TOP > 1対1のなりきりチャット

 可愛いの魔法 (〆)/2230


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
2166: 逆巻 傑 [×]
2024-06-04 23:23:05



( 自身に対する愚痴でもぼやいているのか、マスコットと恐らくはテレパシーで会話している少女の前髪にヘアクリップを差し込むと、手持ち無沙汰に眼前の黒髪を指で梳きながら彼女らの対話が終わるのを待つ。そう掛からず持ち上がった頭につられて此方も前方へ視線を向けた瞬間、鏡の中で目が合って僅かにたじろぐも、更に驚くべきは相手の口から〝諦める〟という言葉が飛び出したことだろうか。けれども続く誘いで元より遊園地は前座的な位置付けだったのだと悟れば、そんな心理テクニックがあったかもしれないと納得しかけ、すぐにいずれに照らしても該当しないと思い直して。やはり何のテクニックもなかった船上パーティーへの誘いに対する返事は、遂行中の作戦を考えても考えなくとも間髪入れずの〝ノー〟。それから無理矢理な繋ぎへの指摘も付け足し始めたところで手に握られた2枚のチケットの存在に気がついては、まさか先に買ってしまったのかと危ぶみながら訊いて )
行きません。…っていうか何の代わりにもなってな──、…どうしたんすか、それ。




2167: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-05 00:59:46



ええっ!
( 間髪入れずにまたもや断られてしまえば、ショックを受けたように衝撃マークを頭上に浮かべつつ眉尻を垂らして。少しくらい考えてくれたっていいのに…と肩を落としながらも、〝一旦諦める代わり〟である本命のお誘いデートは、もちろんまだ諦めるはずもなく。手に握ったチケットに気が付いた彼から所在の理由を尋ねられると、興味を示してくれたのかと勘違いして「なんとパーティーのチケットを、玲ちゃんから貰ったんです!!」じゃじゃん!と2枚のチケットの両端を指先で摘まみ広げながら、嬉々とした笑みを浮かべて見せ。チケットには男女ペア限定の文字だったり、ドレスコードの文字だったりが見え隠れし少々格式高いことが伺えるはずで。正直彼は華やかな船上パーティーに憧れを抱かないだろうけれど、ダメもとで憧れの同調を求めてみて。また断られたなら、最後の砦となる唯一同行してくれそうな言葉を引っ張ってくるしかないのだけれど )
えっとね、玲ちゃんは既にこの日は予定があって、持て余してたんですって。憧れませんか、船上パーティーですよ船上パーティー…!




2168: 逆巻 傑 [×]
2024-06-05 12:14:43



浅倉さんか……。
( 自費でないことにひとまず安堵するものの、チケットの出どころとして挙がった名前に反応しては、共感を求める問い掛けもそっちのけで考えあぐねるように眉を曇らせ。それは何も伝説的アイドルの威光に気圧されたわけではなくて、参加しないことで相手が憧れの人の心証を損なうことを危惧したからであり。両者の間に自身に対する連帯関係があることも、彼女達にもまた水面下で進行している作戦があることも露知らず、芸能関係者のみで行われるらしいパーティーのチケットに少し近付くと難しい顔で暫しにらめっこ。それから代役を推薦しようと試みるも、〝知り合いの芸能人〟では一悶着あったモデルが浮かび、〝事務所のスタッフ〟では仕事に繋がる人脈作りを期待されるのでは、と言ったそばからどちらも取り下げてしまえば、意外と的確な人選なのかと口を噤んで。苦し紛れにまだ見ぬ何者かの影を探して続けた声は、にべもなく断った時とは打って変わって弱々しく )
…俺じゃなくても、知り合いの芸能人──…いや、事務所のスタッ──……。…、誰か他にいないんすか、誰か…。




2169: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-05 16:00:40



いないです!
( 難しそうに顰められた双眸が近付けば、お誘いが成功するかどうかの不安が過りながらも、そんな顔もかっこいいと黒々とした瞳に焼き付かせて。あれこれと候補を挙げていく彼だけれど、そのどれもが途中で言葉が途切れ、弱々しいものに変わりゆくにつれて、彼を見つめる瞳は希望が見えたように一つ二つと煌めきを灯し。今度はこちらが間髪入れずにきぱっと宣言をすると、「折角玲ちゃんから貰ったチケット、無駄にしたくないし…船上パーティー憧れるし…」と一度双眸を伏せつつ、行きたい理由を並べていく。一番の理由ではないものの、もちろん本心の一部だからそこに偽りはなく。睫毛を持ち上げ彼の瞳と向き合うと、チケットを一枚自分の顔下へ寄せ、もう一枚は彼へ差し出すように向けながら最後のお願いを、仕事に真摯な彼だからこそ効くだろう言葉を添えつつ、きらきらとしたら瞳で訴えかけて )
ね、逆巻さんおねがいっ!一緒にパーティーに行ってください!…それにほら、参加者ってみんなドレスアップするだろうから、メイクの勉強にもなると思うんです。きっといい刺激になること間違いナシ!ですよ!




2170: 逆巻 傑 [×]
2024-06-05 19:37:58



まぁ……確かに、一理ある…。
( 聞けばそう返るだろうと予測していた返答が待ってましたとばかりに放たれると、畳み掛けるように彼女の言い募る船上パーティーへの思いに、一度下した決定と抱いていた決意がぐらぐらと揺らいで。駄目押しに飽くなきメイクへの探究心まで刺激されてはついに押し負け、じわりと手を伸ばしてチケットの端を確かに掴む。受け取ってしまった招待状を眺めながら不安な計画の先行きを思うけれど、そこには何処へも辿り着くことなく夜の海をひと回りして元の場所に戻る会場の豪華客船が載せられているだけで。意識を切り替えるように短く息を吐き、記された日時を確認して顔を上げたなら、行く行かないの話は済んだものとして当日のドレスアップへと話を運び )
…じゃあ、水瀬さんのヘアメイクは俺がやるでいいんすか。




2171: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-05 21:46:34



わあい、やったあ~!ありがとうございます!
( いよいよ手が伸びてきて、はし、と掴まれたチケットが自身の手元から離れ彼の手元へと完全に移れば、ぱああっと晴れやかな笑みを広げながら歓喜の声を上げて。嬉しそうに背景にお花を咲かせ、尻尾をぱたぱたと振っているような雰囲気でうきうき気分でいたところ、当日のヘアメイクの話になりぱちりと双眸を瞬かせ。そのことまで頭にはなかった、と宙へ視線を浮かせる。今までプライベートで会う時は自分でメイクをしていたけれど、ドレスアップに合わせたメイクはしたことがなく自分でやるのは不安。かといって今回お仕事ではないし。「で、でも今回お仕事じゃないですし…、でもでもパーティー用のメイクって自分でしたことがなくて…」とチケットを唇に寄せながら微かに眉尻を垂らし、呟くように不安を口にして。それから恐る恐る小首を傾げながら続けて問いを重ね )
一回のメイクの依頼料って、いくらくらいですか…?




2172: 逆巻 傑 [×]
2024-06-05 23:19:46



そうだな…条件によって色々だけど、今回なら──…
( そのまま一言『お願いします』と言われればそれだけで請け負うつもりでいたものの、プライベートでの親交を求める割に、なのか、求めるからこそ、なのか、契約面での線引きを曖昧にしない少女は窺うように此方を見遣って。とはいえ今回は自身も参加するパーティー用のメイク──依頼のために出向くのではなく、言わばついでのようなもの。今この場で簡単な試算をすることも、それを相手が支払うこともできないことはないのだろうが、通常の依頼料を請求するのはさすがに気が引けて、思案する振りで視線をやや横に動かし。そして勿体ぶったような溜めの後、縁がなさすぎて相場も分からない貰い物のチケットをひらりと掲げながら相手に向き直ると、とぼけた疑問形で追加の予算は必要ないと伝えて )
…パーティーのチケットくらい?…ってことで、これ貰った代わりにやるすけど。




2173: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-06 01:52:36



……──へ。いいんですか…!ぜひ、ぜひそれでお願いします!
( プロのヘアメイクアーティストからプロの技術を施してもらうのだから、プライベートであっても無償で頼むつもりはなく、けれどもお小遣いの範疇に収まらなかったらどうしようかと、どきどきそわそわと落ち着かぬ心地で依頼料の請求金額に耳を傾け、ごくりと生唾を飲み込んだなら。〝このチケット代くらい〟との返答に双眸をぱちくりと瞬かせる。このチケットがいくら程の相場か知らないのはこちらも同様だったけれど、それで良いのならありがたく乗っからせてもらおう。安堵の笑みをぱあっと咲かせながら数度頷いてヘアメイクを依頼しては、「えへへへ…逆巻さんとパーティー、すっごく楽しみです!」と浮かれた花を周りに漂わせ。「でも社交ダンスとか経験ないから、今からでも練習しなくっちゃ…!」ぴら、と翻したチケットの裏面に記された〝豪華ビュッフェや生楽器演奏によるダンスタイムなど、心ゆくまでお楽しみください〟との文面を見つめつつ意気込みを小さく零すと、トートバッグへと大事に仕舞いこもうか )




2174: 逆巻 傑 [×]
2024-06-06 20:02:05



…──え?
( 取り急ぎの決め事が片付き、詳しい話は後日として一度チケットを仕舞おうと手荷物の置き場所へ足を向けた折、ふと背後から思わぬ単語が聞こえてきては立ち止まって振り返り。その先で手首を返した少女が眺めているのは、船の写真が大きく印刷された面の裏、細かな文字が羅列された説明と注意書きの面で。すぐさま彼女に倣って手元の紙切れを裏返し、目を走らせると、そこには確かに〝ダンス〟の文字。華やかなパーティーと同じくらい縁のないそれに〝的確な人選〟との思いは崩れ去り、「俺も社交ダンス──…というかダンス全般、経験ないんすけど…」と戦々恐々呟いたのを契機にダンスの練習まで予定に組み込まれたなら、その後の仕事では心を落ち着かせようとするかのように一心不乱にメイクブラシを動かし始め )

----

( ──斯くして迎えたパーティー当日。仕上げを終えたブラシをドレッサーに置けば、眼前にはドレスのイメージと本人の要望を盛り込んだ今夜のためのメイクが完成していて。出来栄えを確認するように顔の角度を変えるのに合わせ、右側で掻き上げた前髪がはらりと揺れ、右耳に通したシルバーのチェーンピアスも静かに音を立てたなら、左耳には菱形に縁取られた赤と青のストーンピアスがちらちらと覗くだろうか。薄手の黒いタートルネックに深いネイビーブルーのスーツ、黒のドレスシューズでシックにまとめた装いの中、白く清潔に煌めく小振りな一粒パールのネックレスを鎖骨に滑らせながら満足げに身を起こすと、「…髪は?どうしますか」と簡素にヘアアレンジのイメージを聞き取り。華奢なデザインのリングを今は全て机の上に外して置いた両手指で、自在に想像を形にしていって )

----

(/ 背後より失礼します。かなりざっくりと飛ばしてしまいましたが、この間にしたいやりとりがあっただとか、まだ切るタイミングじゃなかった…だとかがあれば、後半のロルは一旦無視していただいて構いませんので…!特になければ蹴り推奨です◎ )




2175: 永瀬ひな希 [×]
2024-06-06 21:20:34



あ、はいっ!えっと、これを使って欲しいんですが──……
( カジュアルな正装に身を包んだ、彼自身もまたドレスアップをした姿は目の保養という言葉がぴったりで、メイクを施される間中ほう…とうっとり見惚れてしまって。ふんわり色付くチークの下でぽわぽわと頬を色付かせていると、見惚れている間にいつのまにかメイクは仕上がったようで、幾拍か遅れて艶やかにカールした睫毛が縁取る双眸をばちりと瞬かせては、しゃきっと背筋を伸ばし。これを、と話しつつ両手でバッグから取り出したのは、以前彼がプレゼントしてくれたかすみ草のヘアアクセサリー。「髪は片側に寄せて、大人かわいいイメージにしてください…!」と要望を示したなら流石プロ、完成するまではあっという間で。イメージ通りのヘアスタイルまでもが完成したなら、椅子から立ち上がり、鏡の前で数方向からの角度の確認を黒のブロックチェックのチュールレースワンピースの裾を翻しながら行うと満足げな笑みを広げて。コツ、と5㎝ヒールのビジュー付き黒のエナメルパンプスを鳴らしつつ一歩彼の前へと歩み出したなら、下から覗き込むようにして問いかけつつ、可愛らしさを残しながらも大人びたメイクを施された顔を無邪気に綻ばせて )
わあっ…わたしじゃないみたい…!ねえねえ逆巻さんっ、これなら逆巻さんの隣にいても釣り合いますよねっ?




2176: 逆巻 傑 [×]
2024-06-07 18:34:20



…ん、少なくとも高校生には見えないすね。
( 黒を基調としたモノトーンのアイテムで着飾った少女は、普段のアイドル姿や学生姿とは印象を変え、元の可愛らしさに大人っぽさが加わったさながら何処ぞの令嬢といった風貌で。鏡の前でひらひらとワンピースをはためかせる様を傍で影のように見守り、変身に綻ぶ面持ちに薄く口元を緩めながら机に置いておいた3つのリングを指に通し直せば、ヒールの靴音に呼ばれて顔を上げる。自らの手でメイクアップしたこともあり大きく見違えるようなことはないものの、そこに立つ相手は此方に歩み寄る距離と同じだけ認識上でもぐっと己に近付いて感じられ、僅かに瞠目した後に素直な肯定を口にして。「こういうテイストも──」可愛い、と軽率に言いかけて、ふと思い出すのは遊園地で聞いた彼女のときめく瞬間の数々。はっと息を呑むように不自然に言葉を止めたなら、続く濁し方もやはり不自然そのもので )
…いや…、…うん。パーティーっぽいんじゃないすか。




2177: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-07 19:00:13



( / ひえ…いつかやると思っていたのですが、玲ちゃんの名前だけでなく、自分の名前まで間違えてしまいすみません…;; 間違いなく>>2175は本物です…。お返事もう暫くお待ちくださいませ…! / 蹴り推奨 )




2178: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-08 02:56:20



えへへ、よかったあ…!
( 普段より大人っぽい、と解釈しては狙い通りに上手くいったと上機嫌。いつものように無邪気に表情を綻ばせては、メイクやヘアスタイルも相俟って普段より華やかさが増すだろうか。けれど〝こういうテイストも〟の後いつもなら似合うだとか、可愛いだとかさらりと続いてくるはずなのに彼の言葉は変に途絶えて。当然違和感を覚え、きょとんとした表情を浮かべながらヒールのせいで普段より近い距離で「だってそういうテイストですもん」と軽くつっこんで。違和感の他に感じたのは既視感。前にもこんなことあったなあ、と静かに一度双眸を伏せつつ回顧すると。そ、と双眸を開いた瞳には少しばかり不安と〝言ってくれないの?〟という不満が織り混ざった色を滲ませながら、可愛いか綺麗かの二択で迫りつつ、片側に寄せた髪の方向へ小首を傾げ問い掛けて )
──…、今日もかわいい?それとも綺麗ですか?…逆巻さんがメイクしてくれたんだもん、どっちでもないなんてこと、ないでしょ?




2179: 逆巻 傑 [×]
2024-06-08 15:13:14



( 至極当然のコメントに至極当然の突っ込みが入っては、誤魔化し方のまずさを自覚して「…すよね…」と消え入りそうな声で零しつつ顔ごと視線を横に。居た堪れず意味もなく左耳のピアスに触れ、それから出発を促そうと目線を正面に戻した矢先、何か物言いたげな双眸がじっと此方を捉えていることに気が付けば発しようとした言葉を一瞬忘れて。そして眼差しでの訴えのみならず実際に少女に問われて答えようとした〝どっちも〟という本心は、既の所で薄く開いた唇を乗り越えることはなく、代わりに一度閉じて再び開いたそれが紡ぐのは当初の予定通り出発の合図で。逃げるようにそれだけ伝えてしまうと、相手が納得するしないに関わらず、さっさと歩き出してしまうだろうか )
…会場に行けばすぐ分かるすよ。きっと飽きるほど言われるだろうから。




2180: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-08 19:07:10


 
わたしは逆巻さんに言ってもらいたいのに~…っ、あ!待ってください…!
( なぜだか知らないけれど、こちらが求める言葉をどうあっても言いたくはないらしい様子に眉尻を垂らしつつ、下ろした腕の先で抗議をするように拳をぐっと握りながら片頬をぷくぷくと膨らませる。けれどそれもここまで。事あるごとに引き結ばれた唇からつい気持ちが溢れてしまうくらいに、今日は普段とは違う自分を見せつけるのだ。最後に改めて決意するようにきゅっと拳を握り直したなら、先行こうと進み始めた彼の背を見ては慌てて拳を解き。パーティー用に事務所から借りてきたベージュのサテン生地のクラッチバッグを代わりにその手に持つと、普段アイドル衣装で履くものよりも随分と細い履き慣れぬヒールを鳴らしつつ彼の背を追い掛けて。───場所は移り、夜の港で穏やかな波に揺れる豪華クルーズ船前。夜空を背景に煌めいた照明が灯るクルーズ船を、自身の瞳にきらきらと反射し煌めかせながら隣の彼へとついはしゃいで呼び掛けてしまうのは、根本的な中身は変えられないからだろうか )
わ~っ…見て見て逆巻さん、大きい!わたしこういう船乗るのも初めてです!楽しみですねっ。




2181: 逆巻 傑 [×]
2024-06-09 11:02:53



でか……。
( 暗い夜の海に浮かぶ明々とした巨大な客船に、ぽろりと零れたのはそんな単純かつ俗っぽい一言。華やかな業界のパーティーなのだから豪奢なのは来る前から分かっていたものの、実際目の当たりにすると会場の規模感と排他的な佇まいについ圧倒されて。加えて今日はクライアントの連れ人という立場であり、自身の振る舞いがそのまま彼女の評判にも直結するとなれば、ただでさえ慣れない社交場に身構える気持ちもひとしお。しかし当の本人は憂慮なんて一つもないような顔でクルーズ船に目を輝かせていて、本当に参加してみたかっただけなのかと憧れを語る姿が脳裏に蘇ると同時、微かに強張っていた表情も幾らか解れ。肩の力の抜けた笑みを隣へと向け、滅多にない機会を〝楽しむ〟かと心持ちを切り替えては、受付らしいスタッフに招待券を見せていよいよ中へと歩みを進め )
…、水瀬さん見てると落ち着くすね。




2182: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-09 20:45:11



( / お世話になっております。ただいまお返事作成中なのですが、参考までに今宵のイヤーカフとマスク着用の有無をご教示いただけますと幸いです…! )




2183: 逆巻 傑 [×]
2024-06-09 21:34:32



(/ こちらこそお世話になっております。はわ…描写内に入れようとして忘れておりました、マスクもイヤーカフも今夜は装備しておりません…!※蹴り可 )




2184: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-09 22:03:14



……ち、ちなみに。きゅんってときめいたりとかは…?
( 業界のパーティーだからといって自ら売り込みに来たわけでもなければ、宛らテーマパークにでも来たような気分で煌めく辺りを見回しては船の外観をぱしゃりと一枚写真に収める。sns用と、玲ちゃんへ楽しんできた報告を兼ねたそれに加えて、彼の姿も撮りたい欲がありつつもタイミングが掴めなければ惜しみつつバッグの中にスマホを仕舞い込むと、さりげなく放たれた言葉に見えない尻尾が嬉しそうに揺らぐだろうか。受付を超え会場へと歩みを進める中、覗き込むように前屈みになりながら立てた手のひらを口元へ寄せ、内緒話をするようにこそっと問い掛けた時のこと。慌てて部屋を出た後は夜道を移動していたために気が付かなかったけれど、船内の照明にきらきらと反射するピアスに、すい、と視線を何気なく移した時、なんだか物足りなさを感じ双眸をぱちりと瞬かせたなら、あることに気が付くと同時にぽつりと残念そうな、悲しんだような音が零れ落ちて )
──…、あ。今日ないんだ…。




2185: 逆巻 傑 [×]
2024-06-10 13:54:34



欲しがるな…。しないすよ。
( 船内は入り口から会場までの道中すら絢爛で、まるで一流ホテルのような暖色の電灯に照らされた広い絨毯敷きの通路を並んで歩き。外観を目にしただけでも高揚していた少女は内部に足を踏み入れてそれが更に増大したのか、先の発言を拾ってあわよくばを期待する瞳と問いが向けられるも、ちらりと隣を一瞥するといつもの如く流れるように撥ねつけて。憧れの船上パーティー直前だというのにあまりにも普段と変わらないやりとりに、今日はマスクに覆われず露わになった口元が僅かばかり綻んだ折、ふと近傍で対照的に沈んだ声が落ちては、ゆっくりと歩みを止めて振り返り。特に彼女のことを意識して外してきたわけではないため、それが贈り物のイヤーカフのことを指しているとは思い当たらずに、掬い上げるような目線を相手に投げ掛けて )
…?何か忘れ物すか。

----

(!)アプローチ案
「ときめいたり…」の会話に関して、「ちなみにちなみに、わたしはたくさんしてます」等といった具合に好意カウンターをどこかで盛り込んでいただければ、切れ味の鈍った逆巻をお見せできるかと思います。( ※却下も蹴りも可です◎ )




2186: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-10 20:30:26



しないの…!?ちなみにちなみにっ、わたしはたくさんしてます!今日の逆巻さん一段とかっこよくてっ…どんなテイストも似合いますね!
( 流れるような否定に小さく衝撃マークを浮かべるも、わたしはしてる!と自分の顔を、華奢なシルバーリングが光る人差し指で差し示しながらアピールへと切り替えたなら、絢爛な通路を背景に歩く彼を映した瞳はきらきらぴかぴか輝いて。ふにゃ、と柔らかな笑みを溢しつつ今日の姿を褒めればぐっと拳を握ってみせ。ピンときていない様子で投げ掛けられた視線と言葉にこくんと小さく頷いては、〝男は揺れるものに弱いから!〟との玲ちゃんの助言のもと、揺れるイヤリングを着けた自身の耳を指差しながら〝あれ〟と称したのはもちろんホワイトデーに贈ったイヤーカフのことで、微かに眉尻を垂らしつつ窺い )
──…ただ、忘れ物してるのは逆巻さんの方ですっ、……なんて。プレゼントしたあれは今日には不釣り合いでしたか?

----

( / ご提案ありがとうございます…!お誘いの時に入れようと思っていたアピールを、めちゃくちゃうっかり入れ忘れていたので助かります!* )




2187: 逆巻 傑 [×]
2024-06-11 12:47:29



……、…そうすか。
( 真っ直ぐな好意の表現に少し視線をずらし、目を合わせないまま素っ気ない応答を返す。以前なら軽く受け流していたそれに対し、今になって当惑の色が滲むのは、想いを伝えられる度に遊園地での一幕が蘇って彼女の本気を再認識させられるからで。誘いや問い掛けにはひたすらノーを唱えていれば良いけれど、一方的に渡されるだけの気持ちにはどう反応して良いやら分からず、持て余して返事に窮しているのが己の現状。ただ今回は相手がそのまま会話を続けてくれるから話の接穂を探す手間もなく、改めて向き直り控えめに笑むと「ペア参加で半端な格好できないでしょ」と遠回しながら賛辞を素直に受け取って。少女から濁して示された対象に漸く思い至り、先の言葉を証明するように自らの考えを述べた後、ポケットから件のアクセサリーを取り出したなら、これまた彼女のことを意識して持ってきたわけではないため気軽に手のひらを開いて見せ )
ああ…、イヤーカフはカジュアル寄りになりそうだったんで──…今日は控えです。…つけるかどうかは、パーティーの雰囲気見てからすね。

----

(/ こちらこそ、完璧な形で応えてくださりありがとうございます…!またイヤーカフを持っていない方が都合が良ければ変更しますので、ご遠慮なく仰ってくださいませ* このままで大丈夫なようなら、こちら蹴り可です◎ )




2188: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-11 19:57:07



そうです!
( いつもなら、はいはいとか言って薄く笑って流すことが多かったけれど、今日は少し違って見えては真っ直ぐに瞳を向ける。1ミリでも想いが届いてくれてるなら嬉しいのだけど。元気ににっこり微笑みながら肯定を重ねては、美容職なだけあって細かな箇所まで配慮されているのだなと改めて感心するものの、やっぱり二人で過ごす時間の中では着けていてほしいもの。てっきり家へ置いてきたものかと思っていたから、控えとしてでも肌身離してないことは同じで。持ってくれていることが分かり自然と表情が和らげば「なんだ、…えへへ、持って来てくれてたんですね。さすが逆巻さん、お洒落には抜け目ない。でも無くさないでくださいね」と柔らかく笑みを浮かべつつも、ぴっと人差し指を立てつつ人混みで無くしてしまわないよう注意を促すと。絢爛な通路からやがて豪華なシャンデリアがぶら下がる大会場が見えてきては、ざわざわと賑わう声も耳に届き始める。身にまとう衣服や装飾品だけでなく、オーラでさえもきらきらと煌めく人々があちこちに伺えては、ほう…と見惚れるも若輩者感が溢れ出ぬよう自分もこの雰囲気に溶け込まなければと、しゃんと背筋を伸ばすけれど浮いてしまわないだろうか。可愛いも綺麗も、彼から言葉をもらっていなければ少し不安に駆られ、会場に入る一歩手前ぴたりと足を止めては、普段は服の裾を引くけれど折角のお洒落着だろう服を引くには気が引けると、肘辺りに手のひらを掛けては、くいと引きつつ小声で窺って )
──…、わたし、変じゃないですか?




2189: 逆巻 傑 [×]
2024-06-12 13:34:31



無くすわけ。
( 彼女の顔ばせに明るさが戻ると、ふっと不敵な息を洩らし、何の根拠も対策もないながらアクセサリーへの愛着だけで自信ありげに注意喚起へと応え。宣言した通りに丁重な扱いでまたイヤーカフをポケットに収め、会場への歩みを進めたなら、辿り着いたそこに集うのは一方的に見知った華やかな面々と業界のお歴々。彼らの洗練された出立ちとちらほらと向けられる視線にさすがに萎縮してしまったのか、己の腕に触れた少女は不安げな声で此方に意見を求めて。片側に寄せた髪に両側で揺れるイヤリング、人差し指の指輪、黒基調で纏めた装い、細いヒールのエナメルパンプス。普段と異なる自分に初めは自信が持てないのは誰だって──グループでセンターを張るアイドルだって同じだろう。触れられていない方の腕を相手へと伸ばし、髪を軽くセット時の状態に整えながら答えた一言は、多少の贔屓目は認めるものの紛れもなく本心。けれど続けて口に出そうとした〝可愛い〟は少しばかり上達した誤魔化しによって濁され、やはり不発に終わって。無論代わりに伝えた言葉もただの急場凌ぎではなく客観的事実とはいえ、自身もパーティーでの作法などろくに知らない若輩者。「素人意見ですが」と最後に付言しては、とにかくまずは飲み物を手にしようと促した後、カウンターかウェイターを探し始めて )
全然。か──…いじょうの雰囲気とも合ってるし、向こうに混ざってても違和感ないすよ。




2190: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-12 15:58:50



( 彼に似合いそうだと思ったからと、突発的に雑貨屋さんで買ったけして高くはないアクセサリーだけれど、その価値以上に丁重な扱いを受けていては自分もそれの一部みたいになんだか嬉しくなる。ほこほことした気持ちは会場手前で一度萎縮したものの、不安げに尋ねた言葉を優しくもどこか頼もしい〝全然〟で跳ね除けられては、〝可愛い〟には及ばないけれど単純にも自信は付くもので。「逆巻さんがそう言ってくれるなら、それがわたしにとっての正解です」八重歯が覗くくらいいくらか解れた笑みを浮かべ。絢爛な通路を歩いていた際、遠く前方でひと組の男女が腕を組みながら会場へ入るのを見ていたからか、見様見真似に肘の内側に指先をそっと掛けたまま会場内へ入れば。二人が見つけるより早くウェイターが自分たちを見つけては、グラスを乗せたトレイを片手に、すいと近付き『どうぞ』と促す。綺麗な色の飲み物だな、くらいにしか考えずパーティーへの疎さから差し出されるまま、彼の腕から手を離してはグラスの底から緻密な泡を立ち上らせる麦わら色へと手を伸ばそうか )
あ、ありがとうございます──……




2191: 逆巻 傑 [×]
2024-06-12 21:21:21



…あ、アルコール入ってないのありますか。彼女の分も。
( ほっと和らいだ表情と無垢の信頼、そしてこんな大物揃いの場でも一途に此方へ関心を寄せる相手に、単なるヘアメイクとしての喜びを超えた何かが微かに心を擽った直後。ウェイターが寄り添うようにして入場してきた新たな招待客を目聡く見つけて傍へ寄り、スマートな所作でトレイからグラスを差し出しては、その中身を見て取ってすぐに交換を頼み。というのも今日は連れ人に合わせて酒は口にしないと前々から決めていたためで、もし隣でアルコールに馴染みのない高校生がグラスを受け取ってしまっていたなら、「…それ、たぶんお酒」と今度は自身が注意を促すはずで。各種フルーツジュースやシャンメリー他ノンアルコールドリンク、お茶や水の用意もあるらしいと聞けば選定は彼女に一任し、改めてグラスを受け取った後には同じ飲み物が両者の手に一つずつ。忙しく、けれど品を失わぬまま去ってゆく黒いベストを見送る中、眼差しは前方から動かさずにぽつりと少女へ話し掛け )
…やっぱり高校生には見えなかったみたいすね。




2192: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-13 01:58:28



…えっ。
( フルート型のグラスの脚に指を掛けた時、すぐさま交換を頼んだ彼にきょとんと双眸を瞬かせる。次いで注意を促されると、小さく驚いた声を上げつつ手元のドリンクと彼とを交互に見遣った後、「すみません…」と肩を竦めながらそっとトレイに戻し。フルーツジュースにはカットフルーツが添えられていて華やかで可愛いけれど、外側だけでも大人ぶりたくてシャンメリーを選び手に取ると。隣りあう距離で聞こえる程度に話掛けられては「大人っぽく見える魔法、逆巻さんに掛けてもらったからですね」小首を傾げながら嬉しそうに双眸を緩ませ。チェックで可愛らしさを残しつつ大人っぽく黒で纏めたコーデも、ヘアメイクも大成功なようで既に満足げ。後は振る舞いさえもう少し大人びていれば多分言うことなしなのだろうけれど。『─…間もなく出港致します、クルーズをどうぞお楽しみください』とのアナウンスが聞こえてくると、間もなくして出港を知らせる長い汽笛が三度響き渡り。船窓から見える景色がゆったり動き出したなら、いよいよパーティー本番かのように会場内の賑わいが増せば自然と気分も高まりつつ、グラスを合わせようかと小さく掲げて )
…あ、動きだしましたね!わたしたちも乾杯しましょうか。




2193: 逆巻 傑 [×]
2024-06-13 13:52:06



…お役に立てたようで何よりだけど、飲み物受け取る時には今みたいなこともあるんで。
( 大人に見られて嬉しそうにしているところが何よりの子どもの証明だな、と隣を窺いながら心中で零せば、装いに反して危うさの健在らしい少女につい口を衝くのは小言じみたお節介。パーティー気分を損なわぬよう「気を付けてください」と簡素な一言で締めた頃、出港のアナウンスと汽笛が会場に響くと、皆一様にやや上方へと視線を向けて耳を澄まし、それから弾けるようにわっと熱気が高まって。例に漏れず黙って各所から聞こえてくる音に注意を向けていた自身も、夜の海へ進み出した瞬間には何か感動のようなものを覚え、窓の外の景色を暫し眺めては相手の声を拾って振り返る顔も普段より心なしか輝いて見えるだろうか。掲げたグラスの縁同士を優しくぶつけ、まずは印ばかりシャンメリーに口をつけたなら、ふと気が付いたように立ち上る細かな泡に目を留めて呟き )
──…俺、シャンメリーって初めて飲んだかも。

----

(!)展開案
「気を付けて」に肯定、+「大人(逆巻)が持ってるとシャンパンに見える」→「ちょっと飲んでみる?」って逆巻のグラスを差し出される流れで、ひな季ちゃんがきっぱり断れなくて、「気を付けられてないじゃん」ってやつ、いかがでしょうか…!( ※追加のご提案やご質問がない場合は、採用にしろ却下にしろここへのお返事はなしで大丈夫です◎ )




2194: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-14 02:32:03



( 逆巻さんがいなかったら、うっかり口を付けてしまっていたかもしれないお酒。ひとつ学びを得ては「べ、勉強になります…!」と強く頷きながら〝パーティーでは当然ソフトドリンクの提供だとは思わないこと!〟と心の中に書き留める。アナウンスの中には、クルーズ中、デッキに出ると夜風に当たりながらライトアップされた橋梁やビル街から成る夜景を楽しめるとも言っていて、窓から覗く景色から向き直った彼の表情がいくらか輝いて見えれば、クルーズ自体、あるいは非日常感に彼も気分が高まるのかと少し知った気になると、あとで一緒にデッキに行けたらなあと密かに期待を孕ませ。軽くグラスを触れ合わせたなら、慣れ親しんだ味に口を付けていると、ふと溢れる呟きに双眸をぱちりと瞬いては今より幼い子どもの頃の思い出を持ち出して。先程手にした麦わら色とほとんど変わらないように見えるグラスの中身を目線の高さまで持ち上げると、自身の手元と彼の手元を交互に見つめては見え方に違いがあるような気がするけれど、側から見れば自分も同じようにシャンパンを持っているように見えるのかな。そもそもシャンパンって味も同じように甘いのだろうか、なんて興味を抱き )
えっ、初めてなんですか!わたしは子どもの頃、クリスマスとかお誕生日とかもっぱらシャンメリーで。──…、大人が持ってたらシャンパンに見えますね。

----

( / 仕事が終わって帰宅後に寝落ちしており、お返事遅くなりすみません…!展開案ありがとうございました、早速そのように進めさせていただいております◎
そのあとはビュッフェの流れでよかったでしょうか? )




2195: 逆巻 傑 [×]
2024-06-14 13:16:44



へぇ…、じゃあいつものって感じすか。
( 子ども用だけあって甘いな、と初めての味を舌で吟味した後、好奇心に駆られてテイスティングでもするかの如くシャンメリーをもう一口。新鮮さを覚える自身とは異なり、この甘さに馴染みのあるらしい相手は特段の気色を滲ませることもなくグラスを傾けていて、なるほどそれならシャンパンを抵抗なく受け取った先の様子も頷けると独り得心し。そして反対に泡の立つ麦わら色が大人の手にあると実際にはアルコールが入っていないことを知っていても酒に見えてしまうと聞けば、目線を交わらせるなりやや悪戯げに唇の端を持ち上げ、いたいけな少女を唆す悪い大人よろしく自分のグラスを差し出す振りをして )
…──ちょっと飲んでみる?

----

(/ いえいえ、こちらこそ最近なかなかテンポの良いお返事ができずに申し訳ございません…!この頃本格的に暑くなり始め、疲れやすい季節になって参りましたので、どうぞ心身の健康を第一にお過ごしください*
この後は会場にひな季ちゃんのお知り合いがいれば挨拶に向かい、もしご希望があれば逆巻の知り合いもモブ程度に登場させようかと思っております。「あの逆巻さんがパーティーに…?…彼女?」って聞かれて即否定するから逆に怪しまれたり、ひな季ちゃんには言わないのに他の人には気軽に「可愛い」って言っちゃったり…。採用可否や調整についてはご相談させていただけますと幸いです。その後は仰る通りビュッフェに移る流れで考えております◎ )




2196: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-14 22:12:47



そうです!
( 定番の味かとの問い掛けに笑みを湛えながらこくりと頷いていると、彼はどんな味に親しみを覚え、なにと過ごしてきたのだろうかと細かく湧き立つ泡のようにふつりと沸いた興味。二人でお花見に行った時に思いがけず立ち寄ることとなった彼の実家に、確かに弾けるシャンメリーのイメージは無かったなあなんて思っていれば。ふいに交わる視線にどきりと微かに双眸を開いては、思わぬ誘いにきょとんとその瞳を瞬くと〝あれ、中身おんなじだよね…?〟と、中身は変わらないはずなのに彼を信じるあまり半信半疑まで気持ちが揺らぐと、彼の誘惑にはどうも勝てないのか気が付けばそうっと手を伸ばし始めていて )

----

( / いえいえ、お忙しい中いつもお相手くださりありがとうございます…!もしも返しづらいなどありましたら、修正しますしいつでもご指摘くださいね。その際は方向性を言い添えていただけると助かります*
またお心遣いもありがとうございます、背後様におかれましてもどうかご自愛くださいませ…!

展開につきまして、ひな季がお世話になってる誰かしらに挨拶に行くか、知らないお偉いさんに声を掛けられるでも良いかなあとも思っていたのですが、逆巻さんのお知り合いの展開が個人的に美味しかったので、そちらでお願いできればと思います。彼女発言に逆巻さんが否定後、「わたしはいつでも歓迎です」みたいな発言をしてみたいです…!
その後の流れについても承知致しました◎
こちらのお返事お好きにご割愛くださいませ! )




2197: 逆巻 傑 [×]
2024-06-15 14:17:25



( 誘われるまま差し出されたグラスへと手を伸ばす相手の様は、冗談めかした振りでもなく本当に純粋無垢な少女のようで。渡してしまえばそのまま口をつけてしまいそうな雰囲気に、それは中身がアルコールでなくとも些か以上に問題だろうと慌てて手を引っ込めるも、事故とはいえ番組打ち上げの際に既に起こった出来事とは知る由もなく。そしてあれだけ神妙に頷きながら注意力や警戒心の面で成長の見られない高校生へまたお小言を一つ洩らすと、今日はできるだけ彼女の傍を離れないようにしようと心に決めて )
…ちょ、…何も学んでないじゃないすか…。

----

(/ こちらこそ、いつも細やかなお心遣いをありがとうございます。単に私生活でのタスクが増えて時間が取れていないだけなので、返しづらい等はまったく…!背後様も何か気になる点や修正依頼があればご遠慮なく仰ってくださいね*

挨拶回りは逆巻の知り合いということで、承知致しました。存在感の薄い若手カメレオン俳優さんか、コミュ強の男性アイドルさんか、新進気鋭の映画監督さんか…いずれも男性で考えておりますが、女性の方がよろしければ変更可です◎ いつでも歓迎してくれるひな季ちゃん、楽しみにしております…!※蹴り可 )




2198: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-15 20:01:06



!──…っだ、だって逆巻さんが飲んでみるって聞くから!
( 甘い蜜に誘われる蝶のように自然と手を伸ばした矢先、グラスが引っ込めば双眸をぱちくり。それからお小言を受けては、伸ばした手のひらを引っ込めてぎゅっと握りつつ、かあぁと頬を染めながら抗議の声を上げ。続けて「なんか、大丈夫そうって思うじゃないですか」と全信頼を置いた一言を、困り眉でぽそりと呟くと手元のグラスをくいと傾けてシャンメリーを半分ほど流し込んで。やんやと言い合う様子はすぐ傍にいた人の気を引いたのだろうか、こちらへ向いた足先がそのまま向かってくるのに気が付いて )

----

( / 恐縮です…!それならよかったです、こちらも気になる点など特にはございませんので、引き続きリアル優先でご無理のないようお相手いただけますと幸いです*

お知り合いの設定、男性のままで問題ありません◎ ひな季以外の人と絡んでいる逆巻さんを見るのも好きなので、どんなキャラクターでもお好きに動かしてくださいませ。こちらも楽しみにしております! / 蹴り推奨です◎ )




2199: 逆巻 傑 [×]
2024-06-15 23:10:44



…雛鳥…。…じゃあ、俺以外には油断しないでください。
( 少女から寄せられる全幅の信頼はさながら親鳥に向けられる刷り込みのようなそれで、思わず連想した姿をぽつりと零せば〝気を付ける〟条件を少し変更することに。とはいえ社交の場に赴いて他の誰ともコミュニケーションを取らないというのも本末転倒。彼女の知人やお近づきになりたい相手がいればそろそろ挨拶に行くべきかと人の多い方をちらりと窺った折、声が掛かったのは意外なことに自身の方で。「…──逆巻さん?」中音域のぼんやりとした声音に振り返ると、そこに立つのはおおよそ芸能人に具わっているオーラや華というものがほとんど感じられない〝普通〟を体現したような20代ほどの男性。主に舞台で活躍する俳優で、何度か担当したクライアントでもある彼は、顔を確認するなり自分から声を掛けておいて驚いたように口元に手を当てて。「えっ、まじで逆巻さんだ。えー……、何事すか?」実際何の事情もなければ即座に断っていた誘いであり、尤もな彼の疑問には軽い挨拶の後に「色々あって」と濁して答える。それをどう受け取ったのか、訝しげな眼差しは隣のチュールワンピースへとスライドして移り、そこでもまた軽い挨拶を交わしてから此方に戻しては「……あっ、彼女?」と閃いたかのように詮索してきて。そこでなまじ一方の矢印は発生しているだけについ食い気味に否定した「違います」は、恐らく半分以上冗談だった問い掛けの内容に真実味を持たせてしまったらしく、「…即答は…、逆に怪しいす…」とまさに藪蛇といった微妙な反応を返されることとなり )




2200: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-16 09:52:23



えっ。
( 〝雛鳥〟と呟いた心情はわからないけれど、続けて紡がれた言葉は彼公認の特別扱いの許可を得たような、それも漫画で見たことのある、彼氏が彼女の手綱を繋いでおきたい時の言葉のようで。その言い換えは自身にとって効果覿面、羞恥からときめきの桃色へと頬の色をぽっと染めては、「はいっ!」と喜色を滲ませた声音で返答し。二人へと近付く人物の足先から顔へと徐々に視線を移しつつ、声を掛けられるのかと思い背筋をぴっと伸ばしたなら、やがて立ち止まったのは自分の方ではなく逆巻さんの手前。どうやら知り合いらしい彼らの語らいを見守っていれば、ちらりとこちらへ視線が移ったのをきっかけに「こんばんは」とにこやかな微笑みを添え挨拶を交わすと。彼女か、との問いにすぐさま否定を返す逆巻さんの傍らで、〝そう見えるんだ…!〟と嬉しそうに一瞬瞳を煌めかせ。それから二人のやりとりに、口元に指先を添えながらくすくすと小さく笑い否定をこちらからも認めては、にこやかなままさらりと続けて言葉を紡ぐと、逆巻さんを覗き込むように瞳を合わせれば〝ね〟と悪戯げな笑みを浮かべ )
ふふ、嘘じゃないですよ。……わたしはいつでも歓迎ですけど。ねっ。




2201: 逆巻 傑 [×]
2024-06-16 15:32:38



( 墓穴を掘ったかと言葉を詰まらせていたところへ隣から援護が入り、ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間。己が隠そうとしていた彼女の想いがその本人から何でもない事のように発されれば、ぎょっと一瞬目を丸くし。きっと機転を効かせて場を和ませてくれたのだろうということはすぐに理解したけれど、咄嗟に冗談として処理できる程の技量もなく、応答の代わりに洩れるのは「はは…」という乾いた笑いのみ。目の前で繰り広げられるやりとりに元々あらゆる情動の薄いように見える俳優の彼はぱちりと一度瞬くと、「へぇ…はは、なんかおもしろいことになってるみたいすね」と完全なる傍観者気取りで、興味があるのかないのか今一つ掴めない反応を示し。それから暫しの歓談の後、自身と少女の双方に挨拶を残して引き返してゆく背姿を見送っては、先の相手の巧みな対応に並び立つ誰かと恋仲に間違われる機会も多いのかと助勢であることを信じて疑わずに )
…すみません、助け舟出してもらって。…こういうこと、よくあるんすか。




2202: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-16 17:52:16



( 遠慮を示すでも流すわけでもなく、なんとも言えぬ乾いた笑みは一体どんな感情なのだろう。わからないけれど、どうも上手く対処できない様子が少しおかしくて、ふ、と小さく笑みを溢しては柔らかな笑みのまま「お二人はどういったお知り合いですか」『仕事の関係で。あ、こう見えて舞台俳優してるんす』「えっ、すごい、演技って難しそうだから尊敬します」なんて歓談を楽しみ、よかったら今度二人で観に来てください、とのお誘いと挨拶で会話を〆ては軽い会釈を交わして見送っては。また二人での会話に戻ると、助け舟を出したつもりはなかったために、よく分かっていない様子で「助け舟?─…ああ、ふふ、そんなつもりなかったんですけど。全部ほんとだもん」のんきに小首を傾げるも、遅れて合致がいったようで表情を綻ばせ。続く問いには、学業とアイドルで忙しい身ゆえに、片手を左右にひらひらと振りながら否定してみせるけれど、はたと脳裏を過ぎったのは以前ストーカーして見ていた春名さんと彼が二人で出掛ける姿。続けてぽつりと神妙そうに呟きを溢し )
あはは、まさか!ないですよ~。ないです、けど……逆巻さんの方がありそう…。




2203: 逆巻 傑 [×]
2024-06-18 01:58:21



(/ お返事お待たせしていて申し訳ございません…!ご連絡できずにいましたが、軽い風邪に罹ってしまって文章を練る気力がなく…だいぶ回復して今日の仕事終わりには返せるかと思いますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。※蹴り可 )




2204: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-18 06:21:00



( / いえいえ、お気になさらず…!ゆっくりで、ご自身の体調優先でもちろん構いませんのでお大事になさってください◎ 一日も早い回復をお祈り申し上げます。 / 蹴り推奨 )




2205: 逆巻 傑 [×]
2024-06-18 20:35:10



…は、広まったらどうし──…いや、あの人は多分そんなことしないけど…。
( ただの本心だとあっけらかんと言ってのける少女に今度こそ度肝を抜かれ、狼狽えつつも舞台俳優への信頼は示したなら急に喉の渇きを覚えてシャンメリーをまた一口。一体どういうつもりなのかと隣を横目で窺うもやはり彼女はあっけらかんと質問に否定を返すばかりで、かと思えば何か考え込むように真面目な顔つきになり、勘繰るような小声で憂慮を零して。嘘を吐く必要もないため会場の中央付近で動く数多の人影を遠巻きに眺めながら分母の大きさ故の遭遇率を正直に答えると、今日は相手が大人びて映ることもあり、一緒にいるとそういう風に見られるのかとついまじまじとその姿を見つめ。そうしているうち自分まで顧客に対する見方が変わってしまいそうな予感がしてはっと意識を引き戻せば、雑念を振り払うように「腹減ってないすか」とビュッフェ式に盛られた料理の方を顔を向きで示して )
…まぁ、職業柄女性と関わることも多いし、専門学校も女子率高かったんで…ないことはないけど。

----

(/ 大変お待たせ致しました、蹴り推奨とありましたがお礼のみお伝えしたく…!お心遣い痛み入ります。最速で完治させます…!※蹴り推奨 )




2206: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-19 21:17:48



( / 折角お返事いただいたのに、今度はこちらが所用で時間を取れておらず…!申し訳ございません、もう暫くお待ちいただけますと幸いです; )




2207: 逆巻 傑 [×]
2024-06-19 22:38:47



(/ とんでもないです、此方はいくらでもお待ち致しますので…!背後様もリアル優先でお相手くだされば幸いです*  )




2208: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-21 01:31:03



うう、やっぱり…。でもでもわたしは、そのうち「彼女です」ってはっきり言ってみせます…!
( ないことはないと彼は言うものの、生い立ち的に遭遇率はきっと他の人に比べて多いのだろう。彼の背後に、彼女疑惑の妄想の人影たちをもやもやと思い浮かべてはどこか悔しげに呟くと、拳をぎゅっと握りつつメラメラと密やかに、けれどはっきりと言葉として溢しながら決心を打ち立てて。それでいて一番、隣にいて相応しい人になってみせるのだ。──と、激っていてはふいに空腹を窺われ、はたと我に返り。そういえば豪華ビュッフェがあるからとお昼ご飯は少なめ、間食は我慢してきた今日。出来立てのディッシュが並べられゆくビュッフェコーナーに自身も目を向けては、思い出したようにくうと小さく鳴る腹の音。こくりと首肯しつつ、サラダもお肉もスイーツも色とりどりに並んだ向こうのテーブルに瞳を煌めかせては )
お腹空いてます…!えへへ、ビュッフェのためにおやつも我慢してきちゃいました。逆巻さんもお腹空いてるなら行きましょう…!
 
----

( / 寝落ちをかましてしまって更に遅くなりました…; お心遣いに大いに甘える形となり大変お待たせ致しました、引き続き何卒よろしくお願い致します…! / 蹴り推奨 )




2209: 逆巻 傑 [×]
2024-06-21 19:52:52



だから広まったらどう──…
( 空想上の女性達に対抗意識を燃やし、ひとつ抜きん出ようと決意を新たにした相手に口を衝くのは直前と同じ憂慮。しかし途中で仮定の話といえど無意識下で恋仲になる可能性を肯定したことに気が付いて「ん?」と言葉を止めると、独り言の声量で「今のは違うか…」と自らの応答を不適当と評し。すっかり脇の甘さを咎める勢いも失って流されるように意識を食事へと向け変え、今し方のミスを自身のドレスアップやダンスの最終確認を優先してろくに摂れていなかったエネルギーのせいにしては、早速少女と連れ立って賑わいの中心へ。さして迷うこともなくローストビーフ、カプレーゼ、人参のマリネの三品を皿に盛り、最後にクロワッサンを一つ乗せたなら、会場を見回して座れるテーブル席を探すだろうか )
…俺も腹減って頭回ってないみたいなんで、じゃあ行きましょうか。




2210: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-21 23:14:05



( 再び憂慮の言葉を口にしたかと思いきや、半分ほどでそれは止まり。〝なんで付き合ってる前提なんすか〟とかのツッコミもなく一瞬だけでも受け入れられると、勢いでこちらのペースに持ち込んだら、もしかすると本当にお付き合いまで踏み込めるのではないかと期待を抱かずにはいられない。引き続きアピールをしていくことを改めて決意しつつ、美味しそうなビュッフェメニューを目前にしてはすっかり意識はそちらへ向いて。イチオシらしいローストビーフをはじめ、ブルスケッタに季節の野菜のバーニャカウダのほか、マンゴータルトやメロンのショートケーキ、レモンマカロンをお皿に乗せたなら美味しそうなディナーに瞳を煌めかせ。彼とのクルーズデートももちろんとても楽しみだったけれど、ビュッフェも大層楽しみにしたからかお皿を手に周囲に花を咲かせ。手前から順に早々と席が埋まりゆくなか、白いクロスが掛けられた丸いテーブル席が空いているのを見つけては「あ、あそこ空いてます!逆巻さんこっちこっち」と先導し。テーブルへと一番にお皿を置き席を取ったなら、引いた椅子に腰を落ち着けると「えへへ、気になるのいっぱい取っちゃいました!逆巻さんのそれも美味しそうですね…!」と食いしん坊の片鱗を見せつつビュッフェ2週目の意欲を沸かせていた時。『すみません、ここ、ご一緒しても─……あら?』掛けられた艶やかな声に、その主へと視線を移しては双眸をぱちりと瞬かせ。品のあるグレージュカラーの、ミモレ丈のフィッシュテールワンピースから覗く脚線美。巻き下ろした髪にヌーディーなメイクも相俟って上品に纏められた姿からは、あの日、鬼の形相をしていた美人と結びつけるのに一瞬遅れるも、すぐにぱああっと表情を明るく花開かせ )
──…うそっ、京香さん!?わあっ、お久しぶりです!




2211: 逆巻 傑 [×]
2024-06-22 23:32:30



気になるの全部食いな。
( 料理の乗った皿とシャンメリーの入ったグラスを白いクロスの上に置くと、最初から豪勢に盛った少女はほくほくと無邪気な表情を覗かせ。食に意欲的な姿はともすれば普段よりも幼く映り、微かに目の奥を優しくしてはこんな機会もそうそうないだろうと相手の姿勢を肯定して。そうして自身も席に着いた頃、ふいにテーブルの近くへ誰かが近づく気配と共に、此方へ声を掛けてきたのはいかにもなオーラを纏った華やかな女性。その顔にはすぐにぴんと来たけれど、どうにも名前が思い出せずにいた矢先、隣から人懐っこい声で答えが発されればそうだったなと密かに再インプットして。向こうも意中の男が口説いた──というより迷惑を掛けた相手のことは覚えていたようで、明るい調子で彼女の名前を呼び返すと連れである自らにも軽い挨拶を。決して親しくはないものの知らぬ仲ではないため「どうも」と会釈を返すだけで、あとは社交的な方に任せようと存在感を消しかけた折、横から「京香さん、あっちメロンあったけど──」と不躾な男の声が聞こえてははっと顔を上げて。その先に予感した通りの人影が見えると「えっ、水瀬ひな…」と嬉しそうな気まずそうな複雑な顔をしていた彼も此方へと視線を寄越し、今度は分かりやすく顰めて「…なんでいるんだよ」「…なんでいるんすか」と声が揃い。事情の分かっていないモデルの彼女だけが裾を引いて「知り合い?」と連れに尋ね、「いやほらヘアメの…」と小声で親しげな会話が交わされたなら、ベージュの唇が「顔はじめて見た…」と呟いたのを最後に少しひりついた空気が場に流れるだろうか )




2212: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-23 23:42:00



今日は一段とお綺麗ですねっ、女のわたしでもどきどきしちゃいま、す…──
( 優しげな瞳に見守られながら料理に手をつけようかとしていた時、思わぬ再会を果たしてはその手は一旦止めることとなり。再会に喜色を滲ませながら相席にはもちろん首を縦に振りつつ見惚れていれば、彼女を呼び止めた聞き覚えのある声に自分もはっと顔を上げ。それから声には出さないけれど〝なんでいるんだろう…〟と思うことは同じで「こんばんは…」とぎこちない挨拶を返し。けれど付き合っているのなら(※付き合ってない)そりゃ二人で来るだろうし、今更相席を断るのも変だし、カップルを離して彼女だけ相席というわけにもいくまい。ひとまず彼女が隣にいれば何もしてこないはず。「…に。西谷さんも、どうぞ」と普段よりも少しぎこちなさげなアイドルスマイルを浮かべつつ相席を勧めれば、拭いきれない警戒心を感じ取った彼女が『今日コイツが何かしたら海に沈めるから大丈夫、任せて。まあ何もさせないけど』と相変わらず美人が発するとは思えぬ物騒な言葉遣いでサムズアップしたなら、「わ、すごく頼もしいです!」と両手を合わせて晴れやかな表情を浮かべ。色素の薄い西谷さんの肌が血の気を失いいっそう白くなるのを横目に、楽しい(?)ディナータイムが始まるだろうか )




2213: 逆巻 傑 [×]
2024-06-24 15:04:09



西谷さんもどうぞ、こちらへ。
( 良い印象のない相手とはいえ、パートナーの手前ぶっきらぼうな態度を取ったり悪し様に言ったりすることは憚られ、移動しようにも見渡す限りのテーブル席は埋まり切っていれば、せめて要注意人物を少女から遠ざけるべく自身の隣へと着席を促し。ところが彼の意思に関わりなくパートナーの方が先に己の対面へと位置取ると、残りは必然的に一席となり、最後の一人は大人しくそこへ。その間、傍から聞こえてくるやりとりの恐ろしさに普段からこうなのかと僅かに同情心めいたものが芽生えるものの、両者の様子から既に何かやらかして機嫌を損ねた後だということを察しては、そんな思いは跡形もなく霧散し。あらゆる角度で絶妙な緊張の走る中、各々が料理に手をつけ始めたならやはり既に何かやらかしたのか、正面のモノトーンの装いを暫し眺めていたモデルは本人にでも全員にでもなく此方へと話し掛けてきて。「…へぇ、見違えるもんだな」内緒話ほどの声量ながら、存外下心の窺えない純粋な賛辞に少々呆気に取られつつ「…はぁ、まぁ」と曖昧に答える。しかし高慢な物言いに一つしか歳も変わらないだろうに、という言葉をマリネと共に飲み込んでいるところへ「つっても京香さんほどじゃねぇけどな」と更に不躾な補足が加えられると、眼前の二人へとそれぞれ目を留めてから「…好みの問題でしょう、それは」と今度は不同意を示し。そうして一触即発の卓もひとまずは恙なく食事が進み、隣の彼女の皿が空になったタイミングを見計らって「二周目行きますか」との誘いでビュッフェへと連れ出すことに成功したなら、次の品を見繕いながらさりげなく内心を案じて )
──…平気?楽しめなそうなら別の席探してくるすけど。




2214: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-24 21:10:25



( なんだか見られている気がするような。正面から感じる視線とぶつからないように、スイと視線を他へと滑らせては敢えて視線に気付いていないふりを決め込んでは、ふいに彼女のお皿が目に留まり。欲を詰め込んだ自身のお皿に比べて、モデルとしての彼女は脂肪分の少ないローストビーフを始め、野菜を中心に盛り合わせていて美意識の高さが伺える上に、綺麗な所作で料理を口に運ぶ様はそれだけでも絵になる。ほわ、と見惚れながら「食べてる姿もめちゃくちゃ美人ですね…?」『うふふ、そうでしょ』なんて眩ゆさを感じつつ、美しさの秘訣を聞いていれば。二人はいったい何を話しているのだろうか、横目で窺い会話までは耳に届かないけれど、険悪というわけでもなさそうに見えて。一巡目のお皿が空になる頃、二周目の誘いを受け席を立てば、次は逆巻さんが食べてたマリネを食べようかななんて、当初のひりついた空気も忘れてお皿に取り分けていると。こちらの気を案じた言葉を掛けられては、双眸をぱちりと瞬いてから柔らかく綻ばせ「はい!京香さんもいるし、逆巻さんが傍にいてくれるから、へーきです!」と八重歯を覗かせて。「でも京香さん、〝すごく良い女!〟って感じのいい香りもするから逆巻さんはあんまり近づいちゃだめです、好きになっちゃう…」と、食事の邪魔をしない程度ながらふわり漂う香水の香りにひとり危機感を示してみたかと思えば、「あ」と小さく呟くと、さくらんぼのフロマージュタルトや2個目のレモンのマカロンなどをお皿に乗せつつ )
そういえば、逆巻さんは西谷さんとなんのお話で盛り上がってたんですか?




2215: 逆巻 傑 [×]
2024-06-25 08:48:40



水瀬さんも骨抜きにされてたすもんね。
( 彼女が大層楽しみにしていた様子のパーティービュッフェ。それが良くない巡り合わせのせいで台無しになるようなら席を移ることも視野に入れていたけれど、想定に反して屈託のない笑みが返されては此方も心なし表情を緩めて。それよりも、とでも言うように発された警告には食事中の彼女達を思い返して微笑ましげに応えつつ、残り一つとなったメロンのショートケーキを「京香さんと分けて」と相手の皿へと乗せ。しかし反対に此方側で交わされた会話をまるで仲睦まじいかのように表現されると、かぼちゃの冷製スープを注いでいた手を止め、怪訝そうな顔を取り繕おうともせずに )
…あの人と会話が盛り上がったことなんか一度もないすけど。




2216: 永瀬ひな季 [×]
2024-06-25 15:33:49



えへへへ…、えっ。水瀬さん〝も〟ってことはやっぱり、逆巻さんも骨抜きに…!?
( 心配なあまりパートナーの彼のことは候補に浮かばず、瞳を丸くしながらあたふた衝撃マークを浮かべ。ああいう華と色気を備えた大人っぽい路線が好みなのだろうか。子どもっぽく欲に従順に甘いスイーツばかりを乗せたお皿へ視線を下げ、挽回しなくては…と悔い改めた矢先にメロンのショートケーキを更に乗せられては、一瞬きょとんとするもののすぐに西谷さんが掛けていた言葉を思い出す。完売し空になったガラスのお皿を見るに最後の一つだったのだろう、さりげない気遣いと優しいところもやっぱり「大好きです…」、〝ありがとうございます。〟抱いた謝恩と感情が逆になっているのも気が付かず。ほわ…と綿毛が漂うようにあたたかな気持ちになるけれど、何気なく聞いたことに対して、彼があまりにも露骨した怪訝そうな表情を浮かべるものだから双眸をぱちぱちと瞬かせつつ、あれ…と冷や汗を浮かべ。西谷さんの気取らず詰めてくる距離感ゆえに勘違いしたことを詫びれば、二周目を取り終えたタイミングで席へと戻ろうか。スイーツが多くを占めたお皿を運びつつ、ああいう仲を犬猿の仲っていうんだっけ、とぽわんと脳裏に思い浮かぶのはちょっかいを掛ける猿と、シャーッと威嚇する…猫。ぽつ、と溢しつつ席へと戻ったあとは、京香さんとメロンのショートケーキを仲良く半分こしよう )
それは失礼しました…。も、戻りましょうか。──…犬猿、や、猫猿の仲…。




最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle