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238:
博麗霊華&霧雨亜理紗 [×]
2024-08-20 09:58:24
>天の邪鬼、???、???×2、旧校舎ALL
【旧校舎(保健室)/博麗霊華&霧雨亜理紗】
亜理紗「!__ふふっ、それもそうですね。でしたら、喜んで協力関係を結びましょう。ね、霊華さん」
霊華「う、うん!あ、天の邪鬼さんがいてくれたら、とっても心強い、です…」
どうやら互いの境遇は違えど、『異邦人』であることは両者とも同じらしい。身も蓋もない、しかし協力的な姿勢を見せる黒猫に亜理紗は思わずクスッと笑いをこぼし。
相手の提案に乗ることにした彼女は隣にいる親友、霊華にも念の為確認を取ろうとする。突如話を振られた霊華は戸惑いながらも友好的な姿勢を示すが、人見知りが発動したのか恥ずかしそうにボールの後ろに顔を隠してしまい。
亜理紗「そういえば、自己紹介がまだでしたね。私は亜理紗、霧雨亜理紗と申します」
霊華「は、博麗霊華、です。よ、よろしく、お願いします!」
協力関係を結んだところで、2人は天の邪鬼に自分たちの名を明かす。その直後、2階の方から少年の悲鳴が響いた。その後の物音から、恐らく何かしらの化け物に追われている可能性が高い。
2人は天の邪鬼の声掛けに頷くと、後ろに続いて走り出そうとする。しかし_傷が深いせいか、亜理紗は腹部に走る痛みに思わず足を止めてしまう。少し前を走っていた霊華が違和感に気付き後ろを振り返ると、彼女は腹部を抑えて苦しそうに足を止めていた。
霊華「亜理紗ちゃ__!?」
亜理紗「っ…先に、行っててください。後から私も__えっ、ちょ、霊華さん!?」
自分のことは気にせずに天の邪鬼の後を追うように促す亜理紗。だが、霊華は即座に彼女の元に駆け寄ると、軽々しい動作で身体を腕に抱えて(いわゆる姫抱きをして)2階へと走り出し。亜理紗は驚いて抵抗しようとするものの、本人に降ろす気は無いと分かった後は大人しくなり。
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