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ROSARYー変わり果てた世界で戦い続ける者たちー/1267


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961: セリア・メイナード [×]
2023-04-06 13:06:46


>>936 マリン

フッ、フフ…アハハハ!…あぁ、ごめんごめん。そんなストレートに言われた事無いからさ、つい。…そっか。成長したんだね。

(耐えようにも耐え切れず、吹き出してしまった。あまりにも真っ直ぐで純粋過ぎる例えが己をそうさせ、瞳の端に生理的な涙を浮かべながら、今だに笑いの余韻を残して謝罪する。今までそんなハッキリと、取るに足らにい会話が出来て嬉しいと言われた事は一度も無く、一切の曇りも無い澄んだ素直な気持ちを言葉にしている人は初めてだと思った。まるで純真無垢な子供のような心を表す彼女に少しくすぐったさを感じ、つい笑みを溢してしまったが、きっと彼女にとってそういう些細な事に気付けた事こそが大きな成長に繋がったのだろうと、涙を首に掛けたタオルで拭いながらしみじみ言えば「イイ事だ。」と、そういう立場では無いが上から目線のような発言を続ける。もう以前のように自信無さげな彼女では無い。そうやって小さな事に気付いて、それを積み重ねていけばもっと成長出来る。そう感じて、前にもやった事と同様に彼女の頭を撫でようと、その短い髪になった頭に手を伸ばして)




>>937 ケラ

そうだね。こっちこそ、よろしく。…さてと、早く帰ってもう一仕事やらなきゃな。あー、ホント久しぶりの任務は疲れる。でもまあ、オレが目を付けた事から始まったんだから仕方ねーな。

(彼女の言う通りだ。現段階ではまだDOGMA所属となっているが、いつ追放されるか分からない。もしくは連れ戻されもう二度と接触は不可能になる可能性だってある。いずれにせよ時間の問題だった。そうなれば彼女がDOGMAの情報を取得する方法は無くなりDOGMAの情報源のひとつは途絶える。情報を得られる方法は他にもあるが、より手軽に入手出来るのは現状彼女からだけだった。彼女の言葉に頷けば同意してこちらからも宜しくと言うと両手を上げて思いっきり背伸びをしては、これからアジトに帰ってレオを拘束しなくてはと怠そうに言うが、事の発端は自分が可笑しいと感じ目を付けていた事から始まった。責任は少なからず自分にもある。愚痴を溢しながらも「最後までやらなきゃな。」と苦笑しながら続けて)




>>939 リナ

分かった。そんなに言うなら見届けてやるよ。お前がちゃんと幕引きをするところをな。

(少しキツく当たってしまったか。僅かに風が吹いただけで崩れ去りそうな、そんな弱々しい様子を見せる彼女に、つい手を差し伸べたくなる気持ちをグッと抑え敢えて辛辣に接した結果だ。甘い言葉を掛け激励する事は誰でも出来るが、反対に意図的に厳しくして気付かせる事が出来るのは限られた人しか不可能だ。その対象が上の立場であればあるほど周りにそう接してくれる人は居なくなる。自分は彼女にそう接する事が出来る数少ない人間の内の一人なのではないかと思っていた。故に平静さを失っている彼女に優しい言葉を掛けて甘やかす事はせず、普段の態度の鳴りを潜めさせた。不安に揺れる彼女の瞳は、大切な仲間を手に掛ける覚悟を内包して自分を見つめる。憂心はあるもののきっと彼女ならやり遂げると確信しながら、頷いて半分を肩代わりすると承諾する。仲間の最期を、そして彼女がケジメを付けるところを見届けると真っ直ぐ彼女を見つめて言えば、レオの周りに付けていた監視の一人に連絡を取り所在を聞く。幸いにも彼はアジトに居るとの返事で、電話を切れば彼女にその事を伝えアジトへと歩き出し)

レオはアジトに居るってよ。探す手間が省けたな。




>>943 ゲオルギー

っ!?そんなんアリかよっ!!

(霞掛かる部屋の前に人影が現れる。再度戻って来た彼の瞳は、自分を仕留めんと赤い光をより一層強くしていた。波長の長いその色は視界が悪い中でもハッキリと届く。抑揚無く現実を突き付けながら部屋に踏み入った彼に静かに耳を傾ける。相手が言う事は尤もで自分でも分かっているからこそ何も言い返せずにいると、低い姿勢を取って掛け声を上げたかと思うと膝裏の兵装の稼働と共にこちらに突っ込んで来た。瞠目して奥歯をギリッと鳴らす。まさかこの状況下で捨て身の攻撃をしてくるとは。油断はしていなかったが見通しが甘かった。彼の持つもうひとつの装備をもどうして配慮に入れなかったのか。そもそも爆発を恐れず攻めてくるという選択肢は薄れていた。考えてる暇は無い。彼の伸ばした手が目前に迫る。一刻も早く此処からの脱出が先決だと、彼の方を向いたままやや背中を丸め踏み込めば、窓に向かって後ろ向きに飛び退き窓に飛び込む。パリーンと自分の背中が窓ガラスを破る音と、破ったガラスと共に外に出た瞬間、部屋は眩い光を放ち盛大な音を立てて爆発。直後、部屋の中から火の手と黒煙が大量に上がる。爆発の炎には既の所で巻き込まれなかったものの黒煙の餌食にはなってしまい視界全てが真っ黒になり全身は黒煙に包まれたが、咄嗟に自分の腰に常備しているワイヤーを飛ばすと隣接している廃墟と化したビルの骨組みの1本に括られたようで手応えを感じた。そのままワイヤーを巻き取りながらビルに移ろうと思った矢先、自分の右手首に違和感が。巻き取られているワイヤーに身を任せて黒煙の中から出るとその正体が分かる。それは必死に伸ばされた彼の手だった。執念深さを感じつつ舌打ちをすれば、やむを得ずそのまま一緒にビルの屋上に着地するが、華麗に足からの着地とはいかず勢いそのまま背中を打ち付け数回のバウンドの末に止まる。上手く受け身を取り切れなかった為背中に感じる痛みに顔を歪めながら横向きに寝そべったまま激しく咳き込んで)




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