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自分のトピックを作る
38:
梵 [×]
2023-03-01 09:35:36
>37 蛍様
喧騒に誘われるように歩いていけば、何やら小さな集団が揉めているのが目に入る。
普段であればいつものことかと気に留めることはないのだが、不思議と心が引き留められる。
近づいて耳をそば立てれば、なんて事はないよくあるナンパなのだが。
見知った顔があったからだろうか。
やけに気になってしまったのは。
視線が縫い止められたのは、小柄な女性の背後。らしくもなく長く付き合っていた遊び相手だった。
「最近遊んでくれないと思ってたら、可愛いお嬢さんにちょっかいかけてるなんて。随分と落魄れたもんだ…ねぇ、おにーさん?てか、その娘どうみてもこっちのヒトじゃないでしょ」
妬けちゃうなぁと冗談交じりににへらと笑みを浮かべれば、相手は一瞬の驚きの後、疲れたような顔をする。
面倒な奴に捕まったと呟いていたのは聞こえなかったことにしよう。
どうやら残り2人は噂で自分のことを知っていてらしい。
これが噂の…とか、確かにぶっ飛んでそうな匂いがする…などと好き勝手言ってくれる。
それら全てを聞き流しつつどさくさに紛れて相手の肩に腕を乗せれば、溜息一つと共に払われてしまった。
もう遊んでくれる気はないらしい。
「あぁ、おねーさんごめんね?こいつらよっぽど遊び相手居なくて飢えてたみたい。ここじゃあ、こんなのがいっぱいいるから1人じゃ危ないよ?」
誰か付き添いはいないのかとぐるりと見回したが、それらしき影は見当たらない。
どうしたものかと目の前の女性をみつめて考えを巡らせる。
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