TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

その血は華となり【途中参加 OK】/104


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
70: 栗花落 [×]
2023-03-02 20:25:40

>63 カーメル様

「たしかに適度な運動は身体にいい。何も夜でなくてもいいとは思うけどね」

とはいえ、夜の方が1人でのんびり散策できる良さもあるけどねと苦笑する。
実際、こうして自分がわざわざ夜の時間帯に外に出向いて酒を嗜むのもそういった面があるのだろう。
やはり、花憑き同士、妙な親近感というか、共通点があるというか。
変なところが似ているものだと笑みが溢れる。



>66 唯織様

「へぇ、天界に咲く花……この御花がそんな大層な花を模しているとはねぇ…俺の御花にそこまでのピュアさはないと思っていたけど」

寧ろ俺と一緒に地獄へ行けそうなくらい歪んでるのにね、なんて御花をひと撫ですれば、失敬なと言いた気に騒めく。
一緒に行ってくれないのかい、とわざと悲しげに眉を下げれば、お前を離すわけがなかろうにと酷く愉しげに揺れたのは気のせいではなさそうだ。
やはり、お互い天界なんて似合わない性質であるのは変わらないらしい。
拍手に合わせて揺れる鈴の音は、そんな自分たちを肯定しているようで…というのは認めて欲しいという甘えなのかもしれない。

「食いしん坊か…確かに、何処ぞの村では口減しのために赤子や子どもに煎じた彼岸花を飲ませる風習もあったとかなかったとか。花を口にするほど貧しい時代もあったのだろうね」

毒にまで縋るその様は、見ていて最高に昂揚するものがあっただろうなんて思わず歪んだ笑みが溢れる。
きっと最悪を選択していく姿に惹かれる自分に彼岸花という形で現れてくれた御花は、そんな本質を見抜いていたんじゃないかと思う。
危うく想像の世界にトリップしかけたところで、怖くないのよという言葉と彼女の存在を思い出す。
幾度か静かに深呼吸を繰り返せば、開いた瞳孔も閉まり、歪んだ口元も緩む。
純粋な彼女に見せる顔ではなかったなと無意識に片手で口元を隠し、ため息を一つ。

「優しい手だなんて初めて言われたよ。君にそこまで評価してもらえているなんて光栄だね」

あまり面と向かって褒められることがないからか、そわりそわりと背中が落ち着かない感触がする。
暖かいと溢す紅色の唇も安堵からか緩んだ頬も好ましいもので。
久しぶりに触れる純粋で綺麗な存在に、むず痒い心地がしてしまう。
息を殺して近づく、という言葉に彼女がそれほどの経験をしてきているのだと想像できて。
自分の悪性に護られてきただけで、本来であれば花憑きである自分も同じように悪いヒトに危害を加えられる存在であることを思い出した。
思い出したところで、今更ヒトを恐れる心は残っていないのだが。

「君もなかなかに逞しく生きてるようで安心したよ。やっぱり花憑きである以上、何処かヒト離れしていないと壊れてしまうからね」

何が、とは言わなかった。
きっと彼女なら言わなくてもわかってしまうほどに経験をしているだろうと思ったから。
心を壊して自ら現世に別れを告げる同胞を幾度も目にしてきた自分にとって、彼女のような芯の強い存在は安心できるもので。
無意識に安堵が混じったため息をもらす。

最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle