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自分のトピックを作る
53:
磬/鸞 [×]
2024-03-07 01:06:33
>51 杏様/紅葉様
「あぁ…いや、不快な思いをさせたのならすまないね。心の内を覗くような力はないのだけれど、そのような物言いをしてしまうことが多いみたいだから……」
考えていることが筒抜けに思えると困ったように笑う彼女に、一拍置いて事実を飲み込み謝罪をして。気取られていることを嫌厭する者が多い中で、それを隠しもせず彼女に告げてしまうとは、さぞ不快な思いをしただろうと申し訳なさに眉尻を下げ。実際、心の内を読み解くような能力は一切有していないのだが、如何にもこうにも相手の思考を見通したような話題を選んでしまうもので。片割れである鸞にも『非常に不愉快だから口を噤め』と何度怒られたことか。
「ありがとう。ヒトの子の世界には私の名を冠した仏具があるようだから、もしかすると杏嬢も目にしているかもしれないね」
反省一色でいると、こちらの名を褒めるような文言が聞こえてくる。馴染みがないとする彼女に、つい自分の名前に関する知識を返してしまって。仏具に使われていると話した手前、そちらの話題でも…と思考を巡らせるも、宗教観に明るくない自分では良い説明ができそうにないと、話題を広げることは諦めて。実際、自分と同じ名を有する仏具をみたのも数回程度で、どのような場面や用途で使われ、どのような音色なのかなどその仔細を知らず。つまらない話題を提供してしまったか、とまた反省を一つ。
「ふふ、ありがとう。杏嬢にそう言ってもらえると、益々自国のことが誇りに思えるよ」
こちらの国の言葉にも『好きだ』と愛着を持ってくれる彼女に、心からの感謝を述べて。自国の文化は素晴らしい、それと比べて何処ぞの文化は…など貶め合う者たちも多い中で、彼女の純粋な好意と言葉は何にも変え難い美しいもので。一種の眩しさを覚え、思わず目を細める。その眩しさが、暖かさが好ましいと出会った時から感じている思いを噛み締めて。
「っ…はは、参ったなぁ…そんなに可愛い反応をされるとやめ時が分からなくなる……杏嬢がよければ、このまま触れてもいいかい?」
離そうとした手をくいっと軽く引かれる感覚に1度目の驚きを。そして、強請るような言葉と林檎のように真っ赤に染まった彼女の顔に2度目の驚きを隠せず。あまりにも可愛らしい姿を目の当たりにし、無意識に息を呑んで。威圧感を与えぬようにと努めて出していた柔らかい笑い声も作ることができず、雄を感じさせるような低く掠れた声が漏れる。何拍か置いて深呼吸を数度繰り返し、彼女へ触れても良いかといつもの調子で尋ねてみせ。
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