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晦冥へ、手向けの百骸【 3L / 人数制限有 】/212


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48: 朽葉 [×]
2022-10-01 13:17:46



>40 千草

(天を衝くように聳えていた建物も、誰かの帰る場所を守っていたはずの瓦屋根も、今は等しく見る影もない。災害によって崩れ去り、片付けられることのない残骸があちこちに積み重なった区画で、辛うじて残った道に横たわる瓦礫を乗り越えようとする小さな影が一つ。大の大人であれば軽く飛び超えられるような瓦礫も、幼い体躯にとっては立派に障害物のようで、砂埃に両手を汚していた。ウツギの神様ならば瞬きの間に道の先へ移動することも、宙に浮くことだって造作もないのだが、そこは極力重力に縫い留められていないと”ここにいる自分”と言う認識すら危うく、また一歩人間から遠ざかってしまう自覚のある神様。可能な限りは自らの足で移動することを良しとしており、超えた瓦礫の先、点々と続く水の跡を辿るように先へと進んで行って。追いかけるのは足元の道標と、その先に感じる神様の気配。両手の指にも満たない数の同族であるからこそ、近くにその気配を感じたらできるだけ訪ねるようにしており、今回もその一環だった。やがて道の先に千草色が目に入れば軽い足音と共に駆け寄って、近づくにつれて全身水に濡れた異様な様子に気が付けば、驚いたように瞳を丸めた後、心配そうに眉を下げつつそっと問いかけて)
まぁ、大変。ずぶ濡れだわ――千草、どうしたの……?

(/素敵な世界とのご縁を得られたこと、大変嬉しく思います。早速千草様に絡ませていただきましたので、朽葉共々、どうぞよろしくお願いいたします!)


>41 瑠璃

(夜通し降り続いていた雨は各所で濁流となり、大地を、木々を、人々の安息すらも流し行く。日が昇り、いつもより少し透明な空の下。自らの命の終わりを望む人を見送った終焉の神は、思念によって創造した長靴で水たまりに波紋を作りつつ、少し先に見える大きな建物を目指していた。目的なんて高尚なものはなく、偶さか近くに他の神の気配を感じたから、挨拶がてら顔を見せに――あるいは見に行くだけ。建物の出入口までやって来たところで、丁度玄関から出てきた彼女と鉢合わせれば、朗らかに微笑んで声を掛けて)
あ。おはよう、瑠璃。――何だか急いでいるみたいだけれど、何かあったの?


(/初めまして、早速ですが絡ませていただきました。素敵なご縁に感謝しつつ、ぜひ一緒に物語を楽しんでいけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!)


>45 梔子

梔子、いらっしゃい――と言うのは、ちょっと違うのかしら。ここはわたしの家ではないし……。
(各地に散らばるウツギの神様たちは、お互いの存在を何となく感知することができる。故に近づいてくる一人の気配もしっかりと感じ取ることができれば、突然掛けられた声にも驚くことなく、振り返りつつ柔らかな声でその神の名を呼ばう。それから迎え入れるように言葉を続けて、まるで家主のような己の振る舞いにふと疑問を覚えれば、独り言のように呟いてちょこんと首を傾げて。この場に揃った二人の神様は、どちらも義務教育など崩壊した後の世代。思案するような彼女の呟きに、同じように思考を巡らせてみれば、視線を伏せたまま考えを口にして)
うーん……難しいお話ね。前者は対比ができる分、現状に絶望しがち。後者は今の世界が基準だけれど、昔は確かにあったと言う安寧を、決して得ることはできない。――隣の芝が青く見えるもの納得だわ。

(/初めまして、絡んでくださりありがとうございます!こうして同じトピックに参加するという素敵なご縁を得られたことに感謝しつつ、ぜひ一緒に終末世界を楽しめたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!)




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