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40:
磬/鸞 [×]
2024-03-02 01:12:57
>38 杏/紅葉様
「というと、まだお嬢さんは他の神々に会えていないのかい?」
同郷の神に会ってみたいと話す彼女に、はてと首を傾げ。自分はどうだったかと振り返ってみれば、際限なく広がる白樹乃原で知り合った神は数柱。そして、いずれの出会いも偶然であったことを思い出す。であれば、彼女が未だ他の神々に会えていないのも無理はないと頷いて。何処か楽しげに身体を震わす彼女へ顔を向ければ、愛らしい笑みを浮かべていて。楽しそうだとか、嬉しそうだとかポジティブな空気を纏う誰かを見るのは、こちらも嬉しくなるもので。彼女につられ、ふにゃりと相好を崩し。
「ふふ、和国の礼儀作法は素晴らしいと聞いたことがある。私がヒトの子であったなら、足繁く通って……いや、和国へ移り住んでいたと思うよ」
もちろん出身地も素晴らしいところだと思っているけれど、と茶目っ気を交えてみせる。実際、神として生まれてから他国へ目を向ける暇もなかったため、現代のヒトの子が気軽に国々を渡っているのを目の当たりにし、羨ましいと何度感じたことか。そして、お隣さんとしての認識が強い和国にどれだけの憧れを向けていたか。聞き伝いが殆どではあるが、和国を知る度に魅了される。彼の国の話をするときには、自国の話題が出たかのように心が浮き立つのを感じて。
「香辛料かぁ。言われてみれば、こちらの国ではよく使われているかもしれないね。煎じれば良薬にもなるし、なかなか良いものだよ」
香辛料との言葉に自国の食べ物を思い浮かべる。遠い時代から近代まで様々な料理が生まれたが、いずれもその中心には香辛料が存在していたような気がする。特に、有名どころの香辛料は漢方として使えるほど効能を有していて。いつか彼女にもおすすめしてみようか、なんて考えを巡らせ。
「初めて試すなら桂花醤あたりはどうかな?デザートのシロップに使われることも多いから、甘くて食べやすいと思うよ」
辛い香りとは書かれど、その範囲は案外広いもので。香辛料が初めてだという彼女には、デザートなどの甘いものに使用する香辛料から試すのはどうだろうと告げ。自国の話題だからだろうか、知らず知らずのうちに饒舌になっていたことに気づく。彼女を置いてけぼりにしていないだろうかと不安になり、言葉を区切りちらと様子を窺って。
「さん付も敬語もなくて構わないよ?気軽に磬なんて呼んでもらえたら嬉しい」
そっと優しく添えられる手に、やはり心根が美しい人物であることを再認識する。こちらの方こそ、力加減を間違えぬようにと慎重に握り返して。何処かぎこちなく自身の名前を呼ぶ彼女に、不思議な可笑しさが込み上げつい笑みが溢れる。折角会えたのだから、もっと距離感を縮めてもらって構わないと提案してみせ。
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