたいです!!!!!ちょっと今の内に胃薬ばら撒いとこっかな。とは言いつつも春翔も春翔で適当に受け流しちゃいそうな気もするんですよね……。じゃないと同居できなさそう……。
ちゃんと倒れてる~~!倒れてる桑嶋さん相手にめちゃめちゃやってるよー!!しかもお金のことしか考えてない後先考えない(良く言えば)行動派すぎる……。思いやりは、あると思います(?))

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(思いがけない臨時収入は半分ほど無くなった。正しくは馬の餌になってしまった。もっと正しくいえば配当金と変わり果てた。しかし、それでもそれなりの分厚さは残っているわけで。欲しいものは人に買ってもらう生活故に使い道は賭け事以外に思い付かない陳腐な頭を持つ男はこれまた買ってもらった冬の新作、深緑のタートルネックニット、細身のベロアパンツをブラックレザーのトレンチコートで引き締めて。ワンポイントとして黄色のステッチが有名なブーツで遊ばせて。ちなみにマフラーはどっかの家に忘れたので首元は寒いまま。今日は予定もないし、かといって寒すぎるから何処か出掛けるようなこともせず。別の男を呼ぶからと追い出された家に中指を立てては、向かう先はセーフハウス。交通ICの残高を確認しながら電車に揺られてついた矢先、玄関を開ければ聞こえたのは関わりたくないようなもので。あの男のことだから何かしらの下敷きになってお陀仏なんて考えられる。そうなると後味が悪すぎる、と思い足を引き摺りながらもこもこスリッパで音の方へと。案の定部屋の中は泥棒が入ったと言われても信じられるほどの散らかり具合。「おい……。おい、なに寝てんだよ」その中心になている姫の腰付近を遠慮なく爪先でツンツンと突くも反応はなく。いつもなら唸り声のひとつやふたつ上げるのだが。しゃがみ込み、ゆさゆさ身体を大きく揺らしてみるも反応はなさそうで。流石に応答がないのは可笑しい。下手に救急車を呼んだところで保険金目当ての事件を起こしたと疑われかねない。ソースは1年前に経験したばかりである。しかし、此処で死なれたら毎月のお世話代も入ってこなければ保険金すら入ってこない。となると、この前出会った伊藤とかいう奴がまだマシなのか。此処までの思考は約1秒にも満たず。「おい、あの男の番号教えろ。つかお前のスマホどこだよ。」半ば無理矢理仰向けにさせてはペチペチ頬を軽く叩き。元より返答はない訳だから無駄な事だと気づいたのは手が5往復した頃。大きくため息をついては取り敢えず僅かな息を確認しては死んでいない事を認めて、一応は怪我人だろうに男の腕を掴んではずりずりリビングまで引き摺りソファへ寝かしておき。「ちゃんと給料倍額にしろって言っとけよ。」聞こえていない事前提に話しかけてはリビングにこの男の知り合いと連絡がつくものはないか物色をし。……しかし、こんな事でいつか本当にお陀仏されたら今後の収入は減ってしまう。さて、どうするべきか。)




70: 桑嶋 紬 [×]
2024-12-22 18:22:07



(/割と制御不可な感じですね……。その照れが見れただけで充分過ぎますねえ!今後も機会があればじゃんじゃん言わせて頂きますね!

まあ確かに同居する以上はスルーと受け流しスキルは必修科目でしょうね……桑嶋がコレなので結構な勢いで振り回す事になりそうですし……念の為胃薬多めに仕入れておきましょう。
春翔さんらしいな~~と背後ニッコニコになってしまいました。お金の為でも思いやりでもアレソレやってくれる春翔さんに感謝しかないです……この先もきっとご迷惑おかけしますので先に謝っておきますね……。)


━━━

( 倒れ込んだ身体は絵筆だけを確り握り締めたまま、家を訪れた彼の行動に合わせてぐらぐら揺れるばかりで意思ある音を一つも立てない。やっと動きを見せたのは、ソファに寝かされてから五分は経った後――といっても、始めは薄かった呼吸が僅かに深くなった程度の話。更に時間を掛けてじりじり傾いた顔が家探しをしている男の方を向いて漸く、意識が戻ったらしい証明が明確に成されたものの、普段と違い彼へ声を掛けずに空いている片手でソファの生地をぽんぽん叩いては辺りをきょろきょろり。視界に入った筈の男にも一切のリアクション無しに、背凭れを伝ってようやっとの体で自分の上体を起こす。それから何か言葉を発しようとしたらしいが、微かな音を通した喉が咳を吐き出し、ロクに水も飲まなかったその渇きを主張する。しかしそれでも、「……絵、を、」普段通りの宣言に口を動かして。「…まだ絵が出来ていません。途中です。続きを描かないといけません。描く所に戻ります。」枯れ葉が擦れるような嗄れ声でいつもと同じに、だが思考のベクトルは明らかにアトリエの方だけを向いた、彼への配分は一切と無い独り言ばかりを並べながら足を床に付けソファーからずり落ちる。続けて案外すんなり立ち上がりはするものの、平素に輪を掛けて重心の均衡は取れておらずふらふら後退したり前進したり、当然直ぐ様床にすっ転んで。「……ダメです、戻らないと、描かないと、」何の抵抗も無く倒れ俯せに突っ伏した状態から譫言が洩れたかと思えば、持ち上がらない身体から腕だけが伸びて床を突く蜘蛛さながらの体勢で、変人お化けは先ずリビングの出口を目標にずりずりと強引に移動を敢行する。)




71: 春翔 [×]
2024-12-25 01:35:54



(/今回を見てかなり制御不可なことが知れました。めちゃめちゃ執念~~!!!私はあまりにも無茶しすぎる桑嶋さんが好きです……。というか熱中出来るものがあるって素直に羨ましすぎません!?!?!?じゃんじゃん言ってください!!!自己肯定感高まります!!!!(?)

有り難く受け取っておきます……。液キャベも入れてくれてたらめちゃめちゃ喜びます……。
お金のためなら何でもします!!何でもやらせてください!!!給料倍額でお願いします!!!と言ってました。うーん、この……。)

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(探しても探しても碌なものは見つからず、たまにアクセサリーや小物が出てくるだけ。勿論全て有り難く頂戴する他ないが。そうぉうしている内に背後から音が聞こえて振り向いてはブツブツ何かを呟きながらリビングから出てこうとする姿が見えて。いつも通りふらついていると思えば倒れても出て行こうとする執念に若干のドン引きを感じてしまい。とりあえず引っ張った所でまだ戻ろうとするのは目に見えているから危なくない程度に見守るとして、やっと見つけたほぼボロボロになった名刺に書かれた番号に電話をかけるや否や「なァ、アイツの保険証どこに置いてんだ。あとあれ、睡眠薬とか置いてねェの?気絶させてえんだけど。」と、数コールで出た後に詳細も語らず、カウンターに肩肘付いて男を横目にツラツラと要望だけを述べては。取り敢えず病院案件ではあると思うが正直そこまでの世話は面倒すぎる。しかし、金を貰っている手前死なれては困る。「あー、いやな。普通に倒れてんだよ。」前々から思っていたのだが栄養失調すぎないか、という疑問。素人目線だから原因は何か分からないが。流石に点滴か何かしらを入れた……ところでというのは確かにそうなのだが、これ以上は見てられないという思いもあることはあり。高収入なそれには裏があると実感させられた真冬。大きなため息をついては電話口に「……メリークリスマス」と誰に向けてもいない独り言を。)




72: 桑嶋 紬 [×]
2024-12-27 21:40:07



(/メリークリスマス!(大幅出遅れ)
いやもう本当にえらい執念燃やしてまして……絵の為なら文字通り命削ってる奴ですよ桑嶋は……春翔さんくらい自信満々に生きられるのも私としてはめっちゃ羨ましいな~~!と感じておりますが。ふふ、それじゃあ遠慮無しにいきましょうか!!

じゃあ液キャベも同じぐらい仕入れておきましょうか……。
お金次第で何でもするの頼もしすぎて噴きました。まあ報酬は頑張った分だけ手に入るので、春翔さんには是非とも沢山頑張って頂きましょうか(?)取り敢えず先ずは病院連れてく所からですけど……。)


━━━

( 変人が倒れたその頃、画商は絶賛仕事の休憩中。客との交渉も一段落付いて、自家用車内で缶コーヒーの一服をしていたその最中、ふと鳴り響いた携帯の画面を見れば知らない番号が表示されている。「……はい。」一瞬不審がりつつもそれに出てみると、名乗りも無しにつらつら言葉が並べ立てられて、尚の事怪訝に眉を顰め沈黙した後、「あー……訳有りのベビーシッターか。」聞き覚えのある声と受けた説明にピンと来たらしい、半ば呆れ混じりではあるが状況を飲み込んだ確認を発して。「また倒れたのか……」なんて苦く呟いた声は電話口に届いたかどうか、一先ず息を吸い込んで頭を切り替え、「……保険証ならリビング右端の棚の中だ。睡眠薬は流石に置いていない。というか、その状態で薬飲ませたら気絶じゃ済まないだろう。」電話向こうの男からの問いに一つずつ答えとツッコミを返していく。「一度倒れたのなら、ほっとけばその内勝手にまた失神する。…それと病院に行くつもりなら、事情を通してある掛かり付けがあるから、其処に連れていってやってくれ。診察券も保険証と一緒に入っている。」世話をしているという男に情報共有をしていなかった此方の落ち度の手前、必要そうな事項を若干面倒がる態度を隠せていない言葉遣いでさらさら述べて、「……大方作業に集中して水も飲んでなかったんだろう。時々ある事だが、限界が来る前にソレを無理に絵から剥がすと、癇癪を起こすものでね……まあ、気を付けておいてくれ。」男の独り言と溜め息に釣られるように此方も大きな息を吐き出しつつ、もう一つの注意事項を愚痴がてらに話した後に腕時計を確認し、「さて、私はまた別の仕事があるから、ソレは君に任せるよ。…大変だろうが、頑張ってくれ。」やはり後半は投げ遣り感満載に、此方から一方的に通話を断ち切る。――その頃当の画家はといえば、担当画商の言う通り再び気絶したらしく、リビングから出る前にぐったり潰れたカエルの如く床に突っ伏した体勢のまま動かなくなっていた。)




73: 春翔 [×]
2025-01-04 07:09:45



(/明けま…………した?もう明けてます……?うそ、メリクリって言ったばっか……。絵への執念を燃やして欲しいのにまだぶっ倒れターン……申し訳ないと思いながらも悠長に電話しています。心の中では早く目覚めてと願っております……。何気に私も春翔の生き様は逆に尊敬する域ですね。どう育てばこうなるのかは永遠の謎です!

高額貰えるんだったら基本何でもやります。本当に。ただし文句は人一倍多いです。そして電話先の先生がどんな人なのかもワクワク……。優しかったら、いいナ……。)

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(とりあえず覚えたのは右端の棚の中に全部入っているということ。後は全て覚える気がないというか、普通にムカついたので右から左へと聞き流すことに。あまりにも人任せというか、拾ったのなら最後まで面倒見なさいと言いたげな口調に怠いですといい代わりに大きな舌打ちを溢すや否や切られた通話。というかそもそも倒れる可能性があるなら放牧する方が悪いのでは……?勿論給料は上げてもらう以外の道は見えず。話が終わったところで男の方を見ればきちんと力尽きている様子が伺え、大人しくしてくれるに越したことはないと悠長に棚を探り。案外すぐ見つかった保険証に診察カードやら。そこに書いてある電話番号へ掛けながら冷蔵庫に向かい新しいボトルウォーターを一口。ついでに飲みかけもそれを男の近くに置いては、一応飲めたら飲んどけという伝わらない意思を表明しておき。「どーも、お得意様がぶっ倒れたんだけど。……名前知らねェけど、多分その画家。別に病院行く必要ねェなら放置するけど、連れてくんなら救急車呼んだ方がいいのかコレ。……つか往診してくれた方が楽なんだけど。」相手が誰であろうが太々しい態度は変わらず、むしろ悪化していっている様な感じがするのはこの家に順応していっている証のよう。僅かに上下していることで男の安否を確認しては向こうからも返事を待ちながらその辺の椅子に腰掛け足を組み。ついでにあくびをひとつ溢し。)




74: 桑嶋 紬 [×]
2025-01-08 00:27:52



(/明けちゃいましたね……もうお仕事まで始まっちゃいましたよ……?時の流れ早すぎないです…?下手にパニックになっちゃうよりは断然良いと思います。では要望にお答えして目覚めました桑嶋がちょっかいかけに参りました。いや本当にどう育ったんでしょうね……まあそんな春翔さんが格好良くて可愛いからいいですかね!!

このくらいはっきりバシバシ文句言ってくれる方が桑嶋とは上手く付き合えそうなので、背後としましては全然大歓迎でお賃金あげちゃいますねえ。おっと期待されていらっしゃる……先生はまあ、優しい方なのでは…?少なくとも物腰穏やかでスルースキルは高い御仁です!)


━━━

( 殆ど死体同然の変人からの反応は皆無だったが、掛けられた電話の方は直ぐにコール音が止む。『はい、富岡医院です。』通話口に居るのは恐らく画商とそう変わらない歳だろう男性の声。『…ええと、』出たと同時に注がれる言葉に些か困惑の音を零した後に、『……もしかして、桑嶋さんの事でしょうか?画家をやっていらっしゃる……』“お得意様”の一言に検討を付けてみれば、どうやらそれで正解。そのまま更に矢継ぎ早に要望を受けて今度は悩む唸りが数秒、それから、『ううん、そうですね……熱や頭痛などの異常が無く、動こうとする気力があるようであれば、何か飲食物を摂取させて様子を見るのは如何でしょう。』かかりつけという事もあって枯れ枝変人の容態に多少慣れがあるのだろう、至極穏やかな物腰ですんなりと策を一つ講じて彼に渡す。『例えば栄養剤やゼリー飲料だとか…或いはチョコ等のお菓子を一欠片でも……取り敢えず詰まらず飲み込んでくれそうな物を口に入れてあげて、それで駄目でしたら当医院までお越し下さい。』それは最早雪山で遭難した相手への、さもなくば自宅介護者への対応なのだが、それはさておき。この電話口の医療者も医療者で案外スルースキルは高いよう、“往診”の二文字を“来院”にしれっと変えて彼に差し返した。――と、次の一瞬。いつの間にやら目を覚ました変人が、椅子に座る彼の足首辺りをがっと鷲掴む。「……はる、と、さん。」リビングの出口とは逆方向の彼の元まで這いずって、なけなしを振り絞ったような弱々しい声で今頃認識したらしい男の名を呼ぶなり、「…絵を、描かないといけません。描く所、まで……つれてって、下さい…」か細い言葉を繋いで彼に要求を。絵を描く以前に立てもしない、男の足首を引くにも切れかけの蝋燭の火より儚い握力で衰弱ぶりに拍車をかけながらも、「お願い、します。おねがい……」そればかりはっきりと、壊れたレコーダーの如く繰り返し彼に訴える。)




76: 春翔 [×]
2025-01-15 00:18:58



(/なんで……?なんで…………。明けたら明けたで忙しいのなに……?こわい。ちょっかい意識があることが分かったのでお医者様に言われた通りウィダ……ゼリ……を……。お願いだから10秒チャージしてくれーっ!!と願ってます。ぎえーっ!!(断末魔)失礼しましたあまりの褒め言葉に断末魔が出てしまいました。

お駄賃くれるならいっぱい文句いっちゃおーっ!!!あまりにも現金すぎますね!!!!あまりにも(春翔にとって)残酷すぎて心の中で泣いちゃいました。スルースキル高すぎません?ちゃっかり往診を来院にされたの面白すぎました。)

----

(大人しく話を聞いていれば、どれもこれも己には優しくない話ばかり。世の中は世知辛すぎる。電話一本で駆けつけてくれる優しい恋人はどこにもいないらしい。面倒見ると言った手前、全て自分でしないといけない?成人男性の介護を?絶縁した親でさえまだそんな年齢ではない筈。「ぶっ倒れた成人野郎をどうやって連れてくってんだよ。」呆れたように伝えれば足元に妙な感覚があり。下を見ればどこぞの奴隷が主人の許しを乞うような構図(実際の立場は逆に近いが)を思い返し。ほんの少しだけ鼓膜を震わす声は語音として認識されず、環境音の一種かと言われても違和感がない。「ま、なんかあったらまた連絡するわ。」と電話口の相手が何か言ってそうではあるが一方的に通話を切り、今一度目の前の今にも死にそうな男が言っていることを聞けば、どうやら絵を描きたいだとかなんとか。自分を客観視出来ないのかなんなのか、ともかくそんな状態であるのは100人中110人が分かることだろう。「ハイハイ。」と適当に返事しては案の定簡単に引き剥がせる男の手から逃れては、その脚で冷蔵庫まで向かい、買い貯めて勝手にぶち込んでいたパウチのゼリー飲料の中からエネルギーに特化したメジャーなものを取り出し。パキッと開封するのは極上の優しさ。「これ飲んだら引き摺ってやるから。喉詰まらせんなよ。」と男の横に置いては自分は先程と同じ場所に腰を下ろし。この後、ちゃんとアトリエまで引き摺るかは決めあぐねている、というよりか何と言って男を寝かせようかと思案している最中。)




77: 桑嶋 紬 [×]
2025-01-18 01:51:08



(/はわ……取り敢えず無理はしないで下さいね……?チャージ!何とか出来ました!!桑嶋もう寝る寸前ですけど!舟漕ぎまくってますけど出来ましたよ!!新鮮な断末魔聞けまして大変嬉しゅうございます!不意打ちで褒めるのも悪くないですねえ……。

ええもうバッシバシ言っちゃって下さい!優しいけど甘くはないのがお医者先生です。大概の事は「はいはいそうですね~」ってにこやかスルーするタイプなイメージで……多分桑嶋の事も春翔さんの事も“ちょっとワガママ言う子供”くらいの感覚で応対してます。春翔さんとは違う意味で強かだあ……。)


━━━

( 男からの文句を軽い一笑に伏した電話相手は、『はい、お大事にどうぞ。』と繋がりの切れる直前にそうお決まりの挨拶を告げて終わる。それからもう一方、足にしがみついた変人は相変わらず同じ懇願を繰り返していたが、申し訳程度の力しか籠められていない手の中から足が逃れた拍子に途切れる。寄る辺の無い掌が床にぺしゃり力尽き、いつになくぼさぼさ乱れた髪を散らかしたまま、行き倒れさながらすっかり沈黙した画家の前には、蓋の開けられた某ゼリー飲料。次いで降ってくる男の声に寝そべった頭を少し転がして、丁度顔の横に置かれたそれと向き合った変人は、「……はい。」といやに素直に返事をして、のそのそとパックを掴み髪の毛の内側に埋もれる口まで運ぶ。そのパウチも手も毛の中に隠れていく様は妖怪の捕食風景か何かとツッコミたくなるような状況を、飲料の謳い文句である十秒を大分オーバーする五分少々継続し――漸く飲みきったらしい、パックが確りと潰れた状態で髪の隙間からその辺へ放り出される。そこから遅れてケホッと咳き込む弱々しい音を一つ零した後、「…春翔さん、飲みました。」取り込んだ水分兼エネルギーの潤滑油分、先程よりははっきりした声が現状報告を。続けて進まない床這いから匍匐前進へと多少なりとも進化した移動で、ちょっぴり遠ざかっていた椅子との距離を詰めたかと思えば、「お願いします連れてって下さい。絵を描く所、まだ途中だった、描かないと、描きたいです早く、」口から流れる、要求も執念も願望も揃って玉突き事故を起こした言葉の羅列。それと一緒に出した手は彼のズボンの裾を掴んで、上体を更に起こさんと支え代わりに引っ張り、首は彼を見上げるのにぷるぷる目一杯伸ばされて。――しかし、かくっと不意に画家の身体が傾く。「ん、ん……?」本人も予想外のブレだったのか珍しく疑問符混じりの唸りが洩れた次、「……ねむいです。困ります、絵を、かかないと……」自分の状態を正しく理解してそのまま出力する。ただその上でも、彼の服に絡めた指だけは離さず、「はるとさん……おねがい、です……つれてって、」もう既に呂律まで怪しいのに何とやらの一つ覚えにそれだけ紡ぐその折々、眠気の船出に釣られているらしい頭がぐわんぐわんと何度も床に落ちかけて。恐らくはもうあと一押し、或いは時間経過でも寝そうな勢いな癖に、ぐずる子供の如く呻いてもぞもぞ身動いてと、どうも強引に意識を引き戻して現の縁に粘り込んでいる様子。)




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