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冒険者ギルドの日常/1268


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1253: エリーゼ/異端審問官/アリシア [×]
2026-02-14 19:28:12

>1252

おやおやぁ…そんなに警戒しないでくださいよぉ?傷付くじゃないですかぁ。同じ人間同士、仲良くしましょうよぉ?

(女の異端審問官は質問に答えることなく、じりじりとレドとの距離を詰める。軽薄な笑みのまま敵ではないとアピールするその様は白々しく、一層警戒心を引き立てるような振る舞いであった。なにより同じ言葉を話している筈なのにまるで会話が成り立たない。この女の異常性、纏う狂気は帝国兵の非ではない。)

近付くにゃ!質問に答えるにゃッ!

誰が発言を許可した?獣風情が。

(成り立たない会話、じりじりと詰められる距離…これ以上は危険と判断したエリーゼは剣を抜くと、切先を女に向けて牽制する。対する女はここで初めて視線をエリーゼへと向けると、取り繕った笑みすらやめて排除にかかった。まるで獣人を人とも思っていない侮蔑に満ちた言葉を吐き捨て、手を天に掲げて魔法を行使する。周囲一帯が神々しい光を放つ巨大な魔法陣に飲み込まれ、魔力が膨張していく……殲滅魔法、この狭い空間で一切の躊躇なく全てを消し飛ばそうというのだ。しかし、そんな試みも寸での所でレドが期待していた愛おしいその人の声で阻まれる。)

両者武器を収めてください。ここで問題を起こされては困ります。始末書の山は御免ですから。

(廊下の先から現れたのはアリシア。外向けの柔らかな笑顔と丁寧な言葉とは裏腹に目は笑っていない。彼女は静かに怒っているのだ。危うく職場が消し飛び、始末書の山を捌く羽目になるところだったのだから当然であろう。アリシアの制止により、やっと女の異端審問官が魔力を霧散させるのに合わせてエリーゼも剣を鞘に収めた。)

レド殿、驚かせてしまい申し訳ありません。事情は後ほど…それで、次席殿の件ですよね?お話は窺っております。とにかく今は其方に向かってください。

(場を収めたアリシアは真っ先にレドに歩み寄ると、軽く頭を下げて先のトラブルを詫びる。エリーゼの手前事情は話せないが、後ほどと言うからには既に取り付けた夜の約束の際に話すつもりなのだろう。一応セレステの件で来たのかを確認すると、もしそうなら速やかに向かうように促して。言葉の終わりに「ここよりは安全でしょうから」と小さく耳打ちした。獣人のエリーゼがいてはまた衝突しかねない。それを危惧しての配慮なのだろう。)

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